訪客レンタ増への初会合、利用促進で地域振興を(観光庁)

2019年12月17日(火) 配信

有識者検討会のようす(奥側が有識者)

 観光庁は12月13日(金)、訪日外国人旅行者のレンタカー利用促進に向けた有識者会議の初会合を開いた。レンタカー利用率は訪日回数に応じて増加し、FIT(海外個人旅行)とリピーター数が増えている現状を踏まえると一層の増加が予想される。予約から返却までの受入環境整備、レンタカー事業者と地域・異業種との連携の方向性を議論し、レンタカーの利用促進で地域振興を目指す。

 レンタカー利用の訪客は急激に増えている。2012(平成24)年度では26万7千人だったが、5年後には140万6千人を記録した。

 同庁が行った18年度の調査によると、訪客のレンタカー利用率は12%(組数ベース)。訪日回数別の利用割合は1回目では7%だが、6―10回目になると21%に拡大する。

 今後も増加が予想される訪客のレンタカー利用促進のため、レンタカー事業者の良質な商品・サービス提供と、受入環境の整備が不可欠。検討会では、レンタカーと地域・異業種との取り組みを議論した。海外のレンタカーや他の公共交通機関と比較しての課題や優位点、ニーズの明確化などを進める。このほか、地方部への誘客や観光振興の観点から、「道の駅」を含む地域や異業種との連携も積極的に行う必要があるとした。

 一方、訪客のレンタカーによる事故が課題の1つ。外国人によるレンタカーの事故件数は、13年から17年に掛けて約5倍に増えていた。18年は全国レンタカー協会などの事故防止に向けた利用ガイドを作成する取り組みなどが奏功し、前年比約11・4%に減少した

 座長を務めた東京女子大学現代教養学部教授の矢ヶ崎紀子氏は、レンタカー利用の訪日客を「地域の魅力を開拓するフロンティア(開拓者)を担ってくれる人」と喩え、「他の方々に日本の知られざる魅力を伝えてくれる存在。大事にしていきたい」と語った。

 なお、検討会は2020年3月の開催を最終月とし、年度末にガイドラインの作成を目指す。

【座長】東京女子大学現代教養学部教授 矢ヶ崎紀子【委員】跡見学園女子大学観光コミュニティ学部准教授 篠原靖▽JTBパブリッシングエグゼクティブ・アドバイザー 楓千里▽JTB総合研究所上席研究理事兼観光危機管理研究室長 髙松正人▽ハーツ・アジア・パシフィック日本地区支配人 広脇敬▽ダイヤモンド・ビッグ社事務局長 弓削貴久

「江戸東京あかり展 produced by 日本あかり博」開催 鑑賞者の選択で物語が変化する

2019年12月17日(火) 配信

吉良上野介をイメージしたねぶた

 神田明神文化交流館の地下1階「EDOCCO STUDIO」(東京都千代田区)で2020年2月9日まで、「江戸東京あかり展 produced by 日本あかり博」が行われている。それぞれ関心をもつ層が異なる①アート②祭り③デザイン④職人⑤テクノロジー――の5つの要素を「あかり」をキーワードにつないだアート展で、鑑賞者の選択で物語が変化する。

 アート展示にアトラクションの要素を組み合わせた「アート系アトラクション」である同展は、7エリアで構成される。「異界に足を踏み入れ、若き日の吉良上野介と出会い、妖怪たちがひしめく不思議なあかりの空間を進んでゆく」という設定のもと、来場者は会場内に並ぶ切り絵作家やこけし作家、妖怪絵師らの作品を鑑賞する。

 「決断の間」では、ねぶた師の北村春一氏の作品を展示。人の顔を半分残しながら鬼に変化していく瞬間の吉良上野介を表現した同ねぶたには、参加者の選択によって異なった演出が重ねられる。

 従来の展覧会とは違い、声優や役者、テーマパークで働いていた人がアクター(スタッフ)となり、自身のセリフを通じアート作品をストーリーのなかに溶け込ませているのも特徴だ。

 また会場内には、サントリーによる「あかりのクラフトカクテルBAR」も設けられている。同BARでは、国産素材を使用したリキュールやジンなどを使ったアルコール飲料が味わえる。

