トリップアドバイザーの口コミで選ぶ、世界の人気エアライン2018を発表

2018年4月10日(火) 配信 

シンガポール航空が1位に

トリップアドバイザーはこのほど、昨年から発表を始めた、「トラベラーズチョイス™ 世界の人気エアライン2018」を発表した。シンガポール航空が世界1位となり、日本のベストエアラインには日本航空(JAL)が選ばれた。JALは、世界のベストエアラインランキングでも4位となっている。世界のトップ10には、日本航空(4位)を含めアジアから4社が選ばれ、ほかの地域に比べて最多数の選出となった。

 今年は世界各国から69の航空会社が受賞。世界のベストエアラインランキングのほか、7つの地域と、ビジネスクラスなどの4つのカテゴリー別での発表も行った。

 シンガポール航空CEOのGoh Choon Phong(ゴー・チュン・ポン)氏は「アワードを受賞できたのは、シンガポール航空がグローバルレベルで通用する航空会社であるために常日ごろから取り組む、全世界にいる何千ものスタッフのたゆまぬ努力の結果だと思う」と述べた。

 日本のベストエアラインに選ばれたJALの赤坂祐二社長は、「JALグループでは、『世界で一番お客様に選ばれ、愛される航空会社』を目指し、すべてのお客様が常に新鮮な感動を得られるような最高のサービスの提供を追及している。これからも世界中の旅行者にJALを選んでもらえるよう、サービス品質の向上に取り組んでいく」と語った。

※ランキングは下記のURLからも閲覧可能

世界のベストエアライン トップ10

1位 シンガポール航空 (シンガポール)

2位 ニュージーランド航空 (ニュージーランド)

3位 エミレーツ航空 (アラブ首長国連邦)

4位 日本航空 (日本)

5位 エバー航空 (台湾)

6位 サウスウエスト航空 (アメリカ)

7位 Jet2.com(イギリス)

8位 カタール航空 (カタール)

9位 アズールブラジル航空 (ブラジル)

10位 大韓航空 (韓国)

世界のベストサービスエアライン(クラス別)

ベストファーストクラス: シンガポール航空 (シンガポール)

ベストビジネスクラス: カタール航空 (カタール)

ベストプレミアムエコノミークラス: ニュージーランド航空 (ニュージーランド)

ベストエコノミークラス: シンガポール航空 (シンガポール)

アジアのメジャーエアライン ― 受賞航空会社

シンガポール航空 (シンガポール) ― ベスト

日本航空 (日本)

エバー航空 (台湾)

大韓航空 (韓国)

全日空 (日本)

ガルーダ インドネシア (インドネシア)

アシアナ航空 (韓国)

タイ国際航空 (タイ)

キャセイ パシフィック航空 (中国)

チャイナ エアライン (台湾)

ベトナム航空 (ベトナム)

アジアのローコストエアライン ―受賞航空会社

インディゴ (インド) ― ベスト

シティリンク (インドネシア)

アジアのリージョナルエアライン ―受賞航空会社

ヴィスタラ (インド) ― ベスト

タイ スマイル (タイ)

バンコク エアウェイズ (タイ)

エア アスタナ (カザフスタン)

ロイヤル ブルネイ航空 (ブルネイ・ダルサラーム国)

シルクエア (シンガポール)

アジアのベストサービスエアライン(クラス別)

ベストビジネスクラス: エバー航空 (台湾)

ベストプレミアムエコノミークラス: エバー航空 (台湾)

ベストエコノミークラス: シンガポール航空 (シンガポール)

【調査方法】

 同ランキングは 2017年2月~2018年2月の約1年間にトリップアドバイザー上に投稿されたエアラインの口コミの数と評価をもとに、独自のアルゴリズムで集計しランキング化したもの。今年で2回目の発表となり、世界各国から69のエアラインが「トラベラーズチョイス™ 世界の人気エアライン2018」に選出された。

サンリオハーモニーランドに体験型アトラクションが新登場!

