test

温泉で国際交流深めたい、創立80周年記念式典開く、日本温泉協会

2009年11月21日
編集部

 日本温泉協会(滝多賀男会長)は11月9日、神奈川県横浜市のホテルニューグランドで創立80周年記念式典を開いた。

 滝会長は「日本温泉協会は1929年12月に温泉地の発展に寄与することを目的に発足し、2年後に社団法人の認可を受けた。今年80周年を迎えることができたのは、これまで協会の運営に携わってこられた多くの諸先輩方のおかげ」とあいさつ。「1930年には機関誌『温泉』を創刊し、今日まで発行を続けている。33年には学術部委員会が設置された」と、協会の80年の歴史を振り返った。最後に「我が国の温泉文化を世界に発信するとともに、諸外国の温泉地にも学びながら、温泉を通じて国際交流を深めていきたい」と語った。

 式典では環境省の鈴木正規自然環境局長や観光庁の本保芳明長官、国際温泉気候連合(FEMTEC)のニコライ・ストロジェンコ会長らが祝辞を述べたほか、観光関係団体トップら多数の来賓が出席した。

 また、学術研究で多大な功績を残した綿抜邦彦氏(副会長、学術部委員長)、甘露寺泰雄氏(常務理事)、山村順次氏(常務理事)、野口冬人氏(現代旅行研究所社長)の4氏が表彰された。開催地である横浜市、箱根町と視察ツアーを受入れる群馬県草津町には感謝状が贈られた。

 日本温泉協会は、創立80周年記念事業の一環として、FEMTEC大会を誘致した。11月8―11日まで横浜市と箱根町で国際温泉会議などを開き、各国の温泉事情の講演や学術発表も多数行われた。

 12日には群馬県・草津温泉への視察ツアーも実施した。

いいね・フォローして最新記事をチェック

PAGE
TOP

旅行新聞ホームページ掲載の記事・写真などのコンテンツ、出版物等の著作物の無断転載を禁じます。