JTB、公式TikTok 新規層獲得に向け開設へ

2024年1月22日(月) 配信

女優・松下奈緒さんがハワイで食事を楽しむ動画を投稿

 JTB(山北栄二郎社長)は1月22日(月)、「JTB公式TikTok(ティックトック)」のアカウントを開設した。新たなSNS(交流サイト)の活用を通じて、若年層を含む新規顧客との日常的なコミュニケーションの場を拡大する。

 ティックトックは、15秒からの短い動画を投稿できるプラットフォームで、利用者にとって最適な動画をおすすめ欄に表示するレコメンド機能が特徴。同機能を生かし、JTBと接点がない旅好きの顧客にも向けて、旅行前後の役立つ情報やTips、さまざまな取り組みなどを発信する。

 さらに、ショート動画を通じて、新規顧客をはじめ日本全国や世界各国とのつながりを創出。よりよい旅行体験の提供を目指すとした。

吉野川の雄大な景観やうだつの町並みを楽しむ初ON・ガスウォーキング 参加者募集中(美馬市)                    

2024年1月22日(月) 配信

うだつの町並み

 徳島県美馬市で3月24日、初のONSEN・ガストロノミーウォーキングが行われる。四国一の大河「吉野川」や、日本一の清流「穴吹川」が流れる美馬市は、豊かな自然に恵まれ、うだつの町並みや寺町、段の塚穴などの歴史、文化を継承してきたまち。

脇町潜水橋

 イベントでは、市役所をスタート・ゴール地点とする約10キロのコースを巡りながら、日本3大暴れ川の一つ吉野川の雄大な景観や、「うだつが上がる」の語源とも言われる「うだつの町並み」を楽しむ。

 各ガストロノミーポイントでは、にし阿波の郷土料理のそば米雑炊や「徳島すだち鶏」の唐揚げなどを楽しむことができる。

オデオン座

 「デ・レイケ公園でのしだれ桜や1万5千本のチューリップ鑑賞や、山田洋次監督の映画『虹をつかむ男』の舞台オデオン座見学などが楽しめる今回のコース。絶景写真ポイントも2カ所、設けておりますのでお楽しみに」(担当者)。

~前後に楽しもう~

 ウォーキング後は「ブルーヴィラあなぶき」に立ち寄り、温泉を堪能してください。露天風呂では、名湯「清水温泉」の源泉が楽しめます。

 泉質は「ナトリウム炭酸水素塩泉」で、“美肌効果”がある「美肌の湯」とも言われています。切り傷、筋肉痛、冷え性などにも効能がある温泉をご堪能下さい。

「オーバーツーリズム未然防止」オンライン説明会 1月23(火)、24日(水)Zoomにて(観光庁)

2024年1月22日(月) 配信

観光庁はこのほど「オーバーツーリズム未然防止」オンライン説明会を開く

 観光庁は1月23(火)、24日(水)に、「オーバーツーリズムの未然防止・抑制による持続可能な観光推進事業」のオンライン説明会を開く。

 両日ともに午後1時から。

 同事業は、観光需要が急速に回復し多くの観光地がにぎわいを取り戻すなか、一部の地域や時間帯によっては過度の混雑やマナー違反による地域住民の生活への影響や、旅行者の満足度低下への懸念も生じていることから、適切な対処を行うもの。

 観光客の受け入れと、住民の生活の質の確保を両立しながら、持続可能な観光地域づくりを実現するため、地域自身が地域の実情に応じた具体策を講じ、この取り組みに対して総合的な支援を行う。

 観光庁は、①地方公共団体が中心となった、地域と連携した先駆モデルの創出②地域の観光関係者が連携して実施するオーバーツーリズムの未然防止・抑制のための面的な取り組み──に包括的な支援を実施する。

 ①の補助上限は8000万円で、補助率は3分の2。②の補助上限は5000万円で補助率は2分の1とした。

地域観光新発見事業、公募は3月から 1月25日(木)にZoomで事業説明会も(観光庁)

2024年1月22日(月) 配信

観光庁は3月8日(金)から、「地域観光新発見事業」の公募を行う

 観光庁は3月8日(金)~4月17日(水)、「地域観光新発見事業」の公募を行う。同事業では、地域の観光資源を活用した地方誘客に資する観光コンテンツについて、マーケティングデータを生かした磨き上げから、販路開拓、情報発信までを支援する。

