KNTーCT、山陽山陰の春夏の旅 ニッポン旅列島CPで展開

2022年4月26日(火)配信

春から夏の観光シーズンに最適な旅行商品を展開

 KNT-CTホールディングス(米田昭正社長)はこのほど、「ニッポン旅列島 山陽山陰キャンペーン」を始めた。グループ会社の近畿日本ツーリストやクラブツーリズムを中心に、「山陽山陰」の春夏の旅行商品を造成し、4~9月まで展開していく。

 「ニッポン旅列島キャンペーン」は、全国を12エリアに分けて四半期ごとに展開。グループ各社が連携し、国内の観光関係事業者や自治体、DMO、観光協会などの協力のもと、地域の魅力を掘り起こし、各地域の活性化をはかる。

 今回は「山陽山陰」である、岡山、広島、山口、鳥取、島根の5県を対象地域とし、グループ各社がキャンペーン商品を設定している。

 近畿日本ツーリストは、広島県から瀬戸内の島を3つの楽しみ方で巡る「せとうちの島々をめぐる」や、島根県の温泉や出雲大社を訪れる「玉造温泉と出雲大社いやされ旅」などを用意した。

 一方、クラブツーリズムは、島根県で幻想的なローソク島遊覧などを楽しめる「一生に一度は訪れたい神秘の島『隠岐の島』」や、山口県や広島県の「青海島・角島大橋・元乃隅神社・秋吉台 安芸の宮島5時間滞在と名湯・長門湯本温泉」などを設定した。

国土交通省、下竹原実穂女将など 15人を観光功労者大臣表彰

2022年4月26日(火)配信

受賞者には表彰状が贈られる(イメージ)

 国土交通省はこのほど、2022年観光関係功労者国土交通大臣表彰の受賞者を発表した。受賞者は、指宿白水館の下竹原実穗女将、岡田旅館の岡田昇社長(=日本旅館協会中部支部連合会常任理事)ら15人。表彰式を4月25日(月)に行う予定だったが開催を延期し、延期後の日程はあらためて発信するとした。

 受賞者は次の各氏。

 【ホテル業・経営者】中村雅昭(ロイヤルホテル代表取締役専務執行役員)

 【ホテル業・従事者】髙橋義明(帝国ホテル調理部センターキッチン課専門職課長)▽佐藤進一(京王プラザホテル取締役総料理長)▽折田道明(富士屋ホテル湯本富士屋ホテル宿泊課マネージャー)▽前田忠司(高山グリーンホテル調理本部調理部主厨房)▽藤原浩二(倉敷国際ホテル本館支配人兼料飲部長)▽塚脇邦浩(リーガロイヤルホテル広島総支配人室〈施設〉課長)

 【旅館業・経営者】田中榮一(元日本旅館協会北陸信越支部連合会長野県支部常務理事、ホテル亀屋代表取締役会長)▽市川行雄(日本旅館協会理事、蒲郡竹島観光取締役相談役)▽岡田昇(日本旅館協会中部支部連合会常任理事、岡田旅館代表取締役)

 【旅館業・女将】堀美惠(つるやホテル常務取締役〈女将〉)▽渡邉やゑ(海栄館取締役〈大女将〉)▽下竹原実穗(指宿白水館取締役〈女将〉)

 【旅行業・従事者】坂井信予(シーエム・ネット添乗員)▽野渕直美(TEI添乗員)

Airbnb、読谷村と連携協定結ぶ 関係人口創出や新価値創造へ

2022年4月25日(月) 配信

(左から)田邉泰之代表と石嶺傳實村長。「暮らすように旅をする」体験型観光などを促す

 Airbnb(エアビーアンドビー、田邉泰之代表)は4月20日(水)、沖縄県・読谷村(石嶺傳實村長)と関係人口創出と新しい価値創造を目的とした包括連携協定を締結した。

 両者はワーケーションを行いながら「暮らすように旅をする」体験型観光をはじめ、同村が誇る自然や歴史文化、伝統工芸などの地域資源に触れる質を重視した滞在型観光「ゆんたんざ型 ツーリズム」を推進する。また、県外からのゲストと訪問先の地域コミュニティが共に新しい価値を創造する機会を設ける。ホスト向け勉強会なども開く予定だ。

