旅工房、陰性証明でお得な旅 石垣市独自の対策を活用

2021年8月11日(水)配信

陰性証明またはワクチン2回接種でお得に

 旅工房(高山泰仁会長兼社長、東京都豊島区)はこのほど、沖縄県石垣市独自のコロナ対策「あんしん島旅プレミアムパスポート」を活用したオリジナルツアーを売り出した。同パスポートによるホテルで使える割引クーポンや、館内利用券などがもらえるオリジナルツアーのほか、旅工房独自の特典を追加したツアーを用意している。

 「あんしん島旅プレミアム」は、石垣市が医療体制の崩壊を防ぐために独自に行っている感染拡大防止対策。PCRまたは抗原検査陰性証明、ワクチン接種証明書を提示すと「あんしん島旅プレミアムパスポート」が発行され、観光施設や飲食店などの協力店でお得な特典や割引サービスなどを受けられる。パスポートの発行は、現地の空港到着ロビーにある特設ブースで行っている。

 現在は石垣市のみの取り組みだが、旅工房は今後、対象地域を広げて展開する予定としている。

旬のリンゴの収穫体験なども楽しみながら散策 湯田中渋温泉で10月 ONSEN・ガストロノミーウォーキング開催 

2021年8月11日(水) 配信

うずまきパン

  長野県・山ノ内町で10月17日(日)、「ONSEN・ガストロノミーウォーキングinスノーモンキータウン・湯田中渋温泉郷~わたしがつなげるやまのうち~」が行われる。

 古くから温泉地として知られている山ノ内町は、自然を愛した多くの文人墨客の足跡が残されているまち。

 当日は、青銅製では日本一の高さの観音像「世界平和大観音」や、建築家、黒川紀章氏設計の「志賀高原ロマン美術館」、渋沢栄一の孫信雄が建築した洋風建築を移築した志賀高原ビール直営店「THE FARMHOUSE」などを巡る約8キロの道のりを、旬のリンゴの収穫体験なども楽しみながら散策する。

渋温泉街

 ガストロノミーグルメは、北志賀高原の幻の豆腐を使用した「幻の湯豆腐」(志賀高原味噌添え)や、渋温泉名物うずまきパン、山ノ内町特産のリンゴを飼料に育った「信州牛」を使った特製メニューなどが味わえる。飲み物は、厳選された自家栽培米や志賀高原の湧水で仕込んだ「縁喜」などをラインナップ。

 完歩後は、「信州サーモンのちゃんちゃん焼き」や山ノ内町ブランド米「雪代舞」が疲れを忘れさせてくれる。

  同イベントは感染症対策を万全に整える観点から長野県在住者限定で募集をしているが、のちの新型コロナウイルス感染症の影響によっては、参加者の制限がなくなる場合もある。詳しくはONSEN・ガストロノミーツーリズム推進機構のホームページから。

横浜市歴史博物館で10月から、横浜唯一の大名、米倉家と同藩の幕末・明治の姿を紹介する展覧会 クラウドファンディングの呼び掛けも

2021年8月11日(水) 配信

約240点を展示する予定

  横浜市歴史博物館(神奈川県横浜市)は10月2日(土)~11月23日(火)、横浜唯一の大名、米倉家(武州金沢藩主)と同藩の幕末・明治の姿を紹介する展覧会を開催すると発表した。同館は展覧会の内容の充実をはかるためのクラウドファンディングを実施しており、協力も呼び掛けている。

 展覧会では、初公開となる米倉家伝来の徳川家ゆかりの品や、領地の村々の資料も交え、米倉家と武州金沢藩が大きく移り変わる時代をどのように歩んだのかを紹介する。

 注目は、同藩の目付が記録した1868(慶応4)年~1871(明治4)年の「日記」で、長年解読作業を通じ、これまであまり知られてこなかった同藩の実態が明らかになってきている。

 同館はコロナ禍という状況の中、開館時間や入場者数を制限するなど、通常通りの展覧会運営が難しい状況にある。これに伴い2018年4~11月期には約9万2000人だった入館者数が、2020年の同期には2万8000人まで減少した。

