JTB、「旅先の食」を調査 北海道が圧倒的な人気に

2019年1月30日(水) 配信 

地域の味が人気(写真はジンギスカンイメージ)

JTBがこのほど行った「旅先で楽しむ『食』」に関する調査によると、「食を目的に旅先を選んだことがある」と答えたのは約6割で、「旅先の食を楽しんだ経験がある」は9割に上った。20代の7割以上は、旅先の食の写真をシェアしたことがあるなど、そこでしか楽しめない“食”の体験が、旅の醍醐味となっているようだ。

 旅先での食が人気の都道府県を調べると、北海道(23・9%)が1位だった。2位は沖縄(6・3%)で、南北に好みが分かれた。3位は京都府・石川県(4・4%)。北海道はジンギスカン、沖縄県はソーキそば、石川県はのどぐろなど、「地域の味」が注目を集めた。

 一方、北海道は「今後楽しんでみたい」「おすすめしたい」名産品や食事がある地域でもそれぞれ1位となり、圧倒的な人気を誇った。

食が楽しめる人気都道府県

日本の夕陽百選に選ばれた堂ヶ島温泉への宿泊などGWの新コースも 4~6月の宿泊付きバスツアー造成

2019年1月30日(水) 配信

堂ヶ島温泉ホテルの夕日(イメージ)

はとバスはこのほど、2019年4月~6月の宿泊付きバスツアー68コースを売り出した。桜鑑賞コースや初夏のさくらんぼ狩りコースなどを設定。4~6月で5900人の利用を目指す。

 同社は今年のゴールデンウイークが10連休になることから、 宿泊バスツアーの国内旅行需要が高まることを見込んでいる。今回売り出したツアーでは、日本の夕陽百選に選ばれた海にしずむサンセットが見られる堂ヶ島温泉に宿泊するコースなど新たに5コースを用意。雪の大谷ウォークが楽しめる立山黒部アルペンルートなどの人気コースと合わせ、ゴールデンウイーク期間の4月27日(土)~5月6日(月)の10日間で、2600人の利用を目標に掲げた。

堂ヶ島温泉ホテルと伊豆半島の旬景を訪ねて2日間(ゴールデンウイークコース一例)

出発日:4月13日から6月22日までの設定日

旅行代金:大人1万7800円~4万1800円。子供代金は、3千円引き

※2人1部屋利用は適用されない

関東近郊在住のアートに興味のある人に ジェットスター・ジャパンが瀬戸芸をお得に楽しむキャンペーン展開

2019年1月30日(水) 配信

お得に芸術の旅を満喫

ジェットスター・ジャパンはこのほど、香川県への誘客促進キャンペーンを開始した。関東近郊在住のアートに興味のある人を対象にする。同社が昨年8月から開始した、低運賃のLCCの特徴を生かし、行きたい場所で「好き」を追求するライフスタイル「フライ&アクティビティ」の一環。 イベント告知とチケット販売のウェブサービス・モバイルアプリのPeatixを提供するPeatix Inc.(原田卓CEO、米国ニューヨーク州)と連携して展開される。

 「瀬戸内国際芸術祭」は3年に1度、直島や豊島、小豆島、高松港周辺、宇野港(岡山県)周辺などを舞台に行われる。世界中のアーティストが、それぞれの島の文化や歴史、風景を生かした作品を制作する。今年度は、107日間を「ふれあう春(4月26日~5月26日)」、「あつまる夏(7月19日~8月25日)」「ひろがる秋(9月28日~11月4日)の3会期に分けて開催される。キャンペーンでは、東京(成田)―高松間の往復航空券と芸術祭の作品鑑賞パスポートを抽選で3人にプレゼントする。

