琴平グランドホテル桜の抄 「現代の名工」受賞祝賀会 「日々精進していく」

2023年6月21日(水)配信

「現代の名工」を受賞した山口和孝料理長(右)

 厚生労働大臣表彰の2022年度卓越した技能者(現代の名工)を受賞した、香川県こんぴら温泉郷「琴平グランドホテル桜の抄」(近兼弘幸社長)の山口和孝料理長の受賞記念祝賀会が5月22日、姉妹館の「湯元こんぴら温泉華の湯紅梅亭」で行われた。

 会には山口料理長の師匠である大田忠道氏(天地の宿奥の細道)や大田一門の兄弟弟子、取引業者など約100人が参加した。

 大田氏は冒頭のあいさつで参集への謝辞を述べた後、「山口氏はまだまだ上を狙える」と激励した。

 近兼社長は「山口さんとの出会いは18年前。数年後、オープンキッチン型のレストランを作り、さまざまな意見を交わすなかで料理の評価が上がってきた。山口さんの料理には喜怒哀楽があり、心がこもっている。さらなる高みを目指してほしい」と話した。

 山口料理長は「今回の受賞は昭和58年に弟子になって以来、ご指導いただいている大田のおやっさんのお陰」と師匠へ深い感謝の言葉を述べた。そのうえで、「オープンキッチンの花見世厨房『ゐきり』の設備投資の話しを聞いたときの興奮は今も鮮明に覚えている。席から見える金刀比羅宮や讃岐富士の景色が料理に華を添えてくれる。全国どこにもない最高の舞台で仕事ができる幸せを胸に刻み、日々一層の精進をしていく」と結んだ。

【土橋 孝秀】

パーレンス小野屋 露天風呂など一新 ラウンジもワーケ対応に

2023年6月21日(水)配信

庭園の中の露天風呂

 福岡県朝倉市・原鶴温泉の旅館「ホテルパーレンス小野屋」(宮川具久社長)は、男女庭園露天風呂や上質な高級ラウンジを3月にリニューアルオープンして話題を集めている。

 同館は九州一の大河・筑後川を望み、1881(明治14)年に創業した142年の歴史を誇る同温泉最古の宿。温泉は、クレンジング効果の単純硫黄泉と肌をつるつるにする弱アルカリ性単純泉の2つの泉質を持ち、さまざまな木々を植栽した日本庭園、九州の旬の味を楽しめる料理が自慢。

 リニューアルでは、自慢の庭園と肌にやさしい温泉を生かした庭園露天風呂を造り上げた。内湯は天井の梁が剥き出しの和モダンと黒のシックな石張り調。内湯の外に陶器の水風呂、岩風呂など木々の庭園に囲まれる。

 アロマ水をサウナストーンに掛け、蒸気を発生させるロウリュウ式サウナも男女に設置。館内にはこのほか、畳の大浴場や貸切風呂も完備する。

ゆったり広々のラウンジ

 中央館1階のラウンジは、庭園を眺めるワーケーションラウンジとして生まれ変わった。広々とした空間に、海外家具を使用のインテリア、ソファー席、書棚などのほか、コワーキング用のカウンターやテーブルを備える。午後3―6時にはコーヒー、甘夏ジュースなどフリードリンクで、ゆったり寛げる。子供向けに、アイスキャンディ4種類を用意して食べ放題にした。

 客室では、中央館に温泉露天風呂付きの客室2室も設置した。

埼玉県旅行業協会、浅子会長が留任 全旅協と政府に要望へ

2023年6月20日(火) 配信

今年度は資金調達や需要喚起策の実施を求めていく

 埼玉県旅行業協会(浅子和世会長、236会員)は6月13日(火)、さいたま市内で2023年度通常総会を開いた。任期満了に伴う役員改選では、浅子会長の留任を決めた。今年度はコロナ禍で厳しい経営状況が続くなか、資金調達や需要喚起策の実施などを全国旅行業協会(ANTA)と共に政府へ要望していく。

 浅子会長は会員へ全国旅行支援の複雑さに苦労していることを労った。一方、地域クーポンの発行で手数料を得たことに触れ、「厳しい経営状況のなか、少しでも収入を得られるのはありがたいこと。今後は団体が回復していくだろう」との考えを示した。

