日本極上湯宿100選本 台湾主要書店で販売開始

2023年7月12日(水) 配信

100選本を翻訳した

 台湾の主要書店で先月、「日本極上湯宿100選」の販売が開始された。これは本紙が毎年発行する「日本のホテル・旅館100選&日本の小宿」の昨夏に発行した2023年度版の内容を、出版取次会社のトーハンの台湾法人、台灣東版股份有限公司が翻訳し、発行したもの。

 体裁は台湾の判型18開120ページ建て。巻頭で日本地図に掲載施設を落とし込み、本文では地域ごとにそれぞれの宿を文章と写真を使い説明している。また、日本の小宿も「日本民宿」として紹介。

 さらに郷土料理や名物料理、伝統行事のコラムや巻末には総合ともてなし・料理・施設・企画の各部門の宿の一覧表も掲載している。

高知県 「博覧会開催の高知へ」 大阪でPRイベント開く

2023年7月12日(水)配信

オープニングセレモニーのようす

 高知県は6月21―26日の6日間、大阪府大阪市の阪神百貨店梅田本店1階の「食祭テラス」で、PRイベント「高知フードトリップ&牧野博士のボタニカルワールド」を開いた。

 同県は来年3月末まで、現在放送中のNHK朝の連続テレビ小説「らんまん」を契機に、ドラマの主人公のモデルである県出身の世界的な植物学者の牧野富太郎博士をテーマにした観光博覧会「牧野博士の新休日~らんまんの舞台・高知~」を開催していることから、「今年は高知へ!」と呼び掛けた。

 イベントでは牧野博士の生涯を解説するパネル展示や博士が愛したという高知の自然から生まれたお茶や天日塩、土佐酒などの産品を販売した。

 カツオの一本釣り漁で400年の歴史を持つ漁師町・中土佐町久礼の「久礼大正町市場」も出店した。イートインコーナーではカツオのタタキ丼などが提供され、オープン初日早々には行列になった。

〈観光最前線〉恐竜気分で福井の美食堪能

2023年7月12日(水)配信

夏休みには特別展示も

 大阪市・難波にあるホテルロイヤルクラシック大阪は8月31日まで、2階レストラン「ユラユラ」にて、福井県とコラボした恐竜がテーマのビュッフェ「大阪肉祭2023 夏 with福井県~DINO DINNER~」を実施している。

 国内有数の恐竜化石産出地として知られる「恐竜王国ふくい」にちなみ、肉厚ステーキや若狭牛と近江牛のW和牛ハンバーグなど、ボリューム満点の料理を肉食恐竜気分で味わえる豪華ビュッフェ。越前そばや黒龍吟醸豚のシーザーサラダなど、福井県産品を使った料理も堪能できる。

 ランチは90分制で大人4500円、ディナーは120分制で同6500円。小学生は半額。7月24日―8月27日までは、ティラノサウルスの実物大頭骨レプリカも特別展示される。

【塩野 俊誉】

「北杜市明野サンフラワーフェス2023」 7月22日(土)~8月20日(日)(山梨県北杜市)

2023年7月11日(火) 配信

北杜市明野サンフラワーフェス2023は7月22(土)~8月20日(日)開催

 山梨県北杜市は7月22日(土)~8月20日(日)まで、40万本のヒマワリを観賞できる「北杜市明野サンフラワーフェス2023」を開く。コロナ禍により中止・縮小していたが、4年ぶりの本格開催となった。日本有数の日照時間の長さを誇る同市を会場に、4.3ヘクタールのヒマワリ畑の中を自由に散策できる。

 メイン会場(明野町浅尾)と農村公園会場(明野町上手)の2会場で開かれる。入場料は無料。車・二輪車1台につき1000円(排気量50cc以下のバイク、自転車は無料)、バス5000円をひまわり協力金として求めている。開催時間は午前8時~午後5時まで。

 また、「ほくとサンフェスフォトコンテスト2023」も同時開催。インスタグラムを通じて、会場で撮影した写真を募集する。

 期間は7月22日(土)~8月20日(金)まで。自分のインスタグラムアカウントを持っている人が対象。

 北杜市公式アカウント(@hokuto_yamanashi)をフォローし、サンフラワーフェス会場内で撮影した写真を用意する。応募する投稿には、撮影した写真に同市公式アカウントをタグ付け、「#ほくとサンフェスフォトコン」「#北杜市」の2つのハッシュタグを付ける。なお、期間中何度でも応募が可能。

 入賞景品には、同市産の新米10キロや有機野菜詰め合わせなどを用意している。

満天ノ 辻のや開業3周年プラン売り出す 総料理長の料理教室も開催 (H.I.S.ホテルHD)

2023年7月11日(火) 配信

すべてのプランの料金は大人2人利用時、大人1人1万9800円から

 H.I.S.ホテルホールディングス(澤田秀雄社長、東京都港区)が運営する石川県粟津温泉の「満天ノ 辻のや」は6月30日(金)、7月21日に開業3周年を迎えることから、記念特別プランを売り出した。また、総料理長によるファミリー向け料理教室を夏休みの期間限定で開催する。

