全旅連シルバースター部会、発足30周年を控え リブランド化の検討努める

2026年6月30日(火)配信

伊藤隆司部会長

 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(井上善博会長)のシルバースター部会(伊藤隆司部会長、574軒)は6月29日(月)、東京都内で2026年度総代会を開いた。来年が発足して30年の節目の年に当たる。今年度はシルバースター登録制度の再構築の検討を含め、部会のリブランド化に向けた検討に努めていく方針を決めた。

 同部会では、高齢者に優しくすべての人に利用しやすい宿泊施設づくりを進めている。リブランド化に向けて、伊藤部会長は「部会の皆様にとって、よりメリットのある会に進めていきたいと考えている。今年は検討の仕上げの年になる」と述べ、会員に引き続き協力と支援を呼び掛けた。

 会には全旅連の井上会長のほか、来賓として厚生労働省健康・生活衛生局生活衛生課の藤本昭彦課長補佐がそれぞれ祝辞を述べた。出席が叶わなかった井上会長からの祝辞は事務局が代読した。

 26年度事業計画では、新たにシルバースターホームページの再整備によるPRの強化、会員特性に応じた商品紹介の拡充、バリアフリー化に関する有益情報の提供なども盛り込んだ。

阿部建設の阿部一雄社長が講演した

 総代会前に行われた研修会では、阿部建設社長の阿部一雄氏が出席。会で「~人にやさしい宿づくりから考える~ユニバーサルツーリズム」と題し講演した。車いすで20年以上過ごし、バリアフリーコーディネーター協会の代表理事を務める阿部氏は「シルバースター部会の活動は、ユニバーサルツーリズムの中核になってくる。大改修より情報を整理することで伝える人の幅が広がる。また来たい宿につながるような宿づくりをしていただきたい」と求めた。

全国旅行業協会、27年2月仙台市で国内観光活性化フォーラム開催 国内観光の需要回復を強力に後押し

2026年6月30日(火) 配信

総会のようす

 全国旅行業協会(ANTA、近藤幸二会長、5317会員)は6月29日(月)、東京都内で2026年度定時総会を開いた。今年度は27年2月に、第21回国内観光活性化フォーラムを宮城県仙台市で開催する。同県の魅力を全国に発信することで、送客をさらに促進する。

 加えて、国内観光の需要回復を強力に後押ししながら、会員間の交流活性化と地方自治体との連携強化をはかる。

 近藤会長は「団体旅行が完全に復活していないなか、観光産業全体はカタチを変えて、発展している。ANTA会員が持続していくには、それぞれの地元において地域密着で信頼され、必要とされる旅行業を目指していくことが最も重要だ。一方で社会での旅行業の役割は今後、変化する可能性もある。これからも互いに知恵を出しながら、頑張っていきたい」と語った。

近藤幸二会長

 来賓の村田茂樹観光庁長官は、第5次観光立国推進基本計画の目標の達成に向けた3つの柱の1つに、国内交流とアウトバウンドの拡大を盛り込んだことを説明。「インバウンドに注目が集まっているが、国内旅行は消費額が全体の7割を占める重要な分野。国内旅行の活性化を通じて、日本全体がさらに豊かになるよう、皆様とさまざまな取り組みを進めたい」と話した。

村田茂樹長官

 今年度は神奈川県横浜市で実施される「GREEN×EXPO2027」関連旅行の造成、販売支援を行っていく。国際観光交流については、近隣諸国とASEAN諸国を中心に、2国間の双方向交流の活性化に努める。

 懇親会には、二階俊博名誉会長が登壇し、「旅行業は依然として厳しい経営状況だが、これまでさまざまな危機を乗り越え、大きく成長してきた。自信を持って前に進んでほしい」と呼び掛けた。

二階俊博名誉会長

 金子恭之国土交通大臣は「観光産業は自動車産業に次ぐ第2の輸出産業にまで成長した。観光産業は我が国の戦略産業であり、中核を担っているのは旅行業。観光によって日本全体がさらに豊かになるよう、さまざまな施策を講じる。引き続き連携してほしい」と求めた。

金子恭之国土交通大臣

 小池百合子東京都知事は「25年における都の出生数は10年ぶりにプラスに転じた。婚姻数も2年続けて大きく増えた。新婚旅行をはじめとした旅行需要が増えるだろう。皆様によって観光業界がより活性化することに期待している」と語った。

