黒部峡谷トロッコ電車で秘湯の黒薙温泉へ ますの寿司や温泉たまごづくり体験も

2024年5月17日(金) 配信

黒部峡谷トロッコ電車

 黒部峡谷鉄道(鈴木俊茂社長、富山県黒部市)はこのほど、「トロッコ電車で行く黒薙温泉満喫噴泉見学ツアー」を開く。「ますの寿司づくり」「温泉たまごづくり」体験がつく。開催日は5月26日(日)、6月16日(日)、7月7日(日)の3日。

 富山名産品の「ます寿司」づくりを体験し、黒部峡谷や黒薙(くろなぎ)温泉の説明などを聞いてトロッコ電車で黒薙駅へ。歩いて温泉に向かい、「温泉たまご」づくりを体験する。噴泉を見学後、昼食、水着着用可の混浴大露天風呂の入浴(別途900円が必要)などを楽しむ。朝は宇奈月駅で午前8時30分までに受付し、帰りは午後2:28に宇奈月駅到着後に解散となる。

 対象は小学生以上で、小中学生は保護者の同伴が必要。階段の多い山道を約20分歩けることが条件。料金は大人8000円、小学生7000円。申込はメールで各日の5日前まで受け付ける。詳細は同社ホームページから。

「旧マッケンジー住宅」をカフェや式場に ノバレーゼ、25年春「HOMAM(ホマム)」開業

2024年5月17日(金) 配信

旧マッケンジー住宅

 ブライダル事業を手掛けるノバレーゼ(荻野洋基社長、東京都中央区)はこのほど、静岡県静岡市から国登録有形文化財「旧マッケンジー住宅」とその周辺の管理・運営を受託した。住宅を含む約6300平米の敷地一帯を「HOMAM(ホマム)」と名付け、2025年春の開業を予定する。住宅ではカフェなどを営業し、敷地内にはレストラン棟とミュージックホール棟を新築し、結婚式に利用する計画だ。

 同社はブライダル・レストラン事業を通じ、歴史的資源や遊休地を活用した官民連携による観光まちづくりを推進、強化している。これまで大阪府大阪市と連携した歴史的洋館「旧桜宮公会堂」の結婚式場などへの再生実績があるほか、富山県富山市とは2026年の開業を目指し、市内の公園にレストランやイベントホールを備えたゲストハウスを設置する計画を進めている。

 同社は「今後も地域内の持続可能性を高める『ローカルSDGs』の構築に取り組み、観光需要の掘り起こしや雇用創出につなげ、地方創生に貢献する」としている。

「HOMAM(旧マッケンジー住宅)」

海側に新設するレストラン棟とミュージックホール棟イメージ

 旧マッケンジー住宅は1940年に竣工した名建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズ氏の設計で、静岡茶の産業振興や静岡市の社会福祉向上に尽力した故マッケンジー夫妻の旧居宅として知られている。「ホマム」はペガサス座にある星の名称で「おもてなし」の意味を持つことから、夫妻がかつて邸宅の愛称として使っていたという。この夫妻の精神を今後も継承していく。

 今回、この建物は外観をそのまま保存する。館内は食堂や書斎、居間など既存の設備を生かしながらソファやラグなど最低限の家具を新たに設置する程度にとどめる。1階は各部屋をカフェラウンジとして一般開放する。2階は全体をマッケンジー夫妻やヴォーリズ氏、建物について学べる場として利用する。夫妻と市民の交流のようすを収めた写真や歴史情報などを展示するほか、ARやVRなどの最新技術を導入し、五感で体験できる仮想体験型の学習コンテンツも用意する。

 邸宅の芝生を挟んだ南側、海側には2階建てのレストラン棟と中2階のミュージックホール棟を新築する。現在、資材置き場になっている市有地などを整備して設置する。

 建物はどちらも海側を全面ガラス張りにし、駿河湾の海沿いに立つ眺望の良さを生かす。外観は赤い瓦の屋根と白い壁のスペイン風のデザインにまとめ、スパニッシュ風様式の邸宅との調和をはかる。

 レストラン棟の1階は旧マッケンジー邸の一室と地上の回廊で結び、レストラン棟2階はミュージックホール棟の中2階を回廊でつなぎ、新旧の建物間を行き来できるようにする。

 レストラン棟1階はカフェラウンジと地元の特産などを扱う物販売り場などを作り、誰でも利用可能にする。2階はイベントスペースで、最大収容人数は着席128人、立食200人。一般向けイベントや会議や宴会、パーティーなど貸切に対応する。土・日曜日、祝日は結婚式の披露宴会場として活用する。

