群馬・上野村、Iターン者20%超え 雇用を生む循環型社会構築

2024年4月27日(土) 配信

黒澤八郎村長

 群馬県・上野村(黒澤八郎村長)は3月11(月)~12日(火)、メディアで活躍する有識者を招き、意見交換会を開催した。黒澤村長は村が興した観光や林業などの経済を発展させ、雇用を生む循環型社会を構築しながら、移住対策にも注力したことを紹介。「Iターン者は20%を超えた。全国でも、ほかにない」と説明した。その後、参加者と村の未来に向けた意見を出し合った。

【木下 裕斗】

 意見交換会では最初に黒澤村長が、

【如心の里ひびき野(伊香保温泉)養田博美女将に聞く】静寂の空間で事業の多角化進める

2024年4月27日(土) 配信

養田 博美(ようだ・ひろみ)女将

 群馬県・伊香保温泉のシンボル石段街から少し離れた場所に、約1万5千坪の広大な敷地に佇む62室の宿「如心の里 ひびき野」(養田博美女将)はある。昨年7月には、キャンプと温泉&サウナ、ドッグランなどを備えた複合施設「LUONTO」をオープンするなど、事業の多角化を進め、個性溢れる宿として注目を集めている。伊香保温泉旅館協同組合の婦人部「お香女会」の部長として地域の魅力づくりにも取り組む養田女将に話を聞いた。

【増田 剛】

 ――「如心の里 ひびき野」の歴史について教えてください。

 20年ほど前に縁があって今の施設を運営することになりました。
 この施設に初めて訪れたとき、大雪が降っており、何一つ物音がない、静寂の中で時が止まったような感覚に満たされ、妙に心が落ち着いたのを覚えています。
 ふと、織田有楽斎(織田長益)の茶室「如庵」が思い浮かび、「そのままの飾らない心で過ごしていただきたい」との想いを込めて、「如心の里」としました。
 そして、お客様と宿主の心が、声や音が無くても共鳴し合えるように、「ひびき野」と名付けました。
 当初は宿の名前を知ってもらうところからのスタートで、

〈観光最前線〉ハマと松本でロケ地巡り

2024年4月27日(土)配信

ロケ地になった橋

 過日、ドラマを見た翌日にロケ地巡りを楽しんだ。

  たまたま仕事で松本に行く前日、録画していたテレビ朝日の新ドラマ「Destiny」を見ていたら、見覚えのある景色が映し出されていたので、外観が使用されたカフェや、橋などを桜見物のついでに散策しながら巡ってみた。

 前日に見たばかりだからか、鮮明にどのシーンも覚えていて、名状しがたい感覚を味わうことができた。

 ロケ地巡りではないけれど、最近は「あぶない刑事」の再放送を見ながら、よこはまの変わらない風景を探すのも楽しんでいる。

あぶ刑事と言えば赤レンガ

 自分が生まれ育ったまちの変化を知ることができるのも、ドラマの楽しみ方かもしれないと感じる今日この頃。最近は、ハマに帰るたびに、セリフを思い出してしまう。ロケ地巡り、やっぱ面白い。

とっとり・おかやま新橋館、開設10年目で改装 雑貨・工芸コーナー拡充 記念で架空のご当地丼も

2024年4月26日(金) 配信

(写真左から)ガンバレルーヤのよしこさんとまひるさん、平井伸治鳥取県知事、伊原木隆太岡山県知事、高橋大輔さん

 東京・新橋にある鳥取県と岡山県の共同アンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」が4月25日(木)、リニューアルオープンした。リニューアルは開設10年の節目を迎えて行ったもので、2019年以来5年ぶり。

 今回のリニューアルでは、雑貨・工芸コーナーを拡充し、展開商品数が約55ブランド・900種類となった。さらに、智頭町の特産品である「藍染工房ちずぶるー」製品の取り扱いも開始。29日(月・祝日)までリニューアルオープン抽選会を実施し、1500円(税込)購入ごとに1回の抽選ができる。

