ヒルトンのホテルブランド、日本初進出

2018年1月15日(月) 配信

客室イメージ

ヒルトンのホテルブランド「キュリオ・コレクション by ヒルトン」が日本に初進出する。東急不動産とヒルトンが長野県・軽井沢にある「旧軽井沢ホテル」のフランチャイズ契約を締結。東急不動産が昨年取得した同ホテルを、「キュウカルイザワ キキョウ キュリオ・コレクション by ヒルトン」として今春リニューアルオープンする。

 両社がホテル事業で協業するのは初めてで、運営は東急リゾートサービスに委託する。客室は50 室で、レストランや宴会場、チャペル、フィットネスジムなどを併設する。「キュリオ・コレクション by ヒルトン」は、地元ならではの魅力や本物の体験を求める宿泊客のために、ヒルトンが吟味、セレクトしたホテル・コレクション。現在世界で 40 軒以上を展開している。

あなたが好きな露天風呂のある宿 加賀屋(石川県・和倉温泉)

2018年1月15日(月) 配信

旅行新聞新社では本紙付録の冊子やネットユーザーを対象に、「あなたが好きな露天風呂のある宿」のアンケート調査を実施しました。人気を集めた宿のなかからおすすめの施設を紹介します。

加賀屋 石川県・和倉温泉

海を一望する空中露天風呂

 加賀屋は創業1906(明治39)年創業の老舗旅館。七尾湾の波打ち際に「雪月花」「能登渚亭」「能登客殿」「能登本陣」の4棟が建ち並び、細やかな気配り、心配りのもてなしで高い評価を得ている。

 純和風の客室は気品ある落ち着いた風情で、特に「雪月花」の18階から20階は「浜離宮」として、調度など贅を凝らしたしつらえとなっている。男女大浴場は海に面しており、ロケーションも申し分なし。男性大浴場「恵比寿の湯」は3層に広がるもので、浴場内にエレベータが付くというユニークな造り。湯船に浸かると、まるで七尾湾に浮かんでいるような感覚を味わうことができるだろう。女性用は広々と開放的な「辨天の湯」と鮮やかなモザイクタイルを使用した「花神の湯」がある。

 食膳は、山海の幸を盛り込んだ会席。プロの技ともてなしの心が郷土の味を引き立てる。館内には郷土の著名作家による工芸品が数多く展示され、さながら美術館の趣だ。また、エステティックサロンは宿泊だけでなく、日帰りでも利用可能。温泉旅館の中にありながら、静かな空間でゆったりと施術を受けることができる。東西が融合したマッサージと独自のトリートメントは、温泉との相乗効果で、より深いリラクゼーションが味わえること間違いなしだ。

宿データ

加賀屋全景
細やかな気配り、心配りのもてなしで高い評価を得ている。

住所:926-0192 石川県七尾市和倉町ヨ部80
TEL:0767(62)1111 FAX:0767(62)1121
チェックイン 午後3:00 チェックアウト 午前10:00
風呂:男女別大浴場各1(空中露天風呂、野天風呂、サウナ付)、女性用浴室1 
泉質:強食塩泉
客室:全232室
宿泊料金目安:《雪月花》4万110円~ 《能登渚亭》3万3630円~

アンケート概要

実施媒体:
1)第42回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選発表冊子(2017年1月20日(金)発行)
2)Webサイト「日本の歩き方」上でのアンケート(2017年1-3月)

回答数:3863件(内、有効回答数:2205軒) 

バスで動画が無料見放題に 業界初

2018年1月15日(月) 配信 

スマホで視聴が可能

 高速夜行バス・観光バスツアーのVIPライナーを運営する平成エンタ-プライズ(田倉貴弥社長、埼玉県富士見市)はこのほど、バス車内で動画コンテンツの無料視聴サービスを始めた。

 スマートフォン・タブレットなどで、映画などの動画コンテンツ視聴を無料で提供する「Wi-Fi VODサービス」。バス車両に搭載された専用Wi-Fiを活用。東京―大阪間を運行する高速夜行バス「VIPライナー」の一部車両で順次サービスを導入した。バス業界で初めての試みとなる(※)。現在、5車種10車両での運用を開始。※平成エンタープライズ調べ