江戸東京あかり展 produced by 日本あかり博 概要

会期:2020年2月9日(日)まで

開場時間:

月〜木・午前10:00〜午後7:00(最終入場、午後6:30)
金〜日・午前10:00〜午後8:00(最終入場、午後7:30)

※2020年1月1日〜1月3日、祝日は午後8:00閉場(最終入場、午後7:30)

会場:神田明神文化交流館 地下1階 EDOCCO STUDIO

入場料:一般1500円、前売り1300円、小中高校生1000円、未就学児無料

主催:千代田中央文化交流推進機構、CoCoRo

後援:千代田区、千代田区観光協会、神田神社

企画制作・演出:オフィスミゴト(日本あかり博)

企画運営:CoCoRo、株式会社オフィスミゴト、新日屋、オーシャンキングジャパン

企画協力:ワールド航空サービス、東武トップツアーズ、ミキ・ツーリスト

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台風15、19号のふっこう割続々と 7県で年内販売開始の見通し

2019年12月17日(火) 配信

長野では17日から販売開始

 台風15、19号で落ち込んだ観光需要を盛り上げようと、ふっこう割が続々とはじまっている。ふっこう割は被災地における1泊以上の旅行・宿泊商品の料金を、一人一泊当たり最大5千円を支援する。災害救助法適用地域になった市町村がある14都県中、12月16日時点で、1県でふっこう割商品が販売され、79県が年内に提供を始める見通しだということが取材で分かった。

 14都県の担当者らに話を聞いたところ、宮城と東京を除く、福島と茨城、栃木、群馬、埼玉、神奈川、新潟、山梨、長野、静岡の12県でふっこう割商品の内容や開始日などを応えた。

 開始日は長野がもっともはやく、12月17日中に各旅行会社から順次販売が始まる。福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、神奈川でも年内に商品の提供が開始される見通し。また、岩手と新潟、山梨は1月中、静岡は2月中に販売開始の見込み。

 12県のうち9県は、旅行・宿泊代金が1万円以上で5千円、6千円以上1万円未満で3千円を割り引くか、またはその想定をしていると応えた。

 なお、ふっこう割商品の提供の大まかな流れは、県がふっこう割事業を委託した事務局に、旅行会社などから商品を申請してもらい、事務局から許可が下りれば、割引商品として売り出されるというもの。

※12月24日時点の記事は下記から

ふっこう割、長野と茨城、東京で販売開始 宮城や群馬など6県で年内に売り出す見通し

 長野県では17日から、ふっこう割商品が、日本旅行と近畿日本ツーリスト、クラブツーリズムの店頭と、OTAのyahoo!トラベル、るるぶトラベルで売り出される。宿泊期間は各旅行会社の販売開始日から、来年3月中旬まで。財源が無くなり次第、終了となる。12月28日から20年1月4日の年末年始は対象外。

 福島県では、旅行商品内の宿泊代が6千円以上の場合、一律で5千円を割り引くこととした。宿泊だけではふっこう割を適用しない。さらに他県ではOTA(オンライン旅行会社)も取り扱うが、同県ではOTAからは販売しない。

 同県観光交流課に聞くと、「ビジネスでの利用を避けたかった。全県が対象地域なので、旅行商品で観光をしてもらい、地域を盛り上げてほしい」と狙いを語った。

 このほか、予算額が無くなり次第ふっこう割商品がすぐに終わらないよう、旅行会社からの申請分は12・1月分と、2月分の2期に分けて商品を募集している。

 一方で、ふっこう割の取り組みには温度差もあった。国土交通省は予備費で、ふっこう割に関する補助金に計24億4700万円を充てた。ただ、自治体によって、補助金の交付限度額にかなり差がある。24億円4700万円のうち、約20%の配分される自治体がある一方、1%を切る自治体もあった。

 交付額全額を利用者が最大5千円の割り引きで使っても、そのふっこう割からの見込客は、対象地域における1日の平均宿泊者数の4分の1以下程度といった地域もある。ある関係者からは「手間ばかりで実際に観光需要が戻るか疑問だ」との声も聞かれた。

