天燈上げ特別貸切イベント 海外需要拡大へ(台湾観光局・JATA・阪急交通社)

2023年7月10日(月) 配信

阪急交通社・台湾観光局・JATAはこのほど「天燈上げ特別貸切イベント」を実施する

 阪急交通社(酒井淳社長)は10月22日(日)、台湾観光局と日本旅行業協会(JATA)と共同で、「天燈上げ特別貸切イベント」を開く。海外旅行需要喚起を目的として、台北から約30㌔離れた新北市平渓区で実施する。

 同イベントは、台湾・新北市平渓区の菁桐國小学校の校庭で行われる。獅子舞歓迎ショーや、大天燈上げなどを実施するほか、参加者それぞれが自分の天燈に願いを記して空へ浮かべることができる。

 同社は、このイベントを組み込んだ台湾の周遊型旅行商品を売り出す。「憧れの圓山大飯店(本館)に泊まる(3泊目)! 光が織りなす感動の台湾4日間」(ツアーの一例)は、東京・成田空港発着。出発日は10月20(日)~21日(月)。2人1室利用時大人1人当たり8万9800円。

 このほかにも、羽田・関西・中部・福岡・新千歳・仙台・広島の各空港発着の商品も用意している。

プリンセス・クルーズ、メルマガ登録10人に「ミニスタンリーキーホルダー」

2023年7月10日(月)配信

キャンペーン期間は7月10日~31日(月)

 プリンセス・クルーズは7月10日(月)~31日(月)まで、マスコットキャラクター「スタンリー」のキーホルダーが当たるプレゼントキャンペーンを実施している。期間中、メールマガジン「プリンセス・メール」に新規登録された人の中から抽選で10人に、船内でしか購入できない「ミニスタンリーキーホルダー」が当たる。

 詳細は公式ホームページ内の「メールマガジン登録」ページから。当選発表は賞品の発送をもって発表にかえるとしている。

鉄道写真家・南正時氏寄贈の写真を展示「ブルートレイン 夢の旅路へ」 9月25日まで開催中(鉄道博物館)

2023年7月10日(月) 配信

南正時氏(会場の前で記念撮影)

 鉄道写真家の南正時氏が、鉄道博物館(埼玉県大宮区)に寄贈した膨大な写真の中から、ブルートレインの写真を紹介する鉄道博物館新収蔵資料展「鉄道写真家南正時作品展 ブルートレイン 夢の旅路へ」が2023年9月25日(月)まで、同館本館2階のスペシャルギャラリーで開催されている。

 

 会場壁際に飾られた「あさかぜ」の写真をはじめ、上野駅発の「あけぼの」など約60点が展示され、中ほどには1977(昭和52)年発行の「機関車電車大百科」に掲載された「ブルートレイン富士同乗記」や、ブルートレインに乗車した子供たち、食堂車の作業風景、車掌のりりしい仕事風景などの写真など約20点も展示されている。このほか寝台車のモックアップも展示されている。

 

 7月16日(日)、17日(月・祝)には南正時氏による「展示作品ガイドツアー」が行われるほか、7月23日(日)、8月13日(日)には子供限定の「ブルートレインで寝てみよう! ナハフネ22形寝台体験」も実施される。期間中、車両ステーション内に展示されているEF58形89号機、EF66形、ED75形、ナハフネ22形などにヘッドマークも取り付けられる。

津田令子の「味のある街」「亀まんじゅう」――かめや本店(静岡県御前崎市)

2023年7月9日(日) 配信

かめや本店の「亀まんじゅう」小サイズ378円▽静岡県御前崎市池新田4110–4▽☎0537(86)2125。

 東海道新幹線がすべるように掛川駅に到着したのは、午後1時を少し回っていた。掛川駅から御前崎市内へはバイパスを使えば45分ぐらいで着くことができる。いくつものお茶畑を過ぎるとやがて海が見えて来る。「御前崎に来た」という実感がわいてくる瞬間だ。南国ムード漂うヤシの木通りは、以前と何も変わらない。海沿いのカーブを走り白い波を眺め白亜の灯台(御前埼灯台)に辿り着く。

 

 20年ほど前、NHK総合テレビ「こんにちはいっと6けん」や、NHKラジオ第一の「ローカル線の旅」の取材をはじめ、講演会にも呼んでいただいたのがきっかけでこの町を深く知ることになった。多い年は年間10回近く訪ねていただろうか。

