京都府旅行業協会 北澤会長が続投 関係団体との連携強化へ

2023年6月22日(木)配信

あいさつする北澤孝之会長

 京都府旅行業協会(北澤孝之会長、151会員)は5月24日、京都府京都市内で2023年度通常総会を開いた。役員改選で理事5人を選挙で選出した。直後の理事会で会長が決まらないため、6月8日に改めて開いた理事会で北澤会長の続投を決めた。京都全旅の社長には森野茂氏が就任した。

 北澤会長は総会の冒頭あいさつで「新型コロナの5類移行によって、京都には、日本人だけでなく多くの外国人が押し寄せている。さらに、団体旅行も少しずつ回復しつつあり、3年半の辛抱の反動が見られる」と述べた。

 議事では所定の議案をすべて決定した。今年度は、試験・研修事業や関係団体との連携強化をはかる。研修旅行は、来年2月の「第18回国内観光活性化フォーラムinあいち」に合わせて実施する予定だ。

 総会後には、同協会顧問の伊吹文明元衆議院議長をはじめ、勝目康衆議院議員、京都市の門川大作市長ら多くの来賓が駆けつけ、懇親会が行われた。

 新役員は次の各氏。【会長】北澤孝之(ツアーポート)【副会長】森野茂(アルファトラベル)【専務理事】西河豊治(萬転)【会計理事】岩﨑全慶(近畿観光)【理事】尾池文章(コムス)【監事】中村充治(明星観光バス)▽丸山智弘(トラビュー観光)

和歌山県旅行業協会 新会長に古市氏 来賓に岸本和歌山知事

2023年6月22日(木)配信

古市啓悟新会長

 和歌山県旅行業協会(板橋豊勝会長)は5月23日、紀三井寺ガーデンホテルはやし(和歌山県和歌山市)で第11回通常総会を開き、任期満了に伴う役員改選で、古市啓悟氏(野鉄観光・クリスタル観光バス社長)を新会長に選出した。

 板橋会長は「新型コロナの感染法上の位置づけが5類に移行となり、世間では観光産業の復活と言われているが、実際にはインバウンドやOTA(オンライン旅行会社)による個人旅行が中心であり、我われのようなリアルエージェントの復活は、まだまだ。そのためにも、あらゆるお客様に安心・安全な旅を提供するべく、これからも精一杯努めていこう」と呼び掛けた。

 来賓の岸本周平和歌山県知事は「県では現在、ゼロベースからブランディングの見直しを行っている。和歌山県の観光資源には、精神性や持続可能性、物語性がある。ユニバーサルツーリズムやジェンダーフリーも、1300年前の熊野詣からあった。それらも含め、新たなブランディングを確立し、県民全員で共有していくことが大切。皆さんと一緒に和歌山県を盛り上げていきたい」とあいさつした。

青木査稚子理事長

 続いて、協同組合和歌山県旅行業協会(青木査稚子理事長)の通常総会が行われ、任期満了に伴う役員改選では、青木理事長を再任した。

 青木理事長は、2020年から取り組む「わかやま12湯推進協議会」の活動について、昨年9月に南紀勝浦温泉で「第2回わかやま12湯サミット」を開催したことや、大阪の旅行会社などと連携してツアーを組んだことを報告。「今後も広域に着地型旅行を広げていきたい」と述べた。

 同日には、協定機関で構成する協力会の通常総会も行われ、総会後には、セールス会や合同懇親会が盛大に開かれた。

京旅協協同組合 森野理事長を再任 京都市の活性事業に取り組む

2023年6月22日(木)配信

森野茂理事長

 京都府旅行業協同組合(森野茂理事長)は5月30日、京都府京都市内で2023年度通常総会を開き、役員改選で森野理事長を再任した。

 森野理事長は「きょうと魅力再発見プロジェクトによって多くの組合員が助けられた。京都市や京都府中小企業団体中央会、協同組合大阪府旅行業協同組合、兵庫県旅行業協同組合などとの連携事業で、何とか今期を乗り越えることができた」と述べた。

 京旅協各種クーポンの22年度取扱高は前年度比217・8%増の5億6896万円まで回復した。組合事業の柱の1つ、岡崎桜回廊十石舟めぐりは、例年3月末から5月の大型連休まで運航しているが、今年は27日間の運航で乗船客数は1万4392人となった。森野理事長は「40カ国から乗船者があり、過去最高の売り上げを記録した」と報告した。

