シームレスなまちづくりが評価される 南町田グランベリーパーク、都市空間部門で国土交通大臣賞受賞

2020年6月15日(月) 配信

南町田グランベリーパーク地区 イメージ

 南町田グランベリーパーク地区(東京都町田市)はこのほど、令和2年度都市景観大賞「都市空間部門」において、大賞にあたる国土交通大臣賞を受賞した。町田市、東急、東急電鉄が官民一体で取り組んだシームレスなまちの構造が高く評価された。

 主な評価ポイントは商業施設と都市公園の間にコミュニティ拠点「パークライフ・サイト」を設けたこと。巧みな駐車場配棟計画により、回遊型オープンモールとした商業施設を建設した。

 同プロジェクトは田園都市線「南町田グランベリーパーク駅」の南側に広がる鶴間公園と、2017年2月に閉館したグランベリーモール跡地を中心とする約22㌶のエリアについて、都市基盤・商業施設・都市公園・駅などを一時的に再整備・再構築し、「新しい暮らしの拠点」の創出に取り組んだ。

 南町田ならではの「鉄道駅と都市公園、商業施設が隣接する」という特徴を生かし、まち全体をひとつの「パーク(公園)」として計画して、14の広場を地区全体に散りばめた。駅、商業施設から公園までのエリア一帯を歩車分離し、バリアフリーに配慮している。

【にっぽん旬旅】~動画で各地の魅力紹介~山形県・鶴岡市~

2020年6月15(月)配信

 山形県・鶴岡市の名所、クラゲの展示種類数世界一の加茂水族館や、修験の息づく出羽三山のほか、日本で唯一の食文化創造都市が誇る美味しい食べものや、城下町文化などを、観光にお越しいただいたお客様目線で紹介しています。

鶴岡市観光PR映像(15分版)

「ホテルブリーズベイマリーナ」本館リニューアルオープン ゲストルームを全室一新

2020年6月15日(月) 配信

ホテルブリーズベイマリーナ 外観

 南西楽園リゾート(高橋洋二社長、沖縄県宮古島市)は7月20日(月)、「シギラセブンマイルズリゾート」内の「ホテルブリーズベイマリーナ」本館をリニューアルオープンする。

 「ホテルブリーズベイマリーナ」は、宮古島初のリゾートホテルとして1993年に開業した。本館、タワー館、アネックスコンドミニアムの3棟からなり、宮古島最大の客室数304室を有する。

 「海へと続く宮古島のNATURE WORLD」をコンセプトに、本館のゲストルーム全109室、パブリックスペースやレストラン、ショップなどをリニューアルした。館内には新たにキッズプレイルームを新設し、小さな子供も安心して遊ぶことができる。

ホテル概要

ホテル名称:ホテルブリーズベイマリーナ

所在地:〒906-0203 沖縄県宮古島市上野宮国784-1

アクセス:宮古空港から車で約20分、みやこ下地島空港ターミナルから車で約50分、各空港から無料送迎バスあり、無料駐車場あり

客室:総数304室(本館109室、タワー館115室、アネックスコンドミニアム80室)※全室禁煙

チェックイン:午後3:00

チェックアウト:午前11:00

施設:屋外ガーデンプール(無料)、更衣室・セーフティロッカー(新設)、キッズプレイルーム(新設)、喫煙エリア(新設)、ショップ「ブリーズショア」、エステサロンなど

TEL:0570-550-385(シギラセブンマイルズリゾート予約センター)

【にっぽん旬旅】~動画で各地の魅力紹介~山形県・鶴岡市~

2020年6月15(月)配信

 山形県・鶴岡の冬は、なんといっても食べ物がおいしい!とくに動画にもでてくる寒鱈汁は絶品で、冬になれば市内の飲食店で楽しめるほか、例年1月には日本海寒鱈祭りも開催され、大いに盛り上がります。
 また、観光地もきれいに雪化粧がなされ、国宝羽黒山五重塔や大宝館もこの時期ならではの美しい姿を見せてくれます。

鶴岡市観光PR映像(冬版)

全国の宿泊施設へ安全管理マニュアルを提供 品質認証制度サクラクオリティ

2020年6月15日(月) 配信

サクラクオリティ ロゴ

 観光品質認証協会(川藤等代表理事、東京都千代田区)はこのほど、宿泊施設向け防疫実践マニュアルを全国に展開する。品質認証制度「サクラクオリティ」に参加する宿泊施設と、参加を希望する宿泊施設に対し、安全管理実践マニュアルを整備し、防疫管理プログラムの提供を始めた。