 今回は、長年にわたる横浜の歴史にかかわる研究成果を発表する場としての展覧会ということで、広く支援を呼び掛けることを決定。支援者へのリターンとして、招待券や図録などに加え、少人数での展示解説や資料解説など、じっくり展覧会を楽しめる限定のイベントも企画した。「同館に足を運べない人にも米倉家と武州金沢藩について知っていただきたい」との思いを込め、講座の動画配信なども用意している。

楽天トラベル、絶景プランが人気の宿ランキングを発表

2021年8月11日(水)配信

1位「ホテルオリオンモトブリゾート&スパ」 客室バルコニーからの眺め(一例)

 楽天トラベルがこのほど発表した「絶景プランが人気の宿ランキング」で、沖縄県・本部町の「ホテルオリオンモトブリゾート&スパ」が1位に輝いた。2位は大阪府箕面市の「大江戸温泉物語 箕面温泉 箕面観光ホテル」、3位は静岡県熱海市の「絶景掛け流しの宿 熱海月右衛門」が選ばれた。

 ランキングは、宿泊者からのクチコミの総合評価点数・件数がともに平均値以上の宿泊施設を対象に、一定期間中に「絶景」のキーワードを含む宿泊プランを利用した宿泊人泊数(宿泊人数×泊数)を集計したもの。宿泊期間は2020年8月1日(土)~21年7月31日(土)。

絶景プランが人気の宿ランキング TOP5

順位 都道府県名 宿泊施設名
1位 沖縄県 ホテルオリオンモトブリゾート&スパ
2位 大阪府 大江戸温泉物語 箕面温泉 箕面観光ホテル
3位 静岡県 絶景掛け流しの宿 熱海月右衛門
4位 静岡県 マヒナ・グランピング・スパ・ヴィレッジ
5位 兵庫県 洲本温泉 ホテルニューアワジ <淡路島>

 1位に輝いた「ホテルオリオンモトブリゾート&スパ」は、県内でも珍しい礁湖内にある「エメラルドビーチ」が目の前に広がり、全客室から真っ白な珊瑚砂と透明度の高いコバルトブルーの海を堪能できる。宿泊者からは眺望に関するクチコミが寄せられ、高い評価を得ているという。県内からの宿泊人泊数が前年同期比約4.7倍に増えていることから、県民からの人気の高さもうかがる。

 2位に選ばれた「大江戸温泉物語 箕面温泉 箕面観光ホテル」は、最上階にある天空露天風呂が棚湯となり、体を寝かせた状態で大阪平野を一望できる。時間帯を問わず高台からの眺望が楽しめるため、宿泊者からは眺望に関するクチコミが寄せられたという。年代別では、若年層の宿泊人泊数が伸び、10~20代の前年同期比が約1.5倍と伸長した。

 3位の静岡県「絶景掛け流しの宿 熱海月右衛門」は、熱海の中でも高台に建ち、源泉掛け流しの貸切露天風呂や客室露天風呂から、熱海の街並みと海を望める。プライベート空間でくつろぎながら絶景を楽しめるため、子連れ利用者からも支持されている。とくに1都3県からの子連れ利用は約1.8倍と好調という。

現代アートの島 直島に22年「直島旅館 ろ霞」開業 先行予約チケット売り出す

2021年8月11日(水) 配信

旅館イメージ

 A&C(佐々木慎太郎代表、岡山県美作市)はこのほど、2022年4月に現代アートの島として有名な直島(香川県・直島町)で開業する「直島旅館 ろ霞」の先行予約チケットを期間限定で売り出した。

 「直島旅館 ろ霞」は、客室露天風呂を備えたスイートルーム8室、プレミアムスイート2室、ろ霞スイート1室の計11室となる本格旅館。先行予約チケットを利用すると、一般の予約開始日となる2022年2月21日よりも3週間早い2月1日からの予約が可能になる。販売期間は、22年1月20日まで。