 同社は会席夕食にのどぐろの塩焼きと、あわびの踊り焼き、お刺身3つから選べる高級食材を追加できるプランを用意。さらに、加賀百万石 あんころ餅や銘菓 加賀育ち、加賀温泉郷 温泉まんじゅう、銘菓 羽二重餅の土産の詰め合わせをプレゼントする商品も発売した。すべてのプランの価格は大人1泊を大人2人で利用した際、1人当たり1万9800円(税・サ込)から。 

 また7月23日(日)と8月13日(日)、8月27日(日)には、田中剛総調理長による料理教室を開催する。食を通じて親子の絆を深めてもらう。価格は大人1人と子供1人に付き3900円。

7月23日(日)と8月13日(日)、8月27日(日)に実施する

フォーティーズ、淡路市花火をクルーズ船で 神戸港夜景も楽しむツアー発売

2023年7月11日(火) 配信

フリードリンクプランは9200円
 フォーティーズ(岡武史社長、大阪府大阪市)は7月23日(日)、淡路市花火大会2023をレストランクルーズ船「ルミナス神戸2」から観賞するツアーを発売した。当日は大阪駅を出発後、車窓から明石海峡大橋の夕陽を眺める予定。さらに、帰路では神戸港の夜景を楽しむ。
 
 販売中の2つのプランのうち、アルコール含む大人1人9200円のフリードリンクプランは、14種類の飲み物が飲み放題となる。THE KOBE CRUISEバイキングのプランはソフトドリンクと約40品の料理を用意する。料金は大人1人1万5800円から。
 
 当日は午後4時45分に大阪駅を出発する。ルミナス神戸2には6時45分~9時40分まで乗船。花火は8時から30分打ち上げる。解散は11時ごろ、大阪駅を予定する。申し込みは同社のホームページから受け付けている。

たびらい10周年、感謝を込めて10周年キャンペーンを実施

2023年7月11日(火) 配信

「たびらい10周年特設ページ」を公開中

 パム(長嶺由成社長、沖縄県那覇市)はこのほど、運営する旅行情報サイト「たびらい」内に「たびらい10周年特設ページ」を公開した。たびらいではこの1年間、顧客に感謝を込めたさまざまなキャンペーンを展開していく。

 特典1として、沖縄限定の域内サイト「ちゅらマルシェ」協力のもと、全国にはなかなか出回らない沖縄県産の豪華賞品100万円分を抽選で200人にプレゼントする。第1弾は6月14日(水)~8月31日(木)まで、第2弾が9月1日(金)~10月31日(火)まで応募を受け付ける。

 プレゼント内容は、第1弾がもとぶ牛ロースステーキ2枚やアップルバナナ1kgなど、第2弾が石垣島ブランド米食べ比べ10㎏セットや命豚ふぁーむの命豚贅沢セットなど、それぞれ異なる商品を用意している。応募条件は、たびらい会員に登録している国内在住者。キャンペーンページの特典1の「エントリーする」から指定のフォームで応募できる。

 特典2では、たびらいレンタカー10周年記念プランを販売。期間限定のオトクなレンタカープランを用意し、定価半額のプランや人気の車種指定プランなどを販売している。予約期間は6月14日(水)~7月14日(金)、対象出発は7月1日(土)~8月31日(木)まで。

 特典3では、対象期間にたびらいアクティビティの会員限定プランを予約された人の中から抽選で20組に、5000円分のAmazonギフトカードをプレゼントする。対象予約期間は9月1日(金)~10月31日(火)。

 さらに、特典4の計画もあり、現在、準備を進めている。用意でき次第、特設ページで公開予定。

南阿蘇鉄道 7月15日全線開通 熊本地震から約7年3カ月ぶり

2023年7月11日(火) 配信

導入した新型車両

 熊本県高森町の南阿蘇鉄道(社長=草村大成・高森町長)は7月15日(土)、熊本地震による被災箇所の復旧工事を終え、全線で運転を再開する。地震が発生した2016年4月以来、約7年3カ月ぶりの全線開通となり、地域住民の利便性向上と観光客の増加に期待がかかる。

 同鉄道は阿蘇山の南側の立野駅(南阿蘇村)と高森駅(高森町)を結ぶ全長17・7㌔。被害が比較的軽かった中松駅(南阿蘇村)―高森駅の7・2㌔は地震から約3カ月半後に運転再開したが、橋やトンネルの損壊が激しかった立野駅―中松駅の10・6㌔の区間は不通が続いていた。

 立野渓谷に架かり、同鉄道を象徴する風景として親しまれた「第一白川橋梁」の架け替えなど大規模復旧工事を終え、鉄道の両端の立野駅と高森駅には新駅舎が完成した。昨年11月には多言語案内やバリアフリーに対応した新型車両を2両導入した。

