「浅間山」が5月12日に山開き、記念登山やイベントも

2018年5月10日(木) 配信 

山開きには毎年多くの人が訪れる(火山館にて)

こもろ観光局(花岡隆理事長、長野県小諸市)は5月12日(土)、浅間山のシーズン幕開けとなる「山開き」と「記念登山」を行う。

 山開き前日の11日(金)には、山の平穏と登山者の安全を祈願する神事を執り行う。12日(土)は天狗温泉 浅間山荘前でのセレモニー後、自由登山での「記念登山」を実施。「不動の滝」「かもしか平」などを通り「賽の河原」まで行く往復5時間程度の基本登山コース上には、浅間山特有の自然や風景が広がる。

 山荘前では、「大浅間火煙太鼓による演舞」や「お神酒・トン汁の振舞い」、「小諸商工会議所青年部による物販」などを催し、登山シーズンの始まりを盛り上げる。参加者は山荘の無料駐車場を利用できる。このほか、小諸駅からは無料の送迎バス(千曲バス)も運行する。行きは小諸駅を午前7:20発、天狗温泉 浅間山荘前午前8:00着。帰りは天狗温泉 浅間山荘前午後3:00発で、小諸駅午後3:40着。

高山植物の女王「コマクサ」

 日本百名山でもある標高2568㍍の浅間山は、上信越高原国立公園にも指定されている自然豊かな山。かつて、神仏習合の修験の山として修験者たちが登拝した山としても知られている。現在、火口周辺への立ち入りは禁止されているが、1千種を超える高山植物や高山蝶、野生動物などを目当てに、「数多くの登山者たちが訪れている」(同局)という。

 ころも観光局は今年4月に、登山を模した「小諸温泉山まっぷ」を制作した。標高差1400㍍の市内にある温泉の数々を「温泉山」に見立て、これを「湯覇」してもらうことをコンセプトに、8つの源泉と10の温泉を紹介。登山者をはじめとした観光客に無料で配布する。

八つの源泉・一〇の温泉~小諸温泉山マップできました。
http://komoro-tour.jp/blog/onsen/
【一合目から山頂まで約1,400メートルの標高差を楽しもう!~さぁ!湯覇しよう、こもろ温泉山!】 |小諸温泉山まっぷ~八の源泉・一〇の温泉 小諸は、異なる八つの温泉の源泉と一〇の個性豊かな温泉

小諸市は浅間山唯一の登山口

浅間山を眼前に

 登山コースは2つある。1つ目は天狗温泉 浅間山荘を起点に浅間山(前掛山)を目前に臨む「賽の河原」まで至る「火山館コース」。2つ目は、車坂峠を起点として花の百名山「黒斑山」から浅間山を一望できる「黒斑コース」となる。

 これらの登山コースでは、浅間山特有の火山性地質や地形がつくり出す標高3千㍍級の景観を味わえる。足を延ばせば、外輪山の「蛇骨岳」「仙人岳」「鋸岳」なども楽しめる。「切り立った瓦礫の道を抜けた先には大迫力の浅間山が待っています」(同局)。

登山者の安全を守るシステム「MAPS実証実験」も実施

 山開き当日は、全国山の日協議会が「MAPS(※)実証実験および山開きキャンペーン」を行う。同キャンペーンでは、登山口の特設ブースで、出発前に「コンパスアプリ」を使って登山届を出し、アプリをダウンロードしていることを示せば、「日清チキンラーメン」1食をプレゼントする(先着360人)もの。浅間山のほか、6月には鳥取県大山夏山登山道、烏ヶ山ルートでも同キャンペーンを行う。

※ MAPSとは…登山者自動位置確認システム:Mountain Automatic Positioning System。登山道に設置された電子モジュールと登山者のスマートフォンにダウンロードされたアプリが更新し合い、登山者に対する歩行確認や各種情報の発信を行う仕組みのこと。

