愛知県幸田町で「快眠」をテーマに 「食」も絡めたウェルネスツーリズム モニターツアー参加者募集中

2021年10月15日(金)配信

幸田のロケ弁 おもてなし丼

 愛知県・幸田町と幸田町観光協会は10月22日(金)まで、モニターツアーの参加者を募集している。10月26~27日に行われるモニターツアーでは、町内に寝具メーカーエアウィーヴの工場があることから「快眠」をテーマに、「食」も絡めたウェルネスツーリズムを楽しめる。

 快眠セミナーや筆柿収穫体験、筆柿のジャムやパン作り体験、企業見学などさまざまなメニューを盛り込む今回のモニターツアー。

筆柿

 さらに同町が今年放送されたドラマ「最高のオバハン 中島ハルコ」のロケ地でもあることから、ロケ地巡りやロケ弁の昼食を用意している。

 宿泊は三河湾の大パノラマを望む「銀河伝説煌めく天空の宿 天の丸」。標高380㍍の解放感のある展望露天風呂からの景色が楽しめるほか、夕食では同ツアーの特別料理として、筆柿を利用した天ぷらとプリン、夢やまびこ豚の鉄板焼きが味わえる。

 なお、同ツアーはモニターツアーのため、幸田駅までの交通費、個人的に追加した飲食、お土産代などを除き料金は無料となっている。申し込みは以下リンクから。

大阪観光大学 受験料を無償化へ 観光人材育成事業も

2021年10月15日(金)配信

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 大阪観光大学(伊藤鉄也学長、大阪府・熊取町)は、コロナ禍の長期化により困窮している受験生・在学生に向けた応援プロジェクトを行う。

 受験生には、2022年度の入学者選抜のすべての試験区分において、入学検定料(3万6千円)を全額補助し、無償化することを決定。経済的負担を少しでも軽減することで、受験生に進学の機会を確保する。

 在学生に向けては、アルバイト収入や実家からの仕送りが減っている現状を踏まえ、学生アンケートの結果で希望が多かった食料品の詰め合わせとおこめ券をセットにして配布した。食の支援は、今後も実施する。

 また、コロナ禍で退職を余儀なくされ、再就職を目指す元観光業従事者などに産学連携による「ニューノーマルな観光人材育成プログラム」も始める。

 文部科学省の「就職・転職のための大学リカレント教育推進事業」に採択された事業で、2つのプログラムを用意する。

 このうち、「リゾート再生プロデュース人材育成プログラム」は、コロナ禍で大きく変化したマーケットとリゾート再生を担うプレイングマネージャーを育成し、企業とマッチングさせる。10月24―29日まで、第1回合宿を実施する。

 「ローカルツーリズムプロデューサー人材育成プログラム」は、ニューノーマルな観光地域づくりに必要な知識とスキルを習得し、地域づくりができる人材を養成して、地域DMOなどへの再就職を推進するもの。第1回受講は南紀白浜を会場に、11月25―26日の日程で行う。

運河も航行可能 「シーバス エース」の就航決定 ポートサービス

2021年10月14日(木)配信

シーバス エース

         ポートサービス(齊藤宏之社長、神奈川県横浜市)は10月14日(木)、「シーバス エース」の就航決定を発表した。昨年8月に就航した、「シーバス・ゼロ」に続く新造船。従来のシーバスにはない開放的なルーフトップデッキを設けている。また、喫水を浅くすることで水深の浅い運河も航行可能にした。これにより大岡川などでも同船を運航できることから、来春には桜の時期に同所での花見クルーズなども計画している。これに加え、夜景観賞クルーズや、工場夜景クルーズなど、同船をさまざまなカタチで展開する考えを示す。

 同日、「シーバス エース」のお披露目が行われた。齊藤社長は「再開発が進む横浜を盛り上げる一助に。新しい時代のエースに」と同船への思いを語った。

東京シティアイ パフォーマンスゾーンから近代化遺産の魅力を発信 17日までプロモーションイベント

2021年10月14日(木)配信

旧諸戸家住宅の丸テーブルとガラスグローブ

 全国近代化遺産活用連絡協議会(会長=多々見良三舞鶴市長)は10月14~17日、「近代化遺産全国一斉公開2021」のプロモーションイベントを、千代田区丸の内・東京シティアイ パフォーマンスゾーン(KITTE地下1 階)で実施している。

 旧諸戸家住宅(現・六華苑)で使用されていた照明器具や、旧小坂鉄道で使用されていた工具類、歴史資料(複製)などを展示。参加者に近代化遺産の魅力と、11月からの全国一斉公開の情報を発信する。また16~17日には、「鉄道」や「水道」、「鉱山」など近代化遺産にまつわるテーマを専門家らが語るトークセッションも行われる。

