長野県がインバウンド商談会開く コロナ禍以来のリアル対面で実施

2024年6月11日(火) 配信

清水和代国際観光担当課長

 長野県観光機構と長野県との共催で「長野県インバウンド商談会2024」が5月31日、東京・浜松町のコンベンションホールAP浜松町で開かれた。主催者あいさつに立った長野県観光スポーツ部観光誘客課の清水和代国際観光担当課長は、「コロナ禍以来、久し振りにリアル開催のインバウンド商談会を実施することができた。ゴールデンルート以外にも長野県には素晴らしいところが数多くある。これを機に1人でも多くの方に長野県を訪れてもらえるよう期待している」と述べた。

 長野県からはホテル旅館等観光事業者、アクティビティ・観光施設、DMO・自治体など約40団体・80人、訪日旅行取扱旅行会社からは約70社・120人が参加した。

熱心な商談が行われた

 当日は自由個別商談会で、旅行会社(バイヤー)が地元側(セラー)デスクを回る「セラー固定方式」を採用し、1コマ10分間×13回の商談が行われた。各ブースでは持ち時間をオーバーするくらい熱心な商談が繰り返されていた。

 商談のなかで阿智昼神観光局は「【日本一の星空】天空の楽園ナイトツアー」を、信州千曲観光局は「戸倉上山田温泉直行便の湯けむりNEOネオン号やスナック体験ツアー」をPRしていた。

四国観光アプリ「しこくるり」「旅ぱす」PR 四国ブロック観光情報交換会開く

2024年6月11日(火) 配信

四国ブロック観光情報交換会のようす

 四国ブロック物産斡旋協議会主催の「四国ブロック観光情報交換会」が6月6日(火)、都道府県会館(東京都千代田区)で開かれた。四国ツーリズム創造機構は「大阪・関西万博に向けた取り組み」「持続可能な観光推進のための取り組み」や「アドベンチャートラベル(AT)の取り組み」ついて説明。併せて四国観光・旅アプリ「しこくるり」「旅ぱす」をPRした。

 香川県は「讃岐の祭りと郷土芸能」をテーマに、さぬき豊浜ちょうさ祭り、金刀比羅宮例大祭、津嶋神社夏季例大祭、「瀬戸内国際芸術祭2025」について説明した。

 愛媛県は「疲れたら、愛媛。」をテーマに、道後温泉本館(7月11日全館営業再開)、愛媛が誇るアクティビティ(しまなみ海道、石鎚山、とべもりジップライン、滑床渓谷キャニオニング)などを紹介した。

 また高知県は、昨年度最高潮に盛り上がった高知県観光博覧会「牧野博士の新休日」について説明し、2023年1~12月実績として県外観光客472万人(過去最高)だったと報告した。今年度は新たなステージとして「極上の田舎」をコンセプトに、「どっぷり高知旅」を提案する。さらに「アンパンマン」作者のやなせたかし氏と小松暢さん夫婦をモデルにした2025年度前期連続テレビ小説「あんぱん」の放送も決定している。

 徳島県は、新しいキャッチコピーとして「新時代へ踊り出そうSustainable藍Land~徳島Newツーリズム~」を発表し、鳴門市「ウチノ海エリア」に新たな観光施設がオープン、世界の持続可能な観光地TOP100選」に「祖谷のかずら橋」選出、体験型コンテンツ各種を紹介した。

 さらに四国旅客鉄道(JR四国)は、アンパンマン列車やJR四国の観光列車「ものがたり列車誕生10周年」などをPR。

 本州四国連絡高速道路(本四高速)は、瀬戸内しまなみ海道開通25周年(2024年4月)やインフラツアー、せとうち美術館ネットワークなどを説明した。

久慈市がいわて銀河プラザで物産展を開催

2024年6月11日(火) 配信

ウニが人気を集めた

 岩手県久慈市は6月5日(水)から8日(土)までの4日間、東京・東銀座の県のアンテナショップ「いわて銀河プラザ」で物産展を開催した。

 会場では久慈琥珀関連商品や黒豆、平庭高原のはちみつと白樺樹液コスメ、そして岩のりや乾燥布ノリ、初登場のウニの瓶詰などの海産物を販売。とくにウニにはミョウバンを使用していない本来の味が楽しめる逸品として買い求める人が多かった。