天狗温泉 浅間山荘オーナーが語る山開きへの熱い想い

 浅間山の玄関口として、長年にわたって多くの登山者を迎えてきた天狗温泉 浅間山荘・代表の山崎 幸浩さんは、「浅間山は日本有数の活火山だからこそ、その安全への取り組みは日本でもトップクラス。安心して登ることができる。山頂までは行けないが、記念登山のコースでもある賽の河原から望む浅間山本峰は圧巻。今だからこそ見ることができる山の姿や、春の風景をぜひ楽しんでほしい。天狗が浸かったため真っ赤な泉質になったとの伝説をもつ天狗温泉の赤湯は、筋肉痛にも効能がある。下山後に温泉で疲れを癒すのも登山の楽しみの1つ」と、今年の山開きに向けた想いを語った。

天狗温泉の「赤湯」

長野県小諸市とは

 長野県小諸市は、人口4万2641人(2018年1月1日現在)で雄大な浅間山の南斜面に広がる。市の中央部を千曲川が流れ、標高2千㍍から標高600㍍まで1400㍍もの高低差を持つ。

 「懐古園」として知られる小諸城址は、春の桜、秋の紅葉など季節を通し数多くの観光客が訪れる。城郭は浅間山の火山灰土が雨で削られた谷を利用。城下町よりも低い位置にある日本で唯一の「穴城」として、日本百名城にも選ばれている。文豪、島崎藤村や高濱虚子のゆかりの地でもある「詩情あふれる高原の城下町」でもある。

 小諸市へは、東京から約160㌔、車で2時間半・電車で約1時間半。軽井沢町からは「しなの鉄道」で24分、車で約30分となる。

天草地方の潜伏キリシタン関連遺産、世界遺産登録へ大きく前進

2018年5月10日(木) 配信

旧野首教会の外観

ユネスコ世界遺産委員会の諮問機関イコモス(IUCN)は5月4日(金)、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」(長崎県・熊本県)を世界遺産一覧表に「記載」するのが適当と勧告した。6月24日~7月4日にバーレーンで開かれる第42回世界遺産委員会で、記載の可否が決定される。

 同資産は、10集落、1城跡、1聖堂の12資産で構成。日本のキリスト教伝来期から、禁教による迫害の時代を経て、禁教が公的に解かれカトリックの信仰が復活した最後の段階までを伝える。イコモスは、「禁教期にもかかわらず密かに信仰を継続した長崎と天草地方における潜伏キリシタンの独特の文化的伝統の証拠である」と普遍的価値を評価した。

 長崎県の中村法道知事は5月4日、「(「記載)という)評価を得られたことを大変うれしく思う。引き続き、国や熊本県をはじめ関係県市町などと連携をはかりながら、(登録に向け)全力で取り組む」とのコメントを発表した。

資産の「分断」理由に「登録延期」勧告

 同じく世界遺産登録を目指していた「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」(鹿児島県・沖縄県)には、残念な結果が通知された。自然遺産の評価を行う国際自然保護連合(IUCN)は5月4日、世界遺産リストへの「記載延期」評価を下した。推薦地に価値証明に不必要な小規模の「分断」が発生し、生態学的な持続可能性に重大な懸念があることが大きな理由。環境省は推薦地から、人の手が加わっている地域と、沖縄県の北部訓練場返還地を選定地域から除外していた。

  一方、IUCNは「国際的にも希少な固有種に代表される生物多様性保全上重要な地域である」とする生物多様性などの価値は認定している。同省は今回の通知を「世界遺産登録に半歩前進した」と受け止め、評価結果の精査や、鹿児島、沖縄両県との協議のうえで今後の予定を決定する。

日本で最も「おもてなし力」が高いのは新宮市、エアビー発表

2018年5月9日(水) 配信 

ランキング

Airbnb(エアビーアンドビー)はこのほど、2018 Hospitality Index(ホスピタリティ度)を発表した。これによると、日本で最もおもてなし力の高い都市トップ3は、新宮市(和歌山県)、白馬村(長野県)、倉敷市(岡山県)の順だった。上位10都市はすべてホスピタリティ度が80%を超えるなど、高い評価を得た。古民家や農家民宿、宿坊体験など、その土地ならではの生活、日常にある非日常を楽しめる旅のスタイルが人気の傾向にあるという。3大都市圏だけでなく、日本各地に「おもてなし力」の高い都市が散らばっていることも分かった。

