「いい旅館にしよう!Ⅱ」 本紙対談シリーズ書籍化 3月20日発刊

2018年3月20日(火) 配信

 旅行新聞新社は3月20日に、「いい旅館にしよう!Ⅱ」(四六判、304ページ)を発刊した。 

 同書は2014年7月に発刊した「いい旅館にしよう!」の続編。旬刊旅行新聞の人気対談シリーズとして、16年3月1日号のホテルナトゥールヴァルト富良野の小林英樹社長から、17年11月1日のべっぷの宿ホテル白菊の西田陽一社長まで16人の経営者に登場いただいた。

 対談相手は、工学博士で、サービス産業の生産性革新の第一人者・内藤耕氏(サービス産業革新推進機構代表理事)。

 前著の「いい旅館にしよう!」は15人の経営者が登場し、多くの反響を得た。今回の第2弾は前シリーズを超えるバリエーション豊かな内容となっている。

 ここに登場する経営者の多くは試行錯誤を繰り返している最中での対談であり、幾つかの宿では、対談を行った時点とは、経営環境や、経営方針も変わっているところもある。本書では、対談を行った時点での経営者の課題やその解決に向けた姿勢、熱意、苦悩などをそのまま掲載しており、サクセスストーリー(成功物語)ではない。

 旅館・ホテルを経営する孤独な経営者の相談相手となり、未来の経営者の「友人」として本書が長く愛されることを願っている。

 1冊2千円(外税)。30冊以上ご購入いただくと、1冊当たり1700円(外税)の割引制度あり。

 問い合わせ=旅行新聞新社編集部 電話:03(3834)2718。

消費につながる仕組みづくりを アトキンソン氏基調講演(JNTO)

2018年3月20日(火) 配信

デービッド・アトキンソン氏
(提供=JNTO)

 訪日外国人旅行者数(インバウンド)が2800万人を上回り、政府目標の4千万人(2020年)は現実味を帯びてきた。一方の消費額は4兆円を突破し過去最高となったが、1人当たりの旅行支出は2年連続の減少(15万4千円)となった。20年に目標(8兆円)を達成するためにクリアするべき課題は何か? 解決に向け、日本政府観光局(JNTO)ではさまざまな施策を用意する。3月8日に行われたシンポジウムもそのうちの1つ。今回は、デービッド・アトキンソン氏による基調講演に注目した。
【謝 谷楓】

観光素材の真価を伝える

 観光業界人のバイブルとなりつつある「新・観光立国論」。著者であるデービッド・アトキンソン氏は昨年、日本政府観光局(JNTO)の特別顧問に就任し、富裕層の獲得や外国人目線に基づく施策の実行に注目が集まっていた。2月には、欧米豪をメインターゲットに据えたグローバルキャンペーン「Enjoy my Japan」がスタート。高所得で観光に対する関心の高い市場の取り込みに本腰を入れた。富裕層の獲得や長期滞在など、「新・観光立国論」での提言が実現しつつある。

 今回のシンポジウム(訪日インバウンド新潮流 ――持続可能な観光を目指して)の基調講演では、観光業における生産性向上をテーマに持論を展開した。

 「生産性向上とは、消費単価を引き上げることに等しい。観光素材を見せるだけに留まらず、消費につなげられるよう、利活用することが必要だ」と、アトキンソン氏は訴える。インバウンドが国内の常識を理解できると楽観視してはいけない。史実や伝統など、日本文化に関する知見をまったく持たない来訪者に対し、観光素材を理解できる工夫を施すことでようやく、消費につなげることが可能だと同氏はみる。

 「世界遺産である二条城ですら利活用が不十分でした。黒書院(二の丸御殿、小広間)には牡丹の間があるのですが、長い間そこには、牡丹という花に関する多言語説明がありませんでした。アルファベットで“BOTAN”という表記を見ても、牡丹がpeonyという花であることすら、インバウンドには分からないはずです」。

