〈観光最前線〉忌野清志郎も愛したカレー

2019年6月12日(水) 配信

グランドジョイアル吉祥寺店と限定メニューの「すき焼きカレー」

 山梨県・石和温泉の老舗旅館「糸柳」直営のカレー専門店「グランドジョイアル吉祥寺店」が、2019年5月29日にグランドオープンした。

 ジョイアルカレーの新店舗は、夜は美味しいカレーだけでなく、お酒も飲めるバル形式の新業態店だという。これは楽しみだ。同店では、神田カレーグランプリ2018で準グランプリを受賞したジョイアルカレーが食べられる。

 糸柳の内藤修也社長と親交が厚く、同館の常連客でもあったあの忌野清志郎さんが開発段階から携わり、妥協のない美味しさを追求した社長手作りのオリジナルカレーだ。

 内藤社長がホテルマンの修業をしていた20代のころ、尊敬する先輩シェフが作る究極のカレーと出会い、そのカレーの味を追い求め何度もレシピを塗り替えて、現在の味に辿り着いた。

【古沢 克昌】

比叡山の夜景と庭園散策 8月に比叡山ナイトバスツアー実施

2019年6月11日(火) 配信

比叡山からの夜景

 比叡山延暦寺や京阪グループなどで構成する比叡山振興会議はこのほど、ふもとより約5度涼しい標高800㍍の比叡山から京都・大阪・滋賀の夜景を満喫する「比叡山プレミアムナイトバスツアー」の実施を発表した。開催日は2019年8月3日(土)、10日(土)、17日(土)、24日(土)の4日間。歴史・文化・自然に加え、比叡山ならではの涼と美しい夜景を満喫できる観光ルートが楽しめる。

 これは、官民一体となって推進する「ナイトタイムエコノミー」の一環として企画したもの。滋賀県大津市内やおごと温泉、京都市内の宿泊者を主なターゲットにしている。JR大津駅、おごと温泉駅を発着点に、奥比叡ドライブウェイと比叡山ドライブウェイを通って比叡山を縦走する約4時間のバスツアー。18年12月の初開催に次ぐ第2弾で、夏開催は初めて。今回は、琵琶湖の幸が楽しめる食事付きのツアーとなっている。

 同バスツアーでは、今年3月にリニューアルした「峰道レストラン&展望台」でマジックアワー(日没後に数十分程体験できる薄明の時間帯)に、琵琶湖の夕景や琵琶湖の食材を使った食事が楽しめる。そのうえ、キャンドルでライトアップされた比叡山頂「ガーデンミュージアム比叡」の庭園散策や、京都府・滋賀県の府県境にある「登仙台」から眺める、京都・大阪・滋賀の1千万ドルの夜景を楽しめる行程となっている。

企画の概要

ガーデンミュージアム比叡のキャンドルライトアップ

名称:比叡山プレミアムナイトバスツアー

開催日:2019年8月3日(土)、10日(土)、17日(土)、24日(土)

行程:

 午後4:10 JR大津駅(JR京都駅から琵琶湖線で9分)~

 午後4:50 JRおごと温泉駅(JR京都駅から湖西線で21分)~

 ⇒峰道レストラン&展望台(マジックアワーの滋賀・琵琶湖の夕景と琵琶湖の食材を使った食事)

 ⇒ガーデンミュージアム比叡(山頂からの夜景とキャンドルライトアップされた庭園散策)

 ⇒登仙台(京都・滋賀の府県境から京都・大阪と滋賀・琵琶湖の夜景を見比べ)

 午後8:30 JR大津駅~

 午後9:00 JRおごと温泉駅

料金:1人6千円(税込)※子供料金あり

予約方法:江若交通株式会社 貸切バス旅行センター

 TEL:077-573-2708(受付午前8:30~午後5:30)