 サクラクオリティ参加施設には、同実践マニュアルを随時更新して提供する。消毒用薬剤や消毒手法とその手順、保管方法、消毒作業スタッフの安全管理、消毒実践の記録や消毒薬剤の廃棄などに関する実施検査を行う。検査で適切と判断された宿泊施設に、サクラクオリティ品質認証と併せて同協会のホームページ上で防疫マークを併記したうえで掲載する。

 このほか、全国の宿泊施設に対しては、希望がある場合「サクラクオリティ安全管理実践マニュアル」を無償で配布する。参加施設に対する検査と同じものを受け適切と判断された施設に対し、防疫マークを配布する。

 今後、参加施設と検査を受けた施設に対して、防疫に詳しい医師や衛生管理の専門家のアドバイスを元に、同協会のホームページで最新の実践マニュアルを随時提供する予定。

防疫マーク

「津田令子のにっぽん風土記(62)」セピア色の想い出に今を重ねる~街歩き編 ~

2020年6月15日(月) 配信

神田神保町「さぼうる」店内のようす
NPO法人ふるさとオンリーワンのまち前監事 荻生 寿美枝さん

 「最近の学生さんは、古本屋さんを待ち合わせに使っているらしいですよ。なんとなくインテリジェンスな感じでセンスいいと思いませんか」と、荻生寿美枝さんはおっしゃる。

 
 確かに、多少の時間の遅れや早く着き過ぎた時でも、待つ人も待たせる人も、退屈せずにうれしい時間を過ごすことができるわけだからうなずける。本が嫌いな人は論外だけれど。
 
 荻生さんの趣味は街歩きだ。とりわけ銀座、赤坂、青山が好きだという。そのほかにも「神田神保町界隈をよく訪ねる」と語る。その理由は、「セピア色に色褪せたたくさんの想い出がつまった古本とともに、いくつもの珈琲屋さんが軒を連ねているから」。
 
 「今でも、さぼうる(1955年創業の人気の老舗喫茶店)には年に数回行っているわよ」と笑顔で話す。
 
 店に一歩足を踏み入れると、とにかく暗い。BGMは、モーツァルトやショパンやジャズ。 
 
 「仄暗い中で、ペパーミントグリーンのソーダ水を飲みながら買ったばかりの文庫を開きページをめくっていたことを思い出す」という。
 
 地下の壁にびっしりと記されている落書きの数々は通り過ぎていった学生の多さを想像させる。「神保町が、こんな風に変わったのかと実感できるし、当時と何も変わらないことがあることも分かる」と荻生さん。「単に『過去に訪ねたレトロな街』としてではなく、懐かしい気分に思いを馳せながらも、当時とは違う友人と歩き、『新しい魅力をみつけ出すことができる』」と、街歩きの極意を伝授下さる。これまでに、また「来よう」という思いを、いくつもの街に重ねてきたのだという。
 
 東京・世田谷生まれの荻生さんは、お父様の仕事の関係で幼少期に蜃気楼で有名な富山県魚津市に住んだ以外はずっと世田谷暮らしだ。
 
 「世田谷が好きなんです。緑も多く、綺麗な美術館があったり、おしゃれなパン屋さんもたくさんある。若い人も多いし、楽しいわよ」。
 
 今は、三軒茶屋にお住まいというが、都内の住みたいランキング上位の街で暮らす幸せを満喫しきっている荻生さんの目標は、「細く長く続けてきた街歩き歴を、さらに延ばすこと」だという。
 
 ノルマが何歩とか、早く歩いて身体を鍛えるとかではく、街歩きをライフワークとして捉える荻生さんの生き方は、どこか余裕を持ってイキイキしているように映る。
 
 

津田 令子 氏

 社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。

 

「提言!これからの日本観光」 “ふだん着”の観光を

2020年6月14日(日) 配信

 昨年までずっと右上がりで伸び続けてきた訪日客が新型肺炎コロナウイルスの感染拡大、国際情勢の影響もあって、まず近隣諸国からの来日客が急減、さらに長期低迷さえ予想されるに至って、観光地には憂色が漂ってきた。

