機能強化を最優先 田村明比古新社長が意気込み語る

2019年6月27日(木) 配信

(左から)夏目前社長と田村新社長

 成田国際空港(NAA、夏目誠社長)は6月25日(火)、取締役会を開いた。新社長に前観光庁長官の田村明比古氏が正式に就任した。社長の夏目氏は相談役に就く。同日の就任会見で田村新社長は「観光立国を推進するために、成田空港の発展が必要不可欠だ。羽田やアジアの空港との路線獲得競争が激しさを増している。ハード面とソフト面で機能強化とリテール部門の強化に取り組み、選ばれる空港を目指す」と意気込みを述べた。

 具体的には、3本目の新滑走路を新設するほか、B滑走路の延伸や施設の増設、LCC(格安航空会社)路線などを中心とした新路線の拡充、エンターテインメント施設の導入を挙げた。このうち、新滑走路については2020年代半ばの運用開始を目指す。

 また、新路線の拡充については、首都に次ぐ第2の都市に向けた路線や国内線LCCに注力する。「航空需要における伸びしろの大部分はLCCが占める。LCCが使いやすい空港運営をする」との考えを示した。

 羽田空港との関係性については「羽田空港は相互に補完する関係と競争する関係もあり複雑。着陸料が一緒なら羽田空港を選ぶ状況だ」と着陸料の見直しについても触れた。

 田村新社長は観光庁で長官を務めた経験を踏まえ、「成田空港は観光としての役割を発揮できると考える」と観光資源のひとつとして活用したい考えだ。

 夏目前社長は、空港入場時の検問廃止やLCCに伴う第3ターミナル新設などの実績を振り返った。「課題解決と解決の方向性に道筋をつけられた」と社長を務めた7年間を総括した。田村新社長については「経験と見識、能力が豊富なのでリーダーシップを持って邁進してほしい。さらなる機能強化で、成田空港の発展に寄与してくれるだろうと思っている」とエールを送った。

御朱印×御酒飲で“見て集めて楽しい” “飲んで集めて楽しい”体験を

2019年6月27日 (木) 配信

福井の酒蔵を巡って、銘酒ラベルを集めよう

 福井・永平寺周遊滞在型観光推進委員会は7月1日(月)から、酒蔵周遊「御酒飲帳」めぐりをスタートする。昨年から参加蔵数を拡大。今年は福井県内7市3町の29蔵が参加し福井の地酒の魅力をPRし、福井ファンを増やす。

 旅行者は、参加蔵元のデータや特産のおつまみなどを紹介した冊子を片手に、福井の酒蔵や観光スポットを周遊する。各酒蔵で1千円以上の買い物をするともらえるオリジナルラベルとスタンプを集めることで、自分だけの「御酒飲帳」をつくることができる。また、巡った蔵の数に応じて笏谷石の盃など地酒にまつわるプレゼントが当たる。

 事務局の福井市おもてなし観光推進課では同イベントを県内で既にスタートしている「越前三名城御朱印」企画と併せてPRし、「御朱印×御酒飲」が楽しめるルートを提案している。同課の職員は、「公共交通機関を使って、福井の観光をしながら各蔵を巡ってもらうのが一番の楽しみ方です。御朱印×御酒飲で福井を周遊し、“見て集めて楽しい”“飲んで集めて楽しい”を体験してみませんか」とPRする。

 「越前三名城御朱印」は、福井県内に残る「丸岡城(坂井市)と、越前大野城(大野市)、一乗谷朝倉氏遺跡(福井市・一乗谷城)の3城で、オリジナル御朱印が受けられる企画。なかでも戦国時代に朝倉氏が築いた山城「一乗谷城」の遺構や、武家屋敷と職人等の町屋を復原した町並を見ることができる一乗谷朝倉氏遺跡は、今年5月に日本遺産にも認定された、県内でも大注目の史跡だ。

一乗谷朝倉氏遺跡(一乗谷城) 御朱印

「御酒飲モデルコース(JR越美北線 ver)

1日目:

午前中、各地から福井へ=昼食、福井県産そば粉 100 %使用「あみだそば」 (駅西口すぐ 。越前おろしそば)=酒蔵 【常山酒造】と柴田神社散策=午後1:20、福井駅東口 バスのりばから一乗谷朝倉特急バス乗車=午後1:40、 復原町並下車 一乗谷朝倉氏遺跡と資料館散策=一乗谷レストラントでcafe デザート=午後3:46、一乗谷駅=午後3:49、越前東郷駅着、【毛利酒造 】と【 安本酒造 】、東郷町並散策=午後5:49 、越前東郷発=地元で愛されている東郷駅前「 トックリ軒 」 で名物ひね鳥を食べる=午後6:03 福井駅。ホテルチェックイン、 駅前散策、食事へ

2日目:

 午前9:08、福井駅発=午前10:05、越前大野駅着。大野 「 まち歩き 」をしつつ 【 真名鶴酒造】【南部酒造】、【宇野酒造】、【源平酒造 】、越前大野城 、御清水 を巡る。 昼食はうおまさ cafe など=午後3:06、越前大野駅発=午後4:03 、福井駅着。

酒蔵周遊「御酒飲帳」めぐり 概要

期間:7月1日(月)~20年3月10日(水)

御酒飲帳配布場所:

参加蔵元、福井市観光案内所「ウェルカムセンター」、えい坊館、永平寺町観光案内所、勝山市ジオターミナル、大野市観光協会など

参加蔵元(予定)

福井市:

伊藤酒造・越の磯・田嶋酒造・常山酒造・西岡河村酒造・舟木酒造・美川酒造場・毛利酒造・安本酒造・吉田金右衛門商店・力泉酒造

永平寺町:黒龍酒造・田辺酒造・吉田酒造

大野市:宇野酒造場・源平酒造・南部酒造場・真名鶴酒造

勝山市:一本義久保本店

坂井市:久保田酒造・坪三酒造

あわら市:あわら女将の会

鯖江市:加藤吉平商店・豊酒造

越前市:片山酒造

越前町:朝日酒造・丹生酒造

南越前町:畠山酒造・堀口酒造

実施期間:7月1日(月)~2020年3月10日(火)

プレゼント

全蔵制覇賞:笏谷石・越前焼・越前漆器いずれかの盃

全蔵制覇証明証(越前和紙)を応募者全員に進呈

10蔵制覇賞:地酒2本セット

エリア制覇(5エリア)賞:福井特産おつまみセット

ペアリング賞:御酒飲帳オリジナルノベルティグッズ

プレゼント応募方法:

スタンプページの写真を撮って専用ウェブサトへ応募するか、スタンプページを切り取りの上、住所・名前・年齢・電話番号を記載し、封書にて郵送

応募先・問い合わせ先:

福井・永平寺周遊滞在型観光推進委員会事務局(福井市おもてなし観光推進課内)

住所:〒910-8511 福井市大手3丁目10-1

TEL:0776-20-5346(平日午前8:30~午後5:15)

「温泉むすめ」を観光庁が正式に後援 温泉地の啓蒙活動など評価

2019年6月27日(木) 配信

秩父 美祭 © 温泉むすめ/Enbound, Inc.

 エンバウンド(橋本竜代表)はこのほど、展開する「温泉むすめプロジェクト」に観光庁からの後援が正式決定したと発表した。これまで行ってきた地方都市でのイベント活動や温泉地の啓蒙活動が評価されたという。

 温泉むすめは、日本全国の温泉地をキャラクター化して、アニメーションや漫画、ゲームなどのメディア展開を行い、声優やキャラクターによるアイドル活動を通じて全国に“癒し”と“笑顔”を与え温泉の魅力を世界に発信していく地域共生・活性クロスメディアプロジェクト。現在100以上のキャラクターおり、2017年のスタートから約2年間の間で、13道府県、20カ所以上で地域でイベントを開催した。今年もすでに熱海温泉(静岡県)や飯坂温泉(福島県)でのイベントが決定している。

「七彩の風 浜の路 臨江庵」オーシャンビューの離れがオープン

2019年6月26日(水) 配信

「calme(カルム)」部屋からの眺め

 久美浜温泉で人気の老舗旅館「七彩の風 浜の路 臨江庵」(京都府京丹後市)はこのほど、庭と温泉がついた離れ「calme(カルム)」をオープンした。400平方㍍の敷地内に1棟のみがたたずむ完全プライベート空間となっており、久美浜湾の眺望を一人占めできる。