 ※予約は運行当日の午後1時までにお願いする

主催:江若交通株式会社

協賛:比叡山振興会議

後援:公益社団法人びわこビジターズビューロー、公益社団法人びわ湖大津観光協会、みーつ びわ湖・大津 実行委員会、おごと温泉観光協会

※悪天候時は催行を中止する場合あり

※詳細は、京阪電車主要駅などで配布するパンフレットなどから確認できる

琵琶湖ホテルでは、同バスツアーがセットになった宿泊プランを用意している。詳しくは、琵琶湖ホテルのホームページから確認をお願いする。

ガーデンミュージアム比叡 キャンドルライトアップイベントの概要

名称:ジャルダン・デ・ルミエール ~光の庭園~

内容:庭園と陶板画を、キャンドルとイルミネーションでライトアップ。ロマンチックな夜が演出される。またカフェテラスからは琵琶湖、京都市街の夜景が一望。

開催日:2019年7月27日(土)~8月25日(日)の土日祝と、

 8月8日(木)、8月13日(火)~16日(金)

時間:日没 ~午後8:30(入園は午後8:00まで)

場所:ガーデンミュージアム比叡(比叡山頂)

料金:大人(中学生以上)1,200円、子供(小学生)600円

比叡山振興会議 公式ホームページ

比叡山・びわ湖<山と水と光の廻廊> 

岩木山の標高1625㍍にちなみ、令和1年6月25日にイベント実施へ

2019年6月11日(火) 配信

津軽富士とも呼ばれる岩木山

 青森県弘前市では令和元年(1)年6月25日(火)に、岩木山の標高1625㍍と同じ数字が並ぶ記念の日として、イベント「岩木山1625大作戦」を岩木山で開く。

 同イベントでは、山頂で登山者全員による乾杯や限定御朱印の授与など、さまざまな企画を行う。津軽富士とも呼ばれる岩木山は太宰治が小説「津軽」で、「十二単を拡げたようで、透き通るくらいに嬋娟(せんけん)たる美女」と讃えている。

 平成元年6月25日(日)にも開いたイベントが、弘前市岩木地区の地域おこし協力隊プロデュースのもと、30年ぶりに復活する。

イベント概要

津軽岩木スカイライン無料開放
 岩木山8合目まで上る津軽岩木スカイラインを無料開放する。
日時:6月25日(火)午前8時から午後5時まで(最終入場:4時)
※マイクロバス・大型自動車の運行、リフト乗車は通常料金

1625に乾杯!
 午後1時6分25秒に、岩木山山頂にて岩木山の水で乾杯する。
乾杯のために使用する岩木山の水ペットボトルを登山者へプレゼント。
日時:6月25日(火)午後1時6分25秒
※午後0時45分までに岩木山山頂に集合
※事前申し込み不要

夢のタイムカプセル開封
 平成元年6月25日(日)に岩木山で開催された「おやまのてっぺんカーニバル」で埋設されたタイムカプセルを開封する。
日時:6月25日(火)午後2時30分ごろ
場所:岩木山8合目 休憩所

1625特別版「御朱印」授与
 岩木山山頂及び岩木山神社で、希望者へ1625特別版「御朱印」(朱印料300円)の授与をする。
(1)岩木山山頂
日時:6月25日(火)午前10時から午後3時まで
場所:岩木山山頂 岩木山神社奥宮

(2)岩木山神社(百沢)
日時:6月1日(土)から30日(日)
場所:岩木山神社

限定の御朱印(イメージ)

みんなでつくる「こぎん刺し」展
 津軽地方に伝わる刺し子である「こぎん刺し」は、麻布の補強と保温を目的に作り出されたものだが、その幾何学模様の美しさから国内外に多くの愛好家がいる。約440人が作成した900枚を超えるこぎん刺しをつなぎ合わせたタペストリーを展示する。
日時:6月25日(火)から8月30日(金)まで
午前8時30分から午後5時まで※土日祝は休館
場所:岩木庁舎2階ラウンジ

岩木山1625写真展
 「岩木山」もしくは「1625」にちなんだ写真を展示する
日時:6月25日(火)から7月31日(水)まで
午前9時00分から午後5時まで ※土日祝は休館
場所:岩木さんぽ館(嶽温泉)

