政府、奄美・沖縄の世界遺産推薦書を取り下げ

2018年6月1日(金) 配信

来年2月1日の推薦書再提出を目指す(写真はイメージ)

政府は6月1日(金)、今夏に世界遺産登録を目指していた「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」(鹿児島県・沖縄県)の取り下げを決定した。推薦書の早期再提出を行い、審査を受けることで、確実な登録の実現をはかる。環境省と林野庁は、関係者と連携し、自然遺産の評価を行う国際自然保護連合(IUCN)のアドバイスを求めながら、来年2月1日までの推薦書の再提出を目指す考え。

 IUCNの下した「記載延期」評価は、推薦地の価値証明に不必要な小規模の「分断」が発生し、生態学的な持続可能性に重大な懸念があることが大きな理由。これに関連し中央環境審議会は5月28日(月)、沖縄県の米軍北部訓練場返還地の自然環境などを調査した結果、「隣接するやんばる国立公園と同等の自然環境が広がっていることを確認した。このうち返還地の約9割に当たる区域を含む、3700㌶を国立公園に編入する」と答申。

 これを受け、中川雅治環境大臣は5月29日(火)に開いた会見で、7月までに官報告示を行い、正式に同地の国立公園編入を完了させる方針を示した。また「審議会の答申は、本件の世界遺産登録に当たって重要な意味合いを持つものと認識している。今後、国立公園編入の行政手続を進め、世界遺産の推薦地に追加することで、できるだけ早期の世界遺産登録を目指していきたい」との見解を発表した。

大阪とハノイの直行定期便を就航、ベトジェットエアが11月8日から

2018年6月1日(金) 配信

ベトジェットエアが日本定期便就航記者説明会を開いた

ベトナムの“ニューエイジ”航空会社のベトジェットエアは11月8日(木)から、関西国際空港とベトナム・イノバイ国際空港(ハノイ)を結ぶ直行便を就航する。航空券は6月8日(金)から公式ウェブサイトなどで販売を開始する予定。

 路線の発表は、ベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席の来日に合わせ、5月31日(木)に行われた。同日、JETROベトナムが東京都内で主催したベトナム投資カンファレンスの場で、日本、ベトナム両国の政府高官とベトジェットエアが立ち合う特別式典を開催したほか、同社単独で日本定期便就航記者説明会を開き、事業の紹介を行った。

グエン・ティ・トゥイ・ビン副社長

 同社のグエン・ティ・トゥイ・ビン副社長は事業モデルについて、LCC(格安航空会社)ではなく、「ニューエイジ航空会社」と強調。「我われは顧客が必要とするサービスをすべて提供できると考えている。我われのモットーは航空サービスを提供するなかで、単なる移動手段ではなく、楽しめる体験を提供すること」とし、「一般にLCCと呼ばれるどのモデルにも当てはまらない」と述べた。

 同社は低価格運賃の販売を行う一方、「スカイボス」という上級サービスも展開。また、機内では他社では考えられない「ビキニショー」など、顧客を楽しめるための特別イベントを企画する、まさに“ニューエイジ”の航空会社だ。特別イベントは新規就航の際などに行われることが多いというが、「日本就航時のイベントについては最後まで秘密」(グエン副社長)と含みを持たせた。

 機体デザインにもこだわりを持つ。「若々しくエネルギッシュなデザインが他社との違い」(グエン副社長)とし、これまで、有名人やキャラクターなどとタイアップした遊び心のある機体を飛ばしてきた。「若い人は自撮りなどして楽しんでいただいている」(グエン副社長)。

 現在保有する機材はA(エアバス)320とA321の60機。毎日、385便を運航しており、ベトナム国内のほか、タイやシンガポール、韓国、台湾、香港、中国本土、マレーシアなどを結ぶ82路線を展開している。今後の拡大に向け、現在エアバス社とボーイング社に計220機の旅客機をオーダーしているとし、日本でも関空の次は羽田への就航を計画。グエン副社長は「早期に認可が下りることを期待している」と述べた。