 石嶺村長は「コロナ後に地域社会や経済を立て直すためには、『量から質への地域観光』の実現も必要だ。今回の協定で自然や歴史文化、伝統工芸などを最大限生かしたうえで、長期間滞在をしてもらいたい」と述べた。

 田邉代表は「コロナ禍では長期滞在や分散型の滞在への効果が期待できる宿泊施設でワーケーションの利用を促進している。ゲストと地域社会が互いに新しい価値を創造し、学び合う機会となるように積極的にサポートしていく」と意気込みを語った。

岡田美術館 併設の足湯カフェで期間限定季節湯「しょうぶ足湯」開催

2022年4月25日(月)配信

菖蒲湯(イメージ)

 岡田美術館(神奈川県・箱根町)は5月8日(日)まで、併設の足湯カフェで期間限定季節湯「しょうぶ足湯」を展開している。端午の節句にちなんだ企画で、江戸時代の人々も楽しんだ “菖蒲湯”を100%源泉掛け流しの足湯で気軽に楽しめる。料金は、美術館入館者は無料、足湯のみの利用は入湯料500円(税込)。

 四季折々の自然や風物を題材とした絵画や陶磁、漆工などの工芸品約100件を展示し、季節の移ろいがどのように表現されてきたかを紹介する特別展「花鳥風月 名画で見る日本の四季」〈前期:春夏編は2022年7月10日(日)まで〉を開催している。

 端午の節句にちなんだ作品としては、池大雅「関帝像」を見ることができる。また、エントランスのいけばなは、端午の節句に合わせ菖蒲を使った作品となっている。

高知県×KNT-CT、コロナ後見据えて地方創生の取組本格始動

2022年4月25日(月)配信

高知県の濵田知事(中央左)とKNTーCTホールディングスの米田社長(中央右)

 KNT-CTホールディングス(米田昭正社長、東京都新宿区)は4月21日(木)、高知県(濵田省司知事)とアフターコロナを見据えた地方創生の取り組みについて合同記者会見を開いた。同社親会社の近鉄グループホールディングスが2018年、高知県と地方創生の推進に向けた連携と協力に関する協定を締結。今回の連携で両者の取り組みをさらに強化し、民間企業と自治体が協力して地方創生に取り組むモデルの創出を目指す。

 おもな連携事業は、①観光振興②産業振興③移住促進④中山間振興――の4つ。観光振興としては、高知の自然体験や歴史、食を活用した長期滞在型や、自然環境保護の大切さを学ぶSDGs型の旅行商品を企画販売。日本遺産(四国遍路)や幕末の偉人などの足跡を辿るテーマ性の高い歴史文化観光商品も企画販売する。また、体験交流型教育旅行プログラムを企画開発し、首都圏や関西圏からの修学旅行の誘致をはかる。

 このほか、高知県アンテナショップを中心に、県内の生産事業者や酒蔵などと連携した県産品のPR・販売の協力。移住関連事業の企画やPR、移住につながる旅行商品の企画販売を実施する。中山間地域においても、資源を生かした旅行商品の企画などで協力する。

サブスクやTVなど、具体的な連携を発表

 会見当日は具体的な取り組みの第1弾として、3つの事業を説明した。

 1つ目は、クラブツーリズムが展開する月額定額制サービス「クラブツーリズムパス」に、仮称「高知だいすきクラブ」を設立。SNSによる情報発信、高知を学ぶ動画作成、共同イベントの開催などを実施していく。

 2つ目は、クラブツーリズムが連携協定を結ぶテレビ東京ダイレクトの協力のもと、BSテレ東のテレビ番組「都会を出て暮らそうよBEYOND TOKYO」で、高知県の取り組みを紹介するとともに、旅行商品の企画販売や、高知県産品の販売促進をはかる。

 3つ目は、「日本の植物学の父」と呼ばれ、23年春放送のNHK連続テレビ小説のモデルとなる、高知県出身の牧野富太郎博士ゆかりの地と連携してPR。博士の業績を顕彰する県立牧野植物園をはじめ、ゆかりの地と連携した旅行商品の企画販売を展開する。

 米田社長は「昨年実施した修学旅行の訪問先に中四国が増えて、関西や九州発の修学旅行の相当数が高知県を訪れた。テーマ型旅行の最適な地として、高知県が選ばれている」と示した。また、「我われが一番力を入れているのは『心の旅』、四国の強みである八十八カ所(お遍路)巡りが必ず求められる。25年の大阪万博の年に向けて、国内旅行、訪日旅行で高知県を訪れていただく一助を担っていきたい」(米田社長)と締め括った。

ロケ誘致に関心の高い住民が多数参加 千葉県旭市で初のロケツーリズムセミナー開く

2022年4月25日(月)配信

さまざまな角度から一押しの素材を発表

 千葉県旭市で4月20日(水)、初のロケツーリズムセミナーが開かれた。

 市は今年度から米本弥一郎市長が掲げる3つの基本政策のうちの一つ、「旭市の魅力を全国に発信する」を実現するため、シティプロモーションの一環として、ロケツーリズムを推進する。

 当日はロケ誘致に関心の高い住民が多数参加。冒頭、米村市長は「今年度はシティセールスにおいてとても大事な1年。お集りの皆さんにはチーム旭として、本市のイメージアップのために一緒に盛り上げていただきたい」と協力を要請した。

 前半は、地域活性化のプロデュース・人材育成などを行う地域活性プランニングの藤崎慎一社長を講師に迎え、セミナーを実施。藤崎氏はロケツーリズムで目指す姿や、ロケを契機に地域をどう盛り上げていくかを解説。宝島社発行の「田舎暮らしの本」の「住みたい田舎ランキング」5年連続首都圏1位の千葉県いすみ市や、市長直轄組織「ロケツーリズム班」をシティプロモーション課のなかに設置した長崎県島原市などの取り組みを紹介した。また、ロケ受け入れ後、ロケ実績をシティプロモーションにつなげるために必要なことにも触れた。

飯岡灯台

 後半は某情報バラエティ番組で紹介される前提で「旭のとっておき」は何かを、グループに分かれ出し合った。同グループワークでは龍福寺や海のレジャー、豚やメロンなどの豊かな食、福祉と医療の充実、日本一短い地名など多岐にわたる推薦があり、改めてまちの多彩な魅力を見つめなおす時間となった。

新たな道の駅オープン 「ハンマーヘッド 新港ふ頭さん橋」へのSEA BASSの定期運航開始

2022年4月25日(月) 配信

齊藤社長らがテープカット

 新たな道の駅がオープン――。ポートサービス(齊藤宏之社長、神奈川県横浜市)と新港ふ頭客船ターミナル(岡田伸浩社長、神奈川県横浜市)は4月23日(土)、「ハンマーヘッド 新港ふ頭さん橋」へのSEA BASS(シーバス)の定期運航を始めるとともに新ターミナル施設を開業した。

 今後シーバスは、横浜駅東口―新港ふ頭さん橋―ピア赤レンガー山下公園のルートで運航する。ただし、山下公園の乗船施設は来春のリニューアルオープンに向け改修中のため、現在は運休中。

チケットカウンター

 シーバスの運行開始に合わせ商業施設「ハンマーヘッド」では、乗船者を対象としたチケット割を6月30日(木)まで実施するほか、館内各所で時刻表を配布することで認知度を高める。

 4月22日(金)に行われたレセプションで、ポートサービスの齊藤社長は「シーバスは観光時の移動手段であるとともに、日常の水上移動手段としての役割もある。海のさわやかな情景を体験してほしい」とあいさつ。一方、新港ふ頭客船ターミナルの岡田社長は「横浜駅東口とハンマーヘッドを(船で)結ぶのは大きな夢だった。横浜の港の名物になるよう盛り上げたい」と語った。

22年GW予約率は51・5% 19年比22・6㌽の減少(ジェットスター・ジャパン)

2022年4月25日(月) 配信

ジェットスター・ジャパンはこのほど、22年度のGW期間における予約状況を発表した

 ジェットスター・ジャパン(片岡優社長、千葉県成田市)は4月22日(金)、2022年度のゴールデンウイーク期間(4月29日~5月8日)における予約状況を発表した。国内線全17路線で提供座席数17万2800席のうち、予約数は8万9025人。予約率は51・5%となった。

 日別で見ると、下りのピークが4月29日(金)の59・3%。上りのピークも同じく4月29日(金)の59・4%となった。

 予約率は前年より6・7㌽増加したものの、19年度(当時全22路線)比では、提供座席数が8・4%増(19年は15万9480席)で、予約座席数は24・7%減(同11万8156人)。予約率が22・6㌽の減少となった。

 なお、国際線全6路線は引き続き運休している。

H.I.S.ホテルHD、8月宮古島にホテル開業 展開する施設は全45軒に

2022年4月24日(日) 配信

ウォーターマークホテル&リゾーツ沖縄 宮古島の客室(イメージ)。全室がオーシャンビューとなる
 H.I.S.ホテルホールディングス(澤田秀雄社長、東京都港区)は2022年8月、ウォーターマークホテル&リゾーツ沖縄 宮古島、同年12月に変なホテルエクスプレス名古屋 伏見駅前(愛知県名古屋市)と変なホテル鹿児島 天文館(鹿児島県鹿児島市)をオープンする。これにより同社が展開する施設は全45軒となる。
 
 ウォーターマークホテル&リゾーツ沖縄 宮古島は、“日本の渚100選”に選ばれた沖縄県・宮古島の佐和田の浜に立地する。全室オーシャンビューの客室からは、宮古ブルーの海や水平線に沈む夕日、星空を望むことができる。73平方㍍の全客室に設けるプライベートガーデンには、ジャグジーを備える。アクセスは下地島空港から車で約8分。同ホテルは地上4階建て。客室数は全50室。
 
 変なホテルエクスプレス名古屋 伏見駅前は、ブランド「変なホテル」がこれまで行ってきたロボットや映像技術などによるフロント業務の代わりとして、最短30秒でチェックインを完了することができる新システムを採用する。また、ホテル名称に「エクスプレス」を付けた。
 
 宿泊客は、予約時に発行されたQRコードをフロントシステムにかざし、手続きすることで、ルームキーを受け取ることができる。同ホテルは名古屋駅から地下鉄で1駅の伏見駅から徒歩約3分の場所に位置する。地上14階建てで、全110室。
 
 変なホテル鹿児島 天文館は、ホログラムによるチェックインを行うシステムを導入する。また、同ブランドでは初めて、最上階に大浴場を設ける。客室にはウイルスやニオイ、しわを除去するという衣類クリーニングマシンLGスタイラーを設置する。
 
 鹿児島の繁華街天文館に立地する同ホテルは、JR鹿児島駅から徒歩約15分、最寄りの天文館通駅からは約1分でアクセスできる。地上12階建ての建物に90室を用意する。

共同で実証実験を開始 Tripaでユーザー生成コンテンツ活用(日本旅行×ジャスミー)

2022年4月23日(土) 配信

日本旅行とジャスミーは共同で、ユーザー生成コンテンツ活用の実証実験を始めた

 日本旅行(小谷野悦光社長)とジャスミー(佐藤一雅社長)はこのほど、ブロックチェーン技術とエッジAI技術を用いて、日本旅行が運営する旅行メディアサイトTripa(トリパ)のユーザー生成コンテンツの活用に向けて、実証実験を始めた。

 同事業はTripaにおけるメディア訴求力を向上させる新たな取り組み。ジャスミーがArchaic(横山淳社長)と共同開発中のAIエンジンを用いて、収集した情報から得られる個人の嗜好性を、異なるジャンルやサイトなどの「おすすめ」に活用する。

 ブロックチェーン技術を使った、ジャスミーの個人情報活用サービス「Jasmy Personal Data Locker」(PDL)にこれまで蓄積された個々人それぞれの個性を表すデータと、AIエンジンを利用することで、「これまでにない安全なデータ利用と、ユーザー本位のアウトプットが実現する」とした。

 両者は、旅行に関心があるユーザーや、自らの旅行体験を発信するユーザーの情報により、「Tripaを利用するユーザーが慣れ親しんだ旅先の新たな魅力を発見し、未だ見ぬ新たな旅への出会いを実現する」と期待を寄せる。