RINGOMUSUME「1625」イベント応援ソング
 弘前を拠点に活動するダンス&ボーカルユニット「RINGOMUSUME」の3rdアルバム「FOURs」収録曲「1625」が、岩木山1625大作戦の応援ソングになった。

RINGOMUSUMEのメンバー
岩木山1625大作戦 - 弘前市
http://www.city.hirosaki.aomori.jp/jouhou/keikaku/1625daisakusen.html

京都ブライトンホテル「朝活プラン」7月と9月に開催

2019年6月11日(火) 配信

退蔵院 庭掃除体験

 京都ブライトンホテル(林惠子総支配人、京都府京都市上京区)は、7月21日(日)と9月22日(日)に開く2つの朝活プランを売り出す。

 第1弾は「“退蔵院”での朝のお勤め体験」だ。臨済宗大本山「妙心寺」の塔頭「退蔵院」で、坐禅や朝のお勤めや法話の体験ができる。坐禅や掃除などの特別体験を終えたあとは、退蔵院の茶室でミシュラン星付き精進料理店「阿じろ」の朝粥膳を食べられる。

 そして、第2弾は「世界遺産“天龍寺”早朝 坐禅体験」だ。普段は大勢の人で混み合う嵯峨嵐山の世界遺産「天龍寺」を貸し切り、心静かに寺でゆっくりと過ごせる坐禅体験プランとなっている。

朝活プラン第1弾「“退蔵院”での朝のお勤め体験」

退蔵院 法話体験

開催日程:2019年7月21日(日)※宿泊は7月20日(土)から1泊

スケジュール:

午前7:00~午前7:15 ロビー集合 ジャンボタクシーで退蔵院へ

午前7:30ごろ 退蔵院到着

午前7:30~ 坐禅体験と法話、廻廊の雑巾がけと境内のお掃除

午前8:30~午前9:00 朝食(茶室にてミシュラン星付き「阿じろ」の精進料理と共に枯山水庭園を楽しめる)

午前9:15ごろ 退蔵院出発

午前9:30ごろ ホテル着

※交通事情により上記時間を変更する場合がある。

料金:1人 2万4千円~(2人1室利用の場合)

プラン内容:1泊朝食付き(退蔵院の茶室にて「阿じろ」の朝粥膳)、前日からの1泊、寺までの送迎付き

朝活プラン第2弾「世界遺産“天龍寺”早朝 坐禅体験」

天龍寺 座禅体験

開催日程:2019年9月22日(日)

スケジュール:

午前6:50ごろ ロビー集合 ジャンボタクシーに分乗して天龍寺へ

午前7:20ごろ 天龍寺到着 話を聞く

午前7:40 坐禅体験(約10分)

午前8:10~ 境内散策

午前8:50ごろ 天龍寺出発 ホテルへ

午前9:20ごろ ホテル着 朝食会場へ

料金:1人 4万400円~(2人1室利用の場合)

プラン内容:1泊朝食付き(京懐石「螢」の和定食、もしくはテラスレストラン「フェリエ」の洋食ブッフェのどちらかを選べる)、前日からの1泊、寺までの送迎付き

※天候などにより、拝観場所が変更、また催行が中止になる場合がある。

※料金は税金まで含んだ総額

エクスペディア・ジャパン、お盆休みの調査発表 3割以上の人が9連休に

2019年6月11日(火) 配信

16日(金)が休めれば、9連休に

 エクスペディア・ジャパンはこのほど、「ゴールデンウィークとお盆休みに関する意識調査」結果を発表した。社会人経験のある20~50代の男女を対象に調査した。

 これによると、8月13日(火)~15日(木)のお盆期間が休みになる人は56%だった。一方、16日(金)も休みとなれば9連休となるが、56%のうち約6割が9連休となり、全体のうち約3割が9連休となることが分かった。