ジェットスターで「フライ&アート」瀬戸内アート旅キャンペーン 概要

応募期間:2019年2月18日(月)午前10:00まで

応募資格:日本国内在住者

賞品:東京(成田)=高松間の往復航空券と「瀬戸内国際芸術祭2019」作品鑑賞パスポート

当選者数:3人

応募方法:特設サイトから詳細を確認のうえ、応募。

藤森慎吾さんを「星級香港迷」に任命!日本香港観光年に香港の魅力を発信

2019年1月30日(水) 配信

藤森慎吾さん(左)と堀和典局長

観光庁と香港政府観光局、日本政府観光局(JNTO)の3者は今年を「2019年日本香港観光年」に設定し、日本・香港間の観光交流のさらなる促進を目指している。香港政府観光局は1月29日(火)、東京都内で観光年のキックオフイベントを開き、香港の魅力を発信するインフルエンサー「星級香港迷(スターホンコンマイ)」にタレントの藤森慎吾さんを任命した。

 「香港迷」は広東語で「香港に夢中」という意味。香港政府観光局は2016年から、香港の魅力を発信するため、さまざまな分野で活躍する香港好き7人を「超級香港迷(スーパー・ホンコンマイ)」として公認している。今回の藤森さんはそのなかでも「スター」級に認定。中学時代、3年間を香港で過ごした経験や発信力を買われた。

香港の魅力を語る藤森さん

 香港政府観光局の堀和典日本局長から巨大名刺を授与された藤森さんは、「芸人になって15年。アピールをしていたのでもう少し早く話がくるかなと期待していました(笑)」と会場の笑いを誘いながら、「より香港の魅力を伝えられる役割をいただき嬉しいです」と喜びをあらわにした。

 香港の魅力の1つは食。藤森さんは「広東料理はもちろん美味しいですが、意外にフラッと入った街の食堂が美味しかったりします。チャレンジングな旅もしてほしいです」と語り、街場の店で食べた、何気ないレタスチャーハンの味が忘れられないという思い出を披露した。最後に「香港で一番印象深いのはパワフルだということ。多感な時期にとてもいい影響を与えてくれました。何か壁にぶち当たったらヒントを与えてくれる場所だと思うので、そういうときにも訪れてほしいです。今後も魅力を発信していきます!」と力強く語った。

2019日本香港観光年 プログラム

 2018 年の香港への日本人渡航者数は、前年比4・7%増の129 万人(12 月の暫定数値)と好調に伸びている。今年も長崎や小松など地方からの直行便の就航が決定しており、過去最大の17空港と香港が直行便で結ばれることになる。香港政府観光局は、地方も含めたプロモーションを強化し、さらなる渡航者の増加をはかっていく。

 今年は日本人旅行者への特典として、観光施設や宿泊施設の割引サービスなどを多数用意した。また、日本香港観光年ロゴのついた旅行会社の募集型企画旅行商品を申し込むと、スターフェリー乗船券とトラム乗車券をプレゼントする。

 さらに、2月4日(月)から、10万円相当の香港旅行券が当たる「藤森慎吾さんがおすすめする香港体験ツイッターキャンペーン」を開始する。香港政府観光局の公式Twitter アカウント(@HKTB_JP)をフォローし、同アカウントから投稿される藤森さんのおすすめの香港体験4つの中から1つを選択し、リツイート投稿した人の中から抽選で旅行券が当たる。

2019年は日本香港観光年です!香港を訪れてみませんか?
http://www.DiscoverHongKong.com/jp/promotions/agaru/event/vol9.html
2019年は、日本香港観光年です。今年「ぜひ皆さんに行って欲しい、とっておきの香港体験」を香港を知り尽くした香港迷たちからご紹介します。

熊本県の「いだてん 大河ドラマ館」と「金栗四三ミュージアム」結ぶ 無料バス運行中

2019年1月30日(水) 配信

無料シャトルバス

熊本県では玉名市の「いだてん 大河ドラマ館」、和水町の「金栗四三ミュージアム」が相次いでオープンした。新しい2つの施設を結び周遊観光の促進をはかるため、1月26日(土)から無料シャトルバスの運行が始まった。

無料シャトルバス概要

運行期間:2019年1月26日(土)~3月31日(日)の土・日・祝日(22日間)
運行コース:「いだてん 大河ドラマ館」(玉名市)から「金栗四三ミュージアム」(和水町)
運行時刻・便数:下記資料のとおり(PDFファイルが開きます)