2018年4月10日(火) 配信

4月23日(月)スタートの「サンリオキャラクターヒルズ」

サンリオキャラクターパークのハーモニーランド(大分県速見郡日出町)は、4月23日(月)から体験型アトラクション「キャラクターヒルズ」をスタートする。「ポムポムプリン」、「シナモンロール」、「ぐでたま」、「KIRIMIちゃん.」など人気サンリオキャラクターの魅力あふれるフォトスポットやゲームで、家族で楽しめるアトラクションとなっている。

 参加者はまず、入り口で「ゲームパス」と「カメラパス」の2種類のICカードを受け取る。アトラクション内は4エリアに分かれており、ICカードをかざして遊ぶ。それぞれのエリアで撮影した写真は出口で購入もできる。

 以下、各エリアのアトラクションを紹介する。

①「みんなのおうちごはんⅠ」(ぐでたま)

ぐでたま(ゲーム1種類、フォトスポット「ぐでたまのベーコンエッグディッシュ」)

ゲーム:「ぱかっとたまご割りゲーム」

 画面上部から落ちてくるたまごが「たまご割りポイント」を通過するタイミングに合わせてボタンを押して、たまごを割るゲーム。たまごを割ると、いろいろなぐでたまメニューが登場する。

②「みんなのおうちごはんⅡ」(KIRIMIちゃん.)

KIRIMIちゃん.(ゲーム1種類、フォトスポット「KIRIMIちゃん.のあつあつ鍋」)

ゲーム:「おいしくたべてね♥定食パズル」

 画面に表示されたメニューに合うキャラクターを選んで、定食を完成させるパズルゲーム。制限時間内に、定食をたくさん作ろう。

③「プリンガーデン」(ポムポムプリン)

ポムポムプリン(ゲーム2種類、フォトスポット「プリンハウス」、巨大ポムポムプリンなどのオブジェ)

ゲーム1:「プリンとミルクdeまぜまぜプリンシェイク」

 足元の「ポムポムプリンの足跡(フットスイッチ)」をたくさん踏んで、ジューサーを回してプリンシェイクをつくるゲーム。

ゲーム2:「フルーツもぎもぎ!プリンアラモードづくり」

 果樹園でフルーツを収穫して、フルーツたっぷりのアラモードをポムポムプリンにごちそうしよう!画面をタッチして、落ちてくるフルーツを収穫するゲーム。

④「お空の遊園地」(シナモン)

シナモン(ゲーム1種類、フォトスポット「シナモンの空中観覧車」、「空中散歩」)

ゲーム:「雲のおかたづけ」

 「お空の遊園地」を飛んでいるシナモン。画面の雲をタッチして、遊園地を隠してしまう「いたずら雲」を動かしていくゲーム。

 最後は、まるで空を飛んでいるような「空中散歩写真」を記念写真に撮影できる。各エリアで撮った写真を購入すると、Webからデータのダウンロードもできる。

「トリックアート」で空を飛んでいるような写真に

施設概要

住所:大分県速見郡日出町藤原5933

tel:0977-73-1130

Fax:0977-73-1130

Visaが「京都国際観光大使」に就任

2018年4月10日(火) 配信

任命式のようす

世界200の国と地域で電子決済の事業を展開するビザ・ワールドワイド(安渕聖司社長、東京都千代田区、以下「Visa」)は、4月4日(水)、「京都国際観光大使」に就任した。任命式は世界遺産の二条城「桜の園」で開かれ、門川大作京都市長から安渕社長に任命証が交付された。

 就任にあたり安渕社長は「世界的な観光都市である京都市からこのような機会をいただいたことは、大変光栄。今後、世界中からますます多くの訪日外国人観光客が日本を訪れることが予想されるなか、さらに京都の魅力を世界に向けて発信、観光の振興に貢献する」と述べた。

 「京都国際観光大使」は、世界に向けて京都の魅力を発信、PRすることを目的に2011年4月に京都市が創設した。これまでに58人、8団体が任命されている。  

 Visaは、15年12月に京都市と「地域活性化包括連携協定」を締結。京都市と一体となって地域活性化推進に取り組み、観光消費の拡大や地域の買い物環境整備などに関するさまざまな施策を実施してきた。

 同社は、「今後、京都国際観光大使として、外国人観光客があまり訪れていない地域などと連携したイベントを企画、観光スポットの開発や観光客の分散化などの取り組みを通じて、地域の魅力を世界に発信していく」とコメントしている。

古民家活用のあるべきカタチを求めて (東京・小石川大正住宅の例)