 テラス含む96平方㍍の客室に加え、久美浜湾に面した広々とした庭園やテラスで自由に過ごせる。また、大きな窓から久美浜湾の眺望を楽しめるオーシャンビューの半露天風呂も用意されている。現在、7月12日(金)までのオープン記念モニタープランを開催している。

七彩の風 浜の路 臨江庵」概要

所在地:〒629-3422 京都府京丹後市久美浜町湊宮1589

アクセス:京都丹後鉄道 小天橋駅から送迎

TEL:0772-83-1096

客室数:8室 

チェックイン:午後3:00から

チェックアウト:午前10:00まで

札幌プリンスH 親子で楽しめるプラレールルーム宿泊プラン

2019年6月26日(水) 配信

部屋イメージ

 札幌プリンスホテル(高木邦男総支配人、札幌市中央区)はこのほど、鉄道玩具「プラレール」(発売元:タカラトミー)の60周年を記念し、プラレールを部屋で遊べる「プラレールルーム宿泊プラン」を売り出している。

 札幌プリンスホテルタワー開業15周年とプラレール60周年を記念して、プラレールを使用した「遊び」と「学び」をコンセプトにしたコラボレーションルームを、1室限定で家族向けに用意した。客室にあるプラレールを家族で組み立て、遊ぶことができる。

部屋では西武鉄道「Laveiw(ラビュー)」などのプラレールで遊べる

 プラレールは、遊び方を規定しない自由に工夫して遊べる必要十分の性能を備えている。この「自由度の高さ」がプラレールの大きな魅力の1つ。家族で一緒に組み立て、遊ぶことで子供が遊びながら学べる、楽しめる空間を提供する。

「プラレールルーム宿泊」プラン概要

販売期間:2019年6月20日(木)~9月30日(月)

料金:1室4人利用時

 1人1万5,648円から(消費税・サービス料込み)※3人も利用可能

内容:1泊室料、朝食(大人2人、子供2人)、子供用ぬりえ付き

 ※客室内にプラレールセットやプラレール図鑑、プラレールはじめてDVDがある

 チェックイン午後2:00/チェックアウト午前11:00

「札幌プリンスホテル」ホームページ

ヒマラヤの奥地にある村に電力を届けるための旅 ブッキング・ドットコム、世界中の「サステイナブルな旅」を発表

2019年6月26日(水) 配信

今夏は「サステイナブルな旅」を

 ブッキング・ドットコム・ジャパン(アダム・ブラウンステイン代表)はこのほど、サステイナブルな旅・経験ができる世界各地の旅先を発表した。ヒマラヤの奥地にある村に持続可能な電力を届けるための旅や、東南アジアの貧困層を支援することにつながるアクティビティ、コロンビア原産の動植物の保護活動となるジャングルツアーなど、世界中にある「サステイナブルな旅」をまとめた。

 同社が行った調査結果から、「2019年は昨年よりもサステイナブルな旅をしたい」と答えた人が半数以上(55%)*と、滞在地やそのコミュニティにポジティブな影響を与えたいと思う旅行者が増加している背景を受け、今回発表するに至った。

 ※下記で、各種取り組みを行うそれぞれ企業は、過去3年間に「ブッキング・ブースター・アクセラレータープログラム※」に参加した、旅行関連のスタートアップ(『』で記載)

ネパール

▽希少なトレッキング体験を楽しむ半面、人身売買被害者女性から学び 撲滅に貢献する体験

SASANE Sisterhood Trekking and Travel

 「ネパールのユニークな景観と伝統を心ゆくまで体験するなら、『SASANE Sisterhood Trekking and Travel』の現地ガイドと共に地方の山村へ足を運んでみるのがおすすめ」(同社)。

 同企業では、ネパール国内でも比較的旅行者の少ない地域へのトレッキングやツアーを提供している。すべてのガイドか、かつて人身売買の被害を受けた女性。手作りの食事を楽しんだり、現地の職人から伝統のカゴづくりや醸造技術を学べるだけでなく、地方コミュニティにおける人身売買や性差別による暴力、児童婚などの撲滅に貢献することができという。

▽人里離れた地域でのホームステイや現地文化体験を通してネパール女性を支援

Panauti Community Homestay

 『Community Homestay Network』もまたネパールの企業のプラットフォーム。主に人里離れた地域で、コミュニティ・ベースのホームステイや文化的な体験・ツアーを通して女性を支援することに力を入れている。

