観光列車「ひえい」を貸し切り、京都・洛北で楽しむ1日限定企画 JTB

2019年5月29日(水) 配信

観光列車「ひえい」(イメージ)

 JTB(髙橋広行社長)は6月25日(火)限定で、京都・洛北を走る観光列車「ひえい」を貸し切り、ホテル「THE THOUSAND KYOTO」シェフによる美食や芸舞妓による舞を楽しめる特別体験プログラム「THE THOUSAND TRAIN」(ザ・サウザンド トレイン)を企画・実施する。5月27日(月)から売り出した。

 「THE THOUSAND TRAIN」は、京阪ホテルズ&リゾーツが運営するフラッグシップホテルTHE THOUSAND KYOTO(ザ・サウザンド キョウト)と、叡山電鉄の協力で企画・実施する。京都・出町柳と八瀬比叡山口を結ぶ観光列車「ひえい」からの緑輝く車窓風景と、八瀬比叡山口駅ホームに特別設営された屋外レストランで同ホテルオリジナルコース料理や、芸舞妓による舞を楽しめる1日限定企画。

THE THOUSAND TRAIN の魅力

【1】叡山電鉄が誇る観光列車「ひえい」

観光列車「ひえい」車内(イメージ)

 「神秘的な力・気」「御山の等高線」「歴史の積層」をイメージした車両デザインと、座り心地のよさを追求した空間で人気を博している。

【2】「THE THOUSAND KYOTO」の“食の魅力”

腕をふるうシェフ(イメージ)

◆アミューズとシャンパンで出発

 出発の車内では、ホテル特製アミューズ(前菜)と、シャンパン「ペリエ ジュエ グランブリュット」をサービス。

◆大自然に包まれて楽しむ、ホテル特製コース料理

 八瀬比叡山口駅到着後は、THE THOUSAND KYOTO日本料理「KIZAHASHI(キザハシ)」の八寸から始まり、イタリアン「SCALAE(スカーラエ)」の特製パスタや、ホテル副総料理長が贈るフレンチのメインディッシュなど、この日だけのスペシャルコースを楽しめる。飲み物はワインや日本酒、アルコールが苦手な人に厳選されたお茶など、料理にあわせたペアリングを用意する。

◆帰りのティータイムも優雅に

 帰りの車内では終着駅までのひとときを、上質なお茶とプティフール(小さなお菓子)とともに楽しめる。

【3】芸舞妓による舞を鑑賞

 八瀬比叡山口駅で豊かな緑と澄んだ空気に包まれながら、芸舞妓の舞を鑑賞できる。見て・食べて・感じる、「THE THOUSAND TRAIN」ならではの旅の演出。

「THE THOUSAND TRAIN」概要

名称:THE THOUSAND TRAIN(ザ・サウザンド トレイン)

出発日:2019年6月25日(火)

集合場所:叡山電車 出町柳駅

出発時間:

 【1部】受付開始 午前11:20、出発同11:44

 【2部】受付開始 午後2:40、出発同3:04

行程:

【往路】出町柳駅→宝ヶ池駅(折返し)→修学院駅→八瀬比叡山口駅(約25分)

 ※車内でアミューズとシャンパンサービス

【停車】八瀬比叡山口駅(約90分)

 ※2番線ホーム及びコンコース屋外レストランにてコース料理と舞鑑賞

【復路】八瀬比叡山口駅→出町柳駅(約13分)

 ※コーヒーや紅茶とお菓子のサービス

旅行代金:1人 2万7千円(消費税込)

 ザ・サウザンド キョウトに宿泊されるお客様 2万5千円(消費税込)

募集人員:各部28人(計56人)

 ※20歳未満の人は参加することはできない。

 ※1組につき6人までの申込み。

最少催行人員:各部10人

募集期間:2019年5月27日(月)~6月15日(土)

旅行企画・実施:JTB 京都支店

備考:

・天候またはその他の事情により、開催日当日もしくは開催中でも、やむをえず内容の変更や中止になる場合がある。

・車内および駅構内は禁煙。また、車内にトイレがないため要注意。

・飲酒を伴うイベントのため、20歳未満及び当日車などを運転する人は参加不可。

・重度のアレルギーを持つ人は乗車できかねる場合あり。事前に要相談。

申込方法:

 Web予約:

 電話予約:JTB京都支店 事業開発室 THE THOUSAND TRAIN係

  TEL:075-365-7722(午前9:30~午後5:30 土日祝休)