 それぞれの被害状況などによって実情は異なるものの、ふっこう割の期間だけでなく各被災地に足を延ばすことが、観光復興の一番の特効薬となりそうだ。

 ◇

 なお、14都県のふっこう割の進捗状況などは16日時点で次の通り。

岩手県:1月中旬に旅行会社などから、商品の申請を受け付ける見通し。宿泊期間は1月中旬以降、3月中旬までの見通し。割引額は、1万円以上が5千円、5千円から1万円未満で3千円、3千円から5千円未満で1千円を予定している。

宮城県:16日時点で担当者は、調整中と応え、なるべく早く始めたいとした。

福島県:17日に旅行会社らにふっこう割に関する説明会を開く。制度上は16日から、申請を受け付け、早ければ年内から商品が販売される見通し。宿泊期間は2月29日までとする。割引額は1人1泊につき6千円以上(旅行商品に組み込まれた宿泊代金の金額)で、一律で5000円を割り引く。

茨城県:宿泊期間は12月下旬から3月中旬を予定。OTAのYahooトラベルなどの宿泊予約サイトでの販売を年内から始める見通し。旅行・宿泊代金が1万円以上で5千円、6千円以上1万円未満で3千円を割り引く。6千円未満は対象外。

栃木県:宿泊期間は1月10日から3月7日まで。予約開始日は12月下旬を想定している。旅行・宿泊代金が1万円以上で5千円、6千円以上1万円未満で3千円を割り引く。6千円未満は対象外。販売元は、国内OTAがヤフートラベル、るるぶトラベル、dトラベル(docomo)など。国外OTAはトリップドットコムグループとする。このほかの国内旅行会社は後日発表。

群馬県:宿泊期間は1月6日から3月15日までを想定している。年内に商品が提供できるよう最終の調整に入っているという。旅行・宿泊代金が1万円以上で5千円、6千円以上1万円未満で3千円を割り引き、6千円未満は対象外(調整中)。

埼玉県:年内の商品提供と、宿泊期間は2月末までを想定している。旅行・宿泊代金が1万円以上で5千円、6千円以上1万円未満で3千円を割り引く。6千円未満は対象外。

千葉県:16日時点で担当者は、宿泊開始は1月中を目指すとし、準備を進めている段階と応えた。

東京都:16日時点で担当者は早く進められるよう、準備をしている段階と応えた。

神奈川県:宿泊期間は12月下旬から20年2月末日まで。年内に商品発売の見通し。同県は、年末年始も宿泊対象期間としている。旅行・宿泊代金が1万円以上で5千円、6千円以上1万円未満で3千円を割り引き、6千円未満は対象外。

新潟県:宿泊期間は1月8日から、3月14日までを想定。県としては商品を1月上旬から販売したいとした。旅行・宿泊代金が1万円以上で5千円、6千円以上1万円未満で3千円を割り引き、6千円未満は対象外(調整中)。

山梨県:1月中旬に具体的な内容が発表される見通し。旅行・宿泊代金が1万円以上で5千円、6千円以上1万円未満で3千円を割り引き、6千円未満は対象外(調整中)。

長野県:17日から、旅行・宿泊代金が1万円以上で5千円、6千円以上1万円未満で3千円を割り引くふっこう割商品が、日本旅行と近畿日本ツーリスト、クラブツーリズムの店頭と、OTAのyahoo!トラベル、るるぶトラベルで売り出される。

 宿泊期間は各旅行会社の販売開始日から、来年3月中旬まで。財源が無くなり次第、終了となる。12月28日から20年1月4日の年末年始は対象外。

静岡県:宿泊対象は2月から3月を想定している。県下の伊豆の国市と、函南町で適用し、同市町は同じタイミングでふっこう割商品の販売を開始する見通し。旅行・宿泊代金が1万円以上で5千円、6千円以上1万円未満で3千円を割り引き、6千円未満は対象外(調整中)。