 関係者は、「22年4月から始まる瀬戸内国際芸術祭のシーズンは、直島中の宿の予約が取れなくなることは必至ですので、ぜひお早めにお求めください」とPRする。

 日本全国、世界中から訪れるアートファンに、3年に1度開かれる瀬戸内国際芸術祭とは違うアート作品やアーティストとの出会いや、アートファン同志の会話が生まれる場として、同旅館が日本現代アートの発信拠点になることを目指す同旅館。全客室とレストラン棟では、アーティスト描き下ろし作品による企画展が随時行われる。展示されるのは、国内の若手現代アーティストの作品が中心で、絵は購入も可能だ。

「街のデッサン(244)」ジャック・アタリの「観光」思想 破壊と世俗化から、地球持続と高品位化へ

2021年8月11日(水) 配信

旅する子供たちが、地球を護る

 私の研究の基盤は国々を巡る比較民俗の旅にあるから、レヴィ・ストロースのようなフランス系の学者に親和性がある。その流れで、哲学、思想分野ではジル・ドゥルーズなどに影響を受けた。もう1人、理論だけではなく実務的なセンスを持つジャック・アタリの考え方に強く共鳴する。とくに彼の「危機とサバイバル」という本の日本語版序文で、日本の21世紀を生き延びる最大の課題は「人口減少と高齢化」にあるとして、何点か政策提言をしている。そのポイントの押さえ方はシャープで、日本では在野エコノミストの竹内宏が「人口減少亡国論」を早くから唱えていたのに注目していたが、アタリのそれはさらにクリアだ。

 ミッテラン政権以来、政府の補佐官を務めたアタリは、フランス国家の多様な人口増加政策を進め、今では合計特殊出生率が2.0を超えるようになり、その趨勢に力がある。観光立国を目指す日本は、コロナ禍もあって2020年の出生率が1.34の低水準が続き、高齢化社会を支えることも、水準の高い観光サービスや将来の顧客創造にも陰りがある。

 フランスの人口サバイバルを演出したアタリが、日本経済新聞(21年6月10日号)に珍しく「観光産業の未来」について意見を寄せている。短いエッセイだが含蓄に富んでいる。幾つかの論点があるが、第1点はコロナ危機以前の観光業の実態に戻すべきではない、というものである。コロナ感染拡大から得た教訓は、疫病の蔓延を防ぎ、化石燃料の消費を減らし、文化遺産や自然環境を保護するには内外旅行などの観光を規制する必要があるということだ。これまでの観光スタイルは疫病を蔓延させ、温暖化を招き、地球環境の破壊の原因を生み出していた。既に多くの国々で、業界の関係者を始めこの事態を深く憂慮している。

 第2点は、社会問題に貢献できる顧客は、コロナ後には「観光を楽しめる富裕層だけ」ではないかと、アタリは指摘する。正規の航空運賃を支払い、供給制限されるホテルの高額な宿泊費を負担できる人が観光を享受できる。この発想に唸らされるが、Go Toキャンペーンのような1人でも多くの観光客を増やそうとする発想と真逆である。

 第3点は、観光業の本質である「ホスピタリティの精神と技術」は、コロナ後の高齢化を迎えた介護市場などに大きなスピルオーバー効果を齎すというもの。本来、ホテルもホスピタルも同類だった。人間の社会だけでなく地球全体を治癒し、安全・安心な持続する宇宙を支える観光産業をアタリは構想しているのだ。

コラムニスト紹介

望月 照彦 氏

エッセイスト 望月 照彦 氏

若き時代、童話創作とコピーライターで糊口を凌ぎ、ベンチャー企業を複数起業した。その数奇な経験を評価され、先達・中村秀一郎先生に多摩大学教授に推薦される。現在、鎌倉極楽寺に、人類の未来を俯瞰する『構想博物館』を創設し運営する。人間と社会を見据える旅を重ね『旅と構想』など複数著す。

 

ホテルメトロポリタン鎌倉 「レストラン ミッシェル ナカジマ」のディナーコースが付いた宿泊プランを売り出す

2021年8月10日(火) 配信

レストラン ミッシェル ナカジマ

  ホテルメトロポリタン 鎌倉(神奈川県鎌倉市)はこのほど、「レストラン ミッシェル ナカジマ」のディナーコースが付いた宿泊プランを売り出した。

スペシャリテ

 シェフのスペシャリテと前菜3種、⾁と⿂それぞれのメインやデザートなど全9品が味わえる。スペシャリテは、滑らかに仕上げた季節の野菜のフォンダンに、軽くボイルしたオマール海⽼を乗せて、オマール海⽼のコンソメジュレをかけた1品。

