温泉ファンの拡大へ 「ONSEN騎士団」への入会金を無料化

2019年4月22日(月) 配信

地元の人との交流もONSEN・ガストロノミーウォーキング重要な要素

 ONSEN・ガストロノミーツーリズム推進機構(理事長=小川正人ANA総研会長)はこのほど、同機構の個人会員組織「ONSEN騎士団」への入会金と年会費を無料に変更した。多くの自治体から関心が集まり、「ONSEN・ガストロノミーウォーキング」開催地も年々拡大するなか、会員登録を無料化することで温泉ファンのさらなる拡大をはかる。

 ONSEN騎士団に入会すると、認定証とオリジナルピンバッジがもらえる。入会後は、騎士団向け会員サイト「ONSEN+」を活用し、温泉施設での入浴や宿泊、ウォーキングイベントに参加すると取得できるポイントを集め、ランクアップを目指しながら温泉地巡りなどを楽しむ。「ONSEN+」では、「国民保養温泉地」を中心とした温泉施設の検索や、機構が主催するイベントの検索などができ、マイページで現在のランクを確認しながら、ONSEN騎士団の最高位ONSENグランクロワを目指す。

 同機構関係者は、「ONSEN騎士団がONSEN・ガストロノミーウォーキングに参加したり、ONSEN+で温泉施設を利用することで、全国の温泉地により多くの人が訪ねるきっかけとなることを期待しています」とコメント。併せて、一人ひとりが体験を通じて新たに発見した地域の深い魅力をSNS(交流サイト)などを通じて発信することで、ファンを増やし、温泉地のにぎわいにつなげたい考えだ。

GW特別企画 令和元年を祝う料理を提供 城山ホテル鹿児島

2019年4月22日(月) 配信

ビュッフェイメージ

 鹿児島県鹿児島市の「SHIROYAMA HOTEL kagoshima」(城山ホテル鹿児島、東清三郎社長)は、ゴールデンウイークのスペシャル企画として、2019年4月29日(月・祝)~5月6日(日)まで「令和元年セレブレーションビュッフェ ディナー&ランチ」を実施する。

 新しい元号「令和」の幕開けを華やかに祝うビュッフェを用意。お祝いに相応しいホテル自慢のビーフストロガノフをはじめ、天麩羅やステーキなど和洋食を取りそろえた約30種類がならぶ。前菜からメイン、スイーツまで鹿児島の誇る食材で彩られ、家族がそろって楽しめるラインナップ。ディナーではローストビーフや寿司、サザエのつぼ焼きなど山海の恵みを堪能できる。

GWは新しい時代の幕開けを華やかに祝おう

ゴールデンウイークセレブレーションビュッフェ概要

◆アメジスト(バンケット2 階)

ランチビュッフェ:午後00:30~(最終受付は午後1:00)

 開場 正午00:00~午後2:30

 料金:大人・中高生4千円、小学生2千円、幼児500円、2歳以下無料

ディナービュッフェ:午後6:00~(最終受付は午後7:00)

 開場 午後6:00~8:30

 料金:大人・中高生6千円、小学生3千円、幼児1千円、2 歳以下無料

*料金はすべて税込み

◆特典

 会場では昭和・平成思い出記録展/「令和」記念フォトブース/音楽演奏(ディナータイムのみ)/令和の文字を書いて持ち帰りできる令和書き初めコーナーなどの演出を楽しめる。

予約・問い合わせ

SHIROYAMA HOTEL kagoshima予約デスク

TEL:099-224-2201(午前9:00~午後8:00)

公式サイト:

京都、9割予約取れず GW前半は34%割高に 航空各社の予約状況も9割超え多く

2019年4月22日(月) 配信

西日本は前回調査から引き続き人気に

 観光庁はこのほど、19年4月27日~5月6日のゴールデンウイーク期間の国内宿泊施設における動向調査(民間機関が実施、4月18日時点)を発表した。GW始めの2日間の平均宿泊料金上昇率は197%で、後半の5月2~3日(163%)と比べ、30%以上割高に。予約の取れなかった平均割合は京都が全国で唯一、9割を超えた。全国の同割合は75%で、前回調査(3月25日)から10㌽上がった。

