ONSEN騎士団(温泉ファン)のためのサイトを開設

2018年8月4日(土)配信

目標は最高ランク「ONSENグランクロワ」

ONSEN・ガストロノミーツーリズム推進機構(涌井史郎会長)は7月31日、温泉ファンであるONSEN騎士団向け会員サイト「ONSEN+」を開設した。「国民保養温泉地」を中心とした温泉施設の検索や、機構が主催するイベントの検索などができる。サイト内の機能は今後、ONSEN騎士団からも意見を募り、ともに内容を拡張していく。

 サイト内「ONSEN騎士団パスポート」では、厳選した温泉地をエリア別に検索できる。各施設の運営者が書く泉質などの温泉データも掲載しているほか、施設利用料金の割引特典も用意した。中心となる「国民保養温泉地」施設は約100軒以上が登録されており、今後も掲載数を増やすだけでなく、ONSEN・ガストロノミーウォーキングとの連動イベントも計画したい考え。

 ONSEN騎士団への入会料金は5千円で、1年ごとの更新制となっている。会員には認定証が送付されるほか、「ONSEN・ガストロノミーウォーキング」(通常参加費3―5千円程度)に1回無料で参加できる。入会後は、同サイトを活用し、入浴や宿泊、ウォーキングイベントに参加すると取得できるポイントを集め、ランクアップを目指しながら温泉巡りなどを楽しむ。機構は今後、ランクに応じたイベントの開催や、プレゼントなどを用意する予定。商品は、参加自治体や企業と共同で企画する。このほかにも騎士団同士の交流の場やセミナー、ツアーなども創設し、温泉ファンの拡大をはかる。

 「ONSEN・ガストロノミーツーリズム」は、欧米で普及している「ガストロノミーツーリズム」に温泉を組み合せた旅のかたち。温泉地の魅力を国内外に発信し、活性化させることを目的とする。

地域の自然や歴史を感じながら「めぐって」、土地のものを「たべて」、温泉に「つかる」イベント

 今年度は観光庁の「テーマ別観光による地方誘客事業」に選定され、サイトの多言語化や長期滞在プランの造成などインバウンド対策を強化していく。組織面では、新たに全日本空輸の平子裕志社長が副会長に就任し、運営を推進する。

ONSEN騎士団向け会員サイト ONSEN+ | 温泉ガストロノミーツーリズム 公式サイト ON...
https://onsen-gastronomy.com/lp/onsenplus/

風評被害対策で36億円、西日本豪雨の支援パッケージ閣議決定

2018年8月3日(金) 配信 

風評被害対策をはかる

 

 政府は8月3日、西日本豪雨からの復旧復興に向け総額1058億円の「生活・生業再建支援パッケージ」を閣議決定した。観光面では風評被害対策などで35億9600万円を充てる。今夏の本格的な旅行シーズンから、宿泊料金1人1泊最大6千円を支援するなど、早期に需要喚起をはかっていく。

 被害が大きかった岡山や広島、愛媛などで宿泊予約キャンセルが相次いだ。それぞれの自治体の発表によると、岡山は約10万人、キャンセル総額は約10億円に上る見通し。広島は約18万人泊で、影響額は45億円とする。愛媛は約7万人、影響額は約17億円を見込む。

 観光庁によると今回の風評被害防止策は3つ。周遊旅行、ボランティアの促進と、代替的交通手段の活用による旅行促進となる。支援期間は9月下旬のシルバーウイークまでを見通す。

 支援地域は11府県(岐阜、京都、兵庫、鳥取、島根、岡山、広島、山口、愛媛、高知、福岡)と広範囲になった。このため被害が大きかった岡山、広島、愛媛では1人1泊当たり6千円、他県は4千円ほど宿泊料金を支援する。「2県以上、2泊以上」が割引条件となる。

 ボランティア登録者が2泊以上の宿泊をした場合も同様に、岡山、広島、愛媛では1人1泊当たり6千円、他県は4千円料金を割り引く。

 被害の少ない観光地への交通手段が寸断されていることで、風評被害が生じる可能性のある地域も支援する。レンタカーを含む公共交通事業者が、これらの地域に発着する代わりの輸送手段を廉価で提供すると、本来の料金との差額をまかなう。

