「ヴィラフォンテーヌ グランド 東京有明」最上階フロアへの宿泊が楽しめる 特別なプラン展開

2023年3月23日(木)配信

客室アメニティ一例

 住友不動産ヴィラフォンテーヌは9月30日まで、有明ガーデン内のホテル「ヴィラフォンテーヌ グランド 東京有明」最上階フロアへの宿泊が楽しめるプランを展開している。

 地上50㍍以上の高さを誇る最上階フロアでの滞在を確約した特別なプランを2023年3月16日(木)から開始した。

 同プランでは最上階フロアでの滞在を確約するほか、 客室内は快適性にこだわり 「無印良品」の良質なアメニティを設置。 ルームフレグランスや基礎アメニティを同ブランド商品でコーディネートし、 泊まるだけでなくMUJIのヘルス&ビューティーを体感することを可能とした。体験した商品は有明ガーデン内で購入できる。

宿泊料金は一般が1万5190円から(税込・2人1室ご利用時)、クラブ ヴィラフォンテーヌ会員は1万4430円から。同プランには、ホテルレストラン「オールデイダイニング グランドエール」での朝食ブッフェと温浴施設「天然温泉 泉天空の湯 有明ガーデン」の入浴がセットになっている。

下呂が国内初参加へ 持続可能性に取り組む国際組織

2023年3月23日(木) 配信

下呂温泉街(全景)

 岐阜県下呂市と下呂温泉観光協会(瀧康洋会長)は2月、オーストラリアの国際認証機関「アースチェック」から、持続可能性(サステナビリティ)に取り組む地域の国際ネットワーク「リーディング・デスティネーションズ・オブ・ザ・ワールド・プログラム」への参加認定を受けた。国内での認定は今回が初めて。

 アースチェックは、1987年の設立。持続可能な観光の国際的な基準を管理する「グローバルサステナブルツーリズム協議会(GSTC)」が認定する第三者認証機関の中でも歴史ある団体だ。

 認定を受けたプログラムには現在、世界30の地域がメンバーとして参画。メンバー同士がアイデアを共有するほか、アースチェックと協力し、環境や社会・経済に関わる健全性を評価・報告する機会を提供している。

 今回の認定では、データに基づく分析・意思決定、環境保全など、下呂温泉観光協会が主体となり取り組む、DMOとエコツーリズムを組み合わせた「E―DMO」や、地域の事業者におけるサステナビリティに対する意識の共有などが評価された。

【鈴木 克範】

「ZOOM JAPON(ズーム・ジャポン)(3月号)」

2023年3月23日(木)配信

https://zoomjapon.info

特集&主な内容

 47都道府県の一つをまるごと取り上げる本誌3月号、今年は福島県です。恒例となっている地元紙の紹介は、福島を代表する2紙、福島民報と福島民友新聞、弊誌ジャーナリストがそれぞれの編集部を訪問、編集長からお話を伺いました。内堀雅雄県知事にも独占インタビューを行い、震災から12年を迎えた福島の課題、再生可能エネルギーについて、「ホープツーリズム」について、そして福島の食文化など、フランス人読者が知りたいテーマでお話を伺いました。文化ページではかつては芝居小屋でもあった本宮映画劇場、グルメページでは喜多方ラーメン、旅行ページでは会津若松を紹介しています。4月に日本旅行を計画しているフランスの読者からは、この号を読んで、予定していなかった福島に行くことにしたと、嬉しい知らせもありました。

〈フランスの様子〉フランスは夏に備える

「乾燥:プロヴァンスは水不足に直面」3月8日。地方紙La Provence紙のウェブサイトより

 2月末、コロナ以前と同じような規模で国際農業展示会が開催された。◆例年、大統領や政治家が訪れ、農業従事者たちや家畜たちと触れ合い、フランスの各地域が誇る生産物を食すという、一大イベントだ。そこでマクロン大統領が発表したのが、この冬の電力の節制に続いて、水の節制に取り組むという方針。◆既に2022年のフランスは記録的な水不足だったが、この冬も記録的な水不足が続き、春になっても雨不足が心配されており、この夏も気温が高く乾燥するという予想もでている。農業が盛んな地域や水源が乏しい地域などは、戦々恐々とし始めている。◆天気予報がどこまで正確かはわからないが、既に水不足が深刻になりつつある地域では、車や家の洗浄や日中の芝生の水撒きが利用制限されたり、給水車が出動しているところもある。◆メディアでも、この冬の電気の節約のように、日常生活でできる節水のアイデアを紹介している。◆3月初めからは、夏のバカンスの鉄道の予約も始まったが、旅行先によっては、プールやシャワーなどの利用制限がある可能性もある。

