国内最大級のクラシックカー×Jazzイベント、大阪で開催

2018年3月9日(金) 配信

音楽に合わせてスウィングダンス

GLIONグループが運営するGLION MUSEUM(ジーライオンミュージアム、大阪・赤レンガ倉庫)で3月25日(日)、国内最大級のクラシックカー×Jazzイベント「BROWN STORE vol.4」が行われる。当日はヴィンテージファッションやフードも楽しめる。

 「BROWN STORE」は、赤レンガやヴィンテージの温かさを伝える色「BROWN」がテーマ。同色をテーマに、「音楽」や「フードケータリング」、「ヴィンテージファッション」、「クラシックカー」が大阪・赤レンガ倉庫に集う。会場では、1930年代のファッションを身にまとい、見ている人も楽しめる華やかなファッションで会場一体がタイムスリップしたかの様な空間を演出。また「AKARENGA CAR MEETING」も開催され、BROWN STOREをヴィンテージカーで盛り上げるほか、古き良き時代の背景や音楽を敬愛してやまないミュージシャンとダンサーが当時のダンスホールを再現する。 

イベント概要

日程:3月25日(日)

時間:午前10:00~午後4:00

場所:大阪・築港赤レンガ倉庫 GLION MUSEUM    

アクセス:[車] 阪神高速湾岸線・大阪港線「天保山」ICより約5分

     [電車] 大阪市営地下鉄 中央線「大阪港」下車徒歩約5分

入場料:800円(大人) 500円(子供)

旅行会社向けFITセンターを開設、手配などサポート

2018年3月12日(月) 配信 

旅行代理店向けFITセンターを設立。ワンストップでFIT商材の複合販売を始める(画像はイメージ)

 

JTBのグループ会社のトラベルプラザインターナショナル(田中一博社長)は4月2日(月)から、全国の旅行会社向けに「FITセンター」を設立すると発表した。FIT(海外個人旅行)の相談サポートサービスを提供する。

 17年に2896万人に達した訪日外国人旅行者は、これまでのパッケージ型商品ではなく、自由な旅程を組めるFITでの来訪が増えている。外務省の発表によると、17年インバウド総数の約4分の1(735万6千人)を占める中国人に対する、16年の個人観光ビザ発給数は、15年比で44・5%増(162万6813件)と大きく伸びた。「自由気ままに旅ができるFITは今後も増加が見込まれる」(同社)とし、同センターを設立する。

 航空券や宿泊施設、オプショナルツアーまで、すべてのFIT商材を一括手配できる。手配相談も受け付け、客へそのまま手渡せる見積り書の代行制作も行う。サービス開始日は4月2日で、月曜日~土曜日の午前9時半~午後6時半(土曜日:午前10時~午後6時)まで。

「提言!これからの日本観光」観光経営大学院(MBA)に期待

2018年3月11日(日) 配信

観光経営大学院(MBA)が開設され心強い

 観光が抱える大きな課題は急速に発展する観光について学び、かつそれを支える人材の育成である。このほど観光庁の支援により国立大学(2校)にMBA(観光産業、地域経営専門大学院)が開設されることになったことは大変心強い。先般、その準備の一環として模擬授業が試行され観光庁、観光関係団体などから専門委員が出席した。筆者もそれを傍聴する機会を得たが、熱心な授業ぶりを見て、感慨深いものがあった。1日も早い開学を期待したいと思う。

 ところが模擬授業後、大学側から観光経営大学院開学への準備状況についての報告を聞き、やや気になることがあった。

 それは、開学予定の国立2大学の「観光(産業)」の捉え方にかなりの差があるのではないか。そしてそれが国の基幹産業として評価され期待されている「観光産業」の概念を曖昧なものにしてしまうのではないかという懸念である。