 このほか、日本政府観光局(JNTO)で海外プロモーションを集中的に行う。プロモーションの対象市場や開催時期、内容は被災自治体などと調整し詰めていく。

 一方、地域では復旧も進んでいる。8月3日時点では、岡山桃太郎空港の運航状況は通常通り。山陽や中国、岡山自動車などの高速道路の不通区間はない。広島から愛媛を結ぶ人気の「しまなみ海道」のサイクリングロードも復旧し、ほとんどの施設が通常営業している。大きく取り上げられていた呉市は「大和ミュージアム」「てつのくじら館」「入船山記念館」のほか、市街地の宿泊施設も通常通り営業。JR線で不通の区間や臨時ダイヤもあるが、代行バスを走らせている。

 今回の豪雨災害は広範囲に及んだ。政府としても地域の実情やニーズに対応した対策を講じていく方向だ。8月3日の会見で菅義偉内閣官房長官は「必要に応じて追加の対策もしていきたい」と、引き続き支援の手を緩めない考えを強調した。

いすみ市でペルセウス座流星群を撮影するツアー売り出す

2018年8月3日(金)配信

星空解説員による魅力解説も行われる(写真はイメージ)

千葉県いすみ市とクラブツーリズムは8月12(日)、13(月)、「ペルセウス座流星群をカメラに収める」ツアーを行う。写真家の草原学氏が流星群の写し方をレクチャーする。

 いすみ市は、日本で約3割しかないといわれる天の川を肉眼で観られる場所の1つ。荒木根ダムや津々ヶ浦、第二五之町踏切、夷隅文化会館からの星空観察もおすすめだという。同ツアーでは、8月13日前後に活動が最も活発になるとされる三大流星群のひとつ、ペルセウス座流星群を鑑賞するもの。今年は、8月11日が新月に当たることから、出現する流星の数が多くなると考えられる13日ごろを含む数日間は、流星の観察への月明かりの影響はないという。担当者は「都心から70分の場所で美しい星空が観られることは、驚きにつながると思います。食べ物も美味しいので、是非一度お越しください」と話す。

大阪府・大阪市とJTBが首都機能バックアップの連携協定を締結

2018年8月3日(金) 配信

大阪府・大阪市とJTBが連携し、BCPの実効性の向上をはかる

JTB(髙橋広行社長)は8月1日(水)、大阪府・大阪市と「首都機能バックアップに向けた取り組みに関する連携協定」を締結した。

 JTBは、大災害時に企業から知らせを受け取ると、必要な宿泊や輸送の手配をし、危機管理情報を提供するサービスを行っている。主に今後予測される首都直下型地震に対応するため、危機時に首都圏から関西へ拠点を移すBCP(事業継続計画を検討している企業向けに2018年4月に始めた。

 一方、大阪府・大阪市は日本の副首都を目指して「副首都ビジョン」を推進している。その一環として、「首都機能のバックアップ」の取り組みを進めている。

 大阪府・大阪市とJTBは、連携し協力することで企業のBCPの実効性の向上をはかる考えだ。

「第4回 熱湯 湯もみダンス選手権 IN 草津温泉2018」近ツーと日旅が熱く復興支援

2018年8月3日(金)配信

熱く盛り上がった「第4回 熱湯 湯もみダンス選手権 IN 草津温泉2018」
  • 群馬県・草津温泉で7月21日(土)、22日(日)の2日間、「第4回 熱湯 湯もみダンス選手権 IN 草津温泉2018」が開催された。ヒップホップやチアダンス、よさこい、フラダンス、フラメンコなどのダンスに、草津名物「湯もみ」の動きを取り入れたパフォーマンスを競うイベントだ。

 第1回から近畿日本ツーリストが運営に参加しているが、今年は本白根山の噴火による草津温泉エリアの「復興支援」と位置づけ、初めて日本旅行との共同運営とし、2社が協力してイベントを盛り上げた。

