「太陽の塔」内部見学ツアー好調 クラツー、出発地を順次拡大

2019年4月20日(金) 配信

「太陽の塔」内部「生命の樹」(完成イメージ)

クラブツーリズムはこのほど、予約困難な「太陽の塔」内部の見学ツアーを売り出した。大阪、名古屋出発の日帰りコースとして6月から設定し、「一部コースは、満席となっている」(同社)。ツアーの出発地(販売エリア)を順次拡大していく。

 「太陽の塔」は、1970年に開催された大阪万博のシンボルで、内部が一般公開されるのは、48年ぶり。今年3月から開始された内部見学の一般予約は、4カ月先まで完売状態になるほどの人気。塔の内部は、芸術家の岡本太郎氏が手がけ、真っ赤な世界が広がっている。大阪万博当時は、原生生物から人類の誕生までの進化をたどった高さ41㍍の「生命の樹」など292体の模型を展示。今回は、内部再生事業によって復元・修復された約200体を鑑賞できる。

コース1例 「太陽の塔入館とホテルでランチビュッフェ」

旅行日程:6~10月発

旅行代金:6990円(昼食付)

行程(現地集合・現地解散(大阪)ツアー):

万博記念公園前駅(集合)=万博記念公園(太陽の塔およびEXPO’70パビリオン入館)=ホテル阪急エキスポパーク(ランチバイキング)=エキスポシティ(大型複合施設で買い物・各自現地解散)
 
問い合わせ先:クラブツーリズム株式会社 関西バス旅行センター

TEL:06-6733-0070 (月~土曜日 午前9:15~午後5:30/日曜・祝日 休) 

【特集 No.490】ベンチャー×SNS “よそ者”が地域と旅を豊かにする

2018年4月20日(金) 配信

観光の本質は、地域のウチとソトの交流にある。日々の取材のなか、地方行政や観光協会、地域事業者は、旅行会社をはじめとしたソトに位置するものとの間に緊張関係を孕んでいると感じることがある。本紙のようなメディアや観光客もまたソト側にいるものだ。一口に受入体制の整備と言っても、一方のみの道理が通る関係性は返って不自然。互いを尊重し合う良い緊張関係なくして交流は成立しない。手始めに、共同体外からの“よそ者”が地域にもたらす可能性を考えた。【謝 谷楓】

需要を創るアイデアを呼び込む 共同体に足りない視点に注目

“よそ者”が、不足を補う

 インバウンドのFIT(個人旅行)化が顕著で、17年はパッケージ商品を含めると7割を超えた。3年前と比べ個人旅行は約10ポイントのアップ。団体旅行はその分だけ減った。国内でも事態は同様だ。3年前と比べ団体旅行(宿泊)は3・4%の減少、1人当たりの旅行支出(単価、約5万円)を顧慮すると、790億円のマイナスとなり、市場規模は縮小傾向にある。人の数は、各事業者の売上に直結する部分であるだけに、地域の観光を司る行政や観光協会らに対する期待は大きい。個人旅行者の需要を把握し、来訪を促す施策立案が求められている。主導的な役割を果たすために何をするべきか? ローカル地域(共同体)にない視点・考えを持つ“よそ者”をキーワードに考えた。

 目指すべきデスティネーションと、移動手段だけでなく、行為する主体である“よそ者”の存在がなければ観光は成り立たない。物理的移動が容易でなかった時代、旅という行為は、旅行者と受入側双方にとって思わぬ犠牲の生じる危険なものだった。一方、衝突を乗り越え得られた豊かさや文化もある。東アジア諸国では、服装1つとってもそれはかつての“よそ者”の持ち物なのだ。文化が成熟した現代、お金とアイデアという地域に足りないものを持ち込んでくれる存在として“よそ者”を捉えたい。

“よそ者”のことは“よそ者”に聞け

 個々の需要把握を怠っては、経済効果は望めない。団体旅行以外を取り込むということは、マーケティングなど、旅行会社任せにしていた作業を地域自らが行うことを意味する。来訪者の需要を知るには、同じ“よそ者”に聞くのが手っ取り早い。ICTとユニークなアイデアを持つ人が足りなければ、積極的に取り込むべきだろう。