Wi-Fi VODサービスについて

 VIPライナーの一部車両では、「専用モニター」で映画やオーディオブックなどの視聴サービスを提供していた。今回のサービス導入により、専用モニターの付いていない車両でもスマホなどでコンテンツが楽しめるようになった。視聴費・通信費ともに無料。

導入車両

・ロイヤルブルー  (東京⇔大阪間)

・プルメリア 【女性専用車】  (東京⇔大阪間)

・チェリッシュ 【女性専用車】  (東京⇔大阪間)

・VIPライナー103便  (東京⇔大阪間)

・VIPライナー名古屋2便  (東京⇔名古屋間)

<コンテンツ内容>

・映画(邦画、洋画)

・オーディオブック

・日本観光案内動画

・VIPライナーインフォメーション

※コンテンツ内容は時期により異なる

平成エンタープライズ社

 「VIPライナー」ブランドで東京~大阪間を最多運行する。女性専用車両を日本で初めての導入。東京・名古屋・京都・大阪の各拠点に自社運営の「VIPラウンジ」及び宿泊施設「わさび」の設置、民泊事業への参入など、バス事業を起点にさまざまなサービスを展開している。観光バスツアーにも参入。ツアー企画から配車まで自社内で実施できる強みを生かし、格安で充実したツアーを実施している。

寒ぶり、うどん・・・。日本橋で氷見市の美味発信 

2018年1月15日(月) 配信

「ひみ寒ぶり」を心行くまで満喫できる特別定食は、1日15食限定。

富山県氷見市の魅力を2週にわたって発信--。同市は2018年1月15日(月)から首都圏情報発信拠点「日本橋とやま館」で「新春きときと 氷見市フェア」を開始した。

 第1弾は「日本橋とやま館」1階にある和食レストラン「富山はま作」で、 氷見市のブランド魚「ひみ寒ぶり」の刺身が入った特製定食 を1日限定15食で提供 。 第2弾は、交流スペースで行われる、特産品の販売や市内の観光スポットのPR。実物大のブリの模型など、氷見らしさを演出した 観光PRコーナーを用意。「日本橋とやま館」初登場の商品を多数取りそろえ、漁師町自慢の「干物」や「氷見牛」、三大手延べうどんの一つ「氷見のうどん」などが購入できる。

新春きときと氷見市フェア> 概要

期間:1月15日(月)~28日(日)

「ひみ寒ぶり」特製ランチウィーク

期間:1月15日(月)~21日(日)

ランチタイム:午前11:30~午後2:30。 LO、午後2:00

場所:和食レストラン「富山はま作」 (「日本橋とやま館」1階)

提供数:1日限定15食

価格:2800円(税込)

※ 不漁などにより、「ひみ寒ぶり」が提供できない場合もある。

氷見市「里海・里山」特産品コレクション

期間:1月22日(月)~28日(日)

時間:午前10:00~午後7:30

場所:「日本橋とやま館」交流スペース

豊富な里海、里山の幸に恵まれた氷見の美味を、ぜひこの機会に

 

京野菜を堪能するイベント 120店舗で開催

2018年1月15日(月) 配信

高級レストランで、こだわりの京野菜を堪能するイベントを開催する(写真はイメージ)

京都の食材を使った特別メニューを、京都府と東京23区の飲食店で味わえる。期間は今月16日(火)~2月28日(水)の約40日間。京都府では103、東京では17の店舗で行われる。

 各レストランが、京野菜から肉、酒、米まで、こだわり抜いた京都の食材を使い腕を振るうイベント「京のおもてなし 2018年 早春」。「矢の根寿司 ロイヤルパークホテル店」(東京)や「ホテル椿山荘東京 料亭 錦水」(東京)、京都ブライトンホテル 鉄板焼 燔」(京都)などの高級店で、旬の京食材を堪能できることが魅力だ。

 同イベントは、「京ふるさと産品協会」と京都府が毎年主催するもので、今年参画する飲食店は120店舗で、過去最多となる。

 同協会では、京野菜や農林水産物の中でも、とくに優れた品質と高い技術力を生かしてつくられたものを「京のブランド産品」(31品目)として認定してきた。首都圏内での流通や、提携飲食店の確保、情報発信にも力を入れている。

