上野樹里さんが加古川市の観光大使に 「地元を盛り上げたい」と意気込み

2021年12月23日(木) 配信

(左から)岡田市長、上野さん、大庫会長

 兵庫県加古川市(岡田康裕市長)と加古川観光協会(大庫隆夫会長)は12月21日(火)、同市出身の俳優・上野樹里さんに加古川観光大使を委嘱した。上野さんに加古川市の自然や文化、歴史、産業、特産品など観光資源に関する魅力ある情報を発信してもらうことで、イメージアップと観光振興につなげるのが狙い。

 岡田市長は、同日開いた委嘱式で「上野樹里さんが観光大使を引き受けてくれると聞いたときは驚きとともに、加古川市民の皆様にとっては最高のクリスマスプレゼントになるのではないか」と喜んだ。

 また、上野さんは「まさか自分が観光大使になるとは思わなかったです。地元に貢献できるのは非常にうれしく思います。これからは PR 動画など、加古川の街を皆さんと一緒に盛り上げられるように、色んなことに取り組んでいきたいです」と就任への意気込みを語った。

 トークセッションでは、上野さんに観光大使を委嘱するきかけとなった SNS でのエピソードが紹介された。もともと上野さんが自身の SNS で加古川市に触れることがあり、それを見た加古川観光協会の職員が公式カウントからフォローすると、上野さんからもフォローがあった。職員がお礼のDMを送ったところ、上野さんから直接電話があり、今回の観光大使委嘱が実現したという。

 なお、観光大使の委嘱期間は2023年3月31日まで。

2023年春に「東急歌舞伎町タワー」開業予定 ホテルなどからなる高層複合施設誕生へ

2021年12月23日(木) 配信

歌舞伎町タワー イメージ

 東急と東急レクリエーションはこのほど、新宿TOKYU MILANO跡地を中心とした敷地で推進している歌舞伎町一丁目地区開発計画(新宿TOKYU MILANO再開発計画)の施設名称を、「東急歌舞伎町タワー」とすることを決定した。

 同計画は、映画館・劇場・ライブホールなどのエンターテインメント施設、ホテルなどからなる高層複合施設を整備するもので、竣工は2023年1月11日、開業は同年春を予定している。

ブランドロゴ

 コンセプトは、「“好きを極める場”の創出」。施設名称決定に合わせて本施設のブランドロゴも決定した。

 B1~B4には、新宿エリア最大級のキャパシティをもつ1500人収容のライブホールを展開。6~8階には 客室数約920席の劇場、9~10階には映画館を設ける。14年12月31日に58年の歴史に幕を閉じた「新宿ミラノ座」跡地に開業する同映画館は、ミラノ座と同じく東急レクリエーションが運営する。

 17~47階には、 ラグジュアリークラスのホテルと、利用者に新しいライフスタイルを提案するホテルが誕生する。ラグジュアリーホテルは地上170㍍以上に客室を設け、ワイド7㍍の窓から東京の絶景を堪能できる。さらに上層3フロアにはペントハウスを備え、宿泊に食やリラクゼーションを含めた特別の価値を提供。

 ライフスタイルホテルでは、各エンターテインメント施設での余韻に浸れるだけではなく、新宿・歌舞伎町で生まれ続けるカルチャーを体験できるという。ホテルは東急の100%出資で設立したTHMが担い、東急ホテルズが運営を受託する。

ワクチン接種できない人へ リーガロイヤルホテル東京 抗原定性検査を導入したディナーショー実施

2021年12月22日(水)配信

方法を説明するスタッフ

 リーガロイヤルホテル東京(中川智子社長、東京都新宿区)は12月19日(日)、抗原定性検査を導入したディナーショーを行った。

 来場者は、「新型コロナウイルスワクチン予防接種済証(2回分)」や「PCR検査陰性証明書」の提出以外に、別室での「抗原定性検査」を受けることで会場に進むことができる。体質などの問題でワクチン接種ができない人にも安心、安全に楽しんでもらいたいという思いから、東京都医師会と協力して本格導入に向け実施した。

 来場者からは「接種証明などがあることで安心して楽しめる」、「接種証明などを持参できなかった場合に、当日検査を受けられるのはありがたい」などの感想が聞かれた。

 佐藤慎二副総支配人は「接種証明書があれば、安心してご利用いただけますし、接種できない方も当日、抗原検査を受けることで一緒に楽しんでいただける機会が増えていきます。今回のディナーショーでの経験を活用し、今後はお客様の意見を聞きながら、イベントや結婚式にも活用していきたい」と語る。

ARと屋形船を融合 江戸時代の隅田川とお台場を表示 

2021年12月22日(水) 配信

隅田川のにぎわい(イメージ)