 新年度は、昨年度に引き続き、京都市から受託した市北部山間地域の活性化事業や、組合員数・協定機関数の増強、ユニットプラン・貸切バスキャンペーンの企画、共同販売などに取り組む。

 総会後には、京都府の山下晃正副知事や京都市の門川大作市長らが参加し、懇親会が行われた。

おもてなし経営研究所 第20回おもてなしセミナー「サービスの本質」語る

2023年6月21日(水) 配信 

6月20日(火)、第20回おもてなしホスピタリティセミナーを開いた

 おもてなし経営研究所(代表=西川丈次・観光ビジネスコンサルタンツ社長)は6月20日(火)、東京都内で「第20回おもてなしホスピタリティセミナー」を開いた。講師にはおもてなし経営研究所の西川氏と、「世界一のサービスマン」と呼ばれるメートル・ドテルの宮崎辰氏(Fantagista21代表)が登壇した。

 セミナーには約110人が参加し、熱心に耳を傾けていた。

西川丈次氏

 西川氏は、「行動を『考動』に変える! ~コロナで変わるおもてなし~」をテーマに話した。

 西川氏自身が体験したホテル・旅館・レストランなどでのおもてなしとの出会いのエピソードを話した。

 「我われの役割は、創客のために仕事をすること」だと参加者に語り掛け、「おもてなし力は感性にかかる。質のいいおもてなしは気付かないほどにさりげないもの。アンテナを高く張り、良いサービスを追い続けてほしい」と伝えた。

宮崎辰氏

 宮崎氏は、「世界一のおもてなし~サービスの本質~」をテーマに、普段のメートル・ドテル業において心掛けていることを語った。

 ゲスト講師の宮崎氏は、2010年に「シャトーレストラン・ジョエル・ロブション」のサービスチームの最高責任者であるメートル・ドテルとなった。12年には「クープ・ジョルジュ・バティスト」サービス世界コンクールで優勝した経歴を持つ。 

 お客の情報を事前に集めて、レストランの司令塔として現場を回すのがメートル・ドテルの役割。また、「人間の感情が出るのは先端や元の部分。寒いときには肩の付け根が上がり、足先が動くもの。そうやって今目の前にいる人の情報を集めることで感情接客ができる」とアドバイスした。

 心掛けるサービスとして、ナチュラル・スタイリッシュ・エンターテインメントの3つの視点からお客にアプローチを掛けているという。

 「すべてのお客様は根本的な欲望として『気に掛けてもらっている』という感情を得たい」とし、「秒単位でケアされていることをどのように伝えるかが『接客』です」と結んだ。

第101回全旅連全国大会、愛媛県松山市で開く 井上会長「コロナ後の宿泊業復活のために」

2023年6月21日(水) 配信

井上善博会長

 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(井上善博会長、1万4908組合員)は6月14日(水)、愛媛県松山市の愛媛県県民文化会館で「地方観光復活元年」をテーマに、第101回全旅連全国大会を開いた。井上会長は「コロナ後の宿泊業復活のために、粉骨砕身努力していく」と力を込めた。

大木正治大会実行委員長があいさつ

 冒頭、大会実行委員長の大木正治副会長は「コロナ禍から脱却し、全国の観光地、温泉地がさらに賑わう契機となるような大会を目指して1年間準備をしてきた」と語り、歓迎の意を示した。

 井上会長は、3期6年を務めた多田計介前会長に「コロナ禍などの対策に、業界のリーダーとして懸命に対応していただいた」と謝意を述べた。続けて、「業界団体との連携、協調、融和をはかり、『観光を日本の基幹産業に』を合言葉に、地方創生の牽引役として覚悟と責任を持ち、観光産業のど真ん中で活動していきたい」との考えを示した。さらに、①観光庁を発展させ、いつか観光省に②宿泊業を想い、真剣に取り組んでくれる政治家を国政に送り出す――と2つの夢も語った。

 来賓には和田浩一観光庁長官や、中村時広愛媛県知事、野志克仁松山市長ら多数が出席した。

厚生労働大臣賞を受賞した長崎スカイホテル

 第26回「人に優しい地域の宿づくり賞」の表彰式も行われ、厚生労働大臣賞には長崎スカイホテルの「ホテルで暮らしながら『自立を目指す』障害者の拠り所。地域の受け皿としてホテルの新しい在り方」が受賞した。

来年開催の北海道をアピール

 次年度の全国大会は、24年6月19日(水)に北海道札幌市の札幌パークホテルで開催、前夜祭は定山渓万世閣ホテルミリオーネを予定しており、北海道理事長の西海正博会長代行をはじめ、組合員が北海道の魅力をPRした。

