「観光革命」地球規模の構造的変化(294) 博物館・美術館の受難

2026年5月16日(土) 配信

 私は80年の人生の内、43年間を博物館に在職したので博物館に強い愛着を感じている。しかし社会的には学芸員の仕事が十分に評価されておらず、残念に感じ続けてきた。

 とくに2017年に当時の地方創生担当相を務めていた山本幸三大臣が公開セミナーで博物館学芸員は観光振興に理解がないと指摘し、「一番の癌は学芸員。普通の観光マインドがまったくない。この連中を一掃しないと駄目だ」と発言して全国的に厳しい批判を浴びた。私は当時、北海道博物館協会会長を務めており、山本大臣に対する抗議を表明した。その要旨は次の通り。

 「日本は観光資源や観光魅力の宝島であり、日本の至るところで伝統的な自然資源や文化資源や人財が大切にされてきた。近年貴重な日本の伝統的な自然資源や文化資源や人財が損なわれつつあるなかで、それらを大切に守り、伝える努力を行っているのは各地に存在する博物館園だ。しかし日本の博物館園の多くは館員数も予算額も少ないため、十分に役割を果たせていないのが偽らざる現状だ」。合わせて「地方の博物館は地域の貴重な自然資源や文化資源を守り伝えると共に、地域における『結衆の原点』としての役割を果たしている。地方の学芸員が置かれている苦境を理解したうえで、より良く仕事を展開できる支援方策を真剣に検討すべきだ」。

 政府は今年2月に国立博物館と美術館の5年間の中期目標を示したが、「自力で稼ぐ」ことを強く求める内容で関係者らには驚きと困惑が広がった。国立博物館・美術館は入場料などの自己収入と国費によって運営されているが、財務省は国立博物館・美術館について「入場料収入が不十分」と指摘し、入場料の引き上げや二重価格の導入をはかって、展示事業費を自己収入で100%賄うこと、その割合が4割を下回る場合には再編対象とすることなどを示した。

 要するに財務省は国家財政が厳しいなかで、国立博物館・美術館に「自力で稼ぐ」努力を強要しており、博物館・美術館が果たす多様な役割(調査・研究、資料収集・保管、地域貢献、人財育成など)を軽視している。地方の公立博物館・美術館にも同様の受難が生じることを危惧している。観光業界による地方の博物館・美術館へのさまざまな支援を大いに期待している。

石森秀三氏

北海道博物館長 石森 秀三 氏

1945年生まれ。北海道大学観光学高等研究センター特別招聘教授、北海道博物館前館長。観光文明学、文化人類学専攻。政府の観光立国懇談会委員、アイヌ政策推進会議委員などを歴任。編著書に『観光の二〇世紀』『エコツーリズムを学ぶ人のために』『観光創造学へのチャレンジ』など。

 

 

「生産性経営者会議」が提言発表 2040年に世界の生産性トップ10入りへ 日本の「勝ち筋」示す

2026年5月15日(金) 配信

 日本生産性本部(前田和敬理事長)は5月15日(金)、「付加価値増大を軸とした生産性経営の実践~2040年、日本を世界の生産性トップリーグへ導く経営変革の道筋~」と題する提言を発表した。40年に世界の生産性トップ10入りを目指す生産性経営の実践に向け、産業界労使双方が連携しながら取り組んでいく方向性を示している。

 提言は、経営者を中心に、労働組合幹部、学識者の三者で構成される「生産性経営者会議」(共同委員長:片野坂真哉氏、冨山和彦氏、東原敏昭氏)が取りまとめた。

 気候変動や地政学的分断、技術革新の加速、格差拡大など、複合的な危機が同時進行する「パーマクライシス(恒常的危機)」の時代においては、生産性向上と成果の公正な分配を推進し、競争力と包摂性を両立する成長モデルを「日本の勝ち筋」=競争優位性として提示。そのうえで、経営者・働く人・政府の三者それぞれに具体的な行動を求めている。

 提言の最後には、日本の「勝ち筋」として①包摂的な成長モデルの構築②経営者自らが主導する産業構造の転換とエコシステムの構築③AI 時代の人的資本の再構築④ドメインナレッジとデジタル技術の融合による「知」の生産性向上――を柱に挙げ、「この4 つが、日本がグローバル市場で真の競争優位を発揮するための勝ち筋である」と結論づけている。