 設置準備を進めているA大学は、「観光経営科学コース」と名付けて、「観光」の名称を学科名で明示している。ところが、B大学の説明によると「本学は『観光』という学科名は用いない」と明言したうえ、「ホテル業、観光業…などさまざまな産業を包容するために、『ホスピタリティマネージメントプログラム』の名のもとに、大学院の講座を開設する」と言うのである。このように観光(産業)の名称の捉え方に差違があり、せっかく「観光(産業)」という概念が定着してきた矢先だけに、この報告には違和感を禁じ得なかった。ホテル業、観光業など…と列挙されるとホテル業と観光業とは並立する別の業種のようにも見える。「観光産業」の名のもとにさまざまな産業分類のなかに分かれて潜在していた観光(関連)業種をまとめて認知したのが「観光産業」ではなかったのか。

 しかも「ホスピタリティ」(産業)という名も気になる。ホスピタリティとはもてなし(の心)を意味する表現である。それは接遇を内容とするすべての産業がもつべき「理念」ともいうべき概念であり、学科名や産業分類に用いる名称としてはなじまないのではないかと思う。大学院設置国立2大学は日本を代表する有名大学であるだけに、その学科名がこのように異なることは観光(産業)とは何かについて多くの人に戸惑いを感じさせるのではないか、「観光産業」という新分野の存在にも疑問をもたれないかと心配である。

 観光のもつ文化、経済行動という役割を理解したうえで、この学科名は少なくとも同時発足の国立2大学については統一(観光という表現を用いて)できないものか。「観光」は人的交流を促進する文化活動であり、地域経済を活性化する経済行動であり、ホスピタリティはその推進理念であることを念頭におき、新発足の大学院の学科名も考えてほしいと思う。新設のかつ待望の大学院にとって「観光」の名はまさにたかが「名前」ではなくされど「名前」なのである。

コラムニスト紹介

須田 寛
日本商工会議所観光委員会共同委員長
須田 寬 氏
 
 
 
 
 
 

「津田令子のにっぽん風土記(35)」非日常から日常に 安曇野の魅力伝える ~ 長野県安曇野市編 ~

2018年3月10日(土) 配信

安曇野市観光情報センターの入口
安曇野市観光情報センター
新谷真佑さん

 JR穂高駅前にある、長野県の安曇野市観光情報センタースタッフの新谷さんは、2年前に東京都八王子市から移住してきた。きっかけは両親が安曇野に家を建てたことだ。ただ、新谷さんはもともと登山が趣味で、学生時代に初めて北アルプスに登ったとき、涸沢カールで「こんな景色があるんだ」と衝撃を受けた。その後も年に2、3回は安曇野の山に登りに来ていた。

 「家を建てると聞いて、自分はどうしようかと迷いました。こちらには友達がいなかったのですが、毎日山が見られるな、それもいいかもしれないと思いました」。今では朝起きると、2階の窓から「山チェック」をしているそうだ。とくに冬の朝は綺麗で、モルゲンロート(朝焼け)で山がピンクやオレンジに染まる。「山の中に行かないと見られないと思っていましたが、普段から見られるんだと驚きました」。

 また四季のはっきりとした移り変わりも感じるようになった。「それぞれ色が全然違って、春は一気にカラフルになって本当にきれいです。そしてここでは、自然と人が一緒に暮らしています。この間、東京の友達に『日がだいぶ長くなったね』と話したら『え、そう?』と返ってきて、はっとしました。東京にいたら気づかないことに気づけるのはいいことだと思います」。花の名前、1年の行事など、安曇野の人にとっては当たり前のことを知らないことに気づくことも多いそうだ。

 観光情報センターでは、訪れる観光客に安曇野の情報を伝えている。写真を撮りたい人、絵を描きたい人が多く訪れるほか、女性客からは眺めの良いカフェやおいしいお店などを聞かれることも多いそうだ。また新谷さんは、以前海外に滞在していた経験を生かして、外国人客の対応や集計報告、英語ブログでの発信も行っている。

 「私が移住してきて好きになったように、安曇野を好きになってもらえたら理想だなと思います」。今後は大好きな登山を生かして、登山ガイドもやってみたい、そこで外国人も案内したい、登山専門のビジターセンターもできたらいいと夢はふくらんでいる。