 

 今回のお目当ては、1948(昭和23)年に創業した「かめや」の「亀まんじゅう」だ。それを買いに来たというわけだ。当時「かめやパン店」というパン屋さんだったというこの店の名物。49年の正月に初代店主が、御前崎市は赤ウミガメが産卵のために訪れる土地柄もあり、「おめでたい」という理由で「亀の形をしたおまんじゅう」を作り、正月の飾りとしてお店に飾っておいたのが始まりだという。その後「亀のまんじゅう」を求める人で「かめやパン店」は連日行列ができるほどの賑わいとなり、それがきっかけとなり本格的に「亀まんじゅう」を作り始めたというのだ。

 

 亀まんじゅうはミニ、小、中、大、特大のサイズがあり、特別注文も受けてくれる。ミニサイズは機械での製造だが、他のサイズは一つずつ丁寧に作る拘りようだ。ベテラン職人が頭、手足、胴体を別々に作り、 頭にも餡を詰め、型押しで甲羅の模様をつけていく。工芸品を作るかのように手際よく製作している。原材料になっているこしあんと粒あんは、北海道十勝産の小豆を100%使用した“自家製餡”で、美味しさと愛情たっぷりだ。さらに縁起の良い「鶴まんじゅう」。お祝い事に用いられる亀まんじゅうとセットの「鶴亀まんじゅう(受注生産)もお薦めだ。結婚式・出産祝い・七五三・上棟式・快気祝いなどさまざまなお祝い事に最適だ。

(トラベルキャスター)

 

津田 令子 氏

 社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。

「観光革命」地球規模の構造的変化(260) 男女不平等と観光産業

2023年7月9日(日) 配信

 スイスのシンクタンクWEF(世界経済フォーラム)は先日、世界各国の男女平等度を示す「ジェンダーギャップ指数」の最新版を公表した。WEFは2006年から毎年、政治・経済・教育・健康の4分野で国別の男女格差を数値化し、順位付けを行っている。

 政治では国会議員や閣僚や行政府首長の男女比、経済では労働参加率や勤労所得、管理職の男女比および同一労働における男女の賃金格差、健康では出生時の性比や健康寿命の男女比、教育では識字率や教育就学率の男女比など。

 日本は総合ランキングで146カ国中125位。先進国では最下位、全体でも底辺近くだ。女性が大活躍している北欧諸国などが最上位を占めた。アジアでは、フィリピン16位、シンガポール49位、ベトナム72位、タイ74位などが上位。日本は韓国105位、中国107位よりも下位。

 現在の日本が抱える最も深刻な課題の1つは少子化であるが、その大きな原因は男女不平等にある。女性の平均賃金は男性の約7割、しかも非正規雇用は女性の方が多い。非正規の場合、出産後の離職率が高いために出産・離職後にシングルマザーになれば貧困に陥る可能性が大。要するに出産は経済的なリスクとなっている。

 そのため日本の若い世代は結婚や出産をためらいがちだ。安定した雇用が少なく、男尊女卑的文化が残る地域から女性が都市部に流出し、賃金が上がらない日本からチャンスを求めて海外への移住が増加している。

 6月下旬に栃木県日光市で先進7カ国(G7)男女共同参画・女性活躍担当相会合が開催され、賃金格差など経済面での男女不平などの解消が喫緊の課題だとする共同声明が採択された。また女性の就労分野を広げ、労働移動を促すため、デジタルなどの成長産業に参入できるように教育やリスキリング(学び直し)の機会を増やすことも提言された。

 観光分野は、女性が大活躍できる領域である。しかし、現実には低賃金の非正規雇用が多く、コロナ禍の際には真っ先に雇い止めされ、不安定な雇用が常態化している。観光立国が推進されるなかで、観光産業は率先して男女不平などを無くし、女性が安定した雇用と収入を得ることができ、安心して子育てができる環境の実現を真摯にはかるべきである。

石森秀三氏

北海道博物館長 石森 秀三 氏

1945年生まれ。北海道大学観光学高等研究センター特別招聘教授、北海道博物館長、北洋銀行地域産業支援部顧問。観光文明学、文化人類学専攻。政府の観光立国懇談会委員、アイヌ政策推進会議委員などを歴任。編著書に『観光の二〇世紀』『エコツーリズムを学ぶ人のために』『観光創造学へのチャレンジ』など。

 

 