 

 今治市で総会開く 専務理事など交代

 全旅連は全国大会に先立って、6月13日(火)に愛媛県今治市の今治国際ホテルで2023年度通常総会を開いた。

多田計介前会長(左)に井上善博会長から花束が贈られた

 今年度は経営環境が厳しい組合員施設の金融対策など事業存続支援に力を入れるほか、青年部との連携強化などに取り組む。

 また、長年全旅連を支えてきた市川正専務理事兼事務局長と、清澤正人常務理事が退職し、新たな専務理事に亀岡勇紀氏、事務局長には竹村奉文氏が就任した。

(左から)井上善博会長、徐銀樹氏、多田計介前会長

 総会後に開いた全国大会前夜祭には、台湾から中華民国観光産業国際行銷協会理事長の徐銀樹氏が出席。長年にわたり日本と台湾の友好関係を深めた功績を称え、多田前会長から徐氏に感謝状が贈られた。

船上で贅沢に淡路市夏まつり花火鑑賞 明石海峡大橋クルーズ 

2023年6月21日(水) 配信

5000発の花火を特等席で

 兵庫県・淡路島で「明石海峡大橋クルーズ」を運営する、ジョイポート淡路島(鎌田勝義社長、兵庫県南あわじ市)は7月23日(日)、「淡路市夏まつり花火大会」に合わせて船上から花火を観賞するプランを売り出した。「贅沢な花火鑑賞」をテーマに、遊覧船「咸臨丸」で優雅にクルージングをしながら花火を楽しむ。

 淡路島北部の海岸沿いで打ちあがる「淡路市夏まつり花火大会」は、夏の淡路島の目玉イベント。午後8時から30分間、5000発の花火が夜空を彩る。

 今回のクルーズは岩屋港を出港し、明石海峡大橋をくぐり、淡路島西海岸で夕陽を楽しんでから花火を観賞する。寄港時は、明石海峡大橋のライトアップと神戸方面の夜景が楽しめる。

 出港時間は午後6:40、入港時間は午後9時ごろを予定する。料金は大人が8000円、小学生が4000円、幼児は大人1人につき1人無料で、大人の人数を超える場合は小学生料金が必要になる。乗船料のほか、トルティーヤとノンアルコールカクテルが含まれており、船内ではアルコールも販売する。

 定員は200人、予約は3日前までに公式サイトから。

岐阜関ケ原古戦場記念館 夏季企画「落第忍者乱太郎 関ケ原の段」を開催

2023年6月21日(水) 配信 

 岐阜県が運営する岐阜関ケ原古戦場記念館は7月15日(土)~9月10日(日)、尼子騒兵衛氏の人気漫画「落第忍者乱太郎」とタイアップした夏季企画「落第忍者乱太郎関ケ原の段」を開催する。

 展示室では夏季企画展「忍者-嘘か真か-」と題し、最新の研究で明らかになりつつある本来の忍者像を、関係史料と「落第忍者乱太郎」の登場人物たちの解説で分かりやすく解き明かす。展示室に続く戦国体験コーナーでは、貴重な初公開作品を含む尼子氏直筆の「落第忍者乱太郎」原画やパネルを展示するほか、レストラン&カフェでは忍者をモチーフにした限定メニューを提供する。

 このほか、記念館を中心とした近隣エリアでのスタンプラリーなども企画している。

アパートメントホテル「MIMARU SUITES 京都CENTRAL」 6月1日オープン

2023年6月21日(水) 配信

2ベッドルームスイートのリビング

 都市型アパートメントホテル「MIMARU」を運営するコスモスホテルマネジメント(藤岡英樹社長、東京都港区)は6月1日(木)、京都府京都市中京区に「MIMARU SUITES 京都CENTRAL」を開業した。

 全室ベッドルームを2つ以上備えた「MIMARU SUITES」シリーズの第4弾。京都の中心、烏丸御池駅から徒歩3分の好立地で、85平方メートルの広々した全19室の客室に、リビングやキッチン&ダイニング、畳スペース、2つのバスルームをしつらえている。

 客室タイプは、プレミアム2ベッドスイート(定員4人)1室、2ベッドルームスイート(同4人)16室、畳スペースに布団を備えた3ベッドルームスイート(同6人)2室で構成する。

プレミアム2ベッドスイートの内装

 1室限定のプレミアムルームは、大正~昭和初期のノスタルジーを感じさせる内装と、家具や調度品、照明にこだわり、別荘に滞在しているような感覚で家族や友人との大切な時間を楽しめる。