2018年4月10日(火) 配信

インタビューに答えてくれた、所有者である根木隆彰・豊子夫妻。
近隣珈琲焙煎店とコラボしたドリップコーヒーも、ユーザーから好評を博す

 2013年、国内の空き家数は820万戸。総住宅数に占める割合は13%。内訳を見ると「賃貸用の住宅」が5割強を占め、世帯が長期不在などの「その他の住宅」が続く(4割弱)。話題の民泊は前者の運用に焦点を据えたもの。利活用の難しい物件が多いことも事実で、すべての空き家に活路がある状況ではない。世相やライフスタイルの変化によって居住困難になる住宅をどう活用するか? 東京都文京区、東京ドームにも近い一等地に建つ“小石川大正住宅”を例に挙げる。【謝 谷楓】

コミュニティに喜ばれる古民家として保存したい

 大正初期に建造された“小石川大正住宅”。純木造建築で、窓枠にはアルミサッシがなく、高度経済成長期の昭和感をまったく感じさせない造りが特徴だ。所有者である根木隆彰さんが生まれ、高等学校1年のとき1972(昭和47)年まで実際に住んだ家でもある。その後空き家や貸家となったが、1989(平成元)年ごろから、絵描きや能楽の稽古場として利用されるようになる。経緯について隆彰さんは次のように答えてくれた。

 「引退した父親が、趣味を楽しむための空間となりました。現役時代は銀行に勤めていたのですが、昔の銀行員は付き合いの関係もあり、さまざまな趣味を持つのが当たり前だったようです。先輩から能を習うよう勧められ、結局60年以上続けました。蓮阿弥(れんあみ)を流祖とする宝生流の先生に師事していました。稽古場といっては大げさかもしれませんが、定年退職後はここで、人に教えてもいました。私の結婚時には、修築して住むことも検討したのですが、新しいものがもてはやされるバブル期だったこともあって実現しませんでした。それが功を奏したのでしょう。大正時代の雰囲気を留めることができたのです」。

小石川大正住宅の外観(写真提供=所有者) 個展や海外ブランドの展示会スペースとしても活用されている

 1935(昭和10)年、母方の祖父ら一家で住み始めた住宅は、東京大空襲の難からも逃れることができた。B29爆撃機の落とす焼夷弾によって、火は路地一本隔てた向こう側まで及んでいたという。

 「関東大震災でも倒れませんでした。基礎がとてもしっかりしていたのです。2013年に耐震診断を行い、15年に改装したのですが、専門家からも手を加える必要はないとのお墨付きをもらいした」。

 保存時に懸念したことは、近隣コミュニティとの関係だ。古く寂れたままでは不安を与えてしまう。近隣住民にも喜ばれる保存方法を模索するなか、いくつかの建築事務所に改装を打診した。

 「父も亡くなり、私自身の定年退職が近づくなか、東日本大震災が起きました。いよいよダメかと思い来てみるとしっかり建っている。その姿を目の当たりにして、残してあげたいという思いが芽生えたのです。それなら近隣住民の方にも喜ばれるものが良い。百年先のことを考えると、地域にとって価値ある古民家であってほしいと考えたのです。縁があって、近所に事務所を構える一級建築士事務所 REIKA/NARITA Architectsにお願いすることとなりました。改装時には近所の方も気にかけてくださり、取り壊しになると考え残念がる方もいたほどです。改装後には貸事務所や催し事の利用場所にと声を掛けてくれる方も出てきました。住宅街ということもあり、興味を示す子供も多いですね」。

 “小石川大正住宅”は近隣コミュニティにとって、地域の歴史文化を象徴する存在としても認められている。

小石川大正住宅〈住所〉:〒112-0002 東京都文京区小石川1丁目11−3

人と出会い交流する場に

 “小石川大正住宅”は現在、レンタルスペースの仲介サイト、スペースマーケットを通じ時間単位で貸し出されている。改装後から利用したいという問い合わせが相次ぎ、江戸文化の関連イベント、能楽など、NPO法人や近隣住民らが主催するイベントを月1回ほど行うこととなる。一方、20―30人が集う催事は100年経つ純木造建築にとっては大きな負担に。役立つことは喜ばしいものの、保存したいという本来の目的も果たしたい。悩むなか、利用者とのマッチングをサポートする仲介サイトを知ることとなる。