観光庁、旅行・宿泊商品最大5千円引き 補助金創設 「ふっこう割」で観光復興を

横浜観光コンベンション・ビューロー、コンベンション・インセンティブ主催者向けホームページをリニューアル

2019年12月17日(火) 配信

サイト画面

 横浜観光コンベンション・ビューロー(神奈川県横浜市中区)はこのほど、コンベンション・インセンティブ主催者向けのホームページをリニューアルした。横浜で開催される国際会議・インセンティブの誘致・開催支援を推進する。

 サイトは日本語版と英語版の2つに対応し、とくに海外主催者を意識したデザイン・コンテンツを強化した。

 英語サイトでは、横浜の最新開発情報やSDGsに関連したページなど新規ページも追加した。スマートフォンやタブレットからのアクセスにも対応すべくレスポンシブデザインのウェブサイトとなっている。

 

「明智光秀AI」で観光振興 LINEと14自治体が連携

2019年12月17日(火) 配信

発表会のようす

 LINE(出澤剛社長、東京都新宿区)をはじめ、京都府や福井県、滋賀県など明智光秀にゆかりのある14自治体で構成する明知光秀AI協議会はこのほど、加盟自治体の観光情報などを案内するアカウント「明智光秀AI」の運用を始めた。明智光秀をテーマにした新しい観光情報の発信のカタチを作り上げた。 

 同アカウントはLINEで利用者からの質問に答える「チャットボット」。利用者からのメッセージをAIが理解し、自動で回答する。明智光秀に関わる福知山城などの観光情報をはじめ、周遊コースやイベント情報などを提供する。回答パターンとして用意していないイベント情報は毎月、情報更新を行い、答えられるようにしていく。

 利用者は明智光秀自身に関する質問もできる。明知光秀AIは「なぜ本能寺の変を起こしたのですか」や「織田信長をどう思いますか」などの問いにも答える。

 回答パターンは全4千種類を用意している。利用者にさまざまな質問を投げ掛けてもらうことでAI機能の強化ができるという。将来的には1万パターンの回答ができるようにする。

 

会話例

 加盟自治体は京都府からは京都市と福知山市、亀岡市、長岡京市、南丹市、京丹後市。岐阜県は岐阜市と可児市、恵那市、土岐市で、滋賀県は大津市と近江八幡市となっている。広域自治体として滋賀県と福井県も参画している。 

 今後は2020年4月までに、謎解き機能を追加する。全3弾をリリースする予定となっている。このうち、第1弾は岐阜編で加盟する岐阜市と可児市、恵那市、土岐市の各4市と明智光秀にまつわる問題を出題する。第2弾は同年8月までに滋賀編。第3弾は同年12月までに京都編を公開する。

 同協議会は12月21日(土)と22日(日)、城にまつわる史料の展示や講演会などを実施する「お城EXPO 2019」に出展する。

 福知山市の大橋一夫市長は12月16日(月)の共同発表会で「明智光秀が築いた城で唯一、天守閣が残る城は福知山城。1日城主体験や現代版の茶会などさまざまなイベントを実施している。ぜひゆかりの地に足を運んでほしい」と語った。

明智光秀AIの追加ページ

じゃらん、創刊30周年アンバサダーに今市隆二さん起用

2019年12月17日(火) 配信

「関東・東北じゃらん」2月号表紙

 2020年に創刊30周年を迎える旅行情報誌「じゃらん」は12月17日(火)、創刊30周年アンバサダーに三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのボーカル・今市隆二さんを起用すると発表した。旅行好きな今市さんとともに、多くの人に長年の感謝と旅の魅力を伝えていく。

 20年の旅行を盛り上げる取り組みの1つとして、「じゃらん」2月号(12月28日発売)の「関東・東北じゃらん」や「関西・中国・四国じゃらん」など、全国4版で今市さんのそれぞれ違ったポーズの袴姿が表紙を飾る。

「関西・中国・四国じゃらん」2月号表紙

 コンビニエンスストアのローソン限定で購入できる「ローソン版」の表紙もそれぞれ別カットの今市さんが掲載される。さらに別冊では今市さんが旅への思いを語ったインタビューに加え、購入者限定の特別メッセージ動画が付いてくる。