 47都道府県の平均宿泊料金は1万1605円で、前回から約1200円上昇した。GW2週間前と比べ宿泊料金の上昇率は平均159%。予約の取れない上位10位は、前回と同様に西日本に集まり人気が継続している。このほか、GW前半は予約が取りずらいが、後半(5月4~6日)は比較的に予約しやすい状況となっている。

 一方、栃木県は平均金宿泊料金が3万8390円と高騰した。全国で2番目に高い石川県(1万5855円)と比べ、約2・4倍と大きく差が拡がった。観光庁観光産業課によると、「観光資源も豊富で人気がある。GWで満室率が上昇し、比較的単価の高い施設が残ってしまったことが要因ではないか」という。

国交省、主な公共交通機関の予約状況発表

GW前半は9割を超える
GW後半は7~8割を超える予約率が多い

 国土交通省はこのほど、GW期間中の公共交通機関の予約状況を、主要な公共交通機関に対してヒアリングし、とりまとめた。

 航空分野は、国内線は連休前半の下り方面で予約率90%を超える航空会社が多い。連休後半の上り方面は、一部の航空会社で予約率90%を超えているものの若干の余裕あり。国際線は連休前半の日本発便、連休後半の日本着便で予約率90%を超える航空会社が多く、旅行需要の高まりがうかがえる。

GW初日は航空各社でほぼ予約が取れない状況
GW前半と同様に、後半も航空各社で予約が埋まっている傾向

 主要な空港へのアクセスバスや観光地へ行くための貸切バスなどは、まだ予約が取りやすい状況。主要空港周辺のレンタカーは、連休の半ばに予約が集中している。とくに新千歳空港と福岡空港の周辺は非常に混雑し、利用を検討してる人は事前の確認が必要になりそうだ。

 鉄道分野は、JR各社の新幹線が下り方面を中心に4月27日と28日がピーク。一部の路線で予約率が70%を超えている。一方、ほかの交通機関と比較すればまだ空きがあり、連休後半の予約率は6割を下回っている状況だ。

「気仙沼アムウェイハウス(仮称)」建設でにぎわいを

2019年4月22日(月) 配信

気仙沼アムウェイハウス(仮称) イメージ

 気仙沼地域開発(菅原昭彦社長、宮城県気仙沼市)と日本アムウェイ財団(佟嘉楓代表理事)はこのほど、コミュニティ施設「気仙沼アムウェイハウス(仮称)」を19年末を目途に完成させると発表した。気仙沼市が策定し、国の認定を受けた内湾地区まちなか再生計画に掲げる、にぎわいある商業・観光拠点としてのまちづくりを加速させる。

 「気仙沼アムウェイハウス(仮称)」は、シアター設備を備えるコミュニティホールと、スローフードマーケット、ブリュワリー(クラフトビール)で構成される。収益は、地域コミュニティに還元される。また周辺には、既にオープンしているウォーターフロント商業施設「迎(ムカエル)」、公共公益施設「創(ウマレル)」に加え、商業施設(スローストリート)が整備される予定。関係者は、「(施設の完成によって)気仙沼が、これまで以上に人々を惹きつけてやまない、豊かで誇り高い観光拠点として内外から愛されるまちとなることを期待している」と語った。

宮城県気仙沼市内湾地区グランドデザイン

航空券など豪華賞品が当たる!「信州松本エリア周遊!スマホdeスタンプラリー」4月20日から開催

2019年4月22日(月) 配信

信州松本エリア周遊!スマホdeスタンプラリー

 松本広域連合(長野県松本市、塩尻市、安曇野市、麻績村、生坂村、山形村、朝日村、筑北村)は4月20日(土)から7月1日(月)まで、観光スタンプラリーキャンペーン「信州松本エリア周遊!スマホdeスタンプラリー」を開く。スタンプラリーは地域内の観光スポットをスマートフォンを持って巡ることで簡単に参加でき、達成者には抽選で信州まつもと空港発着便の航空券などの賞品をプレゼントする。

スタンプラリー概要

期間:2019年4月20日(土)~7月1日(月)