 障壁画をはじめ、施されたさまざまな装飾の持つ意味を伝えきることができなければ、その価値に気付いてもらうことはできない。リピーターの獲得や、口コミを通じた情報拡散を実現するためにも、外国人の視線に立った詳細な説明は不可欠だ。インバウンドの持つ興味関心を理解できる外国人ライターを起用するなど、説明の質にもこだわる必要がある。

 二条城をはじめとする観光素材の役割は、近隣宿泊施設や飲食店での消費額増、参観客の増加促進にある。その真価を理解してもらうことを怠れば、消費増という真の目的を達成することはできない。

“自然”を生かし、長期滞在に結び付ける

 インバウンドの平均泊数は9・1日(17年)、横ばいが続くなか、同氏は“自然”こそ、長期滞在の実現に欠かせない観光素材だと強調する。

 「観光庁の調査から、“自然・景勝地観光”に対する関心がとても高いことが分かっています。季節の変化ではなく、山や雪、海など、自然の多様性を生かすことが大切です。旅行支出のおよそ5割が宿泊と食事だと言われていますから、消費につなげられるよう、“自然”を活用することが必要です」。

 観光素材の違いにかかわらず、お金を落としてもらうための工夫を、観光関連企業は行う必要がある。

 例えば、美しい景観のなかでサイクリングを楽しめれば、自転車のレンタル費が生じ、休憩時には飲食が必ず伴う。景勝地を見るだけのものから、体験するものへと変えることは、工夫次第でいくらでも応用が利く。同氏がいう〝自然の多様性〟とは、加工のしやすさだと捉えるべきだろう。

明確な目的を提示する

 「持続可能な観光戦略とは、お金を落としてもらう仕組みをつくることです。そのためにも、明確なターゲティングと、目的の提示が必要なのです」。日本が誇る“自然”にアイデアを注入し、独自のアクティビティを創出することで、客を呼び込む。工夫が不可欠な理由は、インバウンドのニーズ自体が多様だからだ。「新・観光立国論」から一貫して主張していることでもある。ショッピングや食事、観劇など、FIT客の抱える多様なニーズを尊重し応えることができなければ、満足度を高めることはできず、再来や口コミへの期待も難しい。サービスといったソフト面の充実が可能な超高級ホテルを増やす試みも必要だ。雪山や海といった“自然”にスキーやビーチスポーツといったバカンスの要素を加えれば、インバウンドは、来訪目的を明確に定められる。ターゲットの幅が広いため、個々の要求を叶える手段として、アクティビティの創出は不可欠なのだ。自然の持つ多様性を武器に、さまざまな“ワガママ”に応えることができれば、お金を落としてもらう仕組みは自ずとでき上がる。

 あるものをどう生かすのか? 資源を利活用するアイデアが消費増を促す。

【特集 No.487】ICTインフラを整える 点をつなぎ、面をつくる試み

2018年3月20日(火) 配信

 道路や空港、上下水道など、公的機関が中心となって社会インフラは整備・維持されてきた。しっかりとした下部構造が整っているからこそ、企業らは経済活動に専念できる。インバウンドの取り込みを軸に観光立国の実現を目指すなか、飲食店や宿泊施設ら関連企業の後方支援確立は不可欠だ。翻訳や緊急時対応、ルート検索など、来訪者が必要とする情報の集約と快適なアクセスを実現し、受入体制の質的向上を目指す基盤づくりに着目した。
【謝 谷楓】

 ICT(情報通信技術)の発達によって旅のスタイルは大きく変わった。OTA(オンライン旅行会社)が台頭し、FIT(個人旅行)化はインバウンド・国内かかわらず顕著だ。実質、ネット上に国境はなく、サービス供給者とユーザーの出会う機会は瞬時に創出される。民泊に代表されるシェアリングエコノミーは、企業が実際のサービスを提供するのではなく、消費者同士をマッチングさせ手数料を得るビジネスモデルの確立を意味し、消費者が供給者にもなりえることを決定づけた。昨今、大手企業を中心にマッチング=組み合わせの精度を高めるための試行錯誤が目立つ。AI(人工知能)やビッグデータの活用もそのためにある。