 旬な秋冬物の代表各は「聖護院だいこん」や「花菜」「えびいも」。最高の食材と技術を通じて、京都の魅力に触れてほしいという。

山形県・米沢八湯の3温泉で「かまくら村」

2018年1月15日(月) 配信

かまくらので出前を楽しめる。(小野川温泉)

山形県米沢市にある小野川、白布、湯の沢の3温泉で1月下旬から、「かまくら村」が開かれる。

 米沢八湯会(よねざわはっとうかい)が米沢市や山形県の協力を得て、「やまがた冬のあった回廊キャンペーン」の一環として、温泉街にかまくらを制作。かまくらのなかでは、さまざまな「出前」も楽しめる催しだ。

米沢八湯かまくら村

かまくら村(イメージ)

1)小野川温泉

 場所と個数:龍華食堂駐車場(3基)、河鹿荘駐車場(2基)

 期間:1月20日(土)~3月11日(日)※河鹿荘は1月24日(水)から

 特徴:ラーメン、日本酒など出前可。真冬に咲く「啓翁桜(けいおうざくら)」を展示。豆もやしラーメンが人気。

2)白布温泉

 場所と個数:白布高湯分校広場(1基)

 期間:1月20日(土)~3月11日(日)

 特徴:ラーメン出前可。(ランチタイムのみ)

3)湯の沢温泉

 場所と個数:時の宿すみれ駐車場(1基)

 期間:1月28日(日)~3月11日(日)

 特徴:宿泊者のみ利用可。コーヒー、甘酒、スイーツなどを提供。

※かまくらの終了時期は天候により、変更の場合もある。

米沢八湯会

 山形県米沢市内は古くから温泉が豊富で白布、小野川、大平、姥湯、滑川、湯の沢、五色、新高湯の8つの湯を楽しめる。これまで個々に温泉の魅力を伝えてきたが、東日本大震災後に24軒の宿が「米沢八湯会」を立ち上げ、広報や誘客活動に力を入れている。

「旅館コンサルタント大坪敬史の繁盛旅館への道(42)」タリフの更新作業の生産性検証

2018年1月14日(日) 配信

宿泊プランをより良いものに

 リアルエージェントと付き合いのある宿泊施設は、年末に「タリフ」の更新作業がようやく一段落した、といったところではないでしょうか。

 このタリフ、未だに「紙」ベースのものが多く、しかも一度記載して提出したら訂正がきかないので、膨大な作業量が発生します。

 ただ、ご存じの通り、リアルエージェントは衰退続きですので、せっかくこのタリフに対して真摯に向き合い、細やかな料金設定などをしても、予約が発生せず……ということも見受けられます。

 リアルエージェントも、平日を売ってくれるのならまだ付き合う意味もあるのでしょうが、どこで売っても売れる特定日(休前日やGW、お盆、正月など)しか売れないという旅行会社もあります。

 そこで、宿泊施設としては旧態依然とした付き合いを続けるのではなく、リアルエージェントの「選別」をしなければなりません。

 以前から本コラムに書いておりますが、当該旅行会社に提供しているブロック数÷総客室数で、リアルエージェントへの客室提供率を算出し、それを当該旅行会社の年間宿泊売上÷宿泊施設の年間宿泊売上で宿泊占有率を算出し、比較するというものです。

 リアルエージェントへの客室提供率より、宿泊占有率が上回っていればまだ良いのですが、そういう事例は少なくなっていると思います。それであれば、リアルエージェントへの客室提供をより少なくし、適正ラインに近づける方法が考えられます。

 また、送客がほとんどなく、「客室提供を断りたい」というリアルエージェントに対しては、この機会に一度関係をリセットする(客室提供をしない)。

 客室提供を続ける場合も、宿側が部屋の返却を要望したとき、迅速に部屋を返却する約束を交わし、客室提供する方法もあります。

 そもそも送客がゼロに近いなかで、宿側がタリフを作るという仕事は、成果がゼロでは時間の無駄であるよう思えます。

 そんなリアルエージェントのタリフを書く作業をするなら、宿泊プランをより良いものに作り込む、ブログやSNSに投稿する、公式サイトやOTA(オンライン旅行会社)のサイトに季節の写真などを投稿する、メルマガを書く、などという成果につながる仕事をした方が良いはずです。

