「ホテルチロリン村」(福井県福井市)を経営 ホテル花山が破産(帝国データバンク調べ)

2023年5月26日(金) 配信

 ホテル花山(福井県福井市)は4月21日(金)、福井地裁に自己破産を申請し、26日に破産手続き開始決定を受けた。帝国データバンクによると、負債は約1億300万円。

 同社は1971(昭和46)年9月に設立されたホテル経営業者。福井市郊外の旧国道158号線沿いに「ホテルチロリン村」を経営していた。

 しかし、ホテル開設資金を銀行借り入れに依存していたほか、建物の老朽化で利用者が減少し、厳しい運営を余儀なくされていた。

 近年は、新型コロナの影響による外出自粛を背景に客足が激減。この間、「代表親族からの借り入れでしのいでいたものの業況は改善せず」(帝国データバンク)、先行きの見通しが立たないことから事業継続を断念した。

韓国・忠清南道、百済文化 韓日交流典開く 大百済典前に旅行業界へ送客促す

2023年5月26日(金) 配信

日韓両国から約100人が集まった

 韓国・忠清南道は5月25日(木)、東京都内で旅行業の業界団体や旅行会社、メディアなどを対象に百済文化 韓日交流典を開いた。9月23日(土)~10月9日(月)に開催するイベント大百済典の一部の公演を披露し、同典への送客を促した。日韓両国から約100人が集まった。

 忠清南道の金泰欽知事は、大百済典で披露する味摩之のお面に日本人と韓国人の顔が表現されていることについて、約1600年前の百済時代に両国がコミュニケーションをとった証とした。そのうえで、「大百済典では日韓の結びつきが強かった当時のようすを再現する。百済文化を通じて、日本と韓国の友情を深めるため、ぜひ送客をお願いしたい」と呼び掛けた。

金泰欽知事

 来賓の全国旅行業協会(ANTA)の駒井輝男副会長は「1600年前ほどから交流した歴史があることに驚いた。ANTAの会員も多く来場しているので、これを機に日韓の絆を深めたい」と語った。

駒井輝男ANTA副会長

 大百済典は忠清南道の公州市と扶余郡で実施される。「大百済、世界と通じる」をテーマに、ドローンやレーザー、花火を用いるオープニングイベント「大百済典成功祈願」からスタート。期間中には、当時を再現したパレードのほか、日本やミャンマーなど百済と交流していた国と合同で公演を行う。

 百済文化 日韓交流典では、大百済典の一部となる日本東京雅楽舞踊団による当時の舞楽「味摩之」を披露。さらに、扶余郡忠南楽団が、百済時代に演奏を行っていたという五楽師を再現した。

日本東京雅楽舞踊団による味摩之

 その後、懇親会を行い、交流を深めた。

東武トップツアーズ、女性活躍推進で「えるぼし認定」3つ星

2023年5月26日(金) 配信

厚労省に女性活躍推進の取り組みが評価された

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)は、女性活躍推進の取り組みが評価され、厚生労働省東京労働局から4月13日(木)付で「えるぼし認定」最高位の3つ星を取得した。評価項目すべての基準を満たしたことで、3つの段階のうち最高位に認められた。

 「えるぼし認定」は、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)に基づき、女性の活躍促進に関する状況などが優良な企業を認定する制度。採用されてから仕事をしていくうえで、女性が能力を発揮しやすい職場環境であるかという観点から5つの評価項目を設定。①採用②継続就業③労働時間などの働き方④管理職比率⑤多様なキャリアコース――の5つの実績を、「女性の活躍推進企業データベース」に毎年公表することが認定の条件とされている。

 同社は今回の認定取得を契機として、女性をはじめとする多様な人財がより積極的に活躍できるよう取り組みを継続して推進。従業員一人ひとりが男女の区別なく、能力や実力を十分に発揮できる労働環境の構築、維持、発展に取り組むとの方針を示した。

人気のホノルルマラソンに参加 ジャルパックがツアー販売

2023年5月26日(金) 配信

今年のホノルルマラソンは12月10日(日)
 ジャルパック(平井登社長、東京都品川区)は5月25日(木)、第51回ホノルルマラソン2023 ジャルパックツアーを売り出した。ホノルルマラソンはハワイの魅力的なスポットを自分のペースで走ることができ、日本人にも人気のマラソン大会。今年は12月10日(日)に開催する。フルマラソンのほか、10キロのラン&ウォークもある。
 
 ツアー参加者は大会前に実施するサンセットランやヨガなど、アクティビティに参加できる。また、大会当日はスタート前やゴール後の休憩にカピオラニ公園内の「JALテント」が利用可能。希望者にはシェラトン・プリンセス・カイウラニホテルからスタート地点付近まで無料送迎もある。このほか、現地専用デスクのアロハステーションで滞在中のサポートが受けられる。
 