 最適な組み合わせを実現すれば、ビジネスチャンスは拡大し経済は活性化する。OTAの台頭が、観光業界に与えた影響からもインパクトの大きさを知ることができる。オンライン旅行サービスは3兆円(2016年)を超える市場規模にまで成長した。

あらゆる情報との、マッチングを最適化

 普及が進むなか、マッチングに対する期待は、旅マエ以外の分野でも高まっている。エアラインや施設手配の簡易化がFITの成長を押し上げてきたものの、現地での翻訳情報の入手や決済、防災時対応では、未着手の領域も多い。旅ナカでの情報のマッチング(組み合わせの最適化)が、今後の課題とされている。最適なマッチングを実現するためには、飲食店や観光・宿泊施設、地方行政など、多岐にわたる連携が求められる。1軒の飲食店が、翻訳メニューを考案したところで、数千万人規模で来訪するインバウンドに与える影響力には限界があるからだ。

 総務省は昨年、「質の高い ICT インフラ投資の指針」を公表。戦略策定や導入・運用に関する方向性を示した。5G(第5世代移動通信システム)に代表されるハード面のほか、受入体制の充実に直結するソフトインフラの整備にも注力する必要があるとみる。

 ソフトインフラとは、CMS(コンテンツ管理システム)の提供や、ビッグデータの活用、アプリケーションの開発を指し、ハードを生かして提供されるサービスを意味する。提供が進めば、エリア全部の飲食店メニューの多言語化を実現するだけでなく、時と場所を選ばず情報にアクセスできるようになる。

 SNS(交流サイト)の発達やオウンドメディアへの注目によって、情報発信が当たり前となるなか、何をではなく、どうやってリーチさせ消費に結びつけるのか? 成約に直結する仕組みづくりの基盤を整えることが、ソフトインフラ整備の目的だ。

 OTAの躍進が業界内の再編を加速させ、旅行会社の商い方は大きく変質した。人と人・住宅をめぐるマッチングは、住宅宿泊事業法(民泊法)という新しいルール(法律)を生むまでに至った。組み合わせの最適化は今後、あらゆる情報領域にまで浸透することとなる。

 今回はとくに、2次元(QR)コードをタッチポイントに多言語化・防災に役立つCMSの提供や、ルート検索に注力する3者の取り組みにフォーカスした。…

 

※詳細は本紙1706号または3月27日以降日経テレコン21でお読みいただけます。

平城京跡歴史公園で天平文化の世界に誘うパフォーマンス行う

2018年3月20(火)配信

最大級のパフォーマンスで1300年プロジェクトのフィナーレを

奈良県は3月24日(土)・25日(日)、遣唐使を主役とした音楽劇・散楽 SUPER天平楽「奈良時代・天平文化の幕開け」を平城京歴史跡公園開園記念のオープニングイベントの目玉として行う。

 同県は2017年、阿倍仲麻呂が遣唐使として唐へ渡って1300年の節目の年を迎えたことから、「阿倍仲麻呂“遣唐”1300年プロジェクト」を3カ年にわたって展開してきた。今回の第3弾イベントは、同プロジェクトの集大成。日本の発展に大きく貢献した3人の遣唐使、阿倍仲麻呂と吉備真備、粟田真人を主役とした音楽劇・散楽を上演する。散楽とは、奈良時代に日本に伝来し、中世まで行われた軽業・曲芸・奇術・こっけい物まねなどの演芸。「SUPER天平楽」はこの「散楽」をイメージしたもので、エキサイティングなパフォーマンスが見どころ。サーカスなどを交えて空中ブランコ・綱渡りのアクロバティックを行うほか、韓国・中国の獅子舞が踊るなど、 1300年前の天平文化が放つインターナショナルな雰囲気を演出する。
 

平城京跡歴史公園とは

 

