航空5社のGW予約状況 新型コロナの影響で需要が大幅ダウン

2020年4月24日(金) 配信

イメージ

 全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)、スカイマーク、ピーチ・アビエーション、ジェットスター・ジャパンの航空5社はこのほど、ゴールデンウイーク期間(4月29日~5月6日)の予約状況を発表した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛や、緊急事態宣言の影響を受け、ANAの国内予約数が前年同期比で約9割減少するなど、各社の提供座席数、予約数ともに大幅にダウンしている。

 

各航空会社の予約状況

□ANA

国内線
提供座席数:134万6919席(同8.8%減)
予約数:13万2011人(同89.1%減)
予約率:9.8%(同72.1㌽減)

国際線
提供座席数:3万1078席(同89.4%減)
予約数:9269人(同96.4%減)
予約率:29.8%(同50.4㌽減)

 

□JALグループ

国内線
提供座席数:36万1558席(同66.8%減)
予約数:12万342人(同87.3%減)
予約率33.3%(同53.7㌽減)

国際線
提供座席数1万4655席(同94.1%減)
予約数5132人(同97.6%減)
予約率35.0%(同50.9㌽減)

 

□スカイマーク

国内線
提供座席数18万1602席(同15.3%減)
予約数1万9482人(同88.9%減)
予約率10.7%(同71.4㌽減)

 

□ピーチ・アビエーション

国内線
提供座席数5万400席(同44.9%減)
予約数8342人(同89.3%減)
予約率16.6%(同69.0㌽減)

 

□ジェットスター・ジャパン

国内線
提供座席数1万6920席(同89.4%減)
予約数8876人(同92.5%減)
予約率52.5%(同21.6㌽減)

国際線
全6路線を5月末まで運休

清里フォトアートミュージアムがヴァーチャル美術館・展覧会

2020年4月24日(金)配信

エリザベス・ハウスト《星の王子様》2019 (C)Elizabeth Haust

 清里フォトアートミュージアム(山梨県北杜市)は、公式ホームページで「ヴァーチャル美術館・展覧会」を企画・公開している。

 現在休館中の同館で開催を予定していた、世界の若手写真家の作品を紹介する「2019年度ヤング・ポートフォリオ展」の全作品(136点)を紹介している。同時にヤング・ポートフォリオにより開館以来25年にわたり収蔵した作品も、自由に閲覧できるようにした。「時代や世相の変化、文化の多様性、作家の個性を感じてもらいたい」(同館)という。

 ヤング・ポートフォリオとは、写真を通じて世界の青年を育成する文化貢献活動で、世界の35歳までの写真家の作品を公募・選考・展覧会開催・永久保存している。今まで世界77カ国、1万508人、13万7252点の応募作品があり、802人、6165点の作品を収蔵している。

「落ち着いたらまた屋形船に」 晴海屋、お得な乗船チケット販売

2020年4月24日(金) 配信

屋形船で素敵なひとときを(写真はイメージ)

 屋形船を運航する晴海屋は5月31日(日)まで、乗船券「Future Ticket(未来チケット)」を販売している。利用期間は、2021年5月まで。

 新型コロナウィルス感染症の流行に伴う飲食店利用の自粛などにより、屋形船に乗ることができない人々からの声を受け企画した。「落ち着いたらまた屋形船に乗っていただきたい」という思いを込めた。

 通常価格1万1000円(税込)の乗船料金が、1万円(税込)になる同チケット。船内では、揚げたて天ぷらやお刺身など10品の料理からなる「屋形船のふりそで御膳」が味わえる。

 安田恵津子女将は、「ご自身でご利用いただくだけでなく、今の状況が落ち着いたら伝えたい、大切な方へのお礼の気持ちなどにもご利用いただければと思います。また晴海屋で皆様の笑顔にお会いできれば幸いです」と企画に込めた思いを語った。

JATA、受講期間短縮の「エリア・スペシャリスト」2次募集行う 在宅勤務者などに対応

2020年4月24日(金) 配信

写真はイメージ

 日本旅行業協会(JATA)は5月1日(金)~5月29日(金)まで、eラーニングで学べる「エリア・スペシャリスト」春期講座について、受講期間を短縮した追加の2次募集を行う。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、在宅勤務を行うスタッフの余白時間活用と人材育成を同時に行いたいという会員各社の声に対応したもの。

 受講期間は7~9月中旬で、通常申込の5月開講より約2カ月短縮して実施する。修了試験は、通常申込と同様の9月2日(水)~9月11日(金)に行う。受講料は1講座あたり1万1000円(税込)で、学生料金や団体割引の設定はない。