Klook、オリジナル旅川柳を募集 入賞者には最大3万円分

2026年5月15日(金) 配信 

「#Klook旅川柳2026」キャンペーンをXとInstagramで実施する

 旅行・体験予約アプリ「Klook(クルック)」は、5月16日(土)の「旅の日」にあわせ、旅のエピソードを五・七・五の川柳で募集する「#Klook旅川柳2026」キャンペーンをXとInstagramで実施する。

 5月16日は、俳聖・松尾芭蕉が「奥の細道」への旅に出発した日であることから、Klookはこの記念日にちなみ、現代の旅人たちが感じる「ワクワク」を表現・共有してもらう場として同キャンペーンを企画した。「旅のワクワク」をテーマにしたオリジナル川柳を募集する。

 入賞者には、最大3万円分の「Klook eギフトカード」を贈呈する。金賞が3万円分(1人)、銀賞が2万円分(2人)、銅賞が1万円分(3人)。加えて、ユニークな視点を評価する特別賞(ハプニング大賞・旅行あるある賞・笑っちゃうで賞)として、5000円分(各1人)を贈呈する。

 応募方法は、XではKlook公式Xアカウント(@klookjp)をフォローし、キャンペーン投稿を引用リポストして、指定のハッシュタグ「#Klook旅川柳」とともに作品を投稿する。Instagramでは、 Klook公式Instagramアカウント(@klookjp)をフォローし、キャンペーン投稿に作品をコメント。さらに、その投稿をリポスト(再投稿)すると申し込める。応募は1人何度でも可能。

 応募期間は6月14日(日)まで。結果発表は7月1日(水)以降、Klook公式サイトや公式SNSにて発表を予定する。

ふかや花園アウトレットではたらくクルマイベント 5月31日に開催

2026年5月15日(金) 配信

レアなGT-Rパトカーなど集結

 埼玉県深谷市のふかや花園プレミアム・アウトレットは5月31日(日)、地域に携わる車が集まる体験型イベント「はたらくクルマ大集合!」を開く。警察や自衛隊、民間企業など地域に携わる5団体から、GT-Rパトカーや自衛隊車両など11台が集結する。

 国産スポーツカーのパトカーである、レアなGT-Rパトカーや白バイ、バッカー車など人気車両と記念撮影や乗車体験ができる。

 また、寄居警察署は赤城乳業の人気キャラクター、「ガリガリ君」の「安心の街づくる親善大使」就任式を開く。観覧無料。

 そのほか、ガリガリ君のキャラクターグリーティングやクイズスタンプラリー、JAFによる子供向け安全免許証の発行など、親子で一緒に体験できるコンテンツも充実する。

 時間は午前10時~午後4時まで。

「ザ・ロイヤルファミリー」聖地巡礼3日間ツアー、5月18日から抽選受付(近畿日本ツーリスト)

2026年5月15日(金) 配信 

JRA育成牧場(浦河町提供)イメージ

 近畿日本ツーリスト(永﨑安基社長、東京都新宿区)は6月26日(金)、TBS系日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」の舞台、北海道日高地方を巡る2泊3日の公式ツアーを実施する。ドラマロケ地の聖地巡礼をしながら、競走馬を支える背景を学び、馬事振興への理解を深めてもらう目的で企画された。抽選販売を5月18日(月)午前11時から受け付ける。

 同ツアーは馬産地に配慮し、馬の出産シーズンを避けた爽やかな季節のなか、新ひだか町をはじめ日高管内の自治体や関係機関の協力のもと、普段見学が難しいドラマ中で感動シーンを生み出した聖地を案内する。通常は立ち入りが難しい施設の特別訪問も含み、日本有数の競走馬のふるさと・日高地方で、競走馬を支える人々や環境を学び、体感しながら理解を深める希少性の高い体験を提供する。