 来訪者を呼ぶICTの筆頭格はInstagram(インスタグラム)だ。世界をターゲットにした観光誘致を無償で行える。本紙の取材に答えてくれた米インスタグラム社で公共政策を担当するパーカー氏は、中小規模の自治体に対するPR支援が可能な一方、地域を盛り立ててくれるアイデアマン(よそ者)らを呼び込めることが、インスタグラムというSNSの真価だと強調する。インスタグラムを通じ、地域に人が集まるインスタミートも活発だ。

 スタートアップ企業のテテマーチとSAGOJOは、最新技術の活用方法で豊富なアイデアを持つ。デジタルマーケティングと“旅人”という互いのアセットを組み合わせたサービス(Picruise)も注目だ。SAGOJOは、法人アカウントを開設し、“よそ者”と地域、企業のさらなるベストマッチングを実現する仕組みを整えた。役割を果たす際に活用したい。

多様性に富む〝旅人〟ネットワーク

“旅人”が地域課題に挑戦

スガタカシ氏

 インスタグラムに代表されるSNSの活用や、ドローンを用いた撮影・映像制作など、情報発信を担うツールはあまた存在する。SNSを軸としたデジタルマーケティングを強化すれば、ターゲットは自ずと明確化され、特化したコンテンツ制作を請け負う企業も多い。IT技術が進化するなか、観光を軸に交流人口の増加を狙う地方行政や観光協会がツールに困ることはない。恵まれた現状のなか、担当者に求められるのは費用対効果が高く、実効力のある予算の使い方だ。

 2016年に設立し、昨年エイベックスなどから数千万円規模の資金調達を行ったスタートアップ企業SAGOJO(新拓也代表)では“旅人”による課題解決をテーマに掲げ、地方行政や企業らと連携してきた。“よそ者”の視点を導入することで効力の高いソリューションを提供している。“旅人”とは何か? 同社取締役のスガタカシ氏は次のように説明する。

“旅人”を侮るなかれ 多様性に富む人材つなぐ

 「自治体や企業から仕事を受託し、インターネットを通じ不特定多数の人の中から適した人材を見つけ発注する。事業の仕組みはクラウドソーシングと似ています。特徴は、発注先を“旅人”に限定している点です。バックパッカーを連想しがちですが、地方や海外への移動機会を求めるフリーランスのライターやカメラマンも含まれています。コンサルタント従事者も……

【全文は、本紙1710号または5月26日以降日経テレコン21でお読みいただけます。】

投稿データを収集・分析 施策生みやすい土壌をつくる

観光客の興味 関心を知る

三島氏(左)と松重氏

 国内延べ旅行者数は6億4720万人(2017年)。14年以降増加傾向にあり、消費額も21兆円と右肩上がりだ。宿泊と日帰りの消費額はそれぞれ0・1―2・6%の増加で、180―1300億円の経済効果を意味する。飽和状態ではあるものの、国内旅行が一大市場であることに変わりはない。地域事業者の収益アップを実現し、選ばれるデスティネーションとなるためには、競争力を高める必要がある。地方行政や観光協会にできることは何か? インスタグラムを活用した写真コンテストの運営をIT技術で支援する松重秀平氏(テテマーチ、上田大介代表)は語る。

 「注目を集め、来訪を促す。現在インスタグラムは、目的地での具体的な体験(コト消費)を情報化して発信できる唯一無二のSNSといえるでしょう。訪れるキッカケづくりには欠かせないものとなっています。競争力をつけるためには、踏み込んだ活用方法が必要です。提供するCMS“CAMPiN(キャンピン)”は地域の内外問わず、個々のユーザーが地域を盛り上げられる仕組みとなっています」。

 インスタグラムの投稿を通じ、観光客といういわば“よそ者”の地域に対する興味関心を知れる。“キャンピン”を導入すれば、ユーザーは指定のハッシュタグをつけるだけで写真コンテストに参加でき、導入団体・企業はインスタグラムと連動した写真コンテストのウェブサイトがつくり放題となる。常時、トレンドにマッチするキャンペーンを催せ、需要を把握できるのだ。4月から始まった栃木デスティネーション・キャンペーン(DC)を牽引する栃木県DC企画会議県央地域分科会でも活用されている。