 「レストラン ミッシェル ナカジマ」は、鎌倉野菜や産地から届く新鮮な⿂介類などをつかう本格フレンチレストラン。シェフの中嶋秀之⽒は、ミュンヘン⽇本国総領事館公邸料理⼈として渡独経験があり、当時の河野外務⼤⾂より優秀として表彰された人物だ。

プレミアムコーナールーム(客室)

 料金は1部屋あたり2人利⽤で、1 室3万7120円から(サービス料・消費税込み)。また同ホテルでは、ホテル⾞寄せからレストランまでの⽚道を俥夫が案内するオプションも用意している。料金は9000円。

「チームラボ 東寺 光の祭 – TOKIO インカラミ」 平安京の現存唯一の遺構をインタラクティブな光のアート空間に

2021年8月10日(火) 配信

講堂に咲く増殖する無量の生命

 東寺(京都府京都市)で9月19日(日)まで、「チームラボ 東寺 光の祭 – TOKIO インカラミ」が行われている。

 創建およそ1200年、平安京の現存唯一の遺構である同寺をチームラボが、人々の存在によって変化するインタラクティブな光のアート空間に変容させる。

 瓢箪池の水面にはランプが浮かび、人がランプの近くを通るか風に吹かれて傾くと、強く輝き音色を響かせる。強い輝きは、その周辺のランプも次々に呼応し、光を輝かせ音色を響かせ、連続していく。

 また、金堂には、「空書」が書かれていく。チームラボが創立以来書き続けている空間に書く書のこと。このほか境内では、さまざまな作品を楽しむことができる。

 開催時間は、9月4日(土)までが午後7時から、9月6日(月)~19(日)までが午後6時30分から。平常時間は8月31日(火)までは午後9:00で、9月は後日発表。 8月20日(金)、21日(土)、9月5日(日)は休みとなる。

 料金は、大人が平日1600円、土日祝2200円、小中学生は平日600円、土日祝800円で、未就学児は無料(8月13日~16日は土日祝料金)。

ソラシドエア、長崎県五島市と協定 特別運航機終了を契機に

2021年8月10日(火)配信

写真左からソラシドエア髙橋社長、野口市長

 ソラシドエア(髙橋宏輔社長、宮崎県宮崎市)は8月6日(金)、長崎県五島市(野口市太郎市長)と地域社会発展に寄与することを目的とした包括的連携協定を結んだ。

 五島市は、ソラシドエアの地域振興・機体活用プロジェクト「空恋~空で街と恋をする~」の27番目のパートナーとして、2019年12月から約1年間半、特別塗装運航機「五島へGO!号」を運航していた。このほど同運航機のフライトを終えたことを契機に、包括的連携協定を締結する運びとなった。

 両者は今後も一層連携を強め、観光や地域産業、地域文化の振興、地域貢献を目的として、さまざまな取り組みを行っていくとしている。

オンラインツアーで島根への移住体感 初回は8月21日に開催

2021年8月10日(火) 配信

新たな移住交流イベントに

 島根県とふるさと島根定住財団は8月から、県内の8市町村をオンラインで訪問するツアー型移住交流イベント「しまね移住体感オンラインツアー」を開始する。特設サイトを8月4日(水)にオープン。初回のオンラインツアーは8月21日(土)に、「雲南市編」を実施する。現在、サイトで参加者を募っている。

 同ツアーは、県内初の取り組みとなるツアー型の移住交流イベント。「臨場感」と「双方向性」をテーマに、移住経験者や自治体担当者との対談、交流を通して各市町の実際の暮らしが体感できる。

 参加者には事前に旅のしおりを送付するなど、自宅でも楽しめる工夫をほどこし、コロナ禍の新たな移住交流イベントのモデルとして発信していく。