「川崎宿起立400年プロジェクト(仮称)」 第1弾は記念ロゴマークを募集

2021年1月18日(月)配信

『東海道五拾三次 川崎・六郷渡舟』

 神奈川県川崎市川崎区は、2023年に迎える「東海道川崎宿起立400年」を記念したロゴマーク制定のため、2021年1月15日(金)~2月15日(月)の間、ロゴマークデザイン案を公募している。

 「東海道川崎宿」は、江戸幕府によって整備された五街道の1つ、東海道に設置された宿駅。1623年、東海道の宿駅のなかでは最後の時期に新設され、いくつもの浮世絵や俳句の題材となっている。

 川崎区では、2023年に「東海道川崎宿」が起立400年を迎えることから「川崎宿起立400年プロジェクト(仮称)」を立ち上げた。これまで以上に川崎宿の魅力を積極的に発信し、より多くの方に愛される町にするべく、地域のさまざまな団体が一体となりプロジェクトを推進していく。

 今回、プロジェクトの第1弾として川崎宿起立400年を記念したロゴマークを募集・制定する。応募はプロ・アマチュアを問わず、誰でも可能。最優秀作品は、今後「川崎宿起立400年プロジェクト(仮称)」内のホームページやイベント等に使用され、最優秀作品の作者には、10万円の副賞が授与される。募集期間は2021年2月15日(月)午後5時まで。3月下旬に最優秀作品を発表する。応募方法などの詳細は区の公式ホームページから。

普及型コミュニケーションアバターで「ホッピング観光」 三重県内3施設で実証実験

2021年1月18日(月) 配信

3施設にニューミーを設置

 ANAグループのavatarin(アバターイン)このほど、三重県の実施するクリ“ミエ”イティブ実証サポート事業での実証実験・社会実装のサポートを行う事業者として採択されことを発表した。

 「海の博物館」、「鳥羽水族館」、「ミキモト真珠島」の3施設協力のもと、各施設に同社が独自開発した普及型コミュニケーションアバター「newme(ニューミー)」を設置。アバターの特徴である瞬間移動を生かした、複数拠点間を次から次へと移動する新たな観光スタイル「ホッピング観光」の実証を行い、新たな観光モデルを検証する。

 参加者は海に関する3施設をツアー形式で回り、自宅から自身のパソコンを使い各施設に置かれているアバターロボットを遠隔操作し各施設を楽しむ。現在増えているオンラインツアーとの違いは、自分の意志で見たいものがみられ、現地の人誰とでもコミュニケーションがとれること。

 実施日時は1月23、24、30、31日、2月6、7、13、14日の午後1:15~2:15(状況によって実施時間を変更の場合あり)。参加費は2000円で事前予約制となる。

 また、1月24、31日、2月7、14日には、1日3回、計12回「羽水族館内ホッピング観光実証」も行う。こちらも参加費は2000円で、事前予約制。アバターは、同館の特色ある2つのスポット、「極地の海」と「人魚の海」に設置される。

 ANAグループでは2019年4月に、アバター準備室を開設し実証実験をスタート。20年に同社を設立した。これまで全国でニューミーを使い、買い物や、鑑賞などの体験を通じた実証実験を進めてきた。今回三重で行う実験は、これまでの内容を進め、複数施設をつないだものとなる。

 同社はコロナ禍で移動が制限されるなか、アバターを通し各施設の魅力に事前に触れてもらうことで、今後の三重への旅行につなげてもらいたい考え。

横浜で日本初の常設都市型ロープウェイ 「YOKOHAMA AIR CABIN」4月22 日に運行へ

2021年1月18日(月) 配信

運行開始後のイメージ

  神奈川県横浜市は1月13日(水)、日本初の常設都市型ロープウェイ 「YOKOHAMA AIR CABIN」の運行を4月22 日(木)に開始すると発表した。JR桜木町駅―新港ふ頭を片道5分で結ぶ。営業時間は午前10時から午後10時までで。事業主体は、みなとみらい21地区(MM21)の遊園地「よこはまコスモワールド」を運営する泉陽興業。運賃は大人1000円、子供500円。

