宿泊旅行統計調査 23年年間延べ宿泊者数は19年比3・6%増の6億1747万人泊 

2024年7月2日(火) 配信

観光庁は、宿泊旅行統計調査2023年年間値の確報を発表した

 観光庁が発表した宿泊旅行統計調査の2023年年間値の確報によると、延べ宿泊者数は前年比37・1%増、19年比3・6%増の6億1747万人泊だった。このうち、日本人延べ宿泊者数は、前年比15・2%増、19年比4・1%増の4億9972万人泊、外国人延べ宿泊者数は、前年比613・5%増、19年比1・8%増の1億1775万人泊となった。

 都道府県別日本人延べ宿泊者数の上位5都道府県は、東京都、北海道、大阪府、沖縄県、神奈川県──の順。

 三大都市圏と地方部で外国人延べ宿泊者数の対19年比を比較すると、三大都市圏で16・0%増、地方部で22・1%減となった。

 国籍別外国人延べ宿泊者数は、1位韓国、2位台湾、3位中国、4位米国、5位香港──の順。上位5カ国・地域で、全体の約58・7%を占めている。

 

24年5月第1次速報 改元時GWの反動減に

 2024年5月第1次速報では、延べ宿泊者数が5176万人と、19年比0・7%増となった。日本人延べ宿泊者数は、19年同月が改元による10連休のゴールデンウイークがあった反動減により、19年同月比5・3%減の3946万人泊となった。前年同月比においても、新型コロナの5類引き下げのほか、観光需要喚起策「全国旅行支援」の実施によって、23年同月比も6・8%減となった。

 外国人延べ宿泊者数は、19年同月比26・5%増の1230万人泊。4月の国籍別外国人延べ宿泊者数は、1位が中国、2位台湾、3位米国、4位韓国、5位香港となり、上位5カ国の地域で、全体の53・3%を占めた。

 4月の三大都市圏および地方部における外国人延べ宿泊者数は、三大都市圏が19年同月比40・6%増の1035万人泊。地方部が19年同月比5・9%増の415万人泊となった。

第10回「ピンクリボンのお宿」シンポin湯郷(おかやま) 会場・湯郷グランドホテル(岡山県美作市)

2024年7月2日(火) 配信

第10回ピンクリボンのお宿シンポジウムin湯郷(おかやま)には約90人が参加した

 ピンクリボンのお宿ネットワーク(会長=畠ひで子・匠のこころ吉川屋女将、事務局=旅行新聞新社)は5月27日、岡山県美作市の湯郷温泉・湯郷グランドホテルで「第10回ピンクリボンのお宿シンポジウムin湯郷(おかやま)」を開いた。キャンサー・ソリューションズ社長の桜井なおみさんの基調講演や、辻料理研究所取締役兼教育事業部部長の大引伸昭氏の講演、会場となった湯郷グランドホテル女将の峯平ゆかりさんの会員活動報告などが行われた。

 

旅も温泉も諦めないで 旅館、行政など約90人参加

 第10回「ピンクリボンのお宿シンポジウムin湯郷(おかやま)」には、同ネットワーク会員の旅館・企業・団体をはじめ、岡山県内の旅館や観光連盟、行政、患者会など約90人が参加し、講演や活動報告に熱心に耳を傾けた。

畠ひで子会長

 畠会長は冒頭、元日に発生した能登半島地震の被害について、第8回シンポジウム開催地であった石川県・和倉温泉に対し、「当会の会員である加賀屋グループは、半年経った今でも復興に向けた歩みはスタートできていないとのこと。能登の方々の、一日も早い復興をお祈り申し上げます」と見舞いの言葉を述べた。

 乳がんの手術や治療を受けて回復の道を辿りながらも、術後の痕などを気にして旅を諦めてしまう女性たちに、「誰の目も気にせず、心ゆくまで旅館やホテルでの温泉入浴を楽しんでもらおうと発足した。設立時の2012年は16人に1人といわれた乳がんも、現在では9人に1人が罹患すると言われている。本日のシンポジウムが皆様にとって実り多いものになれば」とあいさつした。

(上から)萩原誠司市長、野﨑正志専務理事

 地元の来賓として、萩原誠司美作市市長、野﨑正志岡山県観光連盟専務理事、峯平晃行湯郷温泉旅館協同組合理事長、永山泉水湯郷温泉おかみの会会長が出席した。

 萩原市長は、「『ピンクリボンのお宿』の存在を知らなかった。男性を含めて、ピンクリボン運動というものを正確に理解するのは間違いなく良いこと。県内の方々や美作市の方々に、知見を深めていただければ」と話した。