 同事務局に使い勝手を訪ねたところ「プレDC時に引き続き、栃木DCと連動したキャンペーンでも利用している。スタートしてから2カ月、投稿数は700超、“いいね”数は5万6千を上回り、プレDC時よりも高いペースで伸びている。地元の方の割合も高く、さまざまな視点から県央地域の魅力発信につながっている」と高く評価した。成功事例がでる一方同社は、地域事業者の収益をアップさせるために行政らができることはまだあるとみる。

偶然を必然に変える

 「4月からは、アナリティクス面でも地域をサポートできるようになりました。フォロワー数やインプレッション数などが分かるインサイト機能(SINIS、サイニス)の提供を始めました。パソコンから操作できる仕様となっています。CSVファイルの出力などデータ分析に役立つ改良も施していきます」。

 インスタグラムを始め、SNSによるムーブメントは偶然起こる場合が多い。“濃溝の滝”を擁する君津市(千葉県)では、……

【全文は、本紙1710号または5月26日以降日経テレコン21でお読みいただけます。】

ユーザーの力 PRに生かす工夫を 米インスタグラム公共政策マネージャー

ジョン・タス=パーカー氏

 3月、Instagram米国法人で公共政策マネージャーを務めるジョン・タス=パーカー氏が本紙の取材に応じた。日本やアルゼンチンなど、各国の観光局と協力関係にある同社。ローカル地域の行政や観光協会ら、中小規模の団体とも連携してきた実績を持つ。

 総ユーザー数8億人と広告媒体としての価値も高いが、インスタグラムの本質と真価は、ユーザー一人ひとりが主体となって流行をつくれることだとパーカー氏は指摘する。「インスタグラムには、観光誘致に役立つ仕組みがすでに備わっている。行政らは、投稿を促しユーザーの力をPRに生かす工夫を行うべきだ」。

 国内ではその発信力に……

【全文は、本紙1710号または5月26日以降日経テレコン21でお読みいただけます。】

神輿の担ぎ手が足りません!福島県いわき湯本温泉で担ぎ手大募集!

2018年4月20日 (金)

いわき湯本温泉(福島県いわき市)では、2018年5月2、3の両日行われる「いわき湯本温泉さつきまつり」で、大神輿の担ぎ手を募集している。

 いわき湯本温泉にとってかけがえのない財産である「温泉」に感謝するための神事、温泉奉納・献湯式が行われる。5月2日(水)の宵祭りでは温泉神社の恵みを感謝する温泉奉納が行われ、5月3日(祝)の本祭りでは本神輿と華神輿の2基がにぎやかに町内を練り歩く。

 しかしここ数年は残念なことに、神輿の担ぎ手が足らず、下の動画の通り、小さな神輿渡御に甘んじている。大きな神輿を担ぐには100人程度の担ぎ手が必要になるが、年々地元青年会のメンバーの高齢化が進み、ゴールデンウイークと重なることもあり「いわき湯本温泉さつきまつり」開催期間中に地元を離れてしまう市民が多くいるため、今年も担ぎ手が足りず、このままだと一番大きな神輿で町内を練り歩くのは難しいという。

 そこで今回、5月3日(祝)に開催される本祭りで「担いでみっぺ おみこしワッショイ まつり神輿渡御体験」を企画、大神輿の担ぎ手50人を全国から募集する。

開催概要

神輿の担ぎ手大募集!温泉神社例大祭 神輿渡御 いわき湯本温泉さつきまつり

申込み:上記フェイスブックページまたはメール(iwakiyumotoonsen☆gmail.com)※☆を@にかえて送信。

開催日:2018年5月3日(祝)

    神輿渡御 午後2:00~5:00(集合時間は正午)

集合場所:いわき湯本温泉旅館協同組合事務所(JR常磐線湯本駅前)

参加費用:1人2千円

    (法被・足袋・手拭い・軽食・イベント保険・記念写真代を含む)

募集人員:50人。男女問わず。成人(未成年不可)。体力は問わない。

     神輿を担いだ経験が無い方も歓迎。

申込み・問合わせ:いわき湯本温泉観光協会

     TEL:0246-42-4322 (担当:丸山・中川)

主催:いわき湯本温泉さつきまつり実行委員会

〈観光最前線〉かくれキリシタンの里

2018年4月20日(金) 配信

春日集落案内所

 今年の世界文化遺産登録を目指す「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」。その構成資産のひとつ「平戸の聖地と集落(春日集落と安満岳)」がある長崎県平戸市の春日集落に今年4月、新たに観光案内所も誕生した。