 日本ではこれまで、旅行会社と協力し、地方空港からベトナムの都市へ直行チャーター便を運航するなど実績がある。17年には日本航空(JAL)とコードシェアの業務提携契約を結んでおり、今後もさまざまな協力体制を模索する。グエン副社長は「日本とベトナムの交流をさらに加速させることに、微力ながら貢献していきたい」と意気込みを語った。

大阪(関空)-ハノイ線

就航開始日:11月8日~ 大阪発・午前9:20~ハノイ着午後1:10(現地時間)

ハノイ発・午前1:45(現地時間)~大阪午前7:50 ※片道約4時間強

発売日:6月8日から公式ウェブサイトやフェイスブックなどで購入できる。

スマートフォン対応サイトフェイスブック

〈旬刊旅行新聞6月1日号コラム〉旅の面白さ 「便利さ」という物差しとは対極に

2018年6月1日(金)配信 

文明の利器を超えた「想い」が旅を面白くする

アジア9拠点で検索エンジンマーケティングや、アセット(資産)などのグローバルコンサルティングを展開しているアウンコンサルティングはこのほど、世界13カ国の「親日度調査」を実施した。

 対象国・地域は、韓国、中国、台湾、香港、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、ベトナム、フィリピン、英国、オーストラリア、米国。それぞれのエリアで18歳以上の男女100人に聞いている。

 「日本人が好きですか?」の質問には、「大好き」「好き」「嫌い」「大嫌い」で回答。最も親日的な回答をしたのは、シンガポールだった。69%が「大好き」と答え、残り31%が「好き」と答えた。次いでオーストラリアは59%が「大好き」、38%が「好き」、2%が「嫌い」、1%が「大嫌い」という結果。米国や英国がこれに次ぐ親日度を示した。

 一方、韓国は12%が「嫌い」、8%が「大嫌い」と回答し、親日度は13カ国中最下位だった。中国も12%が「嫌い」、6%が「大嫌い」と答えた。しかしながら、韓国で80%、中国では82%が「大好き」「好き」と好意的で、軒並み日本への関心や好感度は高い結果となっている。

 旅先を選ぶときに、大きな判断要素となるのは、自分がその地を訪れたときの反応や対応である。旅人として歓迎されているのか、招かれざる客なのかというのは、街を歩き、数軒の店に入れば分かる。

 あまり歓迎されていないときは、店に入った瞬間のスタッフの表情や態度にも現れる。露骨な場合もあれば、垣間見えるときもある。昨今、外国人観光客が急増している日本でも、そのような傾向が顕在化しているように映る。

 旅人として知らない土地を旅する以上、「歓迎されないこともある」とハナから予想しているので、私はいちいち気にしない。むしろ、日本に居てはあまり感じることがない、“アウェイな雰囲気”に包まれるのも、旅先の酸味の利いたスパイスの一種だと捉え、静かに呑み込むことにしている。だが、そうは言っても、親近感を持って接してくれる土地には、何度も再訪したい気持ちになる。

 例えば、台湾では日本語を話せる人が多いため、言葉によるストレスをあまり感じることがない。また、道に迷っても、わざわざ目的地まで連れて行ってくれたりもする。海外で何度か手痛い体験をしていることもあり、親切な態度で外国人に寄って来られると、逆に警戒心が芽生えるのだが、安心して好意を受け入れることができる数少ない場所である。

 最近は、高性能な音声翻訳機器やアプリも開発されている。ほぼ世界中の主要言語にも対応できる商品もある。これらがあれば、旅先の言葉を苦労して覚えることなく、意思の疎通が可能である。

 しかし、旅や人間関係といった高度な文化的行為は「便利さ」という物差しとは、まったく別の次元にある。むしろ対極にある。母国語以外の言語を学び習得するには、対象国の人たちや、彼らの文化を好きにならなければ難しい。好きだけでは通用しない相当なエネルギーも必要だ。だからこそ、実際に言葉が交わされ意思疎通ができた瞬間に熱意が相手にも伝わり、双方が感動を覚える。文明の利器を超えた「想い」が旅を面白くする。

(編集長・増田 剛)