今年はさらに“映え”意識 7月5日からナイトプール、グランドニッコー東京 台場

2019年5月29日(水) 配信

東京トワイライトプールイメージ

 グランドニッコー東京 台場(塚田忠保社長兼総支配人、東京都港区)は7月5日(金)から、直営テラスプールの「グランブルー」で「東京トワイライトプールプラン2019」を開始する。昨年各ホテルが開催し、流行したナイトプール。同ホテルは昨年以上に豪華なフードメニューなどを取りそろえ、“写真映え”に自信をみせる。平日限定で、9月1日(日)まで実施する。

おしゃれで豪華なフードメニューを多数用意する

 今年はチキンと野菜のオーロラソースのミニドッグやバーベキューソースのスペアリブなど、豪華なフードメニューや色とりどりのピンチョス、デザートなどを用意。また、高品質のシャンパーニュとして各航空会社やホテルでも選ばれている「ジャカール」をフリードリンクで楽しめる。お台場にある同ホテルの売りである東京の夜景とともに、すべて“映え”を意識して展開する。なお、プランは2人から予約を受け付ける。友達同士やカップルで夏の夜を楽しんではいかが。

東京トワイライトプールプラン2019

開催期間:7月5日(金)~ 9月1日(日)平日限定
※予約制(原則3日前までに要予約)※8月13日(火)~16日(金)は除外日

営業時間:午後4:00~9:00(最終入場7:30)

料金:一般客 1万1千円/One Harmony会員 1万円

予約・問い合わせ:7月4日まで 料飲部 平日のみ(午前10:00~午後5:00)TEL03-5500-4532、7月5日~9月1日 グランブルー TEL03-5500-6750

ONSEN・ガストロノミーツーリズムの普及と外国人旅行者の受入体制を強化へ 推進機構らが協定結ぶ

2019年5月29日(水) 配信

協定を結んだ4者。(左から)平塚代表、太田市長、小川理事長、稲岡副社長

 ONSEN・ガストロノミーツーリズム推進機構(小川正人理事長)らは5月21日、ONSEN・ガストロノミーツーリズムの普及と外国人旅行者の受入体制を強化するため連携協定を結んだ。

 協定を結んだのは、同機構と、機構の事務局を担うANA総合研究所(岡田晃社長)、otomo(平塚雄輝代表)、千葉県いすみ市(太田洋市長)の4者。

 今後、2種類の日帰りツアープランを造成し、いすみ市内で毎日地域の食などを気軽に楽しめる環境を整備する。併せて、今夏―秋に、ガイド希望者や、市内の受入施設関係者らが外国人旅行者を案内するために必要なスキルなどを学ぶ講座も開設。インバウンド向けにプライベートツアーサービスを提供するotomoがもつコンテンツを活用する。

 同日東京都内で調印式が行われた。ANA総合研究所の稲岡研士副社長は、「2年間で多くの実績を上げてきたウォーキングイベントの次の段階は、県外とインバウンドの参加者を増やすこと。そのためにはガイドと仕組みが必要になるので、今回otomoと連携をすることになった」と経緯を説明。推進機構の小川理事長は、「今回の協定によって、いすみ市の素晴らしい食や景観などを毎日発信できるようになる。外国人旅行者が毎日現地を訪れることで、地産地消のいい循環がつくれる」と期待感を示した。

 太田いすみ市長は、「地域内で新たな経済循環を生み出す仕組み作りが大切。地域資源を活用した地域活性化の柱に今回の取り組みを生かしたい」と力を込める。またotomoの平塚代表は、「毎日いすみ市に外国人旅行者が訪れる状況を、1年以内につくる」と意気込みを語った。

「菫」(阪急)×「界」(星野)で日本再発見のバスツアーへ

2019年5月29日(水) 配信

クリスタルクルーザー菫

 阪急交通社はこのほど、新年度から導入した豪華バス「クリスタルクルーザー菫(すみれ)」を利用し、星野リゾート(星野佳路代表、長野県軽井沢)が展開する温泉旅館「界」に宿泊するバスツアーを共同企画した。1本目となる大阪発の「界 加賀に宿泊する3日間」は5月28日(火)から予約を開始した。初便の出発日は12月10日(火)。