 登山に来る場所から住む場所へ、非日常が日常になった新谷さんに、これからの時期の安曇野のおすすめの場所を聞いてみた。

 「穂高川沿いに『早春賦』の歌碑があります。清流、アルプスの山、わさび畑に咲くわさびの花と、青・緑・白の、いい景色が集約された場所です。ぜひ行ってみてください」と笑顔で話す。

コラムニスト紹介

津田 令子 氏

社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。

 

〈旬刊旅行新聞3月11日号コラム〉全国被災地語り部シンポを取材して 「命を守る」―訓練で大きな開き

2018年3月9日(金) 配信

南三陸ホテル観洋が毎日運行する語り部バス

 毎年3月になると、東日本大震災のことを思い出す。だが、東日本大震災も、すでに世代的には10歳以下の子供たちには、映像を見せたり、話して聞かせたりしなければ分らなくなっている。もうあと数年もすれば中学生、やがて高校生も、「東日本大震災を知らない」世代となる。あの阪神・淡路大震災が発生してから、もう23年が過ぎた。大学生以下の世代は、生まれる前の出来事なのだ。

 2月25、26日に宮城県・南三陸町で開催された第3回全国被災地語り部シンポジウムin東北を取材した。「『KATARIBE』を世界へ」―をテーマとした同シンポジウムには約400人が参加した。国内だけでなく、海外からも集った。「世界各地で起こる災害から命を守るため、日本の災害の経験、知識を伝え、さらに海外の経験を学び、『KATARIBE(語り部)』を世界共通語にします」と、全国被災地語り部「南三陸宣言」によって締めくくられた。この「命を守るため」という言葉が重く胸に突き刺さる。

 南三陸ホテル観洋は、2012年から南三陸町の被災地を巡る「語り部バス」を運行している。語り部は、被災者でもある同ホテルのスタッフたちだ。

 戸倉地区の戸倉小学校は、当初は3階建ての校舎屋上が避難場所に指定されていた。3月9日に発生したやや大きめの地震の際に、児童を校舎の屋上に避難させたが、「避難場所は本当に校舎の屋上でいいのだろうか」と教職員が話し合い、道路を挟んだ神社のある高台へと変更した。早速、翌10日の午前中に高台に向かって避難訓練を行った。その翌日、3・11の大地震が襲い、戸倉小学校の校舎屋上をはるかに超える大津波が押し寄せてきた。当時学校に残っていた児童91人は、高台に逃げたため生き残った。

 今回のシンポジウムで、オプショナルツアーとして宮城県石巻市の大川小学校も訪れた。同小学校の児童74人は津波によって尊い命をなくした。犠牲となった児童の遺族(父親)が語り部(ガイド)となり、当時のようすを話してくれた。

 地震後、児童は体育館のすぐ奥にある裏山に避難することなく、校庭で待機させられた。津波が押し寄せるわずか1分前に、山ではなく川に向かって避難を始めた。不可解な行動はさまざまなメディアによっても報道され、検証もされている。実際、裏山に上ってみた。津波が襲った8・6メートル地点には1分ほどで歩いて上ることができた。傾斜は9度である。児童も毎年シイタケ栽培の体験学習やスケッチを行っていた馴染みの深い場所だ。小さな子供たちでも難なく避難できる山という感想だった。語り部によると、避難訓練もなかったという。

 2つの小学校でどうしてこんなに正反対の結果となったのか。対比せざるを得なかった。

 旅館やホテルなど、観光業界の施設には子供たちや高齢者も多数訪れる。滞在中に大地震や津波が来る可能性は決して低くない。語り部たちの胸に響く話を聞きながら、避難場所を真剣に考え、実際に訓練をしている施設とそうではない施設では、「命を守る」うえで大きな開きがあるという教訓を得た。