 平城宮跡歴史公園は、奈良市内に広がる特別史跡平城宮跡を計画地とした国営公園で、世界遺産「古都奈良の文化財」の構成資産の一つでもある。平城宮跡の一層の保存・活用をはかることを目的に2008年度に事業化され、現在事業を進められている。

 3月24日に開園する「朱雀門ひろば」は、朱雀大路を中心に観光拠点ゾーンとして整備が進められていた場所。朱雀門前広場は、奈良時代の人々にとってかけがえのない祝祭の場所として、外国使節の送迎や大勢の人たちが集う歌垣などが行われていた。今回の「朱雀大路」と「二条大路」の復原整備により、往時の景観を彷彿させるひろば空間が復活し、奈良時代と今をつなぎ、1300年の時を超えて新たなにぎわいの拠点としてよみがえった。また朱雀大路を挟んで東側には、出土品や資料など展示されるガイダンス施設「城宮いざない館などが整備され、古都奈良の魅力を楽しめる空間になっている。

平城京の賑わいが現在に

 

 

国内最大級300万本が咲き誇る 2018となみチューリップフェア

2018年3月20日(火)配信  

富山県砺波市の砺波チューリップ公園で、2018年4月20日(金)-5月5日(土・祝)までの16日間、「2018となみチューリップフェア」が開かれる。

会場シンボル「チューリップタワー」

  園内では国内最大級300万本のチューリップが咲き誇るなか、21万本のチューリップの地上絵やアルペンルート雪の大谷をモチーフにした「花の大谷」など様々な演出を通じて「チューリップ・エンタテインメント」の世界をたん能できる。

 現在、チューリップの球根出荷量日本一を誇る富山県。その起源は、1918(大正7)年、現在の南砺市で、わずか10球あまりの栽培から始まったという。今年はそれからちょうど100年を迎える記念の年だ。

 フェアには例年、国内外から30万人以上の来場者が訪れる。今回のテーマは「チューリップ薫る 新たなステージへ」。会場のシンボル・チューリップタワーから見下ろす21万本のチューリップで描かれた迫力の地上絵、立山黒部アルペンルートの雪の大谷をチューリップで表現した「花の大谷」、ひょうたん池に浮かぶ「水上花壇」、「愛のパワースポット花壇」などが、園内を華やかに彩る。

 「チューリップの花かご作り」や「プリザーブドフラワーでケーキを作ろう!」など体験コーナーもあり、チューリップ・エンタテインメントの世界を思う存分に楽しめる。

「2018となみチューリップフェア」開催概要

花の大谷

【日時】 2018年4月20日(金) -5月5日(土・祝) 

     午前8:30-午後5:30(最終入園午後5:00)

【会場】 砺波チューリップ公園(砺波市花園町1-32)

【入場料金】 当日券:大人(高校生以上)1,000円、小人(小・中学生)300円

               前売券:大人(高校生以上)  900円、小人(小・中学生)200円

               ※いずれも小学生は無料

【駐車整理料】 普通車500円

【交通】 北陸自動車道「砺波IC」から約5分または「高岡砺スマートIC」から約7分。

          JR城端線「砺波駅」下車。無料シャトルバスで約5分。

【主催】 砺波市、砺波市花と緑と文化の財団、砺波市観光協会

 

瀬戸内の逸品が広島に集結 (瀬戸内おみやげコンクール)

2018年3月20日(火) 配信

せとうちDMOが主催する「瀬戸内おみやげコンクール」決勝大会が、旧広島市民球場跡地で行われる。7県から22の逸品が集まる。当日購入も可能だ(同DMOの報道資料より)

瀬戸内おみやげコンクールの決勝大会が、3月24日(土)・25日(日)に開催される。旧広島市民球場跡地で行われ、7県から集まった22品の逸品の販売も行う。会場での販売額も選考基準の1つとされており、白熱した戦いとなりそうだ。