小池百合子知事

欧米市場へ「KYUSHU」発信、4者連携の共同プロジェクト展開

2026年6月30日(火)配信

九州観光の多彩な魅力を発信

 日本航空(JAL)九州支社、九州旅客鉄道(JR九州)、熊本国際空港、九州観光機構はこのほど、欧米市場を中心としたインバウンド誘致の共同プロジェクトを開始した。航空、鉄道、空港、広域DMOの4者が一丸となり、九州全域への周遊促進と滞在型観光の拡大を目指す。

 プロジェクトの第1弾として、九州観光の魅力を多言語で発信する特設ウェブサイト「Choose KYUSHU Project」を6月25日(木)に公開した。日本語、英語、フランス語に対応し、九州ならではのモデルコースや観光体験、JR九州のD&S列車、阿蘇くまもと空港からのアクセス情報などを掲載。JALグループ便とJR九州の鉄道を組み合わせた快適な移動を提案するほか、航空券や鉄道乗車券のプロモーションコードによる割引も行う。

 九州は阿蘇をはじめとする雄大な自然や食文化、歴史資源など豊富な観光コンテンツを有する一方、欧米市場では認知度向上が課題となっていた。4者はそれぞれが持つ航空ネットワーク、鉄道網、空港機能、観光マーケティング力を結集し、「KYUSHU」ブランドの発信力強化をはかる。

 プロジェクト立ち上げに先立ち、福岡在住のフランス人インフルエンサーによるSNS発信が欧州で大きな反響を呼び、欧米市場における九州への旅行需要の高まりを確認できたという。これまで誘客が進んでいた東南アジア市場に加え、欧米市場への本格的な販促を進める。

 今後は欧米各地で開催される主要な旅行博への共同出展や、現地旅行会社・メディア向けプロモーションイベントを実施する計画。さらに4者による定期的な会議を通じて自治体や観光事業者との連携を深め、九州全域を対象とした持続可能な観光地域づくりを推進していく。

【KNT-CTホールディングス】人事異動(6月16日、7月1日付)

2026年6月30日(火)配信

 KNT-CTホールディングスは6月29日(月)、同社とグループ会社の人事異動を発表した。詳細は次の通り。

※発令内容(現役職・役位名)氏名

KNT-CTホールディングス(7月1日付)

 社長室グループ管理 担当部長(近畿日本ツーリスト管理本部管理担当部長〈リージョナル・ビジネス事業部担当〉)青木和人

 人事部長(人事部人事企画担当部長)庭山重雄

 人事部人事企画担当部長(人事部長)清水完

クラブツーリズム(6月16日付)

 経理部長(経理部担当部長)三留祐介

近畿日本ツーリスト(7月1日付)

 管理本部管理担当部長〈リージョナル・ビジネス事業部担当〉(管理本部管理担当部長〈西日本エリア担当〉)浜野暢彦

【国土交通省】人事異動(6月30日付)

2026年6月30日(火) 配信

 国土交通省中部運輸局は6月30日付の人事異動を発令した。

 辞職〈自動車技術総合機構審議役〉(物流・自動車局付)永井啓文

 辞職〈横浜川崎国際港湾営業部長〉(港湾局付)林雄介

山形・小野川温泉でほたるまつり開催 7月20日まで

2026年6月29日(月) 配信

昨年のステージイベントのようす

 山形県米沢市の小野川温泉で、7月20日(月)まで恒例の「第46回小野川温泉ほたるまつり」が開かれている。同地は1000年以上の歴史を持つ温泉地で、環境省の「ふるさといきものの里」にも選ばれた蛍の名所。週末にはステージイベントやキッチンカーなども登場する。

 期間中、7月4日(土)と5日(日)には温泉街でステージイベントが開催される。当日は午後5時から温泉街が歩行者天国となり、5日にはお笑いコンビ「バンビーノ」がゲスト出演するほか、キッチンカーや地元大学生らによる出店もある。

 山形大学の各サークルも出店する。VR部では、昨年度開発したオリジナルシューティングゲーム「ホタルガーディアンズ」のブースを設置。お化け屋敷のステージでは、360度の映像体験ができるという。

黒川温泉、「入湯手形」40周年プロジェクト始動 限定手形も販売

2026年6月29日(月) 配信

40周年記念入湯手形(右)と通常の入湯手形

 熊本県・南小国町の黒川温泉観光旅館協同組合は、同温泉のシンボルとして親しまれてきた「入湯手形」の誕生40周年を記念し、7月から「入湯手形40周年プロジェクト」を実施する。

 記念デザイン手形の販売や夏季の納涼イベント「湯涼み」の開催など、年間を通じた記念企画を展開する。

 1986年に誕生した入湯手形は、加盟旅館の露天風呂3カ所を巡ることができる温泉めぐりパス。黒川温泉の街歩きと湯めぐり文化を象徴する仕組みとして定着し、現在では年間約90万人が訪れる温泉地のブランド形成に大きく貢献してきた。