「もてなし上手」~ホスピタリティによる創客~(150)期待にないサプライズに感動 幸せな思い出が増幅

2023年7月8日(土) 配信

 

 コース料理の途中で、「お腹はいっぱいになられましたか」と声を掛けられ、「既に満腹に近い状態です」と応えると、「次がメインで、あと2品ほどですが、少し量を調整しましょうか」と提案され、ポーションを落としてもらうようにしました。

 最後には、かまどで炊いた、美味しそうな炊き込みご飯でした。若いころであれば、お替りをお願いするのですが、今は1杯で十分でした。残念な気持ちと悔しさもありましたが、もうお腹は破裂しそうなほど、いっぱいになっていました。

 その後、会計をしてお店を出るときです。店主の料理人が見送りに出てこられて、私に紙袋を手渡されたのです。「明日の朝食によろしければどうぞ」と、先ほどの炊き込みご飯をおむすびにして、手土産を用意していただいたのです。

 今まで、記憶に残るレストランは、どの店も食事は美味しく、楽しい時間を過ごせましたが、共通していたのは、持ち帰り用のデザート土産を用意していただけたことです。

 食事の最後に、美味しいデザートはもちろんありますが、それとは別に持ち帰り用にと焼き菓子などが用意されていたのです。まったく予想しなかったので、本当にうれしいサプライズとなりました。

 あるとき、ホテルの朝食付き宿泊プランを、1カ月程前に予約しました。ただ、当日の予定が変わり、チェックアウトを早くして移動することになりました。

 翌朝のチェックアウト時に、朝食券が入ったままのルームカードケースをフロントに返しました。ホテルスタッフは、朝食券を手にして「お食事はこれからでしょうか」と声を掛けてくれたのです。

 当たり前ですが、ルームキーを抜き取り機械にかざして、追加の精算がなければチェックアウト完了、という流れがこれまで多くの体験でした。私が「これから新幹線で移動しなければならないので」と応えると、「そうですか。それでは少しだけお待ちいただけますか」と一旦フロント奥のオフィスに移動して、すぐに紙袋を持って戻って来ました。

 「お荷物になるかもしれませんが、よろしければお持ちください」と、パンとフルーツと飲み物といった簡単な朝食バスケットを持って来てくれたのです。夜遅くにホテルにチェックインして、朝早い出発に変更したため、朝食を買っていなかったので、本当にうれしいお弁当となりました。

 人は期待していなかったサービスに出逢うと、とても感動します。さらに、ホテルやお店を出る最後の瞬間のサービスは、楽しかった思い出を増幅させる効果があるとともに、強く心に残るものとなるのです。

 

コラムニスト紹介

西川丈次氏

西川丈次(にしかわ・じょうじ)=8年間の旅行会社での勤務後、船井総合研究所に入社。観光ビジネスチームのリーダー・チーフ観光コンサルタントとして活躍。ホスピタリティをテーマとした講演、執筆、ブログ、メルマガは好評で多くのファンを持つ。20年間の観光コンサルタント業で養われた専門性と異業種の成功事例を融合させ、観光業界の新しい在り方とネットワークづくりを追求し、株式会社観光ビジネスコンサルタンツを起業。同社、代表取締役社長。

 

 

 

【精神性の高い旅~巡礼・あなただけの心の旅〈道〉100選】-その27-会津さざえ堂&厳島神社 東北神仏めぐり(福島県会津若松市) 二重らせんのさざえ堂 市杵島姫命様の聖地を訪ねる

2023年7月8日(土) 配信

 今回の精神性の旅の舞台である、福島県会津若松市にある飯盛山は、会津の城下町を一望できる小高い山であり、ヤマトタケルなどの神話が残る信仰の山です。鶴ヶ城は飯盛山から向かって、左側に見ることができます。この山は、戊辰戦争の悲劇の舞台とされ、戦いに立ち向かった16歳から17歳の少年で結成された会津藩士の子息でもある白虎隊たちのお墓もあります。

 

 飯盛山には、イタリア記念碑・ドイツ記念碑もあります。イタリアの独裁者ムッソリーニは、日本の武士道を高く評価し、彼は白虎隊のエピソードに感動して、ローマ市民の名をもって記念碑を送るよう命じました。その記念碑は、ポンペイ遺跡から発掘された本物の石柱が使用されています。また、ドイツ大使館に外交官として赴任した、フォン・エッツ・ドルフ氏も、会津の白虎隊の少年たちを賛美し、1935(昭和10)年に碑と十字章を寄贈しています。

