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ジャパンホリデートラベル、HISと業務提携へ

2011年8月22日
編集部
ANTA・二階会長
ANTA・二階会長

“最強コンビ”で訪日拡大

 中国からの訪日旅行を専門に扱うジャパンホリデートラベル(呉煜康社長、大阪市中央区)は8月2日、大阪市内のホテルで全国の旅館・ホテルや自治体関係者を招き、懇親パーティーを開き、旅行業大手のエイチ・アイ・エス(HIS、平林朗社長)との業務提携を発表。海外戦略のエキスパートとインバウンドのエキスパートの「最強コンビ」誕生を演出した。

 呉社長はまず、2010年と11年のインバウンド実績を報告した。それによると、10年の取扱人員は7万3349人で、7、8月が単月で1万2千人突破と過去最高を記録。ただ、9月以降は尖閣問題で大幅ダウンとなった。

 11年の1、2月は上向き傾向にあったが、3月以降は東日本大震災と福島原発で大幅減。「4、5月がほぼゼロ。6月以降は回復傾向にあり、5―7月は対前年で回復率40%まで戻した」(呉社長)という。1―7月の取扱総計は2万人となった。8―12月は毎月7千人を目標に、年間取扱人員5万5千人を見込んでいる。

 同社の新規取り組みでは、九州・沖縄の市場拡大を目指し、3月に福岡事務所(三浦隆司所長、福岡県福岡市中央区)を開設。豪華クルーズの取り組み強化など、9月から本格営業を開始する。

 7月1日には同社の北京、上海、広州、成都、浙江、武漢の6支店に続き黒龍江、吉林、遼寧の東北3省の営業拠点として、瀋陽事務所を開設した。4月1日には全国の自治体、民間とタイアップして、中国への観光プロモーションに取り組む会社「JPHグローバルマネージメント」(呉煜康社長)も設立している。

 HISとの業務提携では(1)中国や東南アジアからの訪日ツアー強化(2)豪華客船クルーズへの取り組み(3)合同手配や企画・仕入れ体制の構築(4)各拠点での相互間チャーター(5)日本以外の米国、ハワイ、アジアなどでの中国人受入れ体制構築――に取り組む。

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