旧小坂鉄道のタブレットとタブレットケース

 

 「近代化遺産」は、幕末から第2次世界大戦期までの間に建設され,日本の近代化に貢献した駅舎や橋梁、公共施設など産業・交通・土木に係る建造物。17回目となる一斉公開では、重要文化財や登録有形文化財を含む、全国222カ所の近代化遺産が公開されるほか、現在、保存修理工事で休館中や、通常非公開の近代化遺産の特別公開、近代化遺産を巡るガイドツアーなどの参加型イベントも全国32市町で行われる。

【札幌観光バス】バスガイドによる音声番組を配信 バスガイド付きバス旅行の需要喚起

2021年10月14日(木)配信

 

 札幌観光バス(福村泰司社長、北海道札幌市清田区)はこのほど、専属バスガイドによる観光案内の音声番組「バスガイドと行く北海道の旅 by 札幌観光バス」の無料配信を始めた。現在、Sportifyで公開しているが、Apple Podcast、Google ポッドキャスト、Amazon Musicでも、近日中に配信が始まる。

 観光地での見どころや地元のおすすめグルメ、特徴ある体験コンテンツなどを、「バスガイドの語り」として聴くことができる。開始時に札幌エリア4本、小樽エリア4本、函館エリア4本、計12のコンテンツを配信した。今後、月に2本程度追加する。

 旅の計画を立てる時はもちろん、自家用車やレンタカーで観光地に向かう際の車内で、また街歩きのお供に聴くなど、楽しみ方はさまざまだ。

 バスガイド付きバス旅行の需要喚起を

 北海道旅行で観光バスを利用した旅行者は、道内観光客が1.1%、道外観光客が16.2%、外国人観光客が34.8%で、少数派となっている(2019年度北海道来訪者満足度調査)。一方、音声メディア市場は、20~30歳代がポッドキャストユーザー全体の50.8%を占め、若年層を中心に拡大している(PODCAST REPORT IN JAPAN ポッドキャスト国内利用実態調査2020)。

 同社はオンラインバスツアーなど、バス旅行を擬似的に体験する企画にも積極的に取り組んでいる。利用者からは「利用したことがなかったが、バスガイドと旅する良さを知った」、「旅情を感じられ、旅が深まった」、「次はバスガイドに会いに北海道に行きたい」などのコメントが寄せられるなか、バスガイド付きの旅を疑似体験する機会は、実際のバス旅行に参加する動機づけになり得ると見ている。

 音声配信という新たな試みを通じて、「将来的には、バスガイドと旅する価値が広く知られ、バスガイド付きバス旅行の利用者が増えることを目指す」(同社)という。

鹿児島発で北海道の日本遺産「炭鉄港」を巡る 東武トップツアーズ

2021年10月14日(木) 配信

北の産業革命とも呼ばれる北海道近代化の文化遺産を辿る旅

    東武トップツアーズ(百木田康二社長)はこのほど、北海道近代化の文化遺産を辿る、鹿児島発の「北海道日本遺産 “炭鉄港” を巡る旅」を売り出した。11月19日(金)限定出発の2泊3日のツアー。通常の北海道ツアーとは一味異なる旅が楽しめる。

 「炭鉄港」とは、明治政府による日本近代化の取り組みに端を発する、北海道・空知の「炭鉱」、室蘭の「鉄鋼」、小樽の「港湾」、それらをつなぐ鉄道を舞台に繰り広げられた産業革命の物語。近代北海道の誕生は、江戸時代末期に日本の北の要衝としての北海道の重要性に着目した薩摩藩主・島津斉彬公と、開拓使の長官となった黒田清隆、屯田兵育成に尽力した永山武四郎といった薩摩出身者の活躍なしには語れないという。

 そこで、今回のツアーは、北海道の近代化に尽力した薩摩藩士の地元である鹿児島の人々に炭鉄港の文化遺産に触れてもらい、先人たちの思いや足跡を感じてほしいと企画した。

 ツアーは炭鉄港3地区巡り(空知の炭鉱遺産、室蘭の工場景観、小樽の港湾、各地の鉄道施設を巡るコース)のAコースと、炭鉄港2地区巡り(炭鉄港の舞台の空知、小樽を巡るコース)のBコースの2コースを設定。募集人員はAコースが40人、Bコースが20人。代金はAコース、3人1室利用の場合で1人7万5000円から。

 また、同ツアーは旅行出発前に「コロナ抗原検査キット」による事前検査を行うなどコロナ感染症対策を実施する。

TCSAインバウンド検定実施へ 初級試験を12月18日に東京と大阪で

2021年10月14日(木) 配信

12月18日に初級の検定試験を実施する

 日本添乗サービス協会(TCSA、三橋滋子会長)は12月18日(土)、第1回「TCSAインバウンド検定」の初級試験を東京と大阪の2会場で行う。11月19日(金)まで受験者を募集している。当初、今年の6月に開催予定だったが、緊急事態宣言が発出されていたことから、延期していた。