 全線開通と同時に、JR豊肥本線の肥後大津駅(大津町)への乗り入れを始める。朝の時間帯に1日2便の運行となる。

 人気の観光トロッコ列車「ゆうすげ号」は7月16日(日)から11月30日(木)までの土・日・祝日に運行する。7月16日(日)から8月27日(日)の夏休み期間と、11月24日(金)も運行する。

 熊本県出身の漫画家・尾田栄一郎氏の人気漫画『ONE PIECE』と連携した「ONE PIECE熊本復興プロジェクト」の一環として、全線開通を記念したコラボ列車「サニー号トレイン」の運行も7月22日(土)から始める。同日からの木曜日から日曜日と祝日に1日3便運行する。普通列車として運行し、通常の各区間運賃で乗車できる。

【特集 No.638】公式HPからの直販化進む  tripla、宿泊業界のDX化を支援

2023年7月11日(火) 配信

 宿泊施設向けにITソリューションを展開するtripla(トリプラ、高橋和久CEO、鳥生格CTO)は、宿泊施設の公式ホームページからの直販拡大をはかる宿泊予約システム「tripla Book(トリプラブック)」、AIチャットボット「tripla Bot(トリプラボット)などを提供している。2023年6月には、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)の協定商社に認定された。同社の高橋CEOに、宿泊予約システムやこれからの見通しについて話を聞いた。

ホテルHPの予約率が上昇 リマインドの重要性を宿に

 ――コロナ禍の前後で取引先である宿泊施設の市場に変化は。

 コロナ禍前はトリプラボットを中心に展開していましたが、市場が変化していき、現在はコロナ禍直前の19年夏にリリースしたトリプラブックが主力となっています。

 トリプラボットは、サービスを導入することで宿泊施設の公式HPをはじめ、客室に設置されたQRコードからも利用できるもので、旅行者からの質問にAIが自動的に回答するのが特徴です。24時間いつでも質問を回答し、問い合わせ応対の負担を軽減します。しかし、コロナ禍を迎えてしばらくは、宿泊客が減り問い合わせをする人も少なくなり、回答するAIもいらないような状態に変化していきました。

 ただ、コロナ禍で宿泊客がいない状況を経たことで、集客面や顧客づくりを考えられるように意識が変革した宿泊施設が劇的に増えているとも感じました。アフターコロナを見据えて、新たな取り組みへのチャレンジや顧客データの見つめ直し、コスト削減を検討するなどの機会となり、市場も新たな段階へ変化していきました。

 ――そこで、トリプラブックのサービスに注目が集まったわけですね。

 トリプラブックは、公式HPからの直販拡大をはかる宿泊予約システムで、決済コストを圧縮し利益の最大化にも貢献します。現在2千施設以上に使っていただき、実際に既存のサービスから乗り換えて、コスト削減になったという声を多くもらっています。

 また、自社で顧客データを管理・分析できるようになるため、自ずと次の打つ手を考えられるようになり、課題を解決できるようになったとの声もいただいています。

 実は、以前まで主流となっていた日本の予約システムでは、オンライン旅行会社(OTA)と比べて予約のしやすさに乖離があるうえ、海外からは利用できない問題点がありました。そこで日本人にとって、OTAのホテル予約システムが一番慣れているものと想定してトリプラブックを構築しました。これにより、ホテルの公式HPからの予約の仕方が格段とわかりやすくなり、予約率も上昇する結果につながるようになりました。

 ――手数料はOTAと比べていかがですか。

 ……

【全文は、本紙1906号または7月18日(火)以降日経テレコン21でお読みいただけます。】

練馬区の都市型農業を体験 国際興業がミニバスツアーを販売

2023年7月11日(火) 配信

ツアーイメージ

 バス事業などを展開する国際興業(南正人社長、東京都中央区)はこのほど、7月29日(土)と8月5日(土)に東京都練馬区で実施する日帰りミニバスツアー「おさんぽマルシェミニツアー」を売り出した。同企画は、区内や周辺区内から出発する半日の気軽なツアーで、都市型農業の魅力を体験できる商品として、今年度からシリーズ化している。

 今回のツアーは練馬区で育ったブルーベリーの収穫体験や試食、練馬区産の新鮮野菜が並ぶミニマルシェの実施を盛り込む。代金は大人2500円、子供1500円で500円分のマルシェ用買物券が付く。

 同社は昨年から、「地域密着」「マイクロツーリズム」をテーマにバス営業所内で地元野菜の販売やスポットでミニツアーを実施してきた。今年度からは、11月19日(日)開催の「全国都市農業フェスティバル」に向けて、機運醸成をはかるため、練馬区とともに区産野菜や果物のおいしさや魅力を発信するミニツアーを企画している。

 今後、おさんぽマルシェミニツアーは、月に1~2回の頻度で実施する予定だ。