 ミュージック棟は着席の収容は96人。ホール内には邸宅に現存するグランドピアノを置く。学校や市民の音楽発表会のほか、挙式会場としての利用を想定する。

佐渡旅行クーポン券「早期乗船予約キャンペーン」 ふるさと納税で夏の佐渡旅行を早期予約

2024年5月16日(木) 配信

佐渡汽船はこのほど、佐渡旅行クーポン券を用いた早期予約CPを始める

 みちのりホールディングス(松本順代表)が運営する佐渡汽船は、ふるさと納税サイト「ふる佐渡」において、佐渡市ふるさと納税の返礼品として、佐渡汽船の乗船や旅行商品、各施設、両津港売店などで使える「佐渡旅行クーポン券」を用意している。同社は5月23日~6月15日まで、このクーポン券を乗船代の支払いに利用することを条件に、一般予約に先行して、8月31日乗船分までの予約申し込みができる、「早期乗船予約キャンペーン」を始める。

 通常、一般乗船予約は2カ月前から受け付けているが、同CPを利用することで、今夏の乗船分が予約でき、夏の佐渡旅行プランを早期に計画することができる。

 「ふる佐渡」から「佐渡旅行クーポン券」に申し込んだのち、クーポンの到着をもって、電話にて乗船予約をする。予約の際には、「佐渡旅行クーポン券 早期予約キャンペーン」を利用することを伝える。

 乗船当日には、クーポン券の提示が必要となる。

2国間で「呼ぶ」「行く」 日米間の相互交流活発化へ(髙橋観光庁長官)

2024年5月16日(木) 配信

観光庁の髙橋一郎長官は5月15日(水)、会見を開いた

 観光庁の髙橋一郎長官は5月15日(水)に開いた会見で、2024年4月の訪日外国人旅行者数が前年同月比56・1%増の304万3000人となったことを報告した。1~4月の累計では1160万1000人と、前年同期比では72・1%増、19年同期比では5・7%増となった。髙橋長官は、「5月5日(日)には、日米観光シンポジウム・北陸プロモーションイベントを行った。日米の相互交流拡大に向け、注力していく」と話した。

 観光庁と日本政府観光局(JNTO)主催の日仏観光イベントが、5月2日(木)にフランス・パリで行われた。フランスの政府関係者、観光関連事業者、食関連事業者など約120人が会し、能楽のパフォーマンスや、文化・地方・食などに関するプレゼンテーションに参加した。レセプションでは、日本食や日本酒を提供し、観光・万博・食・文化のブースを設置した。

 5月5日には、日米観光シンポジウムと北陸観光プロモーションイベントが米国・ロサンゼルスで行われた。米国最大の国際旅行博IPW開催の機会を活用し、日米観光交流年における日米相互の観光往来拡大に向け、日米官民の観光関係者による協議を実施した。

 北陸観光イベントでは、北陸地域産の食や日本酒を提供し、福井県の観光プロモーションを行った。

 髙橋長官は、「2国間でお互いに『呼ぶ』『行く』ことが大事となる。相互交流の拡大を米国側と連携して行っていきたい」と力を込めた。

 

24年GWの混雑対策 鎌倉などで実証実験へ

 観光庁は、2024年5月のゴールデンウイーク期間の国内旅行需要について、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会などの団体から聞き取り調査を行った。これによると、35%の宿泊施設は、昨年と同程度以上の利用者数があり、昨年と比べ9割以上と答えたのが30%、昨年と比べ9割未満と答えたのが35%となった。

 髙橋長官は、「今年のGWは、休日3日・平日3日・休日4日という日並びになったため、昨年より長期休暇が取りにくく、客足が鈍った可能性があると聞いている」とした。

 また、観光庁は、「オーバーツーリズムの未然防止・抑制による持続可能な観光推進事業」の先駆モデル地域型として、3月26日(火)に20地域を選定した。

 このなかで、一部の先駆モデル地域ではGW期間中に実証実験を行った。

 鎌倉・藤沢エリアでは、5月3(金)~4日(土)の午前10時から午後4時までの間、公共交通がとくに混雑する鎌倉駅から長谷駅エリア間において、地元商店街などを徒歩で巡りながら観光する実証実験を実施。鎌倉駅前でも、多言語ガイドによる観光案内や、江ノ島や鎌倉高校前駅など混雑エリアに誘導員を配置・増員する取り組みを行った。