 今回は14チームが参加し、21日の予選に臨んだ。開会式と予選は「草津音楽の森国際コンサートホール」で行われ、趣向を凝らした創作ダンスによる熱戦が繰り広げられた。また、外国人留学生も2チーム参加し国際色豊かな大会となった。22日には勝ち抜いた11チームが参加し、湯畑の「熱乃湯」での決勝戦に臨んだ。

 グランプリに輝いたのは、埼玉県さいたま市から参加した「ラバーダック」。ハイレベルなダンステクニックと、柔軟な動きで温泉浴をイメージした演出が光り、会場を沸かせた。表彰式には参加全チームが集合。各賞の発表後、草津温泉のアイドル「ゆもみちゃん」とともに全員で「ゆもみダンス」を踊り、草津温泉を熱く応援した。

「舞鶴赤れんがサマーフェスティバル」で牛肉やラムネを楽しむ

2018年8月3日(金)配信

ハンバーグフォンデュバーガー(イメージ)

京都府舞鶴市は8月15日(水)まで、「舞鶴赤れんがサマーフェスティバル」を開催している。イベントの目玉は、4日(土)~5 日(日)の「文明開化の牛肉祭」と、10 日(金)~15 日(水)に行われる「赤れんがこどもワンダーランド」。

 「文明開化の牛肉祭」では、明治150 年にちなみ“明治といえば肉食文化”をキャッチフレーズに、カレーやハンバーガー、コロッケなどの牛肉グルメを縁日のような気分で味わえる。子供向けのイベント「赤れんがこどもワンダーランド」では、巨大なボールの中に入ってプールに張った水の上を歩いたり転がったりできるウォーターアトラクション「アクアボール」〈8 月11 日(土)、12 日(日)のみ〉などが楽しめる。

 このほか期間中、オリジナルグッズがもらえる「日本遺産」クイズラリーや、旧海軍ゆかりの飲み物「ラムネ」をアレンジしたメニューなども用意。また、音楽ライブや大道芸人によるパフォーマンスなどの企画も行われている。

 「舞鶴赤れんがサマーフェスティバル2018」 概要

場所:舞鶴赤れんがパーク

交通アクセス:JR 東舞鶴駅から徒歩10 分

期間:~15 日(水)

時間:午前10:00~午後6:00

入場料:無料

文明開化の牛肉祭

日時:8 月4 日(土)・5 日(日)の午前10:00~午後6:00

場所:海側芝生広場(屋外)

赤れんがこどもワンダーランド

期間:8 月10 日(金)~15 日(水)の午前10:00~午後5:00

※10 日は午後12:00~

場所:赤れんが5 号棟(屋内)

一休が沖縄支社を開設、宿泊事業を強化へ

2018年8月3日(金) 配信 

沖縄・宮古島(イメージ)

 高級ホテル・旅館の予約サイト「一休.com」などを運営する一休(榊淳社長、東京都港区)は 8月1日、宿泊事業の強化を目的に沖縄支社を開設した。沖縄支社は本社(東京)・西日本支社(大阪)・東海支社(名古屋)・福岡支社に続く5つ目の拠点となる。

 沖縄地域は19年に那覇空港の滑走路拡張があり、国内外からの観光客がさらに増えることが見込まれる。「沖縄地域は全国でも有数のラグジュアリーマーケット。高級リゾートホテルの開業が立て続けに予定されていることから、市場はより成長すると考えている」(同社)。

 一方で、今後は施設間競争が激しくなる可能性が高い。「一休.com」は2000年から運営を開始した高級・上質な宿泊施設に特化したオンライン予約サイト。これまで培ってきたノウハウやマーケティングデータを生かしつつ、「沖縄支社が中心となって情報発信することで、ラグジュアリー層の来訪増に貢献していきたい」(同)と意気込む。

3、40代の女性向けWebマガジン「たびずかん」スタート

2018年8月3日(金) 配信

「たびずかん」トップ画面

共立メンテナンス(上田卓味社長、東京都千代田区)はこのほど、30代から40代の旅好きな女性向けWebメディア「たびずかん」を始動させた。ビジネスホテル「ドーミーイン」やリゾートホテル「共立リゾート」などホテルを全国展開するノウハウを生かし、旅情報を発信する。