 今市さんは今回の起用について、「2020年は『LDH PERFECT YEAR 2020』ということで6年に1度のお祭りの年になり、三代目も10周年を迎え、本当に特別な年になる。旅はリラックスでき、その上わくわくがあって、一緒に行った友達や家族との仲も深まる。それぞれに合った旅行の楽しみ方を探り、人生の糧になるような経験をし、その後押しができるよう僕も一緒に盛り上げていきたい」とメッセージを寄せた。

 「じゃらん」ではSNS(交流サイト)を通じて、今市さんのサイン入りグッズやペア宿泊券などが当たる「『じゃらん』30周年プレゼントキャンペーン」を実施。特設サイトは12月26日(木)に開設予定となっている。

「じゃらん」創刊30周年特設サイト

特設サイト: https://s.jalan.net/2ozPg1N(12月26日開設予定)

プレゼントキャンペーン概要

期間:1月13日(月・祝)~1月31日(金)午後11時59分

プレゼント:「にゃらん」QUOカードPay(500円分)を 抽選で30人

期間:2月3日(月)~2月18日(火)午後11時59分

プレゼント:今市隆二さんサイン入りグッズやペア宿泊券など抽選で3030人にプレゼント。直筆サイン入りJ.S.B.トートバッグや、撮り下ろし写真を使ったQUOカード、ポストカードを用意。

期間:2月21日(金)~3月1日(日)午後11時59分

プレゼント:2月22日(土)の猫の日にかけて合計333(みゃーみゃーみゃー)人に抽選で、「にゃらん」のアイマスク&ネックピロー セットや空気清浄機などプレゼント。

「東海じゃらん」2月号表紙
「九州じゃらん」2月号表紙

「石垣島ゆがふ国際映画祭」がドキュメンタリー作品を公募 20年2月から受付開始 

2019年12月17日(火) 配信

野外の特設会場となるフサキビーチ(イメージ)

 「石垣島ゆがふ国際映画祭」が2020年11月14日(土)~11月23日(祝・月)の10日間、沖縄県石垣島で開かれることが決まった。これに伴い、ドキュメンタリー映画に特化したコンペティションの公募を20年2月から始める。

フサキビーチ野外スクリーン(イメージ)

 「石垣島ゆがふ国際映画祭」は“Cinema at Sea”をテーマに行われ、石垣島から世界に向けて映画を発信し、地域の文化や芸術に触れる機会を創出する。世界各地で制作された映画の中から50以上の作品を厳選し、海がのぞめる野外ビーチに設置した大型スクリーンや日本最南端の小劇場などで上映する。

 映画祭では、野外上映とコンペティション、VR部門、太平洋部門、新鋭監督部門、沖縄部門の6つのプロジェクトを実施。中でも、注目度が高いコンペティションでドキュメンタリー映画または芸術的な手法を用いたメッセージ性のある作品を募集する。

 応募資格は19年~20年に制作された70分以上の作品で、日本初公開であることが条件となる。最優秀賞「金のさなぎ賞」の受賞者には賞金を贈呈するほか、入選作品の代表者1人を映画祭に招待する。応募期間は20年2月1日(土)~6月30日(土)。

 映画祭の名称にも使われている“ゆがふ”(世果報)は沖縄の古い言葉で、幸せや豊年の願いが込められている。沖縄本島から約400㌔離れている石垣島は、国境の島として独自の歴史と文化を育んできた。石垣島ならではの多様性を生かし、世界各地の島文化がつなぎ合うような国際映画祭を目指す。

コンペティション募集概要

募集作品/テーマ:ドキュメンタリー映画または“リアリティ”に親和性のある映画作品

応募期間:2020年2月1日(土)~6月30日(火)

