スペイン政府観光局、UTセミナー開催 現地視察踏まえた最先端の取組紹介

2023年4月10日(月) 配信

車椅子トラベラーの三代達也氏も登壇し、実際に訪れた際の体験を語る

 スペイン政府観光局は4月19日(水)午後1~2時、Zoomでユニバーサルツーリズムに特化したB2B向けオンラインセミナー開催する。「障害者や高齢者も安心して旅行ができるユニバーサルツーリズムの行き先として、先進的な取り組みに注力している」ことから、交通機関や観光施設、ホテルなど現地の視察を踏まえた最先端の取り組みを紹介する。

 また、車椅子トラベラーの三代達也氏も登壇し、実際に訪れた際の体験を語る。申し込みは4月14日(金)まで、日本旅行業協会(JATA)のホームページで受け付けている。

わが国立公園・温泉地ここに注目 豊かな食と夕日のまち(千葉県旭市)

2023年4月9日(日)配信

飯岡灯台から見る夕陽

 年間の平均気温が15℃と温暖で、「夏は涼しく、冬は暖かい」とても過ごしやすい気候のまち、千葉県旭市。旭市の最大の特徴は、豊かな食。全国第2位の生産額を誇る豚肉を筆頭に、全国6位の農業産出高の野菜、畜産、千葉県2位の水揚げ量を誇る飯岡漁港に揚がる海産物など食べるものすべてが新鮮なまま提供できます。加えて、全国的に知られた鴨の飛来地でもあり、千葉県内でも珍しい鴨料理専門店が2軒あります。

 旭市の魅力は食だけではありません。「美人の湯」として有名な飯岡温泉は、黒褐色のナトリウム炭酸水素塩泉で、皮膚の表面を軟化させ、分泌物を洗い流してくれるので美肌効果が高いといわれています。

 また市の内陸には干潟八万石といわれる田園地帯が広がり、南側の一大リゾート地「九十九里浜」とともに、雄大な自然に触れることができるまちでもあります。

 さまざまな魅力がそろうこのまちで私が気に入っているのが、日本夕陽百選にも選ばれている屏風ヶ浦の西端、刑部岬から見る夕日。とくに空気の澄み切った冬の時期は、九十九里の湾の奥に見える富士山とのコラボレーションが絶景です。

 また2月の後半には、ダイヤモンド富士も見ることができます。屏風ヶ浦の下に広がる九十九里浜では、のんびりと珈琲楽しむ至福の時間が過ごせるので、夕日を楽しんだ後は、満天の星空の下、波音をBGMにゆったりした時間をお過ごし下さい。

 【旭市観光物産協会 事務局長 水野竜也】

「観光革命」地球規模の構造的変化(257) 地方の衰退と統一地方選挙

2023年4月9日(日) 配信

 4年ごとに実施される統一地方選挙が近づいてきた。日本の各地域はいまさまざまに解決困難な課題を抱えているために統一地方選挙が重要であるが、現実には地方選挙の盛り上がりに欠けており、大いに危惧している。

 今回の統一地方選挙では地方創生の総括が重要になる。政府は安倍晋三政権の下で2014年に地方創生政策を打ち出した。東京一極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力の向上を目指して、巨額の税金を投入して数多くの地方創生事業を実施してきた。

 日本世論調査協会(1950年設立)は統一地方選挙を視野に入れて、地方創生に関する世論調査を実施した。先ず政府の地方創生事業に対する評価では79%が「効果がなかった」と厳しい評価を下している。また「大都市と地方の格差が拡大している」と思う人が84%を占めている。要するに自公政権による地方創生政策については否定的評価が圧倒的多数を占めている。

 日本では既に「2025年問題」が大きな話題になっている。25年にはいわゆる「団塊の世代」が75歳以上になるとともに、583万人の労働力が不足する。日本は世界に冠たる「超高齢社会」のトップランナーになるが、その結果、生産年齢人口の減少に伴う労働力不足、医療・介護分野における人財不足、社会保障費の増大、空き家・マンション問題の深刻化などの解決が必要不可欠になる。

