図鑑の世界に入り込む 新感覚の体験 「ずかんミュージアム銀座」がオープン 

2021年7月27日(火) 配信

さまざまな動物を観察できる

 東急プラザ銀座 6F(東京都中央区)にこのほど、図鑑の世界に入り込む新感覚の体験型デジタルミュージアムがオープンした。

 「ずかんミュージアム銀座」は生き物そのものを伝えることがコンセプトで、観察できる生き物は、「小学館の図鑑 NEO」シリーズから横断的にピックアップし、アニメーション化している。

 アニメーション制作は、それぞれの生き物ごとに「小学館の図鑑 NEO チーム」が協力。普段の行動や警戒した時の動きなどを、さまざまな映像資料を観察し再現している。

 生き物の見た目は、それぞれの細かな特徴を捉えつつ、フォトリアルではなくイラストのようなペイントタッチで仕上げることで、虫などの見た目が苦手な人でも楽しめるよう配慮した。

 ミュージアム内は、①アントビューゾーン②ウォーターフォールゾーン③ディープフォレストゾーン④アンダーウォーターゾーン⑤ワイルドフィールドゾーンーーの5エリアで構成。1 日を24分に凝縮し、時間によって観察できる動物が変化すことも特徴だ。

 来場者は生き物を検知・記録するためのナビゲーターアイテム「記録の石」とともに会場内を散策。同アイテムには生き物に近づくと記録のためのヒントが表示され、ヒントと同じ行動をとった瞬間に「「記録ボタン」を押すことで、その生き物の名前や行動の理由などを知ることができる仕掛けになっている。

文化庁 2015年認定の18件の日本遺産の総括評価を発表 新たな候補地域も3件決定

2021年7月27日(火) 配信

岐阜の町並み(イメージ)

 文化庁はこのほど、「地域活性化計画」期間が終了する2015年認定の18件の日本遺産の総括評価を発表した。14件が認定継続となり、うち4件を他の地域のモデルとなる地域として「重点支援地域」に選定。4件は再審査となった。また、新たな日本遺産認定候補地域3件も決定した。

 同庁は昨年、評価制度を創設し、観光客の入込数・滞在時間・消費金額(客単価)、人材育成などを評価し、基準に満たない場合に日本遺産認定を外すことなどを決定した。再審査となった「信長公のおもてなし」が息づく戦国城下町・岐阜」(岐阜県岐阜市)など4件は、将来のビジョンと実現に向けての取り組みが一致していないなどの指摘があり、継続審査となった。再審査の結果は今年の秋以降に公表され、場合によっては日本遺産の認定を取り消されることになる。

 一方で、日本遺産全体の件数を100程度とする方針は変更しない。このため同庁は、「候補地域」を新設。20件の申請のうち、北海道小樽市の「北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽~「民の力」で創られ蘇った北の商都~」など3件が選定された。3件は、3年間の地域活性化準備期間後、取り組みの成果などが審査され、活動が十分であると認められた場合、日本遺産として認定される。

ラグーナテンボス、ウォーターショー「セイレーン・サーガ」開く 来年6月5日までの土日祝などで

2021年7月27日(火) 配信

ショーのポスター。開園以来初の水上劇として開催する

 ラグーナテンボス(小寺康弘社長、愛知県蒲郡市)は 10月23日(土)~2022 年6月5日(日)の土・日・祝と長期休暇期間中に、新ライブエンターテイメント ファイア&ウォーターショー 「セイレーン・サーガ」を開く。

 同ショーは開園以降初めて、水の上で行う。具体的には、水上バイクが走り、炎が上がる特殊効果で演出する。総合演出は、国内外でのテーマパークショーを手掛けるブライアン・J・マグルーダー氏が務める。このほか、平成の「ゴジラ」を手掛けたプロデューサー小島太郎氏や、複数のテーマパークのショー制作を手がけた宮本泉氏などがプロデュースする。

 ラグーナテンボスは新型コロナウイルス対策として、会場や待機列ではグループごとに間隔を空ける。さらに、スタッフはマスクを着用し、定期的な手洗いと消毒を励行する。

奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島 世界遺産に

2021年7月27日(火) 配信

アマミノクロウサギⒸ鹿児島県

 ユネスコの世界遺産委員会は7月26日(月)、「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」を世界遺産一覧表へ記載することを決定した。