 3位以下は、成田市(千葉県)、高崎市(群馬県)、伊東市(静岡県)、長野市(長野県)、ニセコ町(北海道)、宇治市(京都府)、静岡市(静岡県)の順となった。同データは、2017年3月~18年4月までの1年間の予約データを調べ、エアビーアンドビーゲストの5つ星レビューの高さを反映したランキング。

各都市の特徴

1位:新宮市(和歌山県)

熊野速玉大社
熊野古道

 新宮市は海・山・川の豊かな自然に囲まれる。熊野速玉大社、熊野本宮大社、熊野那智大社などの聖地と、人々が巡礼の旅をした古道は、2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されている。同社でも、農家民宿などを中心に地元体験型の宿泊が人気。日本人ゲストが一番多く、続いてアメリカ、フランスが多いのが特徴の1つだという。

2位:白馬村(長野県)

冬はスキーリゾートとしても人気

 北アルプスを望む白馬の自然はスキーリゾートとして人気。ナイトシャトルバスなども準備されており、ナイトライフが楽しめるのも魅力だ。同社ではゲレンデ目の前1分といった好立地の、家族経営型の小さなリゾートコテージが人気を集めている。冬が一番人気の季節となっているが、春休みや夏休み期間にもゲストは訪れる。オーストラリア、日本、アメリカのゲストが多く、グループ旅行が多い。

3位:倉敷市(岡山県)

美観地区の白壁の町並み

 温暖な瀬戸内海式気候で、年間を通じて天気や湿度が安定している。年間を通した降水日数も、梅雨を除いて少ない晴れの国といわれている。同市は特徴が異なる多様な地域で形成されている。倉敷川沿いに白く塗られた壁の町並みが美しい倉敷美観地区。ジーンズのメッカである児島や、日本有数の工場群を見学したり工場夜景が楽しめる水島、海外との貿易と新幹線駅の設置されている玉島など、魅力は多い。同社では1年を通して、ゲストが訪れ、トップ3は日本、アメリカ、台湾が占めている。1日1組限定のリノベーション古民家や、純和風のまるまる借りられる宿の評判が高いという。

4位:成田市(千葉県)

多くの人が訪れる成田山新勝寺

 日本と世界をつなぐ日本の玄関である成田国際空港がありアクセスは便利。成田山新勝寺や成田山表参道など、古き良き街並みが残っていることも評価のポイント。同社でもアメリカ、中国、日本のゲストが多い。ただ宿泊だけではなく、田舎の古民家体験なども今後注目のアクティビティになると分析する。

5位:高崎市(群馬県)

榛名湖の花火

 高崎観音や榛名神社など、数々のパワースポットが点在する。最近は、山上碑(やまのうえひ)・多胡碑(たごひ)・金井沢碑(かないざわひ)の3つの石碑「上野三碑」がユネスコの「世界の記憶」に登録された。同社では宿坊の宿泊体験が人気。住職が禅体験や、仏教の考え方の指南など、非日常的な体験を提供している。高崎には日本人ゲストのグループ、家族旅行が目立つ。

6位:伊東市(静岡県)

 都内からも近い伊豆半島の東海岸の中心に位置し、関東一の湯量を誇る温泉リゾート地。城ヶ崎海岸や大室山、一碧湖、小室山などの美しい自然が残る。相模湾では、新鮮な魚介類やみかんなど山海の幸にも恵まれている。同社ではオーシャンビューの宿や、檜風呂付きの古民家などが卒業旅行にも人気の場所の1つだという。日本人ゲストがトップで、グループ、家族旅行に人気のディスティネーション。

7位:長野市(長野県)