北海道市場の内部イメージ

 当日は、出会いのシーンを撮影したセリ会場の「北海道市場」(新ひだか町)、ロイヤルファミリーが力強く駆け抜けた坂路やプロポーズした場所である「JRA日高育成牧場」(浦河町)のほか、日高地方の牧場シーンでメインロケ地として撮影が行われた牧場へ、今回特別に許可を得て訪れることができるなど、各地でドラマの名シーンを振り返られる。

 さらに、ドラマで騎手指導を務めた元JRAジョッキー・勝浦正樹さん、競馬週刊誌「週刊Gallop」記者の和田稔夫さんを迎えたスペシャルトークショーの開催も決まっている。

 旅行代金は14万9800円。発着地は新千歳空港(発着地までの交通費は負担)。抽選受付は5月26日(火)まで。

 詳細は特設サイト(https://www.knt.co.jp/ec/2026/royalfamily/)から。申込方法については後日、募集用ホームページが公開されると案内している。

HIS、荻野貴司プロ野球選手とのチェコツアー発売 懇親会や世界遺産観光も

2026年5月15日(金) 配信 

ツアーのイメージ

 エイチ・アイ・エス(HIS、澤田秀太社長)は5月15日(金)、現在チェコ共和国のプロ野球チームでプレーする荻野貴司選手と、世界遺産の街巡りや野球観戦を楽しむ「おぎさんぽ in チェコ 2026 荻野貴司選手との懇親会付き ドラチ・ブルノ野球観戦HISツアー」を売り出した。

 荻野選手は2010~25年、日本のプロ野球チーム「千葉ロッテマリーンズ」に所属。史上最年長で盗塁王を獲得した。26年からチェコのプロ野球チーム「ドラチ・ブルノ」に所属している。

 同ツアーでは荻野選手との試合前におけるグラウンド内での交流や試合後の球場内レストランでの懇親会に加え、世界遺産チェスキー・クルムロフへの観光も楽しめる。ツアー参加者限定の特別グッズもプレゼントする。

 旅行代金は2人または3人1室利用時、大人1人86万8000円(燃油サーチャージ込・諸税別)となっている。

日本最大級のマレーシアイベント 10月30日~11月1日に豊洲公園で開催

2026年5月15日(金) 配信

マレーシアフェア2024東京のようす(ステージ)

 日本最大級のマレーシアイベント「マレーシアフェア2026東京」が10月30日(金)~11月1日(日)の3日間、東京都江東区の豊洲公園で開かれる。「見て・触れて・食べて」楽しめる多彩なコンテンツが集結する。

 同イベントは昨年、大阪で開催し成功を納めた。東京では2年ぶりの開催。「All About Malaysia」をテーマに日本にいながらマレーシアのグルメや民族舞踊、伝統文化などの魅力が体感できる。

 見どころは、マレーシアから来日するダンサーによる民族舞踊ステージ。本場のダンサーが披露する、マレーシアの伝統舞踊を間近で感じられる。多民族国家マレーシアを象徴する、色鮮やかな衣装とリズミカルな踊りが会場を華やかに彩る。

 また、本格的なグルメも魅力。マレーシアは「グルメ天国マレーシア」と称されるほど、豊かな食文化を誇る。会場ではキッチンカーが立ち並び、「ナシレマ」や「サテー」をはじめとする料理が楽しめる。

 伝統的文化アクティビティはマレーシアで人気の「バティック体験」を用意する。色を組み合わせたり、水の量を調整して濃淡をつけて、オリジナル作品を作ることができる。また、約1~2週間で消え、気軽に楽しめるボディアートの「ヘナタトゥー」もある。

 イベントの開催場所は豊洲公園 花木とモニュメント広場で、入場は無料。時間は午前10時~午後6時まで。主催は駐日マレーシア大使館、マレーシア政府観光局などで構成するマレーシアフェア2026東京運営事務局。

千歳空港付近に「天然温泉 鶴舞の湯 ドーミーイン千歳」 6月24日プレオープン、共立メンテ

2026年5月15日(金) 配信

外観イメージ

 共立メンテナンス(中村幸治社長、東京都千代田区)は6月24日(水)、北海道・千歳空港付近に「天然温泉 鶴舞(つるまい)の湯 ドーミーイン千歳」(北海道千歳市幸町4-20-1)をプレオープンする。開業に伴い、4月30日(木)から先行受付を開始した。