ズーム・ジャポン日本窓口 
樫尾 岳-氏

フランスの日本専門情報誌「ZOOM JAPON」への問い合わせ=電話:03(3834)2718〈旬刊旅行新聞 編集部〉

6月16日(金)、ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッター開業へ チケット販売開始

2023年3月22日(水)配信

「9と3/4番線」と「ホグワーツ特急」を公開

 ワーナー ブラザース スタジオ ジャパン合同会社(トーベン・イェンセンGM、東京都港区)は6月16日(金)、 ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッターを開業する。

 映画「ハリー・ポッター」や「ファンタスティック・ビースト」シリーズの制作の裏側を実際に体験できるアジア初のエンターテインメント施設。3月22日(水)午後2時から、チケット発売も開始した。

 「ハリー・ポッター」の屋内型施設としては世界最大規模の大きさを誇り、館内を巡るのに約4時間ほどかかるという同施設。内部にはホグワーツ魔法魔術学校の象徴的な大広間や、ダイアゴン横丁、禁じられた森をはじめとする息を呑むような映画のセットが展開されており、来場者は映画制作の裏側を学びながら、魔法動物に遭遇したり、豪華な衣装を目にしたりすることができる。

 また箒に乗ったり、爽やかなバタービールを飲んだり、ホグワーツの廊下で動く肖像画になってみたりといった体験や、スタジオツアー東京限定のグッズのショッピングなども楽しめる。

 3月15日には、施設内の「9と3/4番線」と「ホグワーツ特急」が報道陣に公開された。

 9と3/4番線は、「ハリー・ポッター」の映画制作に携わったクリエイターが伝統的な技術を駆使して作り上げたエリアで、「ファンタスティック ・ビースト とダンブルドアの秘密」に登場するグレート・ ウィザーディング・ エクスプレスが展示される。同蒸気機関車は1929年に作られた“ダンブルトン・ホール”と呼ばれるイギリスの蒸気機関車を基礎として使用し、イギリスで改装した後、日本に運搬された。

 料金は大人6300円、中・高生5200円、4歳~小学生が3800円。

「雪の大谷」と「となみチューリップ」で春満喫 富山からPR隊が来社

2023年3月22日(水)配信

左から、砺波市商工観光課中波寛敬主査、同安念敬晃主事、プリンセスチューリップ大塚由香子さん、立山黒部貫光プロモーションセンター亀島栄介係長、同東日本営業所光家伸所長

 富山県の春の観光シーズンの幕明けを告げる2つの催し、「2023立山黒部・雪の大谷フェスティバル」と「2023となみチューリップフェア」のPR隊が2023年3月22日(水)本紙を訪れ、来県を呼び掛けた。来社したのは立山黒部貫光東日本営業所の光家伸所長、同プロモーションセンターの亀島栄介係長、砺波市商工観光課の中波寛敬主査、同安念敬晃主事、2022プリンセスチューリップの大塚由香子さんの5人。

2023立山黒部・の大谷フェスティバル

雪の大谷ウォーク

 標高2450㍍に位置する室堂平は、世界有数の豪雪地帯。なかでも室堂駅付近にある「大谷」は、吹きだまりになっているため、積雪が多いことで知られる。この大谷を通る道路を除雪してできる巨大な雪の壁が長さ約500メートルの「雪の大谷」だ。

 「2023立山黒部・雪の大谷フェスティバル」は、4月15(土)~6月25日(日)の開催。今年はイベント期間を2つに分け、春から初夏にかけて、自然の移ろいや変化を楽しめるコンテンツを用意する。

 5月21日(日)までの「1st STAGE」では、「みんなで楽しむユキアソビ」をテーマに、今年30回の節目を迎える「雪の大谷ウォーク」をはじめ、雪の壁をスコップで掘り進み、新しい道を作る「くずそうユキカベ!つくろう新しいミチ」などを実施する。5月22日(月)以降の「2nd STAGE」は「『初夏の立山室堂平散策』〇〇を見つけよう!」と題し、公式サイトから投稿を募る「初夏の立山室堂平フォトコンテスト」や室堂駅周辺での「オリジナル絵はがきスタンプラリー」を企画している。

 立山黒部貫光の亀島係長は「(催しを通じて)春の雪から初夏の緑へと続く、室堂の魅力を多くの人に知ってもらいたい」と、イベントの企画意図を紹介した。

2023となみチューリップフェア

パノラマテラスからの眺望(2022年)

