熊本空港が期間限定で「阿蘇くまモン空港」に 26年3月15日まで特別CP実施

2025年10月27日(月) 配信

©2010熊本県くまモン

 熊本県(木村敬知事)と熊本国際空港(山川秀明社長)らは10月15日(水)から、熊本空港の愛称「阿蘇くまもと空港」を「阿蘇くまモン空港」に変更している。2026年3月15日(日)までの期間限定で、同期間は「かモン!くまモン!阿蘇くまモン空港キャンペーン」を実施する。「熊本=くまモンランド」のイメージ定着と阿蘇くまもと空港の魅力向上、国内外からの誘客促進を狙う。

 期間中は空港内の各エリアにくまモンの装飾を施す。空港入口看板や旅客ターミナルビル外壁のくまモン装飾が出迎えるほか、階段や床面をシートで飾り付け、写真映えするフォトスポットを設置する。

 また、関連イベントを多数実施。10月15日~12月14日まではスタンプラリー、謎解きゲーム(12月13日~26年3月15日)などを計画する。各航空会社と連携した取り組みや企画も順次行う予定だ。

 空港内では、キャンペーンロゴやパイロット衣装を着用したくまモンのイラストを使用した限定グッズを販売する。

 熊本県は県全体がくまモンの魅力あふれる場所として、世界中からヒト、モノ、企業(ビジネスの活性化)が集まる地域となることを目指す「くまモンランド化構想」を掲げており、今回のCPで構想のさらなる推進につなげたい考え。くまモンランドでは、4つのカテゴリーでくまモンを「知る」「観る」「楽しむ」「ふれあう」ことができるという。

名鉄観光、1泊3000円引「山形秋旅CP」 12月20日宿泊分まで

2025年10月27日(月) 配信

「フルーツ王国 山形へ行こう!秋旅キャンペーン」実施中

 名鉄観光サービス(岩切道郎社長、愛知県名古屋市)はこのほど、山形県内の宿泊を含む旅行・宿泊プランから1泊3000円引きとなる「フルーツ王国 山形へ行こう!秋旅キャンペーン」商品を売り出している。

 対象期間は10月1日(水)~12月20日(土)宿泊分で、宿泊商品・航空機利用ダイナミックパッケージが対象。山形県が行う同キャンペーンにより、1泊1人当たり3000円の補助金が適用された商品となる。

 1旅行での適用泊数は3泊まで。予定数に達し次第、販売終了となる。

石川県・和倉温泉の旅館「十番館」 破産手続き開始へ(帝国データバンク調べ)

2025年10月27日(月) 配信

 旅館「十番館」(伊藤弘代表、石川県七尾市和倉町)は10月3日(金)、金沢地裁七尾支部から破産手続き開始決定を受けた。帝国データバンクによると、負債は約1億4000万円。

 同社は1991年ごろに開業した「和倉パークホテル・十番館」の運営会社の解散に伴い、事業を引き継ぐため2005(平成17)年12月に設立された。

 客室数22室、定員65人の施設で、当初は大手旅行会社を経由した利用客が多くを占めていたが、支払手数料などによる収益性の悪化から、自社ホームページでの直販予約を中心とした集客へシフト。客室単価の見直しや、北陸新幹線の開業効果もあり、16年4月期には年間収入高約1億5000万円を計上していた。

 しかし、「赤字体質は改善されず散発的に欠損を計上していたほか、コロナ禍で集客力も低下」(帝国データバンク)。さらに、令和6年能登半島地震の被災により、24年6月末まで事業を停止していた。「代表の体調不良も重なり、債権者から破産を申し立てられていた」(帝国データバンク)という。 

【第50回旅館100選】岐阜県・下呂温泉 「ホテルくさかべ アルメリア」

2025年10月27日(月) 配信

展望露天風呂「花見月の湯」

下呂の湯で、やすらぎの時間を過ごしたい

 ホテルの快適なプライベート空間と、旅館の心なごむおもてなしで、極上のリゾートタイムを提供する「ホテルくさかべ アルメリア」。南・北ウイングの本館と新館アルメリアタワーから成り、客室は和室、和洋室に加えて、眺望が素晴らしいジェットバスや個室露天風呂を備えたスイートルームも揃う。