 同企画のコンセプトは「旅のはじまりから終わりまで、上質な空間でディープに日本再発見できる」。バスの移動中から宿泊、観光までツアーごとに1つのテーマに沿って日本を再発見する旅を演出する。

 ポイントは大きく3つ。1つ目は快適性にこだわった菫で、移動中も楽しめること。経験豊富な添乗員やガイドが同行し、旅の情報や地域ならではの飲食を振る舞う。

「界 加賀」

 また、宿泊先の「界」では寝心地にこだわったオリジナルマットレスを採用したベッドなど、現代に合った和の空間を提供。また、鑑賞や体験でご当地の魅力を楽しめる「ご当地楽」のもてなしや、滞在しながら地域文化に触れる「ご当地部屋」を通して、その土地の魅力を感じられる。

 さらに、立ち寄り先ではテーマに沿った内容での伝統工芸品の制作体験や専門ガイドによる案内がある。伝統工芸品の工房を訪れたあとに、その工芸品を設えた部屋に滞在するなど、テーマに沿ってツアースケジュールをアレンジしている。

大阪発「星野リゾート 界 加賀」3日間

テーマ「武家文化の美と出会う」

 初代藩主・前田利家が金沢城に入城して以降、その城下町である金沢では、武家社会中心の独自の文化が花開いた。加賀藩の文化奨励策により、加賀友禅や金沢箔、九谷焼などの伝統工芸が発展し、歴代藩主が親しんだ茶の湯が庶民に広まった。藩政期から受け継がれる美意識と職人の技に触れ、武家文化をディープに体感するツアー。

 <菫にて>
 季節の金沢和菓子とこだわりのドリンクを提供、使い捨てカイロ入れとして加賀友禅の袋を貸し出し。
<界 加賀にて>
 加賀友禅や加賀水引をしつらえたご当地部屋「加賀伝統工芸の間」に宿泊。九谷焼や山中塗の「器と料理のマリアージュ」を楽しむ会席料理を堪能し、加賀獅子舞をアレンジしたご当地楽「白銀の舞」を鑑賞する。
<立ち寄り場所にて>
 毎田染画工芸*1で加賀友禅の制作見学、もしくは界 加賀で自遊じゆう花人かじん*2の水引作家によるワークショップに参加するなど。
*1金沢市にある加賀友禅の工房。ご当地部屋のベッドルームのパネルとベッドライナーを担当。
*2金沢市の水引作家・廣瀬由利子氏のギャラリー。ご当地部屋の客室の障子を担当。

ツアー名:クリスタルクルーザー「菫」で行く~武家文化の美と出会う~加賀百万石の城下町金沢の旅 名湯山代温泉で寛ぐ「星野リゾート 界 加賀」3日間
出発日:2019年12月10日(火)15日(日)、2020年1月14日(火)19日(日)、2月4日(火)17日(月)
旅行代金:18万円(2人1室利用時1人当たり、税込)

関東・関西発 「菫」(すみれ)×星野リゾート「界」特集|阪急交通社
https://www.hankyu-travel.com/kokunai/crystal_smile/hoshino/
クリスタルクルーザー「菫」(すみれ)と星野リゾート「界」とのコラボレーションによるツアー特集となります。ツアーごとに1つずつテーマを設けた特別な旅をお楽しみください。

旅のテンションを上げる都市観光ホテル 「星野リゾート OMO7 (おもせぶん)大阪新今宮」、22年開業

2019年5月29日(水) 配信

大阪滞在をより楽しむための観光ホテルとして展開

 星野リゾートはこのほど、大阪府大阪市で開発中の施設の名称を「星野リゾート OMO7 (おもせぶん)大阪新今宮」に決定した。新世界エリアに隣接する、関西国際空港からのアクセスの良い新今宮駅前(南海電鉄・JR)に位置し、大阪とその周辺を観光する旅行客が、大阪での滞在をより楽しむための都市観光ホテルとして展開する。開業は2022年4月の予定。星野リゾートは同ホテルを旅の重要な拠点と捉え、国内外の旅行客に向け大阪新今宮を舞台に新たな地域の魅力の提供する考えだ。

 「OMO」は、「寝るだけでは終わらせない、旅のテンションを上げる都市観光ホテル」をコンセプトとする星野リゾートの第4のブランド。現在「OMO7 旭川」(北海道・旭川)と「OMO5 東京大塚」(東京・大塚)の2施設を開業している。