 屋形船東京都協同組合はこのほど、東京・江戸文化を発信していく新たな試みとして、AR(拡張現実)と屋形船を融合させたエンターテインメントを始めると発表した。

 隅田川やお台場の該当エリアで専用アプリを通じてスマートフォンやタブレットのカメラをかざすと、行きかう船や人々でにぎわう両国橋、花火など江戸時代の風景が表示される。江戸文化の発信と屋形船を楽しむきっかけを作ることが目的。外国人や若者、家族ずれにも気軽に訪れてもらう機会につなげる。

 使用するのは、ARアプリなどをてがけるジーンのアプリ「お江戸の川遊びへおいでなんし ~Edorip AR~」。活用方法は、各船宿にゆだねられており、AR体験だけのツアーや、乗合、貸切での活用などを想定。加盟する晴海屋の安田進社長は、「来年の花見の時期から導入します。また教育旅行での活用も考えています」と語る。

立教大学舛谷鋭研究室、トラベルライティングアワード2021 機内誌以外から初選出

2021年12月22日(水) 配信

瀬戸内みなみさん(左6番目)と受賞した学生ら

 立教大学観光学部舛谷鋭研究室は12月20日(月)、新座キャンパス(埼玉県)で、旅の体験を文章で表現した作品を表彰するトラベルライティングアワード2021の表彰式を開いた。最優秀賞として、東海旅客鉄道の車内誌「ひととき」の2020年1月号に掲載された「長崎―坂、階段、ときどき猫」(文=瀬戸内みなみ、旅人=山根明弘)が受賞した。日本航空または全日本空輸の機内誌以外から選ばれたのは初めて。

 同賞は2007年に、日本での知名度が低い「トラベルライティング」の認知度向上を目的に設立。舛谷研究室の学生が、作品のテーマが魅力的か、新鮮な驚きや発見があるか、行ってみたいか、写真などのビジュアル面で惹きつけられるか――などを基準に投票し、選出している。今年の対象は、16誌156作品。

 瀬戸内さんは「若い学生に評価されたことをうれしく思う」と想いを語った。

 同日には、学生奨励賞の授賞式も開催。滋田実玖さん(観光学部交流文化学科)の「言葉の壁をこえて」が最優秀賞に選出された。フランス旅行で、現地の母国語6単語のみでも、人と心を通わせることができた経験を綴っている。

 また、優秀賞として、堀茉莉子さん(同観光学科)の「灯台の下の宝石」と、小森えりかさん(同交流文化学科)の「第三のおばあちゃん」が受賞した。

 同賞は、旅の文章として優れた内容だけでなく、場所・土地の理解の容易さ、タイトルとリードが本文と内容と合致していること、筆者ならではのメッセージの強さで受賞者を決める。

 今回の対象は400を超える作品の中から、同講義の担当講師・抜井ゆかり氏が1次審査で23篇に絞った。その後、舛谷ゼミの同賞担当学生が9篇を選出。このなかから、奨励賞選考委員会が、最優秀作品1篇と優秀作品2篇を選んだ。

 奨励賞選考委員会の藤岡久左志氏(ダイヤモンド・ビッグ社元社長)は「導入部分の長い学生が多かったなか、最優秀作品は本題までの文字数が少ないことを評価した」と講評。

 最後に、作者の知名度に関わらず表彰してきた同賞について、舛谷教授が昨年の受賞者が著名な村上春樹氏だったことに触れ、「今年は、本来の主旨に沿うことができた」とまとめた。

第3弾はスペインのワインとグルメ堪能 ジャルパックの好評オンラインツアー

2021年12月22日(水) 配信

スペインのバルの魅力に迫る(スペイン政府観光局)

 ジャルパック(江利川宗光社長、東京都品川区)はこのほど、自宅でスペインワイン・グルメの魅力を感じられるオンラインツアー「~堪能!スペイン~たびの予習決定版!バルセロナ&サン・セバスチャン 魅力のバル対決」を売り出した。ツアーは1月29日(土)に開催する。
 
 当企画は6月、9月に好評だったスペインオンラインツアーの第3弾。今回は、スペイン伝統の食文化である、バルの魅力に迫る。カタルーニャ州名産のスパークリングワインCAVA(750㍉)や、おすすめのピンチョスのレシピなどを自宅に送付。ツアー内では美食の街として有名なサン・セバスチャン、世界中の観光客が訪れるバルセロナ、それぞれの有名バル街からの中継を交える。名物メニューや、人々のにぎわいを感じてもらうことで、スペインの魅力を満喫できるプログラムに仕上げたという。
 