 決勝大会に進出したお土産は以下の通り。牡蠣まるごとせんべいや、広島レモンチーズケーキなど、瀬戸内の定番おみやが出揃った。22品を吟味して購入できるチャンスは多くない。ぜひ、会場に直接足を運んでほしいという。当日は、広島ホームテレビ主催の「せとうち旅グセ。フェスタ」も開催されており、広島県初上陸のグルメブースや阿波踊り・神楽のステージも楽しめる。

 表彰式は25日(日)午後3時からメインステージで行い、最優秀賞(1点)と優秀賞(2点)が選出される。なお、当日(24日、25日)の販売額のほか、ネット通販「せとうちマルシェ」での販売額(1月18日(木)~3月20日(火)間対象)も選考時に考慮するとのこと。「せとうちマルシェ」では、822の商品(サービス関連除く)を販売しており、瀬戸内ブランドの発信に注力している。

決勝大会進出おみやげ一覧(順不同)

牡蠣まるごとせんべい(マルイチ商店、広島県)

瀬戸内ショコラ(一六本舗、愛媛県)

吉備高原RicePuffsレインボー(イージー、岡山県)

広島レモンチーズケーキ(カスターニャ、広島県)

廣島銘菓アイスもみじ(スペースエイジ、広島県)

スイーツBOX(スタイル、岡山県)

クアトロえびチーズ(志満秀、香川県)

淡雪花(藤い屋、広島県)

恋の甘酒たると(mike、広島県)

鳴門金時ポテレット(昌栄(イルローザ)、徳島県)

瀬戸田レモンケーキ島ごころ(島ごころ、広島県)

山口の銘菓月でひろった卵小野茶(あさひ製菓、山口県)

オッコニカ(リベルテ本帆、広島県)

広島檸檬くりーむケーキ(八天堂、広島県)

淡路島玉ねぎ素焼きせんべい(鳴門千鳥本舗、兵庫県)

尾道プリンレモンソース添え(おやつとやまねこ、広島県)

レモンもみじ(やまだ屋、広島県)

瀬戸内ジェラ11種類(オッティモ、香川県)

かっぱえびせん匠海(カルビー、広島県)

ぶち牡蠣フライ(ヤマトフーズ、広島県)

きさいや(母恵夢本舗、愛媛県)

月へ鳴門へ(にしきおり、徳島県)

決勝大会進出おみやげ一覧(同DMO報道資料より)

東京都とJTBが観光振興などで協定結ぶ 旅行会社として初

2018年3月20日(火) 配信 

前列、協定書を掲げる髙橋社長(左)と小池都知事

東京都とJTB(髙橋広行社長)は3月19日に東京都庁で、ワイドコラボ協定を結んだ。複数の政策分野にまたがり連携するもので、今回は観光振興など9つの分野で協働し、地域社会の発展をはかる。同協定は今回で8社目となるが、旅行会社としては初。インバウンドの急増や20年の東京五輪を前に、都はJTBが培ってきたノウハウを共有し活用したい考え。JTBは新たに「東京交流創造事業部」を4月1日に開設するなど、全面的な協力体制を敷く。

国内エアチケットを母国語で購入可能 (ナビタイムジャパン)

2018年3月19日(月) 配信

旅行プランニング・予約サービス「NAVITIME Travel」より、国内エアチケットを多言語で購入できるようになる(クリックで拡大)

旅行プランニング・予約サービスを提供する「NAVITIME Travel」(提供=ナビタイムジャパン)はこのほど、多言語による国内線エアチケットの販売を始めた。英語と中国語(簡・繁体字)、韓国語に対応する。訪日外国人旅行者(インバウンド)らは国内に居ながらにして、母国語で航空券(国内線)を買える。周遊エリア拡大や、都心からローカルへの移動増に期待が掛かる。

 「NAVITIME Travel」では検索機能とオンライン予約を掛け合わせることで、プランと手配を同一画面上で済ませることができる。16年にサービスをスタートし、昨年多言語化された。国内エアチケットの購入でも多言語化を実現することで、旅ナカでの急なスケジュール変更時にも活躍する。