 

 

 そんな歴史的背景のある飯盛山に建立されたのが、世界でも珍しいとされる二重らせん構造の「会津さざえ堂」。「円通三匝堂」とも呼ばれています。その特異な外観や構造が、サザエに似ているところから、「さざえ堂」と呼ばれているとのこと。1796(寛政8)年に建立された、高さ16・5㍍の六角三層の仏堂です。かつて飯盛山には、「正宗寺」という寺院があり、その住職であった郁堂和尚が考案したと伝えられています。

 

会津さざえ堂

 

 このお堂の特徴は、内部通路がDNAと同様の「二重らせん」のスロープ構造になっていて、のぼりもくだりも一度も人とすれ違わない一本道なのです。あのレオナルド・ダビンチが設計したという説もあり、建築史上貴重な建築物として1995(平成7)年に国の重要文化財に指定され、日本遺産にも認定されています。

 

 かつては、その独特な二重らせんのスロープに沿って、「西国三十三観音像」が安置され、参拝者はこのお堂をお参りすることで「三十三観音まいり」ができるといわれ、塔を一巡りすることで、西国巡礼と同じご利益を得られると考えられていました。日本各地には巡礼のコースが大小1000以上あり、代表的な巡礼といえば、四国八十八ヶ所や西国・坂東・秩父の百観音巡礼です。その他にも不動尊巡礼、地蔵尊巡礼、七福神霊場など多数あります。現在は、「地方霊場」と呼ばれる四国・西国霊場を模倣して造られたという小霊場が全国に広まり、各地に形成されていきました。なかなか遠い四国や西国の巡礼に行けない場合は、小さな地方霊場へ足を運び、自分と真摯に向き合う精神性の旅へ出掛けてみてはいかがでしょうか。

 

 さて飯盛山には厳島神社もあり、会津さざえ堂の近くにあります。古くから厳島神社は、近隣の人々から崇敬されてきた神社であり、創建は南北朝時代の1381年から1383年(永徳・弘和年間)。主祭神は、市杵島姫命様。創建のきっかけは、多くの童女を従えて現れた美しい霊妃のお告げによるものとされています。社殿造営中も童女たちが姿を現し、手伝ってくれた人たちに小豆ご飯を振る舞いましたが、この小豆ご飯がいくら食べても減らなかったことから、当時の地名「飯盛」となったそうです。

 

福島 厳島神社

 

 東北には青森の恐山をはじめ、数多くの霊場や先祖の霊をあの世に送るお祭りがあり、自分とご先祖様、神仏と深く対面できる、とても貴重な精神性の高い旅ができる地域であると思われます。

 

 精神性の高い旅をより充実させていくためには、スマホやタブレット、PCなどをいっさい置き去りにする、デジタル・デトックスの旅が心身をより研ぎ澄まし、効果的になるのではないでしょうか。

 

旅人・執筆 石井 亜由美
カラーセラピスト&心の旅研究家。和歌山大学、東洋大学国際観光学部講師を歴任。グリーフセラピー(悲しみのケア)や巡礼、色彩心理学などを研究。

ON・ガス推進機構会員の取り組み つながり・絆を大切にし、人と地域を結ぶ活動に注力(第一生命保険)

2023年7月8日(土)配信

有松茉弥子氏

 正会員12社と一般会員9社が参画するONSEN・ガストロノミーツーリズム推進機構。各会員企業は自社のもつコンテンツとONSEN・ガストロノミーツーリズムを掛け合わせ、同ツーリズムの普及と磨き上げを進めている。

 今回はつながり・絆を大切にし、人と地域を結ぶ活動に注力する第一生命保険の取り組みを、DX推進部DX推進課の有松茉弥子氏に聞いた。

◇    ◇

 ――ONSEN・ガストロノミーツーリズム推進機構に参画した狙いを教えてください。

 第一生命グループでは創業120年を迎え、「お客さまに対し、世代を超えて安心に満ちた豊かで健康な人生をおくれるウェルビーイングに貢献し続けられる存在になる」というビジョンを掲げました。そのなかで事業領域を①保障②資産形成・承継③健康・医療④つながり・絆――の4つに拡大し、体験価値を提供していくための取り組みを進めています。

