ヤギ・ヒツジのベビーラッシュ 成田ゆめ牧場がフェア開催中

2021年3月24日(水) 配信

春にしか逢えない赤ちゃん

 千葉県成田市の観光牧場「成田ゆめ牧場」は4月18日(日)まで、「アニマルベビーフェア」を開いている。春はヤギ・ヒツジの誕生ラッシュで、現在計7頭の赤ちゃんが産まれているという。

 今年は3月3日(水)にヤギの赤ちゃんが誕生したのを皮切りに、現在は母ヤギ2頭から4頭、母ヒツジ3頭から3頭の子が産まれた。今後、出産予定のヤギも1頭いる。

 赤ちゃんは現在開催中のフェアで披露するほか、生育段階に応じて順次触れ合いを開始する予定だ。そのほか、SNSでの動画配信や名前投票イベントなども企画。牧場に行けない人にも、自宅で楽しめる工夫をする。

Good Location in japan」第3弾配布中 中面は、「名作・話題作のロケ地+α(アクティビティー)」がテーマ

2021年3月23日(火) 配信

今年は2か国語の冊子を製作

 ロケツーリズム協議会と地域活性プランニングはこのほど、全国ロケ地マップ「Good Location in japan」第3弾限定1万5000部の配布を始めた。ロケ地マップは、東京都内と全国各地の観光案内所や空港、駅などで入手できる。

 今年はコロナ禍でドラマの再放送が増えたことや、サブスクリプションで過去の作品が見やすくなったりしたことを踏まえ、過去に放送、放映された映画やドラマの「名作」のロケ地をピックアップ。中面は、「名作・話題作のロケ地+α(アクティビティー)」がテーマ。作品をきっかけに旅に出た後、サイクリングやキャンプで自然を感じたり歴史ある名建築をめぐったりと、その地域ならではの体験ができるスポットを選定しった。また、ウィズコロナ・アフターコロナの旅の選択肢として、3密を避けた旅にも配慮しているという。

 ロケ地の選定は、ロケツーリズム協議会の会員地域を中心に、旬な作品・王道の作品のロケ地をピックアップ。地域からの自薦、撮影された作品の興行収入なども考慮しながら、今こそ行きたいラインナップとなるよう選出。マップは、日本語と英語の2カ国語があり、日本語版は人気のため残数が少なくなっているという。

 企画・監修を担当したロケーションジャパン編集部の山田実希編集長は、「昨年は自宅でゆっくり映画やドラマ、アニメを楽しんだ方も多いと思います。今回のマップには地域の魅力を楽しめるアクティビティをたくさん紹介していますので、作品のシーンを思い出しながら、旅を楽しんでいただけたら嬉しいです」とPRする。

北海道の高速道路が定額で乗り降り自由 ドラ割「北海道観光ふりーぱす」発売

2021年3月23日(火)配信

 NEXCO東日本北海道支社(札幌市厚別区)はこのほど、北海道内のすべての高速道路が乗り降り自由になるETC車限定ドラ割「北海道観光ふりーぱす」の販売を始めた。利用期間は2021年4月16日(金)~11月4日(木)。

 2~7日間まで、利用日数に合わせて選べる2つのプラン(らくとくプラン、ゆったりプラン)を用意した。平日・休日問わずいつでも利用できる。らくとくプランは2日間8000円(普通車)、ゆったりプランは4日間1万700円(普通車)から。軽自動車用の価格も設けた。利用開始までにWEBサイト「ドラぷら」から申し込む。

 昨年に引き続きフェリー割引や同社が参画している「シーニックバイウェイ北海道」のおすすめ観光施設で利用できる特典も用意した。利用後アンケートに答えると、抽選で100人に北海道の特産品が当たるプレゼント企画も実施する。

近畿日本ツーリスト×サイクルベースあさひ しまなみ海道サイクリングツアーを販売

2021年3月23日(火) 配信

しまなみ海道(イメージ)

 近畿日本ツーリストコーポレートビジネス(近畿日本ツーリスト、髙浦雅彦社長、東京都千代田区)はこのほど、自転車および関連事業を展開するあさひ(下田佳史社長、大阪府大阪市)と初のコラボ企画「憧れのしまなみ海道縦断!2泊3日ガイド付きサイクリングツアー」を売り出した。

 参加者のサイクリングがより充実するよう、自転車に精通したサイクルベースあさひのスタッフが同行し、アドバイスや緊急時のサポートを行うとともに、地域の活性化に寄与していく。