 同ブランドでは、ホテルを中心とした街全体をひとつのリゾートとして捉え、旅先をまるごと楽しむディープな魅力と、お茶目な仕掛け満載のホテルステイで旅の気分を上げるサービスを展開している。「Go-KINJO」サービスでは、ホテルから徒歩圏内の「街」を深く知り、エキサイティングなモノに触れ、旅行者が街に溶け込むことをサポートする。OMOスタッフの街歩きのこだわりが詰まった「ご近所マップ」を用意するほか、「ご近所ガイド OMOレンジャー」は、ガイドブックでは知り得ないスポットや地元の人に愛されるお店を、まるでまるで親しい友人がお連れするように案内する。

ご近所ガイド OMOレンジャー

星野リゾート OMO7 大阪新今宮 概要

客室数:436室

階数:地上14階

開業:2022年4月(予定)

所在地:大阪市浪速区恵美須西3丁目38番2

施設概要:

客室(個性的な7タイプ)、パブリックスペース(レストラン、カフェテリア、ショップ、ガーデンエリア、温浴棟)

宿泊料金:未定

麻布十番に小規模な高級ホテル開業「hotel azabu ten」

2019年5月28日(火) 配信

客室・プレミア

 不動産業を担う東京マイスターホールディングス(吉田孝司社長、東京都港区)はこのほど、東京・麻布十番に大人のための全10室の小規模なラグジュアリーホテル「hotel azabu ten」を開業した。

 ホテルのコンセプトは「自分ファースト」。自分のための時間を過ごす場として思い切り自分に優しく、寛大に過ごしてほしいと設定した。

朝食・洋食

 客室は、旧暦で季節を表すために用いる「二十四節気」をテーマに、各部屋は10室異なる節気をイメージした。一方、欧州的な要素も取り入れ、日本の伝統的な素材と融合させた異国情緒溢れる空間を演出する。各部屋3分の1の面積を用いた広い浴室も特徴。また、朝食を味わうダイニングレストラン「totanuki(トタヌキ)」では和の要素を取り入れた多国籍料理を提供する。このほか、屋上のガーデンテラスなど、寛げる空間も用意する。

ホテル概要

名称   :hotel azabu ten (ホテル アザブ テン)
所在地  :〒106-0044 東京都港区東麻布2丁目26-8
建物概要 :174.73平方㍍(54.85坪)
敷地面積 :104.69平方㍍
延床面積 :512.79平方㍍
階数   :地上4階・地下1階
客室数  :10室 (28.70~52.51平方㍍)
客室料金 :5万5千円~10万円 (2人1室利用時、1人料金1泊朝食付 サービス料込、税金別)
料飲施設 :1F ダイニングレストラン「totanuki」22席 

「台北国際観光博覧会2019」開催 日本への関心高く、多数のブース出展

2019年5月28日(火) 配信

日本ブースには若者を中心に多くの人が訪れた

 毎年30万人規模の来場者を集める「台北国際観光博覧会2019」(Taipei Tourism Exposition、TTE)が5月17(金)~20日(月)までの4日間、台北市の世界貿易センター1号館で開催された。主催は台北市旅行商業同業公會と上聯國際展覧有限公司。台湾を代表する上半期最大級の観光イベントには、台湾各地のほか、日本をはじめ、海外からのブースも多数出展。多彩なイベントや商談も行われ、会場は熱気に包まれた。

開幕式には世界各国から来賓が登壇

 初日の17日に行われた開幕式には、主催者を代表してあいさつした台北市旅行商業同業公會の呉志健理事長をはじめ、台北市の柯文哲市長ら多数の来賓が出席して、華やかなオープニングイベントとなった。平日の雨天だったにも関わらず、1千ブースを超える広大な会場には、今夏の旅行先を見つけようと訪れた一般客や、商談目的の観光業界関係者らで埋め尽くされた。

主催者の呉志健理事長

 日本ブースも人気が高かった。八幡平ライジングサンホテル(岩手県)や、三陸花ホテルはまぎく(同)、Asahi自然館(山形県)などが出展した東北エリアのブースにも多くの一般客が訪れた。

にぎわう東北エリアブース

 東日本インバウンド総合案内所「GINGAインターナショナル」の村山正弘社長は、「日本の旅館や温泉への関心はとても高い。周辺の自然体験や、美味しい食、歴史に触れることができる周遊観光コースなどもアピールしたい」と話した。

