客室は和の美と北欧のぬくもりが調和 リッチモンドホテル浅草がリニューアオープン

2025年12月5日(金) 配信

リッチモンドホテル浅草総支配人新保一貴氏(左)とアールエヌティーホテルズ企画開発部長宗像興一氏

 つくばエクスプレス浅草駅から徒歩3分のところにある「リッチモンドホテル浅草」(東京都台東区)が、12月1日(月)リニューアルオープンした。

 日本の伝統的な和の美と北欧の落ち着いたぬくもりを融合させたインテリアスタイルが館内のそこかしこに見られ、1階ロビーには、画家・OZ-尾頭-山口佳祐氏の浅草の今と昔を重ね合わせた浮世絵風の絵が掲げられ、エレベーターホールには石畳を思わせるカーペットが敷き詰められている。

プレシャスコンフォートツイン

 「和」と「北欧」がバランスよく調和した上質で落ち着いたデザインの客室は、全128室で、2人利用が可能のダブルベッドの「モデレート」が83室、北欧家具のチェアやバタフライスツールが備えられ、7階以上の客室からは浅草寺、五重塔、東京スカイツリーが眺められる「プレシャスコーナーモデレート」や、縁側を思わせるワイドベンチに釘隠しの花形を天板に映したサイドテーブルを組み合わせた「プレシャスツイン」、ダブルルーム2室を連結して、ゆったりとした広さの「プレシャスコンフォートツイン」などいろいろなタイプの客室がある。

 1階のレストラン「和 なごみ Café &Dining」ではビュッフェスタイルの朝食が味わえ、ホットミール、漬けマグロ、牛すじ煮や2024年の「インバウンド消費動向調査」で「一番満足した飲食」で、2位になった「ラーメン」など、和洋の料理の数々が並ぶ。とくにオーダーしてから用意する「ライブキッチン」ではベーコンエッグや抹茶を使用したパンケーキのほか、ラーメンも出来立てが味わえる。

旅行ライター&エディター 三堀 裕雄

12月6日から神戸空港でイルミネーション開始 26年2月27日まで

2025年12月5日(金) 配信

イルミネーションイメージ

 関西エアポート神戸は12月6日(土)から、神戸空港で「ウィンターイルミネーション」を開催する。館内や展望デッキなどでギフトをイメージする装飾を施す。期間は2026年2月27日(金)まで。

 イルミネーションは、空から届くプレゼントのイメージで、出発する人へは「希望を包んで贈るリボン」、到着する人へは「おかえりの想いを結ぶリボン」とし、大切な人への想いを包むギフトを表現する。

 また、第2ターミナルビル2階のにぎわいスペースには「メッセージボード」を設置。旅の想いを風船型のボードに自由に書くことができる。

オリックス、1号店を来夏浅草に開業へ 中長期滞在向けの新ブランド「クロススイーツ」

2025年12月5日(金) 配信

クロススイーツ東京浅草 外観 (イメージ)

 オリックス・ホテルマネジメント(似内隆晃社長、東京都港区)は12月4日(木)、中長期滞在向けのライフスタイル・アパートメントホテルブランド「CROSS Suites(クロススイーツ)」を新たに立ち上げると発表した。ORIX HOTELS & RESORTSのオリジナルブランドとして展開している「CROSS HOTEL(クロスホテル)」「CROSS Life(クロスライフ)」のシスターブランドとなるもので、第1号店の「クロススイーツ東京浅草」の開業は2026年の夏を予定する。

 新ブランドは滞在そのものが出会いや新たな発見となるホテルを目指す。暮らすように旅をする体験を提供するため、スタッフは滞在中、仲間のような存在として、自発的なコミュニケーションをはかっていく。

 ゲスト同士が交流できる場として、自由に過ごせるラウンジ「Hang Out @CROSS Suites」では、定期的にイベントも開催する。

 クロススイーツ東京浅草の客室は2~6人で利用できるスタンダードルームからプレミアムスイートルームまで11タイプを用意する。客室数は全78室。キッチンやランドリーを備えた部屋もそろえる。予約開始は26年2月の予定。