 「資産が位置する列島の中部と南部の独特で豊かな生物多様性の生息域内保全において、極めて重要な自然の生息地を包含している」ことが評価された。

 同資産は、鹿児島県の奄美大島と徳之島、沖縄県の沖縄島北部と西表島の4つの地域から構成される。総面積は約4万3000㌶。イリオモテヤマネコやアマミノクロウサギ、ヤンバルクイナなど、IUCN のレッドリストの絶滅危惧種95種(そのうち75種は固有種)を含む陸生動植物の生息・生育地となっている。

クラツー、オンラインツアーでシベリア鉄道乗車体験 夏休みの思い出作りをサポート

2021年7月27日(火) 配信

世界最長距離を走る寝台列車・シベリア鉄道

 クラブツーリズム(酒井博社長)はこのほど、夏休みに自宅で海外旅行気分が味わえるオンラインツアーを売り出した。シベリア鉄道乗車体験や、ギリシャ・サントリーニ島の街歩きなど、現地と中継をつなぐ同社独自のツアーを用意し、夏旅の思い出作りをサポートする。

 シベリア鉄道の乗車体験ツアーは、東側の発着駅であるロシアのウラジオストクから生中継でシベリア鉄道を見学するほか、ツアー中に列車が出発し、オンラインの列車旅が味わえる。車内の設備など、事前録画映像も交えながら紹介する。

 旅行代金は、通常プランが1視聴端末につき2000円、ロシアのそばの実(400㌘)の土産付きプランは同2900円。開催日時は8月14日(土)午後3時で、申込締切はいずれも8月10日(土)となる。

エーゲ海に浮かぶサントリーニ島

 サントリーニ島のツアーは、現地ガイドが青と白のコントラストが美しい街並みを生中継で案内する。ツアー開始時間は日本時間の午後2時、現地時間の午前8時にすることで、朝の静かな時間帯の島内を散策する。また、通常のツアーでは訪問が難しい絶景スポットにも足を運ぶ。旅行代金は同2500円で、開催日は7月31日(土)、申込は7月27日(火)まで。

 なお、両ツアーともアプリケーションソフト「Zoom」を使用する。

NAA、顔認証による搭乗手続き「Face Express」導入 パスポートなどの提示回数削減へ

2021年7月27日(火) 配信

Face Expressのロゴ。ANAとJALで利用できる

 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)は7月19日(月)、パスポートの提示回数を削減し、顔認証技術で搭乗手続きを行う 「Face Express」を導入した。手続きの利便性を向上させるほか、接触機会の低減をはかる。

 Face Expressは利用客の顔写真を登録することで、これまで係員が行っていたチェックインと手荷物預け場所、保安検査場入口ゲート、搭乗ゲートでのパスポートと搭乗券の確認を省くことができる。

 運用を開始する航空会社は同日現在で、第1ターミナル南ウイングにチェックインカウンターを設ける全日本空輸(ANA)と、第2ターミナルで搭乗手続きを受け付ける日本航空(JAL) となる。今後順次、対象航空会社と対象エリアを拡大させる。

東は草津温泉、西は別府温泉郷が横綱 今年は応援したい温泉地に投票、ビッグローブ温泉大賞

2021年7月27日(火) 配信

第13回「みんなで選ぶ 温泉大賞」イメージ

 ビッグローブ(有泉健社長、東京都品川区)はこのほど、「みんなで選ぶ 温泉大賞」を発表した。温泉番付の温泉地部門は、東の横綱に13年連続で草津温泉(群馬県)、西の横綱に6年連続で別府温泉郷(大分県)が輝いた。例年は訪問した温泉地や宿泊施設の投票を行ってきたが、13回目となる今年は「あなたが好きで応援したい温泉地、温泉施設」への投票を実施した。

温泉番付【温泉地部門】注2)箱根温泉郷は17湯、別府温泉郷は8湯をまとめたもの

 温泉地部門で今年順位が上昇したのは、「モール温泉」が特徴の北海道・十勝川温泉で、24位から14位に急上昇した。

【旅館・ホテル部門】各施設に応援メッセージが寄せられているという

 旅館・ホテル部門は、東は昨年に続き「鬼怒川温泉 あさや」(栃木県・鬼怒川温泉)が横綱となった。西は、初めて「神戸みなと温泉 蓮」(兵庫県・神戸みなと温泉)が横綱になった。大関は東が「第一滝本館」(北海道・登別温泉)、西が「杉乃井ホテル」(大分県・別府温泉郷)。