対象者:スマートフォンを持っている人(Android、iOS)

対象スポット:松本地域各地の指定観光スポット 全13カ所

対象スポット

・国宝 松本城(松本市)

・信州花フェスタ2019メイン会場(信州スカイパーク)(松本市)

・信州まつもと空港 (松本市)

・道の駅「風穴の里」(松本市)

・奈良井宿観光案内所(塩尻市)

・塩尻市観光センター(塩尻市)

・ドライブイン安曇野スイス村(安曇野市)

・八面大王足湯(安曇野市)

・三峰山 山頂(麻績村)

・活性化施設「いくさかの郷」(生坂村)

・慈眼山 清水寺(山形村)

・野俣沢林間キャンプ場(朝日村)

・修那羅石神仏群(修那羅山安宮神社)(筑北村)

参加方法:スマートフォンでスタンプラリーサイトにアクセスすることで参加できる。専用アプリなどは不要で、スマートフォンの標準ブラウザで動作する。スマートフォンの位置情報(GPS)を利用し、指定スポットを訪れるとスタンプが押せるシステムで、必要数のスタンプが集まるとフォームから抽選への応募ができる。

賞品:

スタンプラリー賞品

・A賞「信州まつもと空港発着FDA航空券」2人

・B賞「松本山雅FC希望選手サイン入りユニフォーム」3人

・C賞「松本地域特産品3千円相当」45人

※スタンプ3つでC賞、4つでB、C賞、5つ以上でA、B、C賞すべてに応募できる。

賞品の発送:2019年8月から9月を予定

谷川岳で天空のナイトクルージング、今年は5月10日から

2019年4月22日(月) 配信

 群馬県・みなかみ町観光協会は5月10日(金)から、谷川岳で星を鑑賞する「天空のナイトクルージング」を開始する。今回は4月1日~6月30日まで開催中の群馬プレデスティネーションキャンペーン(プレDC)期間中に春の特別企画も実施する。

 8年前の2011年のプレDCから開始した「星の鑑賞会」は一昨年に「天空のナイトクルージング」に名称変更し、継続して開催してきた。地元の有志で作る「みなかみ星空クラブ」のメンバーが星空ガイドとして同行し、分かりやすく説明する。また、晴れた日にはスマートフォンで月の撮影会を実施する。

 今年は、特別企画として世界的な映像アーティスト・長谷川章氏を招き、藤原雪まつりやノーベル賞のナイトカップでも投影されたD-K(デジタル掛け軸)の演出を行う。残雪が多いという今年は、デジタル掛け軸を残雪に統制する予定で、幻想的な雰囲気が楽しめる。雨天でも室内から鑑賞できるという。

天空のナイトクルージング概要

開催場所:谷川岳ロープウェイ
開催時間:午後7:00~9:00(チケット販売時間午後6:30~7:30)
参加費:大人2,500円(税込) 小学生1,300円(税込)

※ロープウェイ往復代金を含む。
※チケットは6階チケットカウンターで販売し、現金のみ。
※駐車料金が別途500円かかる。
※提携宿泊施設の宿泊客は事前に宿泊施設でチケットの購入を。チケットの提示により駐車場が無料になる。

中部国際空港 GWの国際線予約総数 約3割増で過去最高

2019年4月22日(月) 配信

中部国際空港セントレアの混雑イメージ

 中部国際空港(友添雅直社長、愛知県常滑市)は2019年4月19日(金)、2019年ゴールデンウイーク期間の中部国際空港セントレアを発着する国際線予約状況を発表した。

 予約総数は前年比29・8%増の21万4,600人で、出発旅客と到着旅客、総数ともに過去最高を記録した。出発旅客の方面別では、中国が最多の2万7,500人、次いで東南アジア2万4,600人、韓国1万6,900人。それぞれ定期便の増便による影響が大きいとされる。出発ピークの4月27日(土)の出発旅客数は1万3,300人。ゴールデンウイーク期間における過去最高となる。

2019年ゴールデンウイーク期間中の国際線予約概況

対象期間:2019年4月26日(金)~5月6日(月・振)の11日間

予約数:

 出発 10万8,600人(前年比 133.3%)