 英語対応時には、エアチケット予約後直接「旅行プランニング」機能を利用できる。プランニング画面のタイムライン上に予約情報が表示されるため、移動を考慮した旅程を作成が可能だ。スマートフォン端末用アプリ「NAVITIME for Japan Travel」とも連携した。アプリ利用者は、同機能を介してエアチケットを購入できる。

西国三十三所「インスタ映えスポット」約120カ所を公開

2018年3月19日(月) 配信 

播州清水寺の雲海

日本最古の巡礼道「西国三十三所」は3月19日(月)に「インスタ映えスポット」約120カ所を公開した。33の各礼所にある歴史的な建造物や仏像、自然豊かな風景などを紹介している。今後は季節や行事ごとにさらに増える見通し。西国三十三所は2018年に草創1300年を迎え、今回は記念事業の一環として実施した。

 西国三十三所の巡礼路の総距離は、約1000㌔におよぶ。和歌山、大阪、兵庫、京都、奈良、滋賀、滋賀と近畿圏を包むように伸びている。中世日本の首都であり文化の中心地である京都に3分の1の霊場が集中していることから、観音信仰文化と巡礼文化は全国に広まった。現在では海外からも注目を集め、多くの外国人が訪れる世界的な巡礼路になっているという。

DeNAトラベル 新社会人のG.W.人気渡航先ランキング発表

2018年3月19日(月)配信 

新社会人のG.W.人気渡航先ランキング(DeNAトラベル調べ)

オンライン総合旅行サービス「DeNAトラベル」を運営するDeNAトラベル(大見周平社長、東京都新宿区)は2018年3月16日(金)、2018年の新社会人がゴールデンウィーク(G.W.)に出掛ける人気渡航先ランキングを発表した。

 対象者は、2018年の新社会人になる人が多いと思われる1995(平成7)年4月2日~1996(平成8)年4月1日生まれの会員。2018年4月26日~5月5日までに出発するDeNAトラベルで予約された海外航空券の件数を調査したところ、最も予約数が多かったのは韓国のソウルとなった。ソウルは、日本から一番近い海外であることや、東京からはLCCが6社就航しており低価格で渡航できる点、「インスタ映え」するカフェなどのスポットが多くある点などから若者の強い人気を集める都市のひとつ。

 2位の台北も同様に日本から近く、渡航しやすい都市のひとつで、東京からは5社のLCCが就航している。

「インスタ映えする旅行先ランキング」も韓国1位

韓国の古い街並みが残る「北村(プッチョン)」

 1月に「インスタ映えする旅行先」として、DeNAトラベルが調査したInstagramでハッシュタグ「#○○(国名)旅行」で投稿された人気ハッシュタグランキングでも、1位が「#韓国旅行」、2位「#台湾旅行」となっており、「インスタ映え」する旅行先として人気を集める都市となっている。

 とくに、上位の国は東京から10時間以内で行くことができる渡航先がならび、上位3位に入るソウル・台北・マニラは3~5時間程度で行くことができる。また、プーケット以外はすべて東京から直行便が運航しており、スムーズに渡航する事が出来る。さらに、5位までの13都市中10都市がアジアの国となっており、多くの新社会人は近場の旅行先を選んでいる。

オンライン総合旅行サービス「DeNAトラベル」

 「DeNAトラベル」は、格安航空券や海外ツアー、国内外ホテル、国内高速バスを中心に幅広い旅行商品を取扱うオンライン総合旅行サービス。24時間利用可能なリアルタイム検索や空席照会・即時予約・決済などオンラインならではのサービスを提供している。

 航空券は1,500以上の都市、2万以上のコースが即時予約可能。ホテルは国内外の約8千都市、約60万軒と日本最大級の取扱い数に加えて、海外のホテル宿泊料が他サービスよりも高額であった場合は差額の3倍を返金する「最安値保証」を実施している。

※「最安値保証」の適用条件についてはキャンペーンページをご覧ください。