東武トップツアーズ、地下神殿で新コース ライトアップツアー始動(首都圏外郭放水路)

2025年10月15日(水) 配信

新コースのライトアップシーン

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)は10月11日(土)、国土交通省江戸川河川事務所が管理する治水施設「首都圏外郭放水路」の新コース「地下神殿で幻想空間体験! 流域治水ライトアップコース」の予約受付を始めた。新コースは11月11日(火)、16日(日)、22日(土)に実施する。

 首都圏外郭放水路は埼玉県春日部市に位置し、地底50メートルを流れる世界最大級の地下放水路で、なかでも調圧水槽は「防災地下神殿」とも称される壮大な防災地下施設。同施設の防災ツーリズムにおける8つのパワーアップ計画の取り組みの一つとして、ツアーの基幹コースである「地下神殿コース」をさらにパワーアップさせて提供する。

 今回の新コースは「水害から日常を守る、首都圏外郭放水路とみんなの流域治水」がテーマ。①豪雨の予兆②洪水発生(危機)③首都圏外郭放水路稼働!④晴れ上がり(日常回帰と防災意識向上)――の4つのシーンで構成され、防災地下神殿を魅惑的なライティングと大迫力の音響で幻想的に彩り、普段のたたずまいとはまったく異なる地下空間を演出する。

 同社によると、多くの見学者に楽しく「防災地下神殿での特別な体験」と「災害の自分事化」を身につけてもらえる企画とアピールしている。

 料金は1人1500円。予約や今後の実施予定は、首都圏外郭放水路ホームページから。

キルギスが初めてデスティネーションセミナー開く 新しい旅行先として注目

2025年10月15日(水) 配信

セミナーのようす(登壇者はアイスルー・アバキロワ氏)

 キルギス共和国経済商務省観光局は9月30日(火)、大阪府大阪市内のホテルで日本で初めてとなるデスティネーションセミナーを開いた。旅行会社やランドオペレーター、報道関係者らを招き、大阪・関西万博の視察なども行った。キルギスは「中央アジアのアルプス」と称され、豊かな自然に恵まれている。治安も安定していることから、新たなデスティネーションとして注目される。

 セミナーでは、キルギス共和国経済商務省観光局サスティナブル開発・国際協力部チーフスペシャリストのアイスルー・アバキロワ氏が、9月25~28日まで愛知県で開かれた「ツーリズムEXPOジャパン2025」で、日本旅行業協会(JATA)と観光分野に関する相互協力覚書を結んだと報告。2国間における観光業界の関係強化や観光を通した交流の拡大、さらなる関係の構築へと発展させていくと強調した。

 JATAの原優二副会長も登壇し、6月に開催されたFAMツアーにより今後のツアー造成への期待が高まっているとし、「旅行業界全体で盛り上げていく」と語った。

 キルギス観光開発支援基金チーフスペシャリストのアイザン・アマンゲルディエヴァ氏は、「シルクロードの真珠」と呼ばれるイシククル湖や天山山脈、遊牧民文化、手工芸などキルギスの魅力を紹介。遊牧民文化の1つであるフェルトの手芸品は、日本人にも好まれる商品が多く、首都・ビシュケクでショッピングが楽しめることをアピールした。このほか、来年は2年に1度、中央アジアで開かれる「ワールド・ノマド・ゲームズ(世界遊牧民競技大会)」がキルギスで開催されるという。

 また、昨年に仁川(韓国)―ビシュケク線が新規就航し、アクセスが便利になったことも紹介した。従来からのルートとしては、隣国のカザフスタンからの陸路がある。

【旅行新聞 創刊50周年メッセージ】 国際観光日本レストラン協会 会長 鍔 一郎 氏

2025年10月15日(水) 配信

 本紙は今年、創刊50周年を迎えた。共に歩みを重ねてきた観光関係団体や提携紙のトップから、これまでの労いや今後への期待を込めたメッセージをお寄せいただいた。順不同で紹介する。

                    ◇

「100選」は名物企画

国際観光日本レストラン協会 会長 鍔 一郎 氏

 観光業界の専門紙「旅行新聞」が本年創刊50周年をお迎えになられたとのこと、誠におめでとうございます。

 改めまして、旅行新聞新社の関係各位による、これまでの弛まぬ業界情報の発信と啓蒙活動に対し、心より敬意を表します。

 なかでも「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」はまさに「旅行新聞」の歴史と共に築き上げた名物企画でもあり、ホテル業界、旅館業界各社に対する評価と、それに従事する業界関係者の皆様のモチベーション向上に大きく寄与されてきたものと存じます。

