80人限定! 北海道・余市の人気ワインイベント「ラフェト」へ  札幌観光バスが日帰りバスツアー

2023年6月23日(金) 配信

ラフェト・デ・ヴィニュロン・ア・ヨイチ(イメージ)

 札幌観光バス(札幌市、福村泰司社長)は、北海道余市町で開催されるワインイベント「La Fête des Vignerons à YOICHI(ラフェト・デ・ヴィニュロン・ア・ヨイチ(通称 ”ラフェト”)」のチケットと札幌から会場までのバス送迎をセットにした日帰りバスツアーを、2023年6月27日(火)正午から販売する。

 余市町登地区のワイナリーやブドウ農園を巡る農園開放祭。年に1度の催しで、今年は9月3日(日)に開かれる。ラフェトはフランス語で「お祝い」を表す言葉。ワイン愛好家の間では、「参加チケット」の争奪戦が繰り広げられるほどの人気企画だ。

 札幌観光バスの日帰りバスツアーは80人限定で募集。札幌市内発着で出発日は2023年9月3日(日)。ツアー代金は7500円(税込)。

 申し込みは同社のホームページから。※受付(販売)は6月27日(火)正午から。

ぶどう農園お手伝いツアー実施 秩父・横瀬町のボランティアツーリズム

2023年6月23日(金) 配信

昨年度のツアーのようす

 埼玉県・横瀬町観光協会は7月22日(土)、23日(金)に「ぶどう農園お手伝いツアー」を実施する。秩父地域ではボランティアツーリズム「観光×ボランティア!ボラっとちちぶ」を推進しており、その一環。

 「ボラっとちちぶ」は秩父地域の自然や文化、暮らしを観光ボランティアにより持続可能なものにしていくための取り組み。ボランティアで訪れる人に住民との交流や自然、食、温泉などを楽しんでもらう。

 今回は観光農園でブドウや原木しいたけの育て方などを学び、「シャインマスカット」の袋掛けを体験する。

 午前中に体験を終え、昼食はバーベキューかそば打ちまたはうどん打ちから選択。昼食後自由行動となる。

 参加費は小学生以上が3000円、幼児はBBQが1000円、そば打ちまたはうどん打ちが1700円。各日25人の限定。申し込みは横瀬町観光協会ホームページから。

NAA、5月総旅客は255万人 コロナ前の7割まで回復

2023年6月23日(金) 配信

田村明比古社長が定例会見で説明した

 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)が6月22日(木)に発表した2023年5月の総旅客数は、前年同月比129%増の255万1919人だった。コロナ禍前の19年同月比で7割まで回復。国際線の外国人旅客数は中国線が回復していないなかでも好調となり、国内線はゴールデンウイークもコロナ禍前と同水準を推移した。

 国際線の旅客数は同235%増の194万9137人。このうち、日本人は同217%増の42万3713人で、とくに外国人は同686%増の125万6200人と、引き続き19年同月比8割の水準となっている。

 田村社長は、好調を推移する国際線の外国人旅客数について「中国を除く東アジア、東南アジアを中心に回復傾向にあり、数字でみると17年同月のレベルまで回復してきている」と話した。

 一方、国内線の旅客数は同14%増の60万2782人となり、19年同月比で9割超まで回復した。

 総発着回数は同30%増の1万7097回。国際線全体は同46%増の1万2937回、このうち旅客便は同100%増の1万307回で前年の2倍を記録し、貨物便は旅客便の回復に伴い同29%減の2465回となった。また、国内線全体は同3%減の4160回。

国際線旅客数が増加、海外旅行の回復を期待

 6月1~17日までの国際線出国旅客数は、前年同期比438%増の46万7000人だった。このうち、路線別の最高値はアジア線が同246%増の13万5000人、次いで韓国線が同945%増の9万7600人だった。

 コロナ禍前の水準まで回復していないアウトバウンドについて、田村社長は「韓国、台湾などの近距離路線やハワイなどへ向けた観光予約が段々と増えている。夏以降、アウトバウンドも少しずつ回復していくものと期待している」と語った。