約6割が休みに

 ゴールデンウイークは、「家族が家にいるため家事が大変」などの理由で「嬉しくない」という回答が約半数に上りましたが、お盆休みは92%が「嬉しい」と回答した。理由については、「家族と過ごせる」が挙がり、家族や親戚らが一斉に帰省することで、GWとは異なった過ごし方が多くなりそうだ。

夏の9連休の参考に GWで急上昇した旅行先は

ランキング

 エクスペディアでの予約状況に基づいた今年のGWの人気急上昇旅行先ランキングによると、「日本に一番近いヨーロッパ」として人気が上がっているウラジオストクが1位という結果となった。

 また「注目は空港エリアであるインチョン(韓国)と桃園(台湾)がそれぞれ2位、 5位にランクインしていること」だという。

 GWによる価格高騰を少しでも抑えるため、東京発ではなく韓国発や台湾発のフライトを購入し、価格が低くなるトランジット便を利用して目的地以外のトランジット先での観光も楽しんでいる人などが、今年は多かったという。

 同社は「同じく長期連休となる夏のお盆休みにも、価格を少しでも抑える方法として、参考にできるかもしれません」とコメントした。

アンケート概要

サンプル数: 計400人

調査対象: 社会人経験のある20代~50代の男女

調査期間: 2019年5月21~23日

調査方法: インターネットリサーチ

※本調査では小数点第1位で四捨五入しているため、足し上げても合計数値が100%とならない場合がある

〈旬刊旅行新聞6月11日号コラム〉歴史を刻む宿  なまじっか新しい宿よりも“新しい”

2019年6月11日(火) 配信

法師温泉長寿館で日本文化遺産を守る会の総会が行われた

  私のオートバイは古いだけでなく、あちこちにキズがある。タンクには凹みがあり、ホイールやスポーク(針金)は長年風雨に晒された証として、サビが点在する。そして、エンジンの底辺部を撫でると、オイルの滲みが指の腹に付着する。「コイツはオレに似て、なんて出来が悪いのだろう」と可愛くなり、車体を磨く腕に力が入る。

 
 いつも駐輪場にカバーを掛けて置いているのだが、休日の朝、そのカバーをリアの部分から徐々にはがして、オートバイのボディが姿を現す瞬間が一番心躍る。鈍く黒光りする古い車体と、ふわっと香るオイルの滲みの匂いが、私の胸の鼓動を一気に高めるのである。

 
 私のようなくたびれた中年男になると、もう値札の付いたような新車を旅の相棒にするのは、少々気恥ずかしい。緑深い季節の風を浴びながら、「この古いオートバイと旅の歴史を重ねていこう」と思う。

 

 
 5月の下旬に、群馬県の法師温泉長寿館を訪れた。歴史的建造物の宿の会員らが集う「日本文化遺産を守る会」の総会を取材することが主目的だが、同会会長の小山田明さん(強首樅峰苑)や、佐藤好億さん(大丸あすなろ荘)、岡村興太郎さん(法師温泉長寿館)らとお酒を飲みながら、過ごす時間をとても楽しみにしていた。

 
 朝日旅行には、日本秘湯を守る会や、日本文化遺産を守る会、日本源泉湯宿を守る会など、独特のネットワークが存在する。大型の施設ではないが、自分たちが古くから守っている宿文化や、温泉を次世代に継承していこうと、新たな商品づくりなどにも力を注いでいる。

 
 「秘湯の宿」「歴史的建造物の宿」などといった言葉の響きから、古くさい、前時代的なイメージを抱く人がいるかもしれない。しかし、実際訪れてみると、外観は歴史ある建物であっても、館内や客室の快適性は、同時代の宿泊施設と比べても遜色ない宿が多いことに驚く。

 

 
 国有形登録文化財の法師温泉長寿館は、私が「旅行新聞」に入社して間もない20年ほど前に初めて取材で訪れた。大先輩の岡村興太郎さんは私と炬燵の中で酒を飲みながら、夜遅くまで宿の歴史や、大切にしている宿文化を丁寧に教えてくれた。