 善光寺や信州そばなどの当地グルメも外せない長野市。温泉街も近い。同社では、 囲炉裏、温泉付きの古民家や北参道にあるゲストハウスなどが好評。ハイシーズンは1~3月の春前で、日本、アメリカ、オーストラリアからのゲストが多い。

8位:ニセコ町(北海道)

 世界有数のパウダースノーの聖地として知られている。冬季の印象が強いニセコだが、夏のインバウンド需要も高まりをみせている。同社では、おしゃれなコテージタイプの宿が人気。アメリカ、オーストラリア、シンガポールからのゲストが多く、家族旅行やグループ旅行での利用も多い。

9位:宇治市(京都府)

 平安時代から貴族の別荘地として愛されてきた場所。緑豊かな自然のなかに、数多くの名勝や史跡が点在するため、歴史的景観との調和に配慮された観光地を形成している。世界遺産には「平等院」「宇治上神社」の2カ所が登録されている。同社では宇治川沿いにたたずむ割烹旅館が海外のゲスト中心に好評で、3月、4月の花見の季節が人気。

10位:静岡市(静岡県)

 静岡といえば、世界で最も美しい山の1つといわれる日本一高い山、富士山。世界遺産構成資産の一部である三保松原は、パワースポットとしても人気の御穂神社や、常世神の通り道である「神の道」も付近にある。自転車道も整備され、レンタサイクルで三保半島を1周するのもおすすめ。同社では、日本、中国、韓国からのゲストが多く、富士山も展望できるゲストハウスが人気。

Pontaポイントが東南アジアでも利用可能に (Ponta Global Alliance Cloud)

2018年5月9日(水) 配信

Pontaポイントが、東南アジアでも獲得・利用できるようになった。国際ポイント連携プラットフォーム「Ponta Global Alliance Cloud」の導入によって実現。海外旅行時の買物で貯めたポイントを帰国後に使うことが可能になる。国内・海外双方のユーザーに対し、同様のサービスを提供する(例外となる国・エリアあり、下記参照)。ポイントの流通は、国内ユーザーの利便性を向上させるだけでなく、訪日外国人旅行者(インバウンド)取り込みにも役立つこととなりそうだ。

国際ポイント連携プラットフォーム「Ponta Global Alliance Cloud」の仕組み(報道資料より)

 同ポイントを管理・運営するロイヤリティ マーケティング社に確認したところ、5月9日(水)現在、国内外でポイントを獲得・利用できるのは、日本と台湾、日本とインドネシア間のみ。マレーシアと日本・インドネシア間については、2週間ほどあとに開始する予定となっている。台湾・韓国とインドネシア・マレーシア間のポイント共通化はなされておらず、韓国については、訪日するインバウンドのみがポイントを獲得・利用できる。【上図表参照】

 海外でポイントの付与を望む際には、専用のスマートフォンアプリを用いれば良い。日本国内ユーザーが他国・地域で受け取れる還元率は1(インドネシアとマレーシア)~3(台湾)ポイント。台湾では10元、その他2カ国については200インドネシアルピア(IDR)と2マレーシアリンギット(RM)ごとに上記ポイントが付与される。

 ポイントは自動で移行され、日本と他3国・エリアのポイント比率は各々、1:10(台湾)、1:200(インドネシア)、1:5(マレーシア)。5カ国・エリアの全会員数は1億5千万人以上、総提携店舗数は26万店を上回ることとなる。

最多は「たまに」、週1番組以上は5割超え 旅好きに旅番組調査

2018年5月9日(水) 配信

旅好きに調査(画像はイメージ)

OTA(オンライン旅行会社)のDeNAトラベル(大見周平社長)はこのほど、10 ~70 代の会員1456人を対象に「旅行好きが好きな旅行番組」に関する調査を実施。旅番組を観る頻度で最も多かった回答は「たまに見る」(39・7%)、次に「週に2~4 番組」(28・6%)となった。

 最多は「たまに見る」だったが、「週に1番組」以上の頻度で見ている人も5割を超えており、「TV 番組の中で旅行系の番組が人気コンテンツの一つであることがわかる」(同社)。