 「写真撮影やポスターの背景、CDジャケット、映画・演劇ロケ地など、海外含めさまざまな分野のアーティストの作品の一部となっています。皆さん目的意識がしっかりしているので、気持ちよく貸し出すことができています。申し込み時に用途を伺ったうえで注意事項を伝えるなど、当方からのお願いごとも理解したうえで使ってもらえています」。

 貸し出す際のモットーは、無理をしないこと。運営者である自身の考えや、建物の状況とも相談しつつ、できる範囲内で要望に応えてきた。注目すべきは世相に適した運営スタイルだ。バブル期の90年代には利用が難しかったが現在ではさまざまな作品の一部分として活用されている。30年ほどの間に、古いものに対する価値観が大きく変化し、古さ=文化という考えが浸透した結果といえる。昭和感のない“小石川大正住宅”はこの世相にピッタリマッチした物件といえよう。

 「サイトに掲載してから1年ほど。写真撮影がメインのためリピーターは少ないのですが、利用者と出会う度に発見があり、セカンドライフの活力となっています」。

 所有者のライフスタイルに適した運営が実現されていることも特色の1つ。根木さんにとってここは利益を追求するための商材ではなく、人と出会いバイタリティが生まれる場なのだ。

地域の歴史や文化を発信

 民泊も含めた、物件や建物のシェアリングエコノミーは、文化と商い2つの側面を有し、いずれを主眼に据えて運営するかによって建物の持つ意味も変わってくる。例えば、農泊といった地域特有の生活を体験する場として活用する場合には、宿泊場所となる建物も文化的側面が強調されることとなる。ローカルに根付く風習を知る対象として、建物は機能するからだ。一方、遊休資産として捉え運用に徹すれば、建物は商材としての意味合いが濃くなる。

 仲介サイトを利用するユーザーは自身の需要に見合う物件を探すため、物件運営者は建物のコンセプトを明確に示す必要がある。保存を大きなテーマとする“小石川大正住宅”はまさに、文化的側面を前面に押し出すことで、創作需要を持つアーティストらの取り込みに成功した例といえる。

 残念ながら、同住宅の改装費は非公表。費用面での実例は示せないものの、地域の歴史や文化を発信する場として古民家を有効活用できる点は参考としたい。シェアリングエコノミーでは、宿泊分野への注目が高いが、時間貸しという選択があることも忘れてはいけない。地方行政や観光協会が地銀と協力して、古民家にギャラリーやイベントスペースとしての役割を持たせれば、空き家再生と文化事業を融合させることもできる。地域の特色やマーケティングといった需要把握作業は必須で手間だが、大型のハコモノを作る前に、あるものを有効活用するというシェアリングエコノミーの思想は、無視し難い世相となっている。

全国における、空き家の種類別空き家数の割合(平成25年)
※総務省統計局の資料を基に、旬刊旅行新聞編集部が作成した

〈旬刊旅行新聞4月11日号コラム〉人気観光地の異変 混雑の激しさと接客態度の低下…

2018年4月10日(火) 配信

人気観光地の混雑激化とサービス低下は日本各地にも……

 旅先での食事は大きな楽しみの1つだ。

 メインは夕食だろう。長い旅の1日を振り返りながら、美味しいお酒とともに、地元産の食材や珍味を口にすることは、旅の醍醐味の一つである。

 いつもとは違う旅先の客室で目覚め、自分が旅人であることを認識する瞬間も素晴らしい。そして、旅先の朝食も、夕食に匹敵するほど、魅力的だ。

 近ごろは、「朝ごはん」にこだわる旅館やホテルも増えてきた。野菜や果物などの新鮮さや、炊き立てのお米、焼き立てのパン、絞ったばかりのフレッシュジュース、挽きたてのコーヒー、バターやジャムなどの〟こだわり〟が、夕食以上に意識されやすいのも朝食の特徴だ。