 同社は「CROSS Suites」について、「国内外のレジャー需要が見込まれるエリアでの新築ホテル展開に加え、既存ホテルやオフィスなどのリノベーションによるバリューアップにも対応可能なブランド」とし、今後も積極的に出店を拡大していく方針だ。

令和トラベル、クリスマスセール開催中 ソウル1万8800円から、毎週土日に半額クーポンも

2025年12月4日(木) 配信

セールのイメージ

 令和トラベル(篠塚孝哉社長、東京都渋谷区)は12月26日(金)まで、「クリスマスセール」を開催している。南国リゾートやハワイ、添乗員付きヨーロッパツアーなど、多彩な旅行先やプランをそろえた。

 同セールでは成田空港から韓国・ソウルへの3日のツアーを2人1室利用時、1人1万8800円(燃油サーチャージ込・諸税別)から用意。同空港を出発し、日本航空(JAL)で行くアメリカ・ハワイへの商品は、2人1室利用で1人9万9800円(燃油サーチャージ込・諸税別)からとなっている。同空港発の添乗員と行くスペイン周遊ツアーは2人1室で利用する場合、1人20万9800円(燃油サーチャージ込・諸税別)。

 また「毎週土日はNEWTの日」として、毎週土日に海外ツアーが最大50%オフになるクーポンも先着で配布する。

新アンバサダーにBTSのVさん起用 韓国・パラダイスシティ

2025年12月4日(木) 配信

Vさん出演の新CM「FEEL YOUR PARADISE」

 パラダイスセガサミーは12月3日(水)、東京都内のホテルで旅行会社やメディア対象の懇親会を開き、韓国・仁川市で同社が手掛ける統合型リゾート施設「パラダイスシティ」の新アンバサダーに世界で活躍するアーティストグループ・BTSのVさんを起用したと発表した。今後の展開としては、近隣の「ハイアットリージェンシーインチョン」の運営も開始することを明かした。

パラダイスシティ

 パラダイスシティは2017年、仁川空港の隣接地に北東アジア初の統合型リゾートとして開業した。ラグジュアリーホテルやショッピングセンター、カジノ、コンベンションホール、グルメ、屋内遊園地など幅広い層が楽しめるようなコンテンツを多数そろえている。また同施設は“アートテインメント (ART TAINMENT)” という価値観のもと、敷地内には世界中から集めた約3000点のアート作品を展示。日本からは、草間彌生氏の作品などが展示されている。

 施設内のホテルは現在、「パラダイスホテル&リゾート」(711室)、「アートパラディソ」(58室)を備えるが、26年には新たに隣接の「ハイアットリージェンシーインチョン」(501室)も加わる予定だ。12月1日から公開している、日本でも人気のアーティスト・Vさん出演の新CM「FEEL YOUR PARADISE」などを通し、日本から飛行機で約1時間半で到着するリゾートへの誘客を強化していく。

チェ・ヒョン東京支社長

 パラダイスセガサミー東京支店のチェ・ヒョン支店長は今年の取り組みへの振り返りや協力への感謝を述べ、「来年も皆様とともに、さらに成長していきたい」とあいさつした。

 来賓として乾杯のあいさつに立った、韓国観光公社の金観美(キムガンミ)日本地域センター長兼東京支社長は「今年は日本からの訪韓者数が過去最高の360万人を上回る見込み」と報告。「我われは23年から日本からのターゲット層を多様化しており、パラダイスシティはこのターゲットに合う代表的な観光インフラ。今後も日本からの韓国旅行が盛り上がるように協力していきたい」と述べた。

ダイブ、公式アンバサダーにしきぶちゃん リゾートバイトの不安解消と新しい働き方提案

2025年12月4日(木) 配信

リゾートバイトあるあるの一部

 ダイブ(庄子潔社長、東京都新宿区)はこのほど、SNS総フォロワー数100万人超のクリエイターBUSON氏が手掛けるキャラクター「しきぶちゃん」をリゾートバイトダイブの公式アンバサダーとして起用した。リゾートバイトをより身近に楽しく感じてもらえるよう、情報発信を強化し、リゾートバイトに挑戦したい人の不安解消と、リゾートバイトを知らない人への新しい働き方の提案につなげていく。