 しかし、今のようなマイナス条件はいずれ収束に向かうはずである。延期となったオリンピックの会期も決まったため、後半の挽回も期待され、すみやかに復元させる努力が求められている。

 ところで今考えてみると、これまでの上向き状況のなかで、訪日客の動きにいくつかの注目すべき新しい課題が出てきたように思う。その分析から、今後の観光の方向を考えてみたい。

 まず、外国人客の日本の観光への志向変化である。これまで、我われ受入側があまり予想しなかった地域ないし地点で、訪日客の急増が各地で見られたことだ。例えば、京都では市民の台所とされる日常食品市場に外国人客が大挙して訪れるようになった。また、東京でも卸売市場のせり市見学など外国人客がこれまでほとんど訪れなかったようなところでも、早朝から交通整理が必要なほど観光客が来るなどした例がある。富士山の展望スポットには、これまでの定番と違う角度から山容が見える山梨県側の仏塔をバックにした場所に、訪日客の訪問が相次いだ例もある。受入態勢が充分なかったところでは苦労している例も多かった。

 最近の観光団体のアンケートによると、訪日客が日本で最も期待していることは、「市民の日常生活に触れること」で、有名観光地訪問よりも高い志向だった。市民の日常に直接触れる市場などに訪日客が集中するのも同じ理由と考えられる。

 今ひとつの傾向は、訪日客、とくに近隣諸国の人々は来日前に日本のことを勉強し、書物、雑誌なども多く読み込んだうえで訪れる人も多いことだ。例えば有名アニメ作家の生地にオープンしたテーマパークは、小規模だが、訪日客が多数訪れるようになり、邦人も訪れるようになった。筆者もはずかしながら、外国人が多く訪れる場所ということで、その存在を知った1人である。

 このような例から訪日客の日本の観光への志向ないし期待が従来の傾向とはかなり異なってきている点があることに気付く。高級なリゾートもさることながら、何気ない自然な市民の営み、くらしに接してもらう努力が必要ではないか。また、その受入態勢の再構築も急を要すると考えられる。ホームステイなどの紹介と登録、予約のシステムや日本のまち、村に溶け込んだ民宿の造成、農漁村での作業体験などの提案なども望まれる。そして、静かな地方の農漁村の佇まいをすぐに観光資源化するような努力も必要と思う。

 訪日客の多くは日本の日常の自然な姿に接したい。いわばヨソユキの飾られた華やかな観光だけではなく、“ふだん着”の観光、もてなしの心をもった自然体が訪日客に求められていると思う。

須田 寛

 

日本商工会議所 観光専門委員会 委員

 
須田 寬 氏
 
 
 
 

「井川今日子のおもてなし接客術(43)」 コロナ禍中のおもてなし

2020年6月13日(土) 配信

 コロナ禍中(収束前)に再開する宿泊施設では、接客場面ごとに3密「密閉・密集・密接」のどれが問題になるのかを考え、3密を避けることを前提とした対応策を考える必要があります。

 「密閉」は、窓やドアを開けるなどして回避できます。「密集」も、時間帯を区切るなどすれば、ある程度は防げます。「密接」は、口頭での説明をなるべく省き、紙面や動画での説明に切り替えれば、密接する場面を少なくすることができます。工夫次第では3密を回避した接客対応は十分できそうです。

 このように「宿側でコントロールできる」のは良いのですが、問題は「宿側でコントロールできないこと」への対応です。

 そもそも、感染の疑いのあるお客様の入館をどう防ぐかは、悩みの種ではないでしょうか。入館時に検温を行う動きも出てくると思います。ただ、検温の体制を整えても、発熱があるお客様をどう扱うかまで、考えておかなければなりません。

 とくにビジネスや、予定を合わせて企画した知人との旅行の場合は、体調不良を隠してでも旅行をしたいと考える人が多いのではないでしょうか。

 発熱が確認されたお客様が、検温を担当したスタッフを、時には強引に言い含める、という場面が出てくるのではと容易に想像できます。

 館内の公共スペースでのマスク着用要請に従っていただけないお客様にどう対応すれば良いのでしょうか。

 滞在時間の短い展望台や展示館などの観光施設であれば、体調不良や感染防止に協力しない人には、外で待ってもらうなどの入場拒否ができるでしょうが、宿泊の場合は、そう簡単にはいかないでしょう。

