test

山口県・長門湯本温泉「星野リゾート 界 長門」着工、20年3月開業へ

2018年10月9日
営業部:鈴木 克範

2018年10月9日(火) 配信

星野リゾート 界 長門(イメージ)

国内外に37施設を運営する星野リゾートは、山口県・長門湯本温泉に温泉旅館「星野リゾート 界 長門」を2018年9月6日(木)に着工した。2020年3月の開業を目指す。

 「界」は、日本初の温泉旅館ブランド。「王道なのに、あたらしい。」をテーマに、その土地、その季節でしか出会えない日本ならではのもてなしと、心地よい和にこだわった快適な空間を提供している。

 界 長門は、山口県北部の山に囲まれた川沿いの温泉地、長門湯本温泉の中心を流れる音信川(おとずれがわ)に掛かる曙橋のたもとに位置する。「長門湯本温泉観光まちづくり計画」が目指す、魅力的な温泉街の一部になることを第一に考えた設計となっている。

着工計画における4つのポイント

1.宿泊客を温泉街へ
 曙橋正面には施設の顔となる「曙門」という、両側が長屋になっている長屋門を配置し、界 長門に宿泊するお客が温泉街に積極的に出かけていくことができるようにする。
2.温泉街のコンテンツ提供
 「曙門」には外来客も利用できるショップを併設し、温泉街のそぞろ歩きが楽しめるような飲食を提供する。
3.温泉街に向けた景観づくり
 温泉街の景観に配慮した建築形態にする。
4.地域の魅力でもてなし
 日本各地の個性的な伝統工芸、芸能、食などを満喫できるもてなしをする。

着工計画の概要

施設ブランド:星野リゾート 界
客室数 :40室(本館30室 別館10室)
         *別館は全室温泉露天風呂付   
敷地面積 :5,496.82平方㍍
階数:地上4階
着工:2018年9月6日(木) 
開業:2020年3月(予定)
所在地:山口県長門市深川湯本字平町2229-1他
付帯設備:食事処、大浴場、湯上がり処、トラベルライブラリー、ロビー、ショップ(宿泊客用・外来ゲスト用の2カ所)
宿泊料金:1泊2食付 32,000円~(2人1室利用時の1人料金、税サ込)

これまでの経緯と今後の展開

川沿いのテラスや、水面近くに川床を配するなどの計画も

 長門湯本温泉は古くから毛利藩の藩主も訪れる歴史ある温泉地であり、また、高度経済成長時代には、多くの旅行客が訪れる温泉街として栄えてきた。しかし、近年の旅行スタイルの変遷とともに温泉街の旅行客は減少していった。そこで2014年から長門市が主体となり、温泉街の再生に向けた取り組みがスタートした。2016年1月には星野リゾートが温泉街の整備計画(マスタープラン)の策定を受託。以後、温泉旅館ブランド「界」の進出を含め、これまで地域・民間・公共が連携した温泉街再生に向けた取り組みを進めている。

 マスタープランの基本方針は、「全国温泉ランキング」において「TOP10」に選ばれるような温泉地を目指すこと。そのために、温泉街の魅力を向上させることを念頭に計画を進めている。温泉旅館「界 長門」の着工計画に加えて、川沿いのテラスや、水面近くに配置される川床、新たに建て替えられ、温泉街の顔となる外湯の「恩湯(おんとう)」等の計画もある。宿泊客が、積極的に温泉街に出かけて、そぞろ歩きを楽しめるような滞在を提供していく。

今後の展開
・温泉街の将来像を体感し検証を行う社会実験の実施(2018年9月1日~30日)
・そぞろ歩きが楽しめる温泉街を目指したエリア交通計画の策定(2018年11月)
・景観形成に向けた条例制定(2019年3月)
・長門湯本オソト活用協議会による河川や道路など公共空間の活用(2018年11月から本格的に開始)

いいね・フォローして最新記事をチェック

コメント受付中
この記事への意見や感想をどうぞ!

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE
TOP

旅行新聞ホームページ掲載の記事・写真などのコンテンツ、出版物等の著作物の無断転載を禁じます。