旅行誌「じゃらん」、2025年3月で休刊へ ウェブなどに集約

2024年10月8日(火)配信

ウェブサイトやアプリの「じゃらんnet」に集約

 リクルート(北村吉弘社長、東京都千代田区)は10月8日(火)、旅行情報誌「じゃらん」と「じゃらんムックシリーズ」を2025年3月の発行で休刊すると発表した。理由を「ユーザー動向を含む社会の変化」として、今後は旅行に関する情報発信や予約などは、ウェブサイトやアプリの「じゃらんnet」に集約する。

 休刊となるのは、隔月誌の「関東・東北じゃらん」「東海じゃらん」「関西・中国・四国じゃらん」「九州じゃらん」と臨時増刊号、じゃらんムックシリーズ。一部媒体は既に発行を終えた。

 旅行に関する情報は引き続き、旅行情報サイト「じゃらんニュース」、じゃらん公式SNS、月刊誌「北海道じゃらん」と「北海道じゃらんムックシリーズ」、北海道じゃらんサイト、北海道じゃらん各種SNSを通じて発信するとした。

 リクルートは、創刊から35年間にわたる読者と掲載事業者に感謝の意を表明し、今後もウェブサイトやアプリのサービスを通じて、業界の発展に貢献する意向を示した。

九州産交バス、アイドルマスターとコラボのバスを模型に 熊本城復興や県への誘客はかる

2024年10月8日(火)配信

予約を受け付けているバスの模型

 九州産交バス(岩﨑司晃社長、熊本県熊本市)は12月1日(日)まで、アニメやゲームなどの舞台で展開されているコンテンツ「アイドルマスター シンデレラガールズ」とコラボした熊本地域応援プロジェクトの一環で、オリジナルデザインバス模型の予約を受け付けている。熊本県を連想させるデザインを施すことで、県への誘客をはかる。売上の一部は熊本城の寄付制度「復興城主」に寄贈される。

 同プロジェクトは、熊本県に縁のある「アイドルマスター シンデレラガールズ」のキャラクター海老原菜帆と神崎蘭子、小日向美穂とコラボし、県の観光シンボルである阿蘇の魅力を発信。地域活性化に貢献する目的で実施している。

 今回は、同キャラクターとくまもんに、阿蘇の風景を織り交ぜたラッピングバスの模型の予約を熊本県特産品購入サイト「KUMATOKU(くまトク)」で受け付ける。価格は8800円(税込)。

東武トップツアーズ、おせちを刷新 食するシーンにあわせて

2024年10月8日(火)配信

おせちイメージ(加賀屋)

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)は10月8日(火)、従来のコンセプトを見直し、新たに利用者が食するシーンにスポットをあてた「おせち・お取り寄せ」を売り出した。全国各地のおせち79商品、お取り寄せ65商品の全144商品を取りそろえる。

 例年のおせち商品を見直し、夫婦や大切なパートナーとの2人に最適なおせち、1人でも正月気分を味わえる豪華なおせち、家族や大人数向けのお肉のおせちを用意。このほか、和洋中オードブル、初めての試みのスイーツおせち、サンリオや万博のキャラクターおせちなど、さまざまな食のシーンに合う多種多様なおせちを販売する。

 今回の見直しにより、約半分が新商品となった。東武グループの通販サイト「TOBU MALL」などで販売している。

東松山市 市制70周年で市の花「ぼたん」の新品種発表 来春、東松山ぼたん園で開花

2024年10月7日(月)配信

来春の開花に期待を込めて植樹

 市の花に「ぼたん」を掲げる埼玉県東松山市は2024年10月5日(土)、市制施行70周年事業の一環として、日本ぼたん協会から贈られた新品種ボタンの名称発表と植樹式を、東松山ぼたん園で実施した。

 寄贈を受けたのは「桃色」、「藤色」のボタンと、ボタンとシャクヤクの交配により生まれた「黄色」のハイブリッド種の3品種。7月に市民や市内在勤・在学の人を対象に名称を募集し、147件の応募があった。選考の結果、神秘的な薄い藤色の花は「古稀の彩(こきのいろどり)」と命名された。名付け親の君嶋友絵さんは、「70歳の東松山市らしい名前で、70歳のお誕生日プレゼントにこのボタンを渡す習慣ができるといいな」と話す。桃色の花は歩く街・東松山市から「歩々笑美(ほほえみ)」と、黄色の花は比企郡(ひきぐん)の空に浮かぶ月を思い浮かべて「ヒキノツキ」と、それぞれ名付けられた。