 補助対象は、地方公共団体やDMO、民間事業者など。

 補助額は、400万円までは定額となり、400万円を超える部分については補助率が2分の1となる。補助上限は1250万円。最低事業費は600万円としている。

 また、事業説明会を1月25日(木)午後1時から、Zoomで開く。事業概要や、支援の全体像などを説明する予定だ。

【山形県・蔵王温泉】おおみや旅館など3館新装 昨年12月、蔵王カンパニー

2024年1月22日(月) 配信

床に琉球畳が敷かれた落ち着いた空間(蔵王四季のホテルの洋室)

 山形県蔵王温泉の蔵王カンパニー(伊藤聖社長)は昨年12月、運営する3施設の客室をリニューアルオープンした。

 蔵王四季のホテルでは顧客ニーズを反映し、和室(14室)を洋室に改装した。琉球畳にデイベッドを備えた和モダンな空間にまとめ、より上質なもてなしをめざす。このほか、ラウンジのフリードリンクコーナーを拡充した。

  おおみや旅館では洋室(3室)を新装した。収納スペースを客室空間にしたことでゆとりをもたせたほか、ワークデスクを配し、リモートワーク需要にも応える。

おおみや旅館洋室(左)、蔵王国際ホテル(スイートルーム)

 蔵王国際ホテルは、東館の和室と和洋、計14室を改装し、スイートルーム8室がオープンした。シモンズ社製140センチのダブルベッド2台を配した寝室と、デイベッドやダイニングセットのあるリビングルームを独立させたことで、3人利用でもゆったりと過ごすことができる。

JTB、ベルトラと資本業務提携 海外アクティビティ推進で

2024年1月22日(月) 配信

JTBの拠点網や仕入・商品造成力と、ベルトラのデジタルマーケティング力などを連携

 JTB(山北栄二郎社長)とベルトラ(二木渉社長兼CEO)は1月17日(水)、日本人観光客向け海外アクティビティ事業の推進と拡大に向け、資本業務提携契約を結んだ。

 両社は、長年にわたって現地ツアーの販売やシステム連携でパートナーシップを構築。今回、JTBが持つ世界規模の拠点網や仕入・商品造成力と、ベルトラのデジタルマーケティング力などを生かし、一層、同事業の拡大を推進する。

 具体的には、JTB現地拠点の仕入・商品造成力とベルトラの知見を生かしたアクティビティ開発をはかる。両社の担当者が参画するプロジェクトを組成し、市場動向やトレンド、ベルトラが持つ豊富なレビューを分析。2月から両社による事業推進を開始し、まずは既存アクティビティの改善による販売強化をはかる。新たなアクティビティの開発は、既存アクティビティの改善と並行して進め、2025年に販売開始予定。さらに、宿泊付きアクティビティやテーマ性のあるアクティビティを拡充する。

 加えて、JTBのオプショナルツアー販売システムを、今後リニューアルするベルトラのシステムと一部連携する。デジタル化した簡易な予約フローにより、購買体験の質を向上させて、両社の販売効率向上を目指す。

 なお、ベルトラはJTBを割当先とする第三者割当増資を行い、普通株式89万9280株を割当てる。払込期日は2月5日(月)。1株につき556円で約5億円を調達する。

好みの海外旅行をセミオーダー ジャルパック「トラベルコーディネート」開始

2024年1月22日(月) 配信

旅のイメージ

 ジャルパック(平井登社長、東京都品川区)はこのほど、ウェブで好みの海外旅行をセミオーダーできる「トラベルコーディネート」の取り扱いを開始した。

 顧客からの「忙しい旅は苦手」「自分のペースで旅をしたい」「旅行中の安心サポートはしっかり受けたい」などの要望に応える。

 ジャルパックが設定した「モデルコース」をもとに、希望日を設定してウェブフォームから相談を申し込む。観光の追加や削除、減泊や増泊など自由にカスタマイズできるほか、航空座席もエコノミーからファーストクラスまで希望に沿って手配する。旅程ができると見積もりが提示されるという。

 旅行前から旅行中までの安心ポイントとして、体調不良などによるキャンセルに対応する「海外旅行キャンセル保険」や滞在中の病気やケガに対応する「日本語救急医療サポート保険」、観光や移動時のガイドやアシスタント手配などを盛り込んだ。