 機構への参画は4つ目に掲げる「つながり・絆」の分野において、当社の約4万人の営業職員が持つコミュニティを生かし、長年築いてきたネットワークの中で、ウェルビーイングを実感できる機会を提供したいと考えたからです。目標は、「地域」と「お客さま」と「我われ」をつなげていくことです。

 ――ウェルビーイングというのは、使う人の目線によってさまざまに定義されますが、有松さんはどのように定義されていますか。

 私は「旅」というわかりやすいカタチに置き換えて、まずは取り組みを進めています。

 昨年からはクラブツーリズムと共同で、ウェルビーイングツーリズムを企画。千葉県君津市と長崎県五島市でツアーを実施しました。

害獣被害に対する取り組みを学ぶ(君津市)
地元の食材を調達・調理して地域の文化を学ぶ(五島市)

 地域の課題を学ぶなど、普通の旅行ではできない体験をしていただくことが特徴のツアーで、君津市では、県の課題である害獣被害に対する取り組みを学べるよう、ツアー行程に猟師工房への訪問を組み込み、害獣駆除について学ぶ時間を設定しました。

 ――ONSEN・ガストロノミーツーリズムも地域の今の姿を知ることができるイベントなので、そういった部分で重なりを感じます。

いすみ市でのイベントに参加

 ON・ガスウォーキングの魅力は、ビジネス化されていないところ。地域の持っている力を最大限生かし、参加者に魅力を発信されているイベントなので、個人の旅行では出会えない体験ができるところも魅力だと思います。私も千葉県いすみ市で今年3月に開催されたイベントに参加したのですが、ガイドブックやWebサイトでは見つけられないような場所、食、人との出会いがあり、終わった後には気持ちが浄化されたような感覚になりました。もしかしたらイベントを通じ、自分なりのウェルビーイングを体感できたのではないかと思っています。

 ――最後に、今後の展開を教えてください。

 「地域」と「お客さま」、「我われ」の協働をさらに深化させ、「三方良し」の地域課題解決に貢献していきたいと考えています。そのために昨年から、企業版ふるさと納税(人材派遣型)の制度を活用し、今年4月1日までに58の地方公共団体などに61人の社員を派遣しています。

 ON・ガスの活動においては営業職員のおすすめの場所や、お客さまとして持っているお店のブースをつくるなど、運営面でもお力になれると思いますので、よりさまざまなカタチで、機構の活動を自社の事業に活用していきたいです。

GPA、成田空港周辺地域の素材活用のジン開発 環境や地域振興に貢献

2023年7月7日(金) 配信

NARITA AIRPORT ETHICAL GIN Cloud9
 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)のグループ企業グリーンポート・エージェンシー(GPS、濱田達也社長、千葉県成田市) はこのほど、酒造会社のエシカル・スピリッツ(山本祐也CEO、東京都台東区)と成田空港周辺地域の素材を活用したオリジナルクラフトジン「NARITA AIRPORT ETHICAL GIN Cloud9」を開発した。
 
 NAAグループでは「サステナブルNRT2050」を策定し、CO2排出量削減など環境施策のほか、地域振興や資源循環などに取り組んでいることから、同社は原料に成田空港のさらなる機能強化に伴って発生した伐採木の杉を活用した。さらに、酒々井町にある酒蔵の酒粕のほか、芝山町の緑茶、山武市の生姜など空港周辺地域の原料を取り入れた。
 
 香りが豊かで、ソーダ割やオンザロック、ストレートで飲むことを勧めている。アルコール分は42%。販売場所は成田空港内店舗や航空科学博物館、成田市内飲食店など。価格は3850円(税込)。
 

東武トップツアーズ、スゴ得でおトクな旅を トラベルポイント増額CP

2023年7月7日(金) 配信

対象出発期間は7月15日~31日まで

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)は7月15日(土)~31日(月)まで、宿泊と交通機関がお得なセットとなった「スゴ得」商品で旅行出発した人を対象に、「トラベルポイント増額キャンペーン」を実施する。

 同社が運営するサイト「グランボヤージュ」に無料会員登録を行い、同期間に「スゴ得」商品(日帰り商品を含む)で旅行へ出発した人が対象。抽選を行い、1等の1万ポイントは5人、2等の5000ポイントが15人、3等の2500ポイントを30人に付与する。対象期間中にグランボヤージュ会員でスゴ得商品を利用した人は、自動エントリーになる。

 抽選日とポイント付与の日程は8月中旬の予定。