HISとANAHDが大型出資 宇宙旅行実現に向け総額5・2億円調達

2018年6月1日(金) 配信 

追加支援を実施

宇宙旅行や宇宙輸送の事業化に向け、有人宇宙機開発を行うPDエアロスペース(緒川修治社長)にこのほど、計5億2千万円の出資が決まった。このうちエイチ・アイ・エス(HIS)グループとANAホールディングスで4億円近い大型の出資をした。

 PDエアロスペースは今回の出資をもと、2019年に日本初の「無人宇宙機による宇宙空間への到達および帰還」を目指す。さらに新型エンジンと機体の開発などのため、開発拠点を8倍の敷地に移転し、エンジニアを含む15人の新たなメンバーを迎える。宇宙旅行など実現のため、資金力をつけてプロジェクト推進へ翼を広げる。

 3者はすでに16年に資本提携を結んでいる。HISは3千万円、ANAHDは2040万円をそれぞれ出資している。今回、HISはグループ会社のハウステンボス(HTB)と合わせ1億9千万円を、ANAHDは2億円を18年5月31日(木)付けで追加出資。合計すると4億4千万円を超える大きな資本を投じた。

 今回はHIS、HTB、ANAHDのほか、みずほ成長支援第2号投資事業有限責任組合(運営:みずほキャピタル)とオプティマ・ベンチャーズの計5社を合わせ、総額5億2千万円の資金をPDエアロスペースは得た。同社は「新しい時代に向けて、1日も早く、宇宙輸送の一翼を担うべく、引き続き全力で取り組んでいく」と力を込めた。

 「お客様に新しいワクワクと感動を提供できるよう、宇宙事業の将来性に可能性を求め挑戦していく」(HIS)、「本格化する宇宙時代を前に、宇宙旅行などの宇宙事業の創出にチャレンジしていく」(ANAHD)と両者は意欲を燃やす。

PDエアロスペース

DeNAトラベル、エアトリに社名変更 エボラブルアジアの完全子会社に

2018年6月1日(金) 配信

社名とサービス名を「エアトリ」に

DeNAトラベル(大見周平社長、東京都新宿区)は、5月31日(木)付で、ディー・エヌ・エー(守安功社長兼CEO、東京都渋谷区)が保有する株式(100%)のすべてが、エボラブルアジア(吉村英毅社長、東京都港区)に譲渡され、エボラブルアジアの完全子会社となった。 変更に伴い、6月1日(金)付で、社名を「株式会社エアトリ」に変更。提供するオンライン総合旅行サービス「DeNA トラベル」の名称を「エアトリ」に変更した。

 また、代表取締役社長には吉村英毅氏が就任。大見周平社長ら役員は5月31日付で退任した。今回の子会社化で、エボラブルアジアの取扱高は1400億円となる見込みで、OTA(オンライン旅行会社)では業界第2位につけるとしている。今後は連結取扱高2千億円を目指す。

1. 変更日

2018年6月1日(株式譲渡日:2018年5月31日) 

2. 社名の変更

変更前:株式会社DeNAトラベル(英文名:DeNA  Travel Co., Ltd.)

変更後:株式会社エアトリ(英文名:Airtrip Corp.)

3. サービス名称の変更

変更前:DeNAトラベル

変更後:エアトリ

サービスドメイン(https://www.skygate.co.jp/)に変更はない。

■オンライン総合旅行サービス「エアトリ」

 「エアトリ」は、格安航空券や海外ツアー、国内外ホテルを中心に幅広い旅行商品を取り扱うオンライン総合旅行サービス。24時間利用可能なリアルタイム検索や空席照会・即時予約・決済などのサービスを提供する。

■株式会社エアトリ 概要

本社 :東京都新宿区新宿5-15-5新宿三光町ビル

社名 :株式会社エアトリ

代表者:代表取締役社長 吉村 英毅

資本金: 100,000,000円

URL: https://www.airtrip-corp.com

■株式会社エボラブルアジア 概要

本社 :東京都港区愛宕2-5-1 愛宕グリーンヒルズMORIタワー19F

社名 :株式会社エボラブルアジア

代表者:代表取締役社長 吉村 英毅

資本金:1,040,384,900円

URL:http://www.evolableasia.com/

跡見女子、無料の公開講座「20世紀末の観光を回顧する」を開催

2018年6月1日(金) 配信

3つのテーマで20世紀の観光を回顧する(写真は宗像大社沖津宮遙拝所)