 創刊当時の50年前の旅行業界の状況とインバウンド需要で活況を呈する現在とは、まさに隔世の感がいたしますが、今後とも旅行業界発展のために力を尽くしていただくことを期待するとともに、貴社が業界のリーダーの一員として、ますますご発展されることを心より祈念いたしております。

【第50回旅館100選】新潟県・月岡温泉 「白玉の湯 泉慶・華鳳」

2025年10月15日(水) 配信

泉慶・華鳳・越の里 外観

心も体も憩える場所。丘の上にたたずむ静かな贅沢空間

 「白玉の湯 泉慶」は、和と洋の美を融合させた近代的な宿。館内はロビーから廊下にいたるまで、数々の美術品に彩られている。お風呂は、日本海随一の広さを誇る大浴場と、自家源泉“白玉の湯”を引いた露天風呂で、四季折々の自然を堪能したい。

泉慶・デラックス和洋室
泉慶・大浴場露天風呂

 姉妹館「白玉の湯 華鳳」は、和の風情を生かした現代の城のような趣。6000坪の大庭園は、遊歩道が整備され四季のうつろいを満喫できる。

華鳳・露天風呂サウナ・水風呂付和洋室
華鳳・露天風呂付和ベッドルーム

 華鳳 別邸「越の里」は、古きよき旅館のおもてなしとラグジュアリーホテルの機能性を兼ね備えた宿だ。里山の彩りをテーマにした客室は、全20室のスイートルームで、1フロア4室だけのプライベート空間が広がっている。

越の里・客室展望露天風呂
越の里・料亭
越の里・露天風呂付和洋室

 泉慶・華鳳では近年客室の改装や個室料亭の増築、大浴場改装など、続々と新しい施設が誕生している。

華鳳・プライベートスパ

歩いて楽しい温泉街

「白玉の湯 泉慶・華鳳」がある月岡温泉街は、新潟が誇る日本酒やワインなどが試飲できる店のほか、干物や発酵食品が試食できる店、煎餅の手焼き・絵付けが体験できる店などが毎年続々と誕生している。SNS映えするスポットもたくさんあるので、月岡温泉の街歩きを楽しみたい。

交通:《車》磐越自動車道 安田ICから国道290 号を新発田方面へ15km、P500台(無料)
   《電車》JR白新線 豊栄駅からシャトルバスで20分 ※大人500円(9:55・14:30・15:35・16:50)
チェックin 15:00 out10:00
食事:《夕食》越後料亭「旬熹楽」、和風食房「和味庵」または料亭個室
   (華鳳は料亭個室) 《朝食》コンベンションホール
部屋:《泉慶》全110室 《華鳳》全108室
風呂:《泉慶》庭園大浴場「月鏡」「花鏡」(各露天風呂、サウナ付)
   《華鳳》男女別大浴場各1(露天風呂、サウナ付)、貸切露天風呂2
泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉※露天風呂は温泉、内湯大浴槽は白湯
料金:2万円~7万円

白玉の湯 泉慶
〒959-2395 新潟県新発田市月岡温泉453
☎0254(32)1111 FAX0254(32)3339
https://www.senkei.com/
Wi-Fi:使用可 外国語対応:外国語対応:英

白玉の湯 華鳳
〒959-2395 新潟県新発田市月岡温泉134
☎0254(32)1515 FAX0254(32)1511
https://www.kahou.com/
Wi-Fi:使用可 外国語対応:外国語対応:英

 

 

 ※この記事は、旅行新聞新社主催「第50回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」に選出された施設で、書籍「2026年度版 プロが選んだ日本のホテル・旅館100選&日本の小宿(BEST100 HOTELS&RYOKANS IN JAPAN)」(自由国民社)に収録されている内容を紹介しています。

一般来場者数2557万人、大阪・関西万博が閉幕

2025年10月14日(火)配信

ミャクミャクが先導したフラッグパレード

 「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、大阪府大阪市の人工島・夢洲で開催された「大阪・関西万博」は13日(月・祝)、184日間の会期を終え閉幕した。