 髙橋長官は、「昨年のGW期間中は、乗車までに1時間を要していた駅でも、今年は最も混雑していた時間帯においても、30分程度で乗車できる状況だったと報告を受けている」と話した。

JALアンバサダーと特別貸切列車で秋の北海道をめぐる ジャルパックがツアー販売

2024年5月16日(木) 配信

ひとめぐり号イメージ

 ジャルパック(平井登社長、東京都品川区)は5月16日(木)から、JALふるさとアンバサダーと特別貸切列車で巡る「特別貸切列車『ひとめぐり号』で巡る 秋の北海道周遊 5・6日間」を売り出した。出発日は10月11日(金)で、全国各地から参加できる。

 日本航空(JAL)と北海道旅客鉄道(JR北海道)が連携し、北海道の地域活性化施策の1つとして運行する「HOKKAIDO LOVE!ひとめぐり号」に乗車して北海道の風景を楽しむツアー。北海道の大地を1つの列車で一巡りすることをコンセプトにした旅で、札幌を出発し、函館、登別、旭川、富良野を巡る。

 列車内では、「JALふるさとアンバサダー」と「JALふるさと応援隊」がもてなすほか、停車駅によっては地元の人が歓迎してくれる。また、同商品限定のオプショナルツアーを多数設ける。札幌国際大学観光学部の学生とジャルパックの社員が共同企画したオプショナルツアーも用意する。

 スタンダードプランに加えて、「グレードアッププラン」も設定。2泊、3泊目に温泉付きホテルでワンランク上の滞在ができるほか、列車内では「ラウンジカー」でアルコールも楽しめる。

 同ツアーは需要により価格が変動する時価販売商品だが、早期申込特典として、120日前までの申込で1人2万円割引、60日前までの申込で1人1万円割り引く。

むさしの手配センター「むさしの会」、5年ぶりに交流会 「問題共有し、解決を」

2024年5月16日(木) 配信

シンフォニー・モデルナで行われた

 むさしの手配センター(小原寛信社長、東京都立川市)の「むさしの会」(会長=青木由記子・よろこびの宿しん喜若女将)は5月15日(水)、「シーライン東京」のクルーズ船「シンフォニー・モデルナ」でむさしの懇親交流会を開いた。むさしの会による交流会は約5年ぶり。旅行会社と受入施設が観光業界の活性化に向けて、連携を強化した。

 小原社長は「観光業界は人材不足や物価高、団体の減少などさまざまな課題を抱えるなか、皆様で問題や悩みごとを率直に共有し、解決につなげてほしい」と呼び掛けた。

小原寛信社長

 青木会長は「コロナ禍を経て観光業界は変わってきている。これから苦楽もあるが人とのつながりを大切にして、一緒に乗り越えていきたい」と語った。

青木由記子会長

 その後、旅行会社と受入施設が自社の特徴を紹介した。むさしの会会員のオフィス亜都夢が派遣するものまね芸人あいかわい翔さんによるショーも実施した。

あいかわい翔さんによるショー

近畿日本ツーリスト、高校ダンス部大会とスポンサーシップ契約結ぶ

2024年5月16日(木) 配信

決勝大会は8月20日に東京・豊洲のガーデンシアターで

 近畿日本ツーリスト(瓜生修一社長、東京都新宿区)はこのほど、エイベックス・アライアンス&パートナーズ(丹雅彦社長、東京都港区)が主催する「DANCE CLUB CHAMPIONSHIP 第12回全国高等学校ダンス部選手権(DCC)」と大会スポンサーシップ契約を結んだ。同大会の事務局を設け、決勝大会出場校の要望に応じて会場周辺の宿泊施設を手配する。

 DCCは全国の高校ダンス部の頂点を競い合う大会で、今年で開催12回目を迎える。今年度は、全国5カ所と台湾地区で行われる地方大会が6月から開催。8月20日に東京・豊洲のガーデンシアターで行われる決勝大会には、各地域の地方大会を勝ち抜いた10校とオンライン予選を勝ち抜いた24校、昨年大会の上位3校の計37校が出場する。

 近畿日本ツーリストは長年、修学旅行をはじめとした教育旅行や部活動遠征時の交通や宿の手配など、多数の場面で学生に寄り添いながら手伝いをしてきた。2023年から部活動サポートサービスの一環として、オンラインを含めたダンス部のサポートも展開。今大会でもダンスを愛する高校生を応援し、大会の成功に寄与したい考えだ。