中四国最大の野外ロックフェス「モンバス」ツアー販売 ジャルパック

2024年6月10日(月) 配信

2日通し券つき(画像はイメージ)

 ジャルパック(平井登社長、東京都品川区)は6月10日(月)から、中四国最大級の野外ロックフェス「MONSTER baSH 2024 JAL OFFICAL TOUR」の抽選販売を開始した。JALPAKブランド誕生60周年特別企画として、フェスの2日通し券付きツアーを用意。8月24日(土)出発で、2日間コースと3日間コースがある。

 同フェス「モンバス」は2000年から開始しているもので、今年で25周年を迎える。毎年、夏の風物詩として8月に香川県・国営讃岐まんのう公園で開催している。

 ツアーは東京発着の航空券とホテル、モンバスの2日通し券、空港・宿泊ホテルから会場までのJALPAK専用送迎バスが付く。

 抽選応募の1次期間は6月10日(月)午後2時~24日(月)午後11:59まで、2次は6月25日(火)午前零時~7月16日(火)午後11:59まで。第1次募集で落選、また2次募集時で満席だった場合は自動的にキャンセル待ちとなる。

 販売価格は2日間が1人1室利用で1人10万8800円、3日間は同11万5800円など。宿泊は高松東急REIホテル。

日光江戸村などチケット付きのグランピングプラン発売 ブリリアントヴィレッジ日光

2024年6月10日(月) 配信

広大な敷地内に18棟のドームテントが点在

 グランピング施設「ブリリアントヴィレッジ日光」(栃木県日光市)は6月5日(水)から、日光江戸村や東武ワールドスクウェアの入場券がセットになった「テーマパーク付きプラン」を売りだした。鬼怒川カントリークラブでの平日1ラウンドプレーが付いた「平日限定ゴルフプラン」も同時に販売した。

 同グランピング施設は約1万坪の敷地内に18棟のドームテントが点在しており、日光の地元食材を使ったバーベキューやキャンプファイヤー、満天の星空などが楽しめる。

 チケット付きプランは宿泊日の翌日に各施設が利用できるもので、チェックアウト時に各施設のチケットを渡す。プランはいずれも1泊2食付きで、日光江戸村のプランの料金例は1人2万2400円から。

日本旅館協会、新会長に桑野和泉氏(由布院玉の湯) 9月に由布院で金融懇談会

2024年6月10日(月) 配信

桑野和泉新会長

 日本旅館協会(大西雅之会長、2174会員)は6月6日(木)、東京都内のホテルで2024年度通常総会を開いた。任期満了に伴う役員改選では、桑野和泉氏(由布院玉の湯、大分県)が新会長に就任した。今年度は9月に大分県・由布院で業界の抱える資金繰りなどに対する議論を深める全国金融懇談会を行う。

 大西会長は、財務省などに要望していた資本性劣後ローンについて、

高雄で2024日台観光サミットを開催 双方向のバランス取れた交流を

2024年6月10日(月) 配信

双方の観光関係代表者らが「高雄宣言」を発表

 日台観光推進協議会(事務局=日本観光振興協会・日本旅行業協会)と台湾側のパートナーである台日観光推進協議会(葉菊蘭会長、事務局=台湾観光協会)は5月31日(金)、台湾の高雄市で「2024日台観光サミットin高雄」を開いた。日台から210人が参加し、持続的な観光と双方向のバランスの取れた交流の発展に向け、「日台観光サミット・高雄宣言」に合意した。

 高雄宣言のなかでは、コロナ前の相互訪問者数700万人を超えることを目指し、①観光地や移動サービスのデジタル化の推進②人流データの把握・分析による観光品質の向上③AI等の先端技術の活用による旅行商品の購入利便性および業務プロセスの合理化④地域文化の多様性と環境保全の価値の強調による相互訪問および再訪のモチベーション向上――を掲げた。

 5月31日の会議終了後と6月1日は高雄市主催のエクスカーションが行われ、サミット参加者は高雄市の魅力を体験した。

 日台観光サミットは台湾からの訪日旅行・日本からの訪台旅行双方の促進と相互交流人口の拡大を目指して、08年に日台双方の旅行業界の経営者や観光業界のトップらが参加して第1回の会議を開催。その後、日本と台湾で交互に開いており、今年が15回目となった。次回の25年は鳥取県で開催する予定だ。