 新型コロナウイルスの封じ込めに成功している台湾の宿泊施設では、公式サイトのトップに次のようなお知らせがありました。

 「*ホテルでのチェックイン時、お客様へ体温測定の協力をお願いします。*もし37・5度以上の発熱、また咳などの症状があった場合、ホテルスタッフが医療手配のお手伝いを致します。*ホテルには保健局への届け出の義務があり、お客様の入場を拒否する権利が御座います」。

 発熱者を隠して宿泊させた場合は、宿泊施設にペナルティが課せられることや、宿泊施設に宿泊拒否権があることを明確にし、医療手配を手伝うことまで定められていることが分かります。

 日本の宿泊施設にも同様の権限を持たせ、宿泊客に周知させないと本当の意味での感染防止策は講じられないと思います。

 良くも悪くも国民に「要請」しかできない日本。宿泊施設を始めあらゆる業界の施設側が、利己的な消費者に屈せずに徹底した水際対策を講じられるようにし、スタッフが安心しておもてなしを提供できるよう、時には「強制」も必要であると考えます。

井川 今日子 氏

おもてなしコンサルタント 井川 今日子 氏

大学で観光学を学んだ後、船井総合研究所を経て、10年に観光文化研究所入社。全国の旅館や観光協会を中心に、女性の感性を活かした集客・固定客化支援で活躍中。商品戦略や販売促進、現場接客サービスなど多岐にわたり提案。

 

 

沖縄地方が梅雨明け 石垣島の観光も徐々に再開へ

2020年6月12日(金) 配信

梅雨明けした石垣島(6月12日12時ごろ撮影・石垣市民提供)

 沖縄気象台は6月12日(金)、沖縄地方が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より11日早く、昨年より28日早い。ひと足早い夏の到来を迎え、新型コロナウイルス感染症の影響で営業自粛または縮小していた沖縄県・石垣島の一部観光事業者も、感染症対策を講じたうえで6月16日(火)から徐々に営業を再開する。

 石垣市は、6月1日(月)から段階的に観光客の受け入れを始めた。市が管理する川平公園や米原キャンプ場、底地(すくじ)海水浴場、玉取崎展望台などは、既に利用できる状態となっている。

 定期船の運航や離島周遊観光を催行する安栄観光と八重山観光フェリーは6月16日(火)から、西表島・由布島の2島周遊コースを再開。竹富島を含めた3島周遊コースは7月1日(水)から再開する予定だ。

 一方、日本百景に選ばれている川平湾でグラスボートを運航している川平マリンサービスも6月16日(火)から再開する。

 主な再開状況は、次の通り。

【離島観光】

安栄観光

6月16日(火)から西表島・由布島2島周遊コース、7月1日(水)から竹富島を含めた3島周遊コースを再開

八重山観光フェリー

6月16日(火)から西表島・由布島(2種3コース)、7月1日(水)から竹富島を含む他の離島コースも再開

石垣島ドリーム観光

7月1日(水)ツアー再開予定

平田観光

6月16日(火)から西表島でのアクティビティコース、7月1日(水)から離島周遊観光を再開

石垣島トラベルセンター

6月16日(火)営業再開

 

【グラスボート】

川平マリンサービス

6月16日(火)再開

 

【伝統工芸品】

みね屋工房

6月19日(金)営業再開

 

【観光施設】

石垣やいま村

6月20日(土)営業再開(リスざるへのえさやり、ガイド同行のマングローブ散策体験など、一部メニューは中止)

石垣島鍾乳洞

7月1日(水)再開予定

 

【定期観光バス】

東運輸

7月31日(金)まで運休

【古窯グループ】山形の人気プリンを自宅で 通販サイト開始

2020年6月12日(金)配信

山形のおいしさを全国に

 山形県・かみのやま温泉「日本の宿古窯」のグループ会社が運営するプリン専門店「山形プリン」は6月5日(金)、通販サイトを開設した。「人気の山形プリンを全国のご自宅でも楽しんで」(同店)という。

 通販で取り扱うのは年間最多の販売個数誇る「山形プリン(プレーン)」。コクがあり濃厚な「紅花たまご」と県産牛乳「やまべ牛乳」を使い、独自の配合で口当たり滑らかに仕上げた逸品だ。価格は4個入り1,920円(消費税・送料別)から。通販限定の特典として店舗では購入できない、甘味と苦みのコクがある「手作り自家製カラメルソース」を同梱する。