 夕食や朝食に比べ、旅の途中の昼食は重きを置かれないことも多いけれど、旅の成否を大きく分けることが多々ある。とくに日帰り旅行では、昼食は主役級である。

 そんな旅の重要な部分を占める昼食ではあるが、団体旅行でなければ、食事処やレストランを予約しないケースが多いのではないか。その日の宿泊施設や、遊ぶ場所、観光名所に立ち寄る計画は立てても、昼食は「旅先でどこかいい店があったらそこに入ろう」「途中、美味しそうな店があれば、そこに決めよう」というパターンが多い。旅の成り行きに任せてしまう、といった扱いだ。

 しかし、旅の途中に「雰囲気が良くて、美味しい店」は、そうそう見つからないものだ。道路脇や駅周辺の飲食店は自宅の近所にもあるチェーン店がほとんど。「せっかく旅に出ているのだから、ここにしかないローカルな店を探そう」と力んでしまうと、いつのまにか山道に入っていたり、郊外に出ていたりという経験は1度や2度ではない。結局、どこにも店が見つからず、空腹のまま旅の目的地に着いてしまうこともある。

 一方、人気観光地内であれば、飲食店はひしめくほどあるので、「そぞろ歩きしながら店を選べばいい」と考えてしまう。

 最近、人気観光地の異変が少々気になっている。それは飲食店の混雑の激しさと、接客態度の低下に対してだ。もともと、「観光地の飲食店は高い」というイメージがあるし、実際そうである場合が多い。とくにメイン道路に面している店は、近年の外国人観光客の爆発的な増加によって、その混雑度は一層激しくなっている。観光客がひっきりなしに入って来るので、経営努力をあまり必要としない幸運? な店も、なかにはある。

 平気で1時間くらい待たせる店も少なくない。それだけならいい。客が店に入って来ると、自分たちが忙しくなるので、無視したり、露骨に嫌な顔をする店もある。         

 バブル期に旅行作家の野口冬人さんが、ある温泉地の旅館経営者から「お客さんを上手く断る方法を教えてほしい」などと相談され、「憤りを覚えた」とおっしゃっていたことを、ときどき思い出してしまう。客を捌く姿勢が端々に感じられると、「また行きたい」と思うはずがない。人気観光地の驕りは、旅行者にすぐに伝わる。通りにはたくさんの観光客がいても、割高な料金設定と劣悪なサービスの店が並ぶ観光地は、寒々しく映る。

 難しい問題だが、にぎわう観光地が陥りやすい落とし穴である。

(編集長・増田 剛)

〈観光最前線〉駅直結のサイクリング拠点

2018年4月10日(火) 配信

1Fパース図

 茨城県土浦市のJR土浦駅ビルに3月29日、日本最大級のサイクリング拠点「りんりんスクエア土浦」がオープンした。駅に直結したサイクリング拠点施設は全国初。

 施設はシャワーや更衣室、最大190台までの駐輪場を完備するほか、サイクルショップやレンタサイクル、カフェなどのサイクリングを楽しむための設備が充実する。館内にはコンシェルジュが常駐し、サイクリングコースや土浦の観光スポットなども案内してくれる。

 JR土浦駅は、全長180キロのサイクリングロード「つくば霞ケ浦りんりんロード」の中心地点。首都圏からの玄関口の1つであり、周辺の誘客や情報発信の拠点となって、サイクリング初心者から愛好者まで幅広い層の来場に期待が高まっている。

【長谷川 貴人】

地方の魅力やこれからを語り合う場を 「蔵前Local Lounge」を開始

2018年4月10日(火) 配信

ゲストハウス「Little Japan」 東京都台東区

Little Japan(柚木理雄社長、東京都台東区)とフラクタル(亀岡勇人社長、東京都台東区)は、地方自治体の魅力や課題について語り合う場「蔵前Local Lounge」を開始した。4~5月は、兵庫県養父市のイベントを予定する。

 同イベントは、自治体の担当者が地域の魅力や現状、課題を来場者にプレゼンテーションし、ワークショップを通して意見交換を行う。首都圏の生活者との関係構築による観光誘客や特産品販売、ふるさと納税の促進、地域の課題などを新たなアイデアによって解決に導いていくと意気込んでいる。

 単一の自治体が継続的に開催することが難しい首都圏でのPRイベントを、同社が実現。首都圏での開催により、地域で革新的な事業に取り組む地域イノベーターや、首都圏在住の地域に関心がある人、訪日外国人への地域からの直接的な情報発信などを目的とする。