環境配慮に限定の債券、「グリーンボンド」発行

 同日、NAAが国内外のグリーンプロジェクトに要する資金を調達するために発行する債券「グリーンボンド」の発行方針に対して、格付投資情報センター(R&I)からの第三者評価の取得を発表した。NAAによると、国内の空港運営会社がグリーンボンドに関する第三者評価を取得するのは初めてで、今秋にも同債券を発行する方針だ。

 田村社長は「グリーンボンドの発行を通じて、環境課題への取り組みをより多くの人に認知してもらいながら、空港分野での脱炭素化を強力に推進していく。環境に配慮した持続可能な空港づくりを進める」と述べた。

海の日は小学生の乗船が無料に! 日本旅客船協会がキャンペーン

2023年6月23日(金) 配信

63事業者・80路線が参加

 日本旅客船協会(山﨑潤一会長、東京都千代田区)は7月17日(月・祝)、海の日を記念して「小学生乗船無料キャンペーン」を実施する。毎年、「こどもの日」と「海の日」に実施しているもので、今回が22回目。

 今回のCPには全国30都道府県の63事業者・80航路が参加。海の日当日やそれぞれの事業者が定めた期間の小学生の乗船が無料になる。実施日や保護者同伴の要否は各社によって異なるため、同協会のホームページから要確認。

 同協会によると、今回は新型コロナウイルス感染拡大に伴い大きな影響を受けた旅客船事業の需要喚起策の一環としても取り組みを進めていくとし、「多くの皆様のご乗船をお待ちしています」とアピールしている。

「観光人文学への遡航(36)」 秘密曼荼羅十住心論⑦即身成仏とは

2023年6月23日(金) 配信

 凡夫の心から密教の心へ10段階の発展を示した「秘密曼荼羅十住心論」もいよいよ第10住心に至った。第10住心は、「秘密荘厳心」と称され、この第10住心こそ、空海が説いた真言密教の境地である。

 

 第9住心までは顕教、第10住心のみが密教である。密教の密とは、その名の通り秘密の密だが、それは排他的なものではなく、むしろ大いに開かれているような印象を受ける。第9住心に位置する華厳宗では、全世界をあまねく光で照らす毘盧舎那仏の心の内証の世界は解けないとされているが、密教では、その世界さえも解けるとしている。

 

 仏教は、もともと長期間にわたる厳しい修行をすることで成仏するとされてきた。それがその発展段階において、人はみな死ぬと成仏するということが言われてきた。それならば、生きていても成仏できるではないかというのが密教の「即身成仏」の考えである。

 

 即身成仏というと、ミイラのことですかと聞かれることがある。僧や修行者が瞑想を続けて絶命、入定し、そのままミイラになることは即身仏である。即身成仏と即身仏とはまったく異なるものである。

 

 仏も人間と同じ構成要素から成っていると考えられていることから、人間も本来は悟りを開くことができる存在のはずである。そのことから、現世に存在しながら、煩悩にさいなまれた無明の闇に落ちていくことなく、最高の主尊である大日如来と一体となって自らも生きながらにして仏となることが即身成仏の本来の意味である。

 

 ただ、生きている人間は全員すでに成仏しているのではなく、成仏できる可能性を示唆しているのである。人間全員が成仏しているわけではない。しかし、その即身成仏に至る道は秘密にされているのでもなく、菩薩の初地に入った瞬間から覚りが完成した究極の世界に入ることができ、その後は仏として自分のためではなく、他人のために生きる生き方を徹底せよということである。

 

 そうすることによって、智恵の働きを自由自在に発揮して、あまねく社会全体のためになる行動をしていくのである。

 

 宗教者は人から尊敬されるために、または宗教者として一人前になって、それで食べていけるようになるために修行するのではない。あくまでもこの社会全体のために生きるということを決心するかどうかであり、空海は、そう決心したときに、もう仏の境地に至っていると喝破しているのである。