浅子和世会長

 また、「役員共々、一生懸命勉強し、その都度色々なことに対応できるようにする」語った。

 来賓として出席した全国旅行業協会(ANTA)の駒井輝男副会長は「全国旅行支援の制度の複雑さを解消することを求めてきた」と報告。

駒井輝男副会長

 また、一部報道で中国において新型コロナウイルスの感染者が増加していることに触れ、「団体旅行が復活したら、怖い。旅行によるコロナ拡大だけは阻止しなければならない」とした。

 同日には(株)埼旅(梶田雅彦社長)も総会を開催した。任期満了に伴う役員改選では梶田社長の再任が決定した。

梶田雅彦社長

 梶田社長は、2人から旅館に宿泊できる商品らくパックについて、旅行会社への手数料のほか、利用客1人に付き館内利用券1000円分をプレゼントできることを説明。「団体より個人旅行の回復が早いなか、皆様の支援につなげたい」と利用を呼び掛けた。

創刊日6月20日「るるぶの日」制定 日本記念日協会が認定へ

2023年6月20日(火)配信

記念日登録証

 JTBとJTBグループで旅行・ライフスタイル情報を提供するJTBパブリッシングは、旅の情報誌「るるぶ」の創刊日である6月20日(火)を「るるぶの日」に制定し、日本記念日協会から記念日として認定された。

 「るるぶ」は、1973年に月刊誌「旅」の別冊として誕生。今年で創刊50周年を迎え、4月に周年記念のキャンペーンサイトを立ち上げ、プレゼントキャンペーン(CP)や特別企画展示、コラボレーション企画などを展開している。

 認定を記念して、ツイッター投稿CPを6月19日(月)~25日(日)まで行っている。るるぶ公式ツイッター(@jtbp_books)のフォローと「#るるぶの日」を付け、旅の思い出を引用リツイートで投稿すると、抽選で3人にJTB旅行券がプレゼントされる。

 このほか、「るるぶトラベル」で宿泊予約をすると、宿泊料が割引になるキャンペーンを6月26日(月)から実施する予定。詳細は周年記念のCPサイト内で公開する専用サイトから。

【特集 No.636】「ピンクリボンのお宿」シンポin花巻(いわて) 心が軽くなる「アピアランスケア」

2023年6月20日(火) 配信

 乳がん体験者が旅を楽しみ、安心して温泉を満喫できる環境をつくるピンクリボンのお宿ネットワーク(会長=畠ひで子・匠のこころ吉川屋女将、事務局=旅行新聞新社)は5月30日(火)、岩手県花巻市の新鉛温泉・結びの宿愛隣館で、「第9回ピンクリボンのお宿シンポジウムinいわて花巻」を開いた。CSRプロジェクト代表理事・桜井なおみさんの基調講演や、ポーラコーポレート室長の佐藤幸子さんの講演、会場となった愛隣館社長の清水隆太郎さんの会員活動報告が行われた。
                               【馬場 遥】

心ゆくまで温泉楽しんで 旅館、観光、患者会など約60人参加

 第9回「ピンクリボンのお宿シンポジウムinいわて花巻」には、同ネットワーク会員の旅館・企業・団体をはじめ、岩手県内の旅館や観光協会、行政、患者会など約60人が参加し、講演や活動報告に熱心に耳を傾けた。

 畠会長は、乳がんの手術や治療を受けて回復の道を辿りながらも、術後の痕などを気にして旅を諦めてしまう女性たちに、「誰の目も気にせず旅に出掛けていただき、心ゆくまで旅館やホテルでの温泉入浴を楽しんでもらおうと発足した」と会設立の経緯を説明した。

 「設立時は16人に1人といわれた乳がんも、今や9人に1人が罹患する病気。本日講演を聞いて学んだことが、皆様の生きる力になれれば幸い」と期待を述べた。

 地元の来賓として、八重樫和彦花巻市副市長、谷村邦久岩手県観光協会理事長(代理・佐藤健部長代理)、佐々木博花巻観光協会会長、安藤昭岩手県旅館ホテル生活衛生同業組合花巻支部長が出席。

 上田東一花巻市長(代読・八重樫副市長)は、「花巻市ではがんの治療によって生じた体や容姿の変化をカバーし、療養しながら安心して仕事や生活を送っていただけるよう、ウィッグや乳房補正具などの購入に対して補助金を出している」と市の取り組みを説明。「花巻市は北東北随一の規模を誇る花巻温泉郷を有する。ご参加の皆様には、温泉の魅力をご堪能いただきたい」と歓迎の言葉を述べた。