 今後は全国の地方自治体を対象に展開し、地域と首都圏生活者のコミュニティの形成を目指す。

フラクタルの概要

所在地: 東京都台東区蔵前1 -7-7アイランドビル2 7F

代表 : 亀岡勇人

設立 : 2011年2月1日

事業内容: マーケティング事業、クリエーティブ制作事業、店頭プロモーションメディア製品事業、デジタルプロモーション企画・制作事業、商品開発・ブランディング事業、シティプロモーション事業

Little Japanの概要

所在地: 東京都台東区浅草橋3-10-8

代表 : 柚木理雄

設立 : 2017年2月6日

事業内容: 地域と世界をつなぐゲストハウス「Little Japan」、地域創生コンサルティング

日本旅行、「観光列車 ながまれ海峡号に乗ろう」を発売中

2018年4月10日(火) 配信

季節によっては、いさり火も車窓から眺められる

日本旅行は現在、赤い風船企画商品「観光列車 ながまれ海峡号に乗ろう」の2018年度(5月~10月)催行分を売り出している。

 「ながまれ海峡号」は、津軽海峡の美しい車窓と地元の食材を生かした料理、沿線の人々によるおもてなしを楽しめる道南いさりび鉄道(北海道函館市)の観光列車。沿線地域の人々と連携し、2016年から運行されてきた。今年は、沿線地域の魅力を楽しんでもらうというコンセプトはそのままに、提供する食事やスイーツにさらなる工夫を加え、かつよりリーズナブルな価格設定を行った。

2018年度「観光列車 ながまれ海峡号に乗ろう」 概要

設定日:

5月12日(土)・26日(土)

6月9日(土)・23日(土)

7月7日(土)・21日(土)

8月11日(土)・25日(土)

9月8日(土)・22日(土)

10月13日(土)・27日(土)

行程:

函館(午後3:51発)-木古内(午後5:40着/6:22発)-函館(午後7:47着)

商品概要

函館:

 函館スイーツの銘店「プティ・メルヴィーユ」の、お酒にも合うスイーツ(焼き菓子・予定)

木古内:

人気のイタリアンレストラン「どうなんde’s」の、名物塩パン付きパスタセット

茂辺地(北斗市);

 地元漁協・農協ご協力の、旬の海産農産品による豪快な「いさりび焼(駅ホームでのバーベキュー)」

車内サービス:

車内では木古内の銘酒「みそぎの舞」をはじめ、ワイン・ビール(北海道限定サッポロクラシック)などの酒類、ソフトドリンク、土産を販売。

旅行代金・座席:

座席は4人掛けのボックス席とロングシートがあり、ボックス席は2~4人で、ロングシートは1人から予約できる。また座席には海側席と山側席がある。

ボックス席
 4人で利用<山側席>9800円 <海側席>1万800円 
 3人で利用<山側席>1万300円<海側席>1万1300円
 2人で利用<山側席>1万800円<海側席>1万1800円

ロングシート(1~4人)
<山側席>9800円 <海側席>1万800円

※1人料金。大人・子供同額

募集人員:

1列車で最大50人(最少催行人員2人)

申込み:

全国の日本旅行・日本旅行北海道・日本旅行東北・日本旅行サービス・日本旅行OMCトラベルの各支店、日本旅行の商品を取り扱う提携販売店ならびにインターネットで販売。

〈出番です〉下町でふれあい観光を 町家の保存・再生も

2018年4月10日(火) 配信

(一社)米子観光まちづくり公社 理事長
川越博行さん

 下町風情が色濃く残る鳥取県米子市で、観光ガイドや町家の保存・再生事業などに取り組む米子観光まちづくり公社が4月1日に発足した。建築士や不動産業者、ブロガー、陶芸家など米子のまちづくりに関心が深い15人が出資し設立。市観光協会が運営してきた「米子下町観光ガイド」を公社が引き継ぎ、有料化に移行。名称も「城下町米子観光ガイド」と一新した。