 3密回避で自転車の需要が高まるなか、近畿日本ツーリストは自転車を利用したレジャーに着目した。あさひとの連携により、コースの選定や当日のサポート体制などを整えた。なお、旅行会社とあさひの共同企画は初の試みとなる。

 ツアーには、しまなみ海道の広島県側から愛媛県側までの84㌔のサイクリングと観光を盛り込む。サイクルベースあさひのスタッフの帯同により、初心者や1人参加も安心できるほか、出発前のブリーフィング、メンテナンスなどの各種サポート体制が充実している。

 コース2日目には、向島~大三島までのサイクリングと観光、3日目は大三島~糸山(今治)までをサイクリングする。2泊3日で7つの島を縦断し、10カ所以上のスポットに立ち寄り、宿泊はサイクリストに人気のある「I LINK HOSTEL & CAFE SHIMANAMI 」(大三島)を利用する。

 出発日は、4月16日(金)、4月23日(金)、7月9日(金)、7月16日(金)で、旅行代金は8万8800円~9万9800円(大人1人、部屋タイプによって異なる)。感染防止策としてツアー中に検温するほか、万が一に備えた「コロナお守りパック保険」にも加入したツアーとなっている。

愛知県・幸田町 成瀬敦町長に聞く “どうする幸田町”  ロケは他地域との協力も不可欠

2021年3月23日(火) 配信

成瀬敦町長

 有名な観光施設がない、知名度が高くないなどの悩みを抱える地域が、観光業でまちを盛り上げ地域を活性化する手段になると期待するロケツーリズム。コロナ禍で家で過ごす時間が増え、メディアでの露出が大きな宣伝効果を生み出している地域もある。愛知県・幸田町も、メディアを活用し全国に情報発信を行うことで、町の認知度向上を目指す自治体の1つ。成瀬敦町長に取り組みや周辺地域との連携などを聞いた。

 ――幸田町はどのような町ですか。
 

 幸田町は、温暖な気候と豊かな自然に囲まれた町です。名古屋までJRで約45分、豊橋へも約20分とアクセスも良く、住みやすい町として、人口が右肩上がりに増加しています。

 日本一の生産量を誇る「筆柿」をはじめ、イチゴやナスなどの農産物が多く生産され、近年では、特産品を使用した新メニュー開発や、地元消防団のPRを目的として開発された「幸田消防カレー」の商品化など、町の農産物を生かした新事業にも積極的に取り組んでいます。

 観光面では、「幸田しだれ桜まつり」や、「幸田彦左まつり」など、1年を通してさまざまなイベントが開催され、毎年多くの人でにぎわっています。

 ――魅力があふれるまちがロケツーリズムに取り組まれた理由は。

 毎年多くの人々でにぎわう一方、近隣の市町と比較しても認知度が低く、観光地としての誘客に苦戦しています。そこで、「幸田町の魅力を全国の人々に知ってもらう」手段として、2018年からロケツーリズムの取り組みを始めました。

 幸田町には、ロケツーリズムを積極的に進めているほかの自治体とは違い、有名観光地はありません。そこで、メディアを活用して全国に情報発信を行うことで、町の認知度向上をはかります。そして、ドラマや映画をきっかけに、ファンに町へ足を運んでもらいたいです。また、特産品などを使用したグルメを活用し、広い視点での地元活性化を目指しています。

 ――幸田町は、何を武器に、ロケ誘致を進めていますか。

 現在も使用している小中学校9校でロケができるので、制作者からの問い合わせが多いです。また、官民が連携してロケ誘致を行っているので、消防署もロケ地として提供できます。このように、コンパクトな町だからこそできるフットワークが武器ですね。

 今年度は幸田町初となる連続ドラマの撮影が町内各所で行われ、ドラマ内のさまざまなシーンで町が登場する予定です。

 ――ロケ誘致を通じて、町はどう変化していますか。

 官民一体でロケ誘致を実施し、幅広い周知を心掛けることで、町全体に認知され、幸田町の新しい観光事業としての期待度も高まっていると感じています。また、特産品を使ったロケ弁開発を手掛けたことで、町内の飲食店などの活性化にもつながっています。

  一方で、首都圏からのアクセスなどさまざまな課題もあるので、継続してロケ誘致を行うには、受入体制の強化や、新しいロケ地の発掘など、他団体にはない取り組みを進めていく必要もあります。