 ツアーは5~7日間の日程で、出発日は12月6~9日まで4日間設定。出発地は東京(羽田・成田)、名古屋(中部)、大阪(関西)。

2023年夏休み人気方面ランキング(JTB調べ) 1位は海外「ハワイ」、国内「沖縄」 

2023年5月26日(金) 配信

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 JTBはこのほど、同社商品の申し込み状況などをもとに、2023年夏休み(7月15日~8月31日)の人気方面ランキングを発表した。これによると、海外旅行の予約は定番のハワイがトップで、「欧州など遠方も復活の兆し」(同社)と分析する。

 国内旅行の予約は、前年の約2・5倍と好調。テーマパークと夏祭りの人気が高い。

 海外旅行(添乗員なし)の人気方面は①ハワイ②グアム③韓国④シンガポール⑤台湾⑥オーストラリア⑦アメリカ⑧インドネシア⑨タイ⑩イギリス・アイルランド――の順。出発日のピークは、8月11日(金・祝)で、10日(木)、13日(日)と続く。

 ハワイは家族やハネムーンに加え、夫婦の予約が増加。2位のグアムは子供連れの家族に人気という。3位の韓国は女性グループや家族旅行での参加が増えている。

 海外旅行の添乗員付きツアーでは①イタリア②フランス③中東欧④スペイン・ポルトガル⑤スイス――と欧州が上位を占めた。

 国内旅行の人気方面トップは沖縄。予約の75%以上が4日以上という。2位は、北海道でトマムや函館、富良野を訪れる人が増加傾向にある。

 このほか、「東京ディズニーリゾート®を含む関東や、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを含む関西などの方面も人気急上昇中」(同社)という。

地域課題解決PJ「チャレンジ! つながるニッポン」自治体トライアルコース新設 日本テレワーク協会×パブリンク

2023年5月25日(木) 配信

2者は新たな地域課題解決PJ「チャレンジ! つながるニッポン」を実施している

 日本テレワーク協会(JTA、栗原博会長、東京都千代田区)はこのほど、パブリンク(栫井誠一郎社長、東京都千代田区)と協働で、新たな地域課題解決プロジェクト「チャレンジ! つながるニッポン」に自治体向け無償トライアルコースを新設した。

 同PJでは、ワーケーションに来てほしい地域と、地域でビジネスを開拓したい企業が、ワーケーション×ビジネスで強固につながる国を目指し、国レベルで官民一体となった活動を行っている。

 パブリンクは、長野県で行った「お試し立地チャレンジナガノ!」において、官民共創のノウハウを生かしながら、市町村の課題の磨き上げや、企業の募集・選考、伴走支援などの業務を実施した。2021年度は長野県内の市町村の課題に対して60者・157提案を集める成果を出した。

 同協会は、「長野の事業において大きな成果を出したパブリンクと、30年間にわたって全国のテレワークを普及・促進してきた我われが連携し、事業を推進する」とした。

 応募要領説明会は、5月30日(火)と6月6日(火)の午後1時からZoomで開く。

 来年の1月11(木)~12日(金)には、プロジェクトの参加自治体や企業などが成果を報告する成果発表会として、JTAアニュアルカンファレンスを行う予定だ。

東京都、サービス向上の補助事業申請受け付け コロナ禍からの業況改善はかる

2023年5月25日(木) 配信

補助限度額は1団体またはグループに付き2000万円

 東京都は12月28日(木)まで、観光関連業界団体または観光事業者によるサービスのレベルアップや生産性向上に向けた取り組みを補助する「観光業界における経営課題解決促進事業」の申請を受け付けている。コロナ禍の影響を受けた観光業界に業況改善をはかってもらう。

 補助対象者は都内に事務所を有し、旅行者向けの事業を営む観光関連団体または、都内に営業施設を有する2者以上の観光関連事業者で構成され、中小企業者が2分の1以上を占めるグループ。対象事業はデジタル化や新たなサービスの開発のほか、人材育成に関する取り組みや旅行客獲得に向けた情報発信。補助限度額は1団体またはグループに付き2000万円で、対象経費の3分の2以内となる。

 申請は、東京都産業労働局のホームページに掲載している申請書類を記入のうえ、同局へメールを送付するとともに、国の補助金の電子申請システム(jGrants)または郵送で受け付けている。

鶴雅グループ 洞爺湖に「洸の謌」開業 北国のライフスタイルテーマ

2023年5月25日(木)配信

水のラウンジ

 鶴雅ホールディングス(大西雅之社長、北海道釧路市)は4月28日、同グループ14施設目となる「洞爺湖 鶴雅リゾート洸の謌(ひかりのうた)」を、北海道・壮瞥(そうべつ)温泉に開業した。「北国ならではのライフスタイル」をテーマに、アドベンチャーツーリズムの拠点として、多彩な体験メニューを提供する。