 野﨑専務理事は、「旅行需要が戻ってきたが、一部の地域で、その時期だけ繁盛すればいいというわけではなく、多様性というものを考え、持続可能なビジネスと地域づくりにつなげる」とし、「多様性という面からも、ピンクリボンの活動は大きな意義を持っていると考える。お客様が喜んで笑顔で帰っていただくことが、この活動の一番の目標であり、社会貢献につながる」とエールを送った。

 

10回目のシンポ盛況に さらなる啓発・普及を

 同会の会員数は、旅館が104軒、旅館組合など団体が5会員、企業が15社の合計124会員。

 23年の活動内容では、毎月10月に発行する「ピンクリボンのお宿冊子」で、会員施設や宿泊特典クーポンを掲載。10万部を発行し、会員や病院、患者会を通して、希望者に届けている。

 このほか、ピンクリボンのお宿や入浴着の啓発ポスターを作成し、会員施設のロビーや脱衣所などに掲示して、一般の利用者にも周知している。

展示ブース

 シンポジウムの会場には、会員企業がブースを設置し、自社の製品を展示した。ウィッグや入浴着、人工乳房などの製品を直接手に取り、熱心に説明を聞く参加者の姿が見られた。

 第1部では、キャンサー・ソリューションズ社長の桜井なおみさんが、「人生100年時代の『女性』と『がん』」について基調講演を行った。また、会員活動報告では、湯郷グランドホテル女将の峯平ゆかりさんが、「ピンクリボンのお宿として 12年の取り組み」を紹介した。

 第2部では、辻料理教育研究所取締役兼教育事業部部長の大引伸昭氏が、「辻調理師専門学校留学生アンケートから見た日本料理」について講演を行った。

「ZOOM JAPON(ズーム・ジャポン)(6月号)」

2024年7月2日(火) 配信

https://zoomjapon.info

特集&主な内容

 本誌では毎号、さまざまなテーマで今の日本を伝えることをモットーに、日本人自らに語ってもらうことを大切にしています。2018年9月号では、日本の重要な知識人の一人として、高橋源一郎氏からお話を伺ったように、今号では、内田樹氏に今の日本を語っていただきました。フランス文学者でもあり、フランスの現代思想にも精通し、毎年10冊近くの著書を発表している日本の知識人には、今の日本が直面している課題とその展望についてお話をしていただきました。コロナ禍を経た日本社会の現状や展望、日本のインターネットを巡る状況、インバウンドの再熱と日本の外交・移民政策、円安とインフレが進行する日本経済など、10㌻以上の独占インタビューになりました。旅行ページで弊誌ジャーナリストが訪れたのは青森県八戸市です。

〈フランスの様子〉オリンピックのタイミングで変容するパリ

「セーヌ・サン・ドゥニ県:パリのメトロ11番線の延長はこの木曜に開通」6月12日付Liberation紙のウェブサイトより。写真は、新しい終点駅

 オリンピック・パラリンピックへのカウントダウンが進むパリでは、数年前から計画されていた鉄道網の拡張と新駅の開業が進んでいる。◆5月には近郊鉄道RERのE線が西に拡張された。6月中旬には地下鉄11番線が、着工から8年、パリの東郊外に延びて、6つの新駅が開業。◆これによって、これまでは1日延べ11万人程度だった乗客は9割弱ほど増えるという。◆6月末には、1998年に初の無人路線としてできた14番線が、パリの南のオルリー空港までつながり、さらにスタッド・ド・フランスがある郊外にも接続、オリンピック期間ももちろん、今後のパリ郊外南北のアクセスの改善が期待される。◆こうした交通網の拡大は、「グラン・パリ・エクスプレス」という壮大なパリ郊外への鉄道網の拡大の一環で、2030年までさらに拡張が続く計画だ。◆世界中の大都市と同じく、住民の郊外への流出や渋滞・環境問題など、時代とともに変化する問題に対応するため、パリとその近郊では新時代の都市計画が進んでおり、交通網の進化はその一環だ。