 谷村理事長(代読・佐藤部長代理)は、「協会には18年に『岩手バリアフリー観光情報案内所』を設置し、県内の宿泊施設の車いす対応などのバリアフリー情報の提供などを行い、観光関係者へのバリアフリー対応の普及啓発にも取り組んでいる」と紹介した。「今後もさまざまなお客様に岩手の旅を楽しんでもらえる環境づくりに取り組んでいきたい」と意気込みを述べた。

 

宿ネット11年目 新たな冊子・ポスターも

 同会の会員数は宿泊施設が98軒、旅館組合など団体が6会員、企業が16社の合計120会員。

 活動内容では、毎年10月に発行する「ピンクリボンのお宿冊子」で、会員施設や宿泊特典クーポンを掲載。10万部を発行し、会員や病院、患者会を通じて、希望者に届けた。

 2022年11月には、企業会員であるポーラが作成した「スキンケアとメークアップの本」という冊子を発行した。基本のスキンケアやメイクのやり方だけではなく、生き生きと明るい印象に見せるためのテクニックを紹介。リボン宿ネットに加盟している全国の宿泊施設で配布している。

 このほか、ピンクリボンのお宿や入浴着着用での温泉入浴のポスターを作成し、会員施設のロビーや脱衣所に掲示して、一般の利用者にも活動を周知している。

 会場には会員企業の製品を展示した。ウィッグや入浴着などを実際に手に取り、説明を聞く参加者の姿が見られた。

 講演では、桜井なおみさん(CSRプロジェクト代表理事)が「人生100年時代の『女性』と『がん』」、佐藤幸子さん(ポーラコーポレート室室長)が「たとえ『がん』になっても美と人生を楽しむ提案」をテーマに話した。

 会員活動報告は、結びの宿 愛隣館の清水隆太郎社長が「温泉旅館におけるピンクリボン活動とウェルカムベビーのお宿としての取り組み」を紹介した。

 講演後には、愛隣館の館内ツアーが開かれた。参加者は、リニューアルしたダイニングやキッズスペース、露天風呂付き客室を見学した。……

【全文は、本紙1904号または6月23日(金)以降日経テレコン21でお読みいただけます。】

黄金KAIDO立ち上げ 中部4県連携で観光誘客

2023年6月20日(火) 配信

4者が連携へ

 静岡、山梨、長野、新潟の4県連携の「黄金KAIDOプロジェクト」がこのほどスタートした。5月24日(水)に東京都内で4県知事や幹部が出席して記者会見を開くとともに、連携キャンペーンの中心となる4事業者が協定締結式を行った。

 知事や幹部が出席した記者会見では、発起人代表の川勝平太静岡県知事が「静岡県の伊豆には土肥金山が、新潟県の佐渡には佐渡金山があり、いずれも徳川幕府の直轄として栄えた。長野県、山梨県にも金山があり、佐渡から土肥までを黄金KAIDOと名付け、誘客に結びつける事業を展開していく」と宣言。

 「7月から高速道路4日間乗り放題(ETC搭載車)プランや佐渡汽船と駿河湾フェリーの割引をスタートさせる。また、徳川家ゆかりのスポットを巡り、葵の御門入りの御朱印を収集するイベントなど、さまざま事業で観光資源も食も満載な中部4県の交流人口を拡大していきたい」と結んだ。

 次に各県の知事・幹部が観光素材などを説明した。記者会見のあと、土肥金山と佐渡金山、佐渡汽船と駿河湾フェリーの4事業者が協定を締結した。

〈旬刊旅行新聞6月11・21日合併号コラム〉―大分、熊本へ 梅雨時期の大自然に触れる九州の旅

2023年6月20日(火) 配信

 梅雨時の九州は緑が深く、自然がとても美しい。今回は大分、熊本を中心に旅をしようと、福岡県の北九州から、大分県中津市の耶馬渓に向かった。

 

 いたずら盛りの子供時代、紅葉時期の耶馬渓には何度も連れて来られたが、「楽しい」という印象はあまりない。それもそのはず、「耶馬渓の本当の魅力は大人にならなければ分からないものだ」と、再認識した。