 繰り返しになりますが、成果の出ないと分かっている仕事を、惰性で続けても生産性は上がりません。

 当該業務によって発生する売上÷当該業務の人件費が、少なくとも「1」以上にならなければいけない。さらに、数字が大きくなる仕事から優先的に進めなければいけません。

 他業種であれば当たり前のことが、さまざまな要因によってまだまだできていないのが宿泊産業の現状です。

 今一度、自館の集客チャネルを見直し、今後の展開を予測しながら成果につながる仕事の優先順位を構築し、仕事の割り振りや契約を見直していくことがより重要な時代になってきているのです。

 

コラムニスト紹介

大坪敬史氏

旅館コンサルタント 大坪 敬史 氏

大手旅行会社での実務業務を経て船井総合研究所入社。インターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増&即時業績向上ノウハウには定評があり、数多くの宿泊産業の業績向上に貢献。観光文化研究所を設立し代表取締役。

 

「津田令子のにっぽん風土記(33)」「嬬恋の冬の魅力を感じてほしい」 ~ 群馬県嬬恋村編 ~

2018年1月13日(土) 配信

星空観賞会では星降る夜を体感できる
嬬恋村観光商工課
久保宗之さん

 群馬県・嬬恋村観光商工課の久保宗之さんは10年以上前から同村の政策や観光に携わり、多様なプロジェクトを手掛けている。

 嬬恋村では2006年から日本愛妻家協会などと協力して「キャベツ畑の中心で妻に愛を叫ぶ」というイベントが始まった。嬬恋村には日本武尊とその妻にまつわる伝説がある。日本武尊の東征中、海神の怒りを鎮めるために愛妻・弟橘姫が荒れ狂う海に身を投じた。その帰路で日本武尊が現在の嬬恋村境にある鳥居峠に立ち「ああ、わが妻よ、恋しい」と嘆いたというものだ。これが村名の由来となり、イベント開催のきっかけにもなった。

 村ではイベントを契機に「愛妻家の聖地」としての取り組みを始め、久保さんはその中心人物の1人。「愛妻の丘」の整備や、「愛妻ブランド開発会議」で商品やサービスの開発を進めたり、「妻との時間をつくる旅」という観光プロモーションを行ったりしている。今では久保さんも日本愛妻家協会の一員だ。ただし協会は「愛妻家を探す人」の集まりなのだそうで、本人に「愛妻家なのですか」とたずねると、にやっと笑って照れくさそうにしていた。

 そんな久保さんが、冬の嬬恋村の魅力を教えてくれた。まずはその雪景色だ。「早朝の雪原には、ニホンカモシカやキツネなどの足跡が残っていることもあります」。さらに、近くに浅間山が見えることで気持ちがより大らかになると話す。雪原ではスキーはもちろん、さまざまなアクティビティが楽しめる。2月2、3日の「嬬恋・浅間高原ウインターフェスティバル2018」ではスノーシュー、スノーラフティング、スノーモービルなどを体験できる。2月3日に初開催される「爆雪RUN in浅間高原」は、ゴルフ場の雪の中を走るイベントだ。

 星が降るような夜空も大きな魅力だ。1月31日の「愛妻の日」に開かれる「スノーシュー&星空観賞会in万座温泉」では、カラマツ林でのスノーシューツアーと、スキー場での星空鑑賞会を行う。

 最近は、住民によるプロジェクト「妻の手しごと」で発売した「嬬恋キャベツ酢」が「グッドデザインぐんま」優秀賞を受賞するなど村全体のブランド力が上がっているようだ。昨年12月、私が出演するFM熱海湯河原の番組に久保さんがゲスト出演したときにも反響が大きかった。

 夜や早朝にも見どころが多い嬬恋村。1泊して温泉やスノーアクティビティ、雄大な風景美などをゆっくり楽しむのがおすすめだ。

コラムニスト紹介

津田 令子 氏

社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。

「提言!これからの日本観光」「公開(観光)」と「保全」を考える

2018年1月13日(土) 配信

観光は文化財の最高の活用方法(写真はイメージ)