 日本は22年に出生者が初めて80万人を割り込み、話題になった。世界的大富豪のイーロン・マスク氏は今年3月にツイッターで「日本では昨年、出生者の2倍の人が亡くなった」と投稿。昨年5月には「出生率が死亡率を上回らない限り、日本はいずれ消滅する」と投稿している。日本の少子高齢化は今後ますます顕著になるので、国と地方が連携して抜本的対策を講じないと亡国の危機が生じる。

 観光産業は労働集約型産業の典型であり、数多くの従業者を必要としているが、既に労働力不足で苦労している。人財不足対策の一環として、労働環境の改善、健康経営の推進、キャリア形成支援などをはかると共に、AIを活用した技術革新やロボットによる業務自動化なども必要になる。観光業界のリーダーは厳しい現実を直視して、諸々の改革を推進すべきだ。

 

石森秀三氏

北海道博物館長 石森 秀三 氏

1945年生まれ。北海道大学観光学高等研究センター特別招聘教授、北海道博物館長、北洋銀行地域産業支援部顧問。観光文明学、文化人類学専攻。政府の観光立国懇談会委員、アイヌ政策推進会議委員などを歴任。編著書に『観光の二〇世紀』『エコツーリズムを学ぶ人のために』『観光創造学へのチャレンジ』など。

 

 

津田令子の「味のある街」「カットクーヘン(サザエさんの焼き印入り)」――洋菓子ヴィヨン桜新町本店(東京都世田谷区)

2023年4月8日(土) 配信

洋菓子ヴィヨン桜新町本店の「カットバウムクーヘン(サザエさん刻印入り)」 290円(税込)▽東京都世田谷区桜新町2―8―4▽☎03(5426)5044。

 東急田園都市線「桜新町駅」北口出てすぐの場所にあるのが、創作菓子の店洋菓子ヴィヨンだ。ドイツ農業協会が主催する世界最高峰の御菓子のコンテスト「DLGコンテスト」でヴィヨンのバウムクーヘンは金賞受賞の栄誉に輝いた実績がある。

 

 同コンテストは品質基準の達成・維持・改善を農業や食品産業に促すことを目的としたコンテストで味、食感、香りなど審査項目は200項目に及び、そのすべてで満点を獲得した商品を認定するというものだ。

 

 ゴールドアーモンドペーストと、マダガスカル原産のバニラビーンズを使用した特選バウムクーヘンは、芳酵な香りと深い味わいのある高級感にあふれている。乳化剤や膨張剤を一切使用せず、本場ドイツでの基本を倣った職人が手作りで焼き上げていると記されている。1965年創業以来、1人で焼き続けているオーナーこだわりのバウムクーヘンの種類は豊富。サザエさんスペシャルは、桜新町の象徴であるサザエさんのイラストが入ったチョコレート付きプレーンバウムクーヘンで人気の商品だ。ほかにも創作菓子ヴィヨネット花器(木苺・洋梨・リンゴのゼリー入り)バウムクーヘンなどがある。昨年、久しぶりに訪れた桜新町。漫画サザエさんの舞台になっていることでも知られている。2022年は長谷川町子没後30年ということもあり、多くのサザエさんファンが訪ねていた。

 

 店内に入ると、すぐにサザエさんの焼き印入りクーヘンが目に入った。こちらをご近所さんと、家族のお土産にゲット。幸せ時間のおすそ分けといったところだ。バウムクーヘンは身がしっかりつまった感じの食べ応えある食感なのだが、カットクーヘンは薄切りなのでもう一つ、あと一つ……とあとを引く。

 

 庶民の暮らしを明るく楽しく描いた漫画家・長谷川町子ゆかりの地である桜新町駅から歩いて約7分のところに、長谷川町子美術館がある。7月まで企画展「町子の動物ワールド」が開催されている。記念館見学の帰りに、ヴィヨンでサザエさんの焼き印入りのカットクーヘンを買って帰ろうっと。

(トラベルキャスター)

 

