はとバス共栄会、シンフォニー・クラシカで新年賀詞交歓会を盛大に開催

2025年1月16日(木) 配信

前田伸会長

 はとバス共栄会(会長=前田伸・TOKYO TOWER社長)は1月15日(水)、はとバスのクルーズ船「シンフォニー・クラシカ」で、150人を超える会員らが参加して新年賀詞交換会を開いた。

 前田会長は「2025年は、観光事業者の役目をしっかりと見極め、色々な種を蒔いているはとバスと、協力会が一致団結して良いサービスを行っていきたい」と強調した。

武市玲子社長

 はとバスの武市玲子社長は「昨年新たなデザイン車両を導入し人気を博している。今年は11月にデフリンピック開催など、世界中から東京が注目を集めている。業界の課題を直視しながら、持続可能な観光に向けて事業に取り組んでいきたい」と語った。

 共栄会、はとバス役員による鏡開きが行われ、乾杯には共栄会副会長の松倉由幸東京興業社長が登壇した。懇親会では役員やスタッフの紹介が行われ、会員同士の情報交換や、シンフォニー自慢の料理を味わった。

 お楽しみ抽選会には、グループ会社から、はとバスの乗車券をはじめ、銀座キャピタルホテル宿泊券、シーライン東京乗車券、はとバスエージェンシー賞など33本が提供された。

本紙を訪れ「いわて冬旅キャンぺーン」をPR  岩手県

2025年1月16日(木) 配信

岩手県の宣伝隊が来社

 岩手県は1月1日(水)~3月31日(月)まで「いわて冬旅キャンペーン2025」を展開しているが、このほど本紙を訪れ、期間中のイベントなどを説明した。

 キャンペーンでは雪国岩手ならではの雪や氷を楽しむ各種体験メニューや毛ガニ、カキなどの旬の味覚を味わうイベントなどが用意されている。

 このうち本州一寒いと言われる盛岡市の薮川地区のまほら岩手では数多くの氷像が出現し、観客を現像的な氷の世界へと導く。

 食の魅力では沿岸部の9カ所の宿泊施設で、三陸ゆで毛ガニ1杯付きの「三陸ぜいたくざんまい宿泊プラン」を2月1日(土)~4月13日(日)まで展開する。このほか、宮古市では2月1日(土)~28日(金)まで、「宮古すし月間」として参画する寿司屋で期間限定のお得な寿司を提供する。

「インバウンドの地方誘客」待ったなし 第11回観光立国推進協議会を開く

2025年1月16日(木) 配信

観光関係のトップ約70人が出席した(中央Aの位置が菰田正信委員長)

 観光関係団体や民間企業などで組織する観光立国推進協議会(委員長=菰田正信・日本観光振興協会会長)は1月15日(水)、東京プリンスホテル(東京都港区)で、第11回観光立国推進協議会を開いた。同日発表された2024年推計の訪日外国人観光客数は3600万人を突破して過去最高を記録し、好調の訪日外国人観光客だが、さまざまな業界の出席者から「インバウンドの地方誘客」が待ったなしの喫緊の課題として挙げられた。

 菰田委員長は「今年はいよいよ4月から大阪・関西万博が開幕する。世界中から観光客が集まり、関西のみならず日本が脚光を浴びる絶好のチャンス」と述べ、「この恩恵を確実に日本の各地域隅々まで行きわたらせるため、政府の政策と歩調を合わせて取り組んでいく」と意気込みを語った。

 来賓としてあいさつに立った観光庁の秡川直也長官は「昨年、観光はさまざまな分野で大きな成果が出た。インバウンド客数はコロナ前の2019年を超え、3700万人近くになり、消費額も8兆円を超える数字となる見込み。今年はこのトレンドを大事にし、外国の方により日本に来ていただくことに加え、日本人の海外旅行や当然国内観光も含めて、3つ同時に次のステージへ進んでいきたい」と力を込めた。

早期来場呼び掛け 4月13日から大阪・関西万博が開幕

 今回は、4月13日から開幕する大阪・関西万博について、日本国際博覧会協会の髙科淳副事務総長が登壇して、最新の情報を説明した。今週末の1月19日には会場最寄りとなる大阪市高速電気軌道中央線の新駅「夢洲駅」が開業するが、「SFの世界のようで、駅に着くだけでワクワクする」と紹介した。また、参加者数の状況は目標数150カ国・地域、25国際機関に対し、公式参加表明は158カ国・地域、9国際機関となっている。

 参加国パビリオンでは、それぞれの国が今回のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」を体現しており、個性豊かな展示が並ぶ。とくに、次回2030年の万博開催国のサウジアラビア王国は力が入っており、パビリオンのなかにいくつも建設物を建て、アラブの市場「スーク」を再現するなど、とても壮大なものになるという。このほか、期間中は各国や参加企業らがさまざまなイベントやショーなども予定しており、それらは公式ホームページのイベントカレンダーで紹介している。

 万博は10月13日までの半年間。髙科氏は終盤になると大混雑が予想されるとし、9月以降は入場制限も視野に入れる。「前半に来場いただき、来場者による発信も狙いたい」とし、チケット販売に加え、早期来場の促進にも協力を求めた。