 無料シャトルバスは、玉名市の周遊バスと和水町のシャトルバスとも連動。利用者の利便性向上をはかっている。

玉名市の周遊バス概要

運行期間: 2019年1月12日(土)~2020年1月13日(祝)
立寄先 :
 玉名駅、「いだてん 大河ドラマ館」、玉名温泉街、新玉名駅、小田地区、歴史博物館こころピア
料金  : 無料

和水町のシャトルバス概要

運行期間 :2019年1月26日(土)~3月31日(日)の土・日・祝日(22日間)
運行コース:「金栗四三ミュージアム」から「金栗四三生家記念館」
料金   :無料

KAYAK、GW旅行の予約すべきタイミング発表 最大40%以上お得に

2019年1月30日(水) 配信

プラハ(チェコ)のイメージ図

旅行検索エンジンKAYAKはこのほど、ゴールデンウイーク(4月26日~5月6日)に旅行する場合に、約2カ月~2カ月半前にあたる2月15日から28日の期間中に予約すると、最もお得に航空券を購入できる旅行先ランキングを発表した。

 これによると、1位は人気のグアムの人気リゾート地・タムニングとなった。2月末に予約すると平均価格よりも 最大43%(約2万7千円)も安くGW期間中の往復航空券を購入できるという。長距離旅行先のなかでは、チェコ・プラハは節約率が最も高い。2月中旬に予約することで 最大23%(1万7千円)安くなるとの結果がでた。

ランキング表

 同社の日本・韓国ジェネラルマネージャーである山下雅弘氏は調査を振り返り、「ベストな予約タイミングを選ぶことで、距離に限らず航空券をお得に購入できることが分かった。賢くお得に旅行したい人にとって2019年は予約タイミングが最重要になる」と語った。今回は、同サイト上の航空券検索データを基にした調査した。

「観光ルネサンスの現場から~時代を先駆ける観光地づくり~(168)」 観光は「感動」づくりから

2019年1月29日(火) 配信

関西国際空港で開かれた3千万人突破記念式典

昨年12月18日、アジア人観光客らでにぎわう関西国際空港で、訪日外国人客3千万人到達を祝う式典が開かれた。

 昨年は西日本豪雨や関西国際空港の閉鎖をもたらした台風21号、北海道地震など自然災害が相次ぎ、一時は3千万人達成が危ぶまれた。

豪雨被害の風評から立ち直りつつある倉敷美観地区

 しかし復旧とともに客足は戻り、2018年は最終的に3100万人を超える見通しで、20年目標の4千万人も夢ではなくなった。
 1千万人を達成した13年から僅か5年で3倍増という驚異的なスピードである。

 こうしたなか、これまで「観光」とは無縁と思われていた地域でも、ここ数年、にわかに観光への取り組みが活発化してきた。これ自体は結構なことだが、中には、政府の潤沢な地方創生資金を見込んで「観光でもやるか」といった動きも目立っている。言葉は悪いが「デモシカ観光」である。

 しかし、観光で地域を立てるためには、相応の覚悟と粘り強い取り組みが不可欠である。観光で成功したとされる各地の取り組みを見ても、最低でも10年、ましてやブランドにまで昇華するには30年といった長い年月がかかっている。

 観光は、顧客をお迎えする、いわば一連の「装置」である。まずは魅力のシンボルとなる拠点づくりが重要である。一定水準のホテル・旅館などの宿泊、現地までの2次交通、駐車場やレストラン、ブランド産品の開発などなどである。そのためには、地域の合意形成も不可欠である。地域づくりの持続的なマネージメント組織や、合意形成のためのリーダー、コーディネーターの存在も大きい。 

 4年前から取り組んできた「日本遺産」の多くは、「観光地」とは呼べない地域も少なくない。

 世界遺産も同じだが、日本遺産では、その知名度を高めるための情報編集や発信に多くの予算がつぎ込まれている。動画作成やホームページの充実、看板・サイン類の整備などである。