Community Homestay Network

 カトマンズから30㌔ほどの場所にあるパナウティ・コミュニティ・ホームステイなど、伝統的な家屋に暮らす家族と一緒にホームステイをするだけでなく、ホストファミリーにネパール料理を習ったり、サンセット・バイクツアーに参加することもできる。

 「どのようなレベルの冒険がお好みでも、現地コミュニティに貢献しつつ、人里離れた土地で自分にあった旅のオプションがきっと見つかるはず」(同社)。

インド

▽トレッキング参加で参加者自らが山奥のコミュニティに発電装置を届け電力をサポート

Global Himalayan Expedition

 『Global Himalayan Expedition』が企画する数日間のトレッキングツアーの1つには、参加者自身がインドでもとくに険しく原始的な地形の土地を歩き、電気の通っていないヒマラヤの村々に持続可能な太陽光発電装置を届けるものがある。ツアーを通じて、人々の暮らしを変え、今後も旅行者たちが訪れることができるようにしている。

 持続可能な電力があることで、これらの村では旅行者を迎え入れやすくなり、新たなビジネス機会や収入源を手に入れることができるようになる。

Hidden Heaven- Apple Orchids Homestay

 同社の取り組みによって電気を手に入れた村にある、太陽光発電を取り入れた「マウンテン・ホームステイズ・アップル・オーチャード・ステイ」では、ザンスカールの渓谷や周囲の山並みの美しい景色を楽しむことができる。このほか、現地のオーガニック食材でできた食事を堪能できるだけでなく、土地名産の銅製品について職人から学ぶこともできる。

▽インド奥地の伝統や食文化を学び、地方コミュニティをサポート

NotOnMap – H2O House

 もう少しハードルが低めの旅がしたい場合や、約2週間も旅行に費やせないという人には、『NotOnMap』の取り組みがおすすめ。

 同社によって現地の人々とつながることで、「過小評価されていたり、社会的に弱い立場にある地方コミュニティをサポートしながら、インドのユニークな文化や伝統の保護活動に参加することができる」という。

 木々や渓流に囲まれたゲストハウスNotOnMap – H2Oハウスなどの伝統的な家屋での滞在などを通して、インド奥地の伝統や食文化を満喫できる体験を旅行者に提供している。

NotOnMap – H2O House_room

東南アジア

 東南アジアの国々は世界中の旅行者から長い間人気を集めてきたが、オーバーツーリズムに陥る地域も出てきた。ただ、過小評価されている人々やコミュニティを支援したり、彼らの文化や伝統を発信したり、未来の世代も楽しめるよう文化伝統を保護したりするスタートアップ企業が東南アジア全体あるという。

 「タイのスパでのマッサージや、クアラルンプールの高級レストランを予約時には、これらのオプションも選択肢に入れ、他国文化への理解を深めたり、旅を通して世の中の役に立つような体験を、推奨している」(同社)。

▽ジャワ伝統の弓レッスン、手彫りスタンプ作成を通して現地コミュニティに還元

Backstreet Academy

  『Backstreet Academy』はピア・トゥ・ピアの旅行プラットフォーム。東南アジアの発展途上国にある、英語が話せなかったり、テクノロジーを活用する手立てがない貧しい現地コミュニティの支援をしている。

 ユニークな旅行の体験を企画し、現地の伝統や文化を紹介したりして得た利益のうち、多くの額が現地コミュニティに還元されている。 Backstreet Academyを通して体験できるアクティビティには、ジャワ伝統の弓のレッスンや、手彫りスタンプのワークショップなどがある。

▽伝統文化体験を通してタイの文化遺産を消失を防止

Hivesters_dance

 『Hivesters』は、タイ最大の都市で楽しめるタイならではの体験を掲載するプラットフォーム。伝統のダンスや香水作り、バンコクの街でのストリートフード・ワークショップなど、文化的なアクティビティを楽しみたい旅行者を、現地の人々とつなげることで文化遺産の消失を防止している。

Hivesters

▽オープンハウスを通してマレーシアで暮らす難民の生活再建をサポート

Picha Eats

 『Picha Eats』は、マレーシアに暮らす難民の生活再建を目的としたフードビジネスを行っている。オープン・ハウスのプログラムを通して、難民家族の家を訪れ、手作りの伝統料理を楽しんだり、彼らの経験や文化について学ぶことができる。