ズーム・ジャポン日本窓口 
樫尾 岳-氏

フランスの日本専門情報誌「ZOOM JAPON」への問い合わせ=電話:03(3834)2718〈旅行新聞 編集部〉

日本旅館協会・桑野和泉会長(由布院玉の湯)ら、本紙「旅行新聞」を訪問

2024年7月1日(月) 配信

(左から)前田副会長、桑野会長、佐藤副会長、有本副会長、青木専務理事

 今年6月の総会で新会長に就任した日本旅館協会の桑野和泉会長(由布院玉の湯)は7月1日(月)、佐藤勘三郎副会長(伝承千年の宿佐勘)、前田健二副会長(あわら温泉美松)、有本隆哉副会長(宮島グランドホテル有もと)、青木幸裕専務理事とともに、本紙東京本社を訪れた。

 昨年の宮城県・秋保温泉に続き、今年9月には、大分県・由布院で「宿泊業界における観光と金融に関する全国懇談会」を開催することを報告。さらに、宿泊税・観光税導入の際には使途目的を「観光振興」と明確な方針を示すなど、宿泊業、観光業が新たなステージに進むためには、今後さらに議論を深めていく必要性などを話した。

ゆこゆこ、ジャパネットHDへ 事業承継でグループ会社化

2024年7月1日(月) 配信

7月1日付でジャパネットHDのグループ会社に

 ゆこゆこホールディングス(徳田和嘉子社長、東京都中央区)および、ゆこゆこ(同)に関わる全事業は7月1日付で、ジャパネットホールディングス(髙田旭人社長兼CEO、長崎県佐世保市)が新設した完全子会社に吸収分割の方法で承継されたと発表した。今後はジャパネットグループのもとで、引き続きゆこゆことして事業を展開するとしている。

 ジャパネットのグループ会社で旅行業を行うジャパネットツーリズム(茨木智設社長、福岡県福岡市)は、クルーズ事業を中心とした旅行事業の企画・開発・運営を行っている。2017年第1種旅行業を取得以降、現在では旅行事業として150億円超の売上規模まで拡大。一方、ゆこゆこは宿泊予約事業を20年以上営んできた経験があり、取引している宿泊施設数は約3000軒、会員数は24年6月時点で880万人を超えている。

 今回の吸収分割を通じて、ジャパネットグループの「お客様の生活を豊かにしたい」という想いと国内旅行の展開に寄与。ゆこゆこのパーパスである「おせっかいなくらい人と地域に伴走し、にぎわいをつくる。」を推し進め、日本の地域活性化にさらに貢献していくことを目指すとした。

訪日中国人のリピーター化、FIT化、長期滞在化進む 中連協24年度通常総会

2024年7月1日(月) 配信  

石田恒夫会長

 中華人民共和国訪日観光客受入旅行会社連絡協議会(中連協、石田恒夫会長、269会員)は6月27日(木)、第25回通常総会を開いた。

 石田会長は冒頭のあいさつで、「24年5月の訪日中国人観光客は54万5400人と、19年の72・1%まで回復しつつある。中国人のリピーター化、FIT化、長期滞在化が急速に進んでいる一方で、OTAの利用が伸びていることにより、リアルエージェントの利用状況が少なくなってきている。これからは、持続可能で高付加価値な旅行の提供が求められる」とした。

 23年度は、3年ぶりに訪中団を派遣し、成都事務所開所記念式典に参加したほか、ツアーオペレーター品質認証制度の周知活動を行った。

 また、身元保証書発行システムについて、徴収ルールを再度見直すこととした。割増徴収については、24年5月から、次年度徴収方式から当年翌月請求方式に変更した。100枚超過した時点で5000円、300枚超過した時点でさらに5000円、1000枚超過した時点で1枚につき5円徴収に変更する。

 見直しの経緯については、①同協議会の業務運営の予算の確保②割り増し徴収分が前年実績に基づいた翌年払いである制度の弊害をついた行為への対策③会員間の公平性の確保──などを挙げた。

 とくに、会員間の公平性については、270社中15社が年間1000もの身元保証書を発行しており、発行件数全体の99%を占めていることから今回の措置となった。

 後半のセミナーでは、日本政府観光局海外プロモーション部東アジアグループの髙橋歩氏が「2024年中国市場の動向と高付加価値旅行の推進」について講演を行い、ジャーナリストの莫邦富氏が「日本の観光産業が中国人の心をつかむ方法」をテーマに記念講演を実施した。