 かくれキリシタンの里として知られる同集落は、平戸島最高峰の安満岳のすそ野から海に向かって棚田が広がる景観美も魅力で、国の重要文化的景観にも選ばれている。

 案内所は、集落内にある民家を改修したもの。内部では集落で継承されてきた納戸神などを展示するほか、集落の風景や歴史を紹介した映像も流す。地元特産品の販売や電動アシスト自転車のレンタルも行う。また、地元住民が常駐し、集落の習慣や暮らしぶり、信仰などについて話を聞かせてくれるという。

【塩野 俊誉】

サステイナブルな旅を調査 日本は遅れ目立つ

2018年4月19日(木) 配信 

サステイナブル・トラベルを調査

ブッキング・ドットコム・ジャパン(アダム・ブラウンステイン代表)はこのほど、世界の旅行者を対象に「サステイナブル・トラベル(滞在先の保全を優先した、環境に優しい旅行)」のアンケート調査の結果を発表した。「サステイナブルな旅をする意欲がある」は世界で87%、日本は81%と人気が広まっていることが分かった。ただ「実際によくしている」「常にしている」は世界で39%、日本は25%と世界に追い付けていない現状も明らかになった。

 一方で、世界で48%がサステイナブルな旅には「まったく行かない」「めったに行かない」「たまにしか行かない」と回答。日本は56%と半数以上が行かないと答えた。同社は「多くの旅行者がその意欲や興味があるものの、まだまだ実際に行動に移せるところまでには至っていない」と分析する。

 実行できない理由として最も多く挙げられたのは「金銭的な負担」(42%)。日本をみると、「情報/認証制度の欠如」が30%で最多で、やり方がわからないといった理由があることが分かった。他方、世界の66%は「環境への悪影響を最小限に抑えられるのであれば出費を5%以上増やしてもいい」と答えた。とくにインド(32%)、ブラジル(21%)、中国(18%)はこの傾向が目立った。

できない理由

サステイナブルな旅で連想するのは

これまでの旅行の経験がカギに

 サステイナブルな旅と聞いて連想することは「エコフレンドリーな宿泊施設に泊まること」(46%)だった。この施設を選ぶ理由としては「環境への影響に配慮したいから」(40%)、「現地に根差した体験ができるから」(34%)、「良いことをしているという実感がほしいから」(33%)となった。2018年の間にエコフレンドリーな宿泊施設に泊まろうと思っている回答者は68%だった。日本は43%とまだ旅行と環境との結び付きは弱かった。

サステイナブルな旅をするきっかけは

 きっかけについて聞くと、1位が「これまでの旅行中に遭遇した自然の景色に感動したこと」で60%、2位が「これまで訪れた旅行先でツーリズムが及ぼす影響を目の当たりにしたこと」で54%だった。

 日本ではトップ3は同じだったが、世界と比べ割合が少なく関心が低いことが露呈した。例えば1位の「これまでの旅行中に遭遇した自然の景色に感動したこと」は3割を切った。2位の「これまで訪れた旅行先でツーリズムが及ぼす影響を目の当たりにしたこと」で35%となった。

これまでの旅行経験がカギ

※調査は、 2018年2月、 3月にブッキング・ドットコムが12カ国(オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、ドイツ、フランス、インド、イタリア、日本、スペイン、イギリス、アメリカの各国1千人以上)の合計1万2134人を対象にインターネット上で行ったアンケート調査に基づく。回答者は、 12カ月以内(2017年)に1回以上旅行をしたか、もしくは12カ月以内(2018年)に1回以上旅行に行く予定の18歳以上。

浴室からの夜景が、恋人たちに好評! シティホテルランキング (楽天トラベル)

2018年4月19日(木) 配信

三井ガーデンホテル銀座プレミアで人気を集めるビューバスルームの一例

三井ガーデンホテル銀座プレミア(東京・銀座)が「カップルに人気の夜景の見えるシティホテルランキング」で1位に輝いた。バスタブに浸かりながら夜景を楽しめる「ビューバス」タイプの客室が、恋人たちに好評だ。客室のグレードが多岐にわたるため、用途や予算に合わせた使い方が可能だ。