 敷地面積は約5万6千平方㍍、延べ床面積は約9千平方㍍で、北海道電力の旧保養所を取得・改装した西館(3階建て)と、新築した東館(4階建て)からなる。

 全48室で、ほぼすべての部屋から洞爺湖が一望できる。33室に温泉露天風呂を備えるほか、愛犬と宿泊できる部屋も7室ある。アスレチック調の遊び空間があるファミリールームや、壁にアイヌ文様を施し、洞爺湖をかたどったカーペットを敷いた客室、北海道に関連する書籍を集めた部屋など、コンセプトルームも多彩だ。

多彩なコンセプトルーム

 「地域を料理に表現する」をコンセプトとしたレストランでは、フレンチコースや和食会席、鉄板焼が楽しめる。大浴場には露天風呂やオートロウリュ式のサウナもある。館内の鶴雅アドベンチャーベース「SIRI(シリ)」では、洞爺湖の多彩なアクティビティメニューをはじめ、美しい草木と樹木が広がる庭園を楽しむプログラムも提供する。このほか、洞爺湖をイメージした水のラウンジや、火山を題材とした火のラウンジ、洞爺湖や羊蹄山を一望するフォトジェニクな丘「洞爺テラス」なども。

 自然環境への配慮を最重要課題に掲げる同館は、快適な空間を保ちながら省エネに取り組むことで、建物で必要なエネルギーを50%以上削減する「ZEB Ready(ゼブレディ)」を達成している。

 竣工レセプションも

レセプションであいさつする大西社長

 4月25日には、来賓や取引先約80人を招いて、竣工披露レセプションも開催した。あいさつに立った鶴雅ホールディングスの大西雅之社長は「(同館を)地の力を感じる施設」と紹介した。

シニアジョブとオキュラボ、シニアワーカー幸福セミナー開く 企業が追求する意義提言

2023年5月24日(水)配信

セミナーのようす。(右上から)森島肇氏と安彦守人氏

 高齢者に特化した人材派遣業を展開するシニアジョブ(中島康恵社長、東京都新宿区)と、働く人の心身をサポートするオキュラボ(森島肇CEO、東京都台東区)は5月17日(水)、オンラインセミナー「シニアワーカーと人生100年時代のウェルビーイング(幸福)とは」を開いた。高齢化が進んでいることを受け、企業が職場でシニア人材の幸福を追求する意義を提言した。

 シニアジョブ広報部部長の安彦守人氏は、2016年における男性の日常生活に制限のない平均期間を示す健康余命が、01年比で2.74年増の72.14歳。女性が同1.84年増の74.79歳だったことに触れた。そのうえで、「職場で活躍できる期間は伸びている。少子化で労働力が減少するなか、高齢者の採用を軽く考えることは得策でない」と話した。

 森島氏は「シニアの世代でも幸せに働けることを示すことは、若い世代にとって職場の魅力や自身のキャリア設計での参考となる」と話した。

 体力や能力には個人差があることから、「やる気のある人と落ち着きたい人がいるので、両者が互いに否定しない労働環境を整えることが求められる」と述べた。すべての高齢者が幸福を感じられる具体的な就業環境については、仕事内容を年齢を理由に差別しないことや体調不良の際に十分なケアを行うことなどを挙げた。

 また、より幸福を追求する際は、精神や身体、作業、生活背景などさまざまな要素によって変わるため、「多角的に診ることができる作業療法士を活用してほしい」と話した。

名古屋でトルコ共和国建国100周年記念写真展 6月6日から

2023年5月24日(水) 配信

Marmaris マルマリス ©Erdal TÜRKOĞLU(エルダル・テュルクオール)

 トルコ共和国大使館とトルコ共和国文化観光省、トルコ写真芸術連盟は在名古屋トルコ共和国総領事館の協力で、6月6日(火)~6月18日(日)まで、愛知県・名古屋セントラルパーク地下街内セントラルギャラリーで、トルコ共和国建国100周年記念写真展「100 DISCOVERIES あなたの知らない魅惑のトルコ」を開く。壮大な自然と豊かな文化を持つトルコの魅力を日本で紹介するのが目的。

 昨年、国内外に住むトルコ国民を対象に実施した写真コンテストで応募のあった2076点から選ばれた入賞作品100点を展示する。トルコ国民の目線で切り取った作品のなかには、今年2月の地震の被災地で被害を逃れた遺跡の写真なども含まれている。

 同写真展は今年4月の東京展を皮切りに、札幌、今回の名古屋、大阪、広島の全国5都市で巡回展示を予定する。