応募資格:2019年、2020年に制作された長編映画作品(70分間以上)でジャパンプレミアム(日本初公開)であること

応募方法:映画応募サイト「Film Freeway(https://filmfreeway.com/)」から応募。※応募料金あり

入賞特典:入選作品ごとに代表者1人を本映画祭に招待。※旅費の上限あり。最優秀賞「金のさなぎ賞」の受賞者には賞金を贈呈

セレクションコミッティー:実行委員長の上原輝樹氏、プログラム・ディレクターの黄インイク氏、奥間勝也氏ほか

審査方法:予選二次審査を経て、2020年8月に公式サイトにて発表予定。入選作は15本以内を予定。

審査員:国内外の3~5人の映画、文化関係者から組まれる国際審査員メンバーを別途発表。映画祭期間中に審査員から受賞作を決定。

問い合わせ:石垣島ゆがふ国際映画祭プログラム担当(MAIL:program@cinema-at-sea.com)

「石垣島ゆがふ国際映画祭」開催概要

名称:石垣島ゆがふ国際映画祭

英語名称:Cinema at Sea-Ishigaki Island International Film Festival

会期:2020年11月14日(土)~11月23日(祝・月)10日間(予定)

会場:沖縄県石垣市(フサキビーチリゾート&ヴィラズ、ゆいロードシアター、石垣市民会館、アートホテル石垣島ほか)

上映作品:50作品以上

料金:予価1プログラム1千円(税込)※学生料金や1日券、フリーパスチケットなども予定

来場目標:初年度5千人

主催:石垣島ゆがふ国際映画祭実行委員会(委員長:上原輝樹)

後援:沖縄県石垣市、石垣市観光交流協会

協力:フサキビーチリゾート&ヴィラズ

公式HP:https://www.cinema-at-sea.com/

問い合わせ:石垣島ゆがふ国際映画祭プログラム担当(MAIL:program@cinema-at-sea.com)

「石垣島ゆがふ国際映画祭」ロゴ

 

 

 

「UNDER RAILWAY HOTEL AKIHABARA」オープン 外国人旅行者に粋な遊びを提案

2019年12月16日(月)配信

客室

 

 IKIDANE(中西勇治社長)とアジアゲートホールディングス(松沢淳社長)は12月12日(木)、東京・秋葉原駅の高架下に「UNDER RAILWAY HOTEL AKIHABARA」を開業した。ホテルの運営は、IKIDANEが担う。ターゲットは、国内外の観光客とビジネスマン。とくに訪日旅行者の集客に注力し、従業員自身が自分の目で見て面白いと感じた都内の粋な遊びを提案する。

 客室は2人定員のダブルルームから、最大7人までが利用できる大人数部屋タイプまで13タイプ29室をそろえた。

 同ホテルは、商業施設「SEEKBASE AKI―OKA MANUFACTURE」を構成する建物のひとつ。SEEKBASEは、ホテルと4棟の商業施設からなり、12月12日にホテルと商業施設2棟がオープン。「未知のワクワクと優れモノを探すことができる」をコンセプトに、ジェイアール東日本都市開発が整備した。残る2棟は、2020年にオープン予定だ。

 「The Meals」と「The Tools」の2つからなる商業エリアには、カメラやホビー、オーディオなどの専門店が入居する。

 木内酒造(茨城県)の「常陸野ブルーイング 東京蒸溜所」では、木内酒造の酒と、「常陸牛」「常陸の輝き」など茨城の銘柄牛・銘柄豚をメインにした料理が楽しめる。また、店内には実際の蒸溜過程を見ることができる蒸溜所も併設。

「常陸野ブルーイング 東京蒸溜所」

 関係者は、「自社で作ったジンを使用したハイボールがおすすめです」とPRした。

 

日本旅行、台風被害の復興応援 被災地への旅行でクーポン

2019年12月16日(月) 配信

パンフレットイメージ

 日本旅行(堀坂明弘社長)はこのほど、日本旅行協定旅館ホテル連盟の協賛により「スキーで旅して応援キャンペーン」と題して、キャッシュバッククーポンの配布を始めた。台風15号と19号をはじめとした豪雨被害の被災地への送客増を目指す。本格的なスキーシーズンを迎えるなか、CPで復興を支援する。

 対象商品は、赤い風船スキー商品のJRまたは航空機がセットになったアクセス付プラン。発着地は北海道と東北、信越、首都圏、中部。宿泊のみの利用は対象外となっている。

 同社はキャッシュバッククーポンの利用で1グループにつき旅行代金総額が10万円以上で5千円をキャッシュバックする。総額5万円以上の場合は3千円のキャッシュバックとする。同CPの申し込み期間は1月13日(月)まで。新規の申し込みをした人が対象となっている。