 台北(桃園)とLCC「タイガーエア台湾」で結ばれている茨城空港の関係者も出展しており、「2次交通などをさらに整備しながら、茨城県内の魅力を伝えていきたい」と意気込んでいた。

開幕前のようす

 ブース出展した日本の関係者に理由を聞くと、「現地で生の声を聞くことで、よりニーズに合った商品を提供できるから」などの意見が多かった。

立山黒部アルペンルートで「佐々成政武者行列」6月1日開催

2019年5月28日(火) 配信

佐々成政武者行列(2018年)

 富山県富山市と長野県大町市、立山黒部貫光(佐伯博社長、富山県富山市)からなる「立山黒部アルペンルート佐々成政武者行列実行委員会」は、6月1日(土)に、立山黒部アルペンルートで「佐々成政武者行列」を開く。

 立山黒部アルペンルートの玄関口である富山県富山市と長野県大町市で公募により選ばれた各10人が佐々成政や重臣などに扮し、立山黒部アルペンルートを練り歩く。中間点である室堂では、合同イベントとして富山・大町両隊が立山信仰ゆかりの「大姥尊(うばそん)」を受け渡すほか、「佐々成政公のザラ峠越え」の逸話紹介が行われる。来場者には、酒や郷土料理「さらさら汁」を振る舞う。

佐々成政武者行列イベントの見どころとスケジュール

午前8:10~:富山城出発イベント(富山隊)

 馬上の佐々成政公を中心に勝ちどきをあげ出発。勇壮な武者行列が富山城から行進し富山駅へ向かう。その後、各種乗り物で室堂を目指す。城址公園内の富山市まちなか観光案内所で、馬のえさやり体験(午前10:00~午後4:00)を楽しめる。

午後0:00~午後0:30:室堂合同イベント(富山隊・大町隊)

 富山・大町両隊が記念品などを交換する。佐々成政公のザラ峠越えの逸話を紹介し、立山信仰ゆかりの大姥尊(うばそん)像を受け渡す。また、来場者には酒や郷土料理「さらさら汁」を無料で振る舞う。※数量・時間限定

午後2:05~:黒部ダムえん提上イベント(大町隊)

 合同イベント後、大町隊は黒部ダムへ向かう。雄大な自然を見渡せるダムえん堤上で、和太鼓の演奏や、来場者と写真撮影を行う。

午後3:50~:西正院大姥堂イベント(大町隊)

 大町市の西正院で野口百姓衆の迎えの言葉を受け、成政公が大姥尊像を奉納する。勇ましい勝ちどきをあげイベントを締めくくる。

※武者行列に参加する公募エキストラの募集はすでに終了している。

※当日の天候状況により、イベントの実施内容を変更することがある。

日本橋とやま館開館3周年 5つの特別展示などを企画

2019年5月28日(火) 配信

企画は全20種類

 富山県の首都圏情報発信拠点「日本橋とやま館」(荻浦明希子館長)は5月29日(水)から、「日本橋とやま館開館3周年記念フェア ~TOYAMA JAPAN 2019~」 を開く。

 同フェアのメイン企画、開館3周年特別展示「TOYAMA JAPAN 2019」では、世界的なフラワーアーティスト「花千代」氏による「薬都とやま」で薬の原料に使われる「シャクヤク」と日本遺産「木彫刻のまち井波」で創作される伝統工芸品「井波彫刻」を組み合わせたインスタレーション「富山シャクヤクと工芸品の饗宴など5つの展示企画を展開する。また各フロア特別企画や同館名物のワークショップなどのプログラムも用意。5月31(金)~6月2日(日)の間は開業記念イベント「日本橋とやま館大感謝祭」が行われ、富山の伝統と風習「朔日饅頭(ついたちまんじゅう)」のプレゼントや大抽選会を行う。

 荻浦館長は、「5つの特別展示をはじめ、充実した内容で皆様をお迎えしたいと思います。見て、触れて、味わって、参加して、ぜひこの機会に富山を体感してください」とPRした。

「日本橋とやま館」開館3周年記念フェア 開催概要 

期間:5月29日(水)~6月23日(日)

 時間午前10:30~午後7:30(バー午後9:00まで)

※企画により日時は異なる。

場所:日本橋とやま館 (東京都中央区日本橋室町1-2-6 -1F・03-6262-2723)

主な実施内容

 日本橋とやま館3周年特別展示「TOYAMA  JAPAN  2019」(一例)