関電トンネルバス開通60周年記念「トロバースデーイベント」 8月1~3日に大町市中心に開催

2024年6月10日(月) 配信

クラウドファンディングで里帰りしたトロバス

 長野県大町市で8月1日(木)~3日(土)まで関電トンネルバス開通60周年を記念した「トロバースデーイベント」が開かれる。大町市を中心に各会場でさまざまな企画を用意する。主催は市の観光文化課と観光協会が事務局を務める大町市プロモーション委員会。

 関電トンネルトロリーバスは大町市・扇沢駅と黒部ダム駅間を走行していたバスで、出発式を1964(昭和)39年8月1日に行ってから今年で60年の節目を迎える。2018年に54年間の運行を終えた翌年、解体が決まり、すでに解体業者の手に渡っていたトロバス最後の1台を市がクラウドファンディングを活用して取り戻す奇跡のストーリーを経てから、バースデーイベントが始まった。

 今年はバースデーイベントを拡充して開催する。扇沢駅で8月1日に行われる記念セレモニーのほか、子供を対象にしたワークショップや体験ツアー、国内初の観光EVバスでバースデー会場に移動するイベント、オリジナルデザイン旗付き黒部ダムカレー販売、黒部ダム駅からダム展望台まで8月2日の1日限定で特別復刻する昔の屋外ルートを歩くツアーなど3日にわたりさまざまな企画を行う。

6件の事業を採択 地域一体型ガストロノミー推進事業(観光庁)

2024年6月10日(月) 配信

観光庁はこのほど、「地域一体型ガストロノミーツーリズムの推進事業」の採択事業を決定した

 観光庁は、3月8日(金)~4月17日(水)まで募集していた「地域一体型ガストロノミーツーリズムの推進事業」の採択事業を決定した。

 同事業は外国人旅行者から需要が高い「日本の食」について、魅力的なガストロノミーツーリズムコンテンツを造成し、インバウンド誘客や地方誘客を促進する取り組みを支援するもの。

 採択した事業は次の通り。

▽NEPKI「沙流川流域のアイヌ食文化*道産子ガストロノミー~生命と食と自然のハーモニクス共創事業~」(北海道沙流郡平取町)

▽久慈市「世界に誇る北岩手のSDGs『久慈・やまがたガストロノミーツーリズム』」(岩手県久慈市)

▽小松まちづくり「世界を魅了するジャパンクタニと石川の海山の幸の美味しいフュージョン歴史ある日本遺産を発信し五感で味わうガストロノミーツーリズム事業」(石川県小松市)

▽宮津市「天橋立ガストロノミー~神が育んだ海底湧き水の恵を食す~」(京都府宮津市)

▽井原市「星空×シェフ×地域ブランド食材×伝統工芸五感で匠を楽しむ世界認証の饗宴『美星アーティザン・ツーリズム』」(岡山県井原市)

▽GOTOKU「Kagoshima Unearthed: Unfiltered Local Life & Cuisi~活火山と黒潮から生まれたローカル文化とヒトを通じて素材にアクセスする旅~」(鹿児島県)

JALが横浜市とSAF製造で連携 ダイエー運営のイオンフードスタイルで廃食油回収

2024年6月10日(月) 配信

回収ボックス

 日本航空(JAL)と神奈川県横浜市はこのほど、廃食油を原料としたSAF(持続可能な航空燃料)製造に関する連携協定を締結。取り組みの第1弾として、ダイエーが運営するイオンフードスタイル鴨居店で試行的に廃食油の回収ボックスを設置し、家庭で発生する廃食油の回収を行ってきた。鴨居店での廃食油回収が継続的に実施できると判断したことから、6月5日(水)から本格回収を開始した。

 回収は店舗内ボックスで、原則毎日行っている。方法は、家庭で集めた廃食油を回収ボックスに直接流し込む。ペットボトルなどで持参することが可能だが、油を入れたあとのペットボトルはリサイクルができないので店頭での容器回収は行わない。

 第2弾として、イオンフードスタイル三ツ境店で7月1日(月)から、またイオンフードスタイル港南台店では7月22日(月)から店内に回収ボックスを設置して廃食油回収の取り組みを開始する。

 JALは航空機の脱炭素化を進めるため、家庭の廃食油を回収し、SAFへの再利用を呼び掛ける「すてる油で空を飛ぼう」プロジェクトを展開している。店頭で200円(税抜き)で参加することができ、回収ボトル1つとJALオリジナルステッカーがもらえる。