 日本国際博覧会協会は14日(火)午後、累計来場者数を発表。それによると一般来場者数は2557万8986人となった。関係者らが使用するAD証入場者数を加えると2901万7924人。運営収支は約230~280億円の黒字になる見通しだ。

 最終日はEXPOホール「シャインハット」で閉会式が行われた。

 同協会の十倉雅和会長は「すべての関係者に心からの感謝を申し上げる」としたうえで、「160を超える国、地域、国際機関が夢洲に一同に会し、ともに創り上げてきた大阪・関西万博を通じて、世界は多様でありながら一つということを再認識できた。万博は今日閉幕するが、いのち輝く未来社会をともに創り上げていくスタートはまさに今日から始まる」と述べた。

 大阪府の吉村洋文知事は、開幕式と同様に「ありがとう」を連呼し、ボランティアスタッフや警備員、医療従事者、パビリオン・運営関係者、そして来場者に謝辞を述べた。「またいつの日か日本で万博をやりましょう」と笑顔で結んだ。

 ほかに、「多様でありながら、ひとつ」などとする万博宣言を発信したほか、フラッグパレードや万博ファイナルイベントと称した西日本旅客鉄道(JR西日本)主催のイベント「ありがとう旅立ちの祭典」などが行われた。

ロケツーリズム協議会、25年度第3回会合開く 撮影規約書の重要性紹介

2025年10月14日(火) 配信

会合のようす

 ロケツーリズム協議会(藤崎慎一会長、東京都港区)は9月25日(木)、渋谷キューズ(東京都渋谷区)で2025年度3回目の会合を開いた。自治体や企業がロケ実績の活用による地域活性化をはかろうと、撮影のトラブルを未然に防ぐための「撮影規約書」について学んだ。撮影に関する規約の整備がスムーズなロケーション撮影につながった成功事例を通じて、規約書の重要性への理解を深めた。約130人が参加した。

 当日は、制作業界やロケ対応の基礎を学ぶロケーションサービスコース①、実践的な提案・見せ方の方法や活用を見据えたロケ対応を学習するロケーションサービスコース②、撮影実績の活用やタイアップに向けて、より高度な交渉方法や権利処理のノウハウを学ぶプロモーションコース、効率的な誘致や活用に向けてディスカッションを行う企業コースに分かれて、ワーキングが行われた。

 映画・ドラマプロデューサーなどの制作者も参加し、受け入れる自治体や企業に求める現場対応についてアドバイスした。

 TBSの鈴木早苗プロデューサーは「地域住民が価値を感じにくい(工場の廃屋や古い建物などの)風景も、制作者にとっては宝となることがある。次回のマッチング大会では、こうした情報を持ち寄るのも有効だと思っている」と語った。

JTB時刻表100年誌、12月16日に発売(JTBパブリッシング)

2025年10月14日(火) 配信

表紙イメージ

 JTBパブリッシング(盛崎宏行社長、東京都江東区)は12月16日(火)、創刊100周年を迎えた「JTB時刻表」の歴史を紐解く、記念書籍「JTB時刻表100年誌」を売り出す。鉄道の日である10月14日(火)から予約受付を開始した。

 JTB時刻表は1925(大正14)年に創刊し、2025(令和7)年4月号で創刊100周年を迎えた。同書は、JTB時刻表の100年にわたる時刻表の歩みを通して、日本の鉄道史や観光の発展、人々の暮らしの変化を振り返る一冊。100年におよぶ表紙デザインのほか、路線図、列車編成表など、時刻表に掲載されてきた多彩な情報を時代背景とともに丁寧に紹介する。

 さらに、制作の舞台裏や、関係者・愛読者の声も収録し、単なる交通案内を超えた「文化としての時刻表」の魅力を伝える。時刻表・鉄道ファンはもちろん、昭和、平成、令和の日本を振り返りたいすべての人に贈る、時刻表から読み解く100年の記録とした。

 定価は税込7700円。B5判、304ページ。全国の書店、ネット書店で販売する。

日観振、第5次観光立国基本計画に向けて提言 「観光の持続的成長を目指して」

2025年10月14日(火) 配信

 