 ビューバス対応客室は全部で45室。問い合わせたところ、ビューバスダブルとビューバスツインをそれぞれ23、8室用意するほか、プレミアムダブルとプレミアムツインの客室でも夜景を満喫できる(各々8室と6室)とのこと。

 ビューバス客室とは、浴室に大型ウインドウを設けたもの。窓は銀座と築地いずれかに面している。とくに人気なのがビューバスダブルの客室。全23室中数室から、東京タワーを望むことができるからだ。同ホテルでは特別プランも売り出している。

 ランキングを主催する楽天トラベルにも、「バスから大変素晴らしいビューが楽しめました」や、「お風呂から東京タワーが見え2人で感激してました!」といった感想が寄せられている。ランキング詳細は以下の通り(楽天トラベル調べ)。

順位 施設名 都道府県
1位 三井ガーデンホテル銀座プレミア 東京都
2位 ホテルオークラ神戸 兵庫県
3位 ナビオス横浜 神奈川県
4位 オークラアクトシティホテル浜松(オークラホテルズ&リゾーツ) 静岡県
5位 神戸メリケンパークオリエンタルホテル 兵庫県

伊豆半島がユネスコ世界ジオパークに認定

2018年4月19日(木) 配信

堂ヶ島(©伊豆半島ジオパーク推進協議会)

ユネスコは4月17日(火)、フランス・パリの本部で開いた全体会合で伊豆半島ジオパーク(静岡県)を含む13のジオパークの申請を承認した。2015年にジオパークがユネスコの正式事業になり、「ユネスコ世界ジオパーク」となってから国内初の認定。国内では9番目となる。

 同日、川勝平太静岡県知事は「悲願を達成して感無量です。御尽力いただいた伊豆半島地域の関係者の皆様おめでとうございました。御一緒に寿ぎたいと存じます。そして、御支援いただいた尾池和夫委員長を始めとする日本ジオパーク委員会の方々に心から感謝申し上げます。引き続き、地域の皆様と一丸となって、世界に認められた地質学的価値を後世に引き継いでいくとともに、伊豆半島ジオパークの魅力を国内外へ発信してまいります」と喜びを発表した。

 また、伊豆市長で伊豆半島ジオパーク推進協議会の菊地豊会長は「伊豆を愛する地域の皆様の強い願いが世界に届いた。『伊豆はひとつ』の思いで取り組んできた伊豆半島15市町すべての住民と喜びを分かち合いたい。伊豆半島の自然資源は、世界の財産になった。地域住民一人ひとりが、世界に誇れる伊豆半島ジオパークの主人公として、自然との関わりを見つめ、将来の世代のために考え行動する地域になれるよう、ジオパークを上手に活用していきたい」と意気込みを語った。

 なお、翌日は伊豆半島ジオパークミュージアム「ジオリア」(伊豆市修善寺)前で認定記念式典を行った。

 ジオパークとは

 地域の地史や地質現象がよくわかる地質遺産を多数含み、考古学的・生態学的もしくは文化的な価値があることや公的機関・地域社会、民間団体による運営組織と運営・財政計画を持つこと、ジオツーリズムなどを通じて、地域の持続可能な社会・経済発展を育成することなど条件が定められている。また、近年はこれらに加えて防災への取り組みも重要視。2008年6月にドイツのオスナブリュックで開催された第3回ユネスコ国際ジオパーク会議では、採択された宣言に、「地質災害に関して社会と知識を共有するためにジオパークが役に立つ」という趣旨の一文が盛り込まれた。

ピーチ、2019年から最新モデルの座席導入 

2018年4月19日(木) 配信

リクライニングシートで快適性を向上させた

ピーチ・アビエーションはこのほど、2019年に受領する機材から 快適性を向上させたRECAROAircraft Seating社(ドイツ) 製の最新モデルの座席を新たに採用することを発表した。採用に際し、快適性、耐久性、軽さの3点に注目した。

 今後導入されるSL3510モデルは、背もたれが 15度倒れた状態に固定されているほか、スリムな座席構造で搭乗客の足元のスペースをこれまで以上に確保することを可能にする(同社)。同社では、主要顧客層である20代~30代の女性の従業員を中心とした、部門横断型の機内座席選定プロジェクトチームを17年4月に発足。搭乗客へのヒアリングなどを総合的に評価し、導入に至った。また今回の座席は、部品点数が少なく、整備工数の削減やコスト削減への貢献も期待されている。