 国内最大級の300万本が咲き誇る「2023となみチューリップフェア」は、砺波チューリップ公園(砺波市花園町)をメイン会場に4月22日(土)~5月5日(金・祝)までの14日間、開かれる。今年のテーマは「チューリップが奏でる 色彩のシンフォニー(交響曲)」。色とりどりのチューリップを演奏者に見立て、まるで春色の交響曲を奏でているようなようすと、色彩豊かな春の訪れへのワクワク感を盛り込んだ。

 公園のシンボル、高さ26㍍の「チューリップタワー」や「パノラマテラス」から眺める「大花壇」「円形花壇」の地上絵は必見。高さ4㍍長さ30㍍の「花の大谷」や水面に映る幻想的なチューリップが見られる「水上花壇」のほか、会場内で展示する300品種を紹介する「彩りガーデン」など、見どころ満載だ。

 プリンセスチューリップの大塚さんは「晴れた日は、チューリップタワーから立山連峰も見られます。ぜひ会場へお越しください」とPRした。

鶴雅グループ代表・大西雅之氏「旅館業界のサービス料を復活させたい」(第7回日本宿泊ダボス会議で)

2023年3月22日(水) 配信

大西雅之氏

 宿泊施設活性化機構(JALF)は3月15日(水)、東京都内で第7回日本宿泊ダボス会議を開いた。テーマは「収益のために地域と一体にならざるを得ない宿泊施設~インバウンドの回復と分散型ホテルの発展を念頭に~」。

 基調講演では、日本旅館協会会長で、鶴雅グループ代表の大西雅之氏が「私が考える2030年を見据えた宿泊業界の進化」について語った。モデレーターはJALFの伊藤泰斗事務局長が務めた。

 大西氏は冒頭、「コロナ禍の3年間で、想像にも及ばない厳しさのなか、2つだけ良いことがあった」と切り出した。1つは疑似引退によって「前向きにチャレンジする意欲が湧いてきたこと」、もう一つは「コロナ禍がなければ国の支援策もこれほど大規模なものにはならなかっただろう」と述べた。デジタル化や国際化が急速に進むなか、「後手後手になりがちな我われ宿泊業界も危機意識を持って対応を迫られた」と話した。

 2030年の宿泊業の進化については、①原点回帰! 郷土力を磨き、宿も町も作品づくり②サステナブルな新しい旅のスタイル③コロナは改革のチャンス――の重要性を述べた。大西氏は「宿も町も長い時間をかけた“作品づくり”と考え、コストではなく、投資と捉えることでマインドが大きく変わる」と強調した。

 また、コロナ禍で離職者が増えた宿泊業界には「単価アップ」が必要不可欠とし、その解決に向けた具体的な方策の1つとして、とりわけ旅館業界は「サービス料を復活させたい」と力を込めた。

北海道を旅してポイントをためる新サービス 道公式観光アプリ HOKKAIDO LOVE!が試験運用を開始 

2023年3月22日(水)配信

 北海道観光振興機構は、2023年3月13日(月)から「北海道旅行でポイントがたまる・つかえる」新しいモバイルアプリサービス「北海道公式観光アプリ HOKKAIDO LOVE!」(iOS版、Android版)の試験提供を始めた。本格運用は4月中旬の見込み。

 アプリ利用者の位置情報を取得し、移動や観光スポットにチェックインするなどで、ポイントを取得できる。貯めたポイントは「宿泊券・特産品等が当たるPOINT抽選券」や「北海道で使えるお得なチケット」に交換できる。現在、初回登録で1000ポイントが貯まる特典も用意している。

 ポイントの貯め方は「チェックイン」「移動」「記事・動画をみる」の3つ。アプリ内には北海道内数百カ所以上の観光施設や、観光スポットなどがチェックインスポットとして登録さてれている。そこを訪れて「チェックイン」するとポイントを取得できる。また、約1キロの「移動」で5ポイントを付与する仕組みも設けた。北海道内はもちろん、道外でも適用されるので、普段の生活でも北海道を身近に感じながらポイントを貯めることができる。さらに、アプリ内の「記事や動画をみる」ことでもポイントが得られる。

 アプリのプレオープンを記念して、3月30日(木)まで、「キュンちゃんはどっち?プレゼントキャンペーン」も展開。キャンペーンサイトで応募すると、抽選で「北海道内の旅館宿泊券」や「北海道の海産物」が当たる。