 
 数年前にも訪れたが、そのときと比べて、今回はさらに館内の各所が使い勝手が良いように、整備されていた。

 
 古いものを磨きながら守り、一方で快適に過ごしてもらうために利便性を追求していく姿勢を貫いている。それも「センス良く、常に“時代の空気感”と並走している」印象だ。法師温泉長寿館のすごいところは、この絶妙なさじ加減をさりげなくやっているところである。

 

 
 新館を建てたり、宿をリニューアルしたりする際、待望のオープン時に、「時代の空気と合った宿に仕立てられるか」は難しいところだ。設計に数年を要し、ようやく建設に踏み切った瞬間に、市場環境が大きく変わることもある。今は数年で旅行スタイルも変化する。コンセプトを見誤ると、時代と合わない宿が産声を上げてしまう。

 
 歴史を刻む宿は、「時代とともに変化しなければならない」ということがDNAに組み込まれており、なまじっか新しい宿よりも“新しい”。「新しさ」を日々積み重ねてきた、長い歴史を持つ宿が歳月の違いを見せつける瞬間に、私などは唸ってしまう。

 (編集長・増田 剛)

 

【特集No.525】「ピンクリボンのお宿」シンポin仙台・作並 心ゆくまで旅館で温泉入浴を

2019年6月11日(火) 配信

 乳がん体験者が旅を楽しみ、傷痕を気にせず温泉入浴ができるよう、環境づくりに取り組むピンクリボンのお宿ネットワーク(会長=畠ひで子・匠のこころ吉川屋女将、事務局=旅行新聞新社)は5月28日(火)、第7回「ピンクリボンのお宿シンポジウムin仙台・作並」を宮城県仙台市作並温泉の「鷹泉閣 岩松旅館」で開催した。CSRプロジェクト代表理事・桜井なおみさんの基調講演や、アデランスの徳正修さんの講演、「鷹泉閣 岩松旅館」営業予約課課長・藤村英子さんの活動報告が行われた。

【入江 千恵子】

「気にせず旅に出掛けて」 畠 ひで子会長

 「ピンクリボンのお宿シンポジウムin仙台・作並」には、同ネットワーク会員の旅館や企業・団体をはじめ、県内の旅館、行政、患者会など約60人が参加し、講演や会員の活動報告に熱心に耳を傾けていた。会場の一画にはウィッグや人工乳房の展示ブースが設けられ、実際に手に取り感触を確かめる姿も見られた。

 主催者の畠会長は、乳がんの手術後に傷痕を気にして旅をあきらめてしまう女性たちがいることに触れ、「誰の目も気にせず旅に出掛け、心ゆくまで旅館やホテルでの温泉入浴を楽しんでもらおうと2012年7月に発足した」と、会設立の経緯を説明。7年目を迎えた今年、会員数は宿泊施設が115軒、旅館組合など団体が8、企業18社の合計141会員で、設立当初に比べて約3倍に増えたことを報告した。

 活動内容では、会員施設や宿泊特典クーポンを掲載した冊子を毎年10万部発行し、全国の病院などで無料配布している。ポスター掲示やホームページでも情報発信していることを説明。また、長野・渋温泉の湯本旅館の乳がん経験者への取り組みがNHKで紹介されたことを挙げ、「温泉旅行に行ってもらうきっかけになっている」と、活動の成果を述べた。……

【全文は、本紙1757号または6月17日(月)以降日経テレコン21でお読みいただけます。】

500匹のゲンジボタルが幻想的な空間つくる 6月15日、「福生ほたる祭」開催

2019年6月11日(火) 配信#福生市 #蛍 #福生ほたる祭

祭は、地元住民の手作り

 東京都福生市で6月15日(土)、「第54回福生ほたる祭」が開かれる。JR青梅線牛浜駅から徒歩10分の場所で、500匹の貴重なゲンジボタルを鑑賞できる。おすすめの鑑賞時間は、午後7時30分~8時30分ごろ。