 

 耶馬渓には特別なものがあるわけではない。むしろ、よくある観光地の「俗」な感じは希薄だ。禅海和尚が手彫りで掘った青の洞門は有名だが、さらにその奥に入り込んでいくと深耶馬渓に辿り着く。流れる水の透明感、ほどよい湿気を含んだ森林と岩肌。「九州の秘められた場所にいる」という気分になる。

 

 その先には、大分県・九重町の宝泉寺温泉が、ひっそりとある。まさに「隠れ世」と呼びたい世界が佇む。夜、この場所で緑色の流れる蛍の光を見たら、きっと闇に浮かぶ妖しい美に眩惑されるだろうと思った。

 

 

 その先を進むと、大分県・玖珠町の伐株山(きりかぶさん)が姿を現す。切り株のような、プリンのような形で、愛らしい。HONDAのバイク「カブ」に乗っている人たちの聖地となっている。伐株山の近くまで行くと、海抜685・5㍍の山頂まで車で行けることを示す小さな看板を発見。細い道を苦労しながら登って行った。頂上はなだらかな草原が広がり、牧歌的な雰囲気を醸し出していた。よく晴れた日で、青い空と眼下の田園風景や町並みが一望できた。

 

 

 やがて熊本県に入り、黒川温泉を目指した。私の実家と黒川温泉まで100㌔ほどしか離れていない。別府の方面からだと少し遠いイメージがあったが、「耶馬渓の方面から行くと近いな」と改めて感じた。

 

 黒川温泉街には、ほのかに硫黄の香りが漂う。黒川温泉といえば「入湯手形」だ。1300円(大人)を払うと、旅館27カ所の露天風呂の中から好きな3カ所の温泉を選んで入浴することができる。「どこにしようか」と迷ったが、「山の宿新明館」の洞窟風呂と、「ふもと旅館」を順に入った。身も心もほぐれると、急に空腹を覚えた。ふもと旅館の近くにあるカフェレストラン「わろく屋」で、あか牛のカレーライスを食べた。そして、残りの1つは少し離れた「山みず木」に決めた。

 

 個性あふれる3つの温泉を順に入り、美味しいあか牛も食べ、ソフトクリームとレモンスカッシュも補給し、大分県豊後大野市の「東洋のナイアガラ」と称される、原尻の滝を目指して再びエンジンをかけた。

 

 

 原尻の滝に向かう途中に、断崖絶壁の地に、天高く聳え立つ高石垣の岡城跡があったので、立ち寄った。少年時代を大分県竹田市で過ごした瀧廉太郎は、岡城をモデルにして名曲「荒城の月」を作曲したと言われている。入場料金300円を支払って、階段を一段ずつ踏みしめて登った。何せ、黒川温泉で3つの温泉に入った後なので、本丸跡まで登るのは結構きつかったが、登り切った瞬間の爽快感は格別であった。この荒城で、青白い月を眺めたらどんな気分だろうと、想像してみた。

 

 原尻の滝はスケールこそ小さいが、訪れる価値はアリだ。1人旅だったので、あちこちと気の向くままに立ち寄ることができ、楽しい九州での1日を過ごせた。

(編集長・増田 剛)

第1回JATA SDGsアワード、HISが大賞に カンボジアへのスタディツアー実施

2023年6月19日(月) 配信

日本旅行業協会はこのほど、第1回JATA SDGsアワードの各賞を決定した

 日本旅行業協会(JATA、髙橋広行会長)は6月15日(木)、第1回JATA SDGsアワードを発表した。大賞は、エイチ・アイ・エス(HIS、矢田素史社長)の「旅を通じて、カンボジアの子どもたちに学びの機会と楽しさを届ける」が選ばれた。応募件数は26社75件。このうち、大賞を含む39件を表彰した。

 HISでは、2017年にカンボジアへ公立小学校を建設したことから、NPO団体の活動に協力しながら、スタディツアーを造成した。

 個人旅行営業本部専門店エリアスタディツアーデスク所長代理の行廣彩夏氏は、「SDGsが日本で浸透しきっていないのは、『自分事』の意識が薄いため。自分のこととして考えるときに、旅はとても良いきっかけになる。旅先での経験が、お客様と現地の子供たち双方の『気付き』と『学び』になれば」と想いを語った。