#砂丘沿いの食堂のテラス席で食べるので心なしかジャリジャリした食感だけどそれがなぜかクセになる通称「砂丼」(鳥取県)

 さらに2階レストラン「ももてなし家」では、リニューアルを記念したグルメフェアを5月6日(月・祝日)まで行う。両県それぞれが特産品をふんだんに使用した「#架空のご当地どんぶり」(各税込3000円)を提供する。鳥取県の「砂丼」、岡山県の「大人のどんぶり」の2種類があり、1日限定各5食まで。

 オープン当日に行われたセレモニーでは、鳥取県の平井伸治知事、岡山県の伊原木隆太知事をはじめ、それぞれの県ゆかりの関係者らが出席。ゲストにお笑いコンビのガンバレルーヤ(まひるさんが鳥取県出身)と、フィギュアスケーターの高橋大輔さん(岡山県出身)が登壇した。

#桃太郎が鬼退治に出かけた後おじいさんおばあさんがこっそり食べた子どもにはまだ早い「大人のどんぶり」(岡山県)

 鳥取県・岡山県共同のアンテナショップであることを踏まえ、平井知事は「岡山県のカキは日生牡蠣で冬場に採れるが、一方で鳥取県の岩ガキは夏場に採れる。シーズンが逆転しているのが特徴。このようにアンテナショップもお互いを補いながら、これからも多くのお客様に1年中楽しんでもらえれば」とコメント。ゲストは「#架空のご当地どんぶり」の披露と試食を行い、特産品を贅沢に使用した丼に舌鼓を打った。

群馬みなかみほうだいぎキャンプ場が今季の営業開始

2024年4月26日(金) 配信

4月26日からオープン

 オープンハウスグループのグループ会社・みなかみ宝台樹リゾート(横瀬寛隆社長、群馬県・みなかみ町)は4月26日(金)から、「群馬みなかみほうだいぎキャンプ場」の2024年シーズンの営業を開始した。現在、公式ホームページから7月31日までの予約を受け付けている。

 同キャンプ場は利根川の源流域や谷川岳で作られる、みなかみ町のほぼ中央に位置し、日本百名山の武尊山の西側、標高1000メートルにある県下最大級のキャンプ場。真夏も涼しいため、避暑地に最適という。グランピングからオートキャンプ、フリーテント、バンガロー、コテージなどさまざまなタイプのキャンプができる。

 昨夏は「デカい虫かご」としてカブトムシ1万匹を用意したイベントを行ったほか、冬シーズンはスキー場で宝探しなどの企画を実施。今年の夏も子供たちが楽しめるようなイベントを予定しているという。

 キャンプ場の営業は10月20日(日)まで。3カ月先の予約を毎月1日から受付開始する。

日本旅行、駐日モンゴル国大使館と「2025大阪・関西万博」に関する覚書締結

2024年4月26日(金) 配信

日本旅行の小谷野悦光社長(左)と、駐日モンゴル国大使館のバンズラグチ・バヤルサイハン大使

 日本旅行(小谷野悦光社長)は4月26日(金)、駐日モンゴル国大使館と、観光を推進していくなかで「大阪・関西万博」に関する覚書を締結したことを発表した。2025年に開かれる大阪・関西万博に関する相互の連携を強化し、効果的な運営ができるように協力推進をはかることが目的。

 同社は、「万博の開催期間中は多くの方に来場していただき、モンゴル国の魅力を広く発信することで、モンゴルの観光や経済の発展、国際的な協力や理解の促進につながるような取り組みを推進していく」とした。