車いすとベビーカー貸出返却 九州の空港・駅で実証事業

2024年1月22日(月) 配信

2月1日からスタート

 九州の空港や駅で、車いすやベビーカーを貸出・返却できる「ワンストップレンタルサービス」が、2月1日からスタートする。

 九州運輸局が、障害のある人や高齢者、ベビーカーが必要な家族・グループ旅行を推進するため、3月6日までの実証事業を実施する。

 同事業は2022年11月1―20日まで、全国に先駆け初めて実施され、期間中に車いす27件、ベビーカー33件の計60件が利用された。

 県を跨ぐ広域利用も5件、外国人利用は4件を数えた。

 今回は、複数県にまたがる申し込みを、ワンストップで行うプラットホームを構築し、その効果や運用の持続可能性を検証する。

 貸出・返却場所は、福岡、宮崎、鹿児島などの空港や別府、熊本、長崎駅など10カ所。

 利用者は、専用QRコードからアクセスして申し込む。5カ国の多言語にも対応する。料金は1日・泊なしで500円―1100円。1月17日から受付を開始した。

Webサイトはこちら

雪ラボ 初の情報交換会開く スノーリゾートが発信

2024年1月22日(月) 配信

雪ラボ主催「スノーリゾート情報交換会」のようす
「雪ラボ」の竹川紀人代表

 2023年6月に設立された、ファミリースキー&スノーボード媒体「ハピスノ」を展開する「雪ラボ」(竹川紀人代表、埼玉県幸手市)が、初の「スノーリゾート情報交換会2023/24」を昨年12月4日に開いた。

 情報交換会は、スノーリゾート各社の情報発信をサポートすることを企図したもので「23/24シーズンのスノーリゾートのすべてがわかる」をコンセプトに、多くのスキー場やスノーリゾート関連企業が出席して今シーズンの最新情報を発信した。
 
 第1部の記者発表では、①雪ラボについて(雪ラボ)②今シーズンの雪の見通し(日本気象協会)③東急スノーリゾートの環境への取り組み(東急リゾーツ&ステイ)④ドラ割「ウィンターパス2024」について(東日本高速道路新潟支社)⑤ムラサキスポーツのキッズ市場への取り組み(ムラサキスポーツ)⑥ファミリースキー情報メディア「ハピスノ」について(雪ラボ)――の項目で発表が行われた。

 第2部では、情報交換会に参加したスノーリゾート広報担当者が紹介され、立食形式でランチを食べながら情報交換&懇親会や各スキー場のリフト券などが当たる抽選会が行われた。

熊野に春を呼ぶ奇祭 2月6日 「御燈祭り」

2024年1月22日(月) 配信

まるで火の滝が流れ落ちるかのよう

 和歌山県新宮市の「神倉神社」で毎年2月6日、聖地・熊野に春を呼ぶ火祭り「御燈(おとう)祭り」が行われる。熊野三山にかかわる諸事を記した「熊野年代記」に、575(敏達天皇4)年に始まったと記されている歴史ある神事で、「上り子」と呼ばれる男衆が、御神火を灯したたいまつを手に、538段の急峻な石段を駆け降りる奇祭。2016年には国の重要無形民俗文化財に指定されている。

 神倉神社は、熊野三山の1つ、熊野速玉大社の摂社。「ゴトビキ岩」と呼ばれる巨岩をご神体として祀っており、熊野三山の神々が降臨した霊山とされている。

 祭り当日、白装束で腰に荒縄を巻き付けた勇ましい姿の上り子たちは、まず阿須賀神社、熊野速玉大社、妙心寺を巡拝(三社巡り)し、夕刻に神倉神社へ入山。日没後、宮司による祝詞などを終え、たいまつに火が灯ると、午後8時ごろ木戸が開かれ、山上を埋め尽くした上り子たちが、538段ある急峻な石段を一気に駆け降りていく。燃え盛るたいまつを手にした上り子たちが連なって下る様は、まるで火の滝が流れ落ちるかのようで壮観。下山後、たいまつの残り火は、それぞれの家に持ち帰り、ご神火として祀ることで、各家庭に神をお迎えする。

 上り子は、男性なら誰でも参加でき、例年、県内外から大勢の参加者が集まる。近年は、外国人の参加者も少なくない。新宮市観光協会では、白装束やたいまつなどの購入先を案内しているほか、希望者には当日、着付けの手伝いも行っている。

 問い合わせ=新宮市観光協会 ☎0735(22)2840。