 近年、増加する訪日観光客に対応するインバウンドスタッフには、観光客が日本国内を安全かつ快適に旅することができるよう、必要な情報を提供しながら移動をサポートする能力や知識、適性などが求められている。こうしたなか、TCSAは検定を設け、一定の基準に従って学ぶことで、技能を身に付けることができると期待する。

 TCSAは検定を始めるにあたり、厚生労働省のスタートアップ支援事業で「特別委員会」を設置。長期間にわたり、試験問題の作成やテキストの発刊、トライアル試験の実施など、準備を行ってきた。

 なお、今回の初級試験の受験資格に年齢や学歴、職歴など制限はなく、幅広く受験者を募っている。申し込みは同協会ホームページから。受験料は5000円(会員・賛助会員は3000円)。

旅のUDアドバイザー開講1周年記念 「私の旅のユニバーサルデザイン」①  多様な要望を叶え 創意工夫を――JTB大和鶴間イトーヨーカドー店 飯島鈴子氏

2021年10月14日(木) 配信

JTB大和鶴間イトーヨーカドー店    飯島鈴子氏

 

 私は、長きにわたり店頭販売に携わっており、今まで数多くのお客様との出会いがありました。 

 
 なかでも印象に残っているのは、聴覚に障害のあるお客様を担当した際、筆談でのコミュニケーションに時間がかかってしまった経験です。当時はどう伝えればいいのか知らなかったのです。

 
 障害のあるお客様を対応する際にきちんとした知識を学びたいという思いから、旅のユニバーサルデザインアドバイザー資格の存在を知り、取得を志しました。

 
 この資格を取得する際に行われた座学学習や、グループディスカッションで、ユニバーサルデザイン(UD)についての知識を深めました。さらに実技講習では、白内障を患う高齢者を理解するための白内障体験・車イス使用者と視覚障害の体験をし、以前に担当した聴覚に障害のあるお客様については、筆談は簡潔に伝えれば良く、UDトークの活用もできる事などを学びました。

 
 この講習を受けて学んだ貴重な体験が私を一旦立ち止まらせてくれました。無意識に当たり前だと思っていたことが、実は思い込みだったことに気づくことができたのです。

 
 私が所属している相模・湘南エリアでは、毎月店舗ごとにテーマを決め、社員向けオンライン勉強会を行っています。私が旅のユニバーサルデザインアドバイザー資格を取得したことがきっかけとなり、大和鶴間イトーヨーカドー店では「ユニバーサルツーリズム」について、上司・同僚らにサポートをもらいながらオンライン勉強会を開催致しました。

 
 開催する前に、店舗内でのミーティング時に簡単なポイントを話し、意見を出してもらい本番に備えました。勉強会では、「カウンター業務に関わるユニバーサルデザイン」をメインに、高齢者・視覚、聴覚障害・補助犬の理解に触れ、車イスのお客様が来店した時に案内すべきカウンター場所のルール化など、普段の業務ではあまり意識されていなかった合理的配慮に関心を持ってもらう貴重な機会になったと思います。

 
 JTBでは、年齢、国籍、障害の有無などにかかわらず、「お客様に安心してご利用いただける旅行会社」を目標に掲げ、ユニバーサルツーリズムを体系的に構築し、全社で精力的に取り組んでいます。そして、この取り組みが旅行業界初の「beyond2020プログラム」として政府に認証されました。

 
 私は資格取得を機に、より一層ユニバーサルツーリズムの取り組みを通じて、すべてのお客様の多様なご要望を叶え、期待を超える価値をご提供し、創意工夫ある旅行商品を提供していきたいと思います。

星野リゾート・星野代表、Go Toに4つの提言 「補助率下げ、長期化を」

2021年10月13日(水) 配信

星野佳路代表。訪日外国人の回復には相当な時間が掛かるとした

 星野リゾート(長野県・軽井沢町)の星野佳路代表は10月13日(水)の会見で、再開が見込まれる「Go Toトラベルキャンペーン」について、「旅行代金の50%とした補助率を下げたうえで、外国人観光客の需要回復まで継続できること」など4つの提言を発表した。