津田 令子 氏

 社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。

「めぐる」「たべる」「つかる」3つの視点で地域の宝探し 春の訪れを告げる気候のなか春の味覚と菜の花畑などの景色を堪能(いすみ市)

2023年4月8日(土) 配信

春を感じながらウォーキング

 豊かな食を有する千葉県いすみ市で3月12日(日)、4年ぶりとなるONSEN・ガストロノミーウォーキングが行われた。いすみ鉄道国吉駅をスタートし、国吉神社・出雲大社上総教会へ至る約10㌔のコース。約230人が春の訪れを告げる気候のなか、春の味覚と菜の花畑などの景色を堪能した。

豊かな食をいろいろなカタチで

 東京駅から特急で70分という便利な立地ながら豊かな自然と温暖な気候によって育まれたイセエビ、マダコ、いすみ米、チーズ、日本酒などの生産地であり、日本を代表する料理人にも選ばれる高品質な食材の宝庫でもあるいすみ市。同市はこれらの魅力あふれるコンテンツを余すことなく参加者に提供することで、参加者自身による情報発信と今後の誘客戦略に繋げることを狙いとし、2018年度からイベントを開催している。

いすみを満喫

 コロナ禍による中断を経て行われた3回目のイベントでは、初めて里海から里山へコースを変更。スペイン・バスク地方・サンセバスチャンを手本に美食のまちづくりを推進する「美食の街いすみ~サンセバスチャン化計画」を策定している同市ならではのおもてなしとして、いすみ大使を務めている2人のフレンチシェフが監修した地元食材の美味しさを生かした料理を参加者にふるまい、いすみ市での開催を心待ちにしていた多くのリピーター含め、食の面でも高い評価を集めた。

いすみの味覚をPR

 いすみ市はガストロノミー以外にも、ロケや星空などさまざまなコンテンツを生かした観光コンテンツを開発し観光誘客に注力している。いすみ市役所水産商工観光課観光・誘客推進班の長谷香主任主事は、「古くからサーフィン文化があり、移住者も多い岬エリアを新たなコースとして整え、参加者には太平洋の眺望やサーフタウンの趣を感じていただけるようさらなる魅力を提供しつつ、今までの開催に引けを取らない『食べる』ことが楽しめる内容にしたい」と次回の展望を語った。

  一方でONSEN・ガストロノミーツーリズム推進機構の溝田祐一郎ディレクターは「回を重ねていくごとに地元の方々のおもてなしの心が強くなっていき、素敵なイベントに育っています」とこれまでを振り返った。

HIS、「シン・社員旅行」PJ始動 実施企業は63%が「会社好き」受け

2023年4月7日(金) 配信

シン・社員旅行のトップページ WEB

 エイチ・アイ・エス(HIS、矢田素史社長)はこのほど、訪れた地域の持続可能性にも注目してもらう新たな社員旅行 「シン・社員旅行」 を推進するプロジェクトをスタートした。

 同社の調査によると、会社が好きと答えた割合は32%だったのに対し、社員旅行を実施した企業で働く63%が会社が好きと答えた。インセンティブ行事で最も興味のある行事への問いでは、社員旅行が42%と最多だった。このほかに、SDGsなどの社会貢献意識の高まりを受け、サステナブルな体験を用意した。 

 具体的にハワイではアラワイ運河を綺麗にするため、ヘドロを除去する作用のある泥団子「ゲンキボール」を作り、運河に投入するプログラムを用意。個人でしか入場できないワイマナロビーチでの掃除体験も提供している。今後は、沖縄県へのツアーも販売する。

 同社は「リモートワークで希薄になった(社内の)コミュニケーションや帰属意識を取り戻しませんか」と利用を促している。

好きを極める新しい都市観光拠点に 4月14日(金)、東急歌舞伎町タワー(東京・新宿)開業

2023年4月7日(金)配信

タワー外観

 東急は4月6日(木)、東急歌舞伎町タワー(東京都新宿区)を報道関係者に公開した。劇場、映画館、ライブハウスなどで構成される施設で、4月11日に開業する同タワー。5月19日には、 2つのブランドのホテルもタワー内に開業する。