 石巻駅から仙台駅まで電車で帰る途中、学生服を着た高校生たちが笑顔で騒いでいた。この生徒たちも7年前は小学生だったのかな、と時の流れを想った。

(編集長・増田 剛)

ヤフーが三陸鉄道とコラボ企画で支援 六本木ヒルズで気軽に募金

2018年3月9日(金) 配信 

三陸鉄道運転士候補の古舘龍太さん(左)、赤沼喜典課長(中央)と、来場者

ヤフーは3月9(金)~11日(日)の3日間、東京港区の六本木ヒルズ大屋根広場で、東日本大震災で被災した三陸鉄道を応援しようと、「Yahoo! 応援改札 #ピッは応援になる」を実施している。来場者がSuica(スイカ)やPASMO(パスモ)など交通系ICカードを特設の改札口にかざすと、残金から「100円」が三陸鉄道の応援募金となる。三陸鉄道からは「東北未来ゆき」の特別乗車券がもらえる。

 3月11日にヤフーで「3・11」と検索すると、1人10円がヤフーから、復興支援に取り組むNPO団体などに寄付される「Search for 3・11」は、今年も行われる。ヤフーコーポレートコミュニケーション本部の高橋直子さんは、「これまでインターネット上では、さまざまなかたちで東北復興に向けて応援活動をしてきましたが、今年は三陸鉄道さんとコラボ企画として、初めて“リアルな応援”を行います。気軽にお越しください」と話す。

 3月9日には、三陸鉄道旅客サービス部営業課長の赤沼喜典さんらが駅長に扮して会場を盛り上げ、来場者らと記念撮影も楽しんでいた。

兵庫・三田市の暮らし感じる移住体験バスツアー 3月17日に

2018年3月9日(金) 配信 

昨年のようす(岡村酒造場)

兵庫県三田市は2018年3月17日(土)、移住・定住促進を目的とした市内バスツアーを開く。市街地・農村部・ニュータウンと三田市のそれぞれのエリアを訪れるほか、昼食には市内で採れた食材を使った食事が提供される。

 昨年に続き2回目の開催となる今回のバスツアーでは、三田市での暮らしをより感じることができる内容となっている。また、先輩移住者である「さんだ住まいるチーム」との交流会では、移住のきっかけや実際に三田市に住んでみて感じた魅力など、じっくり話を聞ける時間も用意されている。

バスツアー概要

昨年のようす(連節バス乗乗車)

日時:2018年3月17日(土) 午前10:00~午後6:00

出発時間:大阪駅前 午前8:10、三ノ宮駅前 同9:10、三田駅前 同10:00

行程:

 市内唯一の酒造場と農村部の住まいを見学(高平地区)

 ↓ 地元野菜や土産の買い物(農協市場館パスカルさんだ)

 ↓ 地元食材を使用した昼食(ふく助)

 ↓ サンダブランチピクニックの見学、買い物(三田駅前)

 ↓ 先輩移住者との交流会(ホテルメルクス)

 ↓ 西日本初の連節バス「オレンジアロー連SANDA」に乗車(ニュータウンの街並みを車窓から)

 ニュータウンの住まいを見学(カルチャータウン)

降車場所:

 三田駅前 午後6時、神戸三田プレミアム・アウトレット 同6:20、三宮駅前 同7:10、大阪駅前 同8:10

 ※申込時に希望された人は、神戸三田プレミアム・アウトレットで降車可能。

 ※時間はツアーの進行状況により変更がある場合あり。

定員:先着40人 ※最少催行人数10人

対象:市外在住で三田市に興味がある人、三田市への移住を検討している人

 ※市外在住者と一緒に参加する場合に限り、三田市在住の人も申込み可能。

料金:1人4千円(3歳~小学生まで2千円/3歳未満無料)

 ※昼食代、体験料などを含む。

申込方法:要事前申込み。3月14日(水)午後6時必着。

 電話、FAXのいずれかで神姫バスツアーズ株式会社 社支店まで。

 tel:0795-42-6565 fax:0795-42-6800

三田市移住体験バスツアー詳細(三田市ホームページ):

