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日本遺産、関心度は高いが認知度は約3割

2018年5月23日
営業部:後藤 文昭

2018年5月23日(水) 配信

地元住民の誇りやアイデンティティ形成にもつながる日本遺産(写真は函館奉行所)

日本遺産の調査、運営を行うフュートゥラディションワオはこのほど、「日本遺産と旅行に関する意識調査」を実施。日本遺産の認知度は、29・4%と低い結果になった。この中で実際に訪れたことがあると回答した人も、12・6%にとどまった。一方の関心度では、82・6%が「興味がある」と回答し、このうちの61・2%が「いずれかの地域を訪れたい」との意向を持ち、今後新たな旅行先として注目が高まる可能性が伺える。

 「日本遺産」に感じる価値の1 位は、「旅行先・訪問先としての候補が増える」で47・8%。以下「日本の良さや日本人としての誇りを再認識できる」(41・6%)、「地元や故郷を大切にしたいという気持ちが強まる」(30・4%)と続く。「日本遺産」が旅先としてだけではなく、地元住民の誇りやアイデンティティ形成につながる可能性があることを示した。

 「旅行先で巡りたい観光スポット」で最も票を集めたのは、「美しい景観や自然」で70・4%。次いで、「歴史的建造物や文化財」(57・3%)。観光スポットの選択では、47・0%の人が「アクセスのよさ」を重要視。 次いで、「歴史的なエピソードや逸話があるかどうか」(39・3%)となった。

 「旅行中にどのような写真・動画を他人に共有するか」との問いでは有名な観光スポットが59・0%で1位に。注目すべきは、「特別なストーリーや逸話がある場所・もの」を選んだ人が(52・4%)、今話題の「インスタ映えする美しい風景やグルメ(49・0%)」を上回った。

 調査は今年4月、インターネット上で首都圏、関西圏の18~69歳の男女 1千人を対象に行われた。

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