 40周年プロジェクトでは、7月1日から数量限定(5万枚)の記念デザイン入湯手形を販売する。従来、手形内に描かれていたキャラクター「おじさん」が手形の外へ飛び出したデザインとなり、温泉街に設置されたスタンプを押して完成させる参加型企画を導入。さらに、温泉街各所に隠されたレアスタンプを見つけることで、オリジナル性の高い記念手形が完成する仕掛けを用意し、回遊性向上をはかる。

 また、7月18日(土)から8月22日(土)まで開催する恒例の夏季イベント「湯涼み」では、提灯や灯籠による夜間ライトアップを実施。黒川温泉が立地する南小国町は標高が高く、真夏でも夜間は比較的涼しい気候が特徴で、避暑地としての魅力を発信する。

 期間中は毎週土曜日に「湯涼み横丁」を開催し、手持ち花火の販売やキッチンカーの出店を実施するほか、和の素材を用いた手持ち提灯の貸し出しも予定している。最終日の8月22日には納涼祭を開催し、ライトアップに加え、手形ゲームや手持ち花火体験など、多彩なコンテンツを展開する。

 同組合では、40周年プロジェクトを2027年3月末まで継続し、秋季・冬季にも新たな記念企画を順次発表する予定だ。

【国土交通省】人事異動(6月27日付)

2026年6月29日(月) 配信

 国土交通省中部運輸局は6月27日付の人事異動を発令した。

 大臣官房付(日本政策投資銀行常務執行役員)金指和彦

 大臣官房付(西日本高速道路取締役)梶原輝昭

JTB、JR東日本、JAL、はとバス 小規模学校向けに修旅プログラム27年度から

2026年6月29日(月) 配信 

4社の企業訪問もプログラム化し、小規模校の修学旅行をサポートする

 JTB、東日本旅客鉄道(JR東日本)、日本航空(JAL)、はとバスの4社は、新たなユニット型修学旅行プログラム「Well-being School Journey」の提供を2027年度から始める。1学年40人を下回る中学校・高等学校を対象に、交通、宿泊、学習先が一括で設計されたワンストップ型商品。初めはトライアルとして東北エリアの学校を対象に売り出す。

 現状は少子化により学校の小規模化が進み、生徒数が少ない学校は交通手段の確保が難しく、修学旅行での体験機会の格差が生じている。今回のプログラムでは、少人数を前提に宿泊、現地移動を一括で設計・手配するワンストップ型商品とすることで、平準的な価格を実現し、小規模校でも手配しやすい旅行商品で支援。修学旅行を準備する学校側の負担を軽減し、生徒との時間を創出することで、旅の各場面において生徒のウェルビーイングを高めることを目指す方針だ。

 プログラムの中では、4社のキャリア学習コンテンツも提供する。JTB社員との交流や、JALの羽田オペレーションセンター見学など、4社が提供するプログラムを通じて、社会を支える大人と出会い、自分の将来や社会とのつながりを見つけるきっかけづくりを提供する。さらに、東京ディズニーリゾートを訪問地とするほか、同商品オリジナルのコンテンツも充実させていく。

 対象旅程は27年4~6月、8~9月、28年1~2月のうち、特定の日曜日出発の2泊3日。申し込みはJTB東京グループ旅行センターで受け付ける。

 今後は各地域と首都圏を結ぶ交流創造の取り組みの一つとして国内各地域への浸透をはかり、学校から直接Webで申し込めるスキームの構築など、利用しやすいカタチへの発展を目指す。

ANTA、国内旅行業務取扱管理者試験の申込受付を開始 全国の会場と希望日時選択して受験可能

2026年6月29日(月) 配信 

 全国旅行業協会(ANTA、近藤幸二会長)は6月18日(木)から、2026年度「国内旅行業務取扱管理者試験」の受験申込を受け付けている。

 同試験は旅行業法に基づき実施される国家試験。旅行会社は営業所ごとに「旅行業務取扱管理者」を1人以上選任し、一定の管理と監督業務を行わせることが義務付けられている。

 国内旅行業務取扱管理者試験はパソコンを使用したCBT方式で、全国47都道府県のテストセンターにおいて行われる。試験期間は9月3日(木)~25日(金)まで。受験者が希望する日時と会場を選択できる。

 申込期限は、全科目受験が7月15日(水)まで。一部科目免除で受験する場合は、免除申請が7月15日(水)、試験予約が7月23日(木)までとなっている。

 受験手数料は8000円、別途システム利用料660円が必要となっている。

 申込は同会のホームページで受け付けている。