 “好きを極める”をコンセプトに掲げ、4月28日からは、コンセプトを具現化する施策の第1弾として、「エヴァンゲリオン」を題材に「EVANGELION KABUKICHO IMPACT」を展開する。

 同社新宿プロジェクト企画室の木村知郎室長は、羽田空港や成田空港とを結ぶアクセスバスを整備したことなどに触れ、「より多くのインバウンドの方々にも来ていただきたい。歌舞伎町のみならず、首都東京の新しい都市観光拠点になると期待している」と思いを語った。

 タワー内1~5階はエンタテイメント&レストランフロアとなっており、アミューズメントコンプレックス「namco TOKYO」や新宿ダンジョン攻略体験施設「THE TOKYO MATRIX」などを展開する。

109シネマズプレミア新宿

 6~8階劇場は「THEATER MILANO―Za」、9~10階は映画館「109シネマズプレミア新宿」となっており、映画館では全席をプレミアムシートとするなど上質な鑑賞環境を提供。3面ワイドビューシアター「ScreenX」も採用している。

エヴァとのコラボルーム

 18~38階に開業するライフスタイルホテル「HOTEL GROOVE SHINJUKU, A PARKROYAL Hotel」では、タワー全体で展開する施策に合わせ1フロアを「LIFESTYLE HOTEL EVA」とし、作品に登場する5人のパイロットをイメージした客室に宿泊できる「コラボレーションルーム宿泊プラン」を販売する。

 39~47階には、天空のラグジュアリーホテル「BELLUSTAR TOKYO, A Pan Pacific Hotel」を開業する。39~44階が7㍍のワイドビューの窓を持つ客室、45~47階が5室のペイントハウスとなる。

東京都、都内旅行業者にDX導入支援 4月10日から補助事業の申込受付

2023年4月7日(金) 配信

予約・顧客管理などアナログで実施している務の効率化などをはかる

 東京都は4月10日(月)から、都内の第2種と第3種、地域限定旅行業者を対象に、DX事業計画の策定のための専門家を無料で派遣し、同計画を策定した旅行業者へ導入に必要な経費を補助する「DXによる旅行事業者レベルアップ応援事業」の申し込みを受け付ける。

 同事業はデジタル技術の導入で、予約・顧客管理などアナログで実施している業務の効率化をはかることや、商品やサービスに新たな付加価値を生み出すこと、ビジネスモデルや業務内容、組織体制などを変革し、ビジネスにおける優位性を確立することなどを目指す。

 4月10日(月)から6月15日(木)には専門家を最大3回派遣し、DX事業計画の策定の支援に向けて、先着100事業を募る。

 専門家と事業計画を策定した事業者は7月4日(月)~9月7日(水)に、補助金の申請を行うことができる。対象はシステム構築や開発費などのDX促進費や、オンラインツアー制作費、DX化のための人材育成費、デジタル広告宣伝費など。補助額は300万円または経費の4分の3のいずれか低い額。

「もてなし上手」~ホスピタリティによる創客~(147)基本を大切にしてお客様の心を掴む されて嬉しいをやり切る

2023年4月7日(金) 配信

 

 2年先まで予約一杯のレストランがあると知人から聞き、そのレストランにどんな秘密があるか知りたくなりました。一般公開されていない電話番号を偶然見つけ、連絡してみました。電話は、お客様と出逢う大切な瞬間でもあります。その対応は、人気レストランのおごりもなく、強い好感を持てるものでした。

 ただ、残念ながら予約席はありません。「キャンセルが出たら、いつでも良いので連絡をいただけないか」とお願いしましたが、要望が多く難しいということでした。

 誰も考えは同じで、無理なお願いをお詫びしましたが、諦めきれない私は、「電話対応の素晴らしさ」について手紙を書きました。すると先方から「西川さんに是非、私の料理を食べていただきたい。大変失礼ですが、空席が出たらお知らせさせてください」と連絡があったのです。