 記事は、幅広い分野で活躍するライター陣が現地に訪れ、独自の視点で執筆したものを月に約10本配信する。LOVERY VIEW、GOURMET、CULTURE、ACTIVITY、BUSINESS、LIFEの6つのカテゴリから、旅を切り口として地域の魅力を再発見できるウェブマガジンとなっている。

 また、「共立リゾート」の施設情報やアクセス、過ごし方も提案していく。同社は「あらゆるキーワードでおすすめの旅を検索できる“旅の図鑑”を編纂する。新たな旅の計画に、是非活用してもらいたい」とコメントしている。

各コンテンツ(イメージ)

 

ライター陣

〈川越むねのり〉共立リゾートの多様な施設、旅のプランを提案。

〈中野エリ〉料理家。おすそ分け(お土産)の活用レシピ、アイデアを紹介。

〈池田晶紀〉写真家。景勝地の写真と共に、地域の魅力を発信する。

〈やまねりょうこ〉イラストレーター。初めて訪れた旅先での実体験を、写真とイラストを交えてレポートする。

〈工藤花衣〉共立リゾートで働く女性にリサーチした、現地のおすすめスポットを紹介。

史上初、万里の長城に泊まる特別企画を発表 エアビー

2018年8月2日(木) 配信 

万里の長城で泊まる特別企画

 

民泊仲介大手の米Airbnb(エアビーアンドビー)は2018年8月2日に、中国・北京にある万里の長城を宿泊施設として公開する史上初の取り組みを発表した。

 今回は万里の長城にカスタムデザインの家を用意。今年9月に、抽選で4組を招待する特別企画だ。

 同社の共同創業者で、Airbnb China会長であるネイサン・ブレチャージクは「人と人を隔てる壁から、人と人をつなぐ壁に変容を遂げた、奇跡のランドマーク。そこに光を当てる遠大な構想だ」と期待を寄せる。

 参加方法は、CPページにアクセスし、北京現地時間※2018年8月11日午後11時59分(GMT+8)必着で、①異文化を隔てる壁を突破することが今ほど重要な時代はないと思う理由②異文化の人と心をつなぐ自分なりのアプローチ――を入力して応募。 当選者には全世界からのペア往復航空券をプレゼントする。※北京との時差は1時間。日本が北京より早い

ベットルーム

フィンランド政府観光局が選ぶ「夏から初秋におすすめの地方都市5選!」

2018年8月2日(木) 配信 

フィンランド旅行は秋から冬にかけて見られるオーロラや、サンタクロース村など冬場が人気だったが、近年その傾向が変わりつつある。夏場の旅行も増加傾向にあるという。

 フィンランド政府観光局は、昨年夏にフィンランドに訪れた外国人旅行者は430万人で、宿泊日数は前年同期比14%増加したと発表した。日本から遠いイメージがある北欧だが、直行便を利用すれば10時間ほどで行ける。ヨーロッパのなかでは足を延ばしやすい距離だ。

 日本からの旅行者数も増加したが、その背景には、夏の白夜をPRしたホワイト・ナイト・キャンペーンや「暮らすように旅する」をコンセプトにした都市滞在型の商品が奏功したとみる。同局は、今夏も堅調に推移すると予測する。日本・中国・ロシアからの旅行者数は5~10%の成長を見込む。

 一方、「フィンランドは、ラップランドやヘルシンキ以外にも魅力的な地域がたくさんある。国際的に知名度をもっと上げる必要がある」とフィンランド政府観光局のパーヴォ・ヴィルックネン局長はアピールする。

 同局は、夏から初秋におすすめの地方都市として、フィンランド中東部に無数の湖が広がるレイクランドエリアと、南西部の群島エリアを提案する。レイクランドエリアは湖、森、湖畔のサウナ、サマーコテージなどフィンランドらしい美しい自然と長時間沈まない太陽が魅力。大小さまざまな島が集まる群島エリアは、フェリーやサイクリングで島を渡ったり、灯台のある島に泊まることができる。フィンランド政府観光局が「夏から初夏におすすめの地方都市5選!」と題した地方都市の魅力を紹介する。