日本政府観光局(JNTO)新理事に出口まきゆ氏 国交省大臣官房参事官など歴任

2024年7月1日(月) 配信

JNTO新理事の出口まきゆ氏

 日本政府観光局(JNTO)の新理事に、7月1日(月)付で前国土交通省大臣官房参事官の出口まきゆ氏が就任した。中山理映子氏は6月30日(日)付で退任した。

 出口 まきゆ(でぐち・まきゆ)氏 1996年4月運輸省(現・国土交通省)入省、2018年4月鉄道建設・運輸施設整備支援機構経理資金部長、20年7月国土交通省気象庁総務部経理管理官、22年7月国土交通省大臣官房参事官(自動車〈保障〉担当)を歴任。

群馬県旅行業協会、コンプラ重視を事業の柱に 「新しい旅への対応は重要課題」

2024年7月1日(月) 配信

小林聡会長

 群馬県旅行業協会(小林聡会長、105会員)は6月28日(金)、群馬県前橋市内で2024年度通常総会を開いた。今年度は旅行業の完全復活と旅行者の安全・安心確保のためコンプライアンス重視を事業の柱に据える。

 小林会長は「観光庁が推進する新しい旅スタイルへの対応は重要な課題として取り組む。環境に優しい旅行プランの提案や、地域社会への協力を通じて観光地域を持続的に高めていく努力を続けていきたい。今後とも、会員の声を聞きながら旅行業全体の発展につなげていく」と力強く語った。

 今年度事業は働き方改革関連法や障害者差別解消法の改正が施行されたことから、正しい知識を身に着けるため研修会などを実施する。また、会員から意見を募りながら、ホームページの利用を促進して一般へのPRや会員相互の情報交換を活発化させていく。

 総会には来賓として群馬県産業経済部戦略セールス局の田中俊行局長が出席。県が推進している自然や温泉、食などの癒しの素材を生かした心と体をリセットするための旅「リトリートぐんま」の取り組みを紹介。「豊富な観光コンテンツを生かし、ゆったりと魅力に触れていただく、付加価値を高めた旅行のスタイル。ぜひ皆さんもリトリートツアーとして企画をお願いしたい」と呼び掛けた。

㈱全旅・中間幹夫社長

 また、㈱全旅の中間幹夫社長はAIのさらなる台頭などを挙げ「我われはどう生き残るのか。旅行業一本足で立っていられるのか。今後は地域活性化や再生業に業界は生業として深く関わっていかなければならない」との考えを示した。昨年度の取扱高は870億円だったが、「新たな生業が見出せたら不可能な数字ではない」とし、今年度は1000億円を目指すと宣言した。

優れた宿泊施設を表彰、じゃらんアワード2023関東・甲信越

2024年7月1日(月) 配信

各表彰の受賞施設による記念撮影を行った

 宿泊予約サイトなどを運営するリクルート(北村吉弘社長、東京都千代田区)は6月28日(金)、2023年度に顕著な実績を収めた宿泊施設や地域を表彰する「じゃらんアワード2023」の関東・甲信越ブロックを発表した。同日、東京都港区のグランドプリンスホテル新高輪で開いた「じゃらんフォーラム2024」内で表彰式が行われた。

 「じゃらん net」の取扱額が上位の宿泊施設に贈る「じゃらん OF THE YEAR 売れた宿大賞」では、次の通り各部門の1位が表彰された。

 1~10室「源泉かけ流しの宿 櫻休庵 <OUKYUAN>」(神奈川県・強羅温泉)▽11~50室「女性に優しい癒しの宿 箱根湯本温泉ホテルマイユクール祥月」(神奈川県・箱根湯本温泉)▽51~100室「草津温泉 大東舘」(群馬県・草津温泉)▽101~300室「箱根湯本温泉 ホテル南風荘」(神奈川県・箱根湯本温泉)▽301~500室「東京ベイ舞浜ホテル」(千葉県浦安市)▽501~700室「東京ベイ舞浜ホテル ファーストリゾート」(同)▽701~1000室「グランドニッコー東京ベイ舞浜」(同)▽1001室以上「アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉」(千葉県千葉市)