 同館では新サービスのトライアルとして、「MIMARU SUITES 東京」との2施設の間を手ぶらで移動できるサービスを用意した。手荷物による移動のストレスを解消する荷物配送・タクシー送迎無料サービスのほか、オンライン上で免税価格での買い物ができるTaxFreeOnline.jpとの提携サービスを提供している。ゲストに対して「手ぶら観光」を推奨し、自由を楽しむ旅(フリーハンドツーリズム)を提供するほか、街なかや交通機関の混雑緩和にも貢献する取り組みとして展開している。

 開業記念として「オリジナル御朱印帳」を先着200組にプレゼント。ホテルのフロントでは、おすすめの神社仏閣の御朱印とご利益・行き方を紹介しているという。

3万8000枚以上、香港行き往復往復航空券をプレゼント 6月26日(月)から

2023年6月21日(水) 配信

ヴィヴィアン・チャン氏(中央左)、アルジャーノン・ヤウ氏(中央右)

 香港国際空港(HKIA)は6月26日(月)から、日本の旅行者向けに、3万8000枚以上の香港行きの往復航空券を提供するキャンペーンを始める。

 香港への訪問を通して独自の魅力を体験してもらうことを目的に、全世界で約50万枚をプレゼントする「ワールド・オブ・ウィナーズ」CPの一環。コロナ前の市場シェアによって枚数が割り当てられている。

 航空券は、香港空港管理局(AAHK)をスポンサーとして、香港を拠点とする航空会社、キャセイパシフィック航空(1万5000枚以上)、香港エクスプレス(約6000枚)、香港航空(1万7000枚以上)の3社から提供される。

 当選者は、東京(羽田空港、成田空港)、大阪、福岡、札幌、名古屋、鹿児島、沖縄、米子、高松を出発地とするエコノミークラスの往復航空券が提供されるだけでなく、香港のホテル宿泊、ショッピング、エンターテインメイントに関する特典も用意される。

 同CPに先立って、6月20日(火)には、東京・赤坂のザ・リッツ・カールトン東京で、メディアランチョンが開かれた。AAHK最高執行責任者(COO)のヴィヴィアン・チャン氏は「香港は再び海外からの旅行者を全面的に受け入れており、日本の旅行者に香港の魅力を再発見していただく絶好の機会」と強調。「快適な旅ができるよう準備を整えている」と述べた。

 香港特別行政区政府商務経済発展局のアルジャーノン・ヤウ局長は「日本の方々にも、活気があり、魅力にあふれる本当の香港を見てもらいたい」とアピールした。

阿智村で日本一の星空映画祭 ショートショートフェス

2023年6月21日(水) 配信

7月15~23日に開催

 日本一の星空「長野県阿智村」の阿智昼神観光局(白澤裕次社長)は、7月15~23日までの期間中、天空の楽園ナイトツアー会場の富士見台高原ロープウェイ「ヘブンスそのはら」で、日本一の星空とショートフィルムが楽しめる、「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2023 in 阿智(SSFF & ASIA 2023 in ACHI)―日本一の星空映画祭―」を開催する。

 美しい自然が残る阿智村で、SSFF & ASIAが特別にセレクトした、日本を含む世界の「先住民」や「地域の祭り」をテーマにそれぞれの文化の「美」を紹介するショートフィルムプログラムほか、世界中から集めた作品が一挙上映される。

 開催時間は午後5~8時に上りゴンドラ運行。屋外イベント会場で午後7時~同30分に映画上映。7時40分~8時にライトダウン・星空観賞時間を設け、8時~同30分に再び映画上映、8時30分~50分にライトダウン・星空観賞時間を設ける。

 ゴンドラ乗車時間は片道約15分のため、午後7時からの映画上映を観る人には午後5時~6時30分のチケットをお勧めしている。料金は大人・高校生2600円から、小中学生1300円から、幼児無料。

 なお、オンラインチケット(日時指定・事前予約制)は、天空の楽園ナイトツアーの特別イベントとして開催するため、チケットは同ナイトツアーチケットを購入する。当日、現地でのチケット販売はないので要注意。

 主催はジェイ・マウンテンズ・セントラル、企画・統括はショートショート実行委員会、特別協力は阿智昼神観光局/スタービレッジ阿智誘客促進協議会。
 問い合わせ=阿智昼神観光局 ☎0265(43)3001(※午前9時~午後5時30分)。