 ゴンドラは定員8人で、36基すべてバリアフリー対応、冷房を完備する。フィルム型LEDを搭載し、夜は新しいMM21地区の夜景を演出。泉陽興業は運営する「よこはまコスモワールド」や周辺施設の運営者とも連携をはかり、MM21地区のより一層のにぎわいを生み出す考えを示す。

 ゴンドラの開業は、市が進める都心臨海部全体の回遊性を高める取り組みの一環で、「まちを楽しむ多彩な交通の拡充」が目的。関係者は、「町全体が魅力的に変化していることを訪れる人に感じてもらうとともに、20年、30年先のにぎわいにつなげたい」と期待感を示す。

  市ではこのほかみなとみらい21地区から新港地区、MM21中央地区など4カ所で歩行者が安全かつ快適に移動できる歩行者デッキの整備なども進めている。

 また、水上交通事業者らと連携し「水辺からの眺望を楽しみながら移動できる水上交通の充実」など、まちを楽しむ多彩な交通の拡充に向けたさまざまな取り組みも進めている。

大堀相馬焼バーチャル伝承館、ネット上で“開館” ~21年3月福島県・浪江町にオープン予定の「大堀相馬焼伝承館(仮)」完成に先駆け~

2021年1月17日(日)配信

バーチャル伝承館

 大堀相馬焼協同組合(小野田利治理事長、福島県浪江町)はこのほど、ウェブ上に「大堀相馬焼バーチャル伝承館」をオープンした。

 福島県浪江町の「道の駅なみえ」内には現在、町の伝統工芸・大堀相馬焼の工房や展示・販売のための施設(仮称:大堀相馬焼伝承館)が、2021年3月のオープンを目指して建設中だ。より多くの人にこの施設へ関心を持ってもらおうと、完成に先駆けて仮想空間で開館した。

 バーチャル伝承館では、実際にその場にいるかのように施設内を見てまわることができる。展示・学習コーナーをはじめ、販売コーナー、工房内のろくろ場、窯場の4カ所に「入室」し、インフォメーションマークをクリックすると、大堀相馬焼の歴史や技法が学べるほか、画面上でろくろを回す体験もできる。販売コーナーは通販サイトにリンクし、ネットショッピングやZoom陶芸体験も可能だ。サイト上での定期的なイベントの開催も予定している。

 大堀相馬焼は、浪江町大堀地区に受け継がれてきた、江戸時代から300年余の歴史を持つ伝統工芸。2011年の東日本大震災と原発事故で浪江町は全町避難となり、20軒以上の窯元たちは全国へ分散避難を余儀なくされた。その約半数が各地で工房再建を果たし、伝統の灯を守っている。

 2017年3月、浪江町の一部で避難指示が解除されたが、大堀地区はいまだに避難区域として残る。2021年、町の復興シンボルでもある「道の駅なみえ」内に大堀相馬焼伝承館が完成すれば、元の大堀には戻れなくても、ついに浪江町内に拠点が復活することとなる。

宮古島のサトウキビ畑でオンラインツアー開催 黒糖作りを学べる

2021年1月16日(土) 配信

Zoomでオンラインツアーに参加できる

 オルタナティブファーム宮古(松本克也代表、沖縄県宮古島市)は、コロナ禍で宮古島への修学旅行がキャンセルになった教育機関・団体や個人旅行を断念した人向けにサトウキビ畑へのオンラインツアーを無料で開催する。

 ツアーでは、サトウキビの栽培~収穫~黒糖作り~精製糖ができるまで「畑から食卓まで」の全工程を、楽しく学べる。Zoomで宮古島のサトウキビ畑とつないで、資料・写真・動画を見ながら、バーチャルで黒糖作りを体験できる。

 昨年3月以降、コロナ禍の移動自粛で体験案内の機会が減少した。昨年7月、修学旅行の高校生向けに提供していたオンライン事前学習サービスを改良して、事前送付する栽培・収穫・黒糖作りの体験キット1式を使って、バーチャル&リアル体験できるオンライン体験プログラムのサービス提供を始めた。