石和温泉旅館協同組合、地域大賞に選ばれる

受賞あいさつで笑顔を浮かべる石和温泉旅館協同組合理事の加藤芳之企画宣伝部長

 独自性・協働性に優れた地域として、じゃらん編集長が選ぶ「元気な地域大賞」は、「石和温泉旅館協同組合」(山梨県笛吹市)が選ばれた。

 コロナ禍により個人旅行にシフトしたが、温泉地としての認知も低く、宿泊施設と観光スポットの関係性の希薄という課題があった。そこで勉強会や調査、魅力的なプラン造成を行うなど、4年の取り組みを通して徐々に協働するパートナーを増やし、地域一体となって変革。継続的な取り組みとなった点が高く評価された。

 じゃらん編集長が選ぶ「ベストプランニング大賞」には「万座ホテルジュラク」(群馬県・嬬恋村)、「じゃらんパック」プロデューサーが選ぶ「じゃらんパックプロフェッショナル大賞」は「三井ガーデンホテルプラナ東京ベイ」(千葉県浦安市)が受賞。「じゃらん OF THE YEAR ベストコミュニケーション大賞」に「別所温泉 全館畳敷きの宿 旅館 中松屋」(長野県上田市)、「じゃらん OF THE YEAR プロフェッショナル大賞」を「ラビスタ草津ヒルズ(共立リゾート)」(群馬県・草津町)がそれぞれ選ばれた。

 このほか、各表彰1位の入選施設は次の通り。

 【じゃらん OF THE YEAR 泊まって良かった宿大賞(総合部門)】

 50室以下「ペンション ベルクコット(東急リゾートタウン蓼科)」(長野県茅野市)▽51~100室「河童橋たもとの【絶景の宿】 上高地ホテル白樺荘」(長野県松本市)▽101~300室「天然温泉 あづみの湯 御宿 野乃 松本(ドーミーインチェーン)」(長野県松本市)▽301室以上「ディズニーアンバサダー(R)ホテル」(千葉県浦安市)

 【じゃらん OF THE YEAR 泊まって良かった宿大賞(朝食部門)】

 50室以下「ペンション ベルクコット(東急リゾートタウン蓼科)」(長野県茅野市)▽51~100室「ホテル日航立川 東京」(東京都立川市)▽101~300室「ホテル東日本宇都宮」(栃木県宇都宮市)▽301室以上「ホテルメトロポリタン 川崎」(神奈川県川崎市)

 【じゃらん OF THE YEAR 泊まって良かった宿大賞(夕食部門)】

 50室以下「ペンション ベルクコット(東急リゾートタウン蓼科)」(長野県茅野市)▽51~100室「天然温泉益子の湯 スーパーホテル宇都宮」(栃木県宇都宮市)▽101~300室「鬼怒川温泉 あさや」(栃木県・鬼怒川温泉)▽301室以上「大磯プリンスホテル」(神奈川県・大磯町)

 【じゃらん OF THE YEAR 泊まって良かった宿大賞(接客・サービス部門)】

 50室以下「草津温泉 末広屋旅館」(群馬県・草津温泉)▽51~100室「楽気ハウス 甲斐路」(山梨県・石和温泉郷)▽101~300室「白玉の湯 華鳳」(新潟県・月岡温泉)▽301室以上「ディズニーアンバサダー(R)ホテル」(千葉県浦安市)

和歌山県旅行業協会 「40年問題へ変化を」 会員の力へ着実に前進

2024年7月1日(月) 配信

古市啓悟会長

 和歌山県旅行業協会(古市啓悟会長)は5月30日、和歌山市内で第12回通常総会を開き、議事では、すべての議案を承認可決した。

 古市会長は「日本の人口減少と少子高齢化や、インフラの老朽化がもたらす『2040年問題』が迫るなか、我われの業界も様変わりしていかなければいけない。インバウンドへの対応も急務だ。課題は山積しているが、会員の力になれるよう、一歩一歩着実に前進していきたい」と述べた。

 同協会の総会に引き続き、協同組合和歌山県旅行業協会(青木査稚子理事長)の第20回通常総会も行われ、議事では、すべての議案が承認可決された。

青木査稚子理事長

 青木理事長は、和歌山県旅館ホテル生活衛生同業組合と連携し、2020年から取り組む「わかやま12湯推進協議会」の活動について「今年3月には各加盟施設の『御湯印』を集める『わかやま十二湯巡湯帳』が完成。販売も順調に伸びている」と報告した。

 同日には、旅館などの協定機関で構成する協力会の通常総会も行われ、総会後には、セールス会や合同懇親会が盛大に開かれた。

【塩野 俊誉】