ユバスキュラ(ヘルシンキから電車で約3時間30分)

ユバスキュラ上空

 ユバスキュラは、中央フィンランド最大の都市でヘルシンキから270㌔北上した場所に位置する。建築家「アルヴァ・アアルト」ゆかりの地として、多くのアアルト作品が残る。ユバスキュラから30分ほどローカル線に揺られると、ユネスコ世界遺産になった古い教会があるぺタヤヴェシの観光もできる。

 毎年7月の第1週目は「サウナ・リージョン・ウィーク」としてさまざまなサウナイベントが開かれる。どれだけ早くサウナを温められるかを競うものや、16~20のサウナをはしごして楽しむサウナマラソンなど、多種多様だ。

ラハティ(ヘルシンキから電車で約1時間)

シベリウスホール

 フィンランドを代表する作曲家シベリウスの名前を冠したシベリウスホールは、ラハティ港のすぐそばにある。フィンランドの森に着想を得たという木造のホールは、シンプルな美しさのなかにも曲線が巧みに用いられたつくりとなっている。建物からは、美しい眺めを一望することができる。

 ラハティからタクシーで40分ほど離れると、かつての上流階級の人々が所有していたマナーハウス、「ウラヤルヴィ・マナーハウス」がある。フィンランドで最も古いマナーハウスで、2016年から博物館として公開されている。

ハメーンリンナ(ヘルシンキから約1時間30分)

ヴァナヤヴェシ渓谷

 赤レンガが印象的なハメ城や、ヴァナヤヴェシ渓谷があるアウランコ自然保護区などフィンランドらしい風景が楽しめる場所、ハメーンリンナ。同局は、夏ならではのユニークな楽しみ方として、沈まない太陽下でのゴルフを提案する。ハメーンリンナには4つのゴルフ場があり、長時間ゴルフを楽しむことができる。

 8月15日~19日にはハメ中世フェスティバルが開かれ、中世の衣装に身を包んだ人たちに出会える。同時にマーケットも開催し、中世音楽のコンサートや剣と盾を持っての格闘技などを見学できる。電車で15分ほど離れると、ガラスメーカー「イッタラ」の工場や博物館がある。アウトレットでは掘り出し物も期待できる。

タンペレ(ヘルシンキから電車で2時間弱)

ラヤポルティサウナ

 タンペレでは、フィンランド最古のサウナと、最新のサウナを体験できる。カラフルな木造住宅がかわいらしいピスパラ地区には1906年に開業したフィンランドで現存する最古の公衆サウナ「ラヤポルティサウナ」がある一方、今年6月にオープンしたばかりのサウナレストラン「クーマ」はモダンなデザインの新しいタイプのサウナだ。

 市内からボートで20分ピュハ湖を渡った「ヴィーキンサーリ島」は、フリスビーなどのスポーツやレストラン、教会もあり、タンペレ市民の憩いの場となっている。

ベンクトシャール島・オロ島

ベンクシャール島の灯台

 フィンランド南西部の島々は、橋がかかっているところはサイクリングで移動できる。ベンクトシャール島には、1906年に建てられた石造りの荘厳な灯台がある。戦時中は戦いの場となり、今も当時の弾痕が残る。長い間荒廃していたが1995年に再建され、現在は6~8月末の期間限定で一般公開もされている。灯台の一部はカフェやホテル、チャペル、博物館となっている。

 森に覆われたオロ島は、ロシア皇帝の時代から軍事的に使用されていた島だった。2015年までは一般公開されておらず、限られた人たちのみアクセスできた。現在は群島自然公園として独特の地形や動植物を楽しめる。約20㌔のハイキングコースと自然散策路があり、バードウォッチングや希少な蝶を見れることも。両島には、カナナスからバスかフェリーで上陸できる。カナナスまでは、ヘルシンキ、トゥルクから出ているバスを利用する。

フィンランド政府観光局