 そして、数カ月後にその連絡がありました。「お待たせいたしました。間際になりましたが、空席が出ました。いかがでしょうか」。さっそく予定を変更して、予約をしました。当日には大阪のお土産も持って行きましたが、タクシーが店に到着すると、店の外で出迎えるスタッフの姿が目に入りました。それも店主自らの出迎えです。

 その日は、食事はもちろん最幸の時間となりました。

 しかし、最大の感動はホテルに戻ってから起きたのです。携帯に店主からメッセージが届き、そこに持参したお土産を笑顔で食べている、スタッフの写真が添付されていたのです。その笑顔に思わず声を上げてしまうほど、本当に驚きました。

 その場や翌日のチェックアウトのときなど、相手からお礼を言われることはありますが、この感動のメールは、大きな勉強の機会となりました。

 お土産を贈る側が最も喜ぶのは、贈られたスタッフの人たちが喜んでくれていることを伝えることです。素晴らしい対応には、今でも感動を覚えています。

 そのレストランを訪れてから2年が経過して、2回目の利用が実現しました。そして、そのときに初めて、最初に伺ったときの感動が偶然ではなく、必然のこととして実行されていることを知ることができたのです。

 前回と同様にタクシーで到着すると、お店の外で店主が待っていました。そして、同じように、持参したお土産を手にしたスタッフの写真も、後で送られて来たのです。

 自分がしてもらって嬉しいことを、言い訳をせずにやる。やり続ける。基本に魂を込めてやり切ることです。それが料理のおいしさをより高めて、結果として予約の取れないという人気店になるのです。

 

コラムニスト紹介

西川丈次氏

西川丈次(にしかわ・じょうじ)=8年間の旅行会社での勤務後、船井総合研究所に入社。観光ビジネスチームのリーダー・チーフ観光コンサルタントとして活躍。ホスピタリティをテーマとした講演、執筆、ブログ、メルマガは好評で多くのファンを持つ。20年間の観光コンサルタント業で養われた専門性と異業種の成功事例を融合させ、観光業界の新しい在り方とネットワークづくりを追求し、株式会社観光ビジネスコンサルタンツを起業。同社、代表取締役社長。

 

 

 

TCSA23年度通常総会 新会長に元国交省観光部長の金澤氏

2023年4月6日(木) 配信

左・金澤悟新会長、右・三橋滋子前会長

 日本添乗サービス協会(TCSA、37会員)は3月24日(金)、東京都内で2023年度通常総会を開いた。任期満了に伴う役員改選で、新会長に金澤悟氏が就任した。退任した三橋滋子会長は、これまで空席だった副会長に就く。

 02年には国土交通省総合政策局観光部長を務め、ビジット・ジャパンキャンペーンを推進した経歴を持つ金澤氏は、「観光部長退任後は観光業から離れてしまっていたが、三橋会長が副会長としてサポートしてくれるとの後押しがきっかけで、会長職を引き受けた」と説明。

 コロナ禍で打撃を受けた観光業と、添乗サービス双方から回復させることに注力し、「業界を取り巻くさまざまな変化にどう対応していくかを考えていく」と意気込んだ。

 三橋会長は、新型コロナ禍で添乗員の仕事が激減したなか、離職により添乗員の絶対数が減少し、かつ高齢化が進んでいるとの現状認識を示し、「しばらく添乗業務から離れていた添乗員のブラッシュアップ研修や、現地の最新情報が入手可能なチャンネルを提供していく」方針を示した。加えて、専門添乗員の職業観ややりがいをアピールし、若年層の確保に役立つ資料を作成する。

 第3回となるインバウンド検定では、初級検定を全国で実施するとともに、中級・上級検定への準備も進める。また、受験予定者や興味を寄せている人向けに「インバウンド業務入門講座」を開く予定だ。

 人材育成やコンプライアンス推進、広報イベント活動の3点を重点に置き、運営幹事会の下にそれぞれ委員会を設置して、研修や試験準備、講座、広報活動などを行っていく。