コロンビア

▽ジャングルツアーを通してコロンビアの自然保護にコミット

Awake

 政治的な安定を取り戻し、美しい自然をはじめ人々や文化が世界中で急速に再認識されているコロンビア。その特殊さを目にするための旅も注目を集めつつあるという。

 『Awake』は大自然を満喫しつつ、コロンビア原産の動植物など、生物の多様性の保護活動に役立つような体験を提供している。

 現地のホストとともにコロンビアの自然保護に尽力し、ホストと旅行者をつなげている。 3日間のジャングルツアーでは、アマゾンの色彩豊かな動植物を目にしたり、アンデス山脈の合間をパラグライディングしたりと、さまざまな要望や予算に対応した持続可能なオプションを用意している。

▽伝統の保護や平和の大切さを感じる内容を現地コミュニティと共同で体験

IMPULSE Travel

 『IMPULSE Travel』は、自社プラットフォームを通して200を超えるツアーやアクティビティを掲載。コロンビアの現地コミュニティの支援や伝統の保護のほか、国や人々の魅力を旅行者に伝える活動をしている。

 同社では、メデジンのコーヒーショップ巡りや、ナトゥラル・エル・コクイ国立公園での3日間のトレッキングなど、現地コミュニティが自身で伝統を発信・保護し、「平和の大切さを伝えられるような体験を提供している」という。

南米&南極大陸

▽ここでしか体験できないインクルーシブな冒険を通して現地ガイドや職人をサポート

Keteka_dance

 観光を通じて現地のガイドや職人が公平な収益を得られるようにと、元平和部隊の隊員2人が設立した『Keteka』。中央・南アメリカをはじめ、南極大陸へのオーダーメイドツアーや体験も提供している。

 Keteka以外で体験できないアクティビティは、すべてインターネット上で即時予約ができ、先住民族のコミュニティの生産性向上や、大陸でもあまり知られていない場所へ、より均等に旅行者が訪れるようにする活動を行っている。

Keteka

 トレス・デル・パイネ国立公園へのツアーや、アタカマ砂漠で現地の天文学者が夜空に関する古代の謎を説明する、星を眺めるツアーなど、旅先のコミュニティに貢献できるアクティビティを提供している。

▽身体に不自由のある旅行者も参加できるインクルーシブな体験

Wheel the World_on the way to the top

 『Wheel the World』では、ユニバーサルツーリズムを提供している。身体に不自由のある旅行者でも参加できるトレッキングや体験を用意し、アドベンチャーツーリズムにおけるアクセシビリティの問題解決に取り組んでいる。

 車イスでマチュ・ピチュの頂上まで登ったり、イースター島のモアイ像を見にいくなど、同社ではあらゆる人々が障害の壁を乗り越えて人気の目的地へ訪れられるよう活動を行っている。

Wheel the World

  *調査はブッキング・ドットコムによって、世界18の市場で合計1万8,077名(日本、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、インド、インドネシア、イタリア、メキシコ、オランダ、韓国、スペイン、台湾、イギリス、アメリカから各1千人以上、イスラエルから883人)を対象に独自に行われたもの。アンケート回答者については、成人であり、過去12カ月に旅行をした、または旅行に行く計画をしていることが条件

ブッキング・ブースター・アクセラレータープログラム

 今後に大きく期待できるスタートアップ企業を支援するために同社が実施するアクセラレーター・プログラム。2017年から毎年約3週間にわたって同プログラムを行い、サステイナブル・ツーリズムに携わる10社のスタートアップ企業を招く。

 同プログラムは、さまざまなレクチャーや体験型のワークショップ、コーチング・セッション、そしてブッキング・ドットコムが設立した計200万ユーロ(約2億5千万円)の基金から提供される最大50万ユーロ(約6千万円)の支援金をかけた最終プレゼンによって構成されている。

 すべての参加スタートアップ企業には同社による1年間のメンタリングとコーチングをはじめ、同社のイノベーションに関する取り組みやテストに協力する機会を提供し、各社の成長を後押している。