 また、日本で味わえるスペインとして、三重県多気町に今夏オープンした地方創成プロジェクト施設「VISON」をJALふるさとアンバサダーが紹介する。
 

JTB、レジャーチケットをスマホ決済「d払い」で

2021年12月22日(水) 配信

写真はイメージ

 JTB(山北栄二郎社長)は12月21日(火)、NTTドコモ(井伊基之社長)が展開するスマートフォン決済サービス「d払い」の「予約・注文」サービスを通じて、レジャーチケットを売り出した。

 JTBは「旅ナカ」といわれる旅行中に、便利で役立つ情報をストレスなくお客に提供することで、充実した旅行体験の実現を目指している。今回、NTTドコモとの提携によりスマートフォンのアプリ上で、検索から決済・入場までが可能となるレジャーチケット販売のサービスを始めた。

 JTBホームページ上で販売する観光施設のレジャーチケットを、「d払い」の「予約・注文」サービス内に、「JTBレジャーチケットミニアプリ」として掲載。これにより、観光施設のQRコード付きレジャーチケットを、「d払い」で購入できるようになった。

 「JTBレジャーチケットミニアプリ」の利用で、当日窓口に並ぶことなくスマートフォンで検索から決済・発券、観光施設への入場まで、シームレスにストレスなく行えるようにした。

 販売施設数は2021年12月21日現在で、約200施設。22年度中に、500施設の販売を目指している。

年末年始の営業日のお知らせ

2021年12月22日(水) 配信

拝啓 師走の候、貴社益々のご盛栄のこととお喜び申し上げます。

本年は格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。

早速ではございますが、弊社は2021年12月25日(土)から2022年1月4日(火)まで年末年始休暇とさせていただきます。よろしくご了承のほどをお願い致します。

お問い合わせ購読のお申込みにつきましては、1月6日以降順次対応させていただきます。

本年中のご愛顧に心より御礼申し上げますとともに、来年も変わらぬお引立てのほど、宜しくお願い申し上げます。

敬具

 

令和3年12月22日

株式会社 旅行新聞新社

代表取締役 石井 貞德

XR技術を用いたオープントップバスツアーを定期運行 京急とシナスタジア

2021年12月22日(水) 配信

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 京浜急行電鉄(神奈川県横浜市)とシナスタジア(東京都品川区)は12月18日(土)から、「KEIKYU OPEN TOP BUS YOKOHAMA -NAKED XR TOUR-」の初の定期運行を始めた。

 XRとは、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)、MR(複合現実)など、現実と仮想空間の融合体験を可能にする技術の総称で、同バスツアーはXR技術を用いた世界で初めての観光体験を提案するバスツアー。京急は定期運行に先駆け、6月26 日(土)、27 日(日)「オープントップXR 観光バスツアー@横浜」を催行。即日完売し、便の増発も行った。

 今回のツアーではクリエイティブカンパニーのネイキッド(東京都渋谷区)を迎え入れ、アート・デザイン・テクノロジーを用いた新たなXRコンテンツを開発した。

 催行日は2022年1月30日(日)までの土曜、日曜、祝日(一部日程を除く)で、1日5便の運行。定員は1便14人で所要時間は30分~40分程度。料金は大人、子供ともに4000千円。チケットは、特設サイトで販売している。

日旅と損保が業務提携 接種証明アプリの普及・推進目指す

2021年12月21日(火) 配信

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 日本旅行(小谷野悦光社長)は12月17日(金)、SOMPOホールディングス(櫻田謙悟社長)、損保保険ジャパン(西澤敬二社長)、SOMPOライトボルテックス(楢﨑紘一社長)の3者と戦略的業務提携契約を結んだ。この提携により、ライトボルテックスが提供するワクチン接種証明・陰性証明アプリ「Light PASS」の普及・推進を目指す。

 SOMPOグループは、全国の自治体の感染拡大防止と地域経済活性化の両立を支援するため、ワクチン接種履歴や陰性証明をデジタル化するアプリ「Light PASS」の検証を11月から始めた。

 同アプリは、スマートフォン上でワクチン接種履歴の管理や接種証明の表示ができる。また、クーポンなどのインセンティブも受け取ることが可能。PCR検査などの陰性証明にも対応している。

 日本旅行は2021年3月から、自治体向けにワクチン接種の運営業務委託を始めた。ワクチン接種予約サービスや、コールセンターなど事務業務を含めた新型コロナワクチン接種運営サービスを提供している。

 ライトボルテックスが提供するアプリと、日本旅行の「ワクチン接種運営サービス」を組み合わせることで、地域の安心・安全・健康に資するサービスの構築を目指し、今回の提携となった。