 江戸時代からの町家をリノベーションした事務所も灘町にオープン。観光客用の休憩処や和文化体験スペースも設け、〝まちなか観光の拠点〟としてスタートさせた。

 理事長の川越さんは元県職員。約6年前から米子でボランティアガイドを始めた。現役時代は観光畑ではなかったが、出向先でコンベンション誘致に奔走した際、「自然や食、温泉は全国どこにでもある。ここにしかない魅力を具体的に語る重要性を痛感した」と振り返る。地域の魅力を深堀する着眼点を得たのはそのときだ。

 「例えば豪商・鹿島家はその昔、米子城小天守の解体修理に多額の資金を拠出し、御礼にしゃち鉾が贈られた。それが今でも無造作に中庭に置かれているのが米子の歴史のすごいところ」と語る。一方で、「現状はいわゆる外観見学だけのツアーになってしまうことも多い」とし、4月からの新しいガイドツアーでは、基本コースは設けるが、内容などは臨機応変に対応する。

 「案内先でお客様と地元の人がふれあう。満足度を高めるにはそれしかない」と、極力ふれあいの場面を設ける予定だ。

 公社ではガイド事業と同時に、近隣の町家の保存や活用策など相談窓口も常設する。「町家の減少に何とか歯止めをかけたい。調査の結果、約700棟の町家があることがわかった。町家が残る城下町の姿を守っていきたい」。実際、公社の事務所となった町家も取り壊される寸前だったという。

 「今後はガイド養成のほか、タクシーやバス運転手などを含めた地元全体での観光に対する意識改革も重要。外国人観光客のガイドも積極的に行っていきたい」と意気込む。

 

ANAインターコンチ万座、新ラウンジを6月にオープン

2018年4月10日(火) 配信 

大海原に沈む夕日など雄大な眺望も満喫できる広々としたラウンジに

ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート (総支配人ビヨン・クラージェ、沖縄県恩納村、客室数397室)は2018年6月17日(日)に、クラブインターコンチネンタルラウンジを新たにオープンする。

 クラブインターコンチネンタルとスイートの宿泊客専用の特別ラウンジで、沖縄最大級の広さを誇り、145席を設ける。沖縄本島随一の景勝地である万座毛を望む雄大な景色、東シナ海に沈む美しい夕日を270度のパノラマビューで楽しめる。ラウンジでは、専用のダイニングルームで用意する朝食やリフレッシュメント、アフタヌーンティー、イブニングカクテルや本格的なコーヒーを提供する。ライブラリーやアートギャラリー、テラスにはソファ席を用意し、寛ぎの空間を演出した。チェックアウト後も利用可能なシャワールームを完備し、旅の締めくくりまで快適に過ごせるようにした。

 同ホテルは09年4月に、ラグジュアリーリゾートとして大規模なリニューアルを実施した。今回のラウンジのデザインは、世界的に著名なデザイン会社、Hirsch Bedner Associatesが担当。デザイン責任者である若狭明宏氏は、「新たなラウンジは南国の花や葉が生い茂り、その隙間からさす木漏れ日の中にある秘密の入口。廊下の先には海や白い砂浜に通じる景色が広がっている。南国の風景や万座毛、深い海の青、サンゴ礁をイメージした鮮やかな配色を施した」と振り返った。

宿泊のオンライン予約: 

クラブインターコンチネンタルラウンジ概要

・サービスタイム

 朝食(午前7時~午前11時)、リフレッシュメント(午前11時~午後2時)、アフタヌーンティー(午後2時~午後4時)、リフレッシュメント(午後4時~午後5時半)、イブニングカクテル(午後5時半~午後7時半)、リフレッシュメント(午後7時半~午後9時半)

・利用時の特典

 専属コンシェルジュによる観光情報の案内や各種予約代行サービス、専用ラウンジでのチェックイン・チェックアウト、滞在中2点までの洋服の無料プレスサービス、Wi-Fi高速インターネット無料アクセス、098から始まる県内通話無料サービス

施設概要

施設名: ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート、クラブインターコンチネンタルラウンジ

階層:2階   

営業時間:午前7時~午後10時半

広さ:360平方㍍

席数:145席(2カ所のテラス席を含む)

エリア:コンシェルジュ、ダイニングルーム、リビングルーム

料金:クラブインターコンチネンタルルームとスイートの宿泊客専用ラウンジ。その他の部屋での宿泊客は追加料金が発生する。 ※料金は季節や部屋タイプにより異なる。