跡見学園女子大学は6月23日(土)から、文京キャンパスで「20世紀末の観光を回顧する一テーマパーク、聖地巡礼、世界遺産一」と題した春期公開講座を無料で開催する。講師は同大学観光コミュニティ学部観光デザイン学科の教員3人が務める。

 講座は、「20世紀末に注目を集めた観光に関するトレンド」をテーマに全3回実施。初回の小川功教授は、「浦安市民熱望の“夢の国”誕生秘話」と題し、市民と金融人双方からみた巨大テーマパークができるまでを回顧。第2回はミステリーや映画に親しんできた松坂健教授が、作品の背景を読み取り、ブームとなっている「聖地巡礼」の枠を大きく広げ、日本各地から世界の主要都市まで、驚くような聖地を紹介する。第3回は、日本が本格的に世界遺産登録にカを入れ始めた1990年から、観光庁が発足した2008年までの軌跡を種田明教授が振り返る。

 同講座は1回のみの参加も可能。3回すべてに参加した人には、公開講座修了証を発行する。また、受講者特典として、今学期(2018年9月末日まで)内の本学図書館利用が可能になる。

開催概要

場所:跡見学園女子大学文京キャンパス

アクセス:東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷」駅徒歩2分

     東京メトロ有楽町線「護国寺」駅徒歩8分

対象:15歳以上(中学生を除く)の男女

定員:100人

受講料:無料

問い合わせ先:跡見学園女子大学文京キャンパス事務室公開講座係

TEL:03-3941-7420

FAX:03-3941-8333

E-mail::d-kyomu☆mmc.atomi.acJp(☆を@に変えて送信)

後援:文京区・公益財団法人文京アカデミー

申込方法:

往復ハガキ、FAX、Webのいずれかに下記の事項を記入のうえ、申し込み。

①「20世紀末の観光を回顧する」受講希望

②氏名(フリガナ)③郵便番暑・住所

④電話番号⑤性別⑥年齢⑦職業⑧本講座を知ったきっかけ

⑨次回以降の本学公開講座の案内を希望するか

宛先

ハガキ:

〒112-8687

東京都文京区大塚1-5-2

跡見学園女子大学文京キャンパス事務室公開講座係

FAX:03-3941-8333

WEB:https://fofaJP/atomi/a.P/125/

受付期間:4月3日より受付中。(定員になり次第締切)受講申し込み受付後、ハガキにて受講証を郵送。

全国37カ所の休暇村で流れ星をカウントするWebサイト公開

2018年6月1日(金) 配信 

流れ星カウント状況をホームページで公開(画像は6000達成イメージ)

全国37カ所のリゾートホテルを展開する休暇村(中島都志明理事長、東京・東上野)は2018年5月24日(木)、ホテル周辺で目撃された流れ星の数をカウントするホームページを公開した。

 休暇村は、国立・国定公園など自然豊かな場所に立地し、星がきれいに見えることから、5月6日(日)から「流れ星を6000集めるプロジェクト」を実施。宿泊者数が6千万人突破したことを記念したプロジェクトで、願いが叶うと言われる流れ星の目撃情報数6千を目標に募集し、同じ夜空を眺めた参加者全員で集めた記録として、カウント数を公開する。

 カウント数は七夕(7月7日)まで毎日更新され、目標のカウント数6千を達成すると、応募者の中から抽選で20人に「夜空の旅グッズ」が当たる。

期間中は夜空のプログラムを実施

展望台を使ったスターウォッチング(休暇村館山)

 期間中は、全国の休暇村で「夜空のプログラム」を実施。ガイドと一緒に神秘的な夜の森の中を歩き、夜の静けさの中、虫の鳴き声に耳を澄ますナイトハイクや、屋上テラスで潮騒を聴きながら満天の星を眺める星空カフェなど、山や海、島などその土地ならではの夜空の体験ができる。