「ホテルくさかべ アルメリア」全景
「アジアン和洋室」

 温泉は、天下の三名泉に数えられる下呂の湯。南ウイング2階のヘルシースパ「クア・カーディナル湯の森」や、北ウイング最上階の展望露天風呂「花見月の湯」で、思う存分満喫したい。

レストラン「バーガンディ」

 楽しみな夕食は、会席専用レストラン「ベルビュー」、本格ジャズの流れる「レンガ横丁」、ビュッフェレストラン「バーガンディ」、プライベート空間が確保できる「お部屋食」などで。またお土産処、カラオケ、卓球場、ゲームコーナー、湯上りサロンなど、パブリックも充実している。

「アジアンスタイリッシュスイート」のジェットバス

アメージングタイランドショー

 「ホテルくさかべ アルメリア」がお届けするエンターテインメントショー(ニューハーフショー)。各公演で内容が大きく異なるのが特徴で、子供から年配の方まで存分に楽める本格的なダンス&笑いのショーとなっている。

交通:《車》中央自動車道 中津川ICから国道257号を下呂方面へ50km、P150台(無料)
   《電車》JR高山本線 下呂駅から送迎バスで3分
チェックin15:00 out10:00
食事:レストラン「ベルビュー」、レストラン「バーガンディ」、
   お食事処「レンガ横丁」、お部屋食
部屋:全125室(和室95室、和洋室14室、特別室14室、洋室2室
風呂:大浴場、露天風呂、サウナ
泉質:アルカリ性単純泉
料金:《一般客室》1万5,000円〜《特別室》2万5,000円〜

〒509-2206 岐阜県下呂市幸田1811
☎0576(24)2020 FAX0576(24)2870
https://www.armeria.co.jp/
Wi-Fi:使用可 外国語対応:英・韓・中・台

 

 

 ※この記事は、旅行新聞新社主催「第50回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」に選出された施設で、書籍「2026年度版 プロが選んだ日本のホテル・旅館100選&日本の小宿(BEST100 HOTELS&RYOKANS IN JAPAN)」(自由国民社)に収録されている内容を紹介しています。

【第50回旅館100選】三重県・長島温泉 「ホテル花水木」

2025年10月26日(日) 配信

情緒豊かな天然温泉の庭園風呂「瀧の湯」。内風呂から見える四季移りゆく庭園美も格別

ハイクラスな和風旅館のおもてなし、ナガシマリゾートオフィシャルホテル

 自然豊かな環境に囲まれたハイクラス旅館「ホテル花水木」。伝統的な日本の美と現代的な快適さを融合させた館内、洗練されたデザインとともに、心温まる細やかなおもてなしで宿泊者を迎えてくれる。温泉や露天風呂も完備し、日々の疲れを癒す至福の時間を過ごすことができる。

「ホテル花水木」外観
本館「和洋室」

 また、地元の旬の食材をふんだんに使った会席料理や、季節ごとの特別メニューも用意。朝食ビュッフェも、数々の旬の料理がズラリと並ぶ様は圧巻。ここでしか味わえない、五感で味わうおもてなしを存分に提供している。

ダイニング「大河」
ダイニング客席からの景色
充実した朝食ビュッフェ(一例)

 さらに、宿泊者は「ナガシマリゾート」施設を存分に楽しめるのも魅力。日本有数の遊園地「ナガシマスパーランド」や男女合わせて17種類の露天風呂や内湯などがある「長島温泉 湯あみの島」、花と緑と食のテーマパーク「なばなの里」、樹齢2000年オリーブ大樹がある「ナガシマファーム」など、3世代が1日中楽しめる滞在型リゾートで、心ゆくまで楽しみたい。

「ナガシマリゾート」を満喫

交通:《車》伊勢湾岸自動車道 湾岸長島ICよりすぐ、または東名阪自動車道 長島ICより15分
   《電車》JR関西本線、近鉄名古屋線 桑名駅より三重交通バスで20分
チェックin14:00 out11:00
食事:《本館》ダイニング他(夕食)、ダイニング(朝食)
   《別館》お食事会場(夕・朝食)
部屋:全178室
風呂:《庭園風呂》大浴場、サウナ《露天風呂》岩風呂、ジャグジー、水風呂
泉質:アルカリ性単純温泉
料金:2万4,000円〜