 しきぶちゃんの漫画では、恋愛や仕事、日常の“あるある”をユーモラスに描いている。同社はリゾートバイト情報メディア「リゾートバイトナビ」で、しきぶちゃんが主人公となるオリジナル連載マンガ 「リゾートバイトあるある」の第1話を公開。リゾートバイトの現場で起こるエピソードや体験などを、コミカルに描いている。

 今後はマンガの強化に加え、SNSを活用したキャンペーンやコラボ投稿、季節に合わせた特別コンテンツの発信も予定している。

関空から車で約15分でイチゴ収穫体験 26年1月6日に体験型農園がオープン

2025年12月4日(木) 配信

Refarm YOSHIMI 370の外観と関西国際空港

 大阪府・田尻町に2026年1月6日、体験型農園「Refarm YOSHIMI 370(リファーム ヨシミ サンナナゼロ)」がオープンする。関西国際空港から車で約15分の距離でイチゴ収穫体験ができる。

 同農園は建設コンサルタントの日本振興が地域資源の活用と観光サービス創出の取り組みとして、グループ会社・日本振興アグリを通して運営する。

 コンセプトは「寄り道できる果実園」。周辺には大型商業施設や観光スポットが点在し、旅やお出掛けの都修にふらっと立ち寄れる農体験の場を目指す。

 施設は約4100平方メートルの敷地にハウスとカフェ、ショップ、広場を備えた。入園無料で自由に散策でき、小さな子供がいる家族も楽しめるよう意識する。ハウス内はベビーカーでも通行できる幅を確保し、立ったままイチゴが収穫できる。

 園内では6品種のイチゴを栽培するが、当日収穫できる品種は生育状況により異なる。体験プランは土・日・祝日が「40分間食べ放題プラン」(大人3500円)、平日が「カップ詰め放題プラン」の展開でカップの種類はS・M・Lの3種類から選べる。価格はSが800円など。 

「アパホテル〈大分駅前〉」開業へ TKPがフランチャイズで

2025年12月4日(木) 配信

開業記念式典のようす

 ティーケーピー(河野貴輝社長、東京都新宿区)は12月3日(水)、アパホテル(元谷芙美子社長、東京都港区)とのフランチャイズ契約のもと、「アパホテル〈大分駅前〉」(大分県大分市金池町1―1―1)を開業した。大分駅から徒歩1分、空港アクセスバス発着所の大分駅北口ロータリーに面する好立地に、255室を備える新築の都市型ホテルが誕生した。

 客室はシングルルームやダブルルーム、ツインルームなどのほか、プロサッカーチーム・大分トリターニのマスコットキャラクター「ニータン」をテーマにした特別仕様の客室「ニータンルーム」も設置した。

 最上階には露天風呂付の温泉大浴場「玄要の湯」を備え、最上階には大分市街が一望できるルーフトップバーを設けた。

 また1階には、直営のカジュアルダイニング「Restaurant Takka(レストランタッカ)」を設置した。同店は、7月に開業した別府市の複合施設「SHONIN PARK」内のレストラン「Grill Takka」の姉妹店で、地元食材を使ったメニューを提供する。

 TKPはホテル・宿泊研修事業の拡大を目的に出店を加速しており、アパホテルのフランチャイズ事業は全20棟となった。TKPが運営する宿泊施設の合計は開業前の施設を含めて全国で33棟(21施設)・4414室となる。

JTB、絶景プロデューサー詩歩 訪日客の地域分散で提携へ

2025年12月3日(水)配信

JTBの山田仁二常務執行役員(左)、絶景プロデューサーの詩歩さん

 JTB(山北栄二郎社長、東京都品川区)はこのほど、絶景プロデューサーの詩歩さんとパートナーシップを結んだ。JTBの訪日インバウンド事業を指す「JTB JAPAN Inbound」の専属マイスターに任命。絶景を切り口として地域の魅力を発掘し、誘客や地域内での分散、受入態勢など地域ごとに異なる多様なニーズに向き合い、課題の解決につなげる。