 しかし、受け皿としての地域づくりが不明確なままの情報発信は、訪れる人々の失望にもつながりかねない。

 海外から来る観光客には理解できないまま、大きな不満となってしまう恐れもある。

 日本遺産に限らず、地域の歴史・文化・食といった資源の物語化は、他地域との差別化をはかるブランディング行為でもある。これら地域ブランドを形成・持続するためには、地域の明確な将来ビジョンと戦略、地域づくりを推進する体制、これらを支える人材発掘と育成などが不可欠である。

 こうした取り組みの延長線上に、はじめて物語を体験できる観光事業化と情報発信が意味を持つ。決して逆ではない。

 そして何よりも重要なのは、こうした取り組みを通じて、地域が自らの歴史・文化を再認識し、「誇り」を取り戻すことである。翻って、観光とは自信を失いかけた地域の歴史・文化を再認識する行為であるともいえる。

温泉大賞アンバサダーと温泉地を盛り上げる BIGLOBE、2月からキャンペーン開始

2019年1月29日(火) 配信

投票者と共に、温泉地を盛り上げるSNS施策(写真はイメージ)

BIGLOBEは2月20日(水)から、「温泉大賞アンバサダー」企画の第1弾をスタートする。温泉大賞アンバサダーがTwitterでハッシュタグ #温泉大賞アンバサダー か #ONSEN_AWARD を付けて温泉にまつわる投稿をすると、温泉大賞受賞宿の宿泊券が当たる。併せて北海道胆振東部地震で被害のあった北海道と、豪雨災害で被害があった岡山の復興を支援。期間中いずれかの地域の温泉宿を訪れ、Twitterでハッシュタグ #いこう北海道 、 #いこう岡山 を付けて温泉にまつわる投稿した人に、抽選で北海道や岡山の温泉宿の宿泊券をプレゼントする。

 キャンペーンの対象となる温泉大賞アンバサダーは、同社公認の温泉親善大使。現在投票受付中の温泉大賞で投票とプレゼント応募をした人が、全員認定される。今後BIGLOBE旅行が実施する温泉大賞アンバサダー向けのお得な旅行キャンペーンへの応募や、限定イベントへの参加が可能になる。

 同社ではキャンペーンに先駆け、Webサイト上で「温泉大賞アンバサダーが行く!温泉宿訪問レポート」の掲載を開始した。お気に入りの温泉宿をシェアし、温泉大賞で投票し、温泉地を応援する温泉大賞アンバサダーの楽しさを伝える。先行して温泉大賞アンバサダーに特別認定した、女優の徳永えり氏やタレントの三原勇希氏、温泉に精通した旅ライターらが、気になっている温泉宿の訪問レポートを掲載している。

ベッセルホテルズ全店 3月から「18歳以下添い寝無料」開始

2019年1月29日(火) 配信 

キャンペーンイメージ

ホテル運営のベッセルホテル開発(瀬尾吉郎社長、広島県福山市)は、18歳以下の子供が両親か祖父母と同室で添い寝する場合、2019年3月1日(金)から子供分を宿泊無料にするサービスを「ベッセルホテル」全ブランドに導入する。

 対象ホテルは、全国のベッセルホテル、ベッセルイン、ベッセルホテルカンパーナを含む計21軒。朝食は12歳以下が無料(ベッセルイン滋賀守山駅前を除く)、ベッセルホテルのみ18歳以下も無料となる。ベビーベッドやおもちゃ、絵本などの貸出品のほか、おむつやおしりふきなどのベビー用品、子供専用のアメニティも無料。添い寝無料の子供の人数に制限はない。

 瀬尾社長は「国内ホテルチェーンでは類のない、全ホテルで18歳以下添い寝無料のサービスを開始する。サービスの開始によって家族旅行が増え、家族の絆が深まる一助となることを願う」と語っている。

 さらに、サービス導入を記念し、3月23日(土)~4月7日(日)までの期間限定で、「平成最後の家族旅行!応援特別プラン」を数量限定で売り出している。

「18歳以下添い寝無料」サービスについて

 これまで12歳、18歳以下添い寝無料サービスを実施していたが、2019年3月からベッセルホテルズの全宿泊施設で、両親か祖父母と同室の18歳以下の子供と添い寝の場合、宿泊料金を一律無料とする。