 講座内容は通常申込と同じ、ヨーロッパⅠ、Ⅱ、Ⅲ、アジアⅠ、Ⅱ、北・南米、ハワイ・マリアナ、オセアニア・太平洋の8エリア。

 エリア・スペシャリストは旅行関連産業の人材養成講座で、海外旅行で人気の高い国や地域をエリアごとに観光・地理、文化・歴史、交通・宿泊などの分野をeラーニングで学ぶことができる。

 数百問におよぶWebドリルと復習テスト、修了試験で構成。旅行コンサルティングが行えるとともに、新たな旅行商品の企画・開発などに関する知識が得られる。

 申し込みは5月1日(金)から、下記URLで受け付ける。

【申込URL】

https://traco.jp/as/apply/index.html

【問い合わせ先】

トラベル・カウンセラー制度 研修制度 TEL:03-6722-0754。

日本旅行業協会 研修・試験部 TEL:03-3592-1277。

【にっぽん旬旅】~動画で各地の魅力紹介~群馬県中之条町~

2020年4月24日(金)配信

 全国温泉ランキングで常に上位に⼊る「四万(しま)温泉」、泉質の良さで定評のある「沢渡(さわたり)温泉」、⼭奥の川から湧き出る湯にそのまま浸かる「尻焼(しりやき)温泉」など、幾つもの良泉をもつ群⾺県中之条町。

 今回紹介する動画「中之条ぽわぽわ」は、中之条町観光協会制作による温泉を舞台とした「ミニドラマ」です。その第1弾は「草津のあがり湯」として泉質の良さは認められながらも、四万温泉と⽐べるとまだあまり知られていない「沢渡温泉」が舞台です。

 出演は「中之条町にゆかりがある俳優」として中之条町出⾝で映画やナレーションで活躍する宮内杏⼦さんを主役とし、沢渡温泉に暮らす町⺠等も多数参加しました。沢渡温泉組合の⼤きなバックアップのもと撮影が行われました。

中之条ぽわぽわin沢渡温泉

JATAが4月27・28日に緊急Webセミナー開催へ テーマは「新型コロナウィルスと日本の観光業」

2020年4月23日(木) 配信

写真はイメージ

 日本旅行業協会(JATA)は4月27日(月)と28日(火)の2日間、業界関係者を対象に緊急Webセミナーを行う。 「新型コロナウィルスと日本の観光業」をテーマに、感染危機の乗り越え方やコロナ禍の経営術、収束後の新たな旅行トレンドの創造など、コロナ危機を乗り越えるためのヒントをさまざまな視点から提供する。なお、同セミナーはJATAとVOX JAPANの共催となる。

 4月27日(月)の第1部は、主に経営幹部を対象に行う。JATA理事・事務局長の越智良典氏が「新型コロナウイルス感染危機を乗り越える」を、風の旅行社社長でJATA理事・トラベル懇話会会長の原優二氏が「新型コロナ禍を乗り切るための経営術~雇用調整助成金の肝は何か?~」をテーマに登壇する。

 4月28日(火)の第2部は、経営幹部に加えて企画担当や各地のDMOなどが対象。「新たな旅行トレンドを創る~日本の旅行業界に期待する事~」について、海外と国内それぞれのDMOの視点で説明を行う。

 両日とも午後3~4時の開催で、受講料は無料。参加には申し込みが必要となる。視聴はインターネット環境が整っている場所であれば基本的に可能であり、登録後に利用可否のシステムチェックもできる。定員は250人。

参加申込は下記URLから。

第1部(4月27日)参加申込

第2部(4月28日)参加申込

【第1部】4月27日(月)午後3~4時

①新型コロナウイルス感染拡大に感染危機を乗り越える(25分)

講師:日本旅行業協会理事・事務局長 越智良典氏

②新型コロナ禍を乗り切るための経営術~雇用調整助成金の肝は何か?~(25分)

講師:風の旅行社 代表取締役社長、日本旅行業協会理事・トラベル懇話会会長 原優二氏

【第2部】4月28日(火)午後3~4時

③新たな旅行トレンドを創る~日本の旅行業界に期待する事~

1.海外DMOの視点から(約20分)

講師:駐日外国政府観光局協議会(ANTOR-JAPAN)会長、フランス観光開発機構代表 フレデリック・マゼンク氏

2.国内DMOの視点から~「地域の過し方」を軸とした新しいツーリズムへの変革(約20分)

講師:雪国観光圏代表理事、いせん代表取締役 井口智裕氏

3.FIT化する市場への新たなツール、セルフガイドの提案(約20分)

講師:VOX JAPAN設立準備室、ミキ・ツーリスト代表取締役 檀原徹典氏

協賛/運営協力:ミキ・ツーリスト

問い合わせ先

【Web配信に関する技術的な問い合わせ】

VOX WEBINER事務局

TEL:080-3542-4611 

【セミナー案内に関する問い合わせ】
 
日本旅行業協会総務部
 
E-mail:kikaku★jata-net.or.jp
 
(★を@に変えて送信)
 