 「福生ほたる祭」は、1966年大勢の人にほたるの光を見てほしいという想いからスタートした地元住民手作りのお祭り。ほたる養殖ドームを備える市立ほたる公園と玉川上水に、地元の住民有志から成る「福生ほたる研究会」が大切に育てたゲンジボタルを放流することで、幻想的な空間を創出している。

 また、当日はお昼から特設ステージで市民によるダンスや大正琴・和太鼓などの22項目の演芸が予定されているほか、当日限定の「名物 ほたる饅頭」やご当地グルメ「福生ドッグ」など29店舗もの模擬店も建ち並ぶ。

「第54回福生ほたる祭」 概要

日時:6月15日(土)、午後1:00~午後9:00時

(ほたる鑑賞推奨時間:午後7:30~午後8:30分ごろ)

※雨天の際は翌日に延期。

場所:ほたる公園及び玉川上水青梅橋付近

長崎・ホテル南風楼 愛犬同伴専門客室を露天風呂付きに改装

2019年6月11日(火) 配信

テラス露天風呂

 長崎県・島原温泉の創立111年を迎えた老舗旅館「ホテル南風楼」にあるペットと泊まれる愛犬同伴専門客室「HOTEL KaZeDoG~カゼドッグ」が、2015年1月にオープンして以来、今年で4周年を迎えた。このほど、それを記念して全客室に露天風呂を設置しリニューアルオープンした。

 島原半島で初めての本格ドッグリゾート「HOTEL KaZeDoG~カゼドッグ」のコンセプトは、「有明海を望むオーシャンビューの爽快感あふれる景色のなか、ワンちゃんと遊び、ワンちゃんと食べ、ワンちゃんと寝、大切な家族と一緒に楽しく過ごす温泉旅館」。犬も大事な家族の一員。だからこそ、犬もずっと一緒に過ごせる新しい旅行スタイルを提供する。

露天風呂付客室としてリニューアルオープン

ワンちゃん客室

 愛犬と一緒に宿泊する客室テラスに、新しく露天風呂を設置した。各部屋に信楽焼きの露天風呂(直径90㌢)を設置。「ワンちゃんが寂しく無いようにお部屋で温泉気分を味わいたい」という顧客の要望に応えて誕生した。客室の中で自由に犬を放しても大丈夫なため、ゆったりと温泉気分を味わえる。

 客室は2段ベッド+ツインベッド+和室を案内。最大7人まで宿泊できるため、家族皆で愛犬と一緒に楽しいひと時を過ごせる。

「HOTEL KaZeDoG~カゼドッグ」の特徴

ワンちゃん食事

愛犬と一緒に食事を楽しむことが可能(朝夕とも)

 旅館の楽しみの1つである夕食は創作会席料理。同館ではペット同伴の宿でも数少ない部屋食を行っている。愛犬に不安やストレスを与えることなく、家族水入らずの時間を過ごすことができる。朝食は、海の見えるレストランテラスで犬と一緒に30種以上の和洋バイキングを楽しめる。

 また、犬用の食事も準備可能。事前にアレルギーや好き嫌いがある場合は犬にあわせた対応メニューで手配する。

天然芝ドッグラン(屋外330平方㍍)、ワンちゃんプール(水深約50㌢)、ワンちゃん足湯

 有明海一望の庭園に、犬が元気に駆けめぐることができる天然芝の屋外ドッグランを島原半島で初めて完備した。客室から直接ドッグランへ移動できる。

 また、夏は犬専用のプールで思いっきり遊ぶことができ、時間指定で貸し切りもできる(有料)。ゆったり気分を味わいたい時は犬用足湯も利用できる。

充実の愛犬専用アメニティ

 足ふきタオルはもちろん、犬用食器・ペットシート・消臭スプレーなど、愛犬用の客室アメニティや散歩用の無料レンタルも準備している。旅先で愛犬のトイレの失敗などに不安がある飼い主も安心。手軽な荷物で利用できるので、ペットとの旅行をもっと身近なものとして楽しめる。