 クーポン付きの対象商品は、東日本エリア内の日本旅行と日本旅行サービス、日本旅行オーエムシートラベルの店頭店舗限定で受け付けている。同CPは東日本エリアでのみ実施する。

「スキーで旅して応援キャンペーン」の対象商品

北陸と信州、千葉のクポーン付き商品を展開中

 このほか、東日本エリア内の日本旅行グループ店頭店舗では、現地で使えるクーポン付きの「北陸新幹線・特急あずさ号 直通運転再開キャンペーン」と「房総に出かけて応援しよう!キャンペーン」を売り出している。

 「北陸新幹線・特急あずさ号 直通運転再開キャンペーン」では、先着600人に「現地で使えるお得なクーポン」がセットになっている。対象者はJRセットプランで対象商品に掲載の日本旅行協定旅館ホテル連盟の旅館・ホテルに申し込みをした人となっている。

「北陸新幹線・特急あずさ号 直通運転再開キャンペーン」の概要

 「房総に出かけて応援しよう!キャンペーン」は「鴨川シーワールド」や「マザー牧場」などで使える1千円分の利用券が付く。房総エリア内の対象商品に掲載する日本旅行協定旅館ホテル連盟の旅館・ホテルに宿泊する人が対象となっている。

「房総に出かけて応援しよう!キャンペーン」の概要

キャンペーン概要

北陸新幹線・特急あずさ号 直通運転再開キャンペーン

キャンペーン期間: 12月31日(火)まで
対象出発日:5月31日(日)まで
対象商品:赤い風船 秋冬旅コレクション「金沢北陸」「信州・軽井沢」
対象店舗:東日本エリア内の日本旅行・日本旅行サービス・日本旅行オーエムシートラベル

房総に出かけて応援しよう!キャンペーン

宿泊期間:12月27日(金)まで
対象商品:首都圏発着の赤い風船パンフレット6商品
対象店舗:東日本エリア内の日本旅行・日本旅行サービス・日本旅行オーエムシートラベル

「房総に出かけて応援しよう!キャンペーン」の対象商品

全長8㍍の巨大スヌーピーも 「スヌーピーミュージアム」が南町田グランベリーパークにオープン

2019年12月16日(月)配信

全長8㍍のスヌーピー ©peanuts

 東京・南町田グランベリーパークに12月14日(土)、「スヌーピーミュージアム」がオープンした。米国・カリフォルニア州にあるシュルツ美術館の世界で唯一の公式サテライト(分館)として東京・六本木にあったミュージアムが移転したもので、広さを約2倍に拡張した。六本木で人気を博したぬいぐるみづくりなどが体験できる専用のワークショップルームも設けている。

服や首輪の色を決め、オリジナルのスヌーピーを作る©peanuts

 常設展示は、2つのコーナーで構成されている。作者のチャールズ・シュルツ氏の創作の歴史などを紹介するギャラリーでは、同氏がキャラクターを生み出す貴重な映像なども見ることができる。一方の「ピーナッツ・ギャング・ギャラリー」では、コミック「ピーナッツ」に登場するキャラクターの紹介と、複製原画や貴重なヴィンテージグッズなどの展示が楽しめる。

 2階では、シュルツ美術館から借用した貴重な原画で構成される企画展を実施する。2020年6月28日までは、「ビーグル・スカウトがやってきた!」が行われている。なお企画展は、半年ごとに展示替えが行われる。

展示室©peanuts

 また2階には、5体の大きなスヌーピーの像が並ぶ新名所「スヌーピー・ルーム」も用意した。同部屋では、ハロウィンのお面をかぶっているスヌーピーなど、普段みんなが知らないスヌーピーを紹介。とくに全長8㍍の巨大スヌーピーは必見だという。

 同館の中山三館長は、「六本木当時に比べ、広さは2倍、楽しさは3倍になったミュージアムに、ぜひお越しください」とPRした。