 取り組みの第1弾として、詩歩さんの視点で捉えた富山県の「冬ならではの絶景」を、写真・記事でコンテンツ化し、日本好き外国人向けメディア「FUN! JAPAN」を通じて、アジアを中心とする海外へ発信する。両者が開発した観光コンテンツにより、訪日旅行における体験価値を高め、観光の地域分散を促進。成果はデータとして蓄積しPDCAを回すことで、ほかの地域へも取り組みを展開していく。写真・記事の公開は2026年3月ごろを予定。

 今回のパートナーシップに関して、詩歩さんは「オーバーツーリズムなどの懸念を正直に伝えたところ、景観保全や地域配慮も並行して取り組みたい姿勢で意見が一致した。写真という視点で培ってきた地方創生の経験を生かし、地域もまだ気づいていない新しい魅力を発掘できるよう尽力する」とコメントした。

 JTB訪日インバウンドビジネス担当の山田仁二常務執行役員は、詩歩さんについて「国内外問わず地域の魅力を深く掘り下げ、絶景という軸で作品に仕立て、共感を創出するプロデュース力を持っている。一緒に世界各国のお客様へ地域の絶景(ZEKKEI)を発信し、その場所が訪問目的となるような取り組みを推進していく」と力を込めた。

日本初の“泊まれる植物園”が茨城に開業 「THE BOTANICAL RESORT 林音」

2025年12月3日(水) 配信

 

 茨城県 植物園(茨城県那珂市)は11月29日(土)、日本初の“泊まれる植物園”「THE BOTANICAL RESORT 林音(ザボタニカルリゾートリンネ)」としてリニューアルオープンした。持続可能な運営ができる植物園への転換をはかり、2030年度の年間来場者数は26万人、売上高は8億7000円を目指す。

 同園は1981年の開園以来、地域に親しまれてきたが、近年は施設の老朽化に伴う修繕費の増大や、利用者数がピーク時から8割減少するなど課題が山積していた。とくに、年間運営費1億円以上という運営費負担は重く、このままでは継続することが困難と判断し、大幅なリニューアルを決めた。

 持続可能な運営をはかるため、民間企業のアイデアやノウハウを活用。入園料を無料化し、従来の植物園にはない「泊まる」「食べる」「遊ぶ」など新たな価値を創出し、利用者数と収益の増加を狙う。茨城を代表する新たな観光拠点として、観光地における滞在時間の延長やさらなる広域周遊などにつなげ、地域振興に寄与する施設を目指していく。

グランピング施設

 宿泊施設は「泊まれる植物園」というコンセプト実現のため、緑に囲まれた施設を新設。「グランピング」27棟、「コテージ」18棟の全45棟を用意した。滞在中は植物に囲まれた非日常体験を提供するほか、宿泊者限定で楽しめる熱帯植物館(バニラドーム)の夜間ライトアップが大きな売りとなっている。

 また、園内の各施設では茨城の食材を使った食事メニューを用意。メインダイニングの「RINNE CAFE(リンネカフェ)」では、常陸牛100%のプレミアムハンバーグやステーキ、つくば鶏と七会きのこのクリームパスタなどをそろえる。日帰り温泉施設、りんねの湯内の「りんね食堂」では定食メニューを、また「THE FOREST BBQ(フォレストバーベキュー)」では手ぶらで本格的なバーベキューを楽しむことができる。

 自然のなかで楽しめるアクティビティエリア「ぼうけんの森」では、ツリーアドベンチャー(3850円~)や、次世代AR体験のジュラシックハンター(1350円~)、芝すべり(無料)をラインナップした。

 なお、同施設の運営は茨城県植物園と茨城県民の森のリニューアル事業、リニューアル後の施設運営を行うために5社が共同出資して、2024年4月に設立した特別目的会社「ボタラシアンリゾート」が担う。