各委員が現況報告や意見発言 3連休の重要性も確認

 協議会では、各委員が業界や自社の状況、課題などについて意見を述べた。そのなかで、

24年の訪日客数3687万人、消費額8兆円へ 「地方で2泊」目標に(秡川観光庁長官)

2024年1月16日(木) 配信 

観光庁の秡川直也長官は1月15日(水)に会見を開いた

 観光庁の秡川直也長官は1月15日(水)に開いた会見で、2024年の訪日外客数が前年比47・1%増、19年比15・6%増の3687万人と、過去最高を記録したことを報告した。24年12月推計値は同27・6%増(19年比38・1%増)の349万人となり、単月過去最高を更新した。インバウンド消費動向調査によると、24年暦年の速報値では、前年比53・4%増、19年比69・1%増の8兆1395億円となり、統計上最高額を達成した。

 1人当たりの旅行支出は、同6・8%増(19年比43・3%増)の22万7000円。

 観光立国に関する2025年目標に示された、訪日旅行消費額5兆円、1人当たりの消費額20万円、訪日外客数19年水準超えなどを早期に達成できたとして、秡川長官は、「ここまで来たのかという感想を抱いている。来年26年から30年に掛けての5カ年計画の目標を立てなければならない時期。今年中に分科会にて検討を進める」と話した。

 観光庁によると、訪日外国人による消費は、24年1~9月値で見ると三大都市圏で75%、地方で25%と割合に偏りがあり、地方誘客が課題となっている。

 「今年もやることは変わらない。訪日リピーターへ地方の魅力をPRし、地方で2泊してもらうことが大切。誘客するだけではなく、その地域で宿泊してもらう取り組みが必要だ」との認識を示した。

 一方で、アウトバウンドの回復は遅れており、24年の出国日本人数は19年比33・2%減(同35・2%増)の1300万7000人となった。秡川長官は、「円安や物価高の影響が強い。ハワイなどは一部回復しているものの、若い世代にとってはまだ旅行しづらい状況にある。単月でみると、12月はコロナ前の7割程度まで戻っている。海外教育旅行の支援を他省庁と連携しながら取り組んでいく。また、大阪・関西万博では毎日出展国が催しやイベントを開催する。これらを活用してアウトバウンド促進していければ」と語った。

インバウンド消費動向調査、過去最高の8兆1395億円 中国の消費額が1兆7335億円とトップに

2025年1月16日(木) 配信

 

 観光庁は1月15日(水)、インバウンド消費動向調査の2024年暦年の速報値を発表した。24年の訪日外国人旅行消費額は、前年比53・4%増、19年比69・1%増の8兆1395億円と過去最高となった。1人当たりの旅行支出は同6・8%増、19年比43・3%増の22万7000円。

 国・地域別では、中国1兆7335億円、台湾1兆936億円、韓国9632億円、米国9021億円、香港6584億円となり、上位5カ国・地域で全体の65・7%を占めた。

 訪日外国人の1人当たりの旅行支出額は、英国が38万3000円と最も高く、次いでオーストラリア38万2000円、スペイン37万円と続いた。

 なお、費目別では宿泊費に最も多く予算を割き、英国が17万円超え、オーストラリアが16万円超えなど、とくに欧米豪で高い傾向が見られた。

鶴保氏(自民党)、赤羽氏(公明党)が相次ぎ「出国税引き上げの議論を」

2025年1月16日(木) 配信

自民党の鶴保庸介氏

 日本観光振興協会(菰田正信会長)は1月15日(水)、東京プリンスホテル(東京都港区)で2025年観光関係者新春交流会を開き、国際観光旅客税(出国税)の引き上げに向けた議論の必要性なども語られた。

 主催者を代表して菰田会長は「2023年3月に閣議決定された観光立国推進基本計画では、25年までに訪日外国人旅行者数3188万人を超える目標を掲げていたが、24年は3686万人余りと1年前倒しで大幅に上乗せして達成することができた」と報告。さらに「大阪・関西万博の開催が3カ月後に迫ってきた。インバウンド拡大の契機となるよう関係者が一体となって取り組んでいこう」と呼び掛けた。

第1回JTB交流創造キャンバス、「e-スポ☆アグリ」「トラディミッション」が大賞

2025年1月16日(木)配信

「ドリーム賞」「クリエイティブ賞」それぞれの最優秀賞、優秀賞、審査員特別賞を決めた

 JTBは1月15日(水)、「第1回JTB交流創造キャンバス」の受賞作品を発表した。「スポーツ×交流」と題してプランのアイデアを募集。364作品の応募の中から、「ドリーム賞」の最優秀賞には「e-スポ☆アグリ」(野田侑子さん)、「クリエイティブ賞」の同賞に「トラディミッション~地球の伝統を守る~」(伊藤寧々さん、中山悠さん)が選ばれた。