三田市/三田市移住体験バスツアー
http://www.city.sanda.lg.jp/citysales/29-bustour.html

「さんだ住まいるチーム」活躍中

さんだ住まいるチーム

 10年以内に三田市へ移住したメンバーで構成される「さんだ住まいるチーム」は、現在5人(第2期)で活動中。農業をしながら田舎暮らしをする人やニュータウンに住みながら子育てに奮闘中のママさんなど、個性あふれるメンバーばかり。三田市内で幅広く活躍される皆さんに今後も注目だ。

主な活動内容:

 三田市に転入・移住を希望する人、関心を持たれている人への移住相談および市内外への広報など。

 メンバー5人の移住のきっかけや、移住後の生活をインタビューして情報誌を作成しました。それぞれの経験や体験に基づく生の声を掲載し、三田市での暮らしがイメージできる1冊となっている。移住キャンペーンなどで配布し、移住を検討している人へのPRに活用。また、三田市移住・交流ポータルサイト「さんだうぇるかむサイト」の「移住者の声」ページからも閲覧ができる。

さんだうぇるかむサイト 移住者の声 :

移住者の声|さんだ うぇるかむ サイト みんなの住みやすさがつまったまち 兵庫県...
https://sanda-portal.com/voice/
みんなの住みやすさがつまったまち 兵庫県三田市

三田市ホームページ「さんだ住まいるチームメンバー(第2期)活動紹介」:

三田市/さんだ住まいるチームメンバー(第2期)活動紹介
http://www.city.sanda.lg.jp/citysales/29-sandasmile.html

移住情報誌「笑顔がひろがるマイ三田」

三田市について

 兵庫県三田市は、兵庫県南東部に位置し、豊かな自然と美しい街並み、そして安心して子育てできる環境があり、大阪や神戸などの大都市からのアクセスも非常に良いまち。食をはじめ、歴史や文化、レジャーなど、さまざまな魅力の中でここちよい暮らしが実現するまちで、「子どもに夢を」「高齢者に安心を」「地域に元気を」を目標に、「日本一住みたいまち」を目指している。

JTB、ドコモらが実証実験 会津若松市内でAIバス運行へ

2018年3月9日(金) 配信 

JTBとドコモ、会津電力によるAI運行バスが始まる

 

JTB(JTB)と会津電力(会津電力)、NTTドコモ(ドコモ)の3社は2018年3月下旬から、AI運行バス※1を活用した「モビリティ・シェア事業」の実証実験を会津若松市内で行うで合意した。

 ドコモはAI運行バスシステムを提供。 JTBは、旅行商品の企画・開発や、既存チャネルを活用した販路確保するほか、販売スキームを組み立てる。 会津電力は、地域内の企業や団体の事業提供に向け、地元企業のコーディネートを行う。将来的に電気自動車などのサービス提供に必要な電力について、地域資源を利用し供給していく見通し。

 日本各地で観光客の2次交通の課題の高まりや、高齢化による運転免許証の返納などで、生活の足の確保が重要視されている。会津若松市内は観光スポットと人口密集地が重なるという特徴のあるエリア。同事業は「観光客と生活者の双方が利用できるシェアリング交通」をコンセプトに、AI運行バスという交通の仕組みを活用した新たな取り組みとなる。

 とくに、魅力ある観光スポットが1カ所に偏ることなく点在している同市にとって、「柔軟に観光スポットを結ぶことができる、AI運行バスは親和性が高い。観光客の回遊行動の促進が期待できる」(JTB)と話す。

 今回は市の複数の企業・団体の協力のもと、実証実験として市を訪れた観光客および市定住者の双方に、移動手段としてAI運行バスを無償で提供。そのうえで、移動利便性の向上と観光客の回遊行動の促進可能性について調査し、商用に向けた検討を行う。