お散歩も安心

 お散歩セット(ウンチ袋、ビニール袋、水、ティッシュ)も部屋に用意。また、同館のすぐ隣には犬と一緒に遊べる大きな霊丘公園もあり、犬とのんびり自由気ままな時間を過ごすことができる。

「HOTEL KaZeDoG~カゼドッグ」施設概要

(2019年5月現在)

収容人員:28人

客室数:4室(露天風呂付和洋室)

詳細ページURL

ホテル南風楼 施設概要

(2019年5月現在)

所在地:〒855-0802 長崎県島原市弁天町2-7331-1

収容人員:375人

客室数:94室(和室21/洋室25/和洋室34/特別室1/

 半露付TW3/半露付和洋室2/新館露付8)

風呂:大浴場・露天風呂・サウナ・家族風呂・スチームサウナ

施設:大広間・会議室・大小宴会場・コンベンションルーム(着席350人)

その他:庭園貸切風呂・子供プール(深さ50㌢)・

 ガーデンテラスプール(縦3㍍×横9㍍×深さ1㍍)・庭園足湯・

 インフィニティプール(縦11㍍×横3㍍×深さ50㌢)・

 レストラン・和食処・カラオケルーム・エステサロン・

 紅葉庭園・フィットネスクラブ・コインランドリー・駐車場

アクセス:

JTBふるさと納税サイト「ふるぽ」 コト消費返礼品を提供開始

2019年6月10日(月) 配信

七尾能登島大橋(イメージ)

 JTB(髙橋広行社長)が運営する、ふるさと納税ポータプルサイト「ふるぽ」はこのほど、2つの「コト消費型」返礼品の取り扱いを開始した。新たに加わったのは、旅先でその地域を応援する「旅ナカ寄付」と、インターネットで手続きをして寄付した地域で使える「JTBふるぽWEB旅行クーポン」。地域活性化を応援する返礼品は、顧客だけでなく自治体からも関心が集まりそうだ。

 「旅ナカ寄付」は、旅行中にスマートフォンで訪れている自治体への納税申し込みをすると、その場で返礼品を受け取ることができる。返礼品はすぐに使うことができ、納税だけでなく返礼品を通しても地域活性化に貢献することができる。今回の第1弾では、能登半島にある石川県七尾市への受け付けを開始。返礼品は、和倉温泉の「加賀屋」と姉妹館「あえの風」の売店などで使える「加賀屋館内利用券」と「加賀屋宿泊券(1泊2食)」を用意した。館内利用券は寄付した当日から使うことができる。宿泊券は、納税額に応じて加賀屋と加賀屋別邸、あえの風があり、次回の宿泊で利用できる。今後、利用券の種類を増やし、全国の自治体への拡大も予定しているという。

加賀屋(イメージ)

 一方、「JTBふるぽWEB旅行クーポン」は、納税からクーポンの受領、宿泊プランの申し込み、決済までをWeb上で完結できる仕組みを開発。これまで、JTB店舗や電話予約センターでの支払いに使える「JTBふるさと納税旅行クーポン」のWebバージョンで、これまで受付時間に来店や電話ができない人も利用ができるようになった。

 使い方は、「JTBふるぽWEB旅行クーポン」を選択後、自治体へ納税することで「JTBふるぽWEB旅行クーポン」が受領できる。寄付者は専用サイトに掲載された宿泊施設一覧から希望の施設を選び、クーポンコードやパスワードを入力して予約すると、旅行代金に充当でき、残金を現地支払いまたはクレジットカードで精算する。24時間、いつでもインターネットで手続きや予約ができるのが大きな魅力だ。

※JRや飛行機など現地までの交通機関がセットになった商品は対象外。
※JTBホームページで「ネットで予約する」を選択し予約した対象商品のみクーポンが利用できる。

 「旅マエ」「旅ナカ」「旅アト」と、経済効果のサイクルに旅を通して応援することができ、地域活性化につなげることができる。新たなスタイルのふるさと納税は、納付先を迷ってる人の検討材料になりそうだ。