 夜空のプログラムでは、普段はなかなか体験することのない夜の闇の中を案内する。体験中も流れ星が見つかる可能性もあり。

「流れ星を6000集めるプロジェクト」概要

 休暇村で、流れ星の目撃情報を募集。七夕までに目撃数が6千集まれば、流れ星を見つけた応募者の中から、抽選で20人に夜空の旅グッズをプレゼントする。

 流れ星のカウント数は、参加者全員で集めた記録として残してホームページで随時公表(各休暇村、全国の休暇村のトータル目撃数)。最終目撃数は7月中旬に発表予定。

期間:2018年5月6日(日)~7月7日(土)

場所:全国の休暇村

応募対象:休暇村での宿泊客(1人5千円以上の利用者) ※誰でも参加可能。

応募方法:

(1)休暇村で流星を見つける

(2)休暇村ロビーの「流れ星掲示板」にシールを貼る

(3)応募用紙に必要事項(プレゼント送付先など)を記入

(4)記入済の応募用紙をフロント設置の応募箱へ

当選発表:当選者の発表は賞品の発送をもってかえさせていただく。

賞品(予定):

 JCBギフトカード 10万円・・・・3人

 SONY グラスサウンドスピーカー LSPX-S1・・・・3人

 Helinox サンセットチェア・・・・4人

 セガトイズ HOMESTAR Classic・・・・10人

流れ星の集計方法:

 流れ星を見つけた人が、休暇村のロビーにある掲示板に星シールを貼る(1つの流れ星を10人が見たら10でカウントする)。流れ星のカウント状況は、休暇村ホームページの特設ページ(下記ページ)に表示する。

部屋でも星空観察

部屋でも体験 セガトイズ 家庭用プラネタリウムHOMESTAR Classic

 プロジェクト期間中、宿泊部屋で星空が楽しめる家庭用プラネタリウム「セガトイズ HOMESTAR Classic」を希望客にフロントでレンタル中(数に限りあり)。

(1)部屋でも体験 セガトイズ 家庭用プラネタリウムHOMESTAR Classic

(2)SONY グラスサウンドスピーカー LSPX-S1

(3)Helinox サンセットチェア

「自然にときめくリゾート 休暇村」

 日本の景色を代表する国立公園・国定公園など優れた自然環境の中にあるリゾートホテル。37カ所ある休暇村は、「自然にときめくリゾート」のコンセプトのもと、地元の食材を活かした料理や、地域の自然、文化、歴史とのふれあいプログラムなど、その土地ならではの魅力にふれる場を提供し、すべてのお客様に心が自然にときめくひとときをお届けする。

 1961年の創業以来、2018年4月10日に宿泊利用者が6千万人を突破した。

URL下記のホームページから

〈観光最前線〉バスガイドさんにお返し中

2018年6月1日(金) 配信

高山に、来るたび毎回、食べてます

 社会人になって最初に就職したのが旅行会社。旅程管理の資格もとり、同年の夏、華やかに添乗デビュー。そう言いたいが結果は散々だった。

 まだ携帯もネットも身近にない時代、行程上で通行止めが発生していると分かったのはバスが出発してから。休憩のたび、公衆電話に掛け込み、コースや食事場所を変更。なんとか宿泊地の岐阜県高山にたどり着いた。「こんな経験はもうこりごり」。そう思っていたとき、バスガイドさんが「一緒に食べよ」と、高山名物・二四三屋(ふじみや)の団子を渡してくれた。

 こんなに優しい言葉があるのかと思ったのを、昨日のことのように覚えている。

 巡って今は、バスガイドさんにインタビューすることも。人は違えど「少しはお返しできているかな」。時々自問しています。

【鈴木 克範】

会津若松周遊バスの1日乗車券が「薄桜鬼」仕様に

2018年5月31日(木) 配信

「薄桜鬼」オリジナルクリアファイル

JTBコミュニケーションデザイン(細野顕宏社長、東京都港区)は、ゲーム機とオンラインゲームの企画・開発・販売を行うアイディアファクトリー(佐藤俊材社長、福島県会津若松市)と共同で、6月1日(金)から会津若松市を周遊するバスの企画乗車券を販売する。

