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「日本ツーリズム・オブ・ザ・イヤー」創設 2021 グランプリは「リーガロイヤルホテル東京」 優秀賞「札幌観光バス」、「SUWAガラスの里」

2021年12月11日
編集部:増田 剛

2021年12月11日(土) 配信

【グランプリ】リーガロイヤルホテル東京 ガーデンラウンジ

 旅行新聞新社(石井貞德社長)は12月11日(土)、取材活動などを通じて見聞きした観光業界の取り組みの中から、創意工夫の見られるものを独自に選び、表彰する「日本ツーリズム・オブ・ザ・イヤー」を創設した。第1回となる2021年のグランプリは感染症拡大を受け営業休止を余儀なくされた館内施設で、ドラマ撮影などのロケ誘致に従来以上に力を入れ、大きな成果を上げた「リーガロイヤルホテル東京」を選んだ。優秀賞には「札幌観光バス」と、「SUWAガラスの里」を選出した。

 
 栄えある日本ツーリズム・オブ・ザ・イヤー2021のグランプリに輝いた「リーガロイヤルホテル東京」(中川智子社長、東京都新宿区)は、新型コロナウイルス感染症の流行拡大により、営業ができなくなったバーやレストランを、撮影用に積極的に貸し出すだけではなく、ロケ用に独自のガイドラインも作成。20年度のロケ誘致での収益は約2000万円にも上った。
 
 また、ホテル内にある「中国料理 皇家龍鳳」が某バラエティ番組のロケに使われた際に、番組で提供した料理の一部でコース料理を仕立て提供したところ、大きな反響があったという。ロケ誘致に取り組む他の施設との連携も積極的に進め、観光業界全体の活性化や、新たな客層の開拓にも取り組んでいる点を高く評価した。
 

【優秀賞】札幌観光バス YouTubeちゃんねる「なまらさっかんさん」

 優秀賞の「札幌観光バス」(福村泰司社長、北海道札幌市)は20年10月、社内組織に新しい部署「ファンづくり課」を設置。乗務員と事務職が1つの「チーム」となり、旅行会社の先にいる消費者に向けて、「バスガイド付き貸切バス旅行の楽しさを伝え、北海道のファンになってもらう」取り組みを行っている。
 
 公式ユーチューブちゃんねる「なまらさっかんさん」の運営や、オンラインバスツアーの開催、大型バスの運転体験日帰りバス旅行、バスガイドによる音声番組(Podcast)配信など、さまざまな活動を展開している。
 

【優秀賞】SUWAガラスの里「アーティストスクエア」

 同じく優秀賞の「SUWAガラスの里」(岩波太佐衛門尚宏社長、長野県諏訪市)は、コロナ禍で発表する機会がなくなってしまったアーティストや商店を救済する目的で、新しい発表・販売の場を提供して地域活性化に貢献している。「アーティストスクエア」は50人のクラフト作家の作品を館内に展示し、アーティスト1人あたり90㌢四方のブースを用意。ガラスに限らない作品を広く公募して、展示販売の場とした。
 
 アーティストとの出会いの場としても、新しい可能性を提案している。「SUWAレイクマルシェ」はSUWAガラスの里の敷地を開放して、地域の人々にフリーマーケット会場を提供。コロナ禍では地元の人々の貴重な交流の場となった。

22年1月14日に 「100選」会場で表彰 

 

 日本ツーリズム・オブ・ザ・イヤー2021のグランプリ(1社)と、優秀賞の受賞者(2社)は、22年1月14日に京王プラザホテル(東京都新宿区)で開催する旅行新聞新社主催「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」などの表彰式会場で表彰する。受賞者の取り組みについては、順次、旬刊旅行新聞紙上で詳しく紹介していく。
 なお、「日本ツーリズム・オブ・ザ・イヤー2022」は、来年12月1日に発表する予定。

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