TEL:03-3592-1271

一部メニューのテイクアウト販売開始 長野ホテル犀北館

2020年4月23日(木)配信

テイクアウト販売する「迫力のジャーマンバールセット」2280円(税込)

 長野ホテル犀北館(近山諭社長、長野県長野市)は、館内レストランで提供している一部メニューのテイクアウト販売を始めた。従来から40品以上を追加し、全70品以上のラインナップとなった。新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛のストレスを抱えている人々に食を通じて支援する。

 これまで店内で提供していたビーフシチューやエビチリ、麻婆豆腐、ケーキなど和洋中のメニューだけでなく、ワインやビール、日本酒などの酒類も用意する。電話1本で料理1品からのテイクアウトを受け付ける。

 テレビ通話を利用したシェフやソムリエによる料理やワインの説明のほか、不特定多数の人との接触を避けるため、ホテル到着後に電話でスタッフが車へ配達などのサービスも実施する。

 注文受付は午前9:00~午後8:30まで。受け取りは午前11:00~午後2:30、もしくは午後5:00~午後9:00までの時間で指定できる。

ジェットスター・ジャパン、GWの国内線予約率は52.5%に

2020年4月23日(木) 配信

写真はイメージ

 ジェットスター・ジャパン(片岡優社長)は4月22日(水)、ゴールデンウイーク期間中(2020年4月29日~5月6日)の予約状況を公表した。国内5路線の予約率は、前年比21.6ポイント減の52.5%となっている。国際6路線は5月末まで全便運休している。

 国内線は前年の運航が22路線だったのに対し、今年は新型コロナウイルス感染拡大による航空需要の減少で大幅に減便。提供座席数は1万6920席(前年比10.6%)、予約座席数は8876人(同7.5%)となっている。運航路線は、成田=新千歳、関西、福岡、那覇、新千歳=中部。

 国際線の前年の運航は7路線で、提供座席数は1万5120席、予約座席は1万2979人、予約率は85.8%だった。

観光庁、海外インセンティブ旅行誘致を支援 支援都市募集中

2020年4月23日(木)配信

写真はイメージ

 観光庁は4月17日(金)、「海外のインセンティブ旅行誘致に関わる支援事業」に参加する都市の公募を始めた。海外のインセンティブ旅行誘致に関するスキルの底上げにより、日本のMICE国際競争力の向上を目的としたもの。募集期間は5月15日(金)午後5時まで必着。2都市程度の支援を想定している。

 応募要件は、自治体・コンベンションビューローなどの都市として合意形成されたMICEに関する中長期計画や戦略などが存在していること。都市に対して、高度な知識や経験、国際的な視点を有するコンサルタントを派遣し、誘致戦略の立案をはじめ、都市の状況を踏まえたトレーニングやコンサルティングなどを支援する。

 審査基準は、(1)MICEに特化したコンソーシアムの組成状況(2)自治体では、MICEに特化した部局の有無(3)過去のインセンティブ旅行受入状況(4)海外でのセールス状況(5)今後の成長性――。これら審査基準に基づき、総合的な評価で審査が行われる。

 選定結果は選定都市の決定後、観光庁ホームページなどで結果を公表する。同庁の資料によると、5月下旬に対象都市を決め、6月中旬から事業を開始する予定。実施期間は都市選定日から2021年1月29日(金)まで。

ガーデンネックレス横浜、大花壇を動画公開 外出自粛受け

2020年4月23日(木) 配信

さまざまな色の花々を動画に収めた

 神奈川県横浜市(林文子市長)はこのほど、さまざまな花などを花壇にして展示するイベント「ガーデンネックレス横浜2020」の動画を同イベントホームページで公開した。第1弾となる今回は、里山ガーデンとみなとエリアで見ごろを迎えている花々を収録。外出自粛のため自宅で過ごす人が多いなか、花と緑の風景を届けたい考え。

 里山ガーデンにある市内最大級1万平方メートルの大花壇で使用されている花苗の9割は同市産。パンジーやビオラ、ネモフィラ、チューリップなどが咲いている。同市は、「春うらら」をテーマにしたアンバサダー三上真史氏監修の「ウェルカムガーデン」を、見どころとして勧めている。

 みなとエリアではチューリップが見ごろ。同エリア内の横浜公園では、市民と植えたさまざまな色のチューリップ14万本が咲いている。日本大通りでは30品種、約3万本のチューリップが横浜公園から横浜港へと続く400メートルの花回廊として彩る。

 このほか、同市はチューリップやスイセン、ムスカリなどの春咲き球根をランダムに植えた「球根ミックス花壇」が見どころの山下公園などを動画に収めた。