 企画乗車券は、同バスの1日フリー乗車券「ハイカラさん・あかんべぇ」に「新選組」をモチーフとした女性向け恋愛アドベンチャーゲーム「薄桜鬼」のキャラクターのデザインを施したもの。特典としてオリジナルクリアファイルがもらえる。1日フリー乗車券は、会津若松市内の「会津町方伝承館」店頭で販売する。

 同企画は、新選組に所縁が深い「SAMURAI CITY 会津」と「薄桜鬼」のコラボレーション企画の一環として展開。

 JTBコミュニケーションデザインは、引き続き「薄桜鬼AR付スタンプラリーアプリ」(有料)や、会津若松市内のホテル・旅館で実施している「薄桜鬼」会津アメニティ付きコラボレーション宿泊プランなど、「SAMURAI CITY 会津」との連携で会津若松の魅力を発信していく。

商品概要

・商 品 名:薄桜鬼オリジナル「ハイカラさん・あかべぇ」専用フリー乗車券(1日券)

・発 売 日:2018年6月1日(金)から

・金    額:大人券1千円/子供券500円
※各税込・特典クリアファイル付き。1千枚限定販売につき、なくなり次第終了。
・販売場所:会津町方伝承館(福島県会津若松市大町2-8-8 営業時間午前9時~午後6時)

 

関連サイト

・会津若松観光ナビ内「薄桜鬼×SAMURAI CITY 会津」専用ページ

薄桜鬼×SAMURAI CITY会津
http://www.aizukanko.com/hakuoki/

・「薄桜鬼×SAMURAI CITY 会津 」スマートフォンアプリ(無料ダウンロード)
<iTunes>

「会津の名所を巡る旅スタンプラリー」をApp Storeで
https://itunes.apple.com/jp/app/hui-jinno-ming-suowo-xunru/id1144341403?l=ja&ls=1&mt=8
「会津の名所を巡る旅スタンプラリー」のレビューをチェック、カスタマー評価を比較、スクリーンショットと詳細情報を確認することができます。「会津の名所を巡る旅スタンプラリー」をダウンロードしてiPhone、iPad、iPod touchでお楽しみください。

<Google Play>
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.dreamholdings.aizurally
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.dreamholdings.aizurally

・「薄桜鬼×SAMURAI CITY 会津 」AR付きスマートフォンアプリ(有料)販売JTBサイト
※「薄桜鬼」会津限定オリジナル缶バッジ付き

・るるぶトラベル「薄桜鬼」限定宿泊プラン


 【薄桜鬼とは】
「薄桜鬼」は2008年に第1作目が発売された、「オトメイト」を代表する女性向け恋愛アドベンチャーゲーム。“新選組”をモチーフとしながらも鬼や吸血姫などのファンタジー要素を巧みに組み込み、発表後10年が経つ今でも、多くの女性ファンに支持されている。またゲームのみならず、TVアニメ、舞台、ミュージカル、イベント、コミック、そしてバラエティ豊かなグッズ展開などで注目を集めている。

6月からの地域特集は九州 「Tastes of JAPAN by ANA」

2018年5月31日(木) 配信

各県のゆるキャラも登場し盛り上げた

全日本空輸(ANA、志岐隆史社長)は6月から、地域活性化プログラム「Tastes of JAPAN by ANA KYUSHU―Explore the regions」を展開する。九州の特集期間は11月まで。

 同プログラムは2013年から開始。航空機が就航していない地域や他社路線の地域も含め、4年3カ月をかけ1都道府県ごとに、全国47都道府県の魅力を機内などを通じて国内外に発信してきた。その第2弾として、昨年12月から広域の地域を対象とした特集を展開。期間も3カ月から6カ月に伸ばし、より旅行者のニーズにあった地域の情報を発信している。初回の対象は北海道のため、今回の九州が実質、県境を越えた初の地域特集となる。