 さらに通常のオンライン体験プログラムより、気軽に誰でも参加しやすいプログラムとして、体験キットを使わないバーチャルツアープログラムも始めた。今回は、教育機関・団体向けは完全無料、個人旅行向けは土曜午後4時と日曜午後1時の回を無料で案内する。

ツアー概要

バーチャルツアーの流れ:

(1)宮古島の紹介:地理・気候・文化・果物・野菜などを紹介

(2) サトウキビの紹介:植生、歴史、特徴などを紹介

(3)工程紹介:栽培~収穫~黒糖作り~精製糖が出来るまでを紹介

開始時間:午前9:00~、午後1:00~、午後4:00~ 1日3回開催(2日前午後6時までの事前予約が必要)

所要時間:60分

参加人数:1~50組(1組最大20人)

通常価格:1組2,000円

旅行前に簡易検査、コロナ検査をツアーに導入(旅工房)

2021年1月15日(金)配信

(写真左)新型コロナ抗原検査「ICheck」で安心して旅へ

 旅工房(高山泰仁会長兼社長、東京都豊島区)は1月15日(金)、新型コロナウイルスのための簡易抗原検査キット「ICheck」を、国内旅行の一部商品に本格導入すると発表した。同検査キットのツアーへの導入は、旅行業界初の試みとされる。

 「ICheck」は、ICheck(金子賢一社長、東京都千代田区)が提供する新型コロナウイルスの抗体・抗原検査サービス。新型コロナウイルスの抗原の有無を、唾液を使った検査(15分)で調べられる。場所を選ばず、自宅での検査も可能だ。

 同検査キットは、チャーター便(JALボーイング767)での遊覧飛行や、羽田空港での航空教室、海外旅行教室を体験できるツアー「乗って!学んで!もらえる!週末旅」で活用している。出発前に検査して陽性反応が出た場合は、当日の参加を控えてもらい、その後、公的な証明書をもって全額返金する。

 同社は、お客の「旅行前や旅行先で体調が悪くなったときに手軽に検査できるモノが欲しい」という声に注目し、同検査キットの導入を進めてきた。今後は、全ツアーを対象に、同検査キットを希望者へ送付するオプションの追加を検討している。同時に、企業の出張や団体ツアーへの導入も検討しているとした。

日本ホテル、会員向けアプリをリリース スマホがルームキーなどになる機能備える

2021年1月15日(金) 配信

アプリのイメージ。マップからホテルを検索できる
 日本ホテル(里見雅行社長、東京都豊島区)は1月13日(水)から、北海道から沖縄まで全国で展開する89のホテルが集う、JR系ホテルの会員プログラム「JRホテルメンバーズ」の会員向けスマートフォンアプリをリリースした。
 
 同アプリは宿泊予約機能で、目的地の近隣ホテルの空室・料金情報を一括で確認できる。お気に入り登録機能も追加し、予約への手間を省いた。さらに、将来の宿泊予約や過去の宿泊予約も見ることができるようにした。スマートフォンのマップ機能とも連携し、現在地から宿泊するホテルまでの道のりも表示する。
 
 JR東日本ホテルメッツ 秋葉原限定で、会員のスマートフォンをルームキーとして利用できる「モバイルキー」機能も備えた。同機能を利用できるホテルは、順次拡大する。
 
 会員登録はアプリのみで行える。会員証は利用者のスマートフォンとなる。入会金と年会費は無料。
 
 会員特典として、対象ホテルとレストランの利用金額100円(税別)につき、3~10ptの「JRホテルメンバーズポイント(JRHMポイント)」が貯まる。ポイントは、対象ホテル・レストランの利用金額に充当できる。会員専用の特別宿泊プランなども用意する。JR西日本ホテルズでは、一部のレストランの料金を割り引く。このほか、チェックアウトの時間を正午まで延長できる。