※1 AI運行バスとは、人工知能(AI)によるリアルタイム処理の活用により、需要に応じ、最適な時間に、最適なルートで、最適な運行を行う、NTTドコモの提供するオンデマンドモビリティサービスのサービス名称。ドコモと未来シェアが共同開発を進めているモビリティサービスプラットフォームにより実現した。なお、AI運行バスは株式会社NTTドコモの登録商標。

実証実験概要

実施時期: 2018年3月下旬 (車両運行期間:3月19~25日)

運行エリア:会津若松駅周辺 4㌔四方程度

乗降地点:エリア内25カ所を予定

利用方法:専用スマートフォンアプリによる配車要求(モニター参加者に限定して提供)

生姜の桜が舞う?岩下の新生姜ミュージアムでお花見イベント

2018年3月9日(金)配信

新生姜アルパカが咲き誇るオブジェ(写真は2017年のもの)

岩下食品が運営する「岩下の新生姜ミュージアム」(栃木県栃木市)は4月23日(月)まで、「桜」をモチーフにしたイベント「岩下の新生姜ミュージアムのお花見・桜フェスティバル」を行っている。

 館内の撮影スポットとして人気の「世界一大きな新生姜ヘッド」では、プロジェクションマッピングを実施。「岩下の新生姜」が桜の花びらのように舞い巨大ヘッドを埋め尽くすほか、巨大ヘッドの奥の“しだれ桜”をイメージした460本の岩下の新生姜ペンライトで満開の桜を表現する。また、ミュージアムグッズの中でも特に人気のピンク色のぬいぐるみ「岩下の新生姜アルパカ」が、桜の花に変身。ビッグサイズの「岩下の新生姜アルパカ」が満開の桜のように咲き誇る“桜の木オブジェ”がイベントステージに登場する。

概要

「世界一大きな新生姜ヘッド」に桜咲く!新生姜千本桜プロジェクションマッピング

実施期間:3月7日(水)~4月23日(月)

開始時刻:午前11:00から1時間おきに7回実施、1回当たり約5分間映写

「岩下の新生姜アルパカ」が咲き誇る“桜の木オブジェ”

展示期間:2018年3月7日(水)~4月23日(月)

現地目線、物語の力で旅人を誘う 「たびらい」熊﨑編集長

2018年3月9日(金) 配信

「たびらい」の熊﨑俊介編集長

パム(長嶺由成社長、沖縄県那覇市)は、2000年4月の創業以来、「『目的地』から旅を面白くする会社」を目指している。社名の「pam」は「map=地図」を逆転させたもの。

 遠い目的地に向かって地図を開き、2次情報をつないで旅を組み立てるのではなく、「旅の目的地となる場所に根を下ろす〝現地主義″の視点」を大事にしている。「個性豊かな1次情報を探り出して、旅の価値や、旅のあり方、地域の魅力そのものを変えていこう」という想いが根底にある。現在、沖縄に加え、北海道、東京、福岡、鹿児島にも拠点を広げ、全国展開も視野に入れている。

 魅力的なローカル旅行に出会える現地発信の旅行予約サイト「たびらい」では、宿泊やレンタカー、バスツアー、アクティビティ、グルメ、パッケージツアーなどさまざまな予約ができる。最大の特徴は、観光情報が充実していることだ。現地の達人だからこそ知る穴場情報や、土地の文化などを、「友人」のように教えてくれる。

 「たびらい」の熊﨑俊介編集長は、「それぞれの宿が持っている歴史や文化、ストーリー(物語)、経営者や働くスタッフの想いなどを、一つの物語のように組み立て、情報を提供しています。旅先の旅館やリゾートホテルを料金比較から選ぶのではなく、旅を始める前の段階で、感覚がぴったりと合う旅人がそのまま予約できるスタイルが人気を得ているのかもしれないですね」と話す。「地域の最新情報や、地元の人々の文化も“現地目線”で紹介しています。物語の力で旅人を現地に誘い、地域の旅文化を育ててきたい」と語る。