 会場では名称発表、命名者への表彰に続き、植樹が行われた。今回3品種のうち2種を提供した松本農園(島根県松江市)の松本康市さんによると「こう配からボタンの花が咲くまで12年ほど。咲くまでどのような花になるかは分からず、ほんの一部が新種になる」という。貴重な花の寄贈を受けた森田光一市長は「ボタンは手入れが難しい面もあるが、市内で愛好者も多いことから、70周年記念事業を通じて普及に努めたい」と、来春の開花へ期待を寄せた。

 会場となった東松山ぼたん園は、1990年に開園した。園内にボタン約5千株と、ハイブリット種550株、シャクヤク850株が植栽されている。今年4月からは、由志園(門脇豪社長、島根県松江市)が指定管理者となり、ボタンシーズンの「観光」はもちろん、シーズン終了後は子育て世代が楽しめる都市公園として、通年イベント開催などに力を入れている。

能登半島大雨の復興支援プラン発売 1泊1000円から被災地へ寄付 三井ガーデンホテル金沢

2024年10月7日(月) 配信

三井ガーデンホテル金沢 イメージ

 三井不動産ホテルマネジメント(雀部優社長、東京都中央区)は10月7日(月)から、三井ガーデンホテル金沢(石川県金沢市)で2024年能登半島大雨「復興支援 日本赤十字社への寄付付きプラン」の予約を開始する。

 同プランでは、泊数に応じて、宿泊代金の一部(1泊1室あたり500円)に、ホテルから500円を上乗せして、合計1泊・1室あたり1000円を、日本赤十字社を通じて被災地に全額寄付する。

 予約期間は11月29日(金)まで、宿泊期間は11月30日(土)まで。

 さらに、全国のザ セレスティンホテルズ、三井ガーデンホテルズ、sequenceなど全40施設のロビーで、義援金を募る募金箱を設置している。

 同社は、プラン販売に当たり、「被災地における非常事態が一刻も早く収束し、被災地の皆さまの安全と1日も早い復興を心よりお祈り申し上げます」とコメントした。

「或る列車」など北九州を楽しむ4日間 JALPAKブランド誕生60周年特別企画

2024年10月7日(月) 配信

「或る列車」外観

 ジャルパック(平井登社長、東京都品川区)は10月7日(月)、JALPAKブランド誕生60周年特別企画として、九州旅客鉄道(JR九州)が運行している観光列車「或る列車」やハウステンボスなど北九州を楽しむ4日間のツアーを売り出した。

 同ツアーは、1日目に約1300万球のイルミネーションが輝くハウステンボスを訪れる。夜は同社ツアー客限定でイルミネーションを楽しむガイド付きの「カナルクルーズ」を用意する。

 2日目は焼き物で有名な佐賀県・有田でのフリータイムや呼子のイカを味わったあと、糸島を経由して福岡県・博多へ移動する。

 3日目はJR九州が誇る「D&S列車」(デザイン&ストーリー列車)の“食・時・おもてなし”を味わう「或る列車」を貸し切り乗車する。車内では世界ベストレストランに10年連続でランクインしている成澤由浩氏監修の食事やフリードリンクが楽しめる。宿泊は大分県日田市の奥日田温泉。4日目は日田市内を散策し、ショッピングやフリータイムの時間を設ける。

 ツアーの出発日は2024年12月5日(木)、25年2月20日(木)。出発は東京と現地発着。料金は東京発・2人1室利用時の1人分が31万8000~32万円。第1次の募集は10月17日までで、抽選方式となる。

「ANA楽パック」累計利用者1200万人突破 楽天トラベルで最大1万2000円オフクーポン配布CP実施

2024年10月7日(月) 配信

「利用者数1200万人達成記念 ANA楽パック感謝祭」

 楽天トラベル上で提供する国内ダイナミックパッケージ「ANA楽パック」は、2006年10月の販売開始以来の累計利用者数が、24年9月時点で1200万人を突破した。これを記念し、楽天トラベルでは、「ANA楽パック」で利用できる最大1万2000円オフクーポンなどを配布するキャンペーンを始める。

 このCPでは、「Special Thanksクーポン」として、ANA楽パックの旅行代金が1万2000円オフになるクーポンのほか、テーマパーク提携施設で利用できる8000円オフクーポンを配布する。