 

 自分の欲を捨て、社会のために生きると決めるということは、まさに大日如来と一体となる境地である。

 

 私がここまでなぜ延々と秘密曼荼羅十住心論を紐解いてきたか、それは、まさにこの「一体となる関係性」というところにホスピタリティ概念の再構築を試みる大いなるヒントがあると考えているからである。

 

 

島川 崇 氏

神奈川大学国際日本学部・教授 島川 崇 氏

1970年愛媛県松山市生まれ。国際基督教大学卒。日本航空株式会社、財団法人松下政経塾、ロンドンメトロポリタン大学院MBA(Tourism & Hospitality)修了。韓国観光公社ソウル本社日本部客員研究員、株式会社日本総合研究所、東北福祉大学総合マネジメント学部、東洋大学国際観光学部国際観光学科長・教授を経て、神奈川大学国際日本学部教授。教員の傍ら、PHP総合研究所リサーチフェロー、藤沢市観光アドバイザー等を歴任。東京工業大学大学院情報理工学研究科博士後期課程満期退学。

【ANTA支部長から~届けメッセージ~】愛知県支部 藤田雅也支部長 来年2月、愛知でフォーラム

2023年6月23日(金) 配信

藤田雅也支部長

 長い間観光事業者が苦しんだ新型コロナウイルス感染症が、2023年5月8日(月)をもって「5類感染症」に引き下げられました。ようやく少しずつ顧客も旅行への意欲が出てきたように思います。

 この3年間、苦しいなかでも公的支援などのおかげで我われ旅行事業者は何とか食いつないできました。以前のようにまた忙しい日々が戻ると期待に胸膨らませはしますが、3年もの間自重していた個人・団体がすぐ何事もなかったように戻るのは、まだ相当の時間が必要かと思います。

 コロナ前後で大きく変化したのは人の動き方です。大きな団体から小さな団体に、グループから個人に、確実にお客様の志向は変化しております。旅行業者は顧客のニーズを機敏に感知し、対応していく必要があります。5300社もの会員を擁するこの協会の強みは、横のつながりを利用して互いに知恵を出し合い、切磋琢磨できることです。

 会員が一堂に会する場として、毎年ANTAは国内観光活性化フォーラムを開催しています。来年2月には愛知県での開催が決定しました。国内観光の完全復活に向けた狼煙を愛知で上げ、全国に活気を広げていけるよう全力で取り組んでいこうと思っています。全国の観光業に携わる皆様、共に事業に邁進していきましょう。

萩・石見空港が7月2日に開港30周年 記念イベントなど実施

2023年6月22日(木) 配信

「ハネオケ」によるコンサートのようす

 島根県の萩・石見空港は7月2日(日)に開港30周年を迎えるのを記念し、各種イベントやキャンペーンを実施する。当日は全日本空輸(ANA)スタッフによるコンサートが行われる。

 ANAの空港・機内グランドスタッフやCA、機長らで構成する「ANA Team HND Orchestra」(通称・ハネオケ)のコンサートは、午後2時からANAカウンター横で行う。また、3月31日(金)~7月31日(月)までの搭乗期間に同空港―羽田路線のANA便を利用したマイレージクラブ会員で100万マイルを山分けするキャンペーンを展開している。CPは参加登録が必要。

 このほか、航空教室や航空アナリストによる講演会などを、それぞれ別日に開催する。詳細は同空港ホームページから。

 

「紅花まつり」7月8(土)~9日(日)開催 日本の「紅」をつくるまち山形県・白鷹町

2023年6月22日(木) 配信

山形県・白鷹町は7月8~9日、「白鷹紅花まつり」を開く

 山形県・白鷹町は7月8(土)~9日(日)、第28回白鷹紅花まつりを開く。主会場は白鷹町まちづくり複合施設(白鷹町役場)。このほか、町内の各観光施設や公民館でマルシェや体験コーナー、ステージイベントが行われる。