〒511-1192 三重県桑名市長島町浦安333
☎0594(45)1111(代表)FAX0594(45)1188
https://www.nagashima-onsen.co.jp/hanamizuki/
Wi-Fi:使用可 外国語対応:英

 

 

 ※この記事は、旅行新聞新社主催「第50回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」に選出された施設で、書籍「2026年度版 プロが選んだ日本のホテル・旅館100選&日本の小宿(BEST100 HOTELS&RYOKANS IN JAPAN)」(自由国民社)に収録されている内容を紹介しています。

【HIS・相磯亮氏(飲食事業グループリーダー)に聞く】「海鮮バイキング いろは」夜は団体専用 繁忙期は月20日稼働も

2025年10月25日(土) 配信

相磯亮グループリーダー

 エイチ・アイ・エス(HIS、矢田素史社長)は2024年2月、東京都江東区の豊洲市場に隣接する「豊洲 千客万来」に、鮮魚を含め約100種の料理などを提供する「海鮮バイキング いろは」をオープンした。団体客へ昼食を用意する施設が減少するなか、同店は豊洲 千客万来内で唯一、団体を受け入れる飲食店として開業。午後5時からは団体客の貸切営業のみ行い、繁忙期は20日程度稼働する月もある。飲食事業グループの相磯亮グループリーダーに詳しい話を聞いた。

 ――HISが飲食事業にも力を入れようと考えた理由は。

 旅行業を主力とする当社はこれまで、ホテルや航空会社などの旅行サービス提供事業者とお客様をつなぐ、いわゆる代理店ビジネスを主軸としていました。

 コロナ禍で旅行業が苦境に立たされるなか、収益の多角化や経営の安定化を目指し、新規事業として2020年に埼玉県川越市で蕎麦店を開業しました。

 昨年2月には「豊洲 千客万来」の開業と合わせて、「海鮮バイキング いろは」をオープンしました。豊洲市場に隣接する立地を生かすため、海鮮の飲食店としました。

ビュッフェスペース

 ――団体客の受け入れにも力を入れています。

 当社が豊洲 千客万来への出店打診を受けたのは22年の冬でした。当時は長期化するコロナ禍によって、「外出を望む声」が高まっていました。観光需要は回復すると考え、団体や個人などあらゆる旅行形態に対応できるよう、準備を進めました。新型コロナウイルスが5類に移行された23年以降、国内旅行が着実に回復したため、観光施設には勝機があると見込みました。

 まずは日本人のお客様から支持されることが重要だと考え、商品選定は日本人をターゲットに行っています。流通の過程で多くの小売店では一度冷凍されたマグロが並ぶなか、当店は国産の生の本マグロを提供しています。これによって、冷凍で流れ出るマグロの旨味成分「ドリップ」を防ぐことができ、マグロを食べ慣れた日本人にマグロ本来の美味しさを堪能していただけます。

ビュッフェスペースに並ぶ生の本マグロ

 さらにマグロの解体ショーは市場休業日以外、毎日開催し、エンターテインメント性を高めています。魚介類の多くは豊洲市場から仕入れており、多様な料理のほか、日本酒やビールなどのお酒も用意しています。

マグロの解体ショー

 現在、日本人のお客様は全体の約8割を占め、訪日客は2割ほどです。また、団体客は全体の3割ほどで、大きな収益源となっています。団体客のシェアは、はとバスのツアー客や、茨城、群馬、栃木、長野、静岡県などの中小旅行会社から送客されたお客様が多く、東京観光の昼食場所として利用されています。

 ――団体利用を促すための取り組みを教えてください。

 長年、旅行会社としてお客様を送客した経験から、利便性を高める工夫として、バスの駐車時間は2時間30分まで無料にするなど、送客しやすい環境を整えています。

個室としての貸切利用も受けている客席

 当店の60~90分のバイキングだけでなく、豊洲 千客万来内の土産店や豊洲市場の見学など周辺施設を楽しんでいただけます。旅行会社は、移動するごとに必要となるバスの乗車時間や集合時間などの調整業務を省けます。当施設専用のバス駐車場も4台確保しているほか、添乗員用の昼食や全旅クーポンを使用できます。

