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NAA、19年の発着回数と旅客数が過去最高 新規就航と増便が好調要因

2020年1月31日
編集部:木下 裕斗

2020年1月31日(金) 配信

田村明比古社長

 成田国際空港(NAA、田村明比古社長)が1月30日(木)に発表した2019年の年間航空発着回数は、前年比4%増の26万4115回、航空旅客数は同4%増の4434万4739人で共に過去最高を記録した。国際線と国内線の両方で新規就航と増便したことが好調の要因となった。

 航空発着回数は8年連続で過去最高を記録。国際線は同3%増の20万9206回、国内線は同5%増の5万4909回となった。夏ごろまで韓国線で新規就航と増便があったほか、中国線で19年冬季スケジュールから新規就航、増便が相次いだことが発着回数の増加につながった。

 総旅客数は2年連続で過去最高を記録した。国際線の旅客数は同4%増の3670万1960人だった。このうち、外国人旅客数は同4%増の1822万4660人で開港以来、最多の旅客数となった。

 国内線旅客数は同5%増の764万2779人。高知線と下地島線、庄内線の新規就航をはじめ、札幌線や広島線などが好調だった。

「韓国線の減少は底を打った」

 1月の韓国線における発着回数は、18日時点で前年同期比11・8%減。出国旅客数は同19・2%減少した。一方、12月の発着回数は、同13・9%減。出国旅客数は、同17・4%減だった。田村社長は1月30日(木)の会見で、田村社長は「韓国線の減少傾向は、底を打った」との見方を示した。

中国線の発着回数は前年から増加

 中国線の発着回数と出国旅客数も発表した。1月27日(月)から2月2日(日)の発着回数の予定は、979回(前年の春節2日後からの同期は488回)。49回がキャンセルになり、うち30便は武漢線だ。

 田村社長は「旅客数は若干減る見込み」と述べ、「今後の動向は見通せていない。それなりの覚悟はしないといけない」と語った。

新型コロナウイルスの対応を説明

 NAAは新型コロナウイルスへの対策として、成田国際空港の検疫所と密に連絡を取り、情報提供と注意喚起を行っている。このほか、エレベーターや階段などの消毒清掃の強化や、従業員にマスク着用を指示するなどしている。今後、特別な措置を講じる場合には、関係各所と連携して取り組んでいく。

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