 回答者のなかから、「国内旅行に50回以上、かつ海外旅行に20回以上行ったことがある」人を対象に、複数回答可で好きな地上波の旅行系番組を聞いた結果、最も多かったのは「日立 世界ふしぎ発見!(TBS)」(43・8%)となった。リポーターが世界のさまざまな場所を訪れながらスタジオにいる出演者にクイズを出題する番組で、30年以上続いている長寿番組。

 2位に入ったのは「世界の果てまでイッテQ!(日本テレビ)」(40・9%)。2007年から放送しているバラエティ番組で、最近では常に高い視聴率をキープ。珍獣ハンター・イモトアヤコさんをはじめ、この番組でブレイクした芸能人も数多く、日曜日の夜に家族で楽しむ定番番組になっている。3位は「世界の村で発見!こんなところに日本人(テレビ朝日)」(40・6%)。08年から特番として何度か放送され、13年からはレギュラー番組として放送されている。千原せいじさんの飾らないレポートに好感を持っている人も多いようだ。

旅行番組のイメージが強い男性芸能人

 1位は「出川哲朗」(10・7%)。リアクション芸人として確固たる地位を築いているが、「世界の果てまでイッテQ!(日本テレビ)」や「出川哲朗の充電させてもらえませんか?(テレビ東京)」など旅番組の出演も多く、強いインパクトを残している。2位に入ったのは「太川陽介」(9・8%)。07 ~17 年まで蛭子能収さんと一緒に出演していた「ローカル路線バス乗り継ぎの旅(テレビ東京)」や「ぶらり途中下車の旅(日本テレビ)」など数多くの旅番組に出演しており、出川さんとは僅差の結果となりました。3 位に入ったのは「千原せいじ」(8・7%)。「世界の村で発見!こんなところに日本人(テレビ朝日)」でレギュラー旅人としてアフリカ54 カ国に住む日本人を訪ねる企画のイメージが強い人が多いようだ。(※回答者数1131人)

旅行番組のイメージが強い女性芸能人 

 圧倒的得票率で1 位となったのは「イモトアヤコ」(34・8%)。「世界の果てまでイッテQ!(日本テレビ)」の珍獣ハンターの企画で一躍注目を浴び、現在までに同番組で100 カ国以上を訪れている。3 人に1 人以上の人が旅行番組の女性芸能人と言えば「イモト」と答えるほどイメージが浸透しているようだ。2 位に入ったのは「兼高かおる」(4・8%)。すでに放送は終了しているが、1959 年から90 年まで30 年以上も「兼高かおる世界の旅(TBS)」にレポーターとして出演しており、世界150 以上の国を訪れています。3 位は「田中律子」(3・0%)となった。2015年から放送されている「路線バスで寄り道の旅(テレビ朝日)」に徳光和夫さんとともにレギュラー出演しており、この番組の影響で2人とも旅番組のイメージがついているようだ。(※回答者数1089人)

調査概要
調査タイトル:「旅行好きが好きな旅行番組」に関するアンケート調査
調査対象: 10 代~70 代の男女1456 人
調査期間:2018 年4 月5 日(木)~4 月8 日(日)
調査方法:インターネット調査
調査主体:株式会社DeNA トラベル

シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルがチャペルを一新

2018年5月9日(水) 配信

まるで船の上で挙式をしているような感覚に(イメージ)

チャペルの新コンセプトは「プライベートシップで絆を深める航海へ」――。

 シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル(福永健司総支配人、千葉県浦安市)は、開業30周年記念として7月7日(土)に、「クリスタルチャペル」をリニューアルオープンする。