外国人目線での解説文へ 21年度支援地域を募集 観光庁

2021年1月15日(金) 配信

観光庁は1月15日から、「地域観光資源の多言語解説整備」の支援地域を募る。

 外国人目線での解説文作成を支援するため、観光庁は1月15日(金)~2月19日(金)まで、2021年度「地域観光資源の多言語解説整備支援事業」の地域を募集する。

 分かりやすく魅力的な多言語解説文を作成できる専門人材を地域に派遣して、解説文の作成を支援する。また、ノウハウを伝えるガイドラインの作成や、全国でセミナーを展開する。

 観光資源の解説文を読んだ訪日外国人旅行者から「必要とする情報が載っていない」や「英語表現が不自然」などの指摘があった。

 観光庁は、文化庁や環境省と連携して、文化財や国立公園などの観光資源の魅力を伝えるために、外国人への“分かりやすさ”に取り組む。

 同事業で作成している英語解説文を元にした、中国語での解説文も併せて作成する。

 支援地域は、提出された申請書を基に審査を行い、3月下旬を目途に決定する。

多言語で約2000施設公開 外国人患者受入の医療機関 観光庁

2021年1月15日(金) 配信 

イメージ

 観光庁は1月14日(木)、外国人患者を受入可能な医療機関リストを厚生労働省と共同で取りまとめ、日本政府観光局(JNTO)Webサイトに多言語で公開した。対応する言語は日本語、英語、中国語(簡体字、繁体字)、韓国語。

 同リストには、訪日外国人旅行者がスムーズに医療機関にアクセスできるよう、都道府県により適格性があると判断された医療機関を掲載する。

 都道府県が、地域の医療体制を考慮して選んだ医療機関は、①入院を要する救急患者に対応可能な医療機関(都道府県で1つ以上)②診療所・歯科診療所も含む外国人患者を受入可能な医療機関(二次医療圏に1つ以上)――の2つのカテゴリーに分けて掲載。47都道府県でカテゴリー1、2併せ総数2000施設弱(1月14日現在)。

 同Webサイトでは、従来に備えていた医療機関の検索機能に加えて、スマートフォンの位置情報サービスを用いて医療機関を検索し、現在地から近い順番に表示することができるなど、利便性の向上をはかっている。

楽天トラベル、2020年の年間人気温泉地ランキングを発表

2021年1月15日(金) 配信

1位に輝いた静岡県「熱海温泉」の街並み

 楽天トラベルがこのほど発表した「2020年 年間人気温泉地ランキング」で、静岡県の「熱海温泉」が7年連続で1位に輝いた。2位は大分県の「別府温泉」、3位は群馬県の「草津温泉」が選ばれた。

 ランキングは全国の温泉地を対象に、年間の宿泊人泊数(宿泊人数×泊数)を温泉地ごとに集計したもの。14年から毎年実施し、今年で7回目。

2020年 年間人気温泉地ランキング

順位 都道府県名 温泉地名
1位 静岡県 熱海温泉
2位 大分県 別府温泉
3位 群馬県 草津温泉
4位 和歌山県 白浜温泉
5位 栃木県 那須温泉

 1位に輝いた「熱海温泉」は、とくに露天風呂付き客室や部屋食、個室食などが付随した宿泊施設やプランに人気が集まったとされる。10~20代の1人旅が前年同期比42.0%増、カップル利用が同23.3%増と好調で、昨年に引き続き若年層が人気を支えている。

 「別府温泉」も7年連続で2位に選ばれた。県民向け・隣県向けプランが人気を集め、とくに大分県民の宿泊人泊数は同35.0%増に伸長した。感染予防対策を講じている宿泊施設を対象とした割引キャンペーンや、各観光施設のおもてなしを紹介する動画の配信などを積極的に展開し、観光促進に注力している。

 3位の「草津温泉」と5位の栃木県「那須温泉」は昨年と同様の順位となった。いずれも6年連続トップ5に入選し、根強い支持を得ている。一方、4位となった和歌山県「白浜温泉」は、同県民の宿泊人泊数が同143.3%増と成長をけん引した。コテージや一棟貸などの宿泊施設タイプも同115.8%増と伸び、昨年の7位から順位を上げて6年ぶりにトップ5に入選した。