 到着 10万6千人(前年比 126.6%)

 総数 21万4,600人(前年比 129.8%)

運航状況:

期間中の合計便数(出発便) 684便(前年比 138便増)

 うち 定期便 650便(前年比 135便増)

 うち 臨時・チャーター便 34便(前年比 3便増)

ピーク日:

(出発)

 第1ピーク 4月27日(土) 1万3,300人

 第2ピーク 4月29日(月・祝) 1万2,700人

(到着)

 第1ピーク 5月6日(月・振) 1万3,100人

 第2ピーク 5月5日(日・祝) 1万2,700人

空港内混雑について:

【顧客向け駐車場】

 4月27日(土)~5月4日(土・祝)は、臨時駐車場も含むすべての駐車場が満車になるおそれがある。期間中に空港利用の際は、公共交通機関の利用を。

【保安検査場】

 検査機器と検査員は十分な数を確保しているものの、多くの利用客が見込まれるため、検査を待つ列が、保安検査場手前から長く伸びるおそれがあるため余裕を持った利用を。

【混雑時間帯】

(出発はチェックインカウンター~国際線保安検査場付近、到着は出口前付近)

出発:午前7時ごろ~午前11時ごろまで、午後3時ごろ~午後4時ごろまで

到着:午前8時~午前10時ごろ、午後3時~午後5時ごろと午後7時以降

中部国際空港19年度ゴールデンウイーク国際線予約状況

方面別予約数(出発旅客数)
運航便数(出発便)
日別予約数

〈旬刊旅行新聞4月21日号コラム〉進むデジタル化  「仕事と休暇は完全に分離したい」派 

2019年4月21日(日) 配信

進むデジタル化 「仕事と休暇は完全に分離したい」派

 
 平成も残りあとわずか。今号の1面では「平成の観光を振り返る」を特集した。平成元年から31年までの年表を作成したが、日本国内も、世界も大きく変わったことを実感する。社会の動きに敏感に反応する観光業界も「激変の時代」と言ってもいいだろう。

 
 平成がスタートした1989年には携帯電話は一般に普及していなかった。デジタル化が進み、IT技術の革新、移動通信システムの飛躍的な進展によって、日常生活も、働き方や旅のスタイルも大きく変わった。あらゆる情報を瞬時に得られ、便利になったと思う反面、「自分と向き合う時間」が少なくなったことを感じる。

 

 
 星野リゾートはこのほど、滞在型リゾートブランド「星のや」の国内5施設(軽井沢、京都、竹富島、富士、東京)で「脱デジタル滞在」を通年で提供すると発表した。「デジタル機器から離れて、各地の自然や地域文化に触れる体験に没頭することで、心身ともにリフレッシュし、豊かな感性を取り戻してほしい」との想いが込められている。宿泊客はパソコンやスマートフォンなどのデジタル機器をチェックイン時に施設に預ける。滞在中はさまざまな体験プログラムも用意されている。

 
 IT依存症を防ぐために、デジタル機器から一定期間離れる「デジタルデトックス」プランを取り入れる宿泊施設も増えてきた。旅館・ホテルやリゾート施設が担う役割の1つとして、今後さらに期待されるだろう。

 
 先日、福島県・芦ノ牧温泉の丸峰観光ホテルに宿泊した。露天風呂付きの客室で、午後3時ごろのチェックインだったが、滞在中は一度もテレビをつけず、スマホもほとんど見なかった。客室の正面には川が流れ、枯山の風情も心地よく、温泉に浸かりながら、久しぶりに自分自身のことを考えた。

 

 
 出張で都市部のビジネスホテルに宿泊するときは、客室に入ると反射的にテレビのスイッチを入れて、スーツの上着を脱ぎ、ネクタイを緩める。一方、リゾートホテルでは、まずは窓辺に歩み寄り、窓の外の景色を確認し、滞在中どのように過ごそうかと思案する。

 
 旅館はその中間で、広縁に座り、川のせせらぎや鳥の声に耳を澄ませながらビールを飲むこともあれば、テレビのワイドショーやスマホ画面でネットニュースをだらだらと見る、自宅とあまり変わらない過ごし方になる場合もある。自分がリピーターになるとしたら、間違いなく前者の旅館の方である。