 チャペルのデザインや装飾は海と空をより一層強調させる工夫がなされ、まるで船の上で挙式をしている感覚が味わえる空間へと生まれ変わる。

 バージンロードは、カラーをより青くして海との一体感を生み出した。「幸せが永遠に続くように」との願いを込め、海と空がつながるようすをイメージしたという。

 祭壇は十字架を小さいサイズへ変更。また、後方のバラのオブジェや横に設置していた泉を撤去し、海の存在感を引き立てるため前方をすっきりさせた。

 アフターセレモニーを行うデッキやデッキ上のチャペルまでのロードも改装する。ゲストが座るイスのデザインも新調するなど、ゲストが過ごす空間にもこだわっている。

 同ホテルは、「海と空の絶景に恵まれたシェラトンだからこそ実現可能な、非日常的な空間で、一生の思い出に残る最上級のウェディングを提案する」とコメントしている。なお、予約、問い合わせは下記参照。

●シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル ブライダルコーディネート

tel:047-355-5580(直通)

営業時間:平日午前10時~午後8時 土日祝:午前9時~午後8時

日商、石井国交大臣に意見書提出 観光の安全対策など求める

2018年5月9日(水) 配信

日商の須田観光委員会共同委員長(右から2人目)と東商の佐々木副会頭(左から2人目)が石井国交大臣に意見書を提出

日本商工会議所(三村明夫会頭、515会議所)は5月8日(火)、石井啓一国土交通大臣に意見書を提出。観光の地域的偏りを是正するための地域分散型「オールジャパン観光」の展開や観光の安全対策などを求めた。

  同日、国土交通省で開いた会見で須田寬観光委員会共同委員長は、「日本の観光の信用保持の点で、大規模災害発生時の安全対策は緊急の課題」と強調し、「観光客を誘致する上で、命を守るという道義的な責任がある。今取り組まなければ、観光の隘路になる」と警鐘を鳴らした。

   観光客の偏り解消には、各地域で視点と手法、時間を軸に今ある観光資源の幅を広げることを提案。テーマ別観光や早朝観光など、観光の多様性について説明した。

 同日は東京商工会議所の佐々木隆副会頭も、石井大臣に意見書を提出した。

航空5社がGW期間の実績発表 各社旅客数が好調に推移

2018年5月9日(水) 配信

旅客需要が好調に(写真はイメージ)

全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)、ジェットスター・ジャパン、ピーチ・アビエーション、スカイマークの航空5社が、ゴールデンウイーク期間の利用実績を発表した。各社とも総旅客数(総搭乗者数)が伸び、前年を上回った。

各航空会社の予約状況

〈ANA〉

国内線

提供座席数:185万2362席(前年同期比0・2%減)

旅客数:141万3872人(同6・5%増)

利用率:76・3%(4・8㌽増)

ピーク

上り:5月3日(木)・5月5日(土)・5月6日(日)

下り:4月28日(土)・5月3日(木)

帰省需要やプレジャー需要が好調に推移し、旅客数、利用率ともに前年を大きく上回った。とくに、北海道方面、九州方面が好調。

北海道方面

提供座席数:36万1350席(同2・1%増)

旅客数:27万750人(同9・5%)

九州方面

提供座席数:48万8273席(同1・5%増)

旅客数:36万9673人(同8・6%)

国際線

提供座席数:36万4633席(同3・8%増)

旅客数:29万2598人(同7・9%増)

利用率:80・2%(3・1㌽増)

ピーク

日本発:4月27日(金)・28日(土)・29日(日)

日本着:5月5日(土)・6日(日)

〈JAL〉

国内線

提供座席数:116万7262席(3・2%増)

総旅客数:91万5881人(6・6%増)

搭乗率:78・5%

ピーク

上り:5月3日(木)・5月5日(土)・6日(日)

下り:4月28日(土)・5月3日(木)

  GW 前半が 3 連休であり、搭乗率が好調に推移。 とくに、九州、中国・四国方面の搭乗率が前年を大きく上回った。 期間中の国内線臨時便運航実績は、前年より1便多い合計 14 便。

九州方面

提供座席数:34万9905席(同3・8%)

総旅客数:26万4213人(同9・1%増)

中国・四国方面

提供座席数:19万2354席(同4・7%)