 このほか、各部門の優秀賞には、JTBコミュニケーションデザインの「観光業界におけるCO2排出量削減を目指す『CO2ゼロMICE®』『CO2ゼロSTAY』」(経済・産業部門)、クラブツーリズムの「『YAMA LIFE CAMPUS』を通じた登山道整備プロジェクト」(地球環境部門)、楽天グループの「宿泊施設の取り組みを旅行者にわかりやすく紹介し、サステナブルな旅行を推進」(共創部門)が選出された。

 坂元隆委員長(JATA理事、読売旅行会長)は「SDGsは世界全体の共通の目的となってきている。SDGsアワードをジャンピングボードとして、取り組みが遅れている観光業界のなかでも積極的に推進していきたい」と目的を語った。

 また、「まずは既に取り組みを行っている大手の施策を表彰することで、JATA全体でSDGsへの理解を深め、表彰事例を参考に施策や商品の造成につなげてもらう」と話した。

 表彰式は7月13日を予定する。

「GIONプロジェクト2023」 伝統文化の維持・継承を持続可能に(京都市観光協会)

2023年6月19日(月) 配信

祇園祭プレミアム観覧席(イメージ)

 京都市観光協会はこのほど、京都の文化的、歴史的価値を国内外に広く発信し、観光による伝統文化の維持・継承を持続可能なものにするために、「GIONプロジェクト2023」を実施する。このPJでは、祇園祭が開催される7月を中心に、祇園祭や世界遺産の社寺に関わる高付加価値な体験を提供する。

 事業は「祇園高付加価値体験」「世界遺産社寺特別体験」「夜観光推進」の3つ。歴史や伝統文化、食、夜観光などをテーマとした企画を、おもに訪日外国人観光客に体験してもらい、京都の伝統文化の価値に対する理解を深める狙い。

 「祇園高付加価値体験」では、祇園祭プレミアム観覧席を設置する。畳や座椅子、座布団を使用した特別席を84席設置。日よけパラソルを備え、京都ならではの飲料やおばんざいを提供する。また、イヤホンガイドでの外国語による巡行の解説を聞くことができる。

 実施日は7月17日(月)。料金は1人1席40万円。

 また、「世界遺産社寺特別体験」では、教王護国寺(東寺)や賀茂御祖神社(下鴨神社)、西本願寺などで、歴史や伝統芸能に触れる特別体験を提供する。特別拝観や京料理を楽しむことができる。

 定員は20~30人。料金は1人当たり10~20万円。

 「夜観光推進」は世界遺産である賀茂別雷神社(上賀茂神社)で、「NAKED夕涼み2023 世界遺産・上賀茂神社」を行う。通常は夜間に立ち入ることができない境内で、ネイキッドによるライトアップで演出された境内を回遊できる。また、期間中毎日3回、特別に奉納される巫女舞を観賞できる。

 期間は7月7(金)~17日(月)。料金は1人当たり(小学生以上)2500円。

どらなびEXPO2023春、バス運転手を目指す 2会場で総数374人が来場

2023年6月19日(月) 配信

現役バス運転手によるトークセッションのようす(東京会場)

 バス運転手専門の就職イベント「どらなびEXPO2023春」が5月27日(土)に関西会場(大阪・梅田ハービスホール)、6月10日(土)に東京会場(東京・新宿エルタワー)で行われた。主催は、バス運転手専門の求人サイト「バスドライバーnavi(どらなび)」を運営するリッツMC(中嶋美恵社長、東京都港区)。バス運転手への就職・転職希望者が集まり、関西会場152人、東京会場222人の来場者総数374人が参加した。

 各会場では、多数の大手・優良バス会社が出展し、来場者は採用情報や勤務体系、転居支援などを直接聞ける場として活用された。当日は、人事担当者・現役バス運転手によるトークセッションや業界初心者向けの特別講座を行う特設ステージ、就職相談コーナーなども設置。今後のイベント運営のために来場者アンケートも行った。

出展したバス会社が来場者の質問や相談に対応した(東京会場)

 主催が調査した2会場の来場者アンケートによると、来場者のうち男性は349人、女性25人。年齢層は50代が137人と最も多く、次いで40代の94人、30代が52人、20代が50人と年齢問わず多くの来場者が参加した。