くしはら温泉ささゆりの湯(岐阜県恵那市)リニューアル

2018年4月19日(木) 配信

西側の露天風呂からは美しい夕焼けが見られる

岐阜県恵那市の「くしはら温泉ささゆりの湯」は4月13日(金)、露天風呂の増設などを行い、リニューアルオープンした。

リニューアルのポイント

1)門とキャノピー(ひさし)を新設し、木の雰囲気に包まれた外観に。外壁も張り替え一新した。

2)露天風呂を増設した。遮る塀もないので、東は標高464㍍から望む山並み、西は夕日など、それぞれ趣の異なる眺めが満喫できる。

3)脱衣所の壁床や浴槽のタイルを張り替え、これまでとは違った雰囲気を楽しめる。

4)ゆったりしたソファでくつろげるロビーなど、内装もリニューアル。人気の屋外テラスも拡大した。

5)レストランも拡張し、120席に。大きな窓から眺められる雄大な自然もごちそうだ。スイーツや地元グルメが楽しめるテイクアウトコーナー(21席)も新設。

4)歩いて1分のオートキャンプ場は、水洗トイレの洋式化が完了。大人数で利用できる炊事棟や電源利用できるキャンプ区画も新設した。

東側露天風呂からは山並みを見下ろす絶景が

オープニングセレモニーも開催

テープカットのようす

 4月13日(金)にはオープニングセレモニーが盛大に開かれた。運営を行うささゆりの堀恒夫社長は「レストランでは、地元のヘボ(クロズズメバチ)を使用したメニューなどを増やしていきたい」と、今後の意気込みを語った。恵那市の小坂喬峰市長は「地域活性化の場として皆が自慢できる施設に、さらに多くの方から末永く愛される施設に」と祝辞を述べた。

 あいさつのあと、地元園児によるダンスの披露や来賓によるテープカットが行われ、午前10時の施設オープンと同時に、開業を待ちわびた約100人が新しくなった「ささゆりの湯」を楽しんだ。

「JTBクルーズプラザ有楽町」4月20日(金)オープン

2018年4月19日(木)  配信

クルーズプラザ有楽町(イメージ)

JTB(髙橋広行社長、東京都品川区)は、4月20日(金)に「JTBクルーズプラザ有楽町」をオープンする。

 近年、クルーズ旅行は富裕層に留まらず、家族連れやハネムーン、女子旅といった幅広い層への拡がりをみせている。

 全国470のJTB店舗から選定された77のクルーズプラザには、日本外交客船協会(JOPA)が運営するクルーズコンサルタントや、豊富な知識と経験を持ったスタッフが常駐。Webオンライン予約が伸びている昨今だが、顧客の細かな要望に合わせた提案を受けられるのは実店舗ならでは。

 とくに「JTBクルーズプラザ有楽町」は、敷地面積約125平方㍍と広く、24人までの説明会が開催できる会場も備える。説明会会場では船会社・地域自治体と連動したイベントや、旅行参加者の集いの場などを実施していく予定だ。

オープニングイベント

開催期間:2018年4月20日(金)~22日(日)

参加費:無料(予約不要)

イベント内容
①    JTBチャータークルーズ・飛鳥Ⅱで航く「碧彩季航(あおいろきこう)・紅葉と味覚 秋を楽しむ日本一周」の5つの寄港地(八戸・秋田・七尾・唐津・別府)の写真展開催
②    飛鳥Ⅱキャプテンの制服展示
③    秋田「なまはげ」と写真を撮ろう!!
④    寄港地の日本酒の「振る舞い酒」寄港地の銘菓・特産品の無料配布

オープン記念特別商品概要

クルーズプラザ有楽町オープン記念
「碧彩季航 飛鳥Ⅱチャーター 紅葉と味覚 秋を愉しむ日本一周クルーズ10日間」

旅行代金:2人で88万円(キャビン指定不可、2人1組での申込限定)

特典: 寄港地観光オプショナルツアーに使えるクーポン8万円分(2人で)付き

旅行期間:横浜発着 /2018年10月22日(月)~31日(水)

発売日:2018年4月20日(金)/先着5組10人限定

販売個所:JTBクルーズプラザ有楽町(トラベルゲート有楽町内)

tel:03-6212-2898