 宿泊予定ホテルは、ホテルヴィラフォンテーヌ東京有明、相鉄グランドフレッサ東京ベイ有明、東京ベイ有明ワシントンホテル。これら以外のホテルの対応も、大会宿泊申込事務局である近畿日本ツーリスト横浜支店が行うとしている。

三陸鉄道40周年の歩み いわて銀河プラザで開催

2024年5月16日(木) 配信

三陸鉄道が5月19日まで写真展開く

 東京・東銀座の岩手県のアンテナショップ「いわて銀河プラザ」で、今春開業40年を迎えた三陸鉄道の歴史を振り返る写真展が5月16日(木)から始まった。開催は19日(日)まで。

 会場の一角に40周年の横断幕を張り、映像のほか1984年から90年代、2000年代、東日本大震災の直後、日本一営業距離が長い第3セクターの鉄道会社になった2019年以降と、4枚のパネルにそれぞれ4枚の写真を張り、同社の歩みを紹介した。

 また、SNSフォローでオリジナルカンバッチ作成体験(16・17日)、同社オリジナル商品や沿岸名産品をオンラインショップで販売する「さんてつ屋」の出張販売会(18・19日)も行なわれる。

国内OTA4社が現況や今後の展望語る WiT2024に約400人参加

2024年5月16日(木) 配信

セッションのようす

 オンライン旅行業界の国際会議「WiT JAPAN & NORTH ASIA2024」が5月13、14日に東京都内で開かれ、約400人が参加した。今回は「ヒューマンレボリューション(人間革命)」をテーマに据えた。このなかで、毎年恒例の国内オンライン旅行会社(OTA)4社によるセッションでは、各社のトップらがコロナ後の現況や今後の展望などを語った。

 同パネルディスカッションのモデレーターを務めたベンチャーリパブリック社長の柴田啓氏は、インバウンドが好調で注目を集めるなか、「国内旅行市場は訪日市場の5倍以上ある。22兆円の大きな市場」と重要性を強調したうえで、登壇者に質問を投げかけた。 

 冒頭、柴田氏は登壇者に今の日本の旅行市場を表している興味深い自社データの提示を求めた。 

 楽天グループコマースカンパニートラベル&モビリティ事業ヴァイスプレジデントの高野芳行氏は、

JTB、松下奈緒さんが出演 海外旅行の新CMを放送開始

2024年5月16日(木) 配信

女優・松下奈緒さん

 JTB(山北栄二郎社長、東京都品川区)は、現在実施中の「飛び出せ!夏旅」キャンペーンの一環として、女優・松下奈緒さんがさまざまな国を巡り海外旅行の魅力を伝える新CMの放送を5月11日(土)から開始した。松下さんがヨーロッパやハワイ、シンガポールを巡り、海外の美しい風景やグルメを堪能する姿を映した新CMを放送する。

 松下さんは「どこを切り取っても絵になる美しさ、何を食べても美味しい街でした。念願のブラーノ島にも行けたのは最高の思い出です。カメラ片手にまた行きたいと思ったヨーロッパの旅。今年の夏は皆さんもJTBでヨーロッパの旅を楽しんでいただきたいです」とコメントしている。

 新CMは、フォトジェニック編とグルメ編の2種類。グルメ編は5月20日(月)以降で、全国7都市(東京・名古屋・大阪・北海道・宮城・広島・福岡)にて5月31日(金)まで放送する。

夏の旅行をお得に、「飛び出せ!夏旅」キャンペーン

「飛び出せ!夏旅」キャンペーンを実施中

 現在実施中の「飛び出せ!夏旅」キャンペーンでは、抽選で3000人に5000ポイントのJTBトラベルポイントを進呈するなど、夏の旅行に嬉しいポイント満載のCPを実施している。

 このうち、パスポート取得費用サポートでは、対象となる海外旅行の申込者限定でJTBトラベルポイントを最大1万6000円分ポイントバックする。対象予約期間は4月19日(金)~9月20日(金)、対象出発期間は7月1日(月)~9月30日(月)。旅行代金1人当たり10万円以上が対象 (空港税など除く)となり、JTBトラベルメンバーかつ同メンバーのメールマガジンいずれかの購読者が対象となる。

 このほか、先着1万人にハワイツアーの朝食1回をホテルから選べる無料CPや、先着各方面1万組に海外Wi-Fiレンタル(容量無制限)が1グループに1台無料CPなどを行っている。詳細はJTBの「飛び出せ!夏旅」特設ページから。