提供開始日:2019年3月1日(金)以降の宿泊に適用

対象ホテル:全国のベッセルホテル、ベッセルイン、ベッセルホテルカンパーナを含む計21軒

内容:両親か祖父母と同室で添い寝の場合、18歳以下の子供は一律無料

 ※12歳以下の子供の朝食無料(ベッセルイン滋賀守山駅前を除く)。ベッセルホテルのみ、18歳以下朝食無料

 ※ベビーベッド、おもちゃや絵本などの貸出品ほか、おむつやおしりふきなどのベビー用品、子供専用のアメニティ(タオル・歯ブラシなど)も無料

 ※ツインルームに大人1人と子供1人で宿泊の場合、宿泊費は大人2人分

 ※添い寝無料の子供の人数制限はなし

「平成最後の家族旅行!応援特別プラン」概要

申込期間:2019年1月16日(水)から予約受付開始

 ※数量限定/予約が埋まり次第、終了

宿泊期間:2019年3月23日(土)~4月7日(日)

対象施設:ベッセルホテルカンパーナ沖縄・京都五条・名古屋の3施設、各ホテル50室限定

申込条件:18歳以下の子供と添い寝で同室の人のみ

内容:

・添い寝の子供を含め、家族全員朝食無料。

・平成の旅のスタイルを懐かしむアイテムとして、チェックイン時に使い捨てカメラとオリジナルアルバムをプレゼント。

申込方法:ベッセルホテルズ公式ホームページから申込み

観光庁、若者の海旅を応援 支援策策定し目標達成を

2019年1月29日(火) 配信 

会のようす

観光庁は1月24日(木)に「若者のアウトバウンド推進実行会議」の初会合を開いた。観光業界団体をはじめ、関係省庁、経済界、教育団体らが議論を交わした。すでに若者の海外旅行活性化について、昨夏に有識者会議で課題点などとりまとめている。今回で具体的な支援策として「若者の海外体験」応援プログラムを策定する見通し。日本人海外旅行者数を20年に2千万人とする政府目標の達成をはかる。

 昨年の日本人出国者数は1895万人で過去最高だった。ただ若者(20代)の海外旅行は人口減少に伴い、ここ20年で30%以上減っている。インバウンドが3千万人を超える一方で、アンバランスな状況が続いている。

 これまで、観光・旅行会社ら民間企業は、それぞれ若者の海外旅行推進にむけ取り組んできた。今回は包括的に取り組みを整理し後押しする。併せて広報戦略の推進も強める考え。

 軸となるのが海外体験だ。海外体験は、単なる観光・レジャーではなく、現地での外国人との触れ合いや異文化経験、社会的活動などとなる。とくに海外体験のカギは「異文化コンピテンス」の習得となる。海外の社会や文化の違いを自身に落とし込み、外国人と柔軟に接することができる技術や考え方などを指す。

 今後はモデル事業として「20歳 初めての海外体験プロジェクト」に取り組む。日本旅行業協会(JATA)が中心となり進めている。参加費用は一部除き無料となる。社会貢献や現地の若者との交流などを、実際に海外で体験してもらう。海外旅行に感じるハードルの高さを解消することが狙いの1つ。

 JATAの越智事務局長は同会で、「民間サイドができることは何かを考え、200人の若者を海外体験させようとプログラムを作った。大きな反響をいただいている。大きなうねりにしていきたい」と期待感を示した。

 参加者は今年の11、12月に現地に赴き、19年度内に報告をまとめてもらう。この間、参加者にはSNSで発信させる。近しい友人が海外を旅することで、より身近に感じてもらう狙い。フォロワーが何万人もいるブロガーなどではなく、友人の影響力を重要視する。

 一方で、各航空会社には、無料の航空券を依頼している。観光庁には、効果測定など、とりまとめを手助けしてもらう。官民一丸となった取り組みで、若者の海外体験を後押しする。