 日本観光振興協会(菰田正信会長)はこのほど、提言「観光の持続的成長を目指して~第5次観光立国推進基本計画策定に向けて~」を公表した。政府が2030年目標に向けて、「第5次観光立国推進基本計画」を策定中であることから、会員からの意見をとりまとめた。観光産業が自動車産業に次ぐ「第二の輸出産業」として、重要な経済基盤へと成長を遂げるなか、次期の観光基本計画では、量から質への転換のさらなる推進による「持続的成長」と「稼ぐ力」の両立をはかることが求められると訴えた。

 観光産業は、国内旅行需要の拡大と海外旅行促進による均衡のとれた双方向交流の実現や、観光客を受入れる地域・住民の理解醸成、インバウンドの急拡大に伴い顕在化しているオーバーツーリズムやマナー違反といった課題解決に取り組むことで、基盤産業としての地位を確固たるものにし、我が国の経済成長に貢献することが期待されていると言及。観光庁には観光戦略を統括する司令塔として強いリーダーシップを発揮することを求めたうえで、「当協会としても、本提言の実現に向け関係各所へ働きかけを行いながら、今後も観光振興に取り組んでいく」とした。

 提言の骨子は①国内外への観光需要拡大②自律的観光の推進(観光まちづくり、観光地経営の確立、人材確保と育成・活用及びオーバーツーリズム対策)③観光財源の安定的な確保と観光消費拡大④観光の持続的成長に向けた取組・国際競争力の強化――の4つ。

日本橋・室町テラスで台湾を体感 10月18、19日に台湾イベント開催

2025年10月14日(火) 配信

「ビビビビ!台湾-最愛台湾紀行-」

 台湾観光庁(台湾交通部観光署)は10月18日(土)と19日(日)に、東京・日本橋の「COREDO室町テラス」で台湾を体感できるイベント「ビビビビ!台湾-最愛台湾紀行-」を開く。台湾茶の試飲や占い体験、キーホルダー作りができるワークショップなど、台湾の“偏愛ポイント”を集めたコンテンツが並ぶ。

 台湾観光庁は2年連続で俳優の妻夫木聡さんをアンバサダーに起用。今年は「最愛台湾紀行」をテーマに新CMを撮影し、魅力を発信しているところ。さらに多くの日本人に台湾を五感してもらいたいと、今回はイベントを企画した。

 おもなプログラムとしては、「偏愛・台湾茶芸館」として、台湾産茶葉を使った鉄観音や紅茶、屋台定番のグルメなどが試食できる。「偏愛・台湾ワークショップ」では、台湾グルメの「パイナップルケーキ」や「小籠包」の食品サンプル作り体験を用意する。また、「偏愛・台湾写真館」では、台湾に旅行した気分でポスター風の記念撮影を行い、撮影した写真は持ち帰れるという。

 なお、一部のプログラムは公式SNSのフォーローが必要。開催時間は両日とも正午~午後8時まで。

クラブツーリズム、最上級の銀座サロン 銀座通り沿いに移転<ロイヤル・グランステージ 銀座サロン>

2025年10月14日(火) 配信

新店舗の内装

 クラブツーリズム(酒井博社長、東京都江東区)は10月15日(水)、「ロイヤル・グランステージ 銀座サロン」を移転し、リニューアルオープンする。新住所は東京都中央区銀座1―8―14銀座YOMIKOビル7階。銀座通りに面したビルは、2面ガラス張りで採光性に優れ、ホテルのロビーを思わせるようなくつろぎの空間を提供する。

 「ロイヤル・グランステージ」は、同社の最上級ブランドとして、上質な宿泊施設や旬の料理、四季折々の美しい景色を楽しめる「大人の本物志向」の旅を提案している。銀座サロンでは、特別な顧客向けのイベントや海外旅行説明会、同サロン出発のまちあるきツアーなどを紹介する。

 営業時間は電話が午前9時15分~午後5時30分 (日曜・祝日休業)、サロンが午前10時~午後5時(土、日曜と祝日休業)。電話番号は移転に伴う変更はなく、03(4335)6240。

 なお、リニューアルオープンを記念した特別イベントを用意する。11月20日(木)、12月9日(火)に講座「著名人に愛された箱根『富士屋ホテル』の魅力」(参加無料)、12月17日(水)にイベント「添乗員がおすすめする春の旅と二胡のメロディー」(参加費1000円)など。詳細は同社公式サイトから