 ――ロケ誘致で盛り上がっている地域は、首長が先頭に立ち、自らも積極的にロケ誘致に関わっています。成瀬町長はいかがですか。

  特産品を使用したロケ弁開発など、撮影スタッフへのおもてなしを意識し、先頭に立って町のPRに取り組んでいます。

 1人でも多くの町民の方に、町の魅力度アップの必要性に気付いていただけるようなおもてなしの心掛けを、これからも私なりの心構えとしていきたいです。

 ――近隣地域との連携も、観光面では重要になります。多くの作品が撮影されている蒲郡市など隣接するまちとの連携も考えられていますか。

 近隣市町にも魅力的なロケ地があり、直近にあったドラマロケでも、周辺地域と連携して撮影が行われました。海や高いビルなど、幸田町にはないロケーションでの撮影は、周辺地域の協力が不可欠となります。本町に限らず、各地域がロケで盛り上がるよう、今後も地域間の連携を強めていきます。

 ――思い描く未来の幸田町のロケツーリズムについて教えてください。

 他団体との協力体制などを強化し、ロケをきっかけに、地元中小企業や飲食店などの活性化につながるよう、今後も積極的にロケツーリズムを推進します。コロナ禍であっても、新しい日常を迎え入れていくため、「人と自然と産業との調和」を理念に、「みんなでつくる元気な幸田」をテーマに「人」「場所」「出会い」を楽しくつなぎ合わせていきたいですね。

 ――ありがとうございました。

オマツリジャパン、男鹿市の観光PV制作 観光需要の喚起に

2021年3月23日(火)配信

秋田県男鹿市の観光PR動画イメージ

 オマツリジャパン(加藤優子社長、東京都渋谷区)はこのほど、秋田県男鹿市の観光プロモーション動画を制作し、3月18日(木)からYoutubeで配信している。今回制作した動画により、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で落ち込んだ、男鹿市の観光需要を喚起したい考えだ。

 今回制作した動画は、東北インバウンド協会(遠藤誠代表理事、宮城県仙台市)、男鹿市観光協会DMO推進室(武内信彦代表、秋田県男鹿市)と共に制作した。豊かな自然環境や食、伝統文化の魅力を盛り込み、男鹿市の「風土」が感じられるよう制作。男鹿市の観光資源として、伝統行事「男鹿のナマハゲ」をはじめ、「大龍寺」の座禅体験、男鹿半島の伝統料理「石焼料理」などを紹介している。

 アフターコロナ期のインバウンド需要の回復を見据え、動画のテロップに英語、中国語を使用する2種類も配信。海外の人にも楽しんでもらえる動画を心掛け、国内のみならず国外に向けて男鹿市の魅力を発信した。

 なお、動画はオマツリジャパンのYoutubeチャンネルと、東北インバウンド協会が運営する動画プラットフォーム「IPPINMURA」で配信している。

シーバス船体に「けいきゅん」のデザインをラッピング 横浜エリアの観光のより一層の活性化へ

2021年3月23日(火) 配信

新しくラッピング装飾をする「シーバス5号」(画像はイメージ)

 京浜急行電鉄(原田一之社長、神奈川県横浜市)は3月25日(木)から、船体に京急電鉄マスコットキャラクター「けいきゅん」のデザインのラッピングを施した「シーバス」を運航させ、横浜エリアの観光をより一層活性化させる。

 シーバスは、ポートサービス(齊藤昌哉社長、神奈川県横浜市)が横浜・みなとみらいエリアで運航する海上バス。京急電鉄は、創立120 周年と横浜への本社移転にあわせ,2018年4月から「シーバス2号」に京急電車をイメージしたラッピング装飾を実施している。今回のラッピングは、3月24 日(水)で「シーバス2号」のラッピングの期間が終了するために企画されたもので、「シーバス5号」(定員160 名)に装いを新たにしたラッピングを施す。

 船体は、海や景観になじむブルーを船体のベースカラーとし、けいきゅんや横浜・みなとみらいの風景を描くことで、子供も大人もけいきゅんと一緒に観光を楽しんでいる気分になれるような仕様を採用。船内もけいきゅんのステッカーで装飾するほか、座席シートを活用し、海洋保全の啓発やコロナ禍においても感染予防をしながら観光を楽しんでというメッセージを発信する。

1万株のあじさいの山 約50年の歳月かけ築く

2021年3月23日(火)配信

約1万株のあじさいが咲く

 東京都あきる野市に、約1万株のあじさいが咲く「南沢あじさい山」がある。

 昨年6月13日~7月12日に行われたあじさい祭りには、約1万2000人が訪れた。地元で「花咲じいさん」として親しまれている南澤忠一氏が、約50年の歳月をかけてつくり上げた山で、春の桜や、秋の紅葉など1年中、季節の花々を楽しめる。

