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向島で「花街を楽しむ会」開く 向島界隈を勝手に応援する協議会

2019年9月19日
編集部:増田 剛

2019年9月19日(木) 配信

花街を楽しむ会に参加した山本幸三氏

 「向島界隈を勝手に応援する協議会」(西村繁会長)は9月1日、東京六花街の一つ「向島」で、「花街を楽しむ会」を開いた。

 
 西村会長は花街を楽しむ会について、「訪日外国人観光客や、国内旅行を楽しむ日本人観光客など多くの人々に花街を知ってもらい、お座敷での芸事を通じて日本文化に触れていただく交流の場」と話す。
 
 「日本の花街文化の存続、振興」に理解の深い、衆議院議員の山本幸三氏も当日、応援に駆けつけた。
 
 参加者らは国立劇場で開催された「大江戸寄席と花街のおどり その九」を観劇。年に1度、六花街の芸妓衆や幇間たちが一同に会する同イベントでは、艶やかな舞や達者な芸が披露された。
 
 その後、向島の料亭「千代田」で、芸者衆の芸やお座敷遊びを体験した。
 
 日本の風情を感じる和室で味わう会席料理や、三味線、唄の地方(ジカタ)の演奏、太鼓、小鼓、笛などの囃子、美しい芸妓の艶やかな舞を堪能した。
 
 芸者衆と一緒に「お座敷遊び」や、「ゲーム」と呼ばれる参加型の遊びも体験。その代表格「金比羅船々」や、「トラトラ」も楽しんだ。
 
 山本氏は「今、花街は存亡の機に直面している」との認識を示す。企業における接待文化の余裕が無くなり、花街に対する偏見なども要因の一つとして考えられる。
 
 「日本古来の伝統芸能が廃れてしまうと、味も艶もない無味乾燥な世の中になってしまう。何とか花街文化を残していかなくてはならない」と危機感を募らせる。
 東京五輪を目前に、今後もインバウンドが飛躍的に拡大していくことが予想される。
 
 山本氏は「外国人観光客にも日本の花街文化の奥深さを理解してもらうことは、『一石二鳥の効果がある』と期待している。国内外へ強力に発信していきたい」と意気込みを語った。

 

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