富山シャクヤクと工芸品の饗宴 ~日本橋とやま館 × 花千代~  

内容:

G8洞爺湖サミット晩餐会やAPEC総理公邸晩餐会で会場装花を手掛けたフラワーアーティスト「花千代」氏が、「薬都とやま」で薬の原料にも使われるシャクヤクと富山の伝統工芸品「井波彫刻」を組み合わせたインスタレーションで館内を演出

日程:5月29日(水)~6月9日(日)

新元号「令和」記念展

内容:

新元号「令和」の出典が富山県ゆかりの「万葉集」であることを祝して、万葉集巻五の「令和」関連部分や、富山ゆかりの文学を発信する高志の国文学館の館長「中西 進」氏の著書、書家の「青柳 志郎」氏の書などを展示。また、万葉集にちなんだ和菓子の販売なども行う。

日程:5月29日(水)~6月9日(日)

5.「観光交流サロン」リニューアル展示お披露目

内容:

「観光交流サロン」が「富山の家の床の間」をコンセプトに、県産材の立山杉を活かした設えにリニューアル。これまでの「井波彫刻」の欄間に加え、作家作品など伝統工芸品の展示を開始する。

伝統工芸の匠:「高岡銅器」「高岡漆器」「井波彫刻」「越中瀬戸焼」など

日程:5月29日(水)から 

各フロア特別企画(一例)

日程:5月29日(水)~6月23日(日)

和食レストラン「富山はま作」3周年記念特別ランチ「まつり丼」

内容:

富山の海の幸(刺身、昆布巻き、シロエビの唐揚げ)、里山の幸(氷見牛のローストビーフ)を贅沢に盛り込んだ丼を、秘蔵の特製タレで仕上げる(味噌汁・漬物・デザート付)。

価格:2800円(税込)※限定10食/日

《バーラウンジ》3周年記念特別メニュー 「富山のご当地カレー」

内容:

富山県では地域の特産品を取り入れたご当地レトルトカレーが数多く開発されている。今回、富山ならではのご当地カレーを数量限定で提供する。

価格:

「しろえびカレー」、「黒部名水ポークカレー」(カントリーキッチン)は900円(税込)

「薬膳カレー(ビーフ)」(広貫堂)は1千円(税込)

開業記念日イベント「日本橋とやま館大感謝祭」

日程:5月31日(金)~6月2日(日)

 内容

富山の伝統と風習「朔饅頭(ついたちまんじゅう)」プレゼント:

館内利用者各日先着150人に、富山藩主が好んだ「竹林堂」の甘酒まんじゅう「朔日饅頭」をにプレゼント。

富山が当たる大抽選会

館内で1千円以上の買い物で、賞品が当たる。

商品

1等: ショップ トヤマカード 1万円分(1人)・和食レストラン お食事券 1万円分(1人)

2等: ショップ トヤマカード 5千円分(3人)・和食レストラン お食事券 3千円分(3人)

3等:ショップ トヤマカード 2500円分(6人)・トヤマバー 飲み比べ・おつまみセット(6人)

4等: 日本橋とやま館オリジナルグッズ(30人)

特別賞:富山の細工蒲鉾 宝船セット(2人)

参加賞:富山のおいしい水(各日200人、計600人)

「日本橋とやま館」名物ワークショップ&蔵元来館(一例)

「ます寿しづくり」ワークショップ(要予約)

店ごとに素材、製法、味が異なる富山名物「ます寿し」。昭和10年創業以降「笹・鱒・米」の三位一体にこだわる、「今井商店」のます寿し作りを学ぶ。自分で作ったます寿しの味とお店で買うます寿しとの味の違いも楽しめる。

日時:6月22日(土)午後3:30~午後4:30

講師:今井商店 /3代目 今井 克己 氏

場所:和食レストラン

料金:2500円(ます寿し持帰り・試食付き) 定員15人

蔵元来館「とやま地酒の会」

県内6蔵の女性蔵元が一堂に集まる、貴重なイベント開催が決定。各蔵の歴史やお酒の特徴を聞きながら、「富山はま作」特製おつまみと地酒を楽しめる。

日:6月16日(日)

時間:1回目、午後3:30~午後4:45 2回目、午後17:30~午後6:45

場所:和食レストラン「富山はま作」 

料金3800円 

定員:各回30人

※各ワークショップ、イベント参加者は、「日本橋とやま館」公式ホームページで募集。

開館3周年記念「SPECIAL THANKS DAY」(当館会員限定) ~年に1度の感謝の集いで、富山ファン同士で語り合おう!!