 
 強制的にチェックイン時にデジタル機器を預けるのではなく、自然にデジタルデトックスの状態になれる宿には、心底から敬服する。デジタル化がさらに進む未来は、振り子の作用で自然の持つ力が今以上に求められると思っている。

 

 
 デジタル化によって、生活も働き方も、旅のスタイルも大きく変わったが、この先、どうなるか不安と期待の両面がある。「ワーケーション」という新しいスタイルも、観光業界に浸透しつつある。「ワーク(仕事)」と「バケーション(休暇)」を組み合わせた造語で、米国で生まれたという。もちろん肯定的な捉え方もあるが、無器用で「仕事と休暇は完全に分離したい」派の私は、「リゾート地で会社とつながるのは地獄よりも辛い」と思うが、少数派なのだろうか。

(編集長・増田 剛)

〈観光最前線〉帰ってきたギターの神様

2019年4月20日(土) 配信

エリック・クラプトン2019来日公演ポスター

 私の一番好きなギタリストであるエリック・クラプトンが、1974年10月の初来日公演から数えて通算22回目、3年ぶりに来日した。

 今回の来日公演は日本武道館での5日間のみで、前売券の発売開始前から追加公演はないとアナウンスされていた。年齢、体力的にも無理のないペースでという配慮もあったのではないだろうか。

 今年3月に74回目の誕生日を迎え、平成最後の年の最後の月に、再び日本の土を踏むことになった。4月1日に発表された新元号が「令和」と聞いて、すぐ頭に思い浮かんだのがこのクラプトンの名曲「いとしのレイラ」だった。

 私は4月20日の武道館最終日に参戦する予定だ。70歳を超え、さらに円熟味が増したクラプトンの泣きのギターをこの胸にしっかりと焼き付けておきたい。

【古沢 克昌】

鈴木体制が始動へ、「より良い形を次代へ」 20年は旅館甲子園と全国大会を同時開催へ(全旅連青年部)  

2019年4月19日(金) 配信

鈴木治彦青年部長

 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会青年部(西村総一郎部長、1255部員)は4月18日(木)に東京都内で、「2019年度第51回定時総会」を開いた。2年間の西村体制が終了し、鈴木治彦氏(岡山県・名泉鍵湯 奥津荘社長)の新体制がスタートした。スローガンは「『Challenge for the future』~より良いかたちを次世代へ~」を掲げた。鈴木新部長は「新元号が令和になり、青年部は50年の周年を迎える。任期中にはラグビーワールドカップや東京オリンピックなど、イベントが数多くある。しっかり着実に取り組み、次につなげられるようにしたい」と意気込みを語った。2020年10月には、第5回旅館甲子園と全国大会を東京で同時に開くと発表した。鈴木部長は「広く一般の方にも旅館の魅力を発信し、雇用創出につなげたい」と説明した。業界関係者が多い従来の「国際ホテルレストランショー」の枠を超えたい狙いもある。

西村総一郎前部長

 西村前部長は「日本は人口減少社会を迎え、国内需要が減少する。オリンピックなどで訪日客に『日本のおもてなし』を素晴らしいと思ってもらう必要がある。鈴木体制は現体制を引き継ぎ、ますます活発になると思っている」と期待を語った。

 来賓の第3代青年部長の小田禎彦氏は「青年部の力を合わせて日本を活性化させてほしい」とエールを送った。

 鈴木部長の新体制は重点事業として3つの柱を設けた。「雇用の安定と確保」、「旅行離れが進む若年層への旅の魅力発信事業」、「現代のさまざまな環境にマッチした全国大会の実施」で、とくに「雇用の安定と確保」は、喫緊の課題として取り組む。業界の労働環境改善に取り組み、人材流出を防止を目指す。

 総会後は第1回県部長サミットを実施した。観光庁観光産業課の鈴木貴典課長と出入国管理庁在留管理課の伊藤純史調整官、第21代青年部長の山口敦史氏が、「特定技能の在留資格に係る制度」の概要とポイントについて講演した。