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鹿児島市 日本最大の城門「鶴丸城御楼門」復元 

2020年6月3日
関西支社:塩野 俊誉

2020年6月3日(水) 配信

鹿児島の新たなシンボルに

 鹿児島市の中心部、かつての島津家の居城・3(鶴丸城)の正面に建っていた巨大な城門「御楼門」が今年4月、約150年ぶりに復元された。

 鹿児島城は、島津家18代当主で初代薩摩藩主となる家久(忠恒)が1601(慶長6)年、建設に着手した城で、以降、島津家当主の居城となった。多くの城にある天守閣はなく、背後にそびえる天然の山城「城山」に本丸と二の丸を置き、麓に居館を構える地形をうまく活用した独特の造りが特徴的。城山の形が、鶴が羽を広げたように見えることから「鶴丸城」とも呼ばれる。現在、本丸跡には、県内の貴重な文化遺産を収蔵する「鹿児島県歴史資料センター黎明館」が建つ。

 御楼門は、本丸の大手門となる2階建ての建物。高さ、幅ともに約20㍍にもなる日本最大の城門であったとされるが、1873(明治6)年の火災で居館とともに焼失した。

 復元プロジェクトは、2013年に民間主導で本格化し、15年には官民一体となった「鶴丸城御楼門建設協議会」が発足。文献などを参考に、18年から復元工事が進められてきた。総工費は10億9千万円。このうち6億2千万円が民間の寄付という。

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