 5月29日(火)に東京都内で開いた会見で、自身も九州の出身だという志岐社長は「今回は6月から11月ということで、九州のさまざまな良いシーズンを紹介できると思う。広域の特集になり県を越えるのは初めてだが、九州は連携プレーが取れている。タッグの良さを示したい」と意気込んだ。

 会見には各県の行政担当者も参加し、地域の魅力や特集への期待などを語った。九州観光推進機構専務理事の渡邉太志事業本部長は「我われは少子高齢化時代の九州の経済活性化を目指し、2022年に観光消費額4兆円を目標に掲げている。国内は災害が続きやや苦戦はしているが、安心して送客して欲しい。一方、訪日外国人観光客は目標に対し110%で推移している。今年の九州は話題が豊富。このキャンペーンが大成功するよう我われも精一杯努力していく」と述べた。

 特集はANAグループあげて、機内や空港サービス、Webサイトなどあらゆる顧客との接点で多様な資源をPRするほか、旅行商品も展開する。また、伝統的工芸品産業振興協会と連携をはかり、伝統工芸品の発信も行う。

「Tastes of JAPAN by ANA KYUSHU-Explore the regions-」

旅行商品
Tastes of JAPAN by ANAと連携した、九州各地の観光・グルメ・体験メニュー(九州満喫メニュー)が付いたWeb限定商品を発売。

設定期間:2018年6月1日(金)~10月31日(水)出発

設定発地:東京・名古屋・大阪

機内や空港ラウンジで特産品を使った食事を提供
 国際線の機内食や空港ラウンジで、九州の特産品を使用した食事やデザートを提供する。会見では志岐社長らが試食し、「ぞれぞれの良さが出ていて美味しい。酒の肴としても合いそう」など感想を述べた。

渡邉事業本部長(左)と志岐社長が試食

〈国際線ファーストクラス〉

・軽いスモークの紋甲烏賊と茄子のタルタル カレーとライム風味 宮崎キャビア1983添え
→欧米路線(日本発)※一部路線を除く/2018年6月~8月

・安納芋のスイートポテト(鹿児島)
→欧米路線(日本発)※一部路線を除く/2018年6月~8月

・和牛つくねと茄子の合い盛り(熊本)
→欧米路線(日本発)※一部路線を除く/2018年8月

〈国際線ビジネスクラス〉

・金星佐賀豚と茄子 胡瓜の葱塩浸し
→欧米・メキシコ・バンクーバー路線(日本発)※一部路線を除く/2018年6月~8月

〈羽田空港国際線 ANA SUITE LOUNGE 内 DINING h〉

・長崎県産 イサキのムニエル フレッシュトマトとガーリックフレーバーピストゥ―
→2018年6月

・大分県産 香菇の太刀魚挟み焼き
→2018年7月

・はかた地どりのソテー ココナッツの香り クレオール(福岡)
→2018年8月

【WEBでの通販・空港販売】
インターネット通販サイト「ANAショッピングA-style」特設ページで、各県の名産品・特産品を販売する。

【空港ラウンジで提供する日本の酒 “國酒”】
羽田・成田・関西の各空港のANAラウンジにて、6カ月間で合計76銘柄の九州の國酒を提供する。

【機内番組 『SELECTRAVEL』】

「SELECT(選択)」と「TRAVEL(旅)」を掛け合わせており、旅のおすすめルートを特集する番組。外国人タレントが同じエリア内の2パターンの地元ならではの旅を紹介する。外国人にとっては新発見、日本人にとっては再発見の完全オリジナルな旅となっている。
※国内線・国際線の機内の他に、YouTubeのANAグローバルチャンネルでも閲覧できる。

【機内誌 国内線『翼の王国』 国際線『WINGSPAN』での特集】
各月でテーマを設定し、九州の多様な資源を感じられる食材や観光地などを特集する。

【特集サイト】
特集する各エリアの情報や観光の魅力をWebサイトで紹介する。

(日本語サイト)
(英語サイト)
 ※英語サイトについては、6月下旬に訪日旅客向けの新サイト「JAPAN TRAVEL PLANNER」と統合予定のため、下記URLへ変更となる。(https://www.ana.co.jp/en/us/japan-travel-planner/tastesofjapan/kyushu/)