総旅客数:14万7060人(同10・5%増)

国際線

提供座席数:31万3325席(5・9%増)

総旅客数:26万8597人(8・6%増)

搭乗率:85・7%

ピーク

日本出発:4月27日(金)・4月28日(土)

日本到着:5月5日(土)・6日(日)

 米州線・中国線・オセアニア線の搭乗率が前年を上回り、好調。

〈ジェットスター・ジャパン〉

国内線

提供座席数:18万5040席(9・9%増)

総旅客数:15万9746人(12・3%増)

利用率:86・3%

ピーク

上り:5月3日(木)

下り:4月29日(日)

国際線

提供座席数:2万3040席(4・9%増)

総旅客数:1万9739人(2・2%増)

利用率:85・7%

ピーク

日本発:4月27日(金)

日本着:4月28日(土)

〈ピーチ・アビエーション〉

国内線

提供座席数:11万3580席(15・0%増)

総旅客数:10万4304人(15・0%増)

利用率:91・8%

ピーク

上り:5月6日(日)

下り:5月3日(木)

 北海道や東北方面がとくに好調で、期間を通してほぼ満席。また、3月1日に就航した 大阪(関西)-新潟線も、関空発、新潟発ともに平均を上回る搭乗率となった。

国際線

提供座席数:7万3440席(7・0%増)

総旅客数:6万5081人(8・0%増)

利用率:88・6%

ピーク

上り:5月6日(日)

下り:4月28日(土)

 4月26日(木)に沖縄(那覇)-高雄線が新たに就航したことも追い風となり、台湾方面がとくに好調だった。

〈スカイマーク〉

国内線

提供座席数:24万2136席(3・2%増)

総搭乗者数:21万1462人(8・6%増)

搭乗率:87・3%

ピーク

上り:5月6(日)

下り:4月28日(土)

訪日外国人に熱中症予防呼び掛け、英語版冊子を作成

2018年5月9日(水) 配信

外国人向けリーフレット表面
リーフレット裏面

 

 

 

 

 

 

 

 

日本気象協会(石川裕己会長)が2013年から推進している「熱中症ゼロへ」プロジェクトは、5月8日(火)から今年度の活動を本格スタートした。今年は訪日外国人を対象とした熱中症の予防啓発が主力テーマ。英語版のリーフレットを作成し、観光案内所などで配布する。

 熱中症の正しい知識と対策を多くの人に知ってもらう活動を進めてきた同プロジェクト。本年度、訪日外国人を対象とした熱中症予防啓発を強化する取り組みとして、英語版の折り紙仕掛け付き熱中症予防啓発リーフレットを新たに作成した。

 2017年度の訪日外国人旅行者数が過去最高を更新するなか、この先3カ月は平年より暑く、夏の訪れが早い可能性があるという。一方で、同プロジェクトが在留外国人200人を対象に行った「日本の暑さ」に関する調査(2016年)では、全体の79%が日本の夏について「過ごしにくい」と答え、75・5%から「日本で熱中症を経験したことがある」との回答があった。

折り紙部分で作った兜

 新リーフレットには、熱中症の応急処置法「涼しい場所に移動する」「体を冷やして体温を下げる」「水分と塩分を補給する」や、緊急時における119番通報の方法などを英語で記載。熱中症の症状や予防対策を紹介する「熱中症ゼロへ」WebサイトのURLと、QRコードを印刷した。また、リーフレットの一部を切り取って、折り紙を楽しめる仕掛けを付け、裏面に兜(かぶと)の折り方を紹介。日本文化に親しみながら、熱中症や対応策について知ることができる内容にした。

 リーフレットは自治体などと連携し、宮城県仙台市と東京都台東区・新宿区・大田区、京都府京都市、奈良県奈良市、兵庫県神戸市、沖縄県那覇市の観光案内所で6月から、東京都内の庭園3カ所で7月から順次配布する予定。