 今年8月には東京ドームシティ店も開業しました。団体を受け入れるため、隣接する東京ドームホテルのエントランスでの乗降の許可を取っています。店内には、最大40人がまとまってお座りいただける席もご用意しています。

 ――今後の出店計画は。

 人の集客が見込める観光地をメインに、今後の計画を検討していきます。その際は海鮮も含め、鉄板焼きなどあらゆる業態で、地域のコンセプトに合った店舗にできればと考えています。団体の受け入れも視野に入れています。

 ――旅行会社へのメッセージをお願いします。

 東京では、再開発が進み、豊洲 千客万来をはじめ、虎ノ門ヒルズや麻布台ヒルズなど新しい施設が次々に誕生します。東京へのツアーを企画する際には、「海鮮バイキング いろは」を選択肢の一つに入れていただければと思います。精一杯おもてなしいたします。

 ――ありがとうございました。

【第50回旅館100選】岐阜県・下呂温泉 「水明館」

2025年10月25日(土) 配信

臨川閣「下留の湯」

心満たされるおもてなし、優雅さ香る快適リゾート空間

 飛騨川沿いに建つ宿「水明館」は「臨川閣」、「飛泉閣」、「山水閣」と数寄屋造りの離れ「青嵐荘」の4つから成り、客室は和室、和洋室、特別室、温泉露天風呂付客室など多彩に揃う。

「山水閣」特別室
「臨川閣」最上階特別室
離れ青嵐荘「夕顔の間」

 お風呂は、臨川閣3階に備える低温・高温浴槽や檜にこだわった「下留の湯」、飛泉閣9階にある展望大浴場、山水閣1階の野趣あふれる野天風呂などバラエティ豊か。さらに青嵐荘、臨川閣、山水閣には部屋風呂にも温泉が注がれている。

野天風呂「龍神の湯」

 食事は、地元の旬素材を職人が一品一品真心込めて調理。客室での日本料理やダイニングでの和洋折衷会席、和食処での会席料理、レストランでのフレンチ、中国料理など、好みに合わせて選びたい。

日本料理(イメージ)
鹿肉のジビエディナーコース(イメージ)

 さらに館内には、能舞台や茶室、画廊、温泉プールなどもあり、思い思いの滞在が楽しめる。

ロビーラウンジ「エビアン」

館内ツアー

 水明館の山水閣、飛泉閣、臨川閣に分かれた館内を彩る有名画家の絵画や壁画など、匠の技が生かされた芸術作品や施設をまわる「館内ツアー」。毎日夕方5時から約40分間、詳しく解説しながら案内する人気のツアーとなっている。

交通:《車》中央自動車道 中津川ICから国道257号を高山方面へ52km、名古屋から国道41号で100km、P200台(無料)
   《電車》JR高山本線 下呂駅から徒歩3分
チェックin14:00 out11:00
食事:《夕食》プランにより異なる
   《朝食》バイキング会場
部屋:全264室(臨川閣74室、飛泉閣87室、山水閣98室、青嵐荘5室)
風呂:臨川閣「下留の湯」、飛泉閣「展望大浴場」、山水閣「野天風呂」、貸切風呂2、室内温泉プール
泉質:アルカリ性単純泉
料金:1万9,800円~11万円(税込)

〒509-2206 岐阜県下呂市幸田1268
☎0576(25)2800 FAX0576(25)4520
https://www.suimeikan.co.jp/
Wi-Fi:使用可 外国語対応:英・韓・中・台・スペイン語

 

 

 

 ※この記事は、旅行新聞新社主催「第50回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」に選出された施設で、書籍「2026年度版 プロが選んだ日本のホテル・旅館100選&日本の小宿(BEST100 HOTELS&RYOKANS IN JAPAN)」(自由国民社)に収録されている内容を紹介しています。