誰もが安心して楽しめる旅を ブッキング、契約施設にLGBTQ+を学ぶ無料プログラム提供

2024年4月26日(金) 配信

アジア太平洋地域担当マネージング・ディレクター兼副社長のローラ・ホールズワース氏

 ブッキング・ドットコムはこのほど、同社と契約している宿泊施設向けにLGBTQ+(プラス)の人々について学ぶ「Travel Proud」プログラムの日本語版の提供を開始した。2021年から英語で展開しているもので、アジア太平洋地域では初の現地語での提供となる。LGBTQ+旅行者に対し、適切な対応ができるような教育プログラムになっており、過程を修了すると同社から認証が付与される。受講は無料。同社はプログラムの提供で、誰もが安心して楽しめる旅の実現を目指す。

 これまでに世界120カ国・地域の6万5000施設以上が同プログラムの認証を受けており、日本では英語版で約10施設が受講した。今回、日本語版でのプログラム開始にあたり、4月に5回のプログラムを設定。施設に参加を呼び掛けたところ、600施設から登録があったという。反響が大きかったことから、5月と6月に追加枠を設けた。同社によると、申し込みなど詳細は施設の管理画面から確認できるという。

 プログラムの開始にあたり、同社は4月19日(金)に東京で発表会を開いた。会にはLGBTQ+当事者でドラァグクイーンとして活躍するドリアン・ロロブリジーダ氏や執筆業などを手掛けるカラム・マクスウィガン氏らゲストも招き、パネルトークを行った。

 同社アジア太平洋地域担当マネージング・ディレクター兼副社長のローラ・ホールズワース氏は「同社が昨年発表したLGBTQ+当事者への調査によると、

24年GWの人気国内アクティビティ予約 地域の魅力が光る体験が、分散化につながる(アクティビティジャパン)

2024年4月26日(金) 配信

アクティビティジャパンはこのほど、24年GWの人気アクティビティをランキング形式で発表した

 国内アクティビティ予約サイトを運営するアクティビティジャパン(小川雄司COO、東京都新宿区)はこのほど、予約データをもとに、2024年ゴールデンウイークの人気国内アクティビティランキングを発表した。

 体験日のピークは5月4日(土)となり、出発日のピークは5月3日(金)だった。

 昨今は、物価高の影響で販売価格も上昇しており、平均単価も高騰している。一方で、GW期間中の予約数は前年同期比で1・5倍だったこともあり、今年のGWへの高い期待感が伺える結果となった。

 人気種目ランキングでは、……

NAA、3月外国人旅客19年超え 近距離アジア線好調で

2024年4月26日(金) 配信

田村明比古社長

 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)が4月25日(木)に発表した2023年3月の総旅客数は前年同月比29%増の345万3257人となった。このうち、国際線の外国人旅客数は同43%増の180万1527人と過去最高だった。19年同月比では……

 

はとバス・武市 玲子社長インタビュー 「空気感」と「時間」で高付加価値化 〝はとバスらしい〟ツアー造成力伸ばす

2024年4月26日(金) 配信

武市玲子社長

 はとバス(東京都大田区)は今年3月、定期観光バス運行開始75周年の節目を迎えた。昨今はとバスは、羽田空港の制限区域内を走行するコースや「推し活」をテーマにしたコースなど、「特別感のある」ツアーの造成に注力し、話題を集めている。

 昨年4月、女性初の社長に就任した武市玲子氏に、今後のツアー造成戦略や人手不足に対する取り組みなどを聞いた。

◇  ◇

 ――4月3日で就任から1年が経ちました。まず、社長就任前のはとバスのイメージをお聞かせください。

 「歴史と伝統があり、知名度も高く、人々に親しまれている会社」というのが、就任前に感じていたイメージです。就任して改めて会社の歴史を紐解いてみて、終戦から間もない時期に「観光で日本を復興する」という想いで創業した会社であること、そして、その精神が今も生きていることを感じました。

 ――3月は、定期観光バスの運行開始75周年の節目の月でした。節目を迎え、今後の展開はどうお考えですか。

 定期観光バスを中心にお話しすると、