 新ホテルはJR「千歳駅」から徒歩約7分、新千歳空港から車で約10分の立地。出張などビジネス利用のほか、支笏湖をはじめとした周辺観光やゴルフ拠点としても便利。飛行機の早朝便や深夜便を利用する際の前泊、後泊などにも利用できる。

 客室は全198室。ダブル、ツインルームのほか、長期滞在やワーケーション向けに冷蔵庫や電子レンジを完備した「レジデンシャルルーム」を用意。また、北海道初導入となる「睡眠ととのいルーム」は快眠寝具ブランドを採用し、上質な眠りをサポートする。

 館内は北海道を五感で楽しめる空間演出として、木目の壁を採用。フロント正面には大空や支笏湖をイメージした青緑のタイルを配し、ロビーは木調のタイル床やレンガの壁をあしらった。

 設備は大浴場のほか、天然温泉の露天風呂、高温ドライサウナ(オートロウリュ)」完備する。

 また、朝食はご当地逸品料理として「いくらとサーモンの海鮮手まり」「ラムとマトンのジンギスカン」のほか、旬の食材を使った小鉢横丁など約60種類の和洋バイキングを用意する。

2軒目のダブルブランド「東急ステイ メルキュール 広島」 5月18日に開業

2026年5月15日(金) 配信

ホテル外観イメージ

 東京リゾーツ&ステイ(山脇賢一社長、東京都渋谷区)は5月18日(月)、フランス・パリを拠点とするアコー(ディーン・ダニエルズ日本代表、東京都港区)のホテルブランド「Mercure(メルキュール)」とのダブルブランドホテル「東急ステイ メルキュール 広島」を広島県広島市に開業する。ダブルブランドホテルは大阪に次ぐ2軒目。

 新ホテルは広島市中心部の「八丁堀」から徒歩2分の立地。単に泊まるためのホテルではなく、旅人と街をつなぎ、「都市と人」「世界と地域」が交差するハブとなることを目指す。

 ここでしか触れられない文化体験などの提供で、平和を象徴する都市として、世界中から人が集まる広島の魅力を世界へ発信する拠点となっていきたい考え。

 内装デザインのコンセプトは水都・広島の風景に着想を得た「水光の美」。水面に反射するやわらかな光の表情や、太田川の流れを想起させる素材・意匠を館内に織り込み、木・金属などの質感や柔らかな曲線、光がつくる陰影などが空間を演出する。エントランスからロビーへと続く空間は「水」と「光」を主題にした広島の情景に包まれ、レセプションは「厳島神社」の鳥居をオマージュしたデザインを施した。

 客室は全182室で10タイプを用意した。ミニキッチン付きの客室はじめ、リビングと寝室を仕切れる部屋もある。東急ステイの特徴である滞在機能性をそなえ、洗濯乾燥機や電子レンジ、冷凍冷蔵庫など連泊を支える設備も充実させた。

 1~2階の共用部には、「SHARE LOUNGE 東急ステイ メルキュール 広島」を展開する。ビジネス利用に便利なミーティングルームも備える。宿泊客以外にも地域の人が利用できる“街に開かれたラウンジ”で、目的に応じた時間を過ごせる場所を目指す。

「のと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港」へ 7月7日(火)~9月30日(水)まで期間限定で

2026年5月15日(金) 配信

ロゴマーク

 石川県(山野之義知事)と、ポケモン・ウィズ・ユー財団(石原恒和理事長、東京都港区)は7月7日(火)から9月30日(水)までの期間限定で、現「のと里山空港」を、世界で初めてポケモンの名を冠した空港「のと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港」としてリニューアルオープンする。

 両者は、令和6年能登半島地震の被災地に笑顔を届けることを目的とした連携協定に基づき、被災した子供たちを元気づける取り組みや、地域に活気を取り戻す観光支援を進めている。

 空港の2階吹き抜け部分には、大きなピカチュウと飛行機のバルーンが浮かび、周囲には無数のポケモンたちが空を舞う装飾が施される。空港敷地内には2026年5月現在で発見されている111種すべての「ひこうタイプ」のポケモンが装飾されるなど、さまざまな取り組みで旅のワクワク感を演出する。