「日本橋とやま館会員」限定の交流パーティー。富山の地酒や食材を取り揃え、アトラクションイベントを行う。

日時:6月4日(火)午後5:30~午後9:00

場所:交流スペース・トヤマバー・ショップ(3フロア)

内容:

1.「ます寿しと富山の日本酒ペアリングミニ講座」~ます寿し王子×名誉唎酒師~   

時間:午後6:00~と午後7:30~の2回 

※各回先着12人

2.「井波彫刻」のデモンストレーション ~日本遺産の町から~

3.ショップ特別営業&お買い物ポイント3倍進呈

料金:2千円(2ドリンク・フリーフード)

備考:当日の会員入会も可能

100万円の目標達成も支援者続々と 北海道美瑛町の農家が観光公害対策へクラウドファンディング

2019年5月28日(火) 配信

美瑛町の農家が立ち上がる

 北海道美瑛町の農家が立ち上がり、今年5月24日から、観光公害を無くすべく、「畑看板プロジェクト」の資金調達を目的としたクラウドファンディングを行っている。目標とした100万円は3日足らずで達成し、5月28日午後5時時点で約144万円の支援が集まった。記事執筆中にも、支援者は増え続けている状況だ。

 「予想以上に反響があり、正直驚いている。全国に美瑛町のファンがいて、自分たちのことのように真剣に考えてもらっていると実感した。とてもありがたい」。PJの事務局の担当者は支援者に感謝の言葉を語った。

 北海道のほぼ中央に位置する美瑛町の農業景観は、観光客に人気だ。3千枚もの四角い畑が広がる丘。同じ作物を続けて作らない輪作体系によって、毎年異なる風景を織り成す。現在では年間160万人もの観光客が訪れる。一般的な観光地とは異なり、農家の営みそのものが観光資源となっている珍しい場所。

美瑛町の風景

 一方、農家と観光客の関係は、溝が深まるばかりだった。2016年に美瑛町では、観光名所として知られ、先代から畑と一緒に受け継いだ大切な「哲学の木」を、農家自らの手によって伐採した。農地に許可なく立ち入り、農地を踏み荒らしながら記念写真を撮影する観光客が来なくなるようにと、決断したものだった。

 近年ではとくに訪日外国人旅行者が押し寄せ、“SNS映え”する写真を 撮ろうと無断で農地に入るなどの観光公害に頭を抱えている。生活の基盤は農業。靴についた病原菌を農地に持ち込まれると、作物が枯れるといった重大な問題を引き起こす危険性がある。文字通り「死活問題」なのだ。

 PJの構想は5年前からあった。観光客を排斥するのではなく、共存する道を探る。農業景観をバックにベストショットが撮影できるスペースを設け、農地所有者の名前を明記した看板を設置する。

新たに設置する看板イメージ

 ただの看板ではない。これまで無断侵入の暫定措置として「立入禁止」の看板を設置していた。しかし、「美しい農業景観のなかで、禁止の看板の存在感が強まっていた。止む負えないことだが、残念でならなかった」と、本意ではなかった。

 今回の看板は、農業景観を損なわないように工夫し、観光客へのおもてなしの気持ちと感謝のメッセージを添えて、農家の想いを観光客に伝える。さらに、看板にはQRコードがあり、ここから農家のメッセージ動画や、SNS、ECサイト、協力金の支援を募るサイトにリンクするようになっている。

 「農家と観光客が『美瑛を守りたい』という同じ方向に意識が向き、互いに共有され、双方がより良い関係性を構築していくことが目的。観光客に農地は『私有地』であり、見る側もこの農地を守っていくことの必要性を知ってもらいたい」。

 「そして、観光客も農地を大切に思っていることをすべての農家にも感じてほしい。この小さな取り組みが、農家と観光客の間にできた深い溝を埋めてくれると僕らは信じている」。

哲学の木

 なお、リターンには美瑛産農産物や、PJに賛同する写真家の中西敏貴氏のオリジナルプリントなどがある。クラウドファンディングでの支援金は①農家と観光客がつながる看板の制作②試験的に人気の観光名所3カ所の写真撮影スポットの整備③取り組みを紹介するウェブサイトの構築――に活用される予定。

 ※プロジェクトページには下記から