 さらに、11月5日(火)午前9時59分までにANA楽パックをレンタカー付きで予約すると、「楽天ポイント」を1200㌽進呈する。

 CP期間は、10月7日(月)~12月2日(月)まで。

「デジタル観光統計オープンデータ」を正式公開 日本観光振興協会

2024年10月7日(月) 配信

デジタル観光統計イメージ(ブログウォッチャー)

 日本観光振興協会(菰田正信会長、東京都港区)はこのほど、観光来訪者数データを一元化した「デジタル観光統計オープンデータ」を正式公開した。これにより自治体は、国内居住者の観光来訪者数をタイムリーに把握することができ、速やかな施策実行や評価が可能になった。

 同データは観光庁「観光入込客統計に関する共通基準調査要領」で観光入込客数を把握する手段の1つとして提示されており、ブログウォッチャー(新村生社長、東京都中央区)が保有する人流(位置情報)データを使用し、全国47都道府県・1741市区町村の観光来訪者数を月別に集計したもの。既存統計の代替、EBPMの推進、観光DXなどでの活用が期待されている。

 日観振は昨年3月にデータの適切な整備と運営に向けて、「デジタル観光統計整備検討委員会」(座長=清水哲夫・東京都立大学都市環境学部観光科学科教授)を設立。観光庁もオブザーバーに迎え、観光客や観光地点の定義を検討し、各都道府県で行われていた既存の観光統計との精度検証を行ってきた。昨年10月からはお試し版を公開し、学識者や自治体による検証や確認を経て正式公開となった。

 公開にあたり、清水座長は「この10年以上にわたって、旅行者の位置情報を活用して観光地域づくりの施策を考えることに対して、自治体やDMO、観光協会の多くが大きな関心を寄せていたが、加工技術や費用対効果の面で大きな問題があった。問題解決の第一歩として、今回の検討委員会では観光庁『観光入込客統計に関する共通基準』に準拠した位置情報データの統計化にチャレンジし、晴れて公開にいたった」と喜びを語った。

H.I.S.ホテルホールディングス、奈良モダンルームの提供開始 地元企業とコラボし吉野ひのき活用

2024年10月7日(月) 配信

奈良モダンルーム

 H.I.S.ホテルホールディングス(澤田秀雄社長、東京都港区)は9月26日(木)から、運営する「変なホテル 奈良」(奈良県奈良市)で地元企業とコラボレーションした「奈良モダンルーム」の提供を始めた。

 同客室には、「あかり工房 吉野」(奈良県・大淀町)の吉野ひのき光絵パネルやペンダントライト、キャンドルホルダーを設置。1940年に創業した「松田商店」(奈良県奈良市)の吉野ひのきの匂いを楽しむ「香りのインテリア」も取り入れた。

 宿泊客には「チアフル」(奈良県・吉野町)の同ひのきを使用した入浴剤「JIWAJIWA」をプレゼントする。価格は1室1泊当たり1万7000円(税・サ込)から。

あべのハルカス、「にいがた酒の陣OSAKA」を初開催(10月10~14 日)

2024年10月7日(月) 配信

自分好みの日本酒との出会いを楽しめるのが「にいがた酒の陣」の魅力

 新潟県の35の蔵元の日本酒が楽しめるイベント「にいがた酒の陣OSAKA」が10月10日(木)~ 14 日(月・祝)まで、あべのハルカス近鉄本店(大阪市阿倍野区)で初めて開催する。酒蔵数日本一を誇る新潟県内の蔵元が、自慢の酒を一堂に持ち寄り、個性豊かな美味しい地酒を味わってもらうイベント。あべのハルカス開業10周年を記念して、近鉄本店で開く。

 会場は、「上越」「中越」「下越」「佐渡」の4つのエリアに分かれ、それぞれのエリアの日本酒の個性を感じながら、自分好みの酒を探す楽しみを味わえる。各エリアの風土や食文化に合わせて日本酒の味も異なり、日本酒造りのプロである各蔵元の「蔵人」とコミュニケーションを取りながら飲み比べて、自分好みの日本酒との出会いを楽しめる「にいがた酒の陣」の魅力を堪能できる。

 会場内には、新潟にちなんだおつまみとともに日本酒の飲み比べを楽しめる「スナックニイガタ」が登場するほか、新潟県の新米の販売も行う。また、日本酒には欠かせない酒器などを集めた「にいがたもん博」も併催する。

 会場はあべのハルカス近鉄本店のウイング館9階。開催期間は午前10時~午後8時(最終日は午後4時閉場)。