上野公園の桜に多くの見物客

2023年3月22日(水) 配信

多くの見物客で賑わう上野公園・不忍池

 5月並みの暖かさとなった3月22日(水)、桜の名所でもある東京・上野の上野恩賜公園には外国人旅行者を含め、多くの見物客が訪れて、満開に近づく桜の花を眺めていた。

ヘリ遊覧スタート 琵琶湖絶景を空から 琵琶湖グランドホテル

2023年3月22日(水) 配信

比良山系と琵琶湖大橋を一望

 滋賀県大津市のおごと温泉の琵琶湖グランドホテル(金子博美社長)は3月18日、宿泊者限定のオプションプランとして、ヘリコプターでの琵琶湖遊覧飛行を始めた。

 新型コロナ禍からの観光復活の機運が高まるなか、非日常の体験と満足感を味わってもらおうと企画した。ヘリコプターは匠航空(森岡匠社長、京都府京都市)が運航する。

 4人乗りの小型ヘリを使用する。乗員1人のため、1フライトで3人まで搭乗可能だ。最少利用人数は2人。

 同館玄関前にある駐車場内の特設ヘリポートを発着する。遊覧は「湖上遊覧」(飛行時間3分)、「琵琶湖大橋」(6分)などのコースを設定した。

 申し込みは代理店の草津物流が受け付ける。フライト可能時間は午前9時30分ごろから午後4時ごろまで。

 料金は6月まで割安の特別料金を設定する。湖上遊覧コースが1人3千円、琵琶湖大橋コースが同6千円。7月以上は湖上遊覧が4200円、琵琶湖大橋遊覧が8400円となる。

 設定コース以外にも琵琶湖1周や京都上空など希望に応じた遊覧のほか、関西国際空港や中部国際空港セントレアまでのVIP送迎も可能という。

 運航開始に先立つ2月28日、メディアなど関係者を集め試乗会が行われた。実際にヘリコプターに乗り込み、琵琶湖大橋遊覧コースを体験した。

 快晴のなか、飛び立ったヘリはみるみる高度を上げ、あっという間に琵琶湖の湖面が眼下に広がった。遠くに見えていた琵琶湖大橋に近づくと、橋を渡る車が小さく見える。ここで左旋回し、比良山系と琵琶湖大橋を一望する絶景を眺めることができた。

 参加者は「最高の景色が楽しめた」「これは子供たちが喜ぶだろう」と話していた。

【土橋 秀孝】

 

愛真館 夕食に焼肉・盛岡冷麺 新たな食事処オープン

2023年3月22日(水) 配信

夕食メニュー一例

 愛真館(岩手県・つなぎ温泉)の1階に新たな食事処「盛岡冷麺・焼肉 黒ひげ Produced by 髭」が2月20日にオープンした。

 新たな食事処は地元の人気店、焼肉冷麺「髭」がプロデュースした。「温泉旅館の夕食はバイキングや会席などが定番だが、ご当地の名物も味わいたいというお客様も多い。そこで盛岡の食と言えば盛岡冷麺と焼肉であり、気軽にその味を楽しんでほしいとオープンしました」(同館)と語る。

 会場は17卓(6人掛け5卓、4人掛け12卓)で木の温もりを感じるテーブル。ここで焼肉・盛岡冷麺のコースメニュー(県産黒毛和牛カルビ・国産ロース・ハラミ・豚カルビ、盛岡冷麺またはビビンパまたはクッパなど)や単品メニューを用意している。

 営業時間は午後5時30分―9時(ラストオーダー8時30分)。また、ランチ(午前11時30分―午後2時、ラストオーダー1時30分)は一般にも開放する。ランチは盛岡冷麺や、県産黒毛和牛カルビ重、豚カルビ重などで、焼肉は提供しない。

 今回のオープンで既存のバイキングや部屋食、食事処に加え、さらにさまざまなスタイルで食事を提供することができるようになった。

 同館がある盛岡市は、今年1月にニューヨーク・タイムズが発表した「2023年に行くべき52カ所」に福岡市とともに選ばれ、しかもロンドンに次いで2番目に紹介された。盛岡は中心街に歴史的な建物と、川や公園などの自然があり、街歩きを手軽に楽しめるほか、コーヒー店やわんこそば、ジャズ喫茶、書店など文化が根付く街であることが評価され、選ばれた。

 これまでに日本から選出されたのは東京、大阪、京都など世界的にも名の通る大都市で、中核市が選ばれたのは初めて。

【野村 一史】