 「ドリーム賞」は、「こんな交流があったらワクワクする夢のあるアイデア」を表彰するもの。最優秀賞に選ばれた「e-スポ☆アグリ」は、eスポーツ(VR)と農業(アグリカルチャー)を融合させた社会問題を解決する交流事業。ドローンやVR、遠隔操作などの技術を用いて、eスポーツプレイヤーが農家からのクエストを請け負うカタチでサポートする。報酬として貢献度に応じ、育てた農作物を食べられるなど、農家の人材不足とeスポーツの発展を同時に実現するアイデアが評価された。

 もう一つの「クリエイティブ賞」は、「実現可能性があるもので、これまでにないワクワクするアイデア」を表彰するもの。最優秀賞に選ばれた「トラディミッション」は、世界中の人々が各国の伝統遊び(スポーツ)を共に行うワールドスポーツイベント。世界中から参加者を募り、羽子板やガバディなど各国の伝統スポーツを体験することで、地球規模で伝統を守っていくことを一番の目的としていることが評価された。

 このほかの受賞作品は次の通り。

【ドリーム賞】

〈優秀作品〉「アフリカ大陸を巡る壮大なゴルフツアーの旅」(末友阡惠さん)

〈審査員特別賞〉「月のクレーターでボルダリング」(北村彩花さん、押目瑠海さん、遠山桂里奈さん)

【クリエイティブ賞】

〈優秀作品〉「地球がキャンバス-WORLD RUN DRAWING-」(溝田仁一さん、根本遥さん)

〈審査員特別賞〉「こんなのでいいの?はちゃめちゃ新生トライアスロン‼~楽しさとスポーツツーリズムに向けて~」(菊地識史さん)

 第2回の募集テーマは2025年6月ごろに専用サイトで発表予定。

福岡・油山にビュッフェレストラン 1月25日に「ABURAYAMA160」開業

2025年1月16日(木) 配信

店内のようす

 城戸農園(城戸広行代表、福岡県福岡市)は1月25日(土)、福岡・油山にビュッフェレストラン「ABURAYAMA160」(福岡県福岡市城南区大字東油山160)をオープンする。こだわりの手料理や充実したデザートなどを提供する。

 店内の大きな窓からは四季折々の自然の美しさや街の風景が広がり、景観も売りの1つ。同店は「家族や友人とのお食事に最適な空間。心地よい景色とともに、ゆったりとした時間をお過ごしください」とアピールしている。

 営業時間は午前11~午後3時まで。定休日は木曜日。席数は50席。

体を休める生物観察 須磨シーワールド夜ツアー付宿泊プラン (グランビスタ ホテル&リゾート)

2025年1月15日(水) 配信 

ツアーのイメージ

 グランビスタ ホテル&リゾート(荒井幸雄社長、東京都千代田区)は1月10日(金)から、運営施設である神戸須磨シーワールドホテル(兵庫県神戸市)で、閉館後の夜に隣接する水族館「神戸須磨シーワールド」を訪れるツアーが付いた宿泊プランを発売している。

 同ツアーでは、飼育員の解説を聞きながら約1時間、同水族館を巡る。海草「アマモ」の隙間に隠れる魚や、ゆっくり泳ぐシャチなど体を休めている生き物を観察することができる。さらに、夜間に水位が上がる干潟水槽を見学する。

 ツアーの実施期間は1月16日(木)~3月19日(水)まで。同プランは2食付き。スーペリアツインルームに3人1室で宿泊する際の料金は1人1万8990円から。 

近畿日本ツーリスト、ハワイでバリアフリー 海水浴楽しめるツアー発売

2025年1月15日(水)配信 

ワイキキビーチにて集合写真(イメージ)

 近畿日本ツーリストは、6月13日(金)~15日(日)にハワイで開催する「第42回まつりインハワイ」の期間中、車いす利用者や医療的ケア者(児)とその家族を対象に「ドリームフェスティバルインハワイ2025」を開催する。誰もが安心して海水浴を楽しめる「バリアフリービーチプロジェクト」を初めて実施し、日本発着の添乗員同行ツアーを1月10日(金)から売り出した。

 「バリアフリービーチプロジェクト」は、障害者や高齢者、小さな子供連れの家族など、すべての人が安心して海水浴を楽しめる環境を整えることを目的とした取り組み。近年、国内の海水浴場でも活動の輪が広がっている一方、車いす利用者や医療的ケア者は、海外旅行先での海水浴に対応できるスタッフが充実していないなど、多くの課題を抱えている。

 今回のツアーでは、日本とハワイの交流イベントとして長年親しまれてきた「まつりインハワイ」で、すべての人がハワイのビーチを楽しめるプログラムを提供する。

ビーチ用車いすにのって海水浴(イメージ)

 専門のサポートスタッフが現地で付き添い、安全に海水浴を楽しむためのサポートを行う。スロープや砂浜の上を移動するためのシートをビーチに設置するほか、宿泊先のホテルの協力で、車いす対応のトイレや休憩スペースも完備。人工呼吸器や人工透析を必要とする人に対しても必要なサポートを整えるとした。

 ツアーは6月12日(木)から6日間の羽田空港発着で、旅行代金は46万8千円。カラカウア通りを練り歩く「まつりパレード」も参加でき、有料ではイルカに触れ合うプログラムや手作りハワイアンレイ体験も用意する。