 同山のPRは、地域ブランディングを行うDo―moが手がけている。同社は「あじさい山」を拠点とした体験型観光商品や関連商品の開発を進めており、19年からは、同山の山頂で育てた「アマチャ(甘茶)」を使用した「ちゅういっちゃんのあじさい茶」の販売も開始した。

最新旅行ニュース

マイナビBiz 個室型サテライトオフィス「PERSONAL SUITE」を新橋・吉祥寺に開業

2021年3月23日(火)配信

  マイナビ(中川信行社長、東京都千代田区)が運営する法人向け中長期滞在先サービス『マイナビBiz』は、「エンゲージメント×フォーカス」をコンセプトにした「マイナビ Biz サテライトオフィス PERSONAL SUITE(パーソナルスイート)」を2021年4月1日(木)にオープンする。

 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、テレワークやレンタルスペースの活用など働き方が多様化するなか、オフィスのあり方を見直す企業も増えている。たが「従業員の安全を確保できる場所」「機密情報の取り扱い」「快適な設備・仕事環境」「個室など集中できる場所」など、さまざまな人が集まる場所で企業と従業員を守る環境が求められるなど、準備にあたっての課題も多い。このような課題を解決できる施設として「 PERSONAL SUITE」をオープンする。

 「PERSONAL SUITE」で、席の多くを占めるのがweb商談が可能な個室ブース。音漏れ防止装置も完備しているため、情報漏洩やセキュリティの問題をクリアし、集中して働ける環境を提供する。このほか、採用面談、面接等でも活用でき、2人以上でも利用可能なリクルーティングルームも完備している。

 今回開業するのはPERSONAL SUITE 新橋(阪急阪神第一ホテルグループ第一ホテル東京内)とPERSONAL SUITE 吉祥寺(吉祥寺東急REIホテル内)の2カ所。入会費・固定費は不要。料金体系は利用時間分の従量課金制となっている。

ワーケーションは「三方よし」 企業・地域向けにパンフレットを発行(観光庁・蒲生長官)

2021年3月22日(月) 配信

観光庁は3月19日(金)、会見を開いた(蒲生篤実長官)

 観光庁の蒲生篤実長官は3月19日(金)に開いた会見で、Go Toトラベル事業の再開について現時点では難しいとし「感染状況を慎重に見極めつつ、しかるべき時期やタイミングでの再開を目指す」とした。また、3月26日(金)に企業や地域向けに、ワーケーション推進をはかるため発行するパンフレット「『新たな旅のスタイル』ワーケーション&ブレジャー」に触れ、「ワーケーションは企業、労働者、地域それぞれ『三方よし』の政策」として、新たな働き方を推進していく意向を示した。 

 観光庁は昨年12月、企業633社を対象にワーケーションの普及状況を実態調査したところ、認知しているのは8割にのぼったにも関わらず、実際にワーケーションを体験した会社員は4%だったことが分かった。

 この結果を受け、「このギャップを埋めることが、新しい旅のスタイルの定着や、新しい働き方浸透に必要」とした。

 ワーケーション・ブレジャーの整備は、企業には生産性向上が見込まれ、労働者には自由な働き方による福利厚生が得られ、地域には交流人口の増加が見込まれる「三方よし」の政策だとして、今後も力を入れていく意向を示した。

 このほか、蒲生長官は、鳥取県の平井伸治知事が18日(木)に国土交通省を訪れ有志の32道県を代表して、新型コロナウイルス感染の落ち着いている県単位でのGo Toトラベル事業再開を求める要望書を提出したことに触れ、「寄せられている意見や要望をしっかりと受け止め、感染状況などを見極めつつさらなる対策への検討を行っていく」との意向を示した。

 また、赤羽一嘉国交大臣がすでに43地域の首長や観光関連・交通関連事業者と意見交換を行ったことを報告。Go Toトラベルや地域共通クーポンの効果について、「想像以上に幅広い業種で売上が増えている」と認識したうえで、「Go To事業の再開時には迅速に告知をしてほしい」との意見も出ているとした。

 現在50を超える県や地域で県民割やふっこう割など、独自の取り組みが行われている。「まずは安心して旅行ができる環境づくりが必要となる」としたうえで、「事業者、旅行者双方にガイドラインを徹底してもらい、魅力ある観光地域づくりに関する事業を今後も支援していく」(蒲生長官)と語った。