 白鷹町は、「日本の『紅』をつくるまち」として、紅花の生産から加工までの一貫したシステムを評価されて、山形県最上川流域エリア(県内4市4町)として日本農業遺産に認定されている。また、紅花交易による現代に伝わる紅花文化の価値が認められ、日本遺産にも追加認定を受けた。

 約1・4㌶の広さを持ち1000万輪もの紅花を咲かせる中山大紅花畑を始めとした紅花畑が、町の約20カ所に点在する。

 祭り期間、白鷹町まちづくり複合施設では町内の美食や手芸品、紅花の切り花などを販売する。

 このほか、紅花染め(体験料は1200円)や機織り(体験料1000円)を体験できる。

 紅花(はな)の館では、紅花の開花期間中、紅花摘み体験「紅花摘み猫の手隊」や紅もち体験を実施する。

 「紅花摘みは猫の手も借りたい」といわれるほど忙しいことから名付けられた体験名。収穫量に応じて謝礼(1㌘当たり1円)も出るのがユニークだ。

 また、7月1(土)~31日(月)は、イタリア料理SIATTACAとパレス松風で、紅花を活用した「紅ランチ」を提供する。価格は税込み2500円。2日前まで要予約。予約は2人から受け付ける。

HIS、パスポート取得費用の補助対象拡大 取得者増加を見越して

2023年6月22日(木) 配信

SUPER SUMMER SALE第2弾のイメージ

 エイチ・アイ・エス(HIS、矢田素史社長)は6月22日(木)からスタートした「SUPER SUMMER SALE第2弾」で、パスポートの取得費用の補助対象を現在の12歳未満の子供とハネムーナーに加え、60歳以上と母娘での旅行、1人旅に拡大した。旅行に関わる費用負担を軽くすることで、海外旅行の敷居を下げる。
 
 コロナ禍による出入国制限などでパスポートの新規取得または更新する人が減ったなか、今年は国際交流の再開で取得者が増えることを見越しているという。

 対象は6月22日(木)~7月31日(月)に申し込み、7~10月に出発する1人当たりの旅行代金が20万円以上のツアーの利用者。新たな対象者には6000円をキャッシュバックする。また既にパスポートを取得している利用者には、Wi-Fiレンタルまたはオプショナルツアーの代金を最大6000円割り引く。

JAL、3度目のエコノミークラス世界一を獲得 SKYTRAX社アワードで

2023年6月22(木) 配信

「ワールド・エアライン・アワード」受賞のようす

 日本航空(JAL)はこのほど、仏・パリ航空ショーで開かれた、英国を拠点とする航空会社の格付け会社・SKYTRAX社主催の「ワールド・エアライン・アワード」で、「ワールド・ベスト・エコノミークラス」部門1位を受賞した。エコノミークラスの総合評価が世界で最も優れている航空会社を表彰する部門で、国内航空会社で同賞の受賞歴はJALのみ。JALは今回3度目の受賞となる。

 「ワールド・エアライン・アワード」は1999年から開始。SKYTRAXが全世界の航空会社を対象に世界100カ国以上の利用者へ独自のオンライン調査を行い、毎年各部門のランキングを発表する。

 JALは世界で最も優れているエコノミークラスシートに贈られる「ベスト・エコノミークラス・エアラインシート」部門も6回連続、7回目の1位を獲得した。SKYTRAX社からは、エコノミークラスでは広々とした座席を提供し、快適性を実現していることや、客室乗務員の商品・サービスに関する高い知識、親しみやすい接客、先鋭シェフ監修の機内食などが高く評価された。

 またJALは今年2月、SKYTRAXの調査員が評価を行う「ワールド・エアライン・スター・レーティング」でも最高ランクの「5スター」を獲得。JALは「エコノミークラスはもちろん、ファーストクラス、ビジネスクラスにおいても世界最高品質の商品やサービスを追求している」とコメント。「これからも多くの人々やさまざまな物が自由に行き交う、心はずむ社会・未来を実現し世界で一番選ばれ、愛されるエアライングループを目指していく」と力を込めた。