 なお、3カ所の庭園では7、8月に和傘の無料貸し出しも実施。日本ならではの暑さ対策として、和傘で直射日光を防ぐ体験をしてもらう。

リーフレットの配布予定場所】(5月8日時点)
〈 観光案内施設〉
・仙台市観光情報センター(宮城県仙台市青葉区中央1-1-1 JR仙台駅2Fびゅうプラザ内)
・仙台ツーリストインフォメーションデスク(宮城県仙台市青葉区一番町3-2-17 藤崎本館 1階)
・秋保温泉郷観光案内所(宮城県仙台市太白区秋保町湯元字寺田原40-7 秋保・里センター内)
・浅草文化観光センター(東京都台東区雷門2-18-9)
・新宿観光案内所(東京都新宿区新宿3-37-2)
・大田区観光情報センター(東京都大田区蒲田4-50-11 ウィングキッチン京急蒲田中2階)
・京都総合観光案内所(京都府京都市下京区 烏丸通塩小路下る 京都駅ビル)
・奈良市総合観光案内所(奈良県奈良市三条本町1082)
・近鉄奈良駅総合観光案内所(奈良県奈良市東向中町28 近鉄奈良駅ビル1F)
・奈良市観光センター(奈良県奈良市上三条町23-4)
・神戸市総合インフォメーションセンター(兵庫県神戸市中央区雲井通8丁目JR三ノ宮駅東口南側)
・新神戸駅観光案内所(兵庫県神戸市中央区加納町1-3-1 JR新神戸駅構内、改札前)
・北野観光案内所(兵庫県神戸市中央区北野町3-10-20)
・那覇市観光案内所(沖縄県那覇市牧志3-2-10 てんぶす那覇1階)

〈庭園〉
・ホテル椿山荘東京 庭園(東京都文京区関口2-10-8)
・文京区立 肥後細川庭園(東京都文京区目白台1-1-22)
・豊島区立 目白庭園(東京都豊島区目白3-20-18)

東横INNがフランスに初出店、ドイツに続きヨーロッパで2店舗目

2018年5月9日(火) 配信 

東横INNマルセイユサンシャルル駅前

東横イン(黒田麻衣子社長、東京都大田区)は2018年5月18日(金)、フランス初進出となる「東横INNマルセイユ サン シャルル駅前」を開業する。客室数267室で、マルセイユの主要駅である同駅から徒歩5分と好立地。17年のヨーロッパ初出店となったドイツに続き、ヨーロッパでは2店舗目となる。開業を記念し、同社ホームページ予約限定のオープニングキャンペーンを行う。

 建物は8階建てで、全室禁煙。客室は、シングルA(12・12~14・29平方㍍)が45室、コンフォートシングル(14・44~18・04平方㍍)が159室、キングダブル(15・80平方㍍)が35室、エコノミーツイン(15・80平方㍍)が21室、ハートフルルーム(20・01~22・47平方㍍)が7室の計267室とした。

 ハートフルルームは障害者や高齢者にも使いやすいように工夫し、安全面にも配慮している。全室にバスタブや、シャワートイレ、個別エアコンなどを設置。無料の朝食サービスも行う。日本国内と同じ質の設備、サービスで顧客を取り込む。同社は「フランスでも女性の感性を生かしたホテル運営で、お客様がほっとできる空間を提供する」とコメントした。

 同社は1986(昭和61)年、東京・蒲田に1号店をオープンした。以来、宿泊特化型ホテルの出店を続けてきた。18年4月末日現在で、総客室数5万6788室と国内最大級の客室数を持つホテルチェーンへと成長した。世界中に1045(トーヨコ)万室つくることを目指し、08年に韓国、15年にカンボジア、17年にドイツとフィリピンの各国にそれぞれ初出店している。

 オープニングキャンペーンとして、お得な価格でサービスを提供する。シングルAでは、78ユーロ(約1万127円)→38ユーロ(約4934円)と、半額以下になる。このほか、コンフォートシングル、キングダブル、エコノミーツインでも割り引く。対象期間は5月18日~5月31日宿泊分まで。

受付:東横INN 公式ホームページ