 「外国人観光客の回復が見込めないなか、継続性を重視するべき」と理由を語った。

 さらに、急激な回復は、感染拡大につながる可能性があることから、「割合は需要の下支えになる程度に設定するべきだ」と述べた。

 同提言では、「1泊2万円とした金額や旅行代金や曜日によって補助率を変えないこと」も求めた。

 「(昨年Go Toで)お客様への説明に多くの時間が掛かり、生産性が低下した」と強調した。

 昨年Go Toを中断した際も、「事務処理が煩雑だった」ことを踏まえ、宿がワクチン接種歴または陰性証明書などの提示を求めるワクチン検査パッケージを導入し、感染者数が増加しても継続することを提唱した。

 このほか、一部メディアが報じた高級旅館に恩恵が偏っていたことに触れ、「観光地では多くの旅館・ホテルの予約が増加した」と指摘した。

 今後制度を変える際は、「コロナ禍の影響をとくに受けた都市部と、旅行客が大きく減少した沖縄県への補助を拡大してほしい」と要望した。

 今後の訪日外国人旅行客の需要回復として、今年11月に国内のワクチン希望者への接種が完了したと仮定したうえで、「今冬から来春までに一部の国を対象に隔離が解除される」と予測。具体的には、新型コロナウイルス感染拡大防止への効果が日本で発揮されたファイザーとモデルナ製のワクチン接種国としてアメリカとカナダを挙げた。

 一方、コロナ禍前の2019年に訪日客数の約7割を占めていた中国と韓国、台湾、香港では、両社製のワクチン接種者が少ないことから、「相当な時間が掛かる」とした。ただ、「国は大阪府で実施される25年日本国際博覧会までに、4カ国における外国人観光客の隔離を免除しないといけない」と語気を強めた。

 このため、同社は25年ごろまではマイクロツーリズムを含めた日本人客の誘客に力を入れる。このうち、マイクロツーリズムについては「東京都とほぼ同じ1200万人の人口を抱える九州で力を入れる」と意気込んだ。

 今後の開業予定では、11月5日(金)に「OMO5京都祇園」(京都府京都市)、22年1月14日(金)に「界 ポロト」(北海道・白老町)をオープンすると発表した。

 OMO5京都祇園は京都府で3軒目のOMOブランドとなる。

OMO5京都祇園の玄関。コンセプトは「今日は祇園ぐらし」

 「京都はリピーターが多いことから、旅の目的に合ったホテルを選んでほしい」と(同社)語る。

 コンセプトは「今日は祇園ぐらし」。同ホテルは、街の人がお祝いごとで訪れる老舗での買い物とお茶の堪能などを提案する。

 界 ポロトは界ブランドの北海道初進出となる。昨年7月にオープンしたアイヌ文化を発信するウポポイに隣接する。

 コンセプトは「ポロト湖の懐にひたる、とんがり湯小屋の宿」。

 大浴場があるとんがり湯小屋では、ポロト湖と一体感を感じながら、美肌効果があるというモール温泉を楽しめる。

ワクチン・検査パッケージ技術実証、宿泊施設108施設を追加(観光庁)

2021年10月13日(水) 配信

観光庁はこのほど、ワクチン・検査パッケージ技術実証を行う宿泊事業者を発表した

 観光庁は10月13日(水)、観光分野での「ワクチン・検査パッケージ」の運用に向け技術実証を行う旅行会社11社の対象ツアー38件に加え、新たに宿泊事業者23社108施設と、JTBメディアリテーリングの対象ツアー2件の追加を発表した。

 ワクチン・検査パッケージの技術実証は、感染対策と日常生活の両立をはかっていくため、実務的な運用や効果を確認するため実施する。飲食やイベント、旅行の各分野でそれぞれ必要な技術実証を行う。

 今回の技術実証では、旅行会社が実施するツアーや宿泊施設を対象に、感染防止対策を継続したうえで、ワクチン接種歴の確認や事前の検査のオペレーションなどを検証する。併せて、事業者や旅行者に対するアンケート調査などを実施する。

 今回、新たに選定した宿泊事業者23社は次の通り。

▽稲佐山観光ホテル(1施設)

▽海栄館(16施設)

▽鬼怒川パークホテル(1施設)

▽琴平グランドホテル(1施設)

▽JR四国ホテルズ(7施設)

▽四国開発建設(1施設)

▽大根屋(1施設)

▽タカミヤホテルグループ・ホールディングス(10施設)

▽竹川観光(1施設)

▽長栄館(1施設)

▽道後プリンスホテル(1施設)

▽鳴子観光ホテル(1施設)

▽南部屋旅館(1施設)

▽西村屋(2施設)

▽ハマノホテルズ(2施設)

▽プリンスホテル(11施設)

▽ホテル三日月グループ(4施設)

▽MANPA(2施設)

▽八千代(1施設)

▽湯郷グランドホテル(1施設)

▽よろづや観光(2施設)

▽ロイヤルホテル(2施設)

▽ワシントンホテル(38施設)