Ctripが高知県と外国人観光客の拡大など促進する協定を締結

2019年6月26日(水) 配信

(左から)尾崎知事、裴General Manager、蘇代表

 Ctrip(孫潔CEO、中国・上海)はこのほど、高知県と海外からの誘客などを促進するべく「高知県の国際観光の振興に向けた連携と協力に関する協定」を結んだ。外国人観光客の拡大を目指す。同社が九州と中国、四国地方と連携協定を締結するのは高知県が初めて。また、西日本と連携協定を締結するのは大阪観光局についで2番目となる。

 協定の締結は高知県庁舎の応接室で行い、尾崎正道知事と上海携程商务有限公司の裴培(ペ・バイ)General Manager of Japan Destination Marketing&Strategic Partnerships、蘇俊達(ソ・シュンタツ)Ctripグループ日本代表の3人が出席した。

 尾崎知事は「Ctripと協定を締結できてとても嬉しい。この協定を通して、高知県への観光客が増えてほしい」と外国人観光客の拡大に期待を込めた。蘇代表は「協定を締結することで、多くの外国人観光客に高知県の美しい風景など魅力を知ってもらいたい」とコメントした。

連携協定に基づく主な取り組み

(1)中国市場などでの高知県のプロモーション
(2)高知県の宿泊施設、観光地、商業施設などへの海外からの送客促進
(3)高知県内における旅行者の満足度の向上
(4)マーケット分析
(5)高知県と中国各地の文化、旅行関係組織との交流
(6)そのほか、必要と認める観光振興

ジェットスター セントレアの新設旅客ターミナルに移転決定

2019年6月26日(水) 配信

第2ターミナルは駐車からのアクセスが良く、車利用に便利

 ジェットスター・ジャパン(片岡優社長、千葉県成田市)は6月25日(火)、中部国際空港セントレアの使用ターミナルを9月20日(金)から供用開始する第2ターミナルに移転すると発表した。ターミナル移転決定の発表を記念し、6月26日(水)正午から6時間限定の特別セールを実施する。

 第2ターミナルは、ファストトラベルやスマートセキュリティを実現する最新の機器を導入し、高い利便性を確保するつくりとなる。チェックインカウンターに、LCC向けターミナルとして国内初となる「自動手荷物預入機(セルフ・バッグ・ドロップ)」や、検査準備を複数名が同時に行い、保安検査の待ち時間を短縮できる「スマートレーン」などを導入し、乗客の手続き時間を短縮して搭乗までの負担を軽減する。

 また、第2ターミナル内は出発フロア・到着フロアともに段差が少なく、移動の負担が軽減されている。駐車場からもアクセスが良く、車で空港まで移動する利用客にも便利だ。

移転に伴い、国際線の旅客施設使用料がお得に

 なお、使用ターミナルの変更に伴い、6月25日(火)以降発券する中部国際空港発便(国際線)の旅客施設使用料は、以下の通り変更となる。

■旅客施設使用料(税込)

国際線ご出発にあたり 変更前 変更後
大人1名 小人1名 大人1名 小人1名
旅客施設使用料 2,570円 1,290円 1,280円 640円

※国内線の旅客施設使用料は、当面現行のものから変更なし

※小人料金は2~11歳のお客様に適用。座席を利用しない幼児(2歳未満)は無料。座席を利用する場合、小人料金が適用となる

 一方、9月20日(金)以降に出発する国際線利用で、6月24日(月)までに購入された人には差額を払い戻す。詳細は「ジェットスター・ジャパン」ウェブサイトのライブチャットから。

本日6月26日(水)正午から特別セールを実施

特別セールのキャンペーンイメージ

名称:スーパースターセール★名古屋(中部)スペシャル

対象路線:名古屋(中部)路線

セール運賃:片道1,990円(エコノミークラス「Starter」片道運賃)~

 ※座席数、曜日限定

セール販売期間:2019年6月26日(水)正午~午後6:00(日本時間)

 ※完売次第終了。販売期間は延長する場合がある。

搭乗期間:

国内線:2019年9月25日(水)~12月19日(木)

 ※10月10~15日はセール対象外

国際線:2019年7月2日(火)~12月11日(水)

 ※7月17日~9月24日、10月11~15日はセール対象外

※上記搭乗期間内でもセール運賃が適用されない日・フライトあり

セールページ:

JTBグループ会社、ハワイ初のAudio AR型日本語ドライブ音声ガイドアプリの提供開始

2019年6月26日(水) 配信

ハナイワのイメージ

 米国ハワイ州にあるJTBのグループ会社・JTB Hawaii, Inc.は、2019年2月に資本業務提携を行ったShaka Guide, LLC(本社:米国ハワイ州、共同創業者:Andrew Fowers/以下SG)と共同開発した、ハワイ州初のAudio AR 型日本語ドライブ音声ガイドアプリ「オアフ・サークルアイランド・ツアー」のサービスを開始した。レンタカー利用のリーピーターを想定して開発された音声ガイドアプリは、新しいハワイの楽しみ方を提案してくれそうだ。

 このアプリは、現実世界に音声を付加するAudio AR (AR: Augmented Reality =拡張現実) とスマートフォンのGPSの位置情報を活用し、利用者が見ているものに対して「音声」や「音響」による独自のサービスを提供する。また、事前にダウンロードしておくことでインターネット接続ができない環境でも利用でき、あらかじめ設定しておいた場所に近づくと自動的に日本語の音声ガイドや音響が再生される仕組みだ。

 音声ガイドの内容は、定番の観光名所や穴場スポット、ハワイの文化や伝説、雑学、冗談などが盛り込まれている。ナレーションは臨場感あふれる音響効果にもこだわり、旅行気分をさらに盛り上げてくれる。「オアフ・サークルアイランド・ツアー」の販売価格は600円で、今後はオアフ島南部やカイルア地区、ハワイ島など対応エリアを拡大する予定。

 ドライブアプリを開発した背景には、日本人リピーターの増加に伴い、定番観光スポット以外を訪れたいという声の高まりと、交通が不便なところも手続きが簡易的なレンタカーを利用して個々の目的を達成したいという旅行者が増える見込みであることが挙げられる。利用者にはハワイをより知ってもらうとともに、地域住民や自然環境などへの悪影響を最小限に抑えることも目指している。さらに、ハワイ州で深刻な課題となっている観光ガイドの高齢化や人手不足を解決することも期待される。

利用イメージ1
利用イメージ2

「オアフ・サークルアイランド・ツアー」紹介動画:

SG社、ドライブアプリの概要

 2016年創業で従業員は10人。おもに米国人向けにAudio AR型英語ドライブ音声ガイドアプリを開発・販売。創業以来ハワイ州主要4島(オアフ、マウイ、ハワイ、カウアイ)で10ツアー以上を開発・販売しており、25万件以上のアプリダウンロード実績をもつ。Appストア(英語版)の評価は4.9と、オアフ島観光アプリNo.1評価を獲得している。

国内最大級のカブトムシドーム 7月6日、プレオープン

2019年6月26日(水) 配信

カブトムシと触れ合える

 上信越自動車道・佐久平ハイウェイオアシス「パラダ」(長野県佐久市)内の平尾山公園内で7月6日(土)、「カブトムシドーム」がプレオープンする。本格的な特別公開は、7月20日(土)の予定。期間中は、放し飼いにされた数百頭のカブトムシが、木々の間を飛び交う自然のようすを観察でき、実際にカブトムシにふれあうことができる。ただし、ドーム内のカブトムシの採(持ち帰り)はできない。

 国内最大級の「カブトムシドーム」は、直径18㍍と14㍍、高さ16㍍の巨大なドームをつなげたネット状の施設。平尾山とその周辺に生息する昆虫の保護と育成、観察を目的とし、主にカブトムシの飼育・観察に使われている。

 また園内には、昆虫について学べる施設「昆虫体験学習館」もあり、生きている世界最大のカブトムシ、ヘラクレスオオカブトとふれあえるコーナーや、平尾山公園に生息する虫たちの標本をはじめ、日本や世界各国のさまざまな昆虫の標本を展示。昆虫をテーマにした「イベント」や「体験プログラム」なども行われている。

「カブトムシドーム」特別公開 概要

開催日時:7月20日(土)、午前9:00~

見学期間:7月6日(土)~8月18日(日)、午前9:00~午後5:00

※7/6からプレオープン予定。生育状況が遅れることもあり、オープンが延期される場合がある。

場所:上信越自動車道 佐久平ハイウェイオアシス「パラダ」

   平尾山公園内 「カブトムシドーム」

見学料金:無料

駐車場:無料 700台