 最近国が示した観光“ビジョン”や、昨年策定された国の観光“アクションプラン”で観光資源の充実整備をはかるため未公開の文化財、文化的価値の高い国の所有する施設などを積極的に公開していくこととされている。文化庁では重要文化財の公開について従来求めていた公開期間、時間の規制などを見直し緩和するとのことである。ところで、名古屋では戦災で焼失した名古屋城本丸御殿の復元に取り組んでおり、今年完成の予定である。観光資源の乏しい名古屋でこの公開は画期的なことと期待されている。しかし、文化財「保全」のためとして疎開して保管されてきた障壁画(重要文化財)があるにも関わらず、模写を展示する予定だった。これに対し、実物の展示を求める声が強く、このほど前記の方針も受けて実物展示も一部実現することになった。しかし、保全重視からわずか数点のみで、公開期(時)間も限定されると聞く。

 これでは折角の“ビジョン”の趣旨が充分生かされたとはいえない。

 一方、世界遺産登録の「富士山」はその性格上、常に「公開」せざるを得ないが、観光客の急増で山の痛みが目立つようになり、入山制限が必要との意見も出てきた。富士山ではこのほど入山客の増加を抑制し、その収入を保全経費にあてることを考え、すでに入山料徴収の試行が始まっている。ここへ来て、「保全」への配慮が目立つようになってきたのは、観光資源のおかれた厳しい現状がそこにあるからと考えられる。しかし、このようないわば強制、規制で進めるのは「観光」面からは問題がある。

 観光資源(文化財など)の「保全」を「観光(公開)」と両立させる工夫、さらに進んで「観光」が即「保全」に直結するような手法を考えること、そしてその対応は観光客の誰もが持っているはずの観光資源を大切に守りたいとする心に訴えて自発的に行われることが望ましい。以下、その私案を提案する。

 あらたに公開する文化財、既公開(観光資源としても)で今後損耗の可能性の高いものを国、自治体などで全国的に調査して「懸念文化財(観光資源)」(仮称)などに指定する。一定様式の「指定標」でそれを明示、そのうえで全国的な「懸念資源保全キャンペーン」を展開するのである。また、その観光資源を守るために望ましい観光手法の提案、観光客からの保全寄付金募集を呼び掛け(期待額の明示などを統一基準で行う)募金に応じた人は“赤い羽根”のような記章をつけて観光する。つまり一部寺社で行われている参観料に代わる“志”納方式を制度化することになる。

 「保全」の必要性を現実の観光資源を前に訴えれば多くの観光客の協力が得られよう。また、観光行動のひとつとして「保全」活動への自発的参加も呼び掛けたい。そして「観光は文化財の最高の活用方法」という意識を共有し、「保全」と「観光」が観光する心を介して直結することで「観光」行動を即資源「保全」行動としたい。

コラムニスト紹介

須田 寛
日本商工会議所観光委員会共同委員長
須田 寬 氏
 
 
 
 
 
 

使用済リフト券でお得なサービス 群馬県みなかみ町

2018年1月12日(金) 配信

群馬県みなかみ町では、町内9つのスキー場で楽しんだ後に使用済みリフト券を提示すると、町内の飲食店や土産物店、日帰り入浴施設などでお得なサービスが受けられるキャンペーンを開催している。

 みなかみ町スキー場連絡協議会が、4月末日(スキー場終了)まで実施している。キャンペーンで受けられるサービスは割引や一品サービスなど、店舗によってさまざま。参加店舗のテーブルに置かれた三角POPのQRコードにアクセスし応募すると、来シーズンのスキーリフト券などが当たるキャンペーンも同時に開催している。

 9ゲレンデには昨シーズン(2016年12月-17年5月)、47万が訪れた。

みなかみ町でICから一番近い「ノルン水上スキー場」
パウダースノーが自慢の「谷川岳天神平スキー場」

キャンペーン概要

期間:2018年4月末(スキー場の今シーズン営業終了)まで

内容:町内スキー場の使用済みリフト券を提示で、飲食店などのサービスが受けられる。