楽天トラベル、看板犬ランキング発表 1位は山野川旅館(宮城県・大和町)の「てん」

2025年10月24日(金) 配信

1位となった「てん」

 楽天トラベルはこのほど、11月1日の「犬の日」に合わせて、「可愛い!」「会いたい!」と思う、全国の宿における看板犬の日本一を決定する「楽天トラベル 全国の宿 自慢の看板犬ランキング」を発表した。この結果、1位には台ヶ森温泉山野川旅館 DogVillage台ヶ森(宮城県・大和町)の「てん」が選ばれた。

 調査は9月26日(金)~10月6日(月)、楽天会員を対象にインターネットで実施した。総投票数は2742票。今回は62の宿泊施設から看板犬がエントリーした。

 てんは、宿泊客へのあいさつはちらりと目を向ける程度に済ませ、イベントスペースの真ん中で無邪気に寝そべるなど、控えめであっさりとした振る舞いから「本気で働かない看板犬」と呼ばれることもあるという。一方で、なでられると途端に愛らしい反応を示す天真爛漫な一面もあり、そのギャップが宿泊客の心を掴んだ。

金子国交相が新任会見、30年政府目標を推進 国民生活と両立が大前提

2025年10月24日(金) 配信

金子恭之大臣が就任会見を開いた

 国土交通省の金子恭之大臣は10月24日(金)、就任にあたって専門紙会見を開き、「観光は成長戦略の柱であり、地方創生の切り札として極めて重要である。2030年までに訪日客数6000万人、消費額15兆円の目標を掲げ、観光立国の実現に向けた取り組みを推進する」と抱負を語った。

 観光立国の実現に向けた課題としては「インバウンド(訪日客)が引き続き、3大都市圏に集中する現状。観光客が一部地域や時間帯に集中することや、観光客によるマナー違反で生じる弊害などもある」という認識を示した。政府目標の達成に向けて「インバウンドの受け入れが国民生活に悪影響を与えないように、国民生活との両立のための施策の徹底が大前提」と強調した。

 また、25年度末までの改定を目指している「第5次観光立国推進基本計画」にも触れた。現在、交通政策審議会観光分科会が改定に向けて議論を進めており、オーバーツーリズム問題が大きな論点の一つになっている。

 金子大臣は地方誘客の促進を継続する一方で、「オーバーツーリズム対策など、観光の持続可能性を高める取り組みを進める必要があると考えている。観光産業だけではなく、地域の住民たちも含め、全国各地に観光の恩恵と観光振興の意義を、国民が実感できるように取り組んでいく」考えを示した。

 金子 恭之氏(かねこ・やすし) 2008年国土交通副大臣、18年自由民主党政務調査会会長代理、21年総務大臣など歴任。25年10月高市内閣で国土交通大臣兼水循環政策担当兼国際園芸博覧会担当に任命される。

旅館古窯の社長に3代目の佐藤太一氏就任 10月から新体制で始動

2025年10月24日(金) 配信

中央が佐藤太一氏、(後方左から)奈美氏、信幸氏、洋詩恵氏、

 「日本の宿 古窯」を運営する旅館古窯(山形県上山市)はこのほど、3代目の佐藤太一氏が社長に就任したと発表した。7月7日に開いた株主総会で決定し、10月から新体制で始動している。旅館古窯の会長は2代目の佐藤信幸氏、取締役専務は佐藤奈美氏、創業者は佐藤幸子氏。前社長の佐藤洋詩恵氏は古窯ホールディングスの副会長に就任した。

 同社は今回の事業継承は、「創業の精神という『形なきもの』を次世代へと確かに引き継ぎ、未来に向けてさらなる成長を遂げるためのもの」と説明。佐藤太一社長は「歴史の上に立ち、未来に向けて一歩を踏む出す今、私の役割は“新たな挑戦を形にすること”だと考えている」と述べ、地域に深く根ざしながら、社員の力を結集し、これまで以上に強固な経営基盤を築いていきたいとした。

 佐藤洋詩恵前社長は「形あるものではなく形なきものに込められた創業の精神を引き継ぎ、変革を恐れず社員と共に明るく前進を」とのコメントと共に、「秋の天 初代の思いに近づけり」「祖父の背を 仰ぎみし子の神楽月」の2句を読み、想いを込めた。