 新型コロナウイルス感染症の影響から、遠方との往来が難しいなか、今回は投票者の隣接県の施設を集計した「マイクロツーリズム部門」を新設。「ワーケーションで訪れたい温泉地12選」も発表し、1位は首都圏から近い箱根温泉郷(神奈川県)が選ばれた。

【マイクロツーリズム部門】
【ワーケーションで訪れたい温泉地12選】

 投票は3~5月に行い、有効投票総数は7327票だった。

6月の訪日外客数、19年同月比99.7%減の9300人 移動の制約続き低水準に JNTO発表

2021年7月26日(月) 配信

イメージ

 日本政府観光局(JNTO、清野智理事長)が7月21日(水)に発表した6月の訪日外客数(推計値)は、前々年同月比99.7%減の9300人だった。

 前年同月比では262.6%増と大幅に増加したが、引き続き観光目的の入国が認められていないほか、ビジネストラック・レジデンストラックの運用停止、検疫強化などの措置が取られ、国境をまたぐ往来が停止されていることから、先月同様に低水準となった。

 市場別の人数は、中国の2000人が最多で、次いで米国1200人、韓国800人、インドネシア500人、フィリピンとベトナムの各400人の順だった。

 日本人の出国人数は、前々年同月比98.0%減(前年同月比187.9%増)の3万700人だった。

HIS、逗子市オンラインワーケーションツアー催行 関係人口創出し、移住など促進へ

2021年7月26日(月) 配信

ツアーのイメージ。ワーケーションに適した魅力的なスポットを紹介する

 エイチ・アイ・エス(HIS、澤田秀雄会長兼社長)の法人営業本部は8月3日(火)、神奈川県逗子市の委託事業として「逗子市オンラインワーケーションツアー」を行う。関係人口を創出し、移住や企業移転、新規起業家による地域事業の創設につなげる。

 同市は、首都圏からのアクセスが良好で、海と山に囲まれた非日常を味わえるリゾート地でもある。逗子市オンラインワーケーションツアーでは企業や個人に、「逗子海岸」と「ワークスペース」、「アクティビティ事業者」、「宿泊施設」の4カ所における魅力をオンラインで伝える。料金は無料。

 また10月以降に、消費者の興味と働き方に応じてカスタマイズした旅を実際に体験する「気軽なリゾート地“逗子”でウェルネスワーケーション体験ツアー」を催行する予定だ。

ソラーレホテルズ、金沢駅前に新ブランド 10月1日開業

2021年7月26日(月)配信

ロゴマーク

 ソラーレホテルズアンドリゾーツ(井上理社長、東京都港区)は10月1日(金)、新ブランド「CHISUN BUDGET」の1号店となる「チサン バジェット 金沢駅前」を開業する。既存ホテルをリブランドし、清潔で快適な空間とスマートなサービスを手ごろな価格で提供する。

 同ホテルは、必要なものをお客自身が選ぶアメニティ「スマート・セレクト」を導入するなどシンプルなサービススタイルを想定している。出張などのビジネスからプライベートの旅行まで、さまざまなシーンで気軽に利用できるホテルブランドとして展開していく。

 場所はJR金沢駅東口・兼六園口から徒歩15分、路線・観光周遊バスの武蔵ヶ辻・近江町市場バス停から徒歩3分に位置する。徒歩圏内に近江市場や金沢城公園があり、金沢での旅の拠点として気軽に宿泊できる。

 ソラーレホテルズは、コロナ禍で大きな打撃を受けている宿泊業界の存続と、地域経済を活性化させるため、2020年6月に事業再生支援チームを発足。運営会社の変更を伴うホテルの再生や承継支援をはじめ、運営会社を変更せずに収益向上をはかる運営支援や送客支援など、広く宿泊事業